艦娘達の姉妹探し~睦月型編~   作:秋月雪風

2 / 2
第2話

塚原私立海丘高等学校

 

ここは塚原市で一番大きい学校で、たくさんの人が通っている。

 

全校生徒は約3500人で、学科というのもたくさんあってとっても大きな学校。

 

私が通う工業科や、お姉ちゃんが通う普通科の他にも、特進科と就職科という所もあった。

 

私達は校門に着くとそれぞれの校舎に向かった。

 

2-2-3教室前

 

この学校では普通科が1学科、工業科が2学科、特進科が3学科、就職科が4学科と分かれてる。

 

そのためこのクラスの呼び方は2年第2学科3組っていう。

 

私は職員室で説明を受けた後にここに連れてこられた。

 

担任「それじゃあ、えっと・・・文月さん、ですよね?」

 

文月「はい。村山文月です」

 

担任「それじゃあ少しここで待っていてください」

 

担任の先生が中に入っていった。

 

文月「(もし、バレたらそこで私は終わる。絶対にバレないようにしないと・・・)」

 

私はバレないかという不安で不安になった。

 

しばらくして、先生の話声が聞こえた。

 

担任「えー今日はこのクラスに転入生がきます。それじゃあ村山さん、入ってきてください」

 

名前を呼ばれて中に入っていった。

 

教室に入ると所々で話声が聞こえた。

 

生徒1「女子だ」

 

生徒2「可愛いな」

 

文月「えっと、村山文月です。よろしくお願いします」

 

ペコリとお辞儀すると拍手がなった。

 

担任「村山さんの席は、右から二列目の一番後ろだよ」

 

文月「はい」

 

私は先生に言われた席に向かった。

 

席に着くと隣の子を見た。

 

その子は小さくお辞儀した。

 

私も小さくお辞儀した。

 

前では先生が話をしていた。

 

そして、放課になると何人かがやってきた。

 

生徒1「ねえ、どこからきたの?」

 

文月「えっと、松根から来ました」

 

生徒2「今どこに住んでるの?」

 

文月「今は・・・」

 

生徒3「あ、先生来た!」

 

生徒2「じゃあ後で!」

 

さっきまで来ていた子達は自分達の席に戻っていった。

 

私は隣の子に話しかけた。

 

文月「ねえ、何て言うの?」

 

拓真「中山拓真だ。よろしく」

 

文月「よろしく~。君って静かだね」

 

拓真「あんま人には関わらないからな」

 

文月「あ、ごめん。迷惑だった?」

 

拓真「大丈夫。それで文月だっけ?変わった名前だな」

 

文月「そ、そうかな?」

 

拓真「うん。なんだろうな。なんか変だな~って。まあ、名前の由来は人それぞれだからな」

 

文月「そうだよね。あ、チャイムなった。じゃあ続きはまた後で」

 

拓真「あ、ああ・・・」

 

しかし、その後は移動だったり、放課中は他の子達に囲まれたりして話せなかった。

 

そして、昼休みになってようやく落ち着いた。

 

文月「よいしょっと、ねえ、拓真くん。いっしょに食べよ?」

 

拓真「別にいいが・・・あんましゃべらんぞ」

 

文月「別にいいよ。じゃあ、私からいくつか質問してもいい?」

 

拓真「構わんぞ」

 

文月「じゃあ、拓真くんって頭いい?」

 

拓真「いきなりすごいこと聞いてきたな。別に良くはないが悪くはないぞ。つまり普通」

 

拓真の知り合い「なわけないだろ。くそ良いじゃねえか」

 

廊下の窓から男性が顔を覗かせていた。

 

拓真「なんだいたのか」

 

文月「えっと、誰なの?」

 

拓真の知り合い「お、君が新しく入った子か。どう?放課後に一緒に」

 

拓真「はいはい、これやるからナンパ野郎は帰った帰った」

 

拓真はお菓子を知り合いに渡した。

 

知り合いはぶつぶつ文句を言いながら帰っていった。

 

拓真「あんな奴だがいい奴だ。気にしないでくれ」

 

文月「う、うん・・・」

 

私は拓真の言うとおり気にしないでどんどん質問していった。

 

文月「・・・へ~、そうなんだ」

 

拓真「じゃあこんどはこっちから質問していいか?」

 

文月「うん。いいよ」

 

拓真「じゃあ、この世のなかをどう思う?」

 

私は「あいつらに復讐がしたい!」っと言おうとしたがそれだとバレてしまうので我慢した。

 

文月「へ、平和になったんじゃないかな?」

 

私は平然と嘘を言っている自分に腹がたった。

 

拓真「・・・なるほどね。今のであんたの事がよく分かったよ」

 

文月「え?どういうこと?」

 

拓真「放課後は部活見学をするんだろ?その時に分かる。っとチャイムがなったな。じゃ、そう言うわけで」

 

拓真は急いで弁当箱を片付けて前を向いた。

 

私も準備してからもう一度聞こうと思ったけど結局聞けなかった。

 

放課後

 

校門前

 

私は鞄と先生からもらった入部用紙を持ってお姉ちゃんを待った。

 

しばらくしてお姉ちゃんが走ってきた。

 

皐月「ごめんごめん、待った?」

 

文月「ううん、大丈夫。それじゃあ行こっか」

 

私達は校内を周り始めた。

 

部活はたくさんあって野球部やバスケ部、吹奏楽部の他にも研究部やオタク部といった珍しい部活もあった。

 

私達はそれぞれの部活を見て周った。

 

そうしているうちに最後の部室の前に着いた。

 

文月「(ここまでで拓真の姿は見えなかった・・・じゃあ、ここにいるのかな?)」

 

皐月「どうしたの?」

 

文月「・・・お姉ちゃん、実はね・・・」

 

私は拓真との会話をお姉ちゃんに話した。

 

皐月「う~ん、どういうことだろう?まあ、行ってみればいいんじゃない?」

 

文月「・・・そうだね」

 

私は不安がありながらも、部室の扉を開けた。

 

文月「し、失礼しま~す」

 

中は静かで端で拓真が作業していた。

 

拓真「お、来たか」

 

拓真は作業の手を止めてこっちに向かってきた。

 

拓真「ようこそ、工業制作部へ。えっと、文月の隣にいるのは・・・」

 

皐月「僕は文月の姉で、同じ2年の村山皐月です。よろしく」

 

拓真「こちらこそよろしく」

 

文月「それで拓真くん、あの言葉ってどういうこと?」

 

拓真「それは・・・」

 

???「それは私が言います・・・」

 

拓真の扉が開き、中から見たことのある黒髪の少女が出てきた。

 

皐月「えっ・・・嘘・・・」

 

文月「生きてたの・・・三日月・・・」

 

三日月「久しぶり、お姉ちゃん」

 

私は久々に会った妹におもいっきり抱きついた。

 

文月「三日月・・・本当に三日月だよね?」

 

三日月「うん・・・そうだよ」

 

文月「よかった、よかったぁ!生きていて・・・」

 

嬉しさのあまり目からは涙が出ていた。

 

後ろではお姉ちゃんが涙を拭きながらこちらを見ていた。

 

しばらくして、落ち着いた私は近くの椅子に座った。

 

文月「あの、あなたは何者ですか?」

 

拓真「・・・これは覚えてますか?」

 

拓真が一枚の写真を出した。

 

写真には私達睦月型全員と、提督と、見覚えのある顔をした小さい男の子が写っていた。

 

皐月「え?じゃあ、君って・・・」

 

拓真「そうです。俺はあなた達が所属していた鎮守府の提督の息子、中山拓真です」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。