『Circle』
「そう言えばあこちゃん、この前…何か真剣に本を読んでた事、あったよね…?何を、読んでたの?」
「へぇ、あこがそんなに夢中に読書かぁ…」
「あ、あこだって本は読むよ!?失礼だよリサ姉!」
「アハハ、ごめんごめんw」
「それで、あこは何を読んでるの?見たところ、音楽とかの関係…なのかしら?」
「コレですか?コレは『音楽の精霊』って言う神話の本ですよ!古より伝わりし、神秘の音が我の…えっと…』
「興味が覚醒する、かな?…」
「そうソレ!流石りんりん!」
「確かアレは、架空のおとぎ話と伝えられている神話の話ですよね?」
「はい!この間、図書室にあったので借りたんです!音の中に精霊って凄くないですか?」
「だけど、アレは作り話よ?本当に精霊なんて実在する訳ないじゃない……」
「だとしても、何か興味あるよアタシ?あこ、アタシにも読ませてよ」
「うん、良いよ!」
Roseliaメンバーはあこが図書室で見つけた『音楽の精霊』と言う神話の本の話をしていた。
リサや燐子達も興味を持ったらしく、その本を一緒に見る事にした。
「へぇ、種族や属性ってまるでゲーム見たいだねぇ…ん?」
「リサ?どうしたの?」
「え?あぁ、昔の知り合いに似た様な人を見た気がしてね…」
「知り合いですか?」
「うん、アタシと友希那の幼馴染なんだ…」
「もしかしてリサ姉の彼氏とか?」
「う…うん……将来結婚を約束してるんだ…///」
「私の居ない間に羨ましい事をしてるんだから本当に…」
「湊さん…?(汗)」
「けけけけ…結婚!?リサ姉の婚約者って事!?」
「と言っても、アタシと彼だけの約束だけどねぇ…」
「どんな方ですか?」
「え?知りたいの?」
「知りたいよぉ!」
「しょうがないなぁ…じゃあ聞かせてあげようかなぁ?アタシと彼の『結婚約束』を。」
そんな時だった…
「わ!?」
「え?何!?」
「あこちゃんの持ってる、本が……」
「光ってる!?」
「コレは一体……」
あこが持っていた本が光った。その中から何かが出て来た…。
『ハッ、ようやく“封印”が解けたぜ!』
出て来たのブヨブヨした生き物で、モノアイが特徴だった。
「お、お化け!?やだ、怖いよ!!」
『お化けって言うな!!俺は『スライム』の“ゾル”だ!これでもサウピットだ!」
「サウピット…まさか、音楽の精霊だと言うの?」
『そうさ、大昔にお前ら人間に封印されてて、さっきの『結婚約束』が解除の言葉だったらしいんだよなぁ!さて、復活したんだ、お前らから俺様の餌にしてやるぜ!』
『♪~♪♪』
「!?…皆さん避けて!!」
「ひゃあ!?」
「リ、リサ姉!?」
スライムの攻撃にリサへ直撃しようとしたその時……
「大丈夫?」
「え?」
リサをお姫様抱っこした男が居たからだ。
「もしかして……竜…騎?」
「え?竜騎?」
「久しぶり…それにしても野良のサウピットが此処にもなぁ…」
「サウピットってあのお化けの事?」
『お化け言うな!!』
「サウピットにはサウピットで戦うしか無いからな。」
「ギターを出して…どうするの?」
「な、何をしてるんですかあの人は…?」
「え…演奏…してます…」
「再生(プレイバック)!!」
[再生確認……No.001『バハムート』]
奏でたギターから♪のマークが現れ、その♪は闇を放ち黒い小さなドラゴンが居た。
『古の契約に従い、『バハムート』の“ゼノン”、此処に参上!』
「な、何!?ドラゴン!?」
「こ、こんな事って……」
「まさか、アレも音楽の精霊…なの?」
「カッコイイ!!」
『お、お前は…『バハムート』の“ゼノン”じゃねぇか!何でお前が此処に!?それに誇り高き魔竜であるお前が人間に…』
「誰かと思えば、『スライム』の“ゾル”じゃねぇか。俺はコイツをパートナーに選んでるだけだ。さて、竜騎、行くぞ!』
NEXT MUSIC
此処までのご観覧、ありがとうございました!次回も気長にお待ち下さると嬉しいです!
サウピット紹介コーナー
No.001:バハムート
種族:魔竜
属性:闇
クラス:ポーン
技・スキル:ドラゴンロアー、シェイド
唯一、魔力の高い特殊な竜、魔竜の種族を持つサウピット。
プライドが高く、馴れ合う事を好まないが、自分が信じた相手には心を開く。
スピードが速く、闇属性と竜属性の技や魔法で敵を攻撃する。