バイオハザード ~アマゾンズ&アイアンブラッド~歪で生きた兵器の子達   作:ヴェノム

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第一話です


日記型式って結構むずいですね


自身が混ぜてみたかったクロス小説です


其れでは楽しみください


『アマゾンズ計画』並び『鉄血計画』交換日記

 

チナツ・ミズサワとサラ・クリエイティアの交換日記

 

 

 

【1994年/7/28】

 

 

 

私はチナツ・ミズサワ

 

 

今日は計画の始まりと記念の日として友人と交換日記を始めることにした。こうして振り返るとあっという間の数ヶ月だった

 

 

ちなみに私は世間では羨望のまなざしを受けているけど、実態は汚職の罪が可愛く見えるほどどす黒い闇を抱え人体実験などが日常茶飯事に行われるアンブレラ社の研究員。

 

 

数ヶ月前故郷では人を使った実験を行おうとしたため異端扱いされ、警察にも追われる身となり路頭に迷っていた所を救い出したのが神様の手ではなく悪魔の手だったなんて思ってもいなかったけど、ここで行われている研究は私にとって暁光だった

 

 

私は小さいころから動物が好きで彼等の生きるために強く進化した軌跡とその力と姿に憧れいつしか自分でより強くより賢く人間を超える進化し続ける新しい種を生み出したいと願い始め研究者となった。その願いのためならどんな物を差し出す思いが届いたのか、その研究がここに来て時が経ちついに昨日・・・その第一歩を踏み出すことに成功した!

 

 

アンブレラ社が生み出したT-ウィルスとは全く別の存在にして細胞・・・凄まじい再生能力と害となる者を喰らって免疫を獲得し、成長するに従って様々な進化をする完璧な生物を生み出す可能性を秘めたまさに私が求めていた新たな命の一部!

 

 

私はコレを『アマゾン細胞』と呼ぶことにし、本日からようやく許可が下り『アマゾン計画』が始まった。これからどんな生命が誕生するかと考えるだけで楽しみが尽きなかった

 

 

 

今日はこれぐらいにしてサラに渡してこようかしら?

 

 

 

 

【1994/7/30】

 

 

私はサラ・クリエイティア

 

 

チナツの日記を読めば察する事が出来ると思うが彼女が言う友人にしてアンブレラの研究員だ

 

 

彼女と同様に私も腰を下ろしていた研究所で倫理からあまりにも逸脱しているとされ、追い出された上に警察に売られようとしていたところをかなり前からスカウトを申し込まれたアンブレラがその権力と金に物を言わせて全てを闇に葬って流れるようにここに来た。

 

 

まあ、私にとっては好奇心と探究心を満たすことが出来るなら何所であもうと構わなかった。昔から私は自分が興味を持った物、知って突き止めたいと思った物以外に感情を向けることが出来なかった。私は生まれたときから何かが壊れていたのだろう・・・だがそんなことは今更どうでも良い、これからする計画に不要なことだ

 

 

アンブレラに入社した直後私はTーウィルスと出会い、今までに無いほど好奇心と探究心を刺激させられた。これほどの物をどう使いどのように利用すればどのような結果を知り、どのような物が生み出せるのか?そう考えながらチナツの進める計画に興味がわき手伝う最中、ふと思い浮かんだ・・最強の身体能力を持った兵士に近代装備を組み合わせるとどうなるのだろうと!

 

 

 

そこからの私の行動は早かった、Tーウィルスによって強化された怪物に人の産物である近代兵器を組み合わせ新たな存在を生み出す計画・・・『鉄血計画』を本部にまとめ提出すると思いの外興味を引いたのか許可が下りチナツの計画と共に始動した

 

 

これから生み出されるであろう結果と産物に私は興奮を抑えられそうになかった

 

 

 

今日の分はこれでいいだろう。チナツに渡してくるか

 

 

 

 

 

 

【1996/4/19】

 

 

チナツ・ミズサワ

 

 

 

アマゾン細胞が誕生して1年以上が経過し、予想以上の特徴を発見することが出来た

 

 

 

100個ある試験管の中で培養し成長させたアマゾン細胞は普通の生物に比べて成長スピードは速くたった二ヶ月でミジンコ程度の大きさだった大型犬ほど大きさの生命体へと変貌していた。しかも其れは虫・魚・獣など個別によって異なる特徴を持っている他に腕が欠損するほどのダメージを負っても直ぐさま細胞が増殖・修復し新たに前よりも強靭な腕を構成する再生能力を持っていた・・・この生命体を『アマゾン』と呼ぶことに決めた

 

 

 

 

けれどそこから困難な道のりが続く

 

 

 

その後も観察を続けると個体によっては知性が著しく欠如している物がいれば、自我がないように全く動こうとしない物が現われ、再生能力の速度に差異が存在し、進化する個体もいればしない個体なども現れ始めた。そして麻酔で眠らせた後点滴による栄養投与をしているのにもかかわらずまるで餓えを見たそうと何かを求めて暴れ出し仕方なく殺処分する個体が増え始めた

 

 

 

 

殺処分の際、アマゾン細胞は電撃による攻撃に一番弱く細胞や神経回路をずたずたにすることで再生速度を著しく下げることが可能と言うこと、そして後に分かったことだけど彼等はタンパク質が好物らしく進化する場合や再生能力をすればするほど細胞がタンパク質を求めるので今理性や知性が無い個体しかいないアマゾン達には耐えがたい衝動であるので必ず暴走するという副次的な成果も出せたが最近上手く研究が進展することがなくイライラがたまりだしている

 

 

 

 

私が願うのはより強く賢く人間も超える進化する新たな種・・・今のアマゾンは知性があるどころか自我があるかも怪しく、ただ餌を求めるためしかその牙と爪を使おうとしない理性無き獣・・・私が願う種とはほど遠い。今後生まれる改良種のこともあるからこの理性無きアマゾン細胞から生まれた種を『第一のアマゾン』と故障することにした

 

 

 

課題としては飢餓からの衝動も抑え、高い知性と理性をアマゾン達に持たせるという問題だけど・・今研究されている重火器を装備可能なタイラント『ネメシスT型』のように寄生生物であるパラサイトも使う手も考えたけど、アマゾン細胞が自分を操ろうとする異物と共生しようとするわけがない。あっという間に細胞から少しずつ食い尽くすだろう

 

 

 

 

今度はあの手で行こうかしら?

 

 

そういえばサラの『鉄血計画』はどうなってるのかしら、あの子は結果を求めるなら最上の結果を知ろうとするから酷いときは三日も徹夜するときがあるから心配だわ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【1996/5/29】

 

 

 

サラ・クリエイティア

 

 

 

この1年以上の月日の中で困難が障害も発生しながらも『鉄血計画』は順調に進んでいった

 

 

最大の難関はT=ウィルスによる知性と思考の欠如だ。T-ウィルスによる恩恵は凄まじい身体能力と耐久性を与える事だがデメリットとして知能を奪い食欲だけの化け物にしてしまうのだ

 

 

それでは兵器としての価値は正直無に等しいだろう。いくら戦闘力が高くても命令を聞き、思考し実行するほどの知能が無ければそこらの野良犬にも劣る存在だ、兵器とは命令に忠実だからこそ兵器なのだ

 

 

 

どうすれば良いかを考えながら今までのT-ウィルスによる実験と作品のレポートを見返しているとある文書に目がとまった。それは完全適合者という項目だ、完全適合者は一千万人に一人という確率で生まれるTーウィルスに対して完全に亭号する人間のことを言い、知能の低下や自我を損失すること無く肉体の増強が可能であるうえ、自身の意志で肉体のリミッターを外し、タイラントなどに見られる劇的な形状変化も可能というまさに私が求めた素体だった

 

 

 

その後さっそく本部に掛け合い『セルゲイ・ウラジミール』と『リサ・トレヴァー』という人物達の体細胞を送るように伝達し、数日後待ちに待った細胞が届きすぐさまセルゲイの細胞核とリサの細胞核を用いて未受精卵に移植して生まれながら人間と同等の知能を持つと同時に圧倒的身体能力を持つ素体を生み出すことが出来た

 

 

 

 

しかしそう上手くは研究は進まなかった。試しにセルゲイの細胞核を未受精卵に植え付け生み出した素体は知能は卓越していたが身体能力はどうもオリジナルやタイラントシリーズにおとっており、その戦闘力は一般の人間の兵士に毛が生えた程度の戦力止まりで終わった

 

 

 

 

リサの細胞核の場合はタイラントシリーズを超えるパワーを持ち高い生命力を持つため戦闘力は申し分は無かったが、知能はネズミ以下でまったく命令を聞かないどころか指示すらも受け付けずまさに本能に従って辺り一面を破壊しながら暴れ回るという結果で終わった。どれも優れた部分もあるが劣っている部分もあるというなんとも後味悪い結果で終わってしまった。もしこの優れた部分を掛け合わせることが出来たなら私が求める肉体を持つ兵士が誕生するだろう

 

 

 

 

 

ここに来て行き詰まってしまい私が求める素体には届かない、私はかなりの賭に出ることにしてそこで細胞などには私よりも詳しいチナツの手も借りることにした

 

 

 

 

 

 

 

【1997/1/18】

 

 

チナツ・ミズサワ

 

 

 

私はこれほど興奮し、喜びに震える日は生まれた日から感じることがなかった。その後アンブレラがボランティアや高額時給の職に介護など様々な甘言で集めた人間もとい実験体を使って、『第一のアマゾン』のように一から細胞を培養して生み出す手法ではなく成体になった人間にアマゾン細胞を移植することで知能をそのままにして人間を私が求める種へと変化させる手法に乗り換えた

 

 

 

 

実験は半ば成功し被験体15名のうち10名はアマゾン細胞に脳まで支配されて『第一のアマゾン』達とは身体能力も戦闘能力も一線を越える存在だが理性無き獣止まりになってしまったが残り5名はアマゾン細胞に適応し高い能力を持ち知性を持ち合わせているどころか人間時の姿とアマゾンとしての姿に変われるという結果を出してくれた

 

 

 

 

その後は彼等に首輪型の爆弾を取り付け、彼等にアンブレラの製品であるB.O.Wを差し向けて様々な結果を得ることが出来たが、所詮は元人間で民間人だったためかハンターやタイラントとの戦闘になってからは苦戦処か半殺しになることが多くなり、アマゾン細胞も元は人間の体だったためかあまり劇的な進化もみることが出来なかった。しかしアマゾン態へと変身する前にタンパク質を取る事で長い時間アマゾン態を維持することができる他身体能力を常に維持できることが分かった。でなければ姿を短い時間しか維持できない上に身体能力も時間が経つにつれ落ちていくこと、そして彼等にもタンパク質・・・というより人肉を求めるから食人衝動と呼ぶけどその衝動を理性で抑え込めることが判明した

 

 

 

彼等には多くの結果や反省点など貴重な事をたくさん教えてくれたが、もう興味は持てなくなってしまった以上処分することにした。このまま生きて社会に放てばアンブレラの裏の顔を暴露するだろう、そうすれば私の夢もそこで終わってしまう・・・恨むならアンブレラの闇を見抜けずのこのこ悪の吹きだまりに来た自分を恨んで欲しい。私は純粋に夢を叶えようとしているだけなんだから、夢を必死に叶えようとするのが間違いのはずはないしね

 

 

 

その後彼等を焼却処分した後、人間に細胞を埋め込みアマゾンへとなった彼等を『第二のアマゾン』とカテゴライズした後、彼等のもたらしてくれた成果を元にまさしく原点へといたる手法に乗り出すことにした

 

 

 

 

 

その後数週間後ついに私の求めた存在にして種の創造に成功した!まだ培養前のアマゾン細胞に人間の遺伝子を組み込むことで、生まれながらにして人間と同様の知能と知性を持ち合わせているだけでなく、あらかじめ人間の遺伝子を組み込むことで『第二のアマゾン』のように人間としての姿とアマゾンとしての姿を持ち合わせると同時に肉体の割合はアマゾンとしての部分が大半のため肉体に縛られない進化が可能となった。その証拠に体のアマゾン細胞が生まれたばかりの胎児の姿は危ういと判断したのか普通ならばあまりの成長速度に肉体がついて行けず死ぬはずだが、あの子らはなんら問題も無く3週間で生後一週間の姿から齢10歳の姿にまで成長してみせた。戦闘力時にも相手に合わせて脚力や腕力が変化、今までのアマゾン達とは比べ物にならないほどの耐久力に身体能力、致命傷レベルのダメージを受けても少しでもタンパク質を摂取するだけ数時間で全快する回復能力と腕がちぎれても数秒で再生する再生能力もを持っていた・・・まさに私が求めた最強にして最高の種の誕生にして夢を果たすことが出来た!

 

 

 

 

その後あの子らを観察すると今までのアマゾン達と違って食人衝動は全く見られなかったけど代わりとでも言うように時折猛烈な闘争本能が顔を出すらしい。けれど今はみられないけどいつかは人肉への衝動がでて暴走することも考えて細胞の覚醒を抑制する薬剤も作ることにした。それにしてもあの子らの中で一際力強く一目置ける子が二人・・・赤いピラニアのアマゾンの『アルファ』に緑色の蜥蜴のアマゾンの『オメガ』。

 

 

 

 

『第三のアマゾン』達もそうだけど特にあの二人にはさらなる可能性を感じられずにはいられなかった。だけどすでに成熟しきれていない彼らに下手に手を加えればどんな副作用が起こるか分からない、ならば外側からアマゾン細胞に働きかける装置が一番だけど、それに薬剤を定期的に投与してくれる装置もあればメンテナンスも楽で良いんだけど・・・サラに頼んでみようかな?

 

 

 

それにしても自分がここまで『第三のアマゾン』達がとても可愛く愛しく思えるとは思わなかった。やっぱりサラが使った完全適合者の遺伝子は『T-ウィルス』が含まれているため、アマゾン細胞は『Tーウィルス』をも喰らってしまうのが前の実験で分かっているのでもし下手に細胞が変異し活性化したらと不安があったため自分の遺伝子を使ったためか無意識にあの子達を本当に私の子供だと思ってるのかな?

 

 

 

そういえばこの前二つの細胞を見せに来てどうすれば均一に混ざり合わせることが出来るかって相談に来たけどどうするんだろう?

 

 

 

 

 

 

【1997/3/20】

 

 

 

サラ・クリエイティア

 

 

チナツの手助けの元、セルゲイとリサの体細胞を掛け合わせることに成功した。今まではリサの細胞核が強すぎるあまりセルゲイの細胞核を跡形もなく食べ尽くしてしまうのが難点であり壁だったが、チナツの「強すぎる細胞ならそれに同等な細胞か弱らすことで同等にするのが良いよ」とアドバイスを受けて、あらかじめ抗ウィルス剤でリサの細胞を弱らしている間にセルゲイの細胞核ををTーウィルスで強化しておくことで、元の状態のリサの細胞とセルゲイの細胞は均衡を為してなんて生かさせると同時に合成することに成功した。

 

 

 

 

私だけでは到達できなかったが、頼もしき友人のおかげでここまでたどり着くことが出来た。持つべき者は頼れる友とはよく言った物だ。しかし今思い出してもこんな私に友人が出来るとは驚きだった。最初は自身と同様な頭脳を持っている優秀な研究員だとしか思わなかったが、合っていく内に彼女は自分と同じくどこか壊れた人間であるとわかり、いつのまにか親近感という感覚が表れていた。その後も自分と同様に自分が知りたいという探究心と願いに向けてただ走る姿と重なってしまったのもありいつの間に彼女との会話の中で研究でしか感情を出せなかった私が彼女との間でも感情を出せるようになっていた

 

 

 

 

 

話がそれてしまったが細胞同士の合成に成功したその後、未受精卵に組み込ませ受精卵にすることに成功したがその後受精卵を適した環境で育てなくてはならない。試験管などもってのほかだ、そこで健康な子供を産むための器官・・・子宮が必要になるわけだが、あいにく時間を掛ければせっかくの受精卵が使えなくなってしまうため手配する時間も惜しい。そこで私は・・・・

 

 

 

 

 

 

数日後私のおなかは大きくふくれていた。あの後受精卵を自身の子宮に移す事で私は妊娠し妊婦と成り、半ば代理母のようなことをすることにした。まさか11つ子も孕むことになるとは思いもしなかったがこうして子を生むという体験はどのような物かと好奇心を抱いていた上にどのような存在が生まれるのかという探究心もあったので悪くはなかった。途中チナツが顔を見に来てふくれた私の腹をみてとても驚くと同時に祝ってくれた。その時彼女の後ろには何台かの連結したベビーカーがありその中には11人の赤ん坊が寝息を立てながら寝ていた。訪ねてみるとあの子らが『アマゾンズ計画』の最高傑作にして自身の子供らしい・・・こうして歪んだ形だが二人して母親になるとは完全に予想外だった

 

 

 

 

 

数週間後・・・凄まじい陣痛が突然と始まり、味わったことのない激痛を一日近く味わうと子の多さから帝王切開することになったが無事素体で有り・・私の子供を産み落とすことが出来た。11つ子が全て女の子で在る事もかなりの驚愕物だったがこうしてこれが母親になると言うことが知れたことに少しばかり探究心が満たされると同時にこの子らをその手に抱いてみると今までチナツにも思わなかった感情・・・愛情をこの子らに感じるようになった

 

 

 

 

 

 

また3週間後、生まれた赤子達はあっという間に齢10歳ほどの大きさに成長した。その後私の言う指示ならどんなことでも聞き入れ、流れるようにアンブレラのいつものテである甘言によってそそのかされた一般人や傭兵達相手に戦闘実験をさせるとまさに私が求めた傑作がそこにはあった!身体能力は個体差によるがタイラントと同等かそれ以上の身体能力と耐久性、そして凄まじい思考速度と知能を持ち合わせていた。しかしパワーとスピードに知能の両立に成功し、活きた人間を殺した罪悪感や嫌悪感なども感じさせず、それどころか戦いその物を楽しんでいるように思えた。後に分かったことだがあの子らには闘争本能が存在するらしく戦闘時に無意識に其れが現われるためいつの間にか楽しんでいるのだろう。兵器としては積極的に敵を倒せるのでプラスな要素だろう。途中でガラス越しに何人かが此方に向かって助けを求めたが知ったことではない、むしろこうして私が文字通り産みだした新人類と言っても過言ではないあの子らの探求、私の好奇心と探究心を満たす要因となったのだから感謝して欲しい

 

 

 

 

 

 

戦闘実験終了後分かったことだがリサの細胞を弱体化させた影響か回復力はほぼ普通の人間と同じ物だった。あの子達がどれだけ素晴らしく優れているとしても体の欠損が出来れば、その力は格段に墜ちてしまう。どうすれば良いかと思考していると風の便りである情報を手に入れた

 

 

 

 

 

ウィリアム・バーキン博士という私とチナツよりも間違いなく優秀であるだろう博士がいる。噂ではかなり嫉妬深く上昇志向の強いらしいが・・・・ともかくその博士が今何よりも優先して作り出そうとしている『Gーウィルス』の開発並びに研究を行っているのだが、先日その製造過程で生まれた『Gーウィルス』の失敗作を近々処分するらしい。なんでも遺伝子に変化を起こして宿主に異常な変異・進化をもたらすという効果をもつらしいが其れはあくまで完成した物で有り、失敗作は遺伝子をある程度変化させ人体に対して高い些細性能力を持つという・・・実験では四肢を切断したマウスに投与したところたちまち四肢が新しい物に生え替わった結果があるらしい。このまま捨てられるならば・・・

 

 

 

 

 

 

その後、博士に接触し難なく失敗作を入手することが出来た。もう少し次回を要すると思ったが、思ったよりも『Gーウィルス』の完成が近い上に博士はそれに愛情にちかい物を注いでいるらしい。彼にとってはもう興味も関心が無い失敗作としても曲がりなりにも『G』なので処理に時間を割くくらいなら他人に丸投げした方が良いと判断したのだろうか?ともかくこうして名付けるなら『劣化版G』を手に入れたので彼女たちの肉体が成熟してから投与することにしよう

 

 

 

 

そういえばチナツがアマゾン達のための装置を作るように頼んできたな、彼女たちの誕生の手助けに報いる良い機会だ

 

 

 

 

 

 

【1998/8/29】

 

 

 

チナツ・ミズサワ

 

 

 

 

長いようで短いような数ヶ月の時間が過ぎ、アマゾン達はあっという間に外見年齢が20歳に見えるほど成長した。まだ実年齢は1歳なのに・・・

 

 

 

 

それはそうと数ヶ月の間にサラに頼んだ装置が完成して届けられた。種類に分けると二つ、一つはアルファとオメガ用に作られたベルト型の装置『アマゾンズドライバー』、もう一つは食人衝動を抑制する薬剤を定期的に投与する『アマゾンズレジスター』だ。サラの知識や技術も凄いがアンブレラの技術力の水準も今出回ってる技術よりも圧倒的に高い。改めてアンブレラが恐ろしく思えた

 

 

 

 

 

 

そして早速装置の効果をみるべく試したがその効力は素晴らしいのひと事に尽きた、ドライバーを装着したアルファとオメガがグリップをひねり装置が体内のアマゾン細胞を刺激するとたちまち二人の体が燃え出すと同時に辺り一面に強烈な熱波をまき散らし、それらが収まるとアマゾン細胞が変質し姿が変わった二人が立っていた

 

 

 

 

アルファは腕や足に黒い魚の背鰭をもしたカッターがあり、体中に緑色の傷跡を思わせる模様が歴戦の獣を思わせた。オメガも腕や足にアルファと同様にカッターがあるが形状が異なり、姿もどちらかというと近代装備な感じだが生物的なデザインがある。その後二人に試しにタイラントと互いにハンターや数々のB.O.Wを差し向けたが、ベルトをする前の彼等がかすんで見えるほど圧倒的強さを見せつけ殲滅してしまった。私はいつの間にか自身の子供がここまで強くなっていたことに感動を覚えられずにいられなかった。

 

 

 

 

 

 

その後他のアマゾン達にも二人同様にレジスターを付けて貰った。これで食人衝動に悩まされることはなくなった。他の子達も試しに二人と同様な戦闘をして貰ったけど、互いに連携し合って個々の力も二人と比べると劣るがその能力は非常に高い物になっていた。産みだした本人としてあの子達の成長に嬉しくならないはずがなかった

 

 

 

 

 

 

 

数日後私は『アマゾン計画』の成功をアンブレラに伝えようとしたが、私の心が其れを真っ向から否定した。私もどうにもそうする気にもなれなかった・・・昔の私なら夢を叶えたことを夢にすっきりとした気持ちで報告したと思う、けれどあの子達が私を「母さん」と呼び母親にしてもらってから私は変わった

 

 

 

 

あの子達を本当の子だと思ってる。私は客観的にみれば外道だろう・・・けれど心だけはあの子達が人間に戻してくれた。愛するという事の大切さを教えてくれた、家族と過ごす暖かい時間をくれた、人としての幸せを感じさせてくれた。アンブレラは悪と強欲が渦巻く巣窟、上層部はその限りじゃない・・・そんな彼等に計画の終了と共にあの子達は成功したサンプルとして連れて行かれる・・・言葉に尽くしがたい痛みと尊厳を踏みにじられて最期は用済みとして廃棄物のように捨てられる

 

 

 

 

そう考えただけで私は鳥肌が立ってしまった。ここまで考えて私は決意した・・奴らに愛する子達を渡すもんか!あの子達は誰が言おうとと私の大切な子供達、アンブレラに好き勝手されてあの子達の幸せを奪われてたまるか!その後報告では順調とだけ伝えレポートもある程度長引かせることであの子達と高飛びする準備を始めた。サラにも提案を持ちかけると彼女も同じ考えを持ってたみたいだった。私も鉄血の子達は大事だと思ってる、何度かアマゾンと鉄血の子達が交流して時には喧嘩をしたり、笑い合ったり、遊び有ったりする仲である彼女たちの幸せもアンブレラに壊されてたまるか!

 

 

 

 

 

【1998/9/19】

 

 

サラ・クリエイティア

 

 

 

あと少しで全ての準備が終わるところでアンブレラの研究施設であるラクーンシティ第一研究所・・・通称【NEST】に本部の意向で招集の命令が下された。あまりのタイミングの悪さに私は人生で抱くことはないだろうと思った感情の一つである怒りを初めて感じた

 

 

 

 

 

 

事の発端は数週間にさかのぼる。後で知ったがチナツがアンブレラに成果を報告しようとした数週間前・・・彼女たちの体が外見年齢20くらいにまで成長すると体は成熟しそれ以上の成長はしなかったので『劣化版G』を投与すると失われた回復力と再生能力が大きく向上した。その後探究心に任せアマゾン達と共に彼等の体を調べてみると、アマゾンと鉄血は同様に細胞の特異性や完全適合者とGの影響による耐久性、身体能力、回復力、再生力等互いにあらゆる特性が相まって歳を取らずほぼ不死身に近くどれくらい活きられるかは不明・・・少なくと常人より遙かに長生きだろうと仮定することにした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その一週間後、『鉄血計画』は最終段階に入ると同時に彼等に私の思いつく全ての技術とアンブレラの技術で生み出した近未来的装備を取り付けていった。ある子は脳と神経を武器と接続しシンクロさせることで自身に直接装着された装備を自在に操り自身の周りに自由に操作する攻撃端末や腕を丸ごと機械と融合もといサイボーグかすることで計り知れないパワーを実現、足や腕に防弾と共に自身の能力を補助するプロテクター型の強化骨格、、人類ではとうてい扱えきれない超大型の銃やレーザー、光を利用して姿を隠す光学迷彩、あらゆる物を切断する近接装備等を取り付けることに成功した。みな自分が「かっこよくなった」や「楽しみが増えたな」や「また母様のお役に立てます」など言ってくれた。・・・こうして私が探求と好奇心の末に求めた兵器が完成した

 

 

 

 

 

 

 

 

チナツが報告しようとした前日、『鉄血計画』の終了と共に結果を報告しようとパソコンを開いたところで私は制止した。理由は私の心が酷く揺れているからだ・・・初めは追い求めた兵器がどのような力を持ち、私の探究心と好奇心を満たすためだけに生み出す事しか考えていなかったが彼女たちを自身の体の中で育み産み落としその手で抱き上げたあの日から私は根本から変わったのだろう・・・いや人間に戻ったと言えば良いのだろうか?

 

 

 

 

生まれたばかりの頃、あの子達を大事な素体であり傑作としか思わなかった。しかし時が経つにつれチナツとアマゾン達と交流して共に過ごす内に、いつの間にか私は笑顔と共に楽しいという感情を感じていた。そして側にいてくれる人達がいる事で感じる暖かさ、どんな時も家族で支え合う大切さ、自身の子達に捧げて感じる愛、母と呼び母親にしてくれ得た喜び等を私に教えてくれた。私がこうして壊れた器が少しずつ直されていくように人間らしさを取り戻させてくれた愛しい我が子達

 

 

 

 

このまま私が嘘偽ることなく報告すればあの子達は私が拒否してもサンプルとして強制連行されるだろう。アンブレラのことだ、筆舌に尽くしがたい所行をあの子達に施すだろう・・・それに用済みとなれば解剖され保存液に標本とされる可能性もあれば、女性で在る事を良いことに慰み者にされる可能性もある。そんな事を考えれば考えるほど恐怖を感じられずにはいられなかった。私は昔の自分ならとうてい考えられず理解できなかっただろう決断をした。身分や全てを偽装して奴らの手の届かない場所へと逃亡することだ。私を人間にしてくれた恩人で有り我が子を奴らの玩具になどさせる物か!・・・もう私はあの子達を兵器として完成させてしまった、後悔先に立たずとはよく言った物だ。だがまだあの子達を人間として生きさせる事は出来る。早速準備を進めようとした直後チナツと出会い、共に目的が同じ事に喜びを感じると共に報告書をそれとなく偽装した

 

 

 

 

 

 

そしてやっと準備完了まで後一歩という所で上層部がしびれを切らしてしまった。なんとかあの子達の身分証明書などを偽装したが、ここで招集を無視すれば奴らは大胆な行動に出てくる可能性がある。チナツと相談しここはおとなしく二人そろって命令に従うことにした。アマゾンやあの子達には出張とだけ伝えた、下手に伝えれば付いてきてしまうのが目に見えたからだ・・・なんとしてもアンブレラを出し抜いてあの子達の所に戻らなければ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【1998/9/21】

 

 

 

 

チナツ・ミズサワ

 

 

 

 

本当に最悪

 

 

 

道中バーキン博士が『Gーウィルス』を完成させた話を耳にした後、NESTした後誤魔化し用のレポートをサラと整理しているとまさにここでバイオハザードが発生した。バ事故でT-ウィルスが漏れたみたい。ここの管理システムと研究員は一体何をしていたのだろうか、アレがどれほど危険なモノか分かっていたはずなのに・・・

 

 

 

拡散し始めたT-ウィルスの感染力は驚異的、きっと私もサラも感染している。抗ウィルス剤を投与したけど一時凌ぎにしかならない程ここの汚染レベルが高すぎる

 

 

 

 

気のせいか腕や背中が痒くなってきた。さっきからもの凄い食欲が襲ってくる。感染者にみられる急速な新陳代謝の影響が現われてきた

 

 

 

 

 

こんな所で終われないのに・・・まだあの子達が奴らの手の中にいるのに・・・

 

 

 

 

 

【1998/9/23】

 

 

 

サラ・クリエイティア

 

 

 

 

 

意味が無いと分かっていても立てこもらずにいられなくなって早一日、どうやらNESTで生存しているのは私達だけのようだ。他の区画はおそらく感染者達のバーゲンセールになっているだろう。間違いなく上にいってもそこは持ち通り缶詰の状態だ

 

 

 

幸い私達がいるここは換気システムが故障しているほか頑強な扉が有る上に食料もたくさんあった。けれどもう無駄だ。症状が着実に進行している以上退路などもはや潰えている。抗ウィルス剤は進行を遅らせることしか出来ていない。

 

 

 

 

 

私達は死ぬことに関しては怖くはない。アンブレラに組していた上に今思い返せば悪魔の所行と同等の行いをしてきたのだ、これが天罰というなら甘んじて受けよう

 

 

 

 

しかしまだ逝けない・・・あの子達の未来は何としても守らなければ・・・

 

 

 

 

 

 

 

【     】

 

 

 

もうだめ

 

 

 

いしきがとおのいて

 

 

 

なに   わからない

 

 

さら   うごかない

 

 

みんな   ごめんね     

 

 

もう   ぼいす  れこだー  にしか   のこせなかた

 

 

 

 

 

 

みんナ

 

 

 

 

しあわせn(これ以上は血がにじんで読めない)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




独自設定アマゾン細胞は病原菌にかかってもその菌事態を喰らって抗体を生み出すため高い免疫能力を持っています。


他にも鉄血に関しては正史の世界で生まれたわけではないので性格が円くなったりしているかも知れません。それでも完全適合者なので少しばかりアレにしたいですが・・・


独自設定でアマゾンと鉄血は外見年齢が20くらいで成長が止まり、アマゾン細胞の回復能力と耐久性に再生能力、鉄血の完全適合者としての耐久性と特性にGの再生能力・・・互いにあらゆる特性が相まって歳を取らずほぼ不死身に近い上に少なくと常人より遙かに長生きです。しかもデストロイヤーがガイアの状態でジャッジもガイアのように大人びた姿になっています(ヤッタネ!)



ちなみにアマゾンもそうですけど鉄血も完全適合者の上に曲がりなりにもGを投与されているので闘争本能を持っており、時折其れによおって戦いを無意識に楽しんでいるところがあります。




次回でアマゾン達の紹介とこの世界での鉄血のみんなの初任務にして始まりです。


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では次回をお楽しみに



Ciao♪



 
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