書きたい衝動で一気に書いたので設定がガバガバかもしれませんが温かい目でよろしくお願いします。
ジリリリリリリリ……
けたたましいベルの音で体を起こす。
この音がとても嫌いだった。
これが鳴ると自分の憩いの時間が消える感覚があって辛かった。
だが、今は存外悪くないと思える
きっと希望が見えたからだ。
朝の準備を終え、気にしていなかった身だしなみを整える。必死にトレーニングメニューを書き留めたノートも忘れず持っていく。
家から出てすぐの桜並木の道を歩く。そうして進んでいるとぽつんと1人桜を見ながら立ち尽くす見知ったウマ娘がいた。弾む気持ちを抑え声をかける。
「おう、オグリ」
「トレーナー…!!」
こちらに気づくと長く美しい銀の髪と尻尾を揺らし走って近づく………どころでない!!
「ちょまっ」
ばたっっ
飛び込むように来た彼女の衝撃を抑え込むことはできずそのまま倒れ込んだ。
「……おい」
「…すまないこういうことも多々あるんだ」
「あってたまるか。誤解されるだろ…早くどいてくれ」
「私は誤解されても構わないぞ」
「俺が誤解されるとクビになっちまう」
「ふふっ、それはまずいな。すぐに退くとしよう」
お互い倒れて服に付いてしまった桜の花びらを払う。
「トレーナー、頭に付いてるぞ。少し屈んでくれ」
言われるとおりに屈むと頭を撫でられた。馬鹿にされているのか俺は
「早く取ってくれ」
「なかなか取れないんだ」
「ばーか」
そこまでして撫でたいものなのか。そんな感情が伝わってくるから照れ隠しで罵倒してやる。多分全てバレているのだが。
上目で確認すると彼女の頭にも桜の花びらが付いていたのがわかった。それを指摘してやると取ってくれなどと言って目を瞑って待っているので俺は迷わず花弁をつまんで地に落とす。
「取れたぞ」
「むぅ」
「むぅじゃない。早く行かなきゃ遅刻しちまうぞ」
「それはトレーナーがいつも遅いからだ」
「……それは本当にごめん」
いつも俺は彼女を待たせているから彼女なりの気苦労があるのだろう。100%察してやれることはできないが代わりに謝罪しておく。
「気にするな。案外君を待つ時間もそう悪くない。好きな人を待つ時間は楽しいものだとトメさんも言っていた。」
「……そうか。」
そこから少しの沈黙、学園まで静かに2人で歩いた。
「私はこっちだ」
「違う。お前はあっち。流石に教室までは自分で行けるようにしとけ」
「…やはり広いな」
「つべこべ言うな。俺はトレーナー室にいるからなんかあったら呼べよ。」
「ああ、またトレーニングで頼む」
彼女と別れ違う道を歩く。時々振り返ってはこちらを見ている彼女に手を振る事を繰り返す。
そうしてしばらく経つと
「で、あんたら一体いつ付き合うんや?」
いきなり後ろから聞き覚えのある声がした。
「うぉっ!!?びっくりさせないでくれよタマモクロス…」
「ははっ!堪忍な。でもまぁあんたも早く返事してやらんとあかんで?いい加減オグリが可哀想やないか」
「……わかってるよ。」
「はぁ。あんたはトレーナーでオグリはその担当ウマ娘、そこに引いたらあかん一線ってのがあるかもしれんけどな、オグリはそう思っとらん。薄々気付いとるやろ?」
「…彼女の理想に私情を挟むわけにもいかないさ」
「うじうじしとるなぁ。別にあんたも断らんってことは気がないわけやないんやろ?理事長でもその秘書でも確認とってみればええやん」
「2人とも新レースのことで手がいっぱいなんだ。それこそこっちの問題に手を焼かせることはできない。今はこれでいいんだ」
「生真面目なやっちゃな。そんな事言ってたらいつまでもなんもならんで。ま、ウチには関係の無いことやけどな。ほなそろそろ時間まずいからウチは行くで。オグリの面倒ちゃーんと見たってな」
「それに関しては保証するよ。」
そう言うとにこっと笑いタマモクロスは向こうへパタパタと駆けていった。
「……とりあえず仕事だな」
俺はとことこ歩き、トレーナー室へ向かった
ウマ娘というコンテンツでは恐らく恋愛系(R18要素のない)ならギリギリセーフだろうと思ってますがぶっちゃけ私自身ちゃんとわかっておりません。
当然ダメならこの小説は無いものとなりますがご了承ください。
それとこのような感じでかなり自己満な小説です。こんな感じの流れでも大丈夫だよって人は続きが出たら見てくれると嬉しいです。
続きはモチベと時間があったら書きます。応援してくれたらモチベが上がりますのでよろしくお願いします。それでは。