「あのさ、紫」
「なに?」
ギュッ!
「そろそろ離してくれ」
俺がここに来て五日
今日はケーキのお礼に抱きつくと、毎度のことながら訳のわからないことを言い出した
お陰で何もできない
力ずくでもいいが、少し怖い
もし、紫を傷つけたらて思うと力ずくの優先順位はない
まず、選択肢ですらない
「紫、出掛けよう?」
「どこに?」
「何処がいい?」
「ここがいい」
と、言い
床を指す
なるほど、出掛けたくないと
普通に言えばいいのに
はぁーどうしたものか
「紫、暇」
「私もよ」
なんか、すごくまったりほのぼのとしてる
別にそれはそれでいいが、このレベルまで来ると暇を感じてくる
「樟葉」
「なんだ?」
「私の事好き?」
友達としてだよな
「大好き」
「そう、/////」
赤くなるならきかなきゃいいのに
「霊夢とか、籃と同じぐらい好き」
「そう」
そう言うと何故か少しおこってしまった
俺さ怒らせる様なことしたか?
「怒ってる紫も可愛いな」
あれから何分間か、どちらも黙ってしまう
「そっそうだ!冥界に行こう」
「たまには良いかもね」
そうして、冥界に向かう
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ゆゆさま、久しぶり」
「二人で来るなんて珍しいわね」
「まぁな」
そんなことよりさ
家を出てからも紫がはなしてくれない
とても恥ずかしいです
「あっ!樟葉さんと紫さんきてらしたんですか」
まぁ、スキマで居間に直行だからな
「妖夢も久しぶりだな」
「ひさしぶりでみょん!」
半霊を触った時の妖夢はやっぱり面白いな
「なにするんですみょん!」
また触ってしまった
妖夢よ
俺が悪かった
だからそんな怖い目で睨まないでくれ
「すまん、遊びすぎた」
「気を付けてください」
あらー、相当起こってらっしゃる
これはあれだな
しばらく放置だな
「紫、私と代わって」
ゆゆさまが紫に代わってとせがむ
しかし、俺には何も理解できない
「嫌よ」
「紫のけち」
「樟葉は私の」
何の事でしょう?
俺は誰のにもならないつもりだけど
「俺は紫の所有物になったおぼえはない」
「そんな細かいこと気にしない」
「俺には大問題なんですが」
「もういいもん!えいっ!」
ゆゆさまが後ろから俺を引っ張るが俺は動かない
ちなみに紫は前にいる
「ゆゆさま、なにしてんの?」
「紫から引きはなそうとしてるの」
なら、後ろから引っ張っても無理だな
だかあえて突っ込まない
何故なら、暇だからだ
ゆゆさまが無駄な努力をしてるとこを眺めていよう
やっぱ止めた
首がいたい
「ゆゆさま、後ろから引っ張っても無理だ」
「そうね」
ギュッ!
「なら後ろから抱きつくわ」
どういう理屈?
ちょっと、常識人の俺・・・・俺、常識人だよね?
いやっ、まず人間止めたんだった
うん!その時点で常識からかけ離れてるな
「大変そうですね」
「なら助けろ」
「嫌です」
「何故だ!?」
「さっきの仕返し?」
俺に聞くなよ
あーあ、もっと動けなくなったな
暇だな
「ゆゆさま、離れてくれないか?」
「嫌」
頼むからさ、たまには俺の言うことを聞いてくれ
「紫「嫌よ」分かったじゃあ晩飯は無しだな」
我ながら卑劣な作戦だ
でも、自由のためだ
仕方ない
「籃がいる」
しまった
忘れてたよ
「誰か助けてくれ」
言っとくが、この体勢はきつい
妖夢からの視線は痛いし
「樟葉に抱きつくと落ち着くわ」
「ゆゆさまに抱きつかれると落ち着かない」
「そうなの、じゃあお休みなさい」
止める前に寝やがった
ほんとに勝手だな
「いつの間にか紫も寝てるしさ」
でも、こいつらの寝顔を見るのは悪くない
「腹が立つくらい幸せそうな寝顔ですね」
「ほんとだよ」
「そんなに幸せになれるなら今度私もしてみよう」
うん、今のは空耳だ
「紫、好きだよ」
友だちとしてだがな
そう言うと少し笑ったように見えた
このまま、冥界にお泊まりを果たし
雑魚寝をした俺はあっちこちがいたいのは余談だ