東方双夢譚   作:クジュラ・レイ

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5 黒服の巫女、再会

 翌日、幻想郷中を廻り、霊夢は<黒服>と戦えるであろう人物達を集めた。

 まず、八俣遠呂智の異変の時から現在の異変までずっと共に戦ってくれた魔理沙、アリス、早苗、文、慧音は勿論の事、懐夢、その友達であるリグル、チルノ、ミスティア、ルーミア、大妖精の五人。

 紫、藍、橙を加え、更に守矢神社の神奈子、諏訪子、紗琉雫の三人。

 白玉楼の幽々子と妖夢の二人、永遠亭の輝夜、鈴仙、てゐ、永琳の四人。

 慧音の付き添いの妹紅、地霊殿のさとり、空、燐、こいしの四人、萃香と幽香の二人。

 地獄の映姫、小町の二人、紅魔館のレミリア、フランドール、咲夜、パチュリー、美鈴の五人。

 命蓮寺の白蓮、その弟子の星、雲居一輪と雲山、村紗水蜜、ナズーリンの七人。それに加え、これまで協力を申請していなかったが、幻想郷の運命を決める戦いに臨む事になるだろうと思い、天界の比那名居天子、永江衣玖の二人、命蓮寺の墓場にて霊夢達と戦い、仲を築いた豊聡耳神子、物部布都、二ッ岩マミゾウの三人といった者達を加えた。

 その数は五十人に上り、かつての八俣遠呂智の討伐戦の時よりも多い人数となった。

 霊夢は博麗神社に境内に集まった、かつては異変を起こしたが自分に鎮圧され、幻想郷に生きる民の一人となった五十人に少し驚きながら、どうして集まってもらったのか、これから何をしに行くのかを説明を施した。

 霊夢の説明の最中、他の者達は驚きと批判の声を上げたが、その都度霊夢が説得を施した事により、何とか五十人全員が霊夢の計画に賛同。霊夢は頭を下げて一同に礼を言い、午前十時に無縁塚へと出発すると指示を下し、それを聞いた一同は了解の声を返してそれぞれ出発の準備を開始した。

 その最中、魔理沙が霊夢に声をかけた。

 

「とうとう、<黒獣(マモノ)>の異変と決着が付く時が来たんだな」

 

「そうよ。この異変の犯人が、直々に来いって言ってたんだから、間違いない」

 

 霊夢の隣に並ぶ早苗が、不安そうな表情を浮かべる。

 

「ですが、それが本当である証拠はあるのでしょうか。私達はこれまで<黒獣(マモノ)>を倒してきた人達……それを一か所に集めて殺す罠なんじゃないでしょうか」

 

 早苗の傍で話を聞いていた紗琉雫が頷く。

 

「早苗の言う通りだと思う。もし無縁塚に行ったらそいつはいなくて、代わりに<黒獣(マモノ)>の大群が待ち構えてたなんてオチだったら、洒落になんねえぞ」

 

 霊夢は早苗と紗琉雫を交互に見つめる。

 

「それでも行くしかないわ。もし行って<黒獣(マモノ)>が沢山いたなら八俣遠呂智の時と同じように戦うだけ。でもあいつ、<黒獣(マモノ)>の根源である<黒服>がいれば、私達の手で倒して、この異変を終わらせる事が出来る。

 あんた達の力だって必要不可欠なんだから、どっちの場合でもよろしくお願いするわ」

 

 早苗は「はい」と素直に、紗琉雫は何か気に喰わないような表情をして、頷いた。

 霊夢は懐中時計を取り出して、文字盤に目を向けた。時刻を示す針は九時五十五分を指示していた。

 

「そろそろ出発の時間よ。皆、準備は出来てるわね」

 

 魔理沙が霊夢の身体を見つめながら、頷く。

 

「私達は特に問題ないよ。だけどさ、霊夢」

 

「何よ」

 

「お前、何でそんなに厚着してるんだ?」

 

 霊夢の近くにいた一同が、霊夢へと目を向けた。

 霊夢はいつもの袖と服が分離して、肩と腋が露出している服を身に着けておらず、袖と服が一体化している、長袖の巫女服を身に纏っている。

 普段とは違う姿の霊夢に、早苗が不思議がって問いかける。

 

「そうですね、霊夢さんがそんな服を着るなんて、珍しい」

 

 霊夢はふふんと笑う。

 

「景気付けよ。いつもと違う服を着て異変に行けば、いつもよりも本気になって戦えるんじゃないかと思ってね。それにこの服、結構丈夫だから防御力も高いはずよ」

 

 直後に、霊夢が表情を少し険しくする。

 

「でも、今回はみんなの全力を借りるつもりよ。私ひとりじゃ、この異変を終わらせる事なんかできないわ。それこそ、前の八俣遠呂智の時みたいに」

 

 魔理沙が得意気に笑む。

 

「任せておいてくれ。私達もこの異変の収束のために全力を尽くすつもりだ。<黒獣(マモノ)>の根源との戦いは、きっと幻想郷の未来への最終決戦だぜ」

 

 霊夢が頷く。

 

「えぇそうよ。この戦いは幻想郷の運命を決める。私達が勝てば幻想郷の未来は確実に手に入るんだから、しっかりやらないとね」

 

 周りの一同がおぉっと声を上げると、霊夢はずっとそばを離れようとしない懐夢に声をかけた。

 

「懐夢、一緒に頑張りましょう」

 

「うん。絶対に霊夢を死なせないし、ぼくも死なない。勝って、この異変を終わらせる」

 

 霊夢は頷き、懐夢の頭をくしゃくしゃと撫でた。

 そして霊夢が手を離すと、紫が前の方からゆっくりと歩いてきた。

 

「霊夢、行くのね」

 

 霊夢は表情を引き締める。

 

「勿論。あんたにも期待してるから、しっかり戦ってよ」

 

 紫は頷いた後に、博麗神社の方に向けた。

 

「あの娘……霊華は博麗神社かしら」

 

「えぇ。この戦いが終わったら、霊華についてあんたにも話す事がある。この異変の次は霊華について考えなきゃいけないわ」

 

 紫は「そうね」と小さく呟いて、視線を霊夢に戻した。その時に、紫の顔にこれ以上ないくらいの不安そうな表情が浮かんでいるのが見えて、霊夢は思わずきょとんとした。

 

「何よその顔。あんた、そこまで不安なわけ?」

 

「……<黒獣(マモノ)>は人や妖怪の負の想念に反応して、現れるそうね、霊夢」

 

 いきなり尋ねられて、霊夢は少し驚いたが、すぐに答えた。

 

「そうよ。<黒獣(マモノ)>は人や妖怪が強く負の想念を抱く事によって現れるわ。でも、そういう人が<黒獣(マモノ)>になるようになったのは、私の姿を借りた<黒服>ってやつが、現れてからだから、あいつが倒れれば、<黒獣(マモノ)>の出現もなくなるはずだと読んでいるわ」

 

 霊夢が腰に両手を当てる。

 

「それがどうかしたのかしら」

 

 紫が俯く。

 

「なんだか、とても悪い事が起きそうな予感がするのよ。そう、これまでにない、恐ろしい事が」

 

 紫の顔に浮かぶ、これまで見た事がない程に不安な表情を目の当たりにして、霊夢は思わずごくりと唾を呑んだ。

 実のところ、<黒服>から無縁塚に来いと言われた時から、現在の紫のように、行ったら何か不吉な事が起こるのではないかと不安で仕方がなかった。だが、その不安に押し負けて行かなかったならば、せっかくの<黒服>と接触し、<黒服>を打ち倒せるチャンスを逃す事になるし、<黒服>と接触が出来ないという事はこの異変を解決出来ない事に繋がる。

 だからこそ、こうして人を集めて、無縁塚に赴き、<黒服>に総攻撃をかける事を決めたのだ。八俣遠呂智さえも倒して見せたこの一同ならば、行けるに違いない。

 

「あまり大きな声で言えないけれど、私だって不安よ。でも、ここで不安がってたらいつまでたってもこの異変を終わらせる事は出来ない。だから、これだけの人を――」

 

「そうじゃないの。貴方よ、霊夢」

 

 言葉を紫にさえぎられて、霊夢は首を傾げる。

 

「私?」

 

「そう。私が不安なのは貴方なのよ、霊夢。今回、無縁塚に行ったら、貴方に恐ろしい事が起きそうな気がしてならないの」

 

 確かにこれまで、リグルには指を折られるわ、早苗と慧音には潰れかけるまで首を絞められるわ、八俣遠呂智には食べられかけるわで散々な目に遭ってきた。今回相手にするのはそんな<黒獣(マモノ)>達の親玉、また死にかけるような事が起きても別に不思議ではないだろう。

 

「そうならないために、あんた達がいるんじゃないの」

 

 紫は「え……」と言った。霊夢は準備を進める大勢に、声をかけた。

 

「聞いて皆!」

 

 一同の注目を集めて、霊夢は叫ぶ。

 

「私は、あんた達に死んでほしくない! 私はこの異変が解決されるその時まで、博麗の巫女としてあんた達を守り、戦う! だから、あんた達も私を、大切な人を守りながら戦って! この異変は、誰一人欠ける事なく終わらせるのよ!」

 

 一同はきょとんとして、霊夢を見つめ続ける。

 注目を浴びながら、霊夢は更に叫ぶ。

 

「これが終わったらみんなで大宴会! この前もやったけど、今回も大宴会をするわ! だからお願い、私に力を貸して頂戴! この異変を、皆の手で、終わらせましょう!」

 

 霊夢の声は境内中に鳴り響き、全ての物の耳に入り込んだ。一呼吸を置いた後に、白蓮が何も言わずに拍手を開始し、やがてそれに共鳴させるように全ての者達が拍手喝采し、普段静かで何もない博麗神社の境内が連続する音に包み込まれた。

 

「この異変、絶対に勝つわよ!!」

 

 一同は拍手をやめて、おぉっと声を上げた。

 その光景を見ていた紫は言葉を失ったように茫然としていたが、八俣遠呂智の時よりも強い息の合わせ方や、一同の意志の大きさをまざまざと感じとっていた。そんな紫を横目に見て、霊夢は得意気に笑った。

 

「これくらいの信用があるんだから、大丈夫よきっと」

 

 霊夢の笑顔を目の当たりにして、紫は心の中が少しだけ暖かくなるのを感じ取り、やがて微笑んだ。

 

「心配のし過ぎだったようね、私の」

 

「そうよ。八俣遠呂智の時だってうまく行ったんだから、今回だって行けるわ」

 

 紫は「そうね」と苦笑いした後に、後方に控えている藍と橙に声をかけた。

 

「貴方達も霊夢の事をお願いね。この異変の後に待ち構えている事柄には、霊夢が必要不可欠なのだから」

 

「了解いたしました」

 

「あいさーっと!」

 

 霊夢は懐中時計の文字盤を確認した。

 出発時刻である午前十時を、針は指した。

 

「さぁみんな、出発するわよ! 場所は無縁塚!! 相手は、<黒獣(マモノ)>の根源!!」

 

 霊夢の掛け声に一同はもう一度おぉっという大きな声を出した。そして霊夢が一番最初に空へと飛び立つや否、まるでそれを追うように一同が空へ舞い上がった。その光景は霊夢に、懐夢を取り返すために八俣遠呂智を戦った時を思い出させた。

 霊夢は全員空へ舞い上がった事を確認するや否、身体を無縁塚の方角へと合わせ、頼れる仲間達と共に駆け始めた。普段とは違う、大きな頼もしさを胸に感じながら。

 その最中、これまで戦いになっても声を掛けなかった天子が、霊夢の隣に並んで、声をかけた。

 

「気が付かなかったけれど、地上の方は大変な事になってたみたいね」

 

 霊夢が頷く。

 

「そうよ。沢山の死人が出て、これ以上放っておいたら幻想郷が滅びかねない異変よ。勿論、幻想郷が滅ぼうものなら<黒獣(マモノ)>の狙いは天界、法界、仙界へと向けられる。だから早く鎮圧しなければならないわ」

 

 天子と同じように、神子が霊夢へ声をかける。

 

「天界、法界、仙界をも狙う異変……ですか。これは幻想郷史上最大の異変と考えるべきでしょうか」

 

「それで間違いない。今回は多分八俣遠呂智の時よりも厄介よ。だからあんた達にも協力してもらう事にしたのよ」

 

 神子の隣に並んで飛ぶ布都が霊夢に言う。

 

「それは頑張らねばならんな! 我も全力で、世間を騒がす悪党を成敗してやろうぞ!」

 

「頼むわ。私も力もそうだけど、あんた達の力がなきゃ始まらな――」

 

 言葉の途中で、霊夢は胸を抑えてびくりとした。一瞬、痛みが走った気がする。宿痾が、一瞬だが動いたような気がする……。

 突然胸を抑える霊夢に他の者達が驚き、天子が声をかける。

 

「ちょっと、どうしたの霊夢」

 

 霊夢は首を横に振った。

 

「何でもないわ。少し胸に痛みが走っただけよ。血の巡りが悪くなってたのかも」

 

 布都が少し慌てたような様子を見せる。

 

「大丈夫なのか。胸は女子の大事なところだし、何より心臓のある部分だ。何かあると大事に至る部分だぞ」

 

 霊夢は首をもう一度振る。

 

「大丈夫だってば。そうよ、大丈夫……」

 

 霊夢は一瞬胸に手を当てて、不安そうな表情を浮かべる。

 もし戦っている最中であの宿痾が目覚めようものならば、一瞬で<黒獣(マモノ)>にやられるだろう。昨日あんな事があったから、もう動き出す事はないとは思うのだが……。

 それだけじゃない。無縁塚にいるのは<黒服>……<黒服>ならば……。

 

「どうしたんです、霊夢」

 

 神子の声で、霊夢ははっと現実に帰った。

 

「あぁいや、なんでもないわよ。さぁ、急ぐわよ」

 

 そう言って霊夢は飛ぶ速度を上げて、四十九人に渡る仲間を連れて、<黒獣(マモノ)>の根源が待つ、無縁塚へ急いだ。

 秋の空を駆けて、無縁塚までの距離を縮めていくと、霊夢の隣に地獄の閻魔である映姫が並んだ。

 

「霊夢、わかるかしら。無縁塚からこれ以上ない、邪悪な気配を感じるわ」

 

 霊夢も映姫と同じ気持ちだった。

 無縁塚に近付くに連れて、禍々しい邪気のようなものがぴりぴりと感じられていた。こんな邪気を出せるのは、<黒獣(マモノ)>の親玉と呼べる存在、<黒服>のみだ。

 

「この邪気から察するに、あそこにいるのは間違いなく<黒獣(マモノ)>の根源よ。<黒獣(マモノ)>では、この邪気は出せないもの」

 

 霊夢は振り返り、一同に声をかけた。

 

「みんな、今回も頼むわよ! 八俣遠呂智の時みたいに、絶対に勝つの!!」

 

 一同はおぉっと声を上げて、霊夢に答えた。

 霊夢はフッと笑い、視線を無縁塚に戻した。

 

「さぁ、行くわよ!!」

 

 霊夢は一気に加速し、仲間達を引き連れて、無縁塚へと飛び込んだ。

 雲と暗雲を引き裂き、無縁塚の中へと飛び込んですぐに、霊夢は着地し、目の前を見た。そこにいたのは、これまで幻想郷を散々苦しめてきた、自分と全く同じ姿をした謎の存在、忌まわしき<黒服>だった。

 仲間達が全員地面へ降りたとしても、<黒服>は背を向けたまま、身動き一つとらなかった。その忌々しい背中に、霊夢は声をかける。

 

「来てやったわよ、<黒服>!!」

 

 <黒服>はゆっくりと振り返り、顎を上げて横目で霊夢達を目に入れた。

 

「お待ちしておりましたよ、霊夢。そして、霊夢の頼れる仲間達」

 

 <黒服>の霊夢とうり二つの姿に、一同は驚き、そのうち魔理沙が声を上げる。

 

「本当だ、本当に霊夢とそっくりな姿をしてやがる……」

 

 懐夢が鼻で数回呼吸した後に、刀を構える。

 

「でも匂いが全然違う。だから霊夢じゃない……でも」

 

 早苗が懐夢に声をかける。

 

「でも?」

 

「あいつの匂い……なんだか霊夢やおかあさんの匂いに似てる……」

 

 霊夢が懐夢に指示を下す。

 

「懐夢、あいつの匂いなんか嗅いじゃ駄目よ」

 

 霊夢は視線を<黒服>へ戻した。<黒服>はいつの間にか、少し後方にあった墓石と思われる細長い石に腰を掛けて、霊夢達を微笑みながら眺めていた。

 

「霊夢、ここまで来るのに大変だったでしょう。ちょっと座ったら」

 

 <黒服>のほざきに、霊夢は歯を食い縛る。

 

「ふざけんじゃないわ。私は、私達は、お前を倒しに来たのよ。この、<黒獣(マモノ)>事変を終わらせるために!」

 

 <黒服>はきょとんとした後に、何かに気付いたような表情を浮かべて、微笑んだ。

 

「そうでしたね。貴方がここに来た目的は、真実を知りに、でしたね」

 

 懐夢の隣で身構えていたリグルが、口を開いた。

 

「あんたが人や妖怪を<黒獣(マモノ)>に変える根源なの。だとすれば、一体何が狙いなの」

 

 <黒服>はふふっと笑った。

 

「何が狙いですって? リグル、それはもう霊夢から聞いたはずですよ」

 

 慧音が身構えつつ、<黒服>に言う。

 

「そうだったな。お前の狙いは<黒獣(マモノ)>を増やし、幻想郷を崩壊させる事だったな」

 

 <黒服>は頷く。

 

「そうですよ慧音。流石寺子屋の教師を務める者です」

 

 <黒服>は手を胸の前で組む。

 

「あえて答えるならば、全ての者が正直になり、誰もが幸せに暮らす事の出来る世界を作る事が、わたし()の目的です」

 

 <黒服>の言葉に、早苗が首を傾げる。

 

「貴方……「達」……?」

 

 紗琉雫が歯を食い縛る。

 

「貴様以外にも貴様みたいなのがいるって事か」

 

 <黒服>は首を横に振る。

 

「それは違いますよ、紗琉雫。わたしは一人です」

 

 紗琉雫が顰め面をすると、文が続けて<黒服>に問うた。

 

「霊夢さんに似てる人、質問があります」

 

 <黒服>は文に目を向けた。

 

「あぁ、貴方は<黒獣(マモノ)>になる可能性を秘めていたけれど、<黒獣(マモノ)>になる事がなかった惜しい子、文ね。質問をどうぞ」

 

 文は吃驚した後に、首を数回横に振って、<黒服>に質問をした。

 

「一体、貴方って何なんですか。何者であるから、そんな邪悪な計画を進めているんですか」

 

 <黒服>は下を向いてにっこりと笑い、やがて顔を上げた。

 

「いい質問ですね。いいでしょう……」

 

 <黒服>は霊夢へと目を向けた。

 

「貴方達に真実をお教えしましょう。それは、とある女の子達にまつわる、(ものがたり)……」

 

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