東方双夢譚   作:クジュラ・レイ

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霊華との戦い、ついに決着?


10 終幕を迎えて

 霊夢の宣言の直後、強い光と音が博麗神宮の神木周辺を覆いこみ、傷を受けて落ちたもの、落ちた者達を回復させるべく降り立った者達は思わず両腕で目を覆い、迫り来た風に吹き飛ばされないように踏みとどまった。

 

 光と音がその強さを弱め、目視できるくらいになったところで、一同は霊夢と霊華が戦っていた上空に目を向けた。上空を覆っていた雲は全て吹き飛び、辺りには静寂が包み込んでいる。しかしそんな事は気にかけず、一同はきょろきょろと上空を見回して、霊夢と霊華の姿を探した。

 

 どうなった、どっちが勝ったのか。霊夢は霊華に勝ったのか。そんな考えに頭をいっぱいにしながら探し続けていたその時、魔理沙が何かに気付いたような顔をして、空を指差した。

 

「おい、あそこ!!」

 

 魔理沙の指差す方向に一同は目を向け、驚くと同時に歓喜した。

 そこにいたのは、懐夢と紫に肩を借りながらゆっくりと降下してきている霊夢だった。そして、先程まで戦っていた霊華の姿はない。――霊華と霊夢の勝負は、霊夢の勝ちに終わったのだ。そう思っていた矢先に、霊夢は無事地面に着地し、その場に座り込んだ。

 一同は立ち上がって霊夢の元へと駆けつけ、早苗が感動した様子で霊夢に声をかけた。

 

「霊夢さん!」

 

 霊夢は弱弱しい笑顔で手を突き上げた。

 

「やったわみんな。霊華を倒す事に、成功したわ」

 

 慧音が霊夢に問う。

 

「本当なのか?」

 

「えぇ。夢想天生をぶちかまして、地面に落としてやったわ。傷付いて回復術も結界術も出来なかったみたいだし、確実にやったと思うわ。……やったわね、みんな。幻想郷を脅かしていた異変はこれでようやく終わったわ!」

 

 霊夢の声を聞き届けると、それまで異変に立ち向かい続けていた一同は腕を突き上げて、歓喜の声を上げた。八俣遠呂智、喰荊樹、そして博麗霊華。幻想郷を脅かしていた存在、そしてそれらが興していた異変はようやく終わりを告げた。そしてそれを招いたのはほかでもなく、幻想郷の民である自分達。その事実が嬉しくてたまらなく、一同は歓喜極まる声で叫び、やがて地面に座り込んで一息吐いた。

 

 アリスが胸を撫で下ろしつつ、呟く。

 

「ようやく終わったのね、全てが……」

 

 霊夢がそれに答える。

 

「えぇ、終わったのよ。これで、全部終わった……」

 

 その時だった。入口の方から多数の声が聞こえてきて、一同はその方へ顔を向けた。いつの間にか、式神と戦っていた多くの者達が、手を振りながらこちらへ飛んできていた。一同はその姿に、式神との戦いも勝利に終わった事を確信して安堵し、やってきた者達と合流し、受け入れた。

 

 式神と戦っていた者達、霊華と戦っていた者達は互いの生存と勝利を分かち合い、歓喜する中、博麗神宮に向かう寸前で復帰し、紫に霊華を任せ、式神との戦いに望んでいた藍が紫と霊夢のいるところへ駆けつけて、主人である紫に声をかけた。その後ろには、橙の姿もあった。

 

「紫様! 霊華との戦いに勝利されたのですね」

 

 紫は藍の顔を見て、静かに頷いた。

 

「えぇ。なんとか勝利する事が出来たわ。貴方達の方は?」

 

「我々の方は、紫様達と別れた後に、式神が突然力を失ったように動かなくなりまして、一気に倒す事に成功しました。それで、紫様達の後を追ってここまで来たのですが、なるほど、霊華に異変があったから式神は動けなくなったのですね」

 

 霊夢がそれに答える。

 

「そうよ。……霊華を倒す事に成功したわ。あんなに強いのを倒す事が出来たなんて、自分でもまだ実感がないわ」

 

 藍が笑む。

 

「だが、霊華が倒されたというのはお前達の様子から見て、事実だ」

 

「ありがと。ようやく終わったわ。八俣遠呂智、喰荊樹、霊華と続いた異変が……」

 

 霊夢が笑んで、一息を吐く。藍は辺りを見回す。

 

「そういえば霊華はどうなったんだ。決着の様子を見ていないから、どうなったのかわからないのだ」

 

 霊夢はそっと指差した。そこは博麗神宮の角だったが、分厚い土煙が空へ昇ってしまうかの如く立ち込めている。

 

「あの中よ。死んだかどうかはわからないけれど、行動不能になっているのは確か。あの煙が晴れれば、動けなくなってるか、あるいは遺体になっているか、どちらかの霊華が出てくると思うわ。それまで休んでいても問題はな――」

 

 気を抜いて土煙に目を向けていたその時、土煙が切り裂かれるようにして消え去り、霊夢の身体が突然浮いた。

 余りに一瞬の出来事に一同は唖然とし、驚き、土煙から霊夢へ目を向け直した。霊夢の身体には太い蛇のようなものが巻き付いており、白色と赤色を放つ電撃を纏っていた。それらの電撃は全て霊夢の身体へと流し込まれ、身体を内部から焼かれる熱さと痛みに霊夢は声にならない悲鳴を上げ続ける。

 

 あまりに突然の出来事で頭の中が痺れたようになり、一同は動けないまま、電撃を纏う蛇のようなものに巻き付かれて、宙で振り回される霊夢を見ている事しか出来なかった。その中、蛇は霊夢の身体を投げつける形で離し、根元の方へと戻って行った。一同の目は一斉にそちらに向いたが、そこで全ての者が言葉を失った。……かに見えたが、早苗が痺れたまま言葉を発する事に成功した。

 

「あ……そ……んな……」

 

 全ての者の視界に映る者。右目が潰れ、ぼさぼさになった髪の毛を垂らし、ほぼ裸同然のズタズタの服を身に纏って、血だらけになったまま立ち尽くしている<災いの巫女>だった。

 その姿に一同の目は釘付けとなり、<災いの巫女>を育てた張本人である紫が口元を覆い、か細い声で言った。

 

「れ……いか……」

 

 霊華は何事もなかったかのように歩き出した。そして、小さな声で言葉を口にした。

 

「貴様ら……もう……何をしたところで許されると思うな……」

 

 あれだけのダメージを受けておきながら、こんな身体になってもまだ目的を果たそうとしているかつての博麗の巫女に、アリスとレミリアが呟く。

 

「そんな……そこまでするの……」

 

「なんていう執念なの……」

 

 霊華は首を横に振り、顔を上げたが、その時に一同は霊華の胸元に注目した。そこに、漢字ような文字が描かれていて、赤い光を放つ奇妙な模様が出現していた。しかもあれだけの攻撃を受けたにもかかわらず、その周囲には一切の傷が認められない。

 

「執念ではない、必然だ……私の身体は、目的を果たすまで死なないようになっているのだから……」

 

 そこでようやく、紫は霊華の無尽蔵の神力の正体を悟った。霊華の神力は、あの紋様が与えているものだったのだ。そしてあの紋様の正体は、天照大神の末裔だけが使える紋様を含んだ、使命を歪ませた霊華が独自に開発した、自らの身体を使命を果たすまで死なない身体に作り変える呪いと同様のものだ。あの紋様から受け取った神力をスペルカードや術として、霊華は何度も放ち、こちらを追い詰めていた。

 

「あの子は……あんな事まで……」

 

 即ち、霊華を本当に倒すには、あの紋様を消し去る必要があったという事に気付いて、魔理沙は立ち上がった。

 今ならば神器も、一同によるありったけの攻撃力もある。今、残っている力を全て攻撃に注ぎ込んで霊華にぶつければ、霊華のあの紋様を消し去る事だって出来るかもしれない。

 

「みんな、立ってくれ! 霊華を倒すぞ! あの紋様が霊華の神力の正体だ!」

 

 霊夢を除いた一同が立ち上がり、神器組は再度神器を構えて、更にスペルカードを発動させる体勢を取った。そして、目の前で傷を再生させつつある呪われた巫女に狙いを定めたその時、神器組は異変を感じ取った。――神器がガタガタと独りでに動いているのだ。まるで何かと共鳴しているかのように。神器組が何事かと思ったその時に、神器達は持ち主の手から離れて、宙に浮いた。そしてそのまま、神器達は独りでに飛んで行き、ある場所で止まった。そこは、霊華の周囲だった。

 

 それまで天叢雲剣を手にしていた妖夢が驚いた様子を見せる。

 

「ど、どういう事だ、天叢雲剣……!?」

 

 その時に、懐夢は気付いた。霊華の周囲に集まる神器達は、丸で呼吸しているかのように光っている。そして、霊華の胸にある紋様もまた、神器達と同じ光り方をしている。

 

「神器が……霊華さんの胸と同じ光り方を……!?」

 

 霊華は周囲を見回し、浮いている武器達を目にして、驚いたような声を出す。

 

「これは、三種の神器……!? 八咫鏡、八尺瓊勾玉、天叢雲剣、天羽々斬……」

 

 魔理沙がごくりとつばを飲み込む。

 

「どうなってるんだ……なんで霊華の元に神器が……!?」

 

 その時に、紫は気付いた。霊華……というよりも博麗一族は天照大神の末裔の一族だ。そして、八咫鏡、八尺瓊勾玉、天叢雲剣、天羽々斬は全て、元は神が使う事が前提に神達が作り出した武具。霊華はその神達の中で最も位の高い神の末裔だ。神器達が霊華に集まって、更に共鳴しているとなれば、考えられる事は……。

 

「霊華を天照大神という、神器の真の使い手である事を認識して、自ら集ったとでもいうの……!?」

 

 早苗が驚愕したような表情を浮かべる。

 

「そ、そんな事って!」

 

 直後、霊華の身体はふわりと浮きあがり、同時に神器達も同じ高さに浮かび上がった。

 

「なるほど、これがお前達の力の正体だったのか。私に勝つためとはいえ、随分な事をやったものだ」

 

 霊華は上に顔を向けた。直後に、霊華の身体が白い光を放ち始める。

 

「しかし、このお互い退けない戦いにおいて、八百万の神々達は私の味方をしてくれている。それが神々の望む事、意志だからだ!!」

 

 霊華は勢いよく腕を突き上げて、高らかに叫んだ。

 

「八百万の神々よ、私に最後の力を!!」

 

 その宣言の直後、霊華の身体と神器は眩い閃光を放ち、辺り一面を白く染め上げた。あまりの光の強さに、一同は腕で目を塞ぐ。何もかもわからなくなるくらいの、強い白に、全てが包み込まれる。

 しかし、その白も永続できたわけではなく、しばらくするとその強さを一気に弱め、直視できるほどの強さとなった。そこで一同はすかさず目から腕を離し、光を放った張本人である霊華の方へ視線を送ったが、そこで愕然とした。

 

 かつて霊華がいた場所に現れていたのは、霊夢のものとも、霊紗のものとも似つかない白と赤の巫女装束を身に纏い、頭に霊夢のそれによく似たリボンを付け、背中に八咫鏡を、右手に天羽々斬、左手に天叢雲剣、首の回り複数の八尺瓊勾玉といった、白と赤の二つに色が変化した神器を浮かばせ、背中からは不思議で複雑な紅い模様で構成された光の翼を生やした、黒茶色の長髪をポニーテールに纏めている女性だった。

 

 そのまさしく神を名乗るにふさわしい女性の姿を目にして、紫は呟くように言った。

 

「れ、霊華……!!」

 

 懐夢が紫の方に顔を向ける。

 

「あれが、霊華さん……!?」

 

 紫は頷く。

 

「えぇ…………髪の毛が、本来の色に戻っている……あれが霊華の本来の姿……神器を手にした事によって変化した、本当の霊華よ」

 

 魔理沙は歯を食い縛った。霊華からこれまでにないくらいに強大な神力が溢れ出ているのを、肌が直接感じ取っている。

 

「なんてこった……まさか神器があいつに味方するなんて……」

 

 アリスが膝を付く。

 

「あ……あんなのに……どうやって勝てって……?」

 

 神である神奈子と諏訪子が唾を飲み込んで、冷や汗を掻く。

 

「なんていう神力だ……私達のものよりも、何倍も大きい……」

 

「む、無理だよ……あんなのに、勝てるわけない……!!」

 

 神器の裏切りという信じ難い現実に、一同は崩れ落ち、ただ茫然と神器を身に着けた<災いの巫女>を見つめた。そして、どの者の心にも、もう霊華に勝つ事は出来ず、今ある幻想郷は終わり、霊華が作り出す人と神の世界が始まるという念が渦巻いていた。霊夢は倒れ、霊華は神器を手にし、そもそも自分達は霊華や式神との戦いで消耗している。どうやったって、霊華に勝つ事など出来やしない。――もう完全に、終わりだ。

 

 そんな考えに沈み込み、一同が肩を落としたその時だった。小町が何かを感じ取ったような表情を浮かべて、隣に並ぶ映姫に言った。

 

「映姫様」

 

 すっかり落ち込んだ映姫は力なく答える。

 

「なんですか」

 

「今、地獄……というか冥界の方から連絡がありました」

 

「こんな時になんです」

 

「一つ、魂が冥界を抜け出して現世に復活。どこかへ飛び去ったそうです」

 

 映姫は小町の方へ顔を向ける。

 

「魂の一つが……幻想郷へ?」

 

「はい。……まぁ今となってはどうでもいい事かもしれませんが」

 

 映姫と小町が再び肩を落としたその時、懐夢は気配のようなものを感じて、その方向へ目を向けた。そこはすっかり暗くなった夜空だったが、何かが見える。星とは違う、光り輝いている球体のようなものだ。そしてそれは徐々に大きさを増している。いや、違う。大きくなっているのではない、どんどん近付いてきている。

 

「なに……?」

 

 懐夢が呟いた瞬間に、輝く球体のようなものは一同の上空まで急降下し、そのままの速度で、倒れ込んでいる霊夢の身体に飛び込み、消えた。

 

 懐夢は何事かと驚いたが、それよりも球体らしきものが尾のようなものを持っていた事に戸惑った。一体、今のは何か。そしてどうして霊夢の身体に飛び込んだのか、霊夢はどうなったのか。

 

 様々な考えに頭がいっぱいになりそうになったその時に、尾を持つ球体のようなものが飛び込んだ霊夢の手は、ぴくりと動いた。

 

 霊華に不意打ちされて倒れ込み、動かなくなっていた霊夢が手を握り、そのまま起き上がった。死んだように動かなくなっていた霊夢が動き出した姿に、懐夢、そして周りの一同は思わず声を上げる。

 

「お姉ちゃん!!」

 

 しかし、その時に一同は気付いた。霊夢の身体から光が溢れ、そして肌に白い、光を放つ複雑で不思議な模様が浮かび上がっている。しかし模様の中には、朝顔、椿、染井吉野の花の形に酷似しているものが紛れており、花の模様を目にした一同の脳裏に<黒獣(マモノ)>と化した時の霊夢の姿と、霊夢が<黒獣(マモノ)>の根源であった『花』を再度身体の中に取り込んだ光景が過ぎった。まさか極限まで追い詰められて再び<黒獣(マモノ)>になったのかと、一同が震えあがったその時に、霊夢がその口を開いた。

 

「勝手な理屈を言ってるんじゃないわよ、霊華」

 

 呆然とする一同に、霊夢は振り返ったが、その時に一同は瞠目した。霊夢の右目が、懐夢のそれと同じ藍色に変化している。

 魔理沙が思わず霊夢に声をかける。

 

「霊夢、お前……」

 

 霊夢はばっと懐から無数の札を取り出すと、一同の上空へ投げ付けて、素早く胸の前で印を組んだ。

 

「活!!」

 

 霊夢の宣言にも等しき声を受けた無数の札は瞬く間にその姿を柔らかい光となり、この場に集まる霊華以外の一同の身体に降り注いだ。

 柔らかく、暖かい光の雨を受けた一同の身体からは傷が、その表情からは重みや疲れが消え去った。そして、続々と立ち上がったのを確認した後に、霊夢は霊華に向き直し、身構えた。

 

「みんな、やるわよ」

 

 霊夢の言葉に一同は驚きの声を上げた。霊夢はすぐに一同が言いたい事を把握して、言った。

 

「あんなふうになった霊華に勝てるのかですって? えぇ勝てますとも。これだけの数がいるし、何よりあいつ……障壁を復活させて無いわ」

 

 懐夢が霊夢に隣に並ぶ。

 

「そうなの、お姉ちゃん」

 

「えぇ。だから私達で総攻撃を、想いをぶつければ神器を手にしたあいつだって倒せるわ。無理強いをする事になるかもしれないけれど、みんな、もう一度立ち上がって。

 幻想郷を……平和になった幻想郷をもう一度、みんなの力で取り戻しましょう」

 

 凛とした声色で放たれた霊夢の言葉は、この場に集まる全ての者の耳に入り込んだ。そしてその者達はしばらく下を向いたり、上を向いたりして何かを考えるような顔をした後に、覚悟を決めたように霊華へ目を向け、それぞれの武器を構えたり、身構えたりした。

 そのうち、魔理沙が予備のミニ八卦炉を、妖夢が白楼剣を、早苗が大幣を、懐夢が背中にかけている刀を、紫は傘を構えて霊夢の隣に並んだ。その中の魔理沙が霊夢に言う。

 

「そうだな、せっかくここまで来たんだ。ありったけの力をぶつけて、勝とうぜ!!」

 

 紫が霊夢に言う。

 

「最後まで頼る事になるけれど……私にあの子を……愛する娘を止める力を貸して、霊夢!」

 

 そして、懐夢が霊夢に力強く言った。

 

「お姉ちゃん! やろう!! ぼく達の全てを、霊華さんに!!」

 

 霊夢は頷き、これまで取り出す事のなかった大幣を構え、叫んだ。

 

「いくわよ、みんな!!」

 

 それまでここに集まる者達の声を聞いていた霊華は、目を閉じたまま口を動かした。

 

「……どうあっても、私に立ち向かうというのだな。それもいいだろう」

 

 そして、霊華は瞼を開き、光を取り戻した赤茶色の瞳を露わにし、叫ぶように言った。

 

「この一戦に……全てを賭ける!!」

 

 それに応じるかの如く、霊夢もまた叫ぶように言った。

 

「これが私達の……未来への最終決戦よ!!!」

 

 霊夢達は地面を蹴り上げ、宙に舞い上がり、最後の戦いを開始した。




ファイナル・バトル
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