ワンパンマン&暗殺教室 一撃男VS超生物   作:ラルク・シェル

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E組の授業2

五時間目は烏間の体育。

ナイフ捌きや狙撃技術を教えて、殺せんせーの暗殺に一歩近づけるようなものである。

 

「なんだよなんだよ?体育がこんなんかよ?」

「文句を言うな!全て奴を暗殺する為にやってる事だ!」

 

サイタマを無視して体育を進める。

 

「ねぇ、昨日のアンタの戦い。凄かったねぇ?」

 

すると赤羽がサイタマに近づく。

 

「なんだよ?」

「いや、ただアンタがどれくらい素早いかな!」

 

そのまま対先生ナイフで攻撃するが、サイタマは歯で受け止める。

けど、赤羽は懐からエアガンを取り出すが、サイタマに素早く取り上げられてしまった。

 

「ほら、これで満足か?」

 

そのままエアガンを返した。

 

「ほんと怖ぇ~~~でも、ガードだけなら殺せんせーの方が上だから気をつけな♪」

「へいへい」

 

赤羽はバカにするかのように忠告する。

その頃、ジェノスの方は。

 

「あの……」

「ん?なんだ?」

「「「「ジェノスさん!ちょっとナイフで付き合ってください!!」」」」

 

磯貝悠馬と前原陽斗と岡野ひなたと片岡メグは、ジェノスにナイフでの模擬戦をお願いする。

 

「別に構わないが、良いのか俺で?」

「問題ありません!ていうか一度ヒーローと勝負してみたかったんです!!」

「ん……まぁいいだろ」

 

悠馬が自信満々に返事をして、仕方なく付き合う事になった。

 

「では、こちらは手を抜いても良いのか」

「それは、ご自由に!!」

 

悠馬と陽斗は素早くナイフで攻撃し始めた。

 

「おっと!?」

 

驚いたすぐに2人から距離をおいたが、後ろから誰かの気配を察知して避けると、そこにナイフを構えた片岡とひなたが立ってた。

 

「惜しい!でもここからは違うから!!」

 

4人はさっきよりも素早く、そして無駄のなくジェノスに攻撃しまくる。

ジェノスは4人のナイフをかわしながら分析していた。

 

[早いな?しかも正確無比な動き!ここまでのナイフさばきは、相当の特訓をしているな?]

 

しかしその隙を付かれたか陽斗が足を引っ掛けた。

けど体制を整え少し距離を取った。

 

「もしかして俺達、ジェノスさんを圧倒していない?!」

「いやいや、まだ実力の半分かもしれないぞ!」

「でもなんか、ヒーローと勝負する事が信じられないよ!!」

「だけど油断は禁物!せめて殺せんせーだと思ってやるよ!」

 

4人はつい興奮するが、すぐに攻撃を再開した。

だがすでにジェノスは4人の動きを見切っていた。

そして次の瞬間

 

「「「「あれ?」」」」

 

いつのまにか4人の手からナイフが消えた。

 

「ゲームオーバーだ!」

 

ナイフはジェノスに奪われて、腕から銃口を出し構えた。

そして悠馬達はつい手を上げた。

 

「中々の腕だな?驚かせてもらった」

 

ジェノスは4人にナイフを返して感想を言う。

 

「いえいえ、こちらこそ相手になってくれてありがとうございます」

 

片岡がジェノスにお礼を言ってナイフを受け取り。

 

「スゲェ、やっぱりヒーローなんだね!」

「よっしゃ!だったらもっと練習しなくちゃ!!」

 

そしてこのとおり悠馬も陽斗もひなたもやる気を上げさせる事になった。

 

「たく、なにやってんだよ?その前にあのタコを殺せるようにしろよ」

 

寺坂ははしゃいでいる3人に呆れる。

 

「つーーーか、お前らはやんないのか?」

 

サイタマは体育をサボったりする寺坂と村松拓也と吉田大成に声をかける。

 

「別に、俺はもっと楽とかして勝ちたいんだよ」

「もしかしてお前って、喧嘩した事ないだろ?」

「うっ!!」

 

サイタマに痛いところ言われて寺坂はコケかける。

 

「テメー!俺に喧嘩売ってんのか!!」

「そんな怖い顔すんなよ」

 

つい引いてしまう。

 

「ところでサイタマさんって、もしかしてドーピングで強くなったんですか?」

 

だけどそこにカエデはサイタマに質問する。

 

「……いや、薬は使ってねぇけど……」

「でも……そんだけハゲてるから?」

「トレーニングでハゲたんだよ!!それ以外ないって!!」

 

サイタマもそんな感じでカエデに怒鳴る。

そしてそんな様子を、殺せんせーは砂場で城を作りながら見つめる。

 

[ヌフフフフフフ。前よりも賑やかでいいですね♪]

 

と殺しの対象者は笑いながら観察する。

 

 

 

 

 

 

その頃、旧校舎付近の森に、1人の男が近づいてきた。

 

「噂じゃあ、アイツはこの学園のゲストとして、来てるらしいけどな?」

 

コイツの名は音速のソニック。

一流の殺し屋だけどサイタマに二回もやられてしまい、その為勝手にライバルにしている変態忍者。

少し前までサイタマによって刑務所に送られたが、このとおり脱獄してサイタマを探していた。

 

「だが、どんな場所であろうと関係ない!」

 

ソニックは刀を抜いて叫んだ。

 

「絶対に俺の手で倒してやる」

「アナタ?サイタマさんとはどんな関係ですか?」

「奴は俺の経歴やプライドをズタズタにされ、うわっ!!?」

 

いつのまにか後ろに殺せんせーが立ってた。

 

「なんだ貴様は!?」

 

驚いたソニックは超スピードで距離を離れた。

 

「おや?私を殺しに来たのではないのですか?」

 

しかし、殺せんせーの方が100倍も早く、逆に追いつかれてしまう。

 

「ん?何言ってんだ貴様?俺はサイタマに用があるんだ。少し眠ってろ!!」

 

超スピードで殺せんせーに攻撃した。

 

「アナタもしかして、忍者の出身ですか?」

 

殺せんせーは軽々と避けた。

 

「なに!クソ!!」

 

ソニックは体制を整え刀で斬りつけたが、木の棒を箸のようにして受け止められてしまう。

 

「対先生用武器ではないですね?」

「おのれ!爆裂手裏剣!!」

 

と爆発する手裏剣を投げつけたけど、殺せんせーは触手で軽々と上空目掛けてはじいた。

 

「なんだと!?」

「はい、チェックメイト」

「なっ!?」

 

いつのまにか殺せんせーの触手に縛られてしまった。

 

「アナタが何者か知りませんが、不審者を見逃すわけにはいきませんからね」

 

注意するがソニックはなんとか触手から抜け出して

 

「クソ……覚えてろ!!」

 

そしてソニックはそのままこの場から逃げた。

 

「どうやら?本当に私目当てではないのですね?」

 

ソニックを逃がした殺せんせーは、とりあえずグランドに戻った。




殺せんせーとソニックが出会い、やはり殺せんせーの方が圧倒されました。

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