ワンパンマン&暗殺教室 一撃男VS超生物   作:ラルク・シェル

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今回はE組チームの話です。
そしてついに暗殺教室も最終回になりましたね。


侵入記録・E組篇

ヒーロー協会のヒーローチームが怪人連合基地に侵入していた頃、丁度E組チームも怪人連合の基地に潜入していた。

 

「さてと、まずはどうする?」

 

ジェノスがこれからどうするのか全員に尋ねてみた。

 

「それじゃあ、まずそれぞれチームに分かれるってのは?」

「たしかに。このまま纏まって行動するのは、かえって危険だからな」

 

竹林の提案に全員は賛成した。

 

「でも、どんな風に分けるの?」

「これはあくまで、茅野を救出する為に来たんだ。だからできるだけ戦闘は避けたいし」

「ジェノスさん達はプロだから、入れた方がいいよね?」

 

こうして色々と話し合った結果、4つのチームに分かれる事になった。

まずA班が赤羽業、磯貝悠馬、杉野友人、片岡メグ、原寿美鈴、神崎有希子、中村莉桜、吉田大成、ジェノス。

B班は前原陽斗、速水凛香、竹林考太郎、三村航輝、菅谷創介、狭間綺羅々、矢田桃花、岡島大河、奥田愛美、バング。

C班は、寺坂竜馬、村松拓也、倉橋陽菜乃、岡野ひなた、木村正義、千葉龍之介、不破優月、フブキ、イリーナ。

そしてD班は潮田渚とキング。

 

「え?ちょっと待って。なんで俺は渚くん1人だけなの?」

 

納得いかない分け方にキングは全員に尋ねる。

 

「だってねぇ。キングさんなら1人でも大丈夫そうだし」

「人類最強の男だからね」

「今まで怪人を倒してきたし」

 

1人でも十分という全員の思い込みという理由だった。

 

「じゃ、じゃあ…なんで渚くんを俺と組ませるの?」

 

しかし、それでもキングはせめて渚を組ませた理由を尋ねてみた。すると渚本人が口を開いた。

 

「あの…それは僕がお願いしたから」

「え?」

「僕は今まで色んな経験を積んでるし…それにキングさんの役に立ちたいから!」

 

渚の真剣で真っ直ぐな瞳と一緒にキングにアイコンタクトを放った。それを理解したキングはすぐに話をあわせた。

 

「たしかに……俺の実力ならば1人で十分だ!多数いると逆に足手まといになるからな」

「足手まといって、たしかにそうかもしれないね」

「本当なら、キングの実力を見て見たいものだが…仕方ないな」

 

納得するE組メンバーとヒーロー達。

 

「じゃあ、律。ナビはお願いできるか?」

『はい!といっても、怪人はどういう場所に出てくるかまでは、さすがの私でも分かりません…それでも皆さんの為にがんばります!』

 

少し自信がない様子のモバイル律だけど、がんばりを見せるのだった。

 

「渚、キングさんの邪魔だけはすんなよ」

「分かってるよ。みんなも気をつけてね」

「ああ、良しみんな!」

「茅野を絶対助け出すぞ!」

「「「「「「おーーーー!!!」」」」」」

 

こうしてA班とB班とC班は、それぞれのルートを歩いて行った。しかし最後に残ったD班は、渚が律にも聞かれないようにと一度携帯の電源を切った。そしてキングがちゃんと全員行ったか確認すると渚に尋ねた。

 

「ねぇ、俺と組んだ本当の理由って…」

「はい、キングさんの秘密をバレないようにと」

「やっぱり…」

 

話が終わったD班の潮田渚とキングは残ったルートを進み始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、超合金クロビカリは怪人と激闘していた。相手はカエデをさらった蟲型怪人の蟲神。

しかしクロビカリは抵抗せずに蟲神の攻撃をただ耐えていた。

 

「なんだお前、ガードばっかりして?怖気ついたのか?」

 

不審に思った蟲神はクロビカリに尋ねて見た。

 

「別に、ただ昆虫の力を持ったお前の力はどれ程のものか確かめてみたかった…そしてはっきり分かった…ガッカリした」

「はぁ?」

「ガッカリしたよ!!」

 

大きく強い声で蟲神に向かって怒鳴り叫んだ。

 

「見ろ。この黒く輝く肉体を!はっきり言うが俺の方がお前より性能が良いことを!」

 

自らの筋肉を自慢するクロビカリに苛立ちを見せる蟲神。

 

「お前…そうとう俺に本気でやられたいようだな!」

 

蟲神は全身の甲羅を含まらせて、さらに腕を2本から4本にするとクロビカリに殴りかかった。

しかしクロビカリのパンチに、蟲神の上半身がぶっ飛ばされて倒された。

 

「俺を倒したいなら、もっとトレーニングしておけば良かったな?」

 

自慢するかのように捨て台詞を吐いて去っていった。

それからアトミック侍の弟子のイアイアンとオカマイタチとブシドリルが、出くわしたのはロングヘアーの怪人だった。

 

「この私、魔ロン毛の所にやって来るとは…飛んで火にいる夏の虫……」

 

髪の毛がまるで蛸の足のように動かしながら不気味に笑う怪人魔ロン毛。しかしたった1人、変な目で見ていた。

 

[うっ…この怪人、いい男ね…でも私はヒーローで相手は怪人!どうしよう……]

「おい、お前また怪人相手に惚れてるのか?」

「馬鹿野郎!さっさとアイツに攻撃して来い!」

 

オカマイタチが妄想しているのをイアイアンとブシドリルが大声で正気に戻そうとした。

 

「あら、ごめんなさい。あっ!もしかしてドリル、妬いていたの?」

「あ?今ここで斬ってもいいか?」

「止せ。仲間割れするなと師匠に言われただろ!」

 

オカマイタチとブシドリルが喧嘩しようとしたが、すぐにイアイアンが2人を抑える。

 

「せっかく師匠から別行動していいとお許しを貰ったんだ!しっかり成果を残しておくんだぞ」

「……分かったわ。師匠の為にもがんばらなきゃね」

 

イアイアンの言葉を理解するオカマイタチはさっそく鞘から刀を抜いた。

 

「いい男だけどごめんなさいね。飛空剣!」

 

するとオカマイタチの放った斬撃が、巨大なカマイタチを作り出して魔ロン毛に突っ込んできた。

 

「井の中の蛙、大海を知らず…それと同じに、A級ヒーロー、毛髪の恐怖知らず」

 

しかし魔ロン毛のロン毛が巨大カマイタチをガードすると、そのまま髪を槍のようにして攻撃してきた。すぐさま3人は避けた。

 

「そんな!私のカマイタチが!?」

「だったら直接攻撃だ!」

「応よ!!」

 

こうしてA級3人と災害レベル・鬼の怪人との戦いが繰り広げられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな時に、サイコスに無残にもやられてしまった怪堂。ダメージが大きかったのか動けずにいたが、しばらくすると目を開いた。しかもその目は黄色く輝いていた。

 

「人を殺すか……」

 

それから立ち上がるとドアを開けて再び部屋を出た。すると丁度その時、別の怪人と出くわした。

 

「お前、さっきサイコス様に喧嘩売ったけど負けたってな?そりゃそうだよな。お前はまだ人間だからな!」

 

怪人は怪堂を見下しながら笑い続ける。

 

「大体テメェは人間の癖に怪人になりたいなんて無理なんだよ!俺達はな、選ばれた存在なんだ!」それを怪人ゴッコしているテメェとは格が違……うっ!!」

 

すると怪堂は黄色く不気味な目を輝かせたまま、怪人の首元を掴む。

 

「言いたいことは…それだけか?」

「テメェ…なんのっ!!」

 

そのまま怪人の腹部を殴りつけると背中まで貫通して絶命させてしまう。そして腕を死体の体から抜いて、死体は床に捨てると血まみれの自分の腕を見る。

 

「殺すのって、簡単じゃん♪」

 

まるで無邪気な子供のような不気味に笑いながら基地を進んでいった。




E組のチーム分けはどうでしたか?そしてキングと組んだ渚はどうなるのか?

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