なるべく更新できるように頑張りますm(_ _)m
今回も短くてなってます、すみません。
ちょっと書いてみたくなった事が増えたので、後編でなく中編に増やしました。
ウララのメイクデビューレースは次回更新になります。
閑話:トレーナーの話と、とある記者の独り言
「ついに今日、か」
気が昂る……昨夜から自分でも不思議なくらい落ち着きがないのを実感している。
これではまるで初めてレースに向かう新米のようだな……。
少し早いが仕方ないか、取り敢えず既に何度も何度も確認したレース詳細データを読んでおくか。
「ダート、1300m、9人……ウララの推定人気は……9番人気」
メイクデビューレースはだいたい実力は変わらない、が……ウララには圧倒的に時間が足りなかった。
あのクズからもう少し早く引き離しておけば……いかんいかん、もしを言い始めたらキリが無い。
「勝たせてやりたいが、しかし……」
ウララにメイクデビューレースを告げたあの日、私はゴールドシップと話をした。
どこか私が考えていた事を否定してほしかった……しかし、ゴールドシップの考えも同じモノだった。
『正直に言わせてもらうならよぉ……アイツには時間が足りてねぇよ、今回はウラ吉に対しては辛い結果を避けらんねぇと思うぜ』
普段は何を考えているか分からないゴールドシップが、あの時だけはなんとも言えない厳しい顔をしていたな。
ウララは勝てない。 これは私も分かっているんだ……しかし、ウララは他の子に比べて出遅れている、だから1日でも早くメイクデビューをさせておかないと後々、困るのだ。
あぁ、頭が痛い……。
私のトレーナー人生で最も苦しいレースを迎えなければならないとは……小さなため息を吐いた後、頭痛薬を飲む。
「ふぅ……よし!情けない顔をするな!!喝!!」
鏡に映る自分があまりにも情けない顔をしている、馬鹿者め! 私はトレーナーだぞ、私がこんなに情けない所を見せてどうする! 気合いを入れろ!
パァンと乾いた音が辺りに響き、同時に頬に強い痛みを感じた。 そして、もう鏡には情けない顔をした私は映っていなかった。
○○○○○○○○○○○○○○○○
あーダルい。
自分で選んだ仕事なんだけどさ……最近、やる気起きないんだよね。
「ダル〜い」
とあるウマ娘とトレーナーに憧れて記者を志した。 偶然、当時の彼氏に連れられて見に来たレースで、私はとあるウマ娘とトレーナー達に魅入られた。
一際目立つ真っ赤なジャージ姿の私と同い歳に見える女の子と、真っ白な髪を靡かせるウマ娘。
もっと彼女達の事が知りたくて、そんで記者を目指した。
私が記者になる頃にはあのウマ娘の子は引退しているかもしれないけど、赤ジャージの女の子のトレーナーは現役で活躍しているはず! そう思ってた……なのに、私がやっと記者になった頃にはあの赤ジャージのトレーナーは居なくなってた。
なんで? って思って先輩達に聞いてみた、するとみんな同じ事を言ってきた。
『あー……あの神童ちゃんか、アレはもうダメだと思うぞ。もう何年もトレーナーとして失敗して、結果を残せていないからな』
先輩達の言葉がどうにも信じられないくて自分でも調べてみた
けど……結果はひどいモノだった。
落ちた天才トレーナーやら、神童も大人になればただの人、などひどい書かれようモノばかり。
事実あの赤ジャージのトレーナーは、1番長く指導していたウマ娘が引退した後から全く成績を残せておらず、何度も担当ウマ娘を変えられていた。
そんで、もう私が記者として取材したかった2人がいない事を知って、一気にやる気が無くなったのだ。
それでも、まだあの赤ジャージのトレーナーはトレセンを辞めていなかったんで、もしかしたら戻ってくるかも……なんて甘い事を夢見ながら記者を続けている。
でも、もう無理かもなぁ……既に彼女が表舞台から消えて5年以上経ってるし、仲良くしてくれてるトレセンの関係者から、去年くらいにまた担当ウマ娘からトレーナーを解雇されたと聞いたしなぁ……。
「ハァ……あの赤ジャージのトレーナーを取材したかったなー」
大きな溜め息を吐いた後、私はまたやる気なく仕事をするべく本日のレースを見るべく記者席へと向かい歩き出した。
次回予告(仮)
ウララとデビューレースと涙と〜後編+とある記者の涙〜
お知らせ
Act.2ライスシャワーの更新は、もう少しウララ編が進んでからやろうと思ってます。