度重なる体調不良、体調不良、捻挫、体調不良、データ消失などなどがありました。
ですがなんとか更新は続けていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
朝、目が覚めた時からナニカ違和感があった。
上手く言えないけれど、なんだか背中がゾワゾワってしてる。
「んー?んー?」
放課後になっても違和感の原因がわからないず、ウララは只々ソワソワしてしまう。
「ウララさん、朝からずっと何をソワソワしているの?」
朝からひたすらにソワソワと落ち着きのないウララに、同室のキングは心配そうに尋ねた。
「んー?えっとねー……んー、わかんない」
しかし、ウララ本人がこのソワソワする理由がわからないので答える事ができず、ただわからないとしか返せずにいた。
「体調は悪そうに見えないし……とにかく、具合が悪くなったりしたらすぐに保健室に行きなさいね?」
キングはどこか心配そうにしながらも、自分のトレーニングがあるため後ろ髪を引かれながらウララと別れ去って行った。
「……なんだろ?んー?んー……トレーナーに相談してみようかな」
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「遅いぞー!ウラ吉!!」
いつものように部室代わりにしている用具室に着くと、そこには腕をご立派な胸の前で組み仁王立ちしているゴールドシップが待っていた。
「あれ?シップちゃん、今日は一緒にトレーニングする日じゃないよ?」
トレーナーからはゴールドシップとの合同トレーニングはしばらく休みと聞いていたウララは、すっかりリスティーと二人でトレーニングと思っていたため予想外の出来事に軽く驚いた。
「フフン、この優しい優しいゴルシちゃんが、もう暫くだけ一緒にトレーニングしてやろうと来たんだよー!」
正直、ずっとゴルシとの合同トレーニングをしてきたので、すっかりウララは誰かと一緒にトレーニングが楽しくなっていたので、またゴルシと一緒にトレーニングできるのが嬉しく満面の笑みを浮かべた。
「わぁ〜い♪ウララ急いで着替えてくるねー!」
朝からのナニカは、またゴルシと一緒にトレーニングできるお知らせだったと思いやっとスッキリした! と、ウララは自己完結し急ぎトレーニングウェアに着替えるため用具室へと勢いよく飛び込んだ。
勢いよく飛び込んだ扉の先でポフッと何かとっても柔らかいモノにぶつかってしまった。
「あぷっ!?な、なに?え?」
ウララがぶつかったモノを確認しようと上を向いた瞬間、ゾクリと嫌な感覚が走った。
そこにいたのは、ハァハァと激しい呼吸音を漏らし、ギラギラと蕩けた大きな瞳、口の端からは一筋のヨダレを垂らし自分を見下ろし、右手におしゃぶり、左手にはガラガラのおもちゃを持った見知らぬウマ娘だった。
「え……誰?」
普段、人一倍人懐っこく誰にでも明るくコミュ力お化けのウララが、今目の前に居るウマ娘に対して激しい拒否反応と恐怖を感じ、蛇に睨まれたカエルの如く動けなくなった。
「ハァ〜ハァ〜、あらぁあらぁ〜♪なんて可愛いぃ、赤ちゃんなんでしょう〜♪」
本能が逃げろ逃げろとウララを急かす。 しかし、目の前のウマ娘の圧がウララにネットリと絡みつき動けない。
ゆっくりゆっくり、とおしゃぶりを握った右手がウララに近づいてくる。
「あぁ〜♪なんて可愛いぃ、はぁいおしゃぶりを咥えまちょうね〜♪」
怖い怖い、でも体が動かない。 徐々におしゃぶりがウララの口へと近づいてくる。
本能が叫ぶ、アレを咥えたらダメだ!! 危険だ! 逃げろ逃げろ!! だかしかし、体を動かせない。
「はぁい♪あぁ〜〜〜〜ん♪」
遂に唇におしゃぶりが当てられ、彼女の甘ったるくも有無を許さない圧のある声音がウララに逆らう意志を奪っていく。
「あ、ぁ、ぅ」
も、もうダメだ。 諦めかけた次の瞬間、背後から強い力で引かれた。
「遅えと思ってきてみたら……おい、お前は明日からの予定だろう?クリーク!!」
間一髪の所でウララを救ってくれたのはゴルシだった。
ゴルシはウララを自分の背中に庇うようにクリークの前にたちはだかった。
「あらあら、1日早いくらい誤差ですよ?誤差♪もう我慢できないんですぅ〜、早く赤ちゃんを返して下さい♪」
クリークはまるで聖母のように優しい笑顔なのだが、底の見えないような真っ黒な狂気を孕んだ瞳がユラユラと妖しく輝く。
「チッ……ダメだ、今日はアタシがウラ吉とトレーニングすんだ。明日まで待っ……」
「もう限界なのぉお!!邪魔するなら、ゴルシちゃんもぉ赤ちゃんにしちゃいますよぉ!!」
ゴルシの言葉を遮りクリークは声を荒げ、いつの間にか取り出した二つ目のおしゃぶりをゴルシの口元に投げた。
「甘ぇえ!!」
ゴルシもどこからか取り出した卓球のラケットでおしゃぶりを叩き落とした。
そこからはお互いにおしゃぶりを投げる、叩き落とすの激しい攻防が続いた。
「あ、ぅ……」
すっかり蚊帳の外のウララは軽くパニックとなり、どうする事をできずアワアワと身を縮めて震えていた。
「ハァ、ハァ……やりますねぇ!ゴルシちゃん!ですがぁー!勝つのは私ですー!!」
「しのぎ切ってやるぜー!!ゴルシちゃんは無敵だー!!」
お互いにこれが最後とばかりに声を荒らげた次の瞬間、クリークとゴルシは突然の空を舞う浮遊感を感じた、そしてすぐに背中に強い痛みを感じ悶絶した。
「まったく……何をしている馬鹿者共め」
いつの間にかやってきていたリスティーは痛みと衝撃でもがくクリークとゴルシを睨み殺さんばかりの視線で見下ろしていた。
何が起こったのか、唯一見ていたのはウララだけだった。
気配もなく突如、現れたリスティーは瞬きをした一瞬でクリークとゴルシの首元を掴み、そのまま投げ落としたのだった。
人はウマ娘に敵わない、そう誰かが言っていた。 しかし、一部例外はいるのだと、この日ウララ一つ賢くなった。
次回予告(仮)
ついに出会ってしまったウララとクリーク。
でちゅねの魔王クリークママからウララは無事に生還できるのか?
次回!!
ウララとでちゅねの悪魔〜でちゅね戦争・始まり〜
お知らせ(のようなモノ)
今後の更新速度は、週1〜2ほどを頑張ってやっていきたいと思います。
本当なら、毎日更新します!と言いたいのですが……体調面などで厳しいため、遅筆更新となります。
本当にすみません。
更新日につきまして、作品説明欄につ随時掲載しております。