「ゲートオープン、界放!」
二人の掛け声が響き渡る。
月坂小夜のイメージする世界は黄色い光に包まれた花と玩具の世界。
小夜の周囲には色とりどりの花々が咲き誇り、一帯は春の香りに満ちている。背後の花の合間には、ポム、ロム、パム、ノックンモールなど、小玩のスピリットを模した人形の姿が見え隠れする。
狩野美都のイメージする世界は金色の星の輝きに照らされた一面の花園。
小夜のイメージする煌びやかな世界と比べると、美都の世界は春よりも秋に近い。異なる花の香りが入り混じり、二人の嗅覚を刺激した。
「それじゃあ、わたしの先行。行くよ、お姉ちゃん」
「うん、小夜ちゃん」
☆第1ターン。
月坂小夜はスタートステップを宣言し、続けてドローステップ。小夜がドローしたカードは緑のマジック、真空爪破斬。
真空爪破斬の加わった初期手札をじっと見つめる小夜。内容は左から順に、生命魔盾セフィラ・シンガータ、風蟲円舞、妖雷スパーク、イエローフィールド、真空爪破斬。
そして、ステップはメインステップへと移行する。
「3コスト支払い、マジック、イエローフィールドを使用するね。デッキの上から2枚、オープン」
オープンしたカードは。真空爪破斬とノノイン・ニルオン。
「ノノインちゃん、早速来た!」
小夜はノノイン・ニルオンを手札に加え、真空爪破斬を破棄した。
効果を発揮したイエローフィールドはフィールドに置かれる。金色の蝶が舞い上がり、その蝶の下で、小夜と美都の間に広がる、イメージされたバトルフィールド内に新しい黄色い花畑が広がっていった。
二人のイメージする世界に新たな花々が添えられ、舞台は一層華やかなものとなる。小夜は天真な笑みを浮かべ、そんな小夜を見つめる美都も自然と微笑んだ。
「さらに、バーストセット。これでターンエンドだよ」
☆第2ターン。
今度は狩野美都のターン。
ドローステップでドローしたカードはリバイヴドローであった。美都は、手札を改めて見直す。
内容は、右から順に、彷徨う無重力島、麒麟星獣リーン、魔光の狩人ジェインウェイ、二枚目の麒麟星獣リーン、リバイヴドロー。美都は小さく頷くと、行動に出た。
メインステップ。
「彷徨う無重力島をLv1で配置」
上空に、浮遊する小さな島が出現した。島は徐々に高度を下げていき、美都のすぐ傍らで静止する。中央には島の半分近くを緑で覆う大樹がそびえ、大樹の根元には透き通った泉が広がっている。
小鳥のさえずりが聴こえてきた。彷徨う無重力島に誘われた鳥や小動物たちが花畑の中から顔を出した。イエローフィールドによって現出した蝶も、彷徨う無重力島の出現を喜んでいるかのように、揺蕩う。
「そして、わたしもバーストセット。ターンエンド」
☆第3ターン。
月坂小夜のターン。
ドローステップでドローしたカードは再びイエローフィールド。そのまま、小夜はメインステップまで移行した。
「あなたのハートにLOVEイグニション! ノノイン・ニルオンちゃんを配置」
金髪のツインテールが眩しいアイドルにしてコードマン、ノノインが花園に舞い降りた。小夜の背後の花の合間からライトアップ担当のホムンクーとキキーモラがこっそりと現れ、ノノインの全身を照らし出す。
「随分と賑やかになったねぇ、小夜ちゃん」
ノリノリな小夜を前にして、美都も嬉しそうであった。
「配置時に、デッキの上から3枚をトラッシュに。……妖精将グロリア、天秤星鎧ブレイヴリブラ、妖精将グロリア。ありゃりゃ、落ちちゃったよー……」
小さくうなだれる小夜であったが、すぐに元気を取り戻し、ノノイン・ニルオンにコアを2個追加する。
「もう一度、マジック、イエローフィールドを使うね。オープンカードはノノイン・ニルオンとハネッポ……うーん」
少し逡巡した小夜であったが、ハネッポのカードを選んで手札に加え、二枚目のノノイン・ニルオンは破棄した。
バトルフィールドに、もう一匹の蝶が現れ、先のターンに出現していた蝶は仲間の到来に歓喜している様子であった。二匹の蝶がノノインの周りでクルクルとダンスを踊り、花の色で染められたステージが創られていく。
小夜はそのままターンを終了。舞台は第4ターンへと移行する。
☆第4ターン
狩野美都のターン。
ステップは進み、メインステップに入る。
「星の世界を駆け巡る、王の魂を宿し獣。麒麟星獣リーンを召喚。Lv2」
美都が召喚した麒麟星獣リーンが天空の星より飛来し、彷徨う無重力島の大樹の天辺に降り立った。かつて幻獣王と呼ばれた獣の嘶きが、ノノインの歌声に負けじと周囲に木霊する。
「さらに、彷徨う無重力島にコアを乗せてLv2にアップ。これで、アタックステップの間は、リーンは聖命を得る」
そして、美都はアタックステップを宣言した。
彷徨う無重力島から暖かな豊穣の光が溢れ出し、それを取り込んだ麒麟星獣が持つ星の輝きが一層強まる。
「そろそろいくよ、小夜ちゃん。……リーンでアタック! 系統戯狩を持つリーンが疲労したので、彷徨う無重力島の効果で一枚ドロー」
無重力島からさっと飛び上がった麒麟星獣が小夜を目掛けて滑空する。それに対して、小夜は無防備な状態で両腕を広げた。
「ライフで受ける!」
小夜の前に表れた大きな青いコアの輝き。接近してきたリーンは前足でこれを砕き、クルリと背を向けると、無重力島へと引き換えしていこうとした。
「でも……ライフ減少によりバースト発動! 妖雷スパークの効果でリーンをBP-5000し、0になったから、破壊する」
小夜のライフは5個から4個になったが、それをトリガーとする妖雷スパークが麒麟星獣を背後から襲う。BP4000だった麒麟星獣はこの一撃に耐え切れず、星の粒子となって周囲へと飛散した。
「む、やってくれたね、小夜ちゃん」
妖雷スパークのフラッシュ効果を使うにはコアが足りなかったため、小夜は妖雷スパークによるドローは出来なかった。
そのまま、狩野美都はターンを終了した。
☆第5ターン。
月坂小夜のターン。小夜のライフは現在4。美都は5。
ドローステップにドローした白羊樹神セフィロ・アリエスXを見つめる小夜。意を決した様子で、メインステップに臨む。
「ちっちゃな妖精ハネッポちゃん、出ておいで」
小夜のフィールドに召喚されたのは系統小玩を持つ0コストスピリット、ハネッポ。若干おどおどした様子で現れたが、ノノインの歌声と、向こうにいる仲間の小玩たちの応援を受け、小さな羽をパタパタと動かしながら、てくてくとバトルフィールドに進み出た。
「豊穣の輝き、生命の運び手。その力を界放させて! 白羊樹神セフィロ・アリエスXをLv1で召喚!」
逞しい角を備えた牡牛が中空より現れ、地面を踏みしめた。猛々しい咆哮と力強い巨躯の持ち主であったが、一方で一面に広がる花畑へと漲る生命力を与える慈愛も持ち合わせている。
「ノノイン・ニルオンちゃんの神託発揮。セフィロ・アリエス、あなたのキラキラをわけてあげて」
アリエスXの生命の輝きを受けたノノインにコアが追加され、その数は3個となる。
「アタックはせず、ターンを終了」
☆第6ターン。
狩野美都のターン。
このターンのメインステップに、美都はリザーブと彷徨う無重力島のコアを使い、初期手札にあったリバイヴドローを使用した。
「麒麟星獣リーン。もう一度、あなたの姿を見せてね。……、麒麟星獣リーンをLv1で召喚」
召喚された麒麟星獣リーンであったが、アリエスXの包容力に包まれ、無重力島の上で力なくうなだれた。
(セフィロ・アリエスXがいる限り、遊精か光導を持たないスピリットとアルティメットは疲労状態で召喚されるから、ね)
美都はそのままターンを終了した。
☆第7ターン
月坂小夜のターン。
小夜がドローしたカードは三枚目のイエローフィールド。立て続けにドローするのはちょっと偏り過ぎかなと思ったが、小夜はそれ以上は気にせず、メインステップへ移行する。
「リザーブのコア3個をセフィロ・アリエスXに置き、セフィロ・アリエスXに置かれていたソウルコアをリザーブに移動。Lv2になったセフィロ・アリエスXの星界放を発揮! ノノインちゃん、今度はあなたがセフィロ・アリエスXを応援してあげてね」
ノノイン・ニルオンに置かれていた3個のうち2個のコアがセフィロ・アリエスXに追加される。
「これで、次のわたしのスタートステップまで、わたしとお姉ちゃんのスピリット、アルティメット、ネクサスのコア全ては取り除けないよ」
そのまま、小夜はアタックステップに突入。
「ハネッポちゃん、アタック!」
「ライフで受けるよ、小夜ちゃん」
ハネッポはててててっと花園を駆け、美都の目前で飛び上がり、美都を護るようにして現出した青いコアの輝きを砕いた。
これにより、美都のライフは6個から5個となる。
アタックを終えたハネッポはたたたっと駆けてきた花園を引き返し、ノノイン・ニルオンが歌っている舞台の前に立ち、ノノインの振り付けに合わせてクルリンと決めポーズを取って見せた。その様子はさながらアイドルとそのマスコット。
「ライフ減少により、バースト発動! 魔光の狩人ジェインウェイ!」
ハネッポは「え?」と言い、ぎょっとなって飛び上がる。小夜も思わず「あー……」と声をもらしていた。
中空から突如現れたエルフらしき尖がった耳を持つ狩人、ジェインウェイ。彼女は手にした弓矢で天を狙い、矢を放った。
矢が上空で煌く星の一つに当たり、砕け散った星が無数の流星となり、小夜のフィールドに降り注ぐ。
「ジェインウェイのバースト効果により、相手のスピリットすべてをBP-8000し、BP0になったスピリットすべてを破壊する」
流星を受けてなおLv3でBP14000を持つセフィロ・アリエスXは持ちこたえたが、BP1000のハネッポではひとたまりもなかった。
流星を受けたハネッポは吹き飛ばされ宙をクルクル回りながら舞台から退場した。
「このままじゃ終わらないよ、マジック風蟲円舞の覇導を発揮! ジェインウェイと麒麟星獣リーンを重疲労させる」
鳥のような羽を左右に備えた緑色の殻虫が飛翔し、巨大な竜巻を起こした。これを受けたジェインウェイと麒麟星獣は吹き飛び、セフィロ・アリエスXの霊力に満ちている花園へ倒れ込んだ。
小夜は風蟲円舞の追加効果である転醒は発揮せず、そのままトラッシュに置いた。
「セフィロ・アリエスXはアタックせず、このままターンエンド」
☆第8ターン
狩野美都のターン。
このターンのリフレッシュステップで、麒麟星獣リーンと魔光の狩人ジェインウェイは一度回復し、疲労状態となる。二体は先の竜巻から受けた眩暈から立ち直ったが、まだ力なくうなだれたままであった。
「わたしはバーストをセットして、ターンを終了するね」
このターン、コア移動を封じられている狩野美都はそれ以外のアクションを起こさなかった。
☆第9ターン
月坂小夜のターン。
小夜がドローしたカードは2枚目のハネッポ。
「メインステップ、もう一度、舞台に立って。みんなのアンコールに応えてね、ハネッポちゃん」
リザーブからコアを乗せ、ハネッポがLv1で召喚される。ただ、セフィロ・アリエスXの霊力の影響を受けてしまっており、召喚された時から疲労状態のハネッポは、ノノインの足元で座り込んでしまった。
「ハネッポちゃんで軽減して、マジック、イエローフィールドを使用」
「あ……三枚目」
狩野美都が呟いた。
イエローフィールドでオープンされたカードは、チワールとアイリエッタ・ラッシュ。チワールを見た瞬間、小夜の顔がぱあっと明るさを増す。
「チワールちゃん、来てくれた……!」
小夜はチワールを手札に加え、アイリエッタ・ラッシュを破棄した。
イエローフィールドはフィールドに置かれ、フィールドには三匹の蝶が勢ぞろいする。蝶たちはノノインの歌に合わせるかのように幻想的なワルツを披露した。
「霊力を封じた牡牛の盾、生命魔盾セフィラ・シンガータをセフィロ・アリエスXに直接合体!」
セフィロ・アリエスの魂を封じ込めた、紫色の光を放つ緑の魔盾が空の星々の合間より飛来し、セフィロ・アリエスXに装着される。元来、セフィロ・アリエスを封じ込める為の魔盾であったが、セフィロ・アリエスXと合体することで、両者は強い親和性を発揮した。
「不足コストはセフィロ・アリエスXから支払い、セフィロ・アリエスXはLv2にダウン……そして、アタックステップ」
攻撃態勢に入るセフィロ・アリエスX。
「セフィロ・アリエスXでアタック! セフィラ・シンガータの合体時効果で、麒麟星獣リーンを重疲労させることで、ボイドからコア1個をノノインちゃんに置くね」
重疲労した麒麟星獣リーンが花園に力なく横たわった。さらに、ノノイン・ニルオンのコアは2個となる。
「フラッシュ、セフィロ・アリエスXの星界放を発揮! ノノインちゃんの声援を受けて、回復!」
「ライフで受けるよ、小夜ちゃん」
セフィロ・アリエスXのダブルシンボルの一撃を受け、美都のライフは5個から3個になる。
「アンコール~♪ もう一度、セフィロ・アリエスXでアタック。ジェインウェイを重疲労させて、ノノインちゃんにもう一個、コアを追加」
再び、突進するセフィロ・アリエスX。美都を目掛けて花園を駆けた。それに対して、美都はフラッシュを宣言する。
「……一筋の光明を、無限の灯へと変えて! レジェンドガンダム!」
背中に大型のオプションを装着した白いモビルスーツが星の空から舞い降りた。散りばめられた星々の光を反射し、銀色のボディが神々しく輝く。
「あ……あー! むむむ、遂に出たな、スペースノイドを苛め抜いた連邦の白い悪魔ぁ!」
「あのー……小夜ちゃん、レジェンドガンダムは連邦じゃなくてザフトだよ」
少々あきれ顔の美都。
「えっと、気を取り直して……レジェンドガンダムの効果で、ハネッポちゃんには退場してもらうね」
背面からドラグーンと呼ばれる兵器の砲塔がハネッポの足元へとむけられ、砲が放たれた。爆風で吹き飛んだハネッポは舞台から退場し、小夜の手札へ戻る。
「むうぅ、でもでも、悪魔にも、すぐ退場して貰うもーん」
「まだ悪魔って言ってるー……」
そう言う美都であったが、フラッシュタイミングで小夜の提示したカードに目が止まった。
「あ……そのカード」
「マジック、真空爪破斬! 疲労状態の相手のスピリットかアルティメットを2体、デッキの下に戻す。これは防げない効果だから、VPS装甲だって貫通する……だよね、お姉ちゃん?」
真空爪破斬のカード。このカードの採用を小夜に勧めたのはほかでもない、美都であった。
小夜のデッキではコスト7以下の効果を受けないレジェンドガンダムへの対抗手段に乏しく、小夜のデッキに対するストッパーとなってしまっていたレジェンドガンダム。そこで、美都は小夜のデッキなら無理なく使える真空爪破斬を譲ったのであった。
「うーん、まあ、仕方ないか」
「セフィロ・アリエスXの効果によって疲労状態で召喚されたレジェンドガンダムと、さっき重疲労させた麒麟星獣リーンをデッキの下へ。……そして、セフィロ・アリエスXのアタックは、まだ続いているよ」
獣の凶王の引き起こした真空波を受け、レジェンドガンダムと麒麟星獣は星の彼方へと吹っ飛んでいった。
「じゃあ、わたしも、もう一度フラッシュ。マジック、光翼之太刀。ジェインウェイをBP+3000し、疲労状態でのブロックを可能とする」
美都が使ったのは、REVIVALの文字が刻まれた光翼之太刀。その力はジェインウェイへと与えられ、重疲労していたジェインウェイは立ち上がり、セフィロ・アリエスXを迎え撃とうとした。
しかし、ジェインウェイのBPは合計で8000。合体したBP19000のセフィロ・アリエスXにはとても敵わず、牡牛の角で突きあげられ、「あーれー」とばかりに宙へと飛んで行ってしまった。
「相手による自分のスピリット破壊により、バースト発動! 要塞騎神オーディーンType-X、開門!」
「あ、オーディーン!」
上空に機械の門が出現。その門が開き、中から現れたのは、REVIVALの文字がカードに刻まれている無数の砲塔を備えた要塞騎神の姿。
「小夜ちゃんの手札は2枚……よって相手のスピリットを1体、セフィロ・アリエスXを手札に戻すね」
要塞騎神から無数の砲撃が放たれ、集中砲火を浴びたセフィロ・アリエスXは思わず後方へと退き、手札に戻った。小夜はセフィラ・シンガータを場に残さない選択をしたため、2枚のカードが共に小夜の手札に加えられる。
その後、要塞騎神には2コアが置かれ、Lv2で召喚された。セフィロ・アリエスXが不在となったことで、回復状態の召喚である。
「むむ、これでターンエンドだよ、お姉ちゃん」
☆第10ターン
狩野美都のターン。
メインステップまで流れたところで、美都は1枚のカードを掲げる。
「敬愛なる月の友、わたしの星に力を貸して。創界神ネクサス、月光のバローネを配置」
星々の煌く空に、白い満月が出現した。その月から身体にフィットした黒色のバトルスーツを身に着けた、一人の青年が舞い降り、月光の下ですっと着地した。額の角を模した飾りが月の光を反射して輝いていた。
「配置時に、デッキの上から3枚をトラッシュへ。送られたカードは……REVIVALされたコスト3の星馬コルットと暗黒の魔剣ダーク・ブレード、イビルドロー。神託条件を満たすのは2枚だから、ボイドからコア2個を月光のバローネに追加」
それまで黄の色彩に満ちていた、小夜と美都のイメージする世界であったが、白の創界神ネクサスが現れたことで、白色の輝きが大きな存在感を持ち始めた。
小夜は満月に見とれたまま感嘆の声をもらしていた。
「オーディーンにコアを追加して、Lv3に。さらに、星犬ポメランをLv1で召喚。ポメランは星魂を持つから、月光のバローネの神託を発揮するね」
天使を思わせる羽を生やした毛深いチャウチャウ犬のような子犬が現れ、花畑を楽しそうに駆け回った。星犬の持つ輝きは、月光のバローネの元へと導かれ、新しい星の力を生み出す。これにより、月光のバローネのコアは3個となった。
「アタックステップ……要塞騎神オーディーンでアタック!」
重武装した要塞騎神の砲塔が一斉に火を噴いた。
「ライフで受ける!」
小夜の前に出現した青色のコアの輝きが、要塞騎神の集中砲火を浴びて、砕け散る。これによって、小夜のライフは4個から3個に減らされた。
「……ポメランはアタックせず、これで、ターンエンド」
☆第11ターン
月坂小夜のターン。
小夜がドローしたカードは2枚目の天秤星鎧ブレイヴリブラ。これを手にした小夜は、このターンも攻勢に出る決心を固めた。
そして、メインステップに突入する。
「何度でも、みんなの期待に応えるよ、ハネッポちゃんをLv1で召喚!」
舞い降りた小さな妖精。ハネッポはノノインと一緒に、クルリンと決めポーズをとった。
「再び、この世界に豊穣の輝きで満たして! 白羊樹神セフィロ・アリエスX」
再度召喚されるセフィロ・アリエスX。ノノイン・ニルオンの神託が発揮され、そのコアは2個となった。
「さらに、世界の均衡を保ちし、星座のブレイヴ。天秤星鎧ブレイヴリブラをセフィロ・アリエスXに直接合体」
白色の天秤を背中に備えた、造兵型のブレイヴが星の世界より舞い降り、両腕と両足が分離し、セフィロ・アリエスXの獣毛に覆われた巨躯に装着される。
「ノノインちゃんの仲間を呼び出すよ。ブレイヴリブラの召喚時効果発揮。トラッシュにあるアイリエッタ・ラッシュをコストを支払わずに配置」
白衣の天使という形容に相応しい、純白の衣装に身を包んだ、青色のメッシュが入った黒い長髪の女性看護師が、ノノインの隣に現れた。
「配置時にデッキの上から3枚をトラッシュに置くよ。置かれたカードは、蛇凰神バァラル、白羊樹神セフィロ・アリエスX、ウォッチーノ。アイリエッタちゃんにコアを2個追加」
その様子を眺めていた美都は、暫し逡巡していたが、小夜に声をかけた。
「あー、あの、小夜ちゃん。ブレイヴリブラを先に召喚していれば、アイリエッタの神託も発揮できたよね……」
それを聞いた小夜は思わず目を丸くした。
「あ……。ああ。そ、そうだね。でもでも、今更気にしないもん」
「えっと、ごめんね、口出しして」
「ううん。お姉ちゃん、ありがとうね」
気を取り直して、小夜はアタックステップを宣言。
「白羊樹神セフィロ・アリエスXでアタック。ブレイヴリブラの効果でお姉ちゃんのデッキを上から1枚、破棄」
破棄されたカードは暗黒の魔剣ダーク・ブレード。スピリットカード及びアルティメットカードでは無かったので、ブレイヴリブラの回復効果は不発してしまった。
「フラッシュ! 星界放でノノインちゃんのコア2個をわけて貰って、セフィロ・アリエスXを回復」
「アタックはライフで受けるね」
美都はセフィロ・アリエスXの突撃を、己の青色のコアの防壁で受け止めた。
コアが砕かれたことにより、美都のライフは3個から2個に減らされる。
「もう一回、白羊樹神セフィロ・アリエスXでアタック。今度こそー!」
しかし、美都のデッキから破棄されたカードはブレイヴカードの一期一振。また回復効果は不発してしまった。
少々申し訳なさそうな顔をする美都であったが、小夜の元気は衰えない。
「でもでも、まだチャンスはあるもん! フラッシュ、星界放でアイリエッタちゃんのコア2個をハネッポちゃんに置いて、セフィロ・アリエスXを回復」
「そのアタックもライフで受ける」
飛び上がったセフィロ・アリエスXの角が、美都のライフのコアを砕く。これにより、美都のライフは残り1個。
「セフィロ・アリエスXでアタック! 三度目のぉ正直ぃ!」
破棄したカードは……月光のバローネ。
「あやややゃゃ……」
消え入りそうなかすれ声が小夜の口からこぼれた。
「星犬ポメランでブロック」
ポメランが元気いっぱいに喜び勇んで飛び出したが、猛突進してくるセフィロ・アリエスXと鉢合わせて、前足でキキーっとブレーキがかかった。
ポメランは合体スピリットをブロックした時、相手のシンボルの数だけ自身のBPを3000上げる効果を持ち、その星の輝きは一層増したが、それでもBPは6000。BP19000のセフィロ・アリエスXに蹴り上げられ、星の粒子となって消えてしまった。
「続けて、ハネッポちゃんでアタック」
さあ出番が来たと言わんばかりに、それまでノノインとアイリエッタに挟まれて踊っていたハネッポが駆けだした。
「フラッシュ、月光のバローネのコア2個をボイドに置き、神技発揮。系統武装を持つ要塞騎神オーディーンを回復。そのアタックは要塞騎神オーディーンでブロック」
回復した要塞騎神。ハネッポは慌てて立ち止まったが、間髪入れずに放たれた砲撃で吹き飛ばされてしまった。
「む~。これでターン終了だよ」
☆第11ターン。
狩野美都のターン。
ドローステップにドローしたカードに狩野美都は暫しの間釘付けとなった。
(金星神龍ヴィーナ・フェーザー……)
狩野美都は大きく頷き、美都は金星神龍もそれに応えたかのような気がした。
リフレッシュステップに、疲労していた要塞騎神オーディーンが回復し、戦闘の準備を固めた。
そして、メインステップ。美都はマジック、リバイヴドローを使用し、手札を補充する。
「……命煌く金色の翼。羽ばたけ、金星神龍ヴィーナ・フェーザー」
星々の輝きが一転に集中し、金色の光の塊が現出する。そして、光は巨大な三対の白い翼を生やし、猛禽類のようなかぎ爪と金色の装甲を持つ巨大な龍の姿となった。
「ヴィーナ・フェーザーはトラッシュにあるカードのシンボルでも軽減シンボルを満たすことが出来る。フィールドにある黄シンボルは彷徨う無重力島だけだけど、トラッシュには星馬コルット、星犬ポメラン、魔光の狩人ジェインウェイ、麒麟星獣リーンが存在する。皆の星の輝きを集結させ、この場に召喚」
「ヴィーナ・フェーザー……お姉ちゃんのドラゴン……」
その神々しい姿に、小夜の意識も捕らわれていた。
金星神龍もまた白羊樹神の霊力から逃れることは出来ず、ゆっくりと花園に舞い降りると、その六枚の翼を閉じ、身体を休めた。
一方、金星神龍の輝きを受け取った月光のバローネは神託を発揮し、そのコアは2個となった。
「わたしはバーストをセット。これで、ターンエンド」
☆第12ターン。
月坂小夜のターン。
小夜はドローステップにドローしたダークイニシエーションと、盤面を見比べた。
(ここでこのカード……上手くいくかなぁ……)
メインステップ。
「天秤星鎧ブレイヴリブラを分離」
ブレイヴリブラがセフィロ・アリエスXの身体から離れ、本来の造兵の姿へと戻った。
「マジック、ダークイニシエーションを使用! ブレイヴリブラを破壊する!」
「え……小夜ちゃん、まさか」
役目を終えたブレイヴリブラが紫色の炎に包まれ、崩れるようにして花園へと消えていった。
「そして、トラッシュから妖精将グロリアちゃんを手札に戻すよ」
ブレイヴリブラと入れ替わりになって、花園中から女性向けにアレンジした軍服を身にまとった女性が現れ、小夜の手札へと舞い上がっていった。
「光導く、魔法の使い手。妖精将グロリアちゃんをLv1で召喚」
先ほど小夜の手札に加わったグロリアが蝶の羽を羽ばたかせながら、再度花園に降り立った。妖精将の登場を歓迎するように、3つのイエローフィールドによって誕生した三匹の蝶たちが彼女の元に集う。
グロリアの召喚により、ノノインとアイリエッタの神託も発揮され、二人の奏でる旋律はより一層強まった。
「そして、召喚時効果により、手札の生命魔盾セフィラ・シンガータをコストを支払わずに召喚。セフィラ・シンガータは光導を持つから、グロリアちゃんの効果でトラッシュにあるマジックカードを2枚、真空爪破斬」と風蟲円舞を手札に加えるよ」
掲げられた妖精将グロリアの右腕。花園の底から二つの緑色の光の塊が浮き上がり、小夜の手元へと飛び立った。
「……小夜ちゃん、ここでこれを使わせてもらうよ」
「お姉ちゃん、もしかして……」
小夜は驚いて美都の提示したカードを見つめた。
「ブレイヴカードがコストを支払わずに召喚されたことにより、手札の光翼之太刀が持つゼロカウンターを発揮。白羊樹神セフィロ・アリエスXをデッキの下に戻す」
突如現れた白銀の騎士が白羊樹神に突っ込み、白い剣を一閃させた。これを受けた白羊樹神は咆哮を上げながら星の粒子となって消え去り、小夜のデッキへと戻っていった。
さらに、美都は1コスト支払うことで、ゼロカウンターを発揮した光翼之太刀を自分の手札に戻した。
「あ……」
「さらに、スピリットの召喚時効果が発揮されたことにより、バースト発動! 猛き大熊、炎の王者、皇牙獣キンタローグ・ベアー」
REVIVALの文字がカードに刻まれている皇牙獣キンタローグ・ベアーの出現。放たれた炎はグロリアとセフィラ・シンガータの傍を通り抜け、背後にいる二人の創界神へと向かった。
「キンタローグ・ベアーのバースト効果で系統起幻を持たない創界神ネクサス2つ……ノノイン・ニルオンとアイリエッタ・ラッシュを破壊」
皇牙獣の攻撃を受け、ノノインとアイリエッタは引かざるを負えなくなり、二人のコードマンは光の粒子となって花園へと溶け込んでいった。
歌い手を失ったことで、小夜の背後に集まっていた小玩たちが騒然となり、ライトアップを担当していたホムンクーとキキーモラががっくりと肩を落とした風であった。
そして、バースト召喚された皇牙獣キンタローグ・ベアーが美都の陣営に加わった。
「ごめんね、小夜ちゃん」
「ううん、まだわたしたちの舞台は続いているから。これからだよ……これから」
しかし、小夜は改めてフィールドと手札を見つめる。残された小夜の手札は先ほどグロリアの効果で回収した2枚のマジック、それにチワール。チワールもイエローフィールドでオープンしたカードだから、美都にその存在を知られてしまっている。
美都のフィールドには、疲労状態の金星神龍ヴィーナ・フェーザーと、回復状態の皇牙獣キンタローグ・ベアーと要塞騎神オーディーンType-X。加えて手札には光翼之太刀がある。
小夜は美都のフィールドで一際神々しい輝きを放っている金星神龍を見上げた。
(お姉ちゃんのドラゴンは、破壊されても、デッキを破棄することでフィールドに残る効果も持っている……この状況だと……)
小夜は意を決した。ここで自分が取る行動はもうこれしかない、と。
「おもちゃをまもる、みんなのヒーロー! チワールちゃん、出ておいで!」
小夜の元気いっぱいの掛け声を受け、ふさふさの耳を備えた黄土色のチワワのような小型犬、チワールが飛び出した。
チワールの首の下にあるトパーズの輝きが溢れると、疲労していた金星星龍が首を上げ、チワールと見つめ合った。
狩野美都のデッキを象徴する金星星龍ヴィーナ・フェーザーと月坂小夜のデッキを象徴するチワール。それはまるで、心の通じ合った姉妹のようにも映り、本当の姉妹である狩野美都と月坂小夜の関係を物語っている――狩野美都はそう思った。
「チワールちゃんに生命魔盾セフィラ・シンガータを合体」
牡牛の力を封じ込めた魔盾は、新たな宿り主となったチワールと合体し、チワールは硬い装甲で覆われた。
ノノインとアイリエッタが退場したことで落ち込んでいた、小夜の背後の観客でもある小玩たちが歓声を上げた。チワールは小玩たちにとって、唯一無二のヒーローなのだ。
「わたしはこれでターンエンド。さあ、来て、お姉ちゃん」
☆13ターン
狩野美都のターン。
ドローステップに、狩野美都は暗黒の魔剣ダーク・ブレードをドローしていた。そして、美都は互いの盤面を見定める。
(小夜ちゃんの手札は真空爪破斬と風蟲円舞……これが、最後のターン)
メインステップ。
「太陽を導く分曲の星。雄々しき翼を広げ、舞い降りよ。北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン」
召喚されたのは、黄の北斗七星龍。さらに、黄色い輝きに導かれ、新たな力が到来する。
「召喚時効果発揮。手札の暗黒の魔剣ダーク・ブレードをコストを支払わずに、ヴィーナ・フェーザーに直接合体」
REVIVALの文字が刻まれた暗黒の魔剣ダーク・ブレード。魔剣は金星神龍の手に吸い寄せられていき、がっしと受け止められた。
神星である北斗七星龍の召喚により、月光のバローネの神託も発揮されていた。
「続けて、星馬コルット、ワンコマを召喚」
子馬と狛犬が北斗七星龍に追従するように続けて現れた。星馬コルットにより、月光のバローネの神託も発揮され、コアは合計で5個。
「アタックステップ。……金星神龍ヴィーナ・フェーザーで、チワールを指定してアタック!」
剣を構え、チワールに向かって突進する金星神龍。チワールも鳴き声で応え、一体化している魔盾でこれを抑え込もうとする。
「お姉ちゃんのドラゴンと……わたしのチワールちゃんが」
これまで対戦を積み重ねてきた小夜と美都の間では、最早見慣れた光景であった。
両者はこうして戦ってはいるが、それは想いと想いが交差する魂の交流のようでもあり、対峙し力をぶつけ合う金星神龍ヴィーナ・フェーザーとチワールの間には、小夜と美都の間にあるものと同じ深い絆がある――小夜はそう信じていた。
「この瞬間、ヴィーナ・フェーザーの合体時のアタック時効果発揮。ヴィーナ・フェーザーのシンボルの数だけ……ボイドからコア2個をわたしのライフに置く」
金星神龍の命の輝きに包まれ、1個しかなかった美都のライフのコアは3個に増えた。
「さらに、月光のバローネの神域と彷徨う無重力島の効果を発揮。ブロックされたヴィーナ・フェーザーは回復し、デッキから1枚ドロー」
美都がドローしたカードは、真・炎魔神。しかし、もうこの対戦では出番はなかった。
暫しの間、鍔迫り合い続けていた金星神龍とチワールであったが、金星神龍の一閃した魔剣がチワールを花園からはじき出し、チワールは星の粒子となって空へと還っていき、あとには生命魔盾セフィラ・シンガータが残された。
(チワールちゃん……ありがとう)
チワールの退場で意気消沈した観客の小玩たちであったが、なおも闘志を失わない小夜の存在に励まされ、戦いの行く末を見守っていた。
「チワールちゃんが破壊されたことで、風蟲円舞の覇導を使用。……金星神龍ヴィーナ・フェーザーと皇牙獣キンタローグ・ベアーを重疲労させる!」
激しい竜巻を受け、地に伏す金星神龍と皇牙獣。
「さらに、2コスト支払うことで、風蟲円舞をドルクス・ウシワカ・オリジンに転醒!」
竜巻を起こしている殻虫の元へ、緑色の光が集約していく。それは新たな鎧を身にまとった起幻の力を備えた風の申し子、ドルクス・ウシワカ・オリジンへと姿を変えた。
「続けて、北斗七星龍ジーク・アポロドラゴンでアタック」
星を導く龍が自らの体躯を武器にして、突撃する。
「マジック、真空爪破斬を使用! 疲労状態のジーク・アポロドラゴンとキンタローグ・ベアーをデッキの下に戻す」
凶王の放つ真空波が北斗七星龍と皇牙獣を吹き飛ばした。
「ワンコマ、アタック。ワンコマは戯狩を持つので、彷徨う無重力島の効果により、1枚ドロー」
「そのアタックは、ドルクス・ウシワカ・オリジンでブロック!」
迫り来る狛犬に対し、風の皇子ドルクス・ウシワカ・オリジンが迎え撃つ。両方の蟲の羽により巻き起こされた突風を受け、ワンコマは星の粒子となって花園に吸われていった。
「要塞騎神オーディーンでアタック」
一斉に掲げられる砲塔。これを防ぐ手立ては、小夜に残されてはいなかった。
「ライフで受ける!」
小夜のライフが打ち砕かれ、残りのライフは2個となった。
「星馬コルット、アタック! 彷徨う無重力島の効果で1枚ドロー」
駆けだす子馬座のコルット。既に遮る者は何もないフィールドを横切り、小夜の元へ向かっていった。
「フラッシュ、月光のバローネの神技を発揮し、星魂を持つコルットを回復させる」
月光の輝きに包まれ、コルットは勢いを増す。
「……ライフで、受けるよ!」
小夜のライフが砕かれ、残るはただ1個。
「小夜ちゃん……いくよ」
美都と小夜が見つめ合い、互いの眼差しが交差した。
「うん、お姉ちゃん」
小夜は強く頷いた。
「回復した星馬コルットで……アタック!」
「ライフで受ける!」
星馬コルットの背にある小さな翼。それが月光のバローネの力も借りて力強く羽ばたいた。その子馬の様子からは、力強い意志が伝わり、これから成長していく者の大器を感じさせられた。
星馬コルットの一撃によって、最後の小夜のライフが砕け、星空と一面の花園に飛散した。
星々の輝きと、暖かな色彩に満ちた花園が徐々に薄れていき、それまで舞っていた三匹の蝶も姿を消した。
やがて二人のイメージによって構築された世界は、互いの意識の中へと収束していった。
★来星の呟き
今回のリプレイ(活動報告へ飛びます)
(前半)
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=258887&uid=341911
(後半)
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=258888&uid=341911
最初に書いておきますと、今回のバトルフィールドの描写は月坂小夜と狩野美都のイメージした世界です。ソリッドヴィジョンやら何やらといった技術は一切使われておりません。
このイメージした世界、が本作の重要なテーマにもなっていたりします。
カードバトルのリプレイを小説に取り入れるって、自分にとっては初の試みだったりします……。
アリエスXがなかなか除去されなかったり、ブレイヴが次々とトラッシュに落ちて、やや手札事故気味だったり、ぐだぐだな面もありますが、温かい目で見守って頂けると有難いです。
本来、美都のデッキにはリバイバル版星馬コルットが3枚投入されているのですが、
実際にデッキを回していたにもかかわらず、コルットの破壊時効果を発揮し忘れるというミスをやらかしてしまい、
急遽、つじつま合わせの為の星犬ポメランに登場してもらいました。
チワールにあまり見せ場がありませんでしたが(実際、チワールは難しい、と思う)
金星神龍が攻防共に月光のバローネとコンボできる部分とか、何とか書けたかなあ? とか思っております。