ワールドトリガー・TheREDmanHERO   作:怪物怪人怪獣さん

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つまらなくヘタな話の後編。大変長らくお待たせしました。
ヴァルジオンの性格は北斗の拳のシンとレイに鬼滅の猗窩座を混ぜた戦闘狂のイメージでお願いします。
巨大ホーンデュアウト戦は、パワードジャミラ戦と初代のケロニア戦、キングジョーの神戸港のタンカー船を振り回しをオマージュしています。
後フランスのパリに住む皆さま。
歴史的文化遺産を次々と建物を壊して申し訳
ありません。

〔推奨OP ウルトラマンパワードOP〕


ファイル08 闇からの殺戮者 後編 殺戮宇宙人ホーン・デュアウト(後のコードネームEIFFELELITEエッフェルエリート) 登場

前回のあらすじ……

生駒は誰も気付かれずにUFOに連れてかれた

生駒「ここはどこや?」

近未来風のUFOの内部をキョロキョロする我らがイコさん!その時、高笑いが広い空間に木霊する!

突然背後の自動ドアが開き

怪しいオッサンが姿を現す。昆虫に良く

似た妙な被り物や鎧を身に纏い生駒の

前に姿を見せたオッサンに対して生駒は

生駒「誰やあんたは?」

極楽将軍「ついに見つけたぞ。レッドマン!」

生駒「えっ?ちゃうで!」

慌て否定する生駒隊長!

極楽将軍「ハッハッハ!わしは、暗黒組織アンゴラーの極楽将軍だ!わしが世界を手に入れた暁には、全ての人間を極楽へ送り込んでくれるわ!」

生駒「何てネーミングセンスの欠片もない名前や。」

 

極楽将軍「まずは邪魔な貴様を葬ってくれよるわ!者共、かかれぃ行けー!!」

ウオ男「ウオウオウオォォ…」

 

ウオ男

階級 下級怪人

出身地 黒潮暖流

人間に鉄砲魚の能力を与えた怪人。

武器は口から吐く弐千気圧の水鉄砲で、

厚さ3メートルのコンクリートも撃ち抜く。

「ウオウオウオォォ…」と叫ぶ。

 

尚、今回は観戦目的に来た為に、この怪人がイコさんの相手にするわけではない。

怪人はイコさんの真上を跳躍して飛び越えて

生駒の目の前にパイプ椅子を用意して、自分のパイプ椅子を用意して座る。

ウオ男。

全身が青い魚の鱗に覆われた両腹にも背中にも鉄砲魚のヒレに両手が鉄砲水のヒレで出来ており、お腹は黒く、両目は赤い……その姿を見た生駒は、

生駒「また魚か……」っと半魚人の遭遇に嫌な顔を露骨に見せる。

 

デビルマイマイ「マイマイマイマイ~~」

自動ドアが開き、中から現れたのは、

カタツムリの怪物だ。

 

デビルマイマイ

出身地 アジサイの枝

カタツムリの能力を持つ改造人間で背中に硬い甲羅を背負っている。武器は粘液で、これで相手を滑らせて戦うまた、危険な時は咄嗟に背中の殻の中に入ってしまう。塩に弱い。

 

全身から粘液を垂らして、ゆっくりと進む。進む……進む……進む……

生駒「なぁ…ちょっと座って良いか?距離結構あるから2時間くらい経ったら教えて……」

カタツムリは速度が遅いのだ!

極楽将軍「畜生!カタツムリをモチーフにするんじゃなかった!?」

2時間後

生駒「イコパンチ!!」

空中回転からの両拳を叩きつける

デビルマイマイ「秘密基地万歳ーー!」

断末魔の叫びと共に爆発して、

ちゃんと正々堂々と戦って上げた全身

粘液まみれのイコさんだった!

極楽将軍「己!わしの野望がぎゃああああああーー!」

乗っていたUFOはあちこち爆発の最中生駒は、どうやって三門市に戻るかを考えていた。

生駒は無事に三門市に帰れるのか!?

 

一方……東京地下下水道にて

ウオ男「ウオウオウオォォ……」

ベルサード「出たな!ガイラットの

改造人間!」緑色のマスクに紫の二本の

アンテナに黄色のサブアンテナ、

鋭く光る赤い目!身体の各部に緑色の

両肩、ブーツ、腰、グローブを装着して

紫色の装甲を二の腕に太腿装着して、

お腹には回る赤い風車のベルトを装備して

胴体を守る昆虫の腹のような分厚い装甲

 

ベルサード

種別 変身ヒーロー

出身地 秘密の地下基地

スポーツ万能で成績優秀、変身前は刑事を

しているヒーロー。

特訓から様々な技を産み出した。

特に、パンチやキック技が得意である。

また、歌を唄う事も得意(?)である。

 

極東科学研究所の室長烈破 丈が、

【仮面ライダー】を見てから、瀕死の重症を負った刑事を無許可で改造、脳改造する前に……東京が停電になり、刑事は脱出!刑事は改造人間の苦悩と戦いながら人間の自由と平和の為に……秘密結社の改造人間と人知れず今日も戦うのだ。

昆虫をモチーフにしているが、バッタやカブトムシのような具体的な物はなく昆虫の優れた部分だけある。

 

ベルサード「トォゥ!ベルサード

ジャンプ!」ウオ男「ウオウオウオォォ……」

口からコンクリートを砕く鉄砲水を放ち高く跳躍したベルサードを狙う

ベルサード「ベルサードキック!」

 

 

 

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間違いました!こっちが本当の前回の

あらすじです!

 

極東科学研究所の室長烈破 丈の教え子の一人。竹中 凱が、ゾークロンとネクスト・シングに魂を売り、ゾークロン細菌を殺菌する装置開発メンバーを次々と暗殺して行った。

 

剣持は御手洗博士の狙う暗殺者達を相手に苦戦するも何処からか現れたボーダー本部の那須隊と『お化け屋敷』のメンバーで力を合わせて暗殺者達を撃退。

 

一方、東京にいた黒野は、三門市にいる迅と共に竹中博士の恐ろしい計を知る。

 

迅と別れ秋葉原にて合流した黒野と剣持は秋葉原にある竹中博士の自宅にて、計画の要である肉体増強剤を回収しようとしたが、

ネクスト・シングの幹部ホーン・デュアウトとキングファマーディーが雇った用心棒のエルヴィル星人が襲来。

剣持はレッドマンに変身して三門市にて壮絶な死闘をホーン・デュアウトと展開!途中ホーンに気絶させられたり、香取が拐われたりしたが、壁面での戦闘でホーンを撃退して香取を救出に成功

ホーンを隅田川に投げ落として、黒野の元に急ぐレッドマンだった

 

そして実際のUFOに拐われた生駒さんは……宇宙から一匹の黒くてネバネバした狼に似た宇宙生物よって人知れず救出されたのだ。

 

そして赤道直下の極楽島の暗黒帝国アンゴラーの秘密基地では極楽将軍(本物)「良い湯加減だ~~極楽極楽~~」

悪の支配者が風呂に浸かり幸せになっていた。

 

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レッドマンが三門市にてホーンと

死闘をしている間……

 

エルヴィル星人のヴァルジオンに地下の壁に無理やり叩きつけられ追い込まれた黒野、トリオン体と宇宙人では、身体能力にかなりの差があり、

黒野「もう駄目だーーーーー!」

情けなく悲鳴を叫ぶ。

ヴァルジオン「これで終わりだ!」

とどめの行動をする宇宙人に対して、

黒野「って思うじゃん。」

ニヤリと三輪隊の陽介の真似をし黒野は片手を壁に触れて叫ぶ。

黒野「エスクード!」

突然出現した壁にエルヴィル星人は吹き飛ばされて、受け身を取りながら、相手を見ようと顔を上げようとした瞬間、

黒野「……スラスター。」

ヴァルジオン「グオッ!」

黒野から勢い良く放たれた拳による一撃が顔面にモロ直撃

してヴァルジオンは床に膝を付く。

黒野「さっきの攻撃の数には足りないが⋯⋯お返しだ。貰っとけ……」

レイガストを両手剣ではなく木崎レイジ見たく、トリガーのままで、オプショントリガーのスラスターで加速してエルヴィル星人に右ストレートを放ったのだ。

だがエルヴィル星人は直ぐに立ち上がり高く跳躍し

黒野「来るか!エスクード。」

『プシュー!』

金属の硬度を誇る奴の身体から放たれる一撃はシールドモードでも衝撃が伝わる重い一撃だ。

攻撃が放たれる前にエスクードを出現させ

ヴァルジオン「愚かな奴め、オッワタ!」

空中から指で光の軌道をブロック状にエスクードに描いた瞬間。

何とエスクードをサイコロのブロックのようにバラバラにさせた。

黒野「っ!トォウ!」

地上から攻撃が不利と分かり、自分の足元にエスクードを出現させて空中高く跳ぶ黒野

ヴァルジオン「空中で俺に勝てると?笑わせるな!?」

空中戦闘が得意なヴァルジオンは真上を先に取り動きは華麗だが、恐ろしい威力を誇る瞬速の剣客の攻撃に対して黒野は空中からレイガストの持ち手を握り拳を作り

黒野「スラスター!!」

拳を加速して振るいヴァルジオンの拳と衝突させ、衝撃が両者の後ろを駆け抜けて、

黒野「ぐおおおおお!?」

攻撃がぶつかり合い押し負ける黒野。何とか空中で受け身を取り床に着地する黒野だが

ヴァルジオン「もう終わりか!?」

後から真正面に着地したヴァルジオンは再び

流体金属を形成した両刃の剣を黒野に

向かって振り上げる!一方、黒野も

黒野「防いだら駄目だ!切り込むしか

道はない!」

レイガストを両手剣の形に戻して、

真下から居合いの構えをする!

黒野(空気が教えてくれる……相手と

自分の剣士としての実力を……)

黒野は横にレイガストを持ち直し

居合いを放つ!

だが、床や壁から出現した流体金属の

刃でレイガストの刀身が防がれて、

ヴァルジオン本体には届かない……

ヴァルジオン「残念だったな。人間。

今まで重い攻撃だ。俺の流体金属は防御も

自信がある優れ物だ。直撃できたら、

身体から血が流れていただろう。」

相手の余裕のある態度に苛つきながらも

黒野「くそっ!」

レイガストを戻して、奴と斬り合う!

両者の刃がぶつかる音と衝撃が、

地下室を荒らす、火花が飛び、

両者の無数の斬撃音が鳴り響く……

必死にレイガストを振り、相手を斬る

為に立ち回る黒野……だが、

 

剣士としての実力はヴァルジオンが上

だった……その事実にも屈せず!

黒野「この!」

両手剣のレイガストを素早く振り回して

流体金属で形成された剣と応酬する!

黒野!

レイガストと流体金属の剣がぶつかり合い

鍔ぜり合いをしながら、距離を維持して

トリオン体の蹴りと拳で攻撃するが、

ヴァルジオン「遅い!」

距離を一旦離して、間合いを詰めて唐竹

割りを放つが、

黒野「そうは、行くか。ホッアタッ!」

唐竹割りの一撃を咄嗟に回避する黒野。

エクシードに背中を預けて、呼吸を

整えて観察する。今の現状を……

バックワームを外してカメレオンを

オプショントリガーに入れたが、

単独で戦うにしては心元ない……

風間隊の風間隊長の戦術がアイツに効くか

もわからない。

何より……コイツ気配に反応するのが余りにも速い…速過ぎる…姿を消した所で、あの妙なセンサーかソナーみたいな感知能力を何とかしないと、殺気を消しても敵意にも反応するようだ……不意討ち対策は万全のようだ……武装の流体金属も鉄壁の攻防の布陣だ。

黒野(てか液体金属で戦う敵のなんて、神の国の般若のあのイカレた黒トリガーの奴以外は創作レベルだろ!?【ターミネーター2】のTー1000じゃあるまいし!)

だが内心悪態をついても現実に目の前にいる

黒野(水銀……ではないな。強度が攻撃手トリガーの中で一番耐久性があるレイガストが押されるくらいは硬い!)

ヴァルジオン「休憩は終わりだシャオゥッ!」

『プシュー』

騎士宇宙人は更に腕を軽く振るうと、指先からギリギリ視認出来る程の細い光が走る。

黒野「ちっ!」

本能的に危機を覚え回避した咄嗟に黒野は

さっき自分がいた位置にある瓦礫が、

ブロック状にスライスされた事実を見て

黒野「まさか!?やはり南斗聖拳!?」

冗談を言う余裕もなく驚愕な表情を隠さず、

ヴァルジオン「ヒュゥーシャオゥッ!」

『プシュー』

両腕にある流体金属の剣から放たれた無数の斬撃は光の軌道が描かれ回避がギリギリで、レイガストで幾つも捌くが黒野のトリオン体には騎士宇宙人の攻撃で無数の傷がつく!

黒野「この野郎!!」

騎士宇宙人は流体金属を東洋刀の如く柔らかく伸ばして鞭のように伸ばし、両腕を回転させる事で埃が舞い上がる。

ヴァルジオン「さぁ、どうこの攻撃を防ぐ!」

黒野「ウルシン!何てマニアックな剣を使いやがる!」

ヴァルジオン「貴様を果物の皮の如く剥いてやろう!この私の刃がな!!」

回転させながら黒野に急に接近する!

黒野「切り上げるだけだ!!」

刃をギリギリ回避しつつ黒野も迫りながら下から上にレイガストで切り上げて、軽いウルシンに近い流体金属はレイガストの風圧で弾き上げてそのまま真上から高く切り裂く為に振り下ろす。

だが宇宙人は顔面真っ二つの前に流体金属

を形成した二本の両刃の剣で黒野の攻撃を

防ぎバク転しながら距離を取る

宇宙人!

黒野はその距離を離した隙を逃がさず、

レイガストを両手剣から元トリガー

の状態に戻して、至近距離に近づき

一歩!踏み込み相手の間合いに入る!

ヴァルジオン「速い!」

黒野「遅い!スラスター!」

大きく拳を振りかぶり、加速に威力を

加えた一撃を騎士宇宙人の胸に力の限り

にレイガストのトリガーのまま殴り付け

吹き飛ばす!

ヴァルジオン「ハハハ。凄いじゃないか。

だがまだだ!!」

喜びの声を高らかに上げてヴァルジオンは

黒野に吹き飛ばされながら

黒野が用意したエスクードを足場にして、

跳躍して加速を加えた飛び蹴りを黒野に

向かって放ち!

黒野「シールドモード!!!!」

シールドモードが通じない程の衝撃を

まともに直撃して逆に自分が劣勢になり

ながらも再び、

黒野「……スラスター!」

ヴァルジオン「ぐっ!」

シールドモードでヴァルジオンを

エスクードの壁に押し込み、挟み込むが、

真後ろから流体金属の刃が津波のように

迫りヴァルジオンから直ぐに離れ、

金属の津波攻撃を回避する。

着地に失敗して倒れるが、黒野は

直ぐ様起き上がり、体勢を整える黒野

加えて相手は息切れもせずまだ余裕だ。

この宇宙人は両腕の流体金属で様々な

剣を形成して相手を刺す、切り裂く、

を主流にしている、

そして金属を小さくして飛ばす事も可能

黒野「エスクード。」

無数のトリオンの分厚い壁が天井と床から

次々と出現して、天井に空いた穴を塞ぎ

分厚い壁で互いの逃げ道を塞ぎ、

地下室を闘技場に形成する黒野。

黒野「シールドモード。」

金属針を防ぐ。そして奴の流体金属の

針を素早く回収。

壁で相手の視界と上の階段に行く事を

防ぐが、

ヴァルジオン「無駄な事を、」

直ぐ様真下から再び出現した金属の刃で、

その場から移動する黒野!

刃の波をシールドで掻い潜り、

黒野「グラスホッパーかスパイダーでも

オプションしとけば良かったか?」

(流体金属がエスクード群の隙間から余裕

ですり抜けて来やがる……全方位の集中

攻撃にも対応出来そうだな。)

『黒野はまだ気づいていないが流体でも

金属故に急激な熱と急激な冷却による金属

疲労と水分による錆びの発生は、

逃れられない。』

『また、形を変幻自在に変える事が出来る

が耐久力には限界がある。問題はその

耐久力を破壊する装備を今の黒野の

トリガー構成では破壊が難しいのだ。

せめてメテオラを用意しておけば、……

見抜けなかった。この作者の目を持って

しても…………』

 

 

黒野はボーダーでは守りを専門にしている

実際ランク戦では黒野の防御に関して

東さん以外黒野を落とした事がない。

もっともその時はまさかの壁越しに

狙撃するという黒野のびっくりする方法

で仕留めに来た東さんに驚いたが、

鉄壁の守りを基本スタイルにしている

黒野は単体では余り戦わない。

自分が持つ黒トリガーの仮面が、

攻撃オンリーなのも原因の一つである。

思考を戦闘に戻して、敵と睨み合う!

黒野「スラスター!」

ヴァルジオン「!!」

自分のトリオンを噴射させて加速して

両者互いに攻撃の間合いに入り、

黒野「せいや!」

横一文字にレイガストを振る!

ヴァルジオン「シャオゥッ!」

『プシュー』

ヴァルジオンの刃と交差して、着地!

敵の頬に僅かとは言え傷を作る……

ヴァルジオン「面白い!」

喜びの声と共に

両手を手刀の構えをして連続の刺突技を

放つ!

黒野「シールドモード!」

シールドで攻撃をカット出来ているが、

剣圧の衝撃でエスクードの壁に叩きつけ

られ、続く相手の刺突の追い打ちを

回避して、距離を取る……

黒野「なんつー強さだ。宇宙にあんな

奴がいるなんて……」昨日の宇宙人も

そうだが、レベルが違い過ぎる

……だが……

黒野(普通に切りかかりしても奴にトリオン

の刃が通らない…スラスターで加速して

漸く傷一つか……加速しまくって、弱い部分

を探すしかない……)

黒野「スラスター!からのエスクード!」

エルヴィル星人の周囲に、再び無数の

トリオン壁を作り、それを足場にして、

黒野はエルヴィル星人に切りかかる!

一歩間違えると壁に激突するが、

黒野はスラスターを上手く操りながら、

ランダムにエルヴィル星人に攻撃する!

本来はこの戦法は乱反射(ピンボール)

でオプショントリガーのグラスホッパー

を使用して使う戦法なのだが、

エルヴィル星人もこの戦法に拍子抜けに

して失望する。

ヴァルジオン(弱くはないが……コイツ

……ランダムに俺の身体に攻撃を当てて

部位の強弱を探っているのか……自分の

剣で余裕で切断出来る箇所を…………

余りコイツと戦うのは面倒だ。

とっとと終わらせる!)

エルヴィル星人はこのランダムの攻撃に

対応して、流体金属で自分の周りを覆い

更に流体金属を盾に形を変えて、

黒野「なっやっぱりか!?」予想した戦法

に纏う前に攻撃を当てようとするが、左手

の流体金属の盾で加速したスラスターの

レイガストの一撃を防ぎ、

黒野(水銀というより……水飴みたいな、

感触だ。)距離を離して再び仕掛ける。

エルヴィル星人「攻防一体の布陣の流体金属

貫け……」

周りに纏う金属を操り全方位から鋭い

金属針を飛ばす。

黒野「甘い!エスクード!?」

ヴァルジオンの周りに更に四方に壁を形成

して全方位攻撃を防ぐ。

エルヴィル星人「甘いのはお前だ。

クリーマの爪。」

『プシュー!』

視界を壁で完全に塞がれた状態で、黒野の

気配と位置を完全に捕捉して、

右手の流体金属を槍状に伸ばして射出し、

エスクードの壁を貫通して砕きそのまま

スラスターで方向転換が出来ない真っ直ぐ

な黒野は

黒野「ヤバっ!」

攻撃のレイガストを左の盾で防ぎ、射出

されたクリーマの爪と呼ばれる一撃は

黒野の腹を貫通して背後にあるエスクード

ごと壁に刺し込む……

勝敗は決した……エルヴィル星人の勝利に

…………

黒野「くそ!」

身動きを封じられ更にトリオン体のトリオン

を減りが半端なく。

ヴァルジオン「…複数が前提の装備。

並びに血や内臓の損傷もない……妙な身体

だ……俺と戦う前提の装備ならもう少し

楽しめた物を……」

黒野「悪いな俺は防御が基本なんだ

……くそ、盾や槍にも形成で

きるのかよ。」

今更フラストレーションを爆発させても、

後の祭りだ。

ヴァルジオン「運がなかったな。

暫くそのままにしておく。馬鹿な真似は

するなよ。」

エルヴィル星人は黒野に興味を後にして

目的の物を回収するため背中を向けて

一階の階段に向かう。

黒野「まだ勝負は終わっていないぞ!」

無理やり黒野はレイガストを振りかぶるが

ヴァルジオン「既に貴様の攻撃は

見切った……もう俺には届かない……」

、エルヴィル星人は振り返る事なく

小さな風を切る音と共に

、黒野の両腕を流体金属の刃で切断されて

黒野は本当の意味で手も足も封じられる、

ヴァルジオン「やはり貴様の身体は

奇妙だ?骨も勿論。血管もない腕…

だがこの光の煙……これが貴様の骨や血

なのか?」

切断された腕をマジマジ見て純粋な疑問を

言う

ヴァルジオン「まっ今は目的の品を

回収する事が先だ。ヒュゥーーー

シャオゥッ!!」自分を囲むエスクードで

形成した闘技場を

流体金属の刃で破壊。

黒野「マジかよ!?」

エスクード自体は皆が使うトリオンの

シールドより防御力が

高いのが利点だがトリオンを馬鹿食いする

欠点もある。

太刀川隊長やイコさんの旋空孤月でも

村上君のスラスター斬りでも破壊される

代物だが流石にここまで紙のように斬り

裂かれた事はない。

上の階段までの道を確保した

ヴァルジオン「次は殺す……」

騎士似た外見をした宇宙人は今度こそ

黒野を無視して一階の階段を目指す。

 

黒野「待てーー!両腕がないからトリガー

解除も出来ない!」

叫びながら現状のヤバさを知り、

黒野は上にいる剣持達が心配だった……

 

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田端「剣持。しっかりしろ!?」

倒れて目を覚まさない剣持をビンタした

りなどして起こしているが、

井上「今すぐ近くの病院に連れてこう!

吉井「そうよね。」

脅威が去ったと安心して吉井は近く病院を

スマホで検索するが、

ヴァルジオン「ホーンの奴め……

こんな人間達にやられたのか……」

後ろから聞こえた金属の錆びたような低い

声に三人は一斉に振り替える

真っ暗闇の地下から足音と共に

金属の西洋甲冑を着けた騎士の外見を

した宇宙人が、新聞部の前に姿を表した

……

吉井「!!」

井上と田端は吉井と倒れた剣持の前に

震えながらも守るように立ち、

井上「誰だよ。あんたは…」

ヴァルジオン「……エルヴィル星の

宇宙剣士……名はヴァルジオン。」

丁寧に名前を名乗る。

田端「黒野さんをどうした!?」

宇宙人が俺達の前に現れた事で

最悪の可能性を頭は考えるが、

必死にソレを否定する。

ヴァルジオン「……地下の奴は身動きを

封じただけだ。殺してはいない……

俺達の目的はそちらの眼鏡の女が今持って

いる容器だ。大人しく渡せば危害は加えない

事を約束しよう。」

田端「なっ!」

田端は後ろにいる吉井が持つ細い緑色の

容器を見て考える。

黒野「待ちやがれ!」

全員は地下室から聞こえた声に視線を

向ける。

ヴァルジオン「勝敗は決した……無駄な

足掻きは見苦しいだけだぞ。」

失望した声で地下にいる黒野に言う宇宙人

取り敢えず三人から注意を逸れた

黒野「記者子!容器を割れ!」

ヴァルジオン「!!」

『プシュー』

吉井は黒野に言われた通り両手に持つ

容器を床に向かって落とそうとしたら、

指先から走る光の軌道が!三人の足元を

切り裂き!三人は動きを止めて、その

間に流体金属が刃となり三人の首元に

向ける。

田端「ごめん。黒野さん無理……」

現実の状況の悪さに震えて答える……

田端君。

吉井は偶然……宇宙人から聞いた音に似た

音を思い出す。

(気圧と沸点の原理で熱と圧力を圧縮して

余計な空気に漏れる音……身体の部分を

圧力で硬くしているの!!)

ヴァルジオン「そのままにしろ。」

一歩ずつ歩みを進める騎士……

ヴァルジオン「!!!!」

突然ヴァルジオンは三人から距離を放す!

殆ど反射神経に頼った剣士として未熟な

行動をこの時、ヴァルジオンはした……

『ダン!ダン!!ダン!!!』

ゆっくりと確実に迅の姿がアップ!

満月が輝く夜空にそびえる極東科学研究所

の屋上にソイツはいた……

迅(うわっ!極東科学研究所から秋葉原

までかなり射程と距離あるのに気付いた

よ。あの宇宙人……反射神経が人間より

凄いのかな……〔エイリアンセンス〕)

ヴァルジオンは迅の居場所に気付き!

エルヴィル星人達の本当の特技!

『プシュー!!!!』

全身を力を込めて居合いの両々で、

両手の流体金属剣を目標に向かって同時に

ぶつけ衝撃の刃を虚空向かって放ち!

対象を破壊する衝撃波剣を放つ!

虚空で放たれた一撃は、竹中博士の

自宅の2階を全て破壊して、迅に向かって

迫る……確実に……

ヴァルジオン「かなり実力者とお見受

けする!?」

全身に感じる強敵(とも)に喜びに震える

ヴァルジオンだった……

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

〔推奨BGM北斗の拳 ふたつの凶星 〕

極東科学研究所の屋上ヘリポートにて

S級隊員の迅 悠一は、

自分の緑色の光の直刀の

黒トリガーの風刃を抜刀して、

遠距離攻撃を放とうと腕を振り上げた

瞬間未来予知が見えて……

自分の身体が縦に両断される未来が

直ぐに見えた事実に……

迅「ちょっ!決めポーズも決め台詞も言う

より早く敵が攻撃してきたんだが、」

迅は慌て背後にいるここに連れてくれた

『お化け屋敷』の皆さんに危機を伝えよう

と振り替えると…………

既に迅からかなり離れた場所にいた。

迅「ちょっ声をかけてよ!」

ムラマツ「何を言っているちゃんと叫んだぞ

(迅!退避だ!敵の攻撃がお前目掛けて

くる!)心の中で!」

『お化け屋敷』と『毛利チーム』は

怪獣関係で慣れているのか既に退避完了

していた………………

実力派エリートの迅を残して

迅「そこはちゃんと声に出してください

よムラマツキャップ!」

涙目になりながらツッコミをする迅!

ホシノ「来るぞ!総員退避!」

ボーダーのトリオン体より早く移動した

彼らを見て……迅は……

迅「えっ?(゜д゜)?見えないぞ。」

余所見している間に敵の攻撃が迅のいる

所は縦に飛んできた衝撃波が着弾して、

迅は両断されないようにヘリポートから

飛び降りる!宙に舞い落ちながら叫ぶ迅。

迅「アッーーーーーー!!!!」

(生駒さんの旋空孤月なんかよりずっと

速い……一瞬にも満たないスピードだ。)

極東科学研究所は怪獣や宇宙人の侵略に

対して壁に〔てんがら合金〕の素材を混ぜ

ているが、その壁が、秋葉原から放たれた

衝撃波の遠距離斬撃に、あっさり斬られる

…………

ヘリポートがある高い階層が縦に左右に別

れて両断される威力に警戒しながら、

音と瓦礫が振る中でも迅は冷静に

落下しながら極東科学研究所の

壁面に風刃を押し込み、遠隔斬撃を伝線

させる。狙いを定めて、放つ!黒色の

持ち手の残弾は減り、緑色の光の刀身に

揺らめく

8本の光の帯の内二つは消えて……

風の刃が敵の向かって駆け抜ける。

幸い敵は自分を攻撃する為に民家に

穴を開けた……そのおかげで、

相手と人質の立ち位置がわかった。

 

迅「さぁ、界境防衛機関

ボーダーの実力派エリートの

実力をとくと堪能あれ、」

漸く言えた決め台詞と決めポーズと共に

地面の駐車場に凄まじい音と共に

着地して真上から落ちる

ヘリポートだった物を細かくブロック状に

切断する。

迅は軽口を叩きながら冷静に状況を整理

する。

両者は遠距離攻撃が可能の事実……

向こうは残弾なしに無限に衝撃波の斬撃

をこっちに飛ばせるが、単体と言うより

広範囲の殲滅用の技と見たほうが良い。

迅(……旋空孤月のカメレオンバージョン

太刀川さんなら喜びそうな相手だな。)

こっちは反則ありのどこまでも相手がいる

視界で捕捉出来たら狙える狙撃の容量。

しかもこっちは最初に2つ使い後6つ。

再充填すれば良いが、その僅かな間に

市街地が被害を出す訳にも行かない……

何より……

迅「俺が勝つ未来が一つもないのも、

かなり不味い状況だって解るな。」

ここ極東科学研究所に到着するまで、

沢山の未来予知をしたが、相手が倒された

未来もないなら、こっちが勝つ未来も

ない…………いつも一つくらいどっちか

あるが、それがないのだ……

迅(勝利する事でも敗北することでもない

…………この辺りに俺達が生き残るヒント

があるかも知れない……)

まずは接近あるのみ、迅はその足で

秋葉原にある博士の自宅に向かう!

敵の気配を感知したエルヴィル星人は…

突然遠隔から来た一本の緑色の斬撃に

よって人質の首元に向けた

自身の流体金属の刃が破壊された事実に

相手の能力を観察する。

そしてエルヴィル星人が取った行動は……

後から来た遠隔斬撃は……自分を無視して

地下の方に向かい……

何か切断した音を聞いて……

ヴァルジオンは地下にいる奴が自由に

なった現状で、敢えて敵が接近するの

を待つ。

単純に死合をしたいと言う剣士としての

思考が自分をそうさせたのだ。

両腕を組み壁にもたれ掛かる……

暫く相手を待つと……やがて一人の男が姿を

表す。

青い服を身に着けサングラスを掛けた

若い男だ。黒い柄の緑色に

光る直刀を持ってこの場に姿を表した……

男は俺が壁にもたれて待つ体勢を取る事に

意外な顔する。一目見て分かる程の

如何にも優しい猿が進化した

ような男だ。優男とは正にこんな奴に使う

言葉かも知れない……だがその身に纏う覇気

も闘気は、一切の隙も油断もなく高められ

練り上げられている。

この男は……強い……

そしてこの男と闘い勝利出来れば俺は

更に至高の高みに登れる……

 

ヴァルジオン「待っていたぞ。緑色の

光の斬撃を飛ばす人間……」

地球の戦士に俺は喜びを隠せない声を

出す……

……俺は奴と…………戦いたい

獰猛に燃える剣士としての本能が、

俺の中の本能に俺は身を委ねる。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

迅(うわっ!めっちゃ硬そうな身体した

宇宙人だ。)内心冷や汗を掻く迅……

黒野《聞こえるか……迅。》

迅(これは秘匿通信……)

どうやら黒野はトリオン体に換装している

らしい……

迅《……動けるか?》

黒野《動けるが、戦えない……》

苦悶の声を聞いて…黒野は状況を説明する

それを聞いて……相手の能力に対して、

迅「待っててくれたのか?俺がここに来る

のを……」

迅(うん。厄介の一言に尽きるな。)

黒野からの情報を整理すると

相手の流体金属は大盾や槍、様々な剣に

形成できる……風刃で破壊可能だが直ぐ

再形成出来る。脳波か電気信号か何かで、

形成をしているのか?

更に相手の硬度はかなり硬い。モールモッド

なんて目じゃない。その硬度にトリオン体

顔負けの身体能力……

格闘技術も剣の腕も高い……

迅《スコーピオンの変形の特性を持つ流体

金属に旋空孤月の遠距離破壊斬撃。

こりゃあ、本腰を入れないとな…》

迅「話はだいたい黒野の奴に聞いた…

お互い闘う理由はないはずだ。互いに剣を

納めよう……」

笑顔で和解の意を見せる。

未来予知で勝利も敗北の未来を見えない

から……和解か引き分けが答えと思ったが

……

ヴァルジオン「……理由なら2つある。」

迅「あっこういう展開か……」

何か納得した顔をする迅に……

ヴァルジオンは、両腕の流体金属で両刃の

西洋剣を形成して構える!

ヴァルジオン「一つ。そこの女が持つ容器

は俺がここに来た目的だ。」

迅も未来予知のサイドエフェクトを

存分に使い構える。

ヴァルジオン「もう1つは個人的な

目的だ。」

迅「ほう……聞こうじゃないか!」

この未来が確定した為に覚悟を決めて

互いに纏う闘気に両者は目を向ける!

戦闘体勢完了!

ヴァルジオン「只俺は、今は貴様と

刃と刃が交わり心起きなく戦いたい!!

俺はエルヴィル星、剣客の

ヴァルジオン!!」

【プシュー!】

全身から妙な関節音が鳴り煙が出る。

全身が喜びにうち震えてを興奮を隠さない

声で言う。

迅「うわっーーこういう人か…太刀川さん

並みに戦闘狂じゃんか。俺も覚悟するか…

……界境防衛機関ボーダー玉狛

支部の迅 悠一だ。」

互いに足を前にして一気に踏み入れて

両者の剣が空気を斬る音と共にぶつかる

両者相対する!!!!

刃と刃がぶつかり火花が舞う!

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

S級隊員……ボーダーのABCのどの位置にも

該当しない。黒トリガーを持つ隊員である

……

天羽と自分がそれに該当して、緊急脱出

機能がない代わり1人いるだけで、

戦況をひっくり返す事が出来る。

破格の強さの武器を持つ存在……

それがS級隊員である。

(攻撃が弾かれる)

既に20は余裕で越える数を互いに刃を

ぶつけ、距離を離す!!火花が花火の

ように舞う中に両者はいた……

互いにまだ小手調べ……しかしそれは

一般人の田端達から見たら姿が消しては

現れる現象に見える高速の移動と剣撃。

敵の放たれる攻撃を未来予知で先読みし

敵の刺突の回避して下から斬り上げる!

一瞬にも満たない僅かな速度!

ヴァルジオン「良いスピードだ。反射

神経も中々……速い!だが後手で俺に

勝てるか!!!」

迅「先手は譲ってあげる性分なんだ。」

笑みと余裕を持って、刃と刃が何度を

ぶつかる!無数の火花が舞い上がり、

そのまま相手との攻撃の応酬をする!

風刃の持ち手を交互に変えて、相手の

攻撃を往なす!足の位置に気を付けて

巧みに相手の動きを予知する迅に対して

ヴァルジオンは、左右の流体金属の刃の

リーチと刃渡りを常に変化

させて、相手の攻撃を防ぎ反撃する!

迅「ちょっとソレは狡いぜ。」

苦笑いしながら流体金属で形成する幾つ

物の武器を全部捌き後退しながら言う。

ヴァルジオン「嘘をつけ!」

両者足を止めずに素早く動きまくる!

迅は相手の両腕の刃を身体を捻り回避して

体重を加えた重い撫で斬りを相手に放つ!

相手は下手に武器を形成しているのを

辞めて自分が一番使い慣れた両刃の剣で

迅の渾身の一撃を防ぐ!火花が宙に舞い

上がり、両者顔を近付けて一気に離れる

両手首から伸びる両刃で、舞うように

両腕を振り手刀の容量で相手を

斬るエルヴィル星人に、迅は苦戦して

いた。一般人がいる中で自分の思うような

動きが妨げられている事実に……騎士外見

の敵の逆撫で斬りを予知の力で

紙一重に回避

して距離を離して息を整える。相手は

バックステップで、風刃を回避した敵に

向かって迅は提案する。

迅「ここじゃ邪魔が多い、着いてこい!」

迅(反応速度がトリオン体より速い……

確実に攻撃が当たる未来が、回避されてる

なんて読み間違いにも程がある……)

自分の文字通りの命綱のサイドエフェクト

が、この相手には無いよりマシな程度の

レベルで、敵の反応速度に恐怖を覚える。

ヴァルジオン「良かろう!タァッ!」

両者高く跳躍して刃が交差して着地!

この時、黒野以外で漸くヴァルジオンの

身体に攻撃が入った。

迅のトリオン体の顔が傷が出来る!

ヴァルジオン「それがお前の剣の力か

………何!?」

エルヴィル星人の硬い頭部にヒビが入る

迅「フフフ…」

迅は不敵に笑いそのまま地下室に逃げ込む

!!!!

ヴァルジオン「己!逃げるな!俺と闘え!」

怒りの声で迅の後を追い地下に向かう!

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

互いにダメージが漸く入り第2ラウンドに

以降……

地下室内では、ヴァルジオンは

エスクードが無造作に

設置された場所で、流体金属をしまい

硬い金属の拳で迅と戦う!

『プシュー』『プシュー!』

ヴァルジオンは、右ストレートを迅に

ぶつけて膝蹴りで、迅を追い込む!

迅(アイビスやメテオラ並みの威力……

反則だろ!?)

トリオン体の顔面にヒビが入る破壊力に

迅は予知を使い隙を何とか探す……

地下なら風刃の十八番が存分に使えるが、

剣を振る暇がない!

迅を顔面を掴み後ろにあるエスクードに

力任せに叩き付けて、そのままエスクード

を砕く!

砕けた僅かな隙間に相手の拘束から

解放された迅は風刃で素早く斬り上げ

互いに距離を詰め、迅は連続斬りを放ち!

追撃の斬り払いを放つ!!無駄な動きを

捨てて相手に接近するが、横一文字斬りが

直撃する前にヴァルジオンは跳躍して、

迅との距離を一旦離す、そしてトリオン体

顔負けの足の速さで、迅に急接近して、

金属と同等の硬度の手が風刃の刀身を掴み、

ヴァルジオンは残った片手を手刀の構えを

して迅の顔面目掛けて放つ!

迅は内心驚くが顔に出さずに、トリオン体

の頬を傷つけながらも逆に、再びトリオン

体で相手の顔をフルパワーで殴り、風刃を

自由にしながら互いに突き刺し技を放ち、

互いに首を動かして回避、

互いに距離を取る……

ヴァルジオン「エルヴィル星の剣士の硬度

は鋼鉄を余裕で越える硬さだ。お前の剣は

通用せん。ゴハッ!!」

口を守る金属のマスクから青い血を吐血、

迅は余裕の表情で……

迅「どこが鋼鉄なんだ?」

ヴァルジオンは片手で自らの血を拭い、

ヴァルジオン「本気で闘え!」

両腕の流体金属を斬る為にではなく、

刺す為に鋭い細い刃に形成して

を突き刺しの構えをして一気に加速!

高速で接近して相手を刺し貫くに間合いに

入る!至近距離から来るこの攻撃に対して

ヴァルジオン「この俺の早い突きをかわせ

るか!?」

『プシュー!!!!』

数十を軽く越える突き刺しの細い刃に、

迅(こりゃ全部は防げないな。)

地味に死ぬ未来が沢山見えた事実に迅は、

呼吸を整えて、相手の攻撃を反応する!

風刃を両手持ちにして、空気を切る音と

共に聞こえる高速連続の刺突に迅は経験で

対応!トリオン伝達脳とトリオン器官は

守る事に集中して、反撃の仕掛けを準備

する。

迅(丁度良い位置にエスクードが設置

されている。さては黒野さんは予想

していたな。)

左右の壁、地下室の天井、後ろの

エスクードに風刃の刃を直線に斬りつけて

火花が無数の花火ように舞い上がり、

地下室を照らす!

迅(防御が追い付かない!身体が重い!

身体が邪魔だ!!)

両手も両足も動かす、だが、それでも

コイツの連続の刺突を防ぎ切れない!

捌き切れない!!

空気を切る音が、直撃を避けても、かすり

トリオン体を傷付ける!

コイツを攻略するには

真っ向からまず攻撃手が足りない。

コイツを確実に倒すなら最低でも10人は

必要だ。しかも半分はA級隊員で、

それでもギリギリ……

未来予知がコロコロ変わる、致命の攻撃を

予知と本能で防ぐ、

敵の連続の刺突が終わった時、迅のトリオン

はかなり漏れていた。

迅(S級隊員として場数も経験もそれなり

だが、こりゃ、生きて帰ったら特訓や修行

が必要だな。……地力が違い過ぎる)

迅「もう一度さっきの剣の技を見せて

みろ。」

片目は失明して、トリオン体の身体は、

無数の斬撃の後が残り、腹からトリオン

が漏れている。

生身なら間違いなく重症だ。

ヴァルジオン「良かろう!タァッ!」

再び高速連続の刺突技が、迅を襲うが、

ヴァルジオン「何!?」

迅はエルヴィル星人の両手首を掴んだ。

迅「やっぱりか、その技距離を詰め過ぎる

と相手に捕まる。単純な技だが強力だ。

でももう俺にその技は効かないぜ。」

ヴァルジオン「何っ!」

ヴァルジオン(両手首を万力に抑えられ

たようにピクリとも動かない……)

見た目以上に身体能力がコイツ高い……

その事実に、

迅「今度は俺の風刃の技を見せてやる。」

既に相手が自分の罠に引っ掛かり、緑色の

刃達が前方、左右、真上から光の速度で飛

ぶ風刃の遠隔斬撃がヴァルジオンを襲う!

ヴァルジオン「うわぁぁぁぁぁぁ…!!」

四方向から放たれた風の刃が、エルヴィル

星人の身体を通過……硬い金属の鎧を斬り

全身から青い出血が噴水の如く飛び散る

迅「どうだ、エルヴィルの剣客。黒トリガー

のお味は……」

迅は確かな致命傷を与えた事実を伝える

が、

ヴァルジオン「この程度か!?貴様の実力

は!?」

ヴァルジオン(…生きて奴に勝てぬなら、

生きる気持ちを捨てるのみ……)

迅「何だ、コイツからこんな凄まじい気迫が!!!!……」

敵からただならぬ物を感じとり……

迅(捨て身の勇気……まさか南斗聖拳究極

奥義 断己相殺拳の構えか!?待って?俺

ラオウじゃないよ。身長は平均的だし、

黒いマントもないし北斗神拳も持って

ないよ?

黒い象並みに大きい馬でここに来てないよ

)迅はまだ余計な事を考える余裕はあった。

エルヴィル星人の指で相手を切り裂く技を

未来予知で避ける迅。

迅「持久戦になったら勝ち目はない……

それ以上に……」

(それにもうお前は致命傷を幾つも貰って

いる!何でまだ戦えるんだ。どう見ても、

ヴァルジオン!お前は死にかけの一歩手前

だろ!)

その時、

エルヴィル星人の死角から黒野が飛び出て

来て、背後からエルヴィル星人を抑え込む

黒野「今だ!?迅。俺ごとコイツの心臓

を串刺しにしろ。」

迅「黒野さん!……そこに立っている

ヤバいぞ。」

黒野「えっ?」

黒野の立ち位置はエルヴィル星人を背後から

緑色に光る風刃の刃が放たれる!

黒野「ぎゃああああ……」

黒野はギリギリで回避する。

『プシュー』

風刃の遠隔斬撃は、居合いの構えをした

エルヴィル星人の両手の刃を同時にぶつけ

て放たれた真空波の斬撃に衝撃波で飛ばて

完成する衝撃波の刃で、関係ない所に飛び

……迅の真横を通過する。

迅(両手の刃を同時にぶつけて放つ…

真空の刃に衝撃波で威力を上げて飛ばす

……野外に放たれた技は、これだった

のか……)冷静に分析も忘れない。

ヴァルジオン「もっと俺に集中しろ。」

流体金属は迅に斬られた箇所に付着してヴァルジオンの出血を治す。

迅「そんな事も出来るのかよ。便利だな。」

相手の止血行動に冷や汗をかく迅。簡単に倒すのが難しいと分かってしまっている。

ヴァルジオン「…止血しただけだ。行くぞ!?ヒュゥーシャオゥッ!」

両手の鋭利な刃が、光の速さで迅と黒野を壁や床ごと切り裂く。

黒野「ヤバッ!逃げるぞ!」

迅「危なっ!」

沢山配置したエスクードも切断されて黒野は瓦礫に紛れて隠れる

迅「幾ら反則にも程があるでしょ。未来予知が追い付かない……だが、」

迅は敢えて隠れず、黒野のエスクードを1つ残して

迅は放れた無数の流体金属の刃を風刃で次々と受け流す。

迅「コイツは恐らくA級の隊長クラスの実力だ。地球基準だと……」自信を持って言える

まだ挑める。恐怖でコイツには絶対に勝てないというイメージがない。

迅(一気に倒すしかない!!)

迫り来るエルヴィル星人の両手の無数の流体金属の刃での斬撃を、迅は風刃で全て破壊する!再び刃が再形成されるまでに、

黒野から距離を離しながら、迅は宙に飛び上がりエルヴィル星人に接近して風刃が放つ囮の無数の斬撃に相手の意識を反らして本命の首を狙うが

ヴァルジオン「素晴らしく疾い!だが、甘いわ!」称賛の声と共に間一髪に相手は首をずらし、迅の風刃を何と拳で相殺して、風圧で仰け反る迅は

迅「これはきつい!」

再び形成された流体金属の刃に風刃を無理やり押さえ付けてハイキックによって迅は回避を間に合わずに吹き飛ばされエスクードに叩き付けられ衝撃とダメージで、苦しみながらも急いで何とか体勢を整える

ヴァルジオン「全力を出せ!?全身の骨が砕け散り、最後の血を流れ落ちるの瞬間まで俺と戦え!!!!」

無茶苦茶な事を言う相手が放つ拳よりも早い蹴りが迅を襲う。

攻撃を辞め回避に徹しながら、少しずつ確実にトリオンが減る迅は、劣勢過ぎる。

迅「太刀川さん並みの強さ!それ以上にタフさは、化け物だ!!」

迅(剣の技が衰える処か精練されている!手負いなのに、動きに無駄が無くなり、キレが増している!)

迅は金属の硬度を持つ蹴りを何発か貰い身体がバラバラになる感覚を覚えながら蹴りから放たれる真空波を避ける。

壁に見えない刃が通過した事実だけが残り冷や汗を掻く迅。尚も敵の猛攻が止まらない。

ヴァルジオン「もっと俺と戦え!その素晴らしい剣技をもっと俺に見せろ!!」

どう見ても相手も重傷だ。なのにタフさでトリオン体の迅が、押されている。

トリオン体で油断甘えになっている迅がヴァルジオンに負けている。部屋を高速で走りながらぶつかり合い。膝蹴りや正拳突きを回避して、負けじと迅は斜め斬りして十文字斬りで応戦!相手の手首や胴体を狙い斬り払うが距離を離されたが迅が風刃を横一文字で凪ぎ払うが、宙に高く飛び上がり横一文字を回避するヴァル

ジオンは地下室の端に着地して、

ヴァルジオン「もっと俺に全力を見せろ!」そう楽しそうに叫び跳躍して、迅も空中で斬撃を応酬して相手は、空中で身を捻り回避してから、逆に宙を飛びながら身体を高速に回しながら風車の如く回転連続斬りをして迅の両肩を斬り裂かれながらトリオンが血のように飛び散り相手が自分の間合いに入ったチャンスを

逃さない!!

ヴァルジオン「!!?」

迅「うおおおおおおオオオオオ!!」

両手で持った風刃で力強く叫び全力で大きく振り上げる!

迅は普段魅せない余裕もなくはっきりとした片目で風刃を構えてヴァルジオンの左腕を左右に斬り裂き一刀両断をする。

青い血を顔面に浴びてそのまま全力で一気に胴体の

左側を斬り裂く!!青い血が地下室を汚し

ヴァルジオン「グオオオオ!!」

相手は大きく身体が吹き飛され、瓦礫を破壊しながら飛んで行く。

迅(手応えはあった!)

確かな手応えに、致命傷を与えた事実に安心と共に膝を落とす迅。

ヴァルジオンは部屋端の壁にぶつかり壁に鈍い音と共に亀裂を走らせるが、迅は黒野を安心させようといつもの余裕の笑顔を見せようと思ったが、黒野の驚愕の表情を見て急いで視線を敵の方に向け絶句する。

左腕が左右に斬り裂かれ、左側から膨大な出血をしている状態だ。とても起き上がる気配も戦える状態でも無いのに……

ヴァルジオン「素晴らしい……」

迅「!!!!」

確かに小さく聞こえた声と共に奴の身体は満身創痍で立ち上がり、迅に喜びの目を合わせて右手のみで構える 。

迅(嘘だろ。腕が左右に斬り裂かれて、出血しているのに……まだ挑むのかよ……タフにも程がある!!)

まさにタフボーイである……

迅はその悪夢のような現実に心が折れそう

になる。

トリオン体は無傷が少なくこっちも手負いそして相手は生身を削りながら尚も俺に挑む。既にこっちも限界だ。後10分足らずに俺のトリオンも無くなる。互いに部屋の隅に、距離があるが、

死闘は終わっていない……

迅(敵は強い。技術や身体能力ではなく精神力が、脳内のアドレナリンが痛覚を感じさせないのか!)

迅は相手を見詰め、覚悟を決める

全身の無駄な力を抜きながら風刃を再充電させて、緑色の光の帯を8本を直刀の利き手に持ち、全身の力を込めて構え両足に力を込めて踏ん張り、

迅(…………多くの面積抉る……全八方向から同時に………一気にヴァルジオンを八つ裂きにする!)

迅 悠一から放たれる風刃の光の帯が激しく輝き……風が周囲を集まり旋風を巻き起こす!

迅(最上さん……俺に……俺に、力を貸して下さい!!)

亡き恩師の力……風刃を力強く持ち、

風の刃に自分の残りトリオンを全て籠める

ヴァルジオン「!!」

ヴァルジオンの金属の身体に鳥肌が全身に震え上がり確実に自分を倒す!その練り上げた闘気が自分に向かってそう叫んでいる。

ヴァルジオン「素晴らしい!!!!

手負いの傷が多いその身体だで、

その闘気!衰える処か一部の隙もなく俺を殺す技を放とうとしている。ならばこそ!貴様の武に敬意を込めて俺も全力の必殺で答えよう!!」

『プシュー!!!!』

全身の体勢を低くして、右手の流体金属の刃を刺突の形に形成して突撃の構えをする。

迅(例の衝撃波を後ろに込めて尋常じゃない速さの刺突。予知が見えない……)

月明かりが真ん中に照らす中闇の地下室の死闘に、両者の呼吸は、最高の状態まで集中力を貯めて、周囲は静かになる。

空気が止まり、互いに必殺の構えを完了両者一気に駆け出す!

空気が衝撃が地下室に響き瓦礫の山を破壊する

闇を駆け抜けて月明かりが互いの姿を照らし

迅「俺もお前に敬意を表す。ヴァルジオン!」

迅は身体全体を横一文字に回転させながら風刃の光の遠隔斬撃を全て放ち!!

緑色の光の旋風は、斬撃となりヴァルジオンの全方向に直撃する!

全身から出血しながら喜びと興奮を隠さない金属の顔で、尚も止まらず!

ヴァルジオン「迅 悠一!!!!」

その事実に体勢を立て直そうとしたが僅かだが体勢が崩れた迅……その隙を逃さないヴァルジオンは、必殺の刺突を放つ!

迅(防御か、回避か、いや、攻撃しかあるまい)

予知が見えない現実に、瞬きの数の選択肢から止まらないヴァルジオンの異常な速さに迅はヴァルジオンは首に目掛けて風刃を

振り上げて斬り落とす為に、風刃を振るう。

衝撃波が、地下室の内部を破壊して、

迅「………………………………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして遂に……迅のトリオン体の溝内にヴァルジオンの流体金属の剣が貫通した

迅「……動きが、速過ぎでしょ……」

《トリオン体活動限界》

状況が悪い……このままじゃ本当に……最悪な未来に一直線じゃないか……

迅「負けたか……」

黒野「……迅。」

完全に未来予知を読み間違えた……

トリオン体が消えて生身になり迅はヴァルジオンの刃から離れられその場で力無く座り込む。

迅はヴァルジオンの首に目掛けて風刃を不安定な体勢から狙ったが、その時既にヴァルジオンは迅に勝っていた。

ヴァルジオン「…………俺は強い…」

敵が目の前にいる事実には変わらない……このまま殺されるのか、黒野もトリオン体を維持出来ず生身に戻っている。

このまま生きて帰れない可能性が高い……ヴァルジオンは流体金属の刃を形成して喉元に向ける。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ヴァルジオン「……」

田端「その勝負!!待った!!!!」

迅と黒野は諦めの表情を忘れ声の主の方に

見る。

黒野「何してる!?逃げろ!?」

剣持の友達が自分達を助けに地下室に

まで来たんだ。

井上「そんな事、出来るかよ!?」

剣持をおんぶしながら、井上一平が強く叫ぶ!?

吉井「もし、ここでこの場で貴方が人の命を奪ったなら、この場でこの容器を壊します!?」

ヴァルジオンは青い血を流しながら、

新聞部の方向に顔を向ける。

ヴァルジオン「…………」

吉井の言葉は続く。

吉井「そしてこの場で貴方が私達を見逃したのなら、これを差し上げます。」

両手に持つ肉体増強剤を差し出す動きをして

黒野「なっ!?」驚愕な表情で彼らの方を見る黒野。

ヴァルジオンは迅達を無視して新聞部の方に向かって歩きだす。

迅「待て!」

ヴァルジオンは手負いで有りながら跳躍し吉井の前に立ち

ヴァルジオン「……約束しよう。この場は見逃そう。」

片手を差し出して、吉井は少し震えながらも肉体増強剤CX.00009を宇宙人に手渡す。

目的のお使いは終わり、後はバカの回収だ。そう考えていると

ヴァルジオン「………まだ挑むつもりか…」

黒野は立ち上がりトリガーを起動しようとするがトリオン切れで、起動せず振り返り見て、ヴァルジオンは構えもせずに淡々と言う。

ヴァルジオン「……俺と戦うよりこの場の人間をここの建物から逃がした方懸命だ。」黒野を無視して……円盤の元に帰る直前、迅の方に目を合わせ呟く。

ヴァルジオン「迅 悠一。お前の肉体はまだ全盛期ではない。技の精度も肉体精度も未完だ。…………精々精進しろ。」

迅「……無茶な事を言うなよ。」

自信が喪失したような声を聞き……

ヴァルジオン「お前はもっと強くなる…」

跳躍して竹中博士の家から姿を消す。

 

建物が震えて初めて、

迅「ヤバッ!暴れ過ぎた反動が、」

立ち上がろうとするが力が出ない……

黒野「さっさとここを脱出しないと」

動けない迅に駆け寄り黒野は

迅の肩に手を組み一緒に立ち上がる。

田端「手伝います!?」

田端は動けない迅を二人で抱えて、

竹中博士の家を後にする。

田端「全員~~退避!?」

井上「了解!」剣持を抱えて吉井の手を

引っ張り田端達の後を追う。

吉井「…………凄く怖かったよ~~」

涙声を出して走る。

悪夢ような死闘はこうして決着がついた。

崩落する民家から急いで脱出する。

迅は黒野と田端に運ばれながら予知の結果

に納得する。

迅(相手を満足させて勝たせる……これが正解か……わざと負けると殺されて、本気で挑んでも勝てない……勝つ未来も負ける未来もなく……互いに生き残らせるのが正解…………まだまだ自分のサイドエフェクトを使いこなせてないな。)

迅は自分の生涯に残る激闘をしたと確かに感じた……傲りはない。嘗めてもいない。

今回の自分の限界を超えるこの戦いはこの先の未来の経験として役に立つ……

迅(こりゃ、俺も負けてられないな。)

奴は再びボーダーの前に来る…それまでに腕を寄り磨く必要がある。

皆、実力派エリートの訓練に付き合って貰うよ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

〔推奨BGM 未知への挑戦〕

レッドマンは空を飛んで竹中博士の所に急行していた……

「イヤッ!!」

(あれは……チューニング・ペア!それに滅茶苦茶死にかけのヴァルジオンじゃねえ

~~か)

ヴァルジオン(あの、裏切り者!)

互いに瞬間的に姿を捉える!

ヴァルジオンはかつて星間連合にいた

赤い通り魔の姿を見る。地球に現れてゾークロンの怪獣達を地球で戦っている裏切り者を睨む!

ヴァルジオン(奴との決着は傷が全快してからだ!!俺は更に至高の領域に突き進む!!)

ヴァルジオンは目的を先に果たす……

 

チューニング・ペア

常に2機編隊を組んで飛行する戦闘円盤。

武器は上部に取り付けられているアンテナ

で、ここから光線を発射する。

マッハ2のスピードで空を自由に飛びまわる。

 

秋葉原の上空には、2機編成のUFOが姿を表して道行く人達を驚かせた。

スマホの写真が取る音とフラッシュが

所かしこにある中に、当然東京に訪れて

いた『お化け屋敷』も目撃していた。

極東科学研究所 正面口の前、

ムラマツ「こちら、ムラマツ。応答せよ。」

イデ《こちらイデ。どうしましたか?

キャップ。》

腕時計型通信機で連絡するムラマツ。

ムラマツ「秋葉原の竹中博士の自宅上空

からUFOを発見!レーダー基地から連絡は

?」

イデ《今確認します!》

通信機の向こうが騒ぎになっているが、

しばらくすると、

イデ《すいません!キャップ!レーダーの

電波を別方向に跳ね返すステルスタイプの

円盤みたいです!》

ホシノ「こちらホシノだ。マッハビースト

を発進させてUFOの追跡調査を頼む。連続密室

殺人事件の重要な情報だ!」

ジーン《こちら、ジーン了解!?》

ジャック《こちら、ジャック了解!?》

どうやら出動するのは学者カップルのようだ

……

その時、地響きがあちこちに鳴り、

極東科学研究所の壁を高速で駆け出し、

ホシノとムラマツの頭上を通過した影

を見る……

赤い不定形の青い3つ目の寄生型の頭部を

持つムキムキマッチョマンが、

人間離れした身体能力で、腕を鞭のように

伸ばして、東京を駆け抜ける!

ホシノ「奴はポイズンゴーストの時の!」

ムラマツ「奴は今回の事件にも関わって

いるのか!?」

二人はレールガンをホルダーから引き抜き、

構える!?

発射される青い光弾をヤモリの動きで避け

て、チューニング・ペアに乗り込む。

ヴァルジオン《何をしていた馬鹿者!?》

怒りの表情を露にして、ホーンにぶつける

ホーン《レッドマント少シ戦ッテイタ

ンデース。》

所々出血しているホーンが、ノンビリと

答える。

ホーン《例ノ物ハ?》

本来の目的の物を探して、見つける。

ヴァルジオン《回収した。運転しろ。

輸送円盤(キャリアーシップ)に戻るぞ、》

ホーン《ラジャー。コノ星ハ中々

楽シイネ。》ボーダー隊員とレッドマンと

の戦いを素直に喜ぶイカれ殺戮者の言葉に

ヴァルジオンはフッと笑みを浮かべ笑い、

迅との死闘を思い出して……

ヴァルジオン《違いない…………》

 

チューニング・ペアは、マッハ2で移動して

あっという間に人々の前から姿を消した。

後日東京のニュースになるが、

『お化け屋敷』の追跡調査も振り切り、

相手は行方不明となる。

 

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ファイル08.2闇からの殺戮者

後編

 

殺戮宇宙人ホーン・デュアウト

(後のコードネームEIFFELELITE

エッフェルエリート)

宇宙剣士エルヴィル星人

宇宙邪怪獣キングファマーディ

用心棒悪魔怪獣バラムキング

参謀宇宙人キリキリ 登場

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〔推奨BGM 地には平和〕

朝 三門市 剣持の自宅、

恐ろしい死闘から翌日の日曜日、

俺は自分の部屋の窓から照らされた日の光に

目を覚まして、起き上がる……そして来る

痛みに軽く悶絶する。

「痛っ!?」

ホーンとの戦い、ボーダーの妨害にもあり

連日の戦闘で傷の回復が、遅れている事実に

剣持は、痛みに耐えて、ベッドから動き出す

香取「おはよう~。」

後ろから聞こえた聞き慣れた声に寝癖を

直しながら振り返る。

「……何でいるんだ?」

香取「情けない顔しているわね。」

俺の机の椅子に座って肘に顔を預けて、

俺を見る彼女は、面倒くさそうな顔を

しながら、カンフー隊員から貰った格闘

技の本を勝手に読んでいる。

香取「…………昨日の東京で色々あった

みたいね?」

相変わらずのセミロングに整った顔だ。

黙っていたら美人なのに……

香取「何か失礼な事を考えてない?」

鋭い目が俺を睨む。

「そうだな。色々あった…………なぁ、

俺がいない間に何か会ったのか?」

俺がそう言うと

彼女は静かに本のページを捲るのを辞めて

こちらに視線を向ける。

彼女のいつものキツい目は今日はなく、

素直な時の優しい目だ。

香取「…………昨日レッドマンが三門市に

現れたのよ……」

「怪獣?」

近くの特訓用のサンドバックを軽く

揺らして俺は訪ねる。

このサンドバックは対怪獣用兼イライラ

解消用の奴。たまに家に来た人間も特訓

している。

香取「…………いいえ、宇宙人とド突き合いの戦いよ。」

まるでこちらを探るように尋ねる彼女。

「ド突き合いの戦いね。」

香取「詳しくはあんたの今いる職場に

聞いたら?ボーダー本部が大騒ぎだった

から。家族と華も心配させちゃったし、」

「やけに寂しいそうだな。いつもの周りに当たるのはどうした?」

何かいつもの香取にしておかしい……

香取「少しね。上層部に叱られただけ…」

ため息を吐き、本を読み直す。

実際は視覚情報と通信記録で独断でレッド

マンを、排除しようとした事がボーダーの

上層部にバレて上層部から始末書を提出する

ように言われたのだ…………

実際オペレーターの華が止めなければ、

あの後自分はあの宇宙人に捕まり殺されて

いただろう。

石コロを蹴るようにボーダー本部から

落とされてアッサリと潰れていた……

結果的に、華の一言が私の命を救ったのだ………違う。

否、認めたくないのだ。自分が殺そうと

した相手に助けて貰った事が……

麓郎の奴が言うにはテレパシーで、対話も

したらしい……証拠はないに等しいが、

自分もあの時聞いた声は、直接の声では

なくテレパシーで喋っていたのだ。

レッドマンとの対話が可能の事で、

『お化け屋敷』の人達にも庇って貰い、

結果的に始末書程度ですんだ。

本当ならポイントをごっそり取られて

またC級からやり直しになっていた……

どのみち私は三輪隊の米屋隊員と同じく

トリガーが壊されて数日は、ボーダーに

は参加出来ない。新しいのトリガーが用意

される間は、大人しくするしかない。

華曰く『一種の謹慎処分だと思えば、良い

から剣持君と話したら…』

と言われて勝手に合鍵で自宅に訪れて、

暇の余り、剣持の寝顔を見ていた。

……聞きたい事も幾つかあったし、

昨日は自分の中で、結構ヤバい出来事ラン

キングで上の出来事だ。

気分が沈んでいる中で外はムカつく程

晴れていた。

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「飯でも食うか?」

剣持はパジャマ姿ではなく、昨日の服装の

ままで寝たのだ。

香取「食べたから良いわよ。気にしない

で、」

本のページを捲りながら、答える彼女に

「なら俺、着替えるから、少しの間、

部屋にいろよ。」

香取「……わかってるわよ。」

剣持は自分の部屋を出て、一階の脱衣場で

着替える。

自分の服の種類は元々少ない。

青いジャケットにオレンジのTシャツで、

黒いジーパンに着替え終わり、鏡を見て

思う……

(今度は服でも買わないとな。)

剣持は、冷蔵庫からシゲハルソーセージ

を取り出して、食べる。

この商品は黒野財閥が関わる特殊食品

の一つ。三門市のスーパーに売っている

ウチの職場の変な博士達が、製作した

ツッコミ処が多い食品である。都会に少なめ

田舎に多めの商品だ……

 

シゲハルソーセージ

獣肉のエキスがたっぷり含まれている

ソーセージ。

一口食べれば力が溢れ、二口食べれば

正義の炎が燃え上がり、三口食べれば

シゲハルの姿になる。

今なら忍者セットがおまけに付いてくる。

 

「今回は鉤縄か……」

オマケは80㍍まで伸びる特殊金属の鉤縄。

忍びのセットが確実に集まっている事実に

俺は喜びの笑みを浮かべる。

尚、ダブりは陽太郎や『モテない男子の会』

の皆に渡している。

性能は本物だ。

このソーセージはガチでシゲハルになる

ヤバい奴だが、

俺の姿は超能力でシゲハルになる事はない。

ワイルドな味が癖になる。

(今更だけどこのシゲハルってウチの職場

の忍者部署の超空忍者シゲハルさんだよね

。)

脳裏に過るサイドカーに乗るゴーグルで

目を隠すチョビヒゲが

特徴の普通のおじさん。忍者ライダーらしい

が正直良くわからない……

(あ~~マスク・ザ・セブンとか、ピジョン

マンの変な特殊刑事のなぁ。)

何処かで見たことある外見をしている

特殊な刑事達だ。専門は秘密結社を壊滅

させる事……先週、『暗黒帝国ヒドー』の

女王プリフラーを壊滅させたらしい……

(あの阿修羅男爵そっくりの女性とメカの

人。可哀想だったね……)

(資金元を断って、関係者を一斉検挙、

巨大ロボットの設計図をガイラッドの幹部に

渡して自首してきたからな~)

 

パトカーに捕まる姿が何か切ない……

(部屋に戻るぞ。葉子姫が、俺達の部屋

に残すのは心配だ。……)

(……ベムって女性に優しいよね。特に

ボーダーに働いている女性は、何で?)

最近のベムの行動と言動に疑問を覚える

剣持。志岐さんは偶然でも、香取と染井

さんの二人には、元々そんなに交流がない

のに

(俺は別に優しい訳じゃない。

何か良くわからないが、アイツといる

と変に気になるんだよ。危なかっしい

からな~~)

手摺を掴み階段を上がりながら、

ベム自身あの二人を気にする自分に、

一番驚いている。

(その話はまた今度だ。今は……

ネクスト・シングとゾークロン達の事を

考えろ。怪獣を使った侵攻をせず、宇宙人

共が暗躍するなんて、ゾークロンが主体では

なく、考えたのはキリキリの奴だな。)

(キリキリ?)

(宇宙で一に二を争うチブル星人や

メフィラス星人に匹敵する頭脳が特化して

進化した宇宙人だ。身体は無く、脳髄に

近い姿に一つ目の宇宙人……荒くれ集団の

参謀さ。)

部屋に戻り、香取は読書を続けている。

香取「今日のテレビ見た?」

彼女は、俺が最近購入したノン

フィクションのSF体験談の本

〔ウルトラQ〕を珍しく熱心に読んで

いた……

怪奇現象や超常現象に遭遇した万丈目さん

の実態験の話を静かに読んでいる。

「いいや?」

香取「連続密室殺人事件の犯人は宇宙人

と協力した日本人の科学者……国際指名

手配するって警察から発表が合ったわ。」

「犯人には逃げられたのに……」

俺はその時、気絶していたという事になって

いる。

カメラマンの井上一平におんぶして貰い。

途中で意識を回復して、事態を知る……

そんな感じだ。佐鳥さんから電話が合った

と分身が言っていたが、

香取「秋葉原で友達も買い物にしては

何か散々みたいね。」

「それは楽しかったよ。普通に……」

香取「即答かい!」

少し頬を膨らませ、拗ねる香取。

「東京は三門市よりやっぱり大きい……

色々な流行の服や家電や物がある。」

香取「まぁ~人口22万と東京じゃ、勝負も何

もないからね。」

「さて、俺も職場でお願いされた事を

やるか……」

財布を確認して、大きい買い物袋を沢山

持って、

香取「どこ行くの?」

「ホームセンターか?パーティーグッズ

が売ってる所、今度ウチの職場にパーティー

があるから、盛り上がる物を沢山用意して

欲しいって、警務部隊の隊員や、博士も

頼まれた案件。留守番は頼むぞ。」

香取「おいコラっ!?そこは、私を誘う

って物でしょ。」

本を読むのを辞めて椅子を離れて、俺に

ツッコむ香取さん。

「でもウチの職場の話だし、香取さんにも

迷惑かかるから、」

香取「今私は暇なの、分かる。パーティー

グッズくらい、私が知ってる店で購入する

わよ。ちょっと歩くけど、良い?」

有無を言わさぬ行動。

「大して面白くないよ。」

香取「それは私が決めるから、」

キツイ目でいつもの香取さんなのだが

何か、焦っているように感じる。

別に他意はない。そのはずなのだが、

妙に、俺の行動が気になるようだ。

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〔推奨BGM 大都会 昼と夜〕

香取「これ何てどう、結構有名なパーティー

グッズのメーカーの評判商品の奴。」

俺と香取さんはパーティーグッズを取り扱う

お店で、購入する品を選んでいる。

「……こういう物が人は受けるのか…

…香取」

パーティーグッズの定番の

ヒゲ眼鏡を付けた顔を香取に見せる。

香取「( ´,_ゝ`)ぶっ!ちょっソレ私に

見せるな。」

凄く吹き出す彼女の姿を見て……

ジョークグッズのヒゲ眼鏡を付けた顔は

取り敢えず受けているようだ。

「……ホシノチーフに付けとくか。」っと

独り呟き、購入する。

香取「クラッカーは取り敢えず購入しとけば

?これも定番だし、」

パーティーグッズの定番を勝手にカートに

入れる。

「そうか……詳しいな~」

香取「そう言えばどんなパーティー

会場なの?ビルの会場でも借りるの?」

用意している物は一般的なパーティー

グッズの商品だが、

「人が集まる大きな建物らしい。

まぁ俺が直接参加する訳じゃない

からなぁ。」

香取「そうなの?」

「参加するのは偉い奴ら、見習いの隊員の

俺は当日は支部で留守番。」

香取「それって機密情報じゃない?

大丈夫なの?私に喋って……」

俺は途中にいた店員に薦められたパーティ

ーグッズをカートに入れて、

「具体的な場所も何も俺は知らない。

それにその日は太刀川隊と諏訪隊が、一緒に

留守番に参加するらしいから寂しく

ないよ。」

レジに向かう。

香取「結構購入したわね。」

カートに入っているパーティーグッズを

見て呆れる香取。

「まぁ、何か物足りなさは感じる

けどな。」

香取「これ以上一体何を買うつもりよ。」

ジト目で剣持を見て……

「面白そうな物?」首を傾げて香取を見る

香取「【巨人の星】のクリスマス回かい

!?準備したは良いけど、誰も喜ばない

パーティーなんて何か悲しいわよ!?」

別の意味で心配になって来た……

パーティーグッズを無事購入してそれから

……数時間後

香取「……どうしてこうなった?」

公園のベンチにて頭を両手に抱えて

座る香取。

足音と共に顔を上げると、

「ほら注文の果物盛りだくさんの

クレープ。」

香取「あっありがとう。」緊張の余り

ぎこちない動きをする香取。

近くの移動販売車のクレープ屋で購入した

剣持は香取にクレープを渡す。

香取はクレープを旨そうに食べている。

香取「美味しい~~ってちゃうわ!何で?

こんな事に……」

「噂になりたくないから、公園にって自分で

言っていただろ?」

香取「そうだけど、これじゃまるで……

……はっ、」

「まるで?何?」

香取は頬は少し赤みを帯びて上目遣いを

する。

香取「何でもない!?」

静かにクレープを食べる香取、

剣持は香取の隣に座り、読書をする。

【巨影都市】という小説だ。

「………………」

香取「………………」

レッドマンと剣持に関する質問を安直には

出来ないが、質問で矛盾を見つけて、

香取「意義あり!!」を突き付けて、

ここ最近のモヤモヤを解決したのに

何でこんな公園でクレープ食べているん

だろう……

香取(怪しい所は沢山ある。…………

問題は証拠だ。証言なんて宛にならない。

あれ?)

冷静に考えると……コイツの事何も

知らないだよね。剣持の父親が……華の

いけすかない父親と知り合いで、学校は同じ

だけど、何かと私達の近くにいた…冴えない

奴。

本来なら、気にする必要もないのに……

今も何だかんだ交流する理由がわからない

……まともに喧嘩や口論もしたことない奴

…………優しい奴と言うより、甘い考えを

持つ剣持の印象が強い。

努力しても空回り、努力が足りないとかでは

なく、根本的に才能がない。

それでも華はコイツといると表情が多くなる

……普段の冷静に物事を見る華はそこには

いなくて、笑顔が多いのだ。初めてコイツ

の家で勉強会に参加した時、大笑いした華

の顔を初めて見た衝撃は大きい……

ドジで間抜けの印象が強く、勉強は上手い

訳ではない。なのに……なのに……それは

とても楽しい時間だった……

「……どうした?」剣持は私の視線を

気にして本を閉じて話しかける。

香取「あんた、どうしてボーダーに入隊

したの?」

最近は色々目立ち初めたけど、ボーダーが

設立されて直ぐに入隊しなかったのが、

気になった……

「………………家族を守りたかったから、」

近くの噴水を見ながら言う。

香取「あっ……ごめん、」

「……何で謝る?香取さんは何も悪くない

だろ。」

少し空気が重くなって来た……

「まだ柿崎さんが、嵐山隊にいた時のテレビ

で、嵐山さんが家族と街、どっちを守るの

質問で、家族の安全が確認されたら、直ぐ街

を守るって答えた時、憧れたんだ……」

香取はそんなの事テレビで確かに言っていた

なぁ……広報の嵐山隊の初期メンバーの奴

「ボーダーに入隊して、現実を知って、

エンジニアかオペレーターに転向も考えて

いたのに…………まだ戦闘隊員何かやって

いる……」

剣持はベンチに立ち上がり、空を睨む、

「目の前の壁が滅茶苦茶分厚くて高くて、

諦めもあったのに……そこら辺の何処に

でもいるレベルで、気分が沈んでいる時

に俺は黒野さんとイコさんに出会って

救われたのかな?」

香取「何で疑問系?」

「今思い出すとただ巻き込まれた気がした

だけかも」笑みを浮かべ当時の事を思い出

す。

香取「話は変わるけど、

今の新部署はどうやって配属されたの?」

実際に気になる事だ。A級でもB級でも

話題になった……左遷にしては、まず変な

所はあったが、実績は全くなかったのに…

どうしてコイツを……

「実際に良くわからない。上層部に呼ばれて、

C級から厳選してここに配属にするように

って指令に言われた。」

香取「……何か上層部の人に恨みでも

買ったの?」

「それなら、とっくにボーダーに

いないだろ。」

香取「何だ?あんたで大丈夫なら、B級の

私でも………」昨日の恐怖を思い出して

口を紡ぐ

「防衛任務にランク戦に忙しいのに、

怪奇案件なんて…………辞めとけ、

空いた時間は難しい勉強ばっかりだ。

楽しい職場じゃないよ。」

と自分の職場に否定的な事を愚痴る。

香取「……そんなに難しい勉強なの?」

「入隊試験よりずっと難しい……いつ使う

かもわからない知識ばかり増える。」

再びベンチに座る。

「ボーダー本部が恋しい。あそこは良かっ

た……」黄昏て空に浮かぶ雲を眺める剣持

釣られて香取も雲を眺めて見る。

「雲は自由だな。生まれ変わったら雲に

なろう。」

香取「勝手になっとけ。」

少しキツい目になり、ぶっきらぼうに答え

る。

独り真剣に考えるのが馬鹿らしくなって

来た……

「( ´∀`)ハハハハハハそうしとく。」

軽く剣持は笑いそして笑いを辞めて

香取「………………あんたって良い奴?」

互いに反対の景色を見て目を合わさない

「……そんなのどうやって分かる?」

ぶっきらぼうに答える。

「見学会の時も言ったけど、一瞬で変わる

信頼関係に絶対はない…俺はあんたから、

また信じて貰うよう努力するしか

ないんだ。」

香取「……ずっと言いたい事を我慢する

のは身体に良くないわよ。」

「何も考えず言わないんじゃない。

しっかりと自分自身と相談して言わない

事にしたんだ。」

香取「…………華を心配させたら承知し

ないんだから……」

「昨日の事、三門市に戻って隊員に聞いた

よ。その言葉は香取さんにもブーメラン

だからな。」

香取「うっ、わかってるわよ…」

図星を言われて黙る香取。

何か尋問とか質問とかする空気じゃなく

なった……気分転換に明るい話題で、

……自分の知ってる剣持と、今の剣持の

話題……話して受ける明るい話はないのか

……彼女は横目で読書に戻る剣持を見る。

香取(本の話題、無難にさっき家で読んだ本

の話でもするか……ってか何で私がコイツの

気を遣わない行けないんだか、)

香取「ところでさ、」

「うん?」

香取「あんたの家に合った〔ウルトラQ〕

って本。全部本当に……」

「ノンフィクションだよ。ゴメスだの

ペギラだのパゴスだのガラモンだの」

香取「なら、2020年の挑戦ってどう思う

……宇宙人なのか未来人なのか?」

「わかっている事は……その事件は解決

したが、行方不明者は帰ってきていない

事、当事者の宇田川刑事は、ケムール人を

退治した後皆の前で敵が残した

消去エネルギー源を踏んで姿を消した事」

香取「……近界民ではないよね。外見的に

……」

「……地球は狙われているって事だな。」

香取「何か……あんたの今の職場で解決

出来ないの?」

「無茶を言うな。出来る事は出来る。

出来ない事は出来ない……連続密室殺人

事件も未然に防ぐ事が、出来たのは、

御手洗博士だけで、ほかの博士は守れ

なかったのだから市民に警察の信用は

落ちたよ。」

香取「…………ゴメン。無神経な事

言って……」

「いつか遺族に言われる予行練習と思う

さ。俺は冴えない顔の

見習い隊員だしな。」

諦めとしょうがないの気持ちを言葉と共に

吐き出して、読書を続ける。

再び空気が重くなってしまった。

「何かあったら頼れよ。やれる事は

限られるけど力は貸すよ。」

そう言うと彼女は小さく驚き、雲を

眺めながらクレープを食べて、

香取「そのうちね。所でさ、今更

なんだけど良い~」

やけに明るい口調だ。

「?」

香取「…………今更だけど一言訂正が

あったわ。」

「何だ?」

俺と香取さんの関係は染井さんの友達で

あって香取さんとは知人か顔見知りレベル

である。だから対応も変に気遣いはしない

香取「冴えない顔って思っていたけど、

やっぱり顔付き少し似てるわよ。」

「誰に?」

香取「…不動明に……」

〔推奨挿入歌 デビルマンOP〕

「えっ?…………それは葦原大介の絵柄

じゃないって事…か?永井豪の絵柄

って事?」

ショックを受けた感じの自分の顔を

ペタペタ触り、

彼女は呆れた目をして、クレープを食べ

るのを一端辞めて、

香取「私が知ってる限り、いや冴えない

顔だったわよ。確かにプッププゴメン。

でも、正確に言うと…デビルマンが憑依

した不動明の顔付きね。葦原大介が書いた

不動明ね。両方の目元に黒い線が、自然に

プッ、アハハハハハハハハハハハ

…伸びて怪しさが滅茶苦茶あるわよ。

気付かなかった?

悪魔に合体した明くん?」

珍しく…本当に知人に気遣い慣れして

ないのに気遣いされている事実に剣持は、

何とも言えない気持ちになった……

しかし漸く言いたい事を言えたのか香取さん

は途中で吹き出し、

顔はいたずらっ子みたくイキイキして、

不覚にも可愛いと思う自分がいる。

普段気分屋で、キツいイメージが多い

女性が素直になったら可愛いと感じる

地球人の変な現象だ。

「剣持って他人行儀でいいよ。マジかー

そりゃあ、ヤバいな~てか笑い過ぎだ。」

剣持は香取に釣られて久しぶりに心の

底から笑い。

香取「ゴメン。でも面白くって、誰も何も

言わないから……ハハハハハハハハハ。」

二人は腹の底から笑い合い暫くして、

香取「腹筋が、死ぬ~」

お腹を抑えていた香取と

「ちょっと噴水で顔確認してくる。」

剣持はベンチから離れて、

噴水の水面で顔を確認する。

(確かに……目元に黒い線が少し伸びてる

な。)

(鏡を見る機会沢山あったのにその

反応!?)

(宇宙人が地球人と合体したデフォだから

良くある事かと……)

知人の良い所は、人が言わない事をスパスパ

言う事……染井さんは絶対に遠慮して

言わない……確信出来る。

剣持か噴水広場で顔を確認している時、

香取は自分自身で驚いていた……

警戒していた相手に、一瞬とはいえ

わだかまりがなくなっていた事実に……

コイツを剣持として見ると危険な存在だ。

だが、剣持とかのフィルターを無くしたら

変な所は有るけど、悪い奴ではない……

自分は何が知りたいのか…………

本物の剣持の安否?偽剣持の正体?

何故自分はコイツに無理に関わるのか、

わからない…………

『ワン。』

香取「うん?」

足元から小さな鳴き声が聞こえて下を

見ると可愛い子犬が私に向かって鳴いて

いた。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

「どうした?香取さん。」

噴水から戻ってくると……ベンチに座り

読書に戻る剣持。

香取「犬がいる。お~~よしよし。」

クレープの甘い匂いに釣られたのか、

香取に一匹の野良犬が寄って来た……

「クレープは食べさないでくれ。犬の身体

に良くないからな、」

読書しながら、見て……

香取「………この犬も華と同じ独りボッチ

なのかな~」犬に近付き、手を差し伸べる

と嬉しそうに、吠える。

「違うだろ、」

本当は、その犬は香取さんに出会って一人

ボッチじゃないっと言いたかったが、

剣持は黙った……そして

剣持は犬を良く見ると、首に可愛い花柄の

首輪がしてあり、

臭いもなく身が綺麗過ぎる…

野良犬ではない事を知り、更に人に警戒せず

心を開いている。

「飼い犬だ。しかも飼い主は女性と見た…」

香取「えっ?あっホントだ。首輪がある。」

「予定が出来たな。俺、ちょっとコイツの

飼い主にコイツを帰してくるよ。今日は

ありがとうな。」

剣持は首輪を持って、

犬に向かって、

「さぁ、お前の飼い主に会いに行くぞ、」

『ワン。』

本を荷物に入れて、購入したパーティー

グッズの袋を片手に持ち歩き出す。

そしてそのまま香取と別れ、

香取「ちょっと待ちなさい!?もう食べ

終わったから私も探すわよ飼い主!?」

口元にクリームを付けたまま慌てて

剣持の後を急いで追いかける。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

公園から暫く歩き

「お前リリエンタールに似てるな。

知ってるか?〔賢い犬リリエンタール〕

……今アニメ第9期のコメディ作品。」

『ワン。』

「そうか…知ってるのか、お前賢いな~」

『ワン。』

香取「ちょっと……」

剣持は後ろを振り向き、

「おや、香取さんこんな所で珍しい……」

『ワン?』

香取「他人行儀すな!?あんたもよ犬!?

息ピッタリ合わせて……」

パッと見ると犬を散歩しているが、飼い主

を探しているのだ。

香取「犬ならご主人の匂いをかぎ分けて

勝手に飼い主の元に帰るんじゃないの?」

「だとよマメスケ。」

『……』

香取「凄くあんたを残念な目で

見てるわよ。ってかマメスケって、」

「なら香取が仮の名称を付けたら、」

『ワン。』

剣持にそう言われて香取は慌てて、

香取「私が、……ならリーフはどうよ、」

自分なりに無難な名前を選ぶと

『ワンワン!!ワンワンワン!!』

「凄く親の敵を見る目で吼えてるぞ、」

香取は涙目になり、叫ぶ

香取「なんでよ!?」

香取のモギァアアアが心に木霊する

「もうお饅頭で、」

『…………』

香取「凄く哀れな物を見る目であんたを見て

いるわよ。犬に哀れられるなんてある意味

凄いわよ……ってか犬にお饅頭って」

容赦なき突っ込みを言いジト目で見る

『ワン。』

「香取の番だぞ、」

露骨に落ち込む顔で言う剣持。

香取「狛治か、アカザ…どっちが良い?」

『?』

「辞めろコラっ!?」

知人がとんでもない(仮)の名前をつけ

ようとして慌ててインターセプトする。

香取「いつか離れ離れになるくらいなら

いっそもう、ジャンピエールとか

バラクーダーとか」

「何でもGOは(/´△`\)流石にやめて、」

『ワン!?』

突然犬は吠えるが、何故吠えるのか

解らない?

香取「ちょっと剣持。

さっきなんて言ったの?」

「……何でも…」

『……』

「GOは、」

『ワンワンワン。』

香取「…………ゴウってのがこの犬の

名前みたいね。男らしい名前だ事、」

「ふ~ん。ゴウ。」

試しに名前を呼ぶと

『ワン。』

気持ち良く吠えてくれる……

香取「とっとと飼い主を探すわよ。

交番にでも行くの?」

彼女がそう尋ねるが、俺は迷子犬を見て

「ゴウの飼い主が公園を中心に周辺に

いるのは確かだ。後はお巡りさんに任せ

るしかない。」

香取「なら交番の道へは逆の方よ。」

香取の一言で剣持の動きは止まりゆっくり

と振り返る。

「おい。」ジト目になって香取を見る。

香取「私は悪くないわよ。聞かなかったのは

あんたでしょ、剣持。」

「急いで移動するぞ。」

走って交番の道に向かう……

香取「ちょっと~~私を置いてくな。」

『ワン。』

慌てて剣持を追いかける香取……

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

〔推奨BGM 愛すべきもの 〕

夕方になり、暗くなる前に交番に到着して

三門市のあちこちに電灯が付き初める時間。

お巡りさん「おう。ゴウ。また迷子か?」

『ワン。』

「お巡りさん。この犬知り合い

何ですか?」

お巡りさん「あぁ。ここの洋品店に勤務する

門倉香って人の飼い犬なんだ。丁度良い。

伴を呼ぼう。おい。伴、またゴウが

迷子だぞ!!」

交番から別のお巡りさんを呼ぶと

伴「はい。先輩。」

奥から現れた青年を見て……剣持は、そして

レッドマンは……『お化け屋敷』のメンバー

と気付く…

伴秀樹……23歳

『お化け屋敷』の地上部隊の足である

近藤整備班一員で、車両の知識が豊富な青年。

ローバーや装甲車の整備や博士達が製作した

正気の沙汰とは思えない車の試運転をして

唯一生きている男。

普段はお巡りさんをしている。

 

お巡りさん「俺は交番を離れる事は

出来ない……代わりに香さん所のゴウを家

にまで運んでくれ、」

伴「分かりました。君達ありがとう。ゴウ

を交番まで連れってくれて、」

人が良さそうな人だ。

「どうも。」

香取「どうも、」

ゴウは伴という青年に良くなつき、仲良し

のようだ。

伴「ゴウ。香さんと正幸を心配させる

なよ。」

『ワン。』

1人と一匹はそのまま交番を離れていった

「じゃあな。ゴウ。」

香取「また迷子になるなよ。」

『ワン。』

「では失礼しました。」

俺も交番を離れてゆっくりと歩く……

香取も隣に適度の間を開けて歩き……

互いに何も言わず、目的もなくブラブラ

歩き、

ふとっ心に思った事を言う……

「……ゴウ。可愛かったな。」

香取「…………そうね。」

「ペットの世話って思ったよりも大変だな~

香取「剣持。あんた昔、飼育係してたわね

。ウサギの奴の……」昔を軽く思い出して

「色々大変だったのは覚えてるよ。」

香取「あんた弱いのにいじめっ子達から

ウサギを守る為、頭から血流して、

からかいにと手伝いに華と一緒に見に

行ったら、マジでヤバい事になっていて

急いで職員室にいる担任を呼びに普段冷静な

華が、一目散に廊下を走っていったん

だっけ……懐かしい……」

空を見て懐かしむ香取。

「ゴメン。迷惑かけて……」

香取「何で?謝るの。あんたは弱いけど

確かにあのウサギを守ったのよ。もっと

誇り持ったら、前に学校の飼育小屋見たら

あのウサギの孫がいて直ぐにわかったわ。

それくらいに似てた物。」

「そうか……守った意味はあったな……」

香取「ボーダーでもあんた、まだ守る物は

ある?」

「…今日はやけに気を遣わせるね。良い事

でも最近あった?」

香取「全然ないわよ。今はそういう心境な

だけ、でっ私は良いからあんたは守る物は

あるの?」

「…………ある。」

香取「………………聞いても良い?」

「………………秘密だ。さて、昨日の報告書

をボーダー本部と『お化け屋敷』に書いて

提出しよう。」

香取「…………ねぇ、」

「何だ?」

俺は振り返り香取の顔を見る、

表情は暗くて読めないが、直ぐに彼女は

笑顔でこっちの方を向き、

香取「………………やっぱ何でもない。

今日奢ってくれたクレープ美味しかった

わよ。じゃあね。」

彼女は走って自宅に帰るようだ。

「またな。」

俺は別れの言葉を言うと、

香取「……うん…………」

小さく返事を言い……

…………俺の元に去って行った…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日 三輪隊の狙撃手の狙撃はレッドマン

の背中に直撃した。

 

今日剣持の家に来た本当の目的は、

剣持の背中にトリオンの狙撃用トリガー

の撃たれた後がないか確認する為、

 

震えながら寝ている剣持の背中の服を

捲り傷なんてない。自分の思い違いと

笑いたかった…………

 

……背中には傷があった……その事実に、

私の身体からどっと力が抜けて、頭を

強く殴られたようなショックを覚えて放心

して、暫くして剣持の机の椅子に座り

事実を受け入れた………………

 

本物の剣持夢想は何処に……

模擬戦の時は私が知っている剣持だった

。基本のトリオン体にして身体能力が、

明らかにおかしい。模擬戦闘したから

わかる。剣持のトリオン体の蹴りが、

普通の何倍も威力が上の事、

訳がわからない……

(信じたかったよ……剣持、)

 

それだけが寝てるコイツに手を掛けるの

を止めた只一つの境界線

(ボーダーライン)

 

暫く彼女は一人で歩き、親友に電話をする

「どうしたの?葉子?」

纏う気配は他者を拒み、前髪で表情が読め

ないが、彼女は言う。親友に……

「…………華。」

「何?」

電話相手の声がまるで覚悟を決めたような

真剣な声を聞き、親友は只待つ。

そう香取は覚悟を決めた。

 

 

親友の為に、剣持の為に、…………自分の

為に……今日アイツと行動して、真実を

問いただすか迷っていたが、

「ウダウダ考えるのは、辞めるわ。女が

腐ったような考えは、埒が明かない。

……直接アイツに問いただす。」

タイミングは沢山あったはずなのに

今日まで引き延ばした理由は、

壊したくなかったのかも知れない……

あの居場所を……

 

 

 

 

 

 

「……そう……葉子が決めた事なら私には

言う事は何もないわ。」

「ごめん。華。」

そう言い終えてスマホ電話を切る。

向かわないと剣持の自宅に…………

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

ボーダー本部 個人ランク戦

攻撃手達は、珍しい試合を見ていた。

3回勝負で、既に互いに1勝ずつ勝利して

最後の勝負。

仮想の市街地を走る2つの影、

影浦「おら!」

素早く走り、攻撃手用トリガーの変幻自在

のスコーピオンを中距離の連続で振り、

素早く移動する。攻めの圧倒的な連撃で

相手の防御を崩すが、今だに崩れない……

影浦は小さく舌打ちをして、

その場を移動する!

オプショントリガーのエクシードに

拘束されると、回避が余裕な影浦でも

手も足も出なくなる。だが、

黒野「逃がさん…エスクード」床に手を

置き発動

次々とエスクードを迷路の形に並べて、

影浦「迷宮の壁の群れ

(ラビリンスエスクード)」

退路は完全に断たれ、黒野とタイマンとは

いえ……場を完全に支配された。

影浦「上等だ!?」

黒野「スラスター!」

正面から突っ込んで来る攻撃を寸での所で

回避して、影浦はがら空きの背中を狙う

が、黒野は焦らず、

黒野「シールドモード。」

シールドでスコーピオンを繋げて放つ

マンティスを弾き、レイガストをトリガー

のまま影浦に急接近!

フルストレートで殴り飛ばし、壁に叩き付け

そのままとどめを刺しに動こうとしたら、

影浦「何悩んでるんだ?黒野。」

黒野「!」

エスクードを回り込ませたスコーピオンが

真横から黒野の首を切断して、

勝負は影浦の勝ちとなる。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

訓練ブースのベンチにて

影浦「どうした?自分の戦法が少ない

勝ち筋しかないって知ってるはずなのに

ポイント賭けて良かったのか?」

黒野「勝者の権利だ。」

シルクハットを整えて

影浦「…………お前の真価はチーム戦や

ランク戦にこそ発揮するんじゃないか?」

圧倒的な防御のスペシャリスト……

エスクードによる分断や場の支配……

黒野がチームに入ったならば、防御面で

かなり落ちにくい要塞となる。

黒野「スコーピオンをスコップ状にして

地面に穴を掘って脱出した生駒隊の

南沢海と王子隊の王子隊長にはビックリ

しましたけどね~~」

王子『ハハハハハハハハハ…こんな迷宮

なんて僕の前じゃ、策を使う必要もない!

緊急脱出《ベイルアウト》っ

何っしまった~~!』

影浦は冷静に思い出して、

影浦「地面から出て来た時は、お前躊躇

なく両断したな……当時のお前は……

まっ柿崎隊だったしな。」

黒野「でも北添さんとタイマンで10本勝負

でしたら俺完敗でしたよ……」

影浦はその時を思い出した……

影浦「確か……限定プリンの最後の1個を

賭けて戦ったんだよな~~」

回想━━━━━━━━━━━━━━━━━

北添『ブヒヒヒ……さぁ~どっからでも

かかってらっしゃい!!』

黒野『馬鹿な!?俺の拳が吸い込まれて

行く!』

北添『俺の身体はゴムのような物でね、

スコーピオンでも孤月でもなくトリガー

のままの君では、ゾエさんの身体に傷

一つも付けれない……俺はこれであらゆる

素手の格闘家を屠ってきたんだ!ブヒヒヒ

……』

黒野『ぐわぁああああ!』

北添『ブヒヒヒ……プリンは俺の物だ~~』

黒野『畜生ー!』

北添『うーまーいー!!!!』

口から光を放ち!全身を光輝かせる

ゾエさん。

回想終了━━━━━━━━━━━━━━━

 

影浦「ゾエハート様には素手で挑むな。

レイガストで攻撃しろよ。」

呆れた顔で言うと……

黒野は目から光を消した虚しい顔で

答える。

黒野「ヘビーガンナーだけど、防御と

高火力でトリオンが無くなるまで持久戦

になるから、」

ゾエ『我に七難八苦を与えたまえ~~』

重火器でとにかく射つゾエさん。

黒野『潰れろ!?悪魔の壁!!!!』

(デモンズエスクード!!!!)

義妹にちょっかいを出すモテない男子の

会を屠った技。悪魔のような顔で相手を睨む。

ゾエ『どひゃ~~~~』

トリオンの分厚い壁で相手を圧死寸前に身

動きを完全に封じる

挟む……尚、スピードが身軽な人は、

回避すれば、何とかなる。

 

黒野「最近負けが多い気がして……」

ため息と共に悩みを言うと、

影浦「相手が悪かったの一言だな。お前の

戦法も単純なのも問題だ。少しトリガー

構成を弄ったらどうだ。」

黒野「トリガー構成ねぇ……誰もやんない

構成を選んだつもりなんだが……」

影浦「……そりゃ、チーム戦と個人戦じゃ

構成を変えた奴が良いぜ!?射手型の

トリガーもないんだし、ヘタじゃないん

だから。」

黒野は腕時計を見て、ベンチから立ち

上がり、

影浦「どこ行くんだ?」

黒野「来週のパーティーの為に予約した

スーツを取りに行くんだ。」

影浦「最高級か?」

黒野「高い服ってのは言って置こう。」

訓練ブースを去る黒野を見て……

影浦「あいつはスランプだな。」

影浦もベンチから立ち上がり、

村上と模擬戦でもしようと移動する。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ボーダー上層部

城戸「迅。報告は以上か……」

会議室内にて……昨夜の秋葉原で発生した

死闘の経緯を説明する。

迅「明日、黒野さんと剣持が、それぞれの

報告書を持参して経緯の詳しい情報を伝え

ます。」

忍田「エルヴィル星人の剣客……お前が

風刃で倒し切れないとは……中々手強い

ようだな……」

迅の用意した報告書は竹中博士の

プロフィールと対峙した敵の能力や戦法や

思考を報告書に記載。

根岸「既に『お化け屋敷』から報告が返って

きた……秋葉原を出現したUFOは海底に

消えて追跡調査を断念。またボーダー本部の

壁面にてレッドマンと対峙したエイリアンも

同じUFOに戻っていった事を含めて共犯と見

て間違いないだろう……」

迅「発言よろしいですか?」

片手を上げて

忍田「あぁ。許可する。」

迅「黒野が昨日『お化け屋敷』に回収した

剣客が扱っていた流体金属の針を向こうの

研究者に解析してもらっているようで、」

開発室長の鬼怒田が報告書を片手に見て

鬼怒田「黒野とお前が、苦戦した敵の主力

武器か……報告書を見る限りスコーピオン

の延長のような奴だな。」

迅「はい。サイドエフェクトで自分は助け

てもらったような物ですからね。

スコーピオンを開発した経験もあったし

、でも硬度はスコーピオン何かよりずっと

硬いです。剣の打ち合いで手が痺れました

から、それに

実質俺負けてましたからね……」

苦笑いしながら言う……命の危険の怖さが

今になって改めて感じ始めた事を実感して

城戸「太刀川隊を始めボーダーのA、B級にも

今回の敵の事を伝えて置こう。」

根岸「C級の訓練隊員には伝えないん

ですか?」怪訝な顔するメディア対策室長

……

林藤「まっ訓練用トリガーじゃあ、勝てない

から妥当っちゃ妥当だな。S級隊員が

黒トリガーを使用して敗北するなんて

玉狛のメンバーも混乱していたし、実際、

どうやって助かったんだ?」

玉狛支部の支部長が自分のエースに尋ねる

と、迅は恥ずかしそうな顔で、

迅「実は剣持の友達が、助けてくれて、

敵も俺や黒野にとどめを刺さずに、目的の

物を回収して帰ったんです。」

場の空気が凍る……

迅「あっ……」

城戸「記憶処理は必要か?」

普段鋭い目付きに更に鋭さを増して言う

城戸司令。

迅「いやいや、俺に良い考えがあります

。」

鬼怒田「信じられるか!?絶対、風刃を

そいつらの目の前で振っていただろう。

迅。」

迅「え~~彼らには蛍光灯を振り回して

いたと伝えたのに……」

城戸「どこ科学戦隊のレッドとダーク

ナイトだ?全く……」

問題が増やすこの男に軽く頭痛を覚える

上層部。

迅「明日その友人達が撮影したカメラの

写真を貰います。どうやら写っている

みたいです。」

鬼怒田「何がだ?」

迅「俺が対峙したエルヴィル星人の姿を

捉えた写真と竹中博士の地下室の写真が

、」

忍田「確かなのか?」

竹中博士の家は崩壊していて、調べられ

なかったが、その剣持の友人達は内部の

写真をカメラで撮っているようだ……

事件は捜査を一旦打ち切るようだし、

ボーダーと『お化け屋敷』は敵対の宇宙人

達の目的が、まだ分からないのも確かだ。

その写真が何かの手がかりになると良いが

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

〔推奨BGM 崩壊の蠢動 〕

時刻は夜……

剣持の自宅、剣持の部屋にて、

剣持は蜜柑の段ボールを2つ並べて、

その上に、アイロン台を乗せて、

黙々と報告書を製作する。

香取「…………」

本来は自分の机で御手洗博士襲撃と秋葉原

の竹中博士の自宅調査の報告書を製作

するべきなのだが、

何故か、今日また香取さんが自宅に来訪した

のだ。

理由を聞くと、香取の家族が箱根に旅行した

らしく暫く染井さんの家でお泊まりする

はずだが、染井さんは今日、帰りが遅く

なるから、剣持の家で上層部に提出する書類

を書いておきなさいっと母親のような事を

言われて渋々剣持は香取さんを家にあげた。

黙々と静かにそれぞれ上層部に提出する書類

を記入している。

 

香取「あのさっ」

報告書はボーダーの上層部が目を通す物で、

内容も複数の当事者達から貰う物。

すり合わせの一枚は、自分のその時の発言、

判断、行動、結果。これを第3者目線で、

書かなくてはならない。

読書感想文のような物を書いては当然駄目

で、剣持自身、ベムに身体を憑依されてから

は……『お化け屋敷』にて怪奇案件に遭遇

すれば、詳しい経緯を……ボーダー本部の

指令達に報告書を作成するのが義務になって

いる。

「どうした?」

報告書を黙読して内容に不備がないか確認

しながら、香取の言葉に返事する。

香取「……あんたってB級隊員に目指して

いるの?」

長く気にしない事だったのかあるいは、

聞くタイミングがなかった事を彼女は俺に

聞いた……

「俺がどういう奴か香取もだいたい分かる

はずだろ……A級、B級に勝負を挑んで、

勝って負けてを繰り返している可笑しな奴」

香取「…戦い方が、徹底的な攻撃の時も

あれば、不意討ち、そしてたまに見る頭を

使った戦術……少なくとももうB級レベルに

は強いわよ。あんたは……」

荒船隊長と剣で対決して、接近戦闘で関節を

破壊してとどめを刺す所を偶然見たから解る

……こいつの戦い方は複数。銃型や射手の

トリガーはなくレイガスト一本で殴る斬る

のだが動きに無駄が無さ過ぎる。

素人の動きじゃない。

B級の一部では剣持がB級に上がった場合に

備えて攻略方法を作っている部隊もある。

 

だが香取の目で見たら、コイツはB級に

上がるつもりはあるのか?の疑問がある。

弱い物イジメしている訳ではないが、

ポイントをB級到達直前まで上げては

下がって、ポイント操作しているのでは

ないか?っと疑うのだ。

 

香取「あんた、たまに私以上に経験豊富に

見える時があるんだけど、」

「それは気のせいだ。そんなの負けた教訓

を復習して気を付けているだけの事だ。」

香取「あんたのトリオン体の身体能力、

私と同じよね?」

「………………」

香取「どうなってんの?弄れる物じゃない

でしょ?」普通トリオンの量はシールドの

固さや射手の通常弾の量やサイズで分かる。

そんな変化はない。ただ時より、密度と

言うべきか硬度と言うべきか、速さと言う

べきか、コイツ本人もビックリするような

動きを見せる。まだ試してはいないが、

もしかしたらグラスホッパーがなくても、

跳躍力は高いのかもしれない……

「少しどう答えたら良いか迷っていたら、

決め付けは良くないよ。」

本人は否定しているが、伊達にコイツの

尻尾を掴む為に、色々な剣持に関わった

隊員達に聞き込みをして、証言を集めた

甲斐があった……

香取「なら、あんたが生身の時に玉狛支部

の女性隊員のトリオン体に思い切り殴り

飛ばされたのに、空中回転して着地って

流石に可笑しな話よね。トリオン体の拳

ってコンクリートも破壊出来る威力が

あるのに」

場の空気が完全に変わった……

「あっ、」

本人から全身に冷や汗が出て来て

思い出す。

仮面の怪人に陽太郎と逃げた時、失言して

小南先輩にフルストレートで殴られたんだ

そして香取は集めた剣持についての証言で

尻尾を捉えた事を確信して、動揺を覚えた

瞬間を見逃さない…焦る剣持を冷静に見て

(ベム。どうし…)

(黙ってろ!?)

ベムの強い言葉に夢想を静かにさせて

ベムは香取と向き会う

香取「あんたにもう一度問いかけるわ。

あんたって…………良い奴なの?」

「……俺は……」

香取「剣持の真似は止めて!!私はあんた

に聞いているの……剣持の姿をした

別人さん。」

香取は剣持を睨む。完全に尻尾は愚か首を

も掴んで、

空気が完全に変わった…………

知人の空気は既に両者から消えて……

互いに有りのまま向き合う。

信じたくなかった事実を

知りショックを受ける…………

いつか来ると思っていたのに、いざその時

が来たら、この体たらく、

(ベム。どうしたら、)

「良い奴でもないなら悪い奴でもない。

俺は俺の目的の為に剣持夢想を利用している

だけだ。」

ベムは何万通りの嘘が頭の中に瞬時に

浮かんだが、この時のベムは頭で考えた

言葉を全部捨てて香取に本当の事を言う。

香取「……本物の剣持は無事なの?」

知りたい事の一つなのだろう。

「…………それは答えられない。」

香取「どうして!?」

部屋の中に大きな声が響く。

香取「教えろ!?剣持は、剣持は何処に

いる!?」

怒りの目を燃やす香取に胸ぐらを掴まれて

苦痛に感じるが、

俺は何も言えない……口にするのは簡単

なのに…………俺は不思議と口に出さな

かった……剣持夢想は俺が殺したと……

香取「何で!?剣持の姿をしているのよ

!?正体を見せろ!!化け物!!!!」

「それは断る。コイツの姿は俺の目的の

為に必要なんだ。」

香取「あんたの目的!?そんなのこっち

には何も関係ないじゃない!?」

俺は何故彼女が剣持の為に怒るのか

分からない?都合の良いパシりか?

自分の下を見て安心するのか?

「お前が剣持夢想に対して怒る事も哀しむ

事もこっちには何も関係ない?」

剣持にとって香取は勉強仲間や同級生では

なく、眩し過ぎる光『上級者の壁』だ。

どんなに努力しても香取にあっさり

追い抜かれて、

香取に必要以上に関わらないように、

日陰に移動すれば、香取が気付き

嫌でも関わるはめになる。

「俺の事が嫌なら、関わるな。無視しろ。

それで互いの境界線を守れるならな。」

香取「!?」

【パァン!!!!!】

部屋に乾いた音が鳴り、痛みが頬に走る

ベムのその一言で香取は剣持夢想の

姿をした

ベムに向かって思い切りビンタをする

のだ。

ベムは彼女の顔を見て……

涙を流している香取の顔を見て……

…………何も言う気は起きなかった

資格もなかった……

香取は私物をしまいそそくさと剣持の部屋

の扉の前に立ちこちらに一言言う。

香取「望み通り関わらないわよ!?

化け物!!!!」

恨みや怨念を込めた一言を言い。

剣持の部屋を後にする。

 

剣持は、ベムは叩かれた事と、叩かれた

頬を触り、一人となった部屋で考える

(ベム……)

(香取は何故、お前に対して涙を流した

んだ?何故俺は叩かれた?…分からない?)

レッドマンの住んでいたレッド星雲では、

親や友達に哀しむような存在はいない。

銀河連邦のアイアングリーンやミラーマン

が親代わりで育ったレッドマンは、自分と

人間の感性の価値観がズレている事を

まだ気付かない……

ベムは立ち上がろうと思ったが、身体に

力が入らない…………ホーンの怪我は完治

しているのに……只凭れかかるしか

出来ない…………

ふと窓を見ると雨雲が現れていて

香取は傘なんて持って来てない……

俺の身体は金縛りみたいな重い感覚だが

動き出し、脳裏にさっき言われた恨み事を

思い出す……奇しくもベムは遠い昔の過去

の家族を思い出した

ベム『お父さん……お母さん……僕、』

ベムの父親『お前が戻って来たせいで

私達は処刑されるんだぞ。お前は俺達家族を

売ったんだ!!』

ベムの母親『お前なんて産まれなければ、

良かった!?この化け物!!!!』

俺の両親は……銀河連邦の情報を星間連合

を売っていた……俺は故郷の勇者の息子とし

育てられた……幾つ物星を救った正義と自由

を愛した最強の勇者。

それが俺の父親。

正義……俺の大嫌いな言葉だ!

エルヴィル将軍…………

武闘派のエルヴィル星人の中では珍しい

知略や策略を得意とする。

一番恐ろしいのは奴の姿は銀河連邦は誰も

知らない。

常に姿を隠して……影武者を用意して、

別の姿に化けて銀河連邦の関連する星の

連中に紛れるのが上手い……

俺の父親はそのエルヴィル将軍の使い捨て

の駒の一つだった……

それを知ったのは人間の年の頃で7歳

くらいの時、

偶然父親の友人のミラーマンとアイアン

グリーンが近くに来て顔を見に来た。

ミラーマンは戦況が逼迫している現状を

小さい頃の俺に愚痴っていた……

俺は妙な正義感で大人の二人の手伝いを

した。

夜遅く両親が祈り教会に向かう事を知り

星の神への啓示を貰いに行くと言って

出かける事を俺は、アイアングリーンと

ミラーマンに告げ口した。

アイアングリーンを待機させてミラーマン

はその教会に向かい俺も同行して

真実を知った……

エルヴィル将軍が両親に戦況の情報を売る

光景を目撃した……

エルヴィル将軍は父親の側近を殺して

成り変わり俺に父親を殺さず策略で、

俺の父親を英雄の勇者に仕立て上げた…

自分の姿を隠す都合の良い神輿にする

為に……全部八百長だったのだ……

俺の父親とその側近が銀河連邦の戦場に

出れば、必ず銀河連邦側が勝利する。

そんな都合良い英雄の登場で銀河連邦の

士気は向上する。

浮き立つ連邦は勝ち続け事に慢心して、

事故と言う名目で前総司令官と前本部長

は暗殺されて、総司令官達の情報を敵に

売ってその上八百長をした俺の両親。

全てはエルヴィル将軍のシナリオの

手の平の上……

俺は両親とエルヴィル将軍との取り引き

現場を記録して合流しようとした。

だが敵の宇宙人の連中に捕まり、証拠隠滅

の為に違う星に連れさらわれた時に、

待機していたアイアングリーンの連絡で、

急行していたファイアーマンとエメラルド

星人のカインに助けられて、俺は事実を

報告。

…………俺とアイアングリーン証拠と証言

で連邦政府は総司令官暗殺の真実を知り

俺の両親は銃殺が確実の極刑が決まった…

しかもレッド星雲は銀河連邦の立場は

不安定の立ち位置と化して……

レッド星雲人には宇宙では肩身が狭い冬の

時代が到来した……

俺が消耗品同然の傭兵部隊の一員なのも、

ほかの戦友とは違い出生が赦されない

物だから……

『忌み子』

(ベム!?)

夢想の言葉に意識を覚醒させる。

(!!夢想、ってヤベっ!?大雨

じゃねえか!?)

外は既に大雨が降っており……

香取が心配になり走り出す……

さっきの言葉が鎖のように俺の身体を

締め付けるが、関係なかった……

只この時は俺は、任務を忘れ、

遠い昔に捨てた子ども頃に本当の自分

だった気がする。

数日前のマドンナ先生の友達の話が、

やけに記憶に残る……

急いで自分の玄関前にある傘立てから

傘を一本持って、雨が降る夜の三門市を

走った……

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

染井(やっぱり葉子だけじゃ心配だから

私も行かないと、)

現在の葉子の家にて、葉子のお母さんと

葉子の帰りを待っていたら、

夜の空に雨雲が集まり、大雨が振って来て

葉子のお母さんから、傘を2本を借りて

剣持の家に向かっていた。

 

剣持に問いただすっと言っていたのも気に

なったし、

片手で傘を差して大雨の中、剣持の自宅に

電話するが、

染井「あっもしもし。『ご用件が

あるなら、キーっと言う音が鳴った後、

お名前とメッセージを残して下さい。』

…………留守電。二人共今自宅に

いないの?」

何か嫌な予感がする。

染井は急いで剣持の自宅まで走る。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

〔推奨BGM 愛とロマンス〕

雨が空に振っている……我が物顔で、

まるで今の自分の心境を表しているように

……………………

酷くどうでも良いと感じる自分がいる。

何も考えず、雨にその身を打たれて家に

帰るのも一つの手なのに……

そろそろ今季のランク戦も始まる……

……また勝って負けて中途半端を味わう

のか、

雨がまだ小雨の時に近く花屋で雨宿りを

して雨が止んだら、家に帰る予定が、

大雨で少し面倒な事になって来た……

香取は自分のスマホを取り出して兄に

迎えに来て貰おうと電話帳を見て指の動き

を止めてスマホの画面を凝視する。

『剣持』

香取「…………」

電話帳のその文字を見て今日の出来事を

思い出して、

冷めた目で電話帳から剣持のを削除を

しようとしたら突然、

『染井華』

突然電話が鳴り香取はそれに応対する

香取「もしもし、」

染井は走っているのか息が切れの音が

聞こえて

染井「葉子。今何処にいるの?」

焦った声が聞こえる。

香取「今、花屋のオカマ堂にいるわ。」

ここの花屋。たまに学校とかに向かって

見掛けるけど、お店は開店するのに、

人の気配はしないで有名な店なのだ。

染井「わかった。今その店に向かうから

良い。絶対にそこ動いちゃ駄目だからね。」

そう言い勝手に電話が切れて、私は

突っ込む

香取「……お母さん!?今間違いなく、

お母さんの台詞!?」

まっこんな雨じゃおちおち移動も難しい

から、華が迎えに来るまでお店の花でも

眺めていよう。

 

美しい花々を見ていると幾分か心境がマシ

になる。

ふと窓ガラスの向こうの店内の花を見よう

と窓を見てみると自分の顔にビックリする。

この世の全ての憎しみを持つ酷い目付きだ。

普段周りにキツイ目付きと言われているが

、ここまで酷い憎しみを込めた目付きでは

ないだろう。

それ程まで怒りとも哀しみともつかない

何かを憎む目を自分自身で見るのは

始めてだ。

香取「酷い顔……華になんて言われるか

……華が来るまでは、いつもの私に戻らない

と流石に心配しちゃうか……」

オカマ1 CV小西克幸「お嬢さん。雨が余り

にも酷ければ、店の中に入る?」

香取「……えっ?あっ大丈夫です。友達が

迎えに来てくれますから、」

一瞬、生駒隊の隊長かと思って振り返った

らオカマの人がこっちを心配してくれた。

オカマ2 CV石田彰「ちょっと!?

明日の奴の手伝いに人手がいるのサボって

ないで働く。」

オカマ1CV小西克幸「はい!先輩。じゃあ

ね。お嬢さん。」ウィンクをして、

私はゲって顔をする。

今度は王子隊の王子隊長とそっくりな声の

オカマの人がいた。

足音が後ろから聞こえて私は華が迎えに来た

と思い後ろを振り返る……

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

私は葉子が今いる場所のお店をスマホで

調べて、目的地まで走って向かった。

雨が少しマシになり、

眼鏡越しとはいえレンズの曇りを眼鏡拭き

で拭き取り。暫く移動すると親友の姿が

お店の前に見えて、

ひとまず一安心する……?

染井(葉子と誰か……剣持君?)

私は、二人に声をかけようと二人にいつも

のように近づこうとすると、

【パァン!!!!!】

葉子が剣持君の頬をビンタしたのだ。

染井(えっ?何?)

葉子の顔を見ると今まで見た事のない悲し

い顔をしている。

剣持君は頬を腫らしても何も言わず、

黙って自分が持って来た傘を葉子に渡す。

【パァン!!!!!】

もう一度葉子は彼をビンタする。

葉子が何か叫んでいるが、再び雨が激しく

なり、雨音で二人の声が聞こえない。

【パァン、パァン!!!!!】再び葉子は

彼を頬に力の限り叩く。

流石におかしいと思い私は二人に近づく

……

彼は後ろから私を気付いたのか?

葉子の片手に無理やり持って来た傘を

渡して、

葉子から背中を向けて走り出す。

雨音が激しい中で聞こえた剣持君の声は

酷く普段に比べて小さく、

しかしはっきり聞こえた

「…その傘はゴミ箱に捨てて構わない。…

………風邪引くなよ。」

良く彼の格好を見るとずぶ濡れだ。

靴も泥だらけで、濡れてない場所を探す

方が難しいくらいだ。

傘を持って来ているのにその傘を差す事

なく…葉子の所に走って来たのだ彼は…

彼は私の姿に気付き、悲しそうな寂しい

そうな顔をする。

雨に打たれながら私の真横を走り去ろう

とすると、私は咄嗟に彼の手を掴む。

理由は沢山頭の中で考えて来た。

だけどこのままじゃいけない。

それだけが、私の中で突き動かした判断

だ。

「……離して下さい。雨で濡れますよ。」

咄嗟に握った彼の手は酷く雨で冷えていて

震えていた……まるで見られたくない所を

見られた……そう彼の顔に書いてある。

染井「……何があったの?」

私は二人の間に何かがあった事を悟った。

だから尋ねた。

「離して下さい。貴方には関係ない。……

俺が悪いんですから、」

彼が私の手を振り程こうとするが、

私は少し驚いている。

自分は握力も普通だ。だからあっさりと

振りほどかれると思ったのに、

染井「剣持君。あなた、泣いているの……

「俺は!?涙を流す理由も気持ちもない

!?……俺は俺の心が分からない。」

雨で顔が濡れているからか、彼は酷く

悲しげな顔のまま、私の手を振りほどこう

ともがくが、全然力強さを感じない。

染井「…………剣持君。どうして傘を

差さず雨の中葉子を探したの?……心配

だったからじゃない?」

染井は今の剣持君の性格は根は悪い人では

ないともうわかったのだ。

今の剣持君の過去は流石に知らないが、

人に優しくされる事、人に甘える事、

人を信頼信用する事に酷く警戒している

……さっきも私が雨に濡れる事を心配

してくれた。

自分以外は大切にするが、同時に自分を

大切にする人に一定の壁を作る……

まるで大切される資格がないのが当然

みたいに、

葉子は我が強い。自信家で天才肌だ。

キツイ性格にかなり人を選ぶが、

今の剣持君は自分を大切にしないと

わかった葉子とそれなりに悪くなかった

のは、いつでも他人に戻れる関係だから

だ。

自己満足の塊でも自己犠牲の塊でもない。

人に使われる立場が当然の諦めに近い

精神の彼は、剣持君本人とは

幾ら別人でも友達の為に必死になって行動

してくれた彼を私は酷い言葉を言えない

言えるはずがない。

「……もう俺に関わらないで下さい。

無視しても構いません。

いつかこうなるとわかっていたから、

…………こうなっただけです。」

彼は私から目を背けて、葉子の方を一度

見て……

「早く本当の友達の元に行って下さい。

お友達を大事に…………」

そう寂しそうに言い彼は私の手を払い、

雨の中でずぶ濡れまま走り姿を消した。

染井「…………………バカ夢想……」

私は小さく呟く。

不器用……意地っ張り、頑固、人付き合い

のヘタな奴。沢山心に思った言葉は口に

出さず私は沈んだ気持ちで、親友の元に

向かう。

実の両親が死んだと聞かされた以上に

私の心にぽっかりと穴は開いた。

心の穴を埋めてくれた物が減った事実に

私は心の中で一人静かに泣いた……

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

『大切な物……それは、自分という存在を

を繋げる物、そんな物があるから人は強く

成れるし、優しくなれる、だが……時には

それを捨てなければ、 守れない物も存在

する。』

『其れが正しいか間違っているかは、直ぐに

分かっても、いずれ崩れる関係なら

早い方が良い……

嘘は隠し通せる物じゃない。』

 

『やけに今日は、死んだはずの心が揺れる

………………これで良いんだ。』

 

何時も間にか俺は自宅の玄関に倒れて

いた。

全身ずぶ濡れなのに……何も感じない

…………心闇に深く何かがいる。

今まで俺が殺した奴らの姿……

何で、何で、何で!

俺にしがみつく。

「俺は……誰だ!」

剣持夢想か?ベムか?

答えは分からない…………

沢山戦った……その度に傷ついた……

痛みには慣れているつもりだった……

なのに、なのに、

今日の香取さんのビンタが、今まで

食らった中で一番響いているんだ。

「……痛いな……」

俺は放心状態のまま動く。

使命も義務もなく、俺は……………

銀河連邦の消耗品の傭兵部隊の一員

戦争を早期終結させる為激戦の最前線に

送られる捨てゴマ

俺の存在理由は、銀河連邦の命令を遂行

する。宇宙の平和を壊す次元帝国

ヘルガイアを中心の星間連合の傘下の

一つのゾークロンの抹殺……

それだけを考えよう…………

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

翌日。

鬼怒田「うん。確かに報告書と例の写真を

貰ったぞ。」

「用が終わったので…お先に失礼します。」

ボーダー本部会議室で、必要な物を手渡し

て、俺は退室した。

林藤「……何か、剣持の奴。いつもと

違い元気なかったんじゃありませんか?

城戸指令。」

城戸は報告書に目を通しながら、

城戸「……確かにいつもの几帳面な所

が疎かになっているな。報告書は完璧だ

。写真も問題ない。」

忍田「思い詰めた顔も気になるか、」

城戸「うん?これは?」

報告書に混じって落ちた一枚のメモ。

根岸「どうしましたか?指令。」

林藤「緯度と経度の数字だな。

日本地図か?世界地図か?」

報告書に混じった一枚のメモが示す場所

とは一体何なのか?

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同時刻

生駒「……やっと三門市に帰ってきたわ。

ガクっ、」森が続く道にキノコの栽培地

にて力尽きて倒れたイコさん

高速道路や国道を間違え、大阪や名古屋

に観光したりしたら、1日かけて、

漸く帰ってきた……

生駒の身体から所々キノコが生え始めて

怨冥寺 時角「おや、彼はボーダー隊員の

……これは不味い!!」

怪しい雰囲気の大学助手が、キノコが全身

に生え始めた彼に近づく。

 

怨冥寺 時角

人間を呪い、世界征服を企む悪の組織

『ノロイカード』の科学者。人工的に呪い

を発生させ人々を苦しめる発明ばかり行う

性格は暗く陰湿で悪い。

 

尚専門は心霊学で、

『お化け屋敷』の名前にふさわしい科学者

 

一時間後……

生駒「はっここは何処だ!?」

意識を回復して布団から起き上がると

黒い部屋に赤い習字文字で『おんねん、

オンネン、怨念』の文字が部屋いっぱいに

書かれている部屋に生駒はビビる。

生駒「怖いわ!?何この部屋!?黒いわ

!?ってかヤバいわ!はよっ脱出せんと」

布団を良く見ると更に小さく赤い刺繍

文字で、『のろい、ノロイ、呪い、』と

永遠に書かれた布団からバッタの如く脱出

する!?

生駒「布団も怖っ!!てか趣味悪!」

ほかに誰も居ない部屋で突っ込みを

連発をして、

怨冥寺「元気そうだね。良かった……

これ飲む?」

目の前の自動ドアが開いてお茶セットを

持ってきた

怪しい顔をした男が姿を表した。

生駒「わっ!?お化け!?」

怨冥寺「フっフっフっ、粋が良い研究

ゴホン!始めましてボーダーの攻撃手6位

の生駒隊長。君の事は剣持君から常々話に

出るよ。あっお茶飲む?」

生駒「……剣持君?ここは何処だ?」

二人は近くの

ちゃぶ台の座布団に座り、お茶を飲む

生駒「……これお茶はお茶でも紅茶だ。

しかも茶飲みに氷入りでアイスティー

……でっ俺を知っているあんた誰や?」

怨冥寺「私の名前は怨冥寺 時角。心霊

関係を研究している無名の科学者だ。

そしてここは私の部屋。正確にはここは

『お化け屋敷』の居住区だ。寮の一つで

研究者達はそれぞれの開発研究室以外は

ここで過ごしているよ。」

生駒(居住区?見学会で立ち入り禁止

エリアの一つ場所だったか?)

怨冥寺「君は私がサンプルで開発した

『地獄キノコ』の菌糸に侵されて、

後3分遅かったら、君はエノマッシュラー

のコピー怪人になって『お化け屋敷』の

特殊焼却部隊に殺菌処分されていたよ。」

生駒「ヒッ!?」

自分が知らない間に危ない目に有っていた

事に驚き。

怨冥寺「フフフ。まぁ、身体菌糸は問題な

い。たまに知らない人がキノコの栽培地に

近づいてキノコまみれになる人がいる。」

生駒「へぇ~~。たまにいるんだ。」

怨冥寺「あぁ。先週テレビでたまに

見切れている嵐山隊の佐鳥とかいう

隊員が、」

生駒「佐鳥ーー!なんやっアイツ!

キノコモンスターになってたのか?面白っ

!」腹筋崩壊する生駒隊長。

怨冥寺「いや、試作火炎放射を浴びて

ボーダー本部に向かって光になって

飛んでいったよ。」

生駒「えぇーーー!」

アラシ「おい。怨冥寺博士。キノコの

数を半分燃やしたぜ。やっぱり昨日の

大雨で増えていたらしい。」

「「あっ?」」

アラシと生駒邂逅する。

怨冥寺「うむ。昨日の夜は酷い大雨だった

からな。実験サンプルはある程度様々な

ケースやパターンを研究する為に半分は

残して欲しい。」

アラシ「何に使うか分からないが、怪獣

誕生の手伝いは勘弁してくれよ。

サンダースとイデとチャールズの総出で

燃やしたんだからな。」

生駒「博士。わいもそろそろ本部に帰る

わ。世話になったな。」

怨冥寺「おや、青森の恐山から持ってきた

霊力の籠った焼き芋は要らんか?」

「「結構です。」」

アラシと共に生駒は部屋を出る。

長い近未来風の通路を一緒に歩き

アラシ「何でこっちに?」

生駒「UFOに島根県まで拐われて、1日

かけて三門市に戻ってきた所で力尽きて

さっきのキノコやら博士やら色々会った

んだ。」

アラシ「研究サンプルとして運び込まれた

時はビックリした。ここは通常は許可証や

事前の精密検査がないと施設に入れない

からな。敵が侵入させない措置とはいえ

歯痒いよ。」

生駒「成る程、じゃあどうするんだ。

自分今ピンピン出し、」

アラシ「これから少し格闘研究している

博士の実験に付き合って貰う。」

 

生駒「まっしゃあないな。研究サンプルの

立場やし。」

アラシ「すまないな。」

生駒「気にすんな。何だか今日はモテる

気がする。」

二人は速くに打ち解けた。

互いにコミュニケーション能力は高いので

ある。

 

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カフェブラックスター2号店

夕方、ボーダー本部を後にした剣持は、喫茶店のカウンター席で学校の宿題をしていた。

「………………」

宿題は問題なく解けている。わずらわしさもなく淡々と後ろから足音が聞こえて自分の席に注文した料理が届く。

万里子「はい。ご注文のニシンの包み焼き

パイ。」

「ありがとうございます。」

万里子「…………何かあった?」

「特に……」

万里子「そう。大切な物を突き放した人の顔しているから。ねぇ~マスター神父。」

彼女は厨房にいるマスター神父を見て天真爛漫の笑顔で言う。

マスター神父……近くの教会の神父もして喫茶店のマスターもやっているこの人は昔、好きな女性を守る為、突き放した事があるらしい。

万里子「ねぇ面白い話とかない?」

……無茶苦茶な難題である今の心境でこういう話題は、剣持本人もベムも苦手だった

「…………ごんぎつねの話とかは?」

マスター神父「……駄目だな」

万里子「……駄目だね」

二人は心底人を憐れむ顔を俺に向けて申し訳ない気持ちになる剣持。

真琴「マスター。万里子さん。夢想君

で遊んでないで仕事して下さい。」

マスター神父「すいません。」

万里子「すいません。」

二人は剣持から離れる。

「助かったよ。真琴さん。」

真琴「まっ、何が会ったかはおいおいそのうち聞くよ。」

そう言い彼女はほか客の席に向かった。

「……。」

宿題をして……何か集中していると余計な事を考えないで済む。

その筈だったのに……

昨日の香取さんと過ごした光景や香取さんの姿が脳裏を過る。

(これじゃ集中できないな。)

その時、左腕の小型通信機が鳴り俺は音を抑えて応対する。

「こちら剣持。応答せよ。」

イデ《剣持隊員。至急、『お化け屋敷』に急行せよ。》

「了解。」

何か研究施設でまた人手が足りない事故でもあったのか俺は包み焼きパイを食べて口の中の水分を大分取られたが、コーヒーを飲んで、会計を済ます。

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デンジャラスファイターDD

戦闘サイボーグ

世界中の格闘技と暗殺術を極めたサイボーグ。

命令に忠実で、どのような状況下においても、必ず任務を遂行する。いかにも戦争屋が喜びそうな商品である。

 

格闘研究の施設で試作戦闘サイボーグが暴走したらしい。通路の端に隠れながら、レールガンの使用

許可が降りた戦闘隊員はホルダーから、銃を取り出して構えている。

隣にいるエドランド隊長から事情を聞くと戦闘サイボーグの大きさは等身大。

世界中の格闘技術と暗殺技術を持った奴で何とアラシ隊員と何故かいるイコさんが運用試験に参加しているらしい。

尚、イコさんが片道50分のコンビニで購入

した缶コーヒーを持って歩いて転んだら戦闘サイボーグの胸の中央に転んだ際にコーヒーがかかってしまい、回路がショート。実弾を使用した運用試験を開始する

らしい。

アラシ隊員は『どうせ来るなら、待ち伏せ

に罠でも仕掛けよう~~』とトラップを

研究施設のあちこちに設置。

東京にいるホシノチーフ達に黙って、

事態の速やかな終結を目論む。

〔推奨BGM ゼイラムメインテーマ〕

左右の通路に隠れながら、通信機のやり

取りをする。

エドランド「ベック。対象は?」

作戦司令室に連絡すると、

ベック《現在対象〔デンジャラスファイター

DD〕は真っ直ぐそっちに向かって

います。》

イデ《こちらイデ。応答せよ。》

サンダース「こちらサンダース。どうした?」向かい側の通路に隠れているサンダース隊員に通信が入る。

イデ《現在博士達を総動員にしてDDの遠隔機能停止を試みているがプロテクトが難しく難解だ。足止めは任せた。》

サンダース「作った博士に文句言ってやる!?」

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数分前 格闘訓練場所

生駒「うわっ避けられ取る!?」

 

アラシ「何が生駒旋空だ!?全然当たらないじゃないか!?」

悪態と文句を言いながらレールガンで射撃をするが、編笠を被り陣羽織を纏ったサイボーグの青い勾玉の形をしたエネルギーシールドで弾かれる。

生駒「何を!!そっちだって射撃がシールドを貫通出来ずにいる癖に」

デンジャラスファイターDD《…………》

アラシ「!?イコ!危ない!?」

生駒「うおっ速っぐへっ!」

アラシに文句を言う為に余所見をする間に

サイボーグは加速して間合いを詰める。暗殺技術を入れている為に、消音で速いサイボーグの金属の腕から放たれるパンチの一撃に生駒は顔を殴られてカメラ目線でゴロゴロと転がる。

アラシは直ぐ様罠の煙幕を起動させて

イコさんを連れて一旦別の部屋に隠れる

アラシ「しっかりしろ。トリオン体なら死なないんだから大丈夫だろ!?」

生駒「でも意外にも良いパンチや、てかあのイカれた戦闘サイボーグの開発者はどうした?」

アラシ「……逃げたよ!畜生!これだから

博士の趣味はろくな物がない!」

生駒「今更やけど、ボーダーの隊員は私闘

は禁じられ取るんや。」

アラシ「怪奇案件や『お化け屋敷』関連

なら自衛手段で許可が降りるぜ。」

レールガンを持ち相手の出方を見る。

生駒「……奴が来る!?援護頼むアラシ。」はっとした顔で孤月を構えて立ち上がり、

アラシ「しゃあない。行くぞ!!」

レールガンとナイフを構えて

男達はサイボーグに立ち向かって戦い。9分後二人共戦闘不能。

サイボーグはシールドと稼働部分の30%を破壊されて、二人にとどめを刺さずに後に

する。

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サイボーグが剣持達が隠れている通路に

出現した時、

エドランド「一斉射開始!」

「「了解!!」」

無数に飛ぶレールガン。

通路の両端からの一斉射撃で、サイボーグ

は沈黙。サイボーグの眉間に突き刺さった

孤月と分厚い胸の装甲に突き刺さった

アラシ隊員のナイフが致命傷のようだった

…………尚、開発した博士はアラシ隊員

と生駒隊長が確保。謹慎処分にする。

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『お化け屋敷』中央病院にて

生駒「恐るべき『お化け屋敷』……」

恐るべきはここに勤めている人達。

白い天井をじっと見て呟く。

生駒の中でボーダーの黒野と剣持の株が

人知れず上がった……

今日の出来事が普段のあるあるの一つとは

尊敬を覚えるレベルだ。

アラシ「すまんな。全治2日なら問題ない

よ……」果物の盛り合わせを病室に置き

エドランド「黒野から辻褄合わせに協力して

くれたお礼だ。」

謝礼金を生駒の側に置き。

生駒「おおきに。」

エドランド隊長とアラシが病室を離れて

病室には俺とイコさんが残る。

「…………どうしてこういう事になったか

説明して貰いますよ。イコさん。」

生駒さんはリンゴをまる齧りしながら

思い出す。

生駒「ホントやな~~UFOに拐われて

カタツムリの怪人と戦って、UFOが爆発して

島根県から1日がかりで三門市を目指して

キノコの苗床にされかけるわ。

サイボーグの相手させられるわ。

散々な3日間やわっ。」

「お疲れ様です。」

生駒「…………?剣持。何かいつもと違い

テンション低いな。」

生駒は僅かだがいつもの剣持にしては、

機械的、模範的過ぎる対応に違和感を

覚えた。

人が変わったと周りに言われているが、

少なく共、喜怒哀楽は一応あった。

丁寧だが時折鋭い一言を言ったり、

さっきのサイボーグの事故を洋画やSF映画

の何かみたいと連想するやり取り等々

剣持らしさが、今はまるで感じられないの

だ。

生駒(これは何かあったな……確実に)

本人がいつも抱えて悩みを相談した事はないが、心配になる。

「……イコさんもテンション低いですよ。俺は少し、静かになった事実を受け入れているんです。」

模範的だ。相手の質問に対して曖昧とも呼べるが、切り込む口を作らせない壁を感じる。

生駒「?受け入れる?そんで向き会う現実に打ちのめされているって所か?」

少ないワードからヒントを得る切り込む口がないならこっちから釣り上げる

「流石B級部隊の隊長さん。少ない情報で良く分かりますね。」

素直に剣持は感心する。⋯⋯風に見えるのだが何時も以上に無表情の為、本当に感心しているのか傍からみたら分からない。

生駒「俺が相談出来る事か?」

「…………今は大丈夫です…」

生駒「そうか!?ならっ剣持!?美人の博士を教えてくれ~~前にも言ったけど、何か悩みがあるならいつでも相談に乗るぜ。

俺はお前の先輩なんだからな。」

「ありがとうございます。」

俺は淡々とお礼の言葉を生駒先輩に言い椅子から立ち上がる。

剣持が病室を離れる際に、生駒は呼び止める

生駒「……剣持?」

「まだ何か用事でも?」

生駒「辛くなったら、大切な仲間達に打ち明けるのも一つの手だぞ。」

「⋯⋯言えばその人が俺の元から離れるのに…」

生駒「……我慢も忍耐も必要だが、溜め込み続けるといつか破裂するから気を付けてな。」

窓の向こうから映る景色は居住区の科学者達が怪しい実験をしているようだ。

「……はい。」

生駒は病室から剣持が離れたのを確認し何も出来ない自分の拳に自然と力を入れて握る締める。

 

生駒「歯痒いわっ。本当に……」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

〔推奨BGM 戦士たちのララバイ 〕

そして創立記念20周年パーティー当日の水曜日

今日は世界中の科学特別機動捜査隊の支部の隊長やトップがいない日は、各支部が警戒する日でもある。

学校の授業が全て終わり下校する前、新聞部の事が気になり|д゚)チラッっと部室を覗くと部活動が無事継続出来る事に喜ぶ田端達を見た皆心から喜んでいた。

それを見て俺は安心して俺は部室を後にする。

田端「剣持?」

井上「どうした?直人?」

田端「さっき剣持が部室の入り口を覗いていたんだ。」

井上「なら、土曜日のお礼の言葉を伝えないとな。」

吉井「まだ近くにいるはずだわ。追いかけましょ。」

『お化け屋敷』

に走って向かう為に校門を通ろうとすると

染井「…………」

剣持夢想の友達が校門の前にいた。

俺は彼女に近づき言う。

「ここはあなたが通う高校ではありません。お引き取りを……」

そう俺は言い彼女の真横を通り過ぎる直前に彼女は口を開き俺に言う……

染井「……私は友達に会いに来たのよ。」

俺はそのまま通り過ぎて彼女を無視する………目を合わす事もなく……

「ここにあなたの友達はいない……」

死んだ心がざわつく。ざわつく心を無理やり押さえ付けて、俺はこの場を去る……その後ろからの視線を感じるが、俺は無視する……それが彼女らを守れると信じているから……

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染井は昨日の香取に何が会ったのか本人

に尋ねても

香取「私は何も知らない!」

の一点張り、ボーダー本部で剣持君に

話しかけよう動くと、何故か出会えない

……まるでこちらの動きが分かるみたい

に……彼に避けられる。

染井自身、あの時の剣持君の目は、何か助け

を求めていた、

今日、本人と2分も満たない会話をして

感じたのは、人間の暖かさが消えた

冷たい機械の歯車のような印象だった。

自分も周りからクールと思われているが

目の前にいた彼はクールを通り越して最早

不気味に無機質になろうとする道具。

自分の知っている人間はここまで人間

らしさを棄てる事が出来るのか……

何とか親友と彼の仲を寄り戻したい。

その為に彼の高校まで来たが、彼は私を

通り過ぎ、私を無視した、

これには私も流石に心に来るが、

どうすれば正解なのか?

取り敢えず今日はもう諦めてボーダー本部

に向かおう、親友の精神状態も心配だ。

不機嫌の更に悪化して素直になったが、

いつ爆発するか分からない時限爆弾と

なった親友は麓郎の指示に何も言わずに

指示通り行動するのがはっきり言うと

普通に不気味で怖い。

麓郎君が言うには、忙しく行動する事で、

考えないようにしているらしい。

暇な時間を作らないように個人ランク戦

にも参加しているようだ。

皆はまだ言っていないが、いつも葉子に

戻って欲しい。その為に今は出来るだけ

葉子に近くに居よう。

そう思い剣持の高校を後にしようとしたら

吉井「あの~剣持君の友達ですか~~?」

やけに耳に残る綺麗な声が聞こえて視線を

前に向ける。

おどおどしている長い黒髪の瓶底眼鏡の

女の子が私に話しかけて来た、

染井「……何か用ですか?」

吉井「いや、あの、その~無理ですよ

部長~~。こんな綺麗な人に話しかける

勇気、私ないわよ~じゃんけんで私が

負けて話しかけるなんてルール変更です!

カラオケ対決にしましょう!」

涙目になりながら後ろに隠れている

人に話す彼女。

田端「お前が余裕で勝つ勝負は流石に

駄目だろ!」

井上「部長。見えてます!隠れきれて

ません。」

物陰で変なやり取りをする彼らと彼女は

どうやら剣持の知り合いみたいだ。

私は今の剣持君の交流関係に純粋な興味

が沸いた……少しボーダー本部に向かう

のは遅れそうだ。

染井「染井 華。剣持夢想の友達よ。」

情報は多いに越した事はない。

私は笑顔を彼女達に向けた。

吉井「うわっめっちゃ素敵な笑顔!」

面白い人達だ。絶対に…染井は確信を持って

言う。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

『お化け屋敷』の作戦司令室にて

太刀川「本日は宜しく!?」

出水「宜しく!?」

唯我「宜しくーー!」

国近「宜しくね~~」

諏訪隊と太刀川隊が、援軍枠で

『お化け屋敷』に派遣された。

ベック「宜しく。太刀川隊の皆さん。」

サンダース「ボーダーの精鋭が到着した

ら百人力だぜ。」

ロイド「今日は宜しく頼むぜ。」

司令室が和気あいあいとしている中で

剣持は、宇宙物理の勉強を一人黙々と

していた。いつもは先生役の先輩が

いるが、今日は自習

俺の机の近くに臨時に設置された諏訪隊

と太刀川隊の机。太刀川隊は向こうで

チャールズ隊員達と色々話しているが、

小佐野「へぇ~~知らない単語に数式

ばかりだ。」

棒付きキャンディを口に入れたまま

隣で勝手に喋る小佐野さんは無視する。

小佐野「ねぇねぇ。」

前言撤回……向こうの方が、対応力

高い。

諏訪隊はこの日に怪獣が出た時の助っ人

だが、実際は例の仮面の怪人対策で製作

したECMの試作実験の見学だ。

小佐野「マニュアルの75ページの

これって私たちも整備の手伝いしないと

いけないの?」

マニュアルの75ページは戦闘機や巨大

ロボットが破損して修理する整備士が

足りない時に応急処置の仕方が書いてある

各パーツの名称。必要な修理工具や道具

修理の際に気を付ける事、本来業者に

頼む事なのに……

……警官がパトカー修理するような物

だ。破損具合が酷すぎるならお手上げ

だが、そうじゃないなら砂漠のど真ん中

や雪山で通信も通じない為救助も呼べない

場所で脱出する為のすべ。

「覚えて損はないと思いますよ。」

小佐野「了解ー!剣持先輩。」

ビシッと敬礼して本を真剣に読み始める

「……あんたの方が先輩だぜ。」

小佐野「おっ今、何か、らしさを感じた。」

「何のですか?」

小佐野「?丁寧な敬語も良いけど、

もっと素を出して見よう。さぁカモン。」

「自習に集中します。警戒は怠るような

事しないで下さい小佐野先輩。」

勉強に集中する。オペレーター相手は苦手

だ。距離感が近い、物理的にも…ちょっ

顔近!ちょっと良い匂いが、って違うわ!

小佐野「何で!戻って!今のページ。」

マニュアルが分厚く広辞苑サイズだ。

だから集中しないと読まなくなる。

気を紛らわせる為に注意があちこち

散漫するのだ。これは不味い。

「……本当に集中しないとボーダー本部に

報告しますよ。」

小佐野「すいませんでした。」

やっと落ち着いてきた……

その時、基地内アナウンスが聞こえ始めた

《剣持君。至急宇宙物理学研究区画に急行

して下さい。例の流体金属の分析結果が

出ました……》

「……了解。」

俺は司令室から移動する。

その後ろをじっと見るボーダーの人達。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日々素晴らしい解析分析研究発明製作

開発をしている凄く突っ込みが多い優秀な

博士達、時には博士の趣味の作品によって

『お化け屋敷』は被害を被る事も良くある

が、一応皆その部門天才なんだ。

俺はエレベーターに乗り階層のマップを

見て目的の区画を探す。

機械、

生物、

化学、

遺伝子、

宇宙物理、

帝王学、

格闘、 現在区画修繕中

心霊学、

軍事、

航空力学、

で基本はまとめられている。

当然、その中に該当しない科学者達も

いる。

考古学、鉱物学者や金属に詳しい人など、

そういう方々もこの研究施設の何れかに

用意される。

「え~~と宇宙物理の区画は、」

国近「ここですよ。お客様。」

誰かが代わりにボタンを押してくれた

ようだ。

「あっありがとうございます。……え?」

出水「上に参ります。」

「何で、いるんですか?」

太刀川「面白そうだからな。

ついてきちゃった。」

悪びれもせず言う。これがA級のトップ

の隊長。

A級1位のトップチームがこんな人達で

本当に大丈夫なのか?

エレベーターは目的の場所の階層に

進む。

太刀川「そう言えば黒野は?

【ターミネーター4】返しに来たのに

いないのか?」

DVDを見せて俺に言う

俺は太刀川に

昨日から黒野先輩を始め、パーティーの

招待された関係者は飛行機でパリに

向かった事実を説明した。

太刀川「なんだよ。【ガメラ】シリーズを

コンプリートしたのに……バルゴンの奴は

つまらなかったな。」

出水「えっ?俺は逆に現実的な映画だった

と思いますよ。後のシリーズで編集した

【宇宙怪獣ガメラ】の方が俺は辛かった

です。スペースウーマンの奴……」

太刀川「……あれも酷い。」

暫く太刀川隊達が話しているのを俺は

無視してエレベーターが目的の区画に

到着するのを待つ。

漸くエレベーターが目的の階層を到着して

俺は素早く出る。

太刀川隊をエレベーターに置いて、

「施設が広い分遭難しないように速く

司令室に戻った方が良いですよ。」

出水「マジかよ。」

国近「遭難者が出るのここ。でも私も

剣持君に着いてくね。」

太刀川「俺も、」

出水「じゃあ俺も、」

一斉にエレベーターを降りて、

俺は気にする素振りも見せず宇宙物理の

博士が集まる研究室に入る。

「見習い隊員の剣持夢想。失礼します。」

自動ドアが開き、頭を下げて入室する

俺、

「「界境防衛機関ボーダーA級1位の

太刀川隊。見学します。」」

その後に堂々と入る太刀川隊。

本来なら駄目なのだが、ここの科学者も

癖が強い……

三人の科学者達が、こっちをじっと見る。

国近「あっ宇宙人だ~~」

何も考えずそのまま言いたい事を言った

彼女に向かって科学者の一人は何かを投擲

風が空を斬り国近さんの顔面に何かが直撃

する瞬間。俺は咄嗟に其れを掴む!

国近「えっ?」

「痛っ!」

鋭い痛みが手に走り、持った物を見る。

鋭く尖ったかなり透明度が高いガラスの

矢だ。光の屈折で漸くわかった。

しかも持ち手が無数の薔薇のトゲの形で、

剣持の手が傷ついた

科学者?「ほう~~人間にしては反射神経

は高いな。

掴まなかったらそちらのお嬢さんは植物人間

になっていたよ。」

国近「ヒッ!」

太刀川「ウチのオペレーターと後輩に対して

随分と酷い仕打ちだな。ボーダーに

報告するぞ。」

太刀川さん出水さんが前に出て科学者の

一人を睨む、

科学者?「((( ̄へ ̄井)フン!人を宇宙人

呼ばわりする躾がなっていない組織だな、」

相手は怒っているようだ。表情の変化は

少ないが、

「ちょっと一旦失礼します。ほらっ太刀川

さん。戻りますよ!」

太刀川「おい!まだ話しは終わってない

……」

出水さんと太刀川さんを両手で引っ張って

一旦退室する。

 

 

 

 

宇宙物理区画 保養室、

太刀川「剣持。あんな事されて黙って

帰る必要ないじゃないか!文句の一言

くらい言っても罰は当たらないだろう。」

国近「ゴメンね~剣持君。痛かったでしょ」

出水「でっ一旦退却して何だよ。」

「あの場にいる科学者達は全員そうでは

ないのですが、癖が強いです。あなた達が

事前にこの区画を離れてくれたら遭遇する

事はなかったはずです。国近さんが

言ったのはあの科学者…

スポーク場留伽博士にとってはの禁断の

言葉なんです……」

国近「スタートレックの宇宙人そっくりの

博士の事?」

「そうです。」

太刀川「スタートレック?知ってるか?

出水。俺、スターウォーズなら漫画や

アニメのキャラ設定は分かるが、」

出水「……チェスが苦手なキャラクター

……すいません。にわかです。」

国近さんはどうやら知っているみたいだ。

 

スポーク場留伽 33歳 宇宙物理

生真面目の性格でどんな些細な事でも融通

が効かない所がある。

ここに来る前はとある宇宙船のクルーだった

らしく、やたらと未知の生物や機械に

詳しい

 

「博士。子供の頃からスタートレックの

宇宙人呼ばわりされて

イジメられた事があるらしくって、」

太刀川「成る程な~~悪いのは完全に

こっち……でも仕返しに見えない矢って

ヤバいな。」

さっきのやり取りを思い出して否はこちら

にある事を漸く太刀川隊は知った。

「ここの職場は研究部門が合同になると

意見が合わなくて喧嘩や自爆は良くあり

ます。でも宇宙物理の知識はこの基地の

設備に貢献してますから足向けて寝られ

ませんよ。」

出水「マジか~~トリオン体に換装しとき

ますか?隊長。」

太刀川「うん。そうだな。トリガー起動。」

身の安全を考慮してトリオン体に代わる

二人。

国近「どうしよう~~私。なんて事を~~」

流石に怯える国近さんを安心させる為、

「ここにいる間は国近さんは俺が守ります」

国近「////オオウ。人生に一度は言われた

い言葉がこんな事で言われるとは////」

頬を赤く染めてときめきを覚える国近さん

出水「一応ほかに癖がある博士はいる?」

「あっ今日この基地にいる宇宙物理の

博士達は、あれだけです。取り敢えず。

黒野先輩が回収した流体金属の針のデータ

を持っていかないと、」

太刀川「迅が実質タフ差で負けた宇宙人の

武器の一部か、確かに戻る必要があるな

あの研究室に、」

国近「私を必ず守ってね~~剣持君。」

産まれたばかりの小鹿のように震えながら

俺の服の袖を掴む国近さん。

出水「心なしか、魔王の城ってか中ボスの

部屋に見えて来た……」

全員は研究室の自動ドアの前に立ち、

太刀川「じゃあ行くぞ。3、2、いっ」

「失礼します。国近さんがさっき発言に

ついて一言言いたい事がある見たいです。」

太刀川「ちょっ!心の数字が飛んだぞ。」

スポーク「何かね?」

「さっ国近さん。」

国近さんを前に立たせて、

国近「(;゚∇゚)えっ?あっ先程は相手の

気持ちを考えず酷い発言を誠に申し訳

ありませんでした。わたくし国近 柚字

深く反省しております!」

綺麗なお辞儀を45度で姿勢を真っ直ぐ。

スポーク「…以後気を付けるように……」

スポーク博士のボーダーの評価はこれ以上

下がるのは阻止された。

鹿野「\( ̄0 ̄)/あ~~良く寝た~」

変なアイマスクを付けたおっさん博士が

ボロボロのソファーから起き上がり

あくびをする。

スポーク博士は国近さんから視線を外し

同僚の博士に(`Δ´)怒りの表情を向ける。

スポーク「鹿野!貴方はそうやって

作業の途中で許可なく仮眠をする!!」

軽く全身をストレッチさせて、

勝手に自宅から持ち出したコーヒー

サーバーで勝手にコーヒーを作る。

研究室にコーヒーの香りが漂い。

スポーク「人が話しているのに貴方は

勝手に飲み物を飲む!」

鹿野「ふあ~~あ、眠いんだから寝てた

だけだろう起きたらコレ飲まないと

研究に差し支えるんだよ。」

金属のキャンプに使うコーヒーカップを

片手に欠伸をする科学者。

国近「剣持君。あの博士は?」

出水「また癖がある人だな~~」

影浦隊のオペレーターを連想する駄目っ

ぷりを見てお辞儀を辞めて、

太刀川達も尋ねる。

「鹿野博士。マイペースな性格の持ち主で、

生真面目のスポーク博士と相性最悪の博士

……でも実力は本物。」

 

鹿野 徹 年齢38 専攻 宇宙物理

常にマイペースな人で余り深く考えずに

、自分の考えだけで行動する事が多い。

また多種多芸で密かに忘年会の隠し芸大会

を楽しみにしている。

 

鹿野「聞こえてるぞ~剣持。なぁ浅間山の

知り合いから粋の良い連中を3匹用意して

くれってオーダーがあるんだ。乗り物は

九分九厘完成したから後は乗り手だけ、」

気だるけな気の抜けた声でこっちに話し

かけている。

国近「…科学者って変な人ばかり

なのかな~」遠い目で激しく意見を言う

スポーク博士とそれを聞き流す鹿野博士の

やり取りを見て言う。

「……鹿野博士、空自か陸自に頼めば、

良いでしょう。」

鹿野「もう30人は病院送りしちまった。

ボーダーのトリオン体は死なないなら、

粋の良さそうな生命力がゴキブリ並みの

獣見たいな奴はいないか?」

この時太刀川隊の脳裏に過る獣ような

ボーダー隊員達が思い浮かんだ。

鹿野「例のキャプチャー線の研究も人段落

だ。宇宙開発が進む名誉な仕事だぞ。」

国近「何の話?」尋ねる

「月と火星の鉱物資源や惑星調査や開拓用

の巨大ロボットの乗り手の募集の話し

ですよ。」

国近「宇宙開発のロボットか~凄いな~」

おおぅ~素直に感心を持ち、

太刀川「試験運用中の途中で地底から

怪獣が現れて、練習機が破壊されて」

出水「怪獣退治の為に三人の人間が必要に

なるんだな。分かります。」

妙に具体的な事を言う太刀川さんに、

苦笑いする出水さん。

「あの分析データを貰いに来ました。」

話が進まないから目的の物を聞く。

研究室の複数デスクの中で散らかった

デスクから幾つかの紙をまとめたファイル

を剣持に渡す。

鹿野「はい。コレ、軽くて変幻自在、

そして硬い。地球の水銀に性質は

近いけど地球の金属じゃないね。

分子構造から見ても宇宙の金属だな、」

ズズー。コーヒーが飲み込む音が研究室に

響く。

インスタントコーヒーを片手に飲みながら

剣持に書類の分析データを渡す。

「あっどうも、」

スポーク「流体というよりアメーバに近い

……小型特殊ケースで収納した針は形を

変えて蠢き、ケース中を暴れている。」

鹿野「硬いが破壊は可能。金属疲労と錆び

に弱いのは金属特有の弱点。後は不純物

見たく硬い結合を崩す物でも用意する。

専門的に対策らしい対策はこのくらい

かな。」

出水「成る程、」

国近「なら溶鉱炉や火山のマグマに投げ

たら、」質問する国近さん。

鹿野「あっさり熔けるな。圧力と熱で

硬度を維持するなら、ダイヤモンドと木炭

と同じ、これを剣の使い手が、接近して

自由自在に武器の形を変えて近接戦闘を

有利にしているとはな。」

ズズー。コーヒーを飲む博士。

太刀川「成る程、司令や本部長の予想通り

の代物か、」

スポーク「相手は熱と圧力が上がれば、

そっちの武器が通じない硬度を持つ金属の

使い手だ。冷却弾と高熱弾の製作は

別の部門だが依頼はしといたから

金属疲労で破壊出来るはずだ。」

「ありがとうございます。」

鹿野「いいの。仕事だから。さて隠し芸の

腕でも磨くかな。」

マイペースにパソコンに向かい合う鹿野

博士に、茶髪のショートヘアの女性科学者

が、近づき鹿野博士に報告書を渡す

鹿野「どうも、摩里亜さん。」

月城「……鹿野博士。例のゴリアテの件。

やっぱり、私達のデータが盗まれたみたい

です……」

 

月城 摩里亜 年齢26 専攻宇宙物理

あまり自分を隠さず、素直な気持ちで相手

に接する博士。

物分かりが良く、男女共に人気がある。

とにかく何でもやるタイプなので、苦手な

事はほとんど無いと言う、全てが完璧な人

 

鹿野「問題は誰がだ……日本の奴じゃない

な。ガーディアンAを含め盗まれたウルトラ

ーVの試作を足して4機。日本の地産怪獣と

秘密結社の用心棒怪獣対策にしては、

被害はあるがウチは何とかなってるしね。

レッドマンも手伝ってくれて仕事が楽で

助かるよ。」

スポーク「あんな正体不明な存在に助けて

貰って恥ずかしくないのか?」

鹿野「俺、何でも使える物は使う派なの。

融通が効かない性格のスポーク博士は、

いざって時に決断出来ないよ。」

スポーク「科学者として当然の物だ。

科学に手を抜くと今に痛い目を見るよ。」

月城「ごめんなさい。皆さん。お見苦しい

所を……」

「いえ、では退室します。失礼しました。」

太刀川隊「失礼しました。」

俺達は研究室を離れる。

エレベーターがある所まで移動して、

機械の区画に向かう。

剣持達がいなくなった宇宙物理学の

研究室にある電話が突然鳴り、

鹿野「はい。もしもし。鹿野です。」

ムラマツ「おおう。鹿野博士。」

電話相手はムラマツキャップのようだ。

鹿野「用件は例の警視庁の地下にある

特殊設計した部屋の件ですか?」

『お化け屋敷』の要請で鹿野博士達が

設計した特殊な留置室が警視庁の地下に

作られており、秋月博士を襲撃した宇宙人

の一人を護送。

ムラマツ「博士。大丈夫でしょか?」

心配する声に対して、

鹿野はマイペースな声と態度で正直に

答える

鹿野「一応。壁抜けや瞬間移動くらい

なら大丈夫。問題は宇宙人の能力を無効

に出来てない事、部屋に特殊な試作バリア

で覆われて折りますけど、電気を食う代物

ですし、バリアを改良して『お化け屋敷』

を始め各支部に設置もまだまだ先ですし

……なるように慣れですね。」

スポーク「今日は丁度取り調べの日だ。」

カレンダーを確認して発言するスポーク

博士。

鹿野「キャップはパーティーにもし襲撃

が会っても対応出来るようにして下さい。

それじゃっ」

勝手に電話を切る鹿野博士。

スポーク「どう思う。」

鹿野「元々ケムール人やチルソニア遊星人

対策の部屋だから万能じゃない。こっちは

研究者だからね。後手後手になるね。」

その頃 東京の警視庁にて

「私は特殊犯罪捜査室の警部だ。まず、

お前が一般日本人の容疑者と同じ権利を

持つ事を伝える。従って自分に不利なる

ことは黙秘する権利を持つ事が出来る。」

 

ムラマツキャップとホシノチーフが捕らえ

た犯人の取り調べが始まった。

だが犯人に警部は幾つかの質問をするが

犯人は一言も答えず、

キリキリ(聞こえるか?工作員009。)

工作員「!?」

脳裏に聞こえる器の本体からの指令。

キリキリ(任務について話す事は許され

ない。自害しろ。)

工作員は静かに首を縦に振り、身体を

分解し、泡のようになり溶けて消えた

……

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━

〔推奨BGM 咆哮する破壊者〕

海底

キリキリ「器の処分を完了しました。

キングファマーディ様……」

 

ファマーディは現在自分達ネクストシング

の母艦円盤にて、ゾークロンの輸送円盤

と交信していた

ファマーディ……ネクストシングの王

にして高い知性を持つ宇宙怪獣。

地球征服の為に地球を防衛を担う組織

を調べさせて、その本部を襲撃する任を

ホーンに命ずる

 

ゾークロンの輸送円盤にて

ホーンはパリ本部の秘密基地がパリ警視庁

の地下にある事をキリキリに報告して

モニターに映るファマーディに礼節の構え

を正す。

ファマーディ「敵、秘密基地発見…

…誠に大義である。」

ホーン「( ノ;_ _)ノ ハハー。」

キリキリ「しかしヘドガデールの時見たく

、レッドマンの奴に邪魔される場合は

どうする?俺達の合成宇宙怪獣軍団がまだ

地球環境に適合出来た怪獣はヤムァ

モードンの一体のみだ。」

培養カプセルにいる卵を見るネクスト

シングの面々。

ホーンは2度レッドマンと対峙して

決着を付けれずにいた。

初戦は試作ウルトラーVの邪魔が入り、

2戦目は香取隊や三輪隊に邪魔されて

ホーンは決意し進言する。

ホーン「キングファマーディ様!!

レッドマンハ是非、コノ私ニノ手デ!!」

 

ファマーディ「ホーンよ。そちは、奴との

戦いを望んでいるのか……」

 

ホーン「俺ハ、ネクストシングガ地球侵略

スル為ニハ最大ノ壁デアルレッドマンヲ倒

スノガ先決ダト思ッテイル!!!!」

 

ホーンのレッドマンへの危険視はキリキリ

達から見ても分かる。

キリキリ「ファマーディ様。自信満々な

ホーンにレッドマン退治を任せるのは

俺は賛成です。」

 

ファマーディ「…………ではホーンの

代わりに誰が秘密基地本部を襲撃指揮を

する……」

キリキリはゆっくり瞼を閉じて

キリキリ「ホーンの代わりに俺が指揮を

取ります。」

ホーン「キリキリ……」

ホーンはキリキリをじっと見て、

キリキリ「気にするな。いつもお前には

助けて貰ってばかりだからな……

1つ貸しだ。だが必ず

レッドマンは倒せよ。」

ホーン「任セロー。」

ホーンはサムズアップする

ファマーディ「……キリキリ。ゴリアテ

の方は…」

キリキリ「ドンが主要に動いているみたい

です。あの人間達が開発中の

超大型ロボット何かで、何が出来るやら…

……頭が良過ぎるのも可哀想な奴らだ。」

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

ファミレスにて、表情が少ない

染井 華は

剣持の高校の新聞部のメンバーと自己

紹介を終えて事情を聞いていた。

染井「剣持君が?」

田端「はい。場所はここじゃないけど、

喫茶店で悩んでいた所に剣持が来て、

学校の部活動に使う東京の事件現場写真

を撮ったんです。」

染井が知らない土曜日に会った事を

話せる所だけ話した。

井上「なぁ、ピラフ注文して良いか?」

メニュー表を眺めて吉井に言うが、

吉井「一平。我慢しなさい。恥ずかしい。」

逆に注意される

染井さんは考え込み。吉井は質問する。

吉井「剣持君に何かあったんですか?」

吉井は染井さんについては詳しくない。

でも本当に悩んでいる事が分かり、

そしてその原因の一つに剣持が深く

関わっているのは明白だった。

染井は日曜日にて友達同士が、喧嘩と

言わないが関係が悪くなっている事を

彼らに話した……

染井「私が知っている限り葉子は口で

酷い発言はするけど、進んで人の顔を

叩く子供じゃない。さっきすれ違った

剣持君もあんな冷たい無機質なロボット

みたいな人じゃない……私は二人に喧嘩

して欲しくない……ただそれだけ。」

両方とも知らない振りで、関わる事を

やめている両者に彼女は心痛めている

憂いに帯びた染井さんを見て

吉井「これっ私の連絡先。困ったら

電話とメールして、」

染井「えっ?」

このままじゃ駄目だ。人としてそう

思った……

吉井「剣持君の友達なら私にとっても

友達だよ。」

田端「なら、俺も、」待ち受けは彼女の

写真。

井上「大丈夫か?彼女にまたぶちのめされ

ても知らないぞ直人。」

呆れた目で友達兼部長を見るカメラマン

染井さんのスマホに三人の連絡先を交換

した。

染井「ありがとう。」

事情を聞いたからこそ田端達は信じられ

ないように話し合う。

田端「にしても無機質のロボットみたいな

剣持ね。考えられないな。」

井上「違いない。直人と同じで、ホラー

映画や怖い物でビビるからな。」

男子達は話題を明るくする為、ホラー物

が怖い話をしていた。

 

染井「えっ?」彼女は驚きの表情をする

田端「えっ?俺達、何か変な事言いました

かな?」

染井「……土曜日の日、剣持君とホラー物

の話はした?」

 

井上「あっはい。しました。」

その言葉を聞いて、染井にある仮説が

生まれた。

二重人格……二ノ宮隊の隊長との個人

ランク戦の時、葉子との模擬戦。

染井(彼がホラー物が嫌いなった理由は

……私が、ホラー映画を敢えて選んで、

剣持君にトラウマを作った事……もし

今の癖や仕草が別人の物なら、まだ、

剣持君の意識が何処かにあるの?……)

染井「……一歩前進かな。」

優しい表情をして、独り呟く

吉井「二人の仲直りを思い着いたん

ですか?」

彼女が嬉しそうに尋ねるが、諭すように

答える

染井「まだまだ仮説よ。大穴のね。

これから色々調べる必要があるわ。」

染井(ロボットみたいな今の剣持君。

所々変な所がある前の剣持君。前が

演技ならアカデミー賞並みの役者だけ

どね。とにかく真似がヘタ、……

その人の真似がそもそも得意じゃない

…………真似する必要がない?

本人をタイミングに合わせて意識を

入れ替えている?だったら、葉子や私と

いる時違和感が感じないのは、本人だか

ら……まだ情報が足りない。考察や妄想

レベル。)新聞部の剣持とのホラーの話は

映画観賞が趣味の剣持の僅かな嫌いな物

である。偽物が真似る必要がないのだ。

ビビる所を人に見せて恥ずかしがる剣持

に取ってホラー物は怖くないが理想だが

そこは私、染井 華のホラー百物語で

トラウマとなった今、最早、ビビるのみ

…………剣持の友達は剣持以上に剣持を

見ていた。

井上「協力が必要ならいつでも連絡して

くれ、」

染井「ありがとう。」

染井の気持ちは少し軽くなった……

自分が知っている剣持君は確実にいる!

それがわかっただけでも一歩前進だ、

彼らの何気ない出会いが剣持と染井の関係

を変えて行く。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

出水「どうして機械の区画に?」

既に流体金属の分析データは剣持が持って

いるし、このまま作戦司令室に戻ると

出水さんは思っていたらしい。

「宇宙の言葉の翻訳機の製作を

頼んでいたんです。」

出水「へぇ~~それは凄いな。」

興味と好奇心がある反応をする。

太刀川「~~格闘の区画に何があった?」

「サイボーグが暴れたんだよ。」

国近「今度はどんな恐ろしい博士が、」

さっきのインパクトが強い過ぎた為に

無意識震える国近さん。

「…突っ込み所満載と言って置きます。」

変に優しく答えるより素直に答えるのは

時に優しさより残酷な事だ。

国近「(´Д`|||)ガーン!」

太刀川「落ち着け、ようは堂々として

いれば、良いんだ。」

出水「そうそういつも通りいつも通り。

そう思えば簡単だろ。」

フォローする二人。

国近「隊長~~。出水隊員~。」

彼女は涙を流して、前を向く。それが

ボーダーのトップチーム。

そしてエレベーターが機械区画に止まる。

《ビィー。ビィー。》

その時俺の腕時計型が鳴り、

太刀川隊「!!!!!」三人は身構える

「はい。剣持です。」

イデ《今何処、剣持隊員!》

「エレベーター機械区画の前です。」

相手は通信技師のイデ隊員だ。

エレベーターが止まり区画までの扉が

開き。

イデ《後5秒で機械区画全体が爆発する

から扉は開かないようにね!》

太刀川「出水!!!!!」直ぐ様指示を

出す太刀川さん。

出水「シールド!!!!!」

トリオンのシールドをエレベーターの扉の

前に張って!!

迫り来る爆破の炎と爆音を防ぐ!!!!!

出水「ぐおおおおー!」

両足を力の限り踏ん張り歯を食い縛り

音速と熱波をシールドで防ぎ続ける!

太刀川「踏ん張れ出水!お前はボーダー

トップのトリオン量の持ち主だろ!?」

暫く耐えると、消火装置のスプリンクラー

が作動して、出水隊員は漸く

シールドを解く。真っ黒焦げとなった

通路を見て冷静に剣持は、

「…………予定が無くなったので

作戦司令室に戻りましょうか。」

淡々とエレベーターのボタンを押して扉を

閉める。

太刀川隊「これが『お化け屋敷』!!!」

戦慄を覚えた太刀川隊だった……

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

アラシ「お~~い。剣持く~ん。ちょっと

手伝ってくれないかな~~」

予定は無くなり

俺はアラシ隊員の今回の創立20周年

パーティーに持って来る物を

運んでいた。

アラシ「なぁ剣持。アーサー隊長達

もうパリに到着したかな~」

「それよりも、警戒してくださいよ。

両手にこんな重い荷物を運ばせて、何か

有っても直ぐ様行動は難しいんですから

ね、」

アラシ「悪かった。悪かった。」

ヘラヘラと悪びれる様子もなくお気楽な

笑顔を見せる。羨ましい……

諏訪「まっ俺も一応いるし、前みたく

ドジる事はないって、」

そして何故かいる諏訪隊長。

「司令室にいる太刀川隊に会わなくて良いん

ですか?」

諏訪「嫌、全員後ろに付いてくるぞ。

カルガモの親子みたいに……」

剣持は後ろを振り返ると確かに唯我隊員

を含めた太刀川隊が付いてきてる。

「目的地は小型格納庫で、何か面白い物は

ないですよ。」

アラシ「すまないな。皆。」

諏訪「何か剣持の奴。嵐山隊の木虎みたい

な性格になったな……」

後ろを振り返り剣持の顔を見て言う

諏訪さん。

小佐野「やっぱりそう思いますよね。隊長も

……木虎さんはまだ暖かさや人間らしさは

あるんですけど、」

太刀川「おい。剣持。そのつまんない性格

はどうした。」

「目的を達成する為に余計な物を斬り捨て

ただけです。」

淡々と答えて……

堤「目的ですか……」

「はい。余計な時間は捨て効率を意識した

機械の歯車になるのが、最適と

判断しました。」

太刀川「何だか遠征先で出会った連中を

思いだす。ユーモアの欠片も捨てた連中

を……」

出水「あれは、トリオン兵並みに何考えて

いるかわからないから怖かったな~」

笹森「所でこれ随分重いですけど、

中身は金属の部品ですか?」

アラシ「ピクルスだ。」

剣持を除くボーダー隊員「(;゚∇゚)?」

呆然とするが、

アラシ「7割ピクルスだ。俺の大好物

の……ぶへらっ!」

「何、無駄な労働をさせてくれて

くれます。」

躊躇なくアラシ隊員に一撃を与えた剣持。

言い方は何か変だが、怒っているようだ

……疑問系なのは、表情に変化が全く

ない。声を平淡の為、口から出た内容で

怒りを表しているか判断するしかない。

アラシ「ちょっと相棒。タンマ。」

「自分の荷物は自分で運びなさい。」

アラシに頼まれた荷物をアラシ隊員に

返して剣持はその場を離れようとする。

アラシ「待って!お前がいないと俺は

どうすれば、」

「諏訪隊長。太刀川隊長。司令室に戻り

ましょう。」

出水「でもよ。」

アラシ「……お願いよ!私を見捨て

ないで!」

小佐野「何か急にオネエ言葉になった!?」

国近「これは面白くなってきたーワクワク

。」

外野がうるさいが、俺はその場を移動しよう

としたら、

太刀川「効率を考えるならとっとと、これ

終わらせた方が良いぜ。剣持。」

「効率……」

俺は立ち止まり、少し考える。

「わかりました。さっさとアラシの用事

を終わらせましょう。」

荷物を両手に持ち上げて小型格納庫を

目指してスタスタ歩く。

 

太刀川「本当に機械的な性格になって

いるな。」

アラシ「日曜日に何かあったようだけど

『何も……なかった』の一点張りで、」

国近「目的の為、効率に物事を円滑に

進めるって言ってましたけど、」

諏訪「何かやな感じだな。」

剣持の後ろ姿を見て……一同思う。

その後ろ姿は酷く寂しそうな空気を感じ

見る人によっては孤独感を覚える

太刀川「でも何か寂しそうだな。あいつ。

最上さんを失ったばかりの

迅に似てる。」

出水「背中が泣いている見たいですか?

隊長。」

小佐野「…………確かに……悲しい感じ

しますね。」

堤「分かるんですか?おサノさん。」

諏訪「とっとと小型格納庫に向かうぞ。

お前ら、」

笹森「はい。諏訪さん、」

諏訪隊は既にリフトに乗り太刀川達を

待っている。

太刀川「あぁ、今行くよ。」

太刀川達もピクルスが入った箱を持って

リフトに乗る。

アラシ「えーと。小型格納庫の区画は

このボタンだな。」

ボタンを押してリフトが動き始め、

小型格納庫の区画まで下がるのだった。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

区画に到着してボーダー隊員達

荷物を運ぶが、途中で道に迷ってしまい。

歩いていると、

太刀川「うわっ、」

出水「のわ、」

諏訪「どわ、」

笹森「あれ?こんな所にコンテナが、

中身はピクルスか?凄いな~」

諏訪「おい、日佐人、堤、」

両手に荷物持ったまま、歩いた為に、

足元にあるコンテナに落ちた人達、

唯我「ちょっと置いてきぼりにしないで

下さい~~」

最後尾の唯我が走るつまづく、笹森と

堤を押し倒して、

コンテナの扉がしまる。

出水「何してやがる唯我~」

胸ぐらを掴まれピクルスまみれになる男達、

唯我「ひっ、暴力反対!」

太刀川「静かにしろ!お前らコンテナの

壁に耳を当てろ、」

太刀川は壁に耳を当ててシーっと周りを

静かにする。

コンテナの外では、

アラシ「では、ホバー9の貨物室に運んで

下さい。」

整備士「分かりました。」

コンテナが揺れ初めて、

唯我「動いてますよ。出られるん

ですか?」

パニック寸前になる真っ青な顔する

唯我を他所に、

諏訪「これって全部ピクルスかよ。

あいつどんだけピクルス大好きなんだ?」

コンテナの7割りがピクルスと知って

呆れを覚える諏訪。

笹森「確認しました。」

諏訪「脱出可能か?」

堤「鍵は掛かっていないので、可能です。」

諏訪「そうか。トリオン体に換装して、

コンテナ破壊はしなくても良さそうだな。」

太刀川「良い事思いついた……」

ニヤリと不適な笑みを浮かべる太刀川の

顔を見て、男達は巻き込まれた事実を知る

小型格納庫 ジェットホバー9

偵察機にして、空輸もある程度できる

ように改造した偵察機

そのホバー9の内部貨物場所に、大型の

コンテナを運びこみ、

整備士「では、失礼します。」

アラシ「ありがとう。」

俺はアラシのピクルスの箱を奥に置き縛り

既に色々なガラクタとも言える物が

所狭しと置かれた場所を眺める。

国近「工事のヘルメットだ~~。」

小佐野「竹刀がある。」

「クラッカー?待てこれって、……

説明しろ。アラシ。」

日曜日香取さんと一緒に購入した奴だ。

国近「あれ?太刀川さんは、」

後ろにいた筈の人達の姿が見えない事に

漸く気付いた国近さん。

小佐野「諏訪さん達もいないよ。」

アラシ「えっ?迷子か?」

「いや近くにいる。心配しなくても、

遠くにいないです。」

国近「そっか~~」

工事ヘルメットを持って安心する

彼女。

そうこれは全部創立記念パーティーを

盛り上げる為のパーティーグッズだ。

アラシ「フフフ。実は……」

不敵に笑い説明するアラシ。

 

回想━━━━━━━━━━━━━━━━

 

今日剣持が『お化け屋敷』に向かう前に

一の谷博士から司令室に連絡があった……

イデ「はい。博士。パーティーを楽しんで

ますか?」

一の谷《うむ。たった今回、パリ本部の

最高責任者に言われたのだが

施設のパーティー会場を盛り上げる為に

事前に用意した音楽会や歌手が来られ

ない事が分かり、急遽、各支部の人達が

購入したパーティーグッズを使った

パーティーに変更になった。開始時間まで

後10時間。すまないが、盛り上げる為に

購入したグッズをパリまで運んで貰え

ないか。》

回想終了━━━━━━━━━━━━━

 

アラシ「…てな訳よ。」

ゴーグルを装備して笑うアラシ隊員。

「……何故それを最初に言わない。」

アラシ「お前元気ないからさ。気分転換に

パリの景色でも見せたら喜ぶかなって、」

「さっきは打って悪かった……」

反省の声と共に頭を下げる

太刀川「さぁ出発だ!野郎共、」

何時の間にコンテナから脱出して

操縦室に入り込む男達。

国近「パリだって~~楽しみ~~」

出水「おっ、パトランプだ。」

唯我「あの、本部に報告しないと…

てか降りましょうよ。パスポート持参して

ないんですよ。」

ノリノリの太刀川隊は何故かシートベルト

をして着いていく気満々だ。

それを見て……

「降りますよ。皆さん。ってかいつも

間に乗り込んだんですか?」

太刀川達「えっーーー。」

トロイの木馬作戦でホバー9に侵入した

太刀川達は露骨にガッカリした

顔をする

「任務は遂行しますけど、この任務を

担当するのは誰ですか?アラシ。」

運送担当は地下工場で生産している関係者

を思い浮かぶが、アラシは冷静に答える

アラシ「俺とお前だ。」

何時の間にかパイロットスーツを装着して

ヘルメットを片手に持つアラシ。

「…まぁ良いでしょう。ただボーダーの

皆さんは駄目ですよ。今日は派遣みたい

な物何ですから、」

太刀川「ケチ。」

諏訪「えこひいきだぞ!」

文句をブーブーと言う。

「巨大怪獣対策の巨大ロボット乗りが何

子どもみたいな事言っているんですか。」

アラシと一緒に彼らをホバー9から降ろして

からじゃないと出動出来ない。

「アラシ。取り敢えず、彼らの説得を」

俺は後ろにいるアラシの方を振り返ると

アラシ「計器全てクリアっとイデ。

何時でも出れるぜ!」

既に操縦席に座りてきぱきと計器を確認して

いる、

「おい!」

アラシ「降りたい奴がいるならとっとと

降りろ!?パリまで飛ぶぞ。」

太刀川「やった!」

子どもみたいにはしゃぐA級の隊長。

出水「あっ俺トイレ行きたいから

ちょっと待ってくれよ。」

シートベルトを外して席を立つ出水隊員

。それに続いて

小佐野「あっ私も、」

国近「実は私も~~」

笹森「すいません。ちょっとトイレに…」

堤「早く戻ってこいよ~~」

数分後、用を済ませ操縦室に戻る

途中……貨物室にて

 

小佐野「このコンテナ大きいな、

中身何だろう。って、うわっ!!」

国近「小佐野ちゃん。待って今助ける

からっうわっ!!」

コンテナの中身を確認しようとしたら

コンテナの中に落ちる二人。

笹森「あれっ?」

出水「どうした?笹森。」

笹森「さっき、おサノさん声が聞こえた

ような。」

出水は周囲を見渡して、

笹森「何かあったんでしょうか?」

出水「先に操縦席に戻っているんだろ。

行こうぜ。」

笹森「そうですね。」

二人は操縦室に向かい。

誰もいなくなった貨物室では、

小佐野、国近「ていやー!」

コンテナの扉を無理やり開けて、

出ようとするが、

国近「危ない!小佐野さん。」

小佐野「おわっ!」

出る前に再び閉じ込められる。

真っ暗闇の中。

国近「何も見えないよ~~」

小佐野「さっきのパーティーグッズに

あった、懐中電灯を使おう。」

国近「おおう。ナイス懐中電灯。」

明かりを付けてコンテナの中身を見ると

驚く二人。

国近「ピクルス!このコンテナ

ピクルスのコンテナだったの~~」

小佐野「幸いピクルスで沢山ある

以外ソファーだの、机だのありますね。」

大量のピクルスの瓶を眺める二人は、

ピクルスの瓶以外にある物を見て……

国近「カロリーフレンドだ。」

小佐野「携帯ラジオもある。」

国近「あっ人生ゲームとボードゲームも

だ。」

小佐野「物干し竿に火掻き棒でしょうか?」

国近「コーラやジュースもあるよ、」

小佐野「防寒具だ。こりゃありがたい。

国近さんコレは着た方が良いですよ。

飛行機って寒い場合もありますし、」

国近「ありがとう。小佐野ちゃん。

お菓子の詰め合わせだよ。」

小佐野「食糧と飲み物は確保。トランプと

花札。」

国近「このコンテナ色々あるね~あれっ

これって?」

小佐野「スタンガンですね。電気が出る

でも少し大きいですね。」

国近「色々あるねぇ。ちょっと出るのは

後にしよう。」

物を物色していると剣道の鎧を見つける。

国近「わおっ!本格的だね~~」

小佐野「剣道の鎧にしてはメカメカしい

ですけど……なんでしょうこれっ?」

国近達が見つけたのは『お化け屋敷』に

務めている助手の物だ。

 

鎧ゲンブ

悪の組織ヨロイ帝国からやってきた悪の

科学者。ヨロイ開発を専門としており、

どんな怪人にもやたらとヨロイを着け

たがる。性格はわがままで、悪い。

 

ホバー9が稼働し始めたのかコンテナが

揺れる。

小佐野「あっ携帯ゲーム二つ。」

国近「ソフトは!?」

小佐野「対戦格闘ゲームみたいですね。」

国近「やろう!」

小佐野「えっ?ここから出るのは?」

国近「そんなの後でも大丈夫。ゲーマーの血が騒ぐ!!」

彼女達は問題ないのである。コンテナはしっかりと固定されていてコンテナがホバー9の貨物室に問題ない。レッドマンの超能力で彼女達の無事を確認した為、剣持も諦めてボーダーの人達をホバー9に乗せたのだ。

イデ《ハッチ開きます。発進して下さい。》

アラシ「ゴー!」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ルート18 クラーク海底基地から発進して

パリ本部に向かうホバー9

剣持は気付かなかった……

昨夜からボーダー本部に影浦隊長がボーダー

に来てない事を……

 

その頃ゾークロン達は、

「ハッピーバースデー君~~」

「ハッピーバースデーうぬ~~」

「ハッピーバースデーだよ。あんた。」

「ハッピーバースデー御主~~」

「ハッピーバースデー。親愛なる貴方~~」

「ハッピーバースデー影浦~~」

 

俺の名前は影浦 雅人17歳。

自宅から本部に向かっている途中。

黒ずくめの連中に捕まり知らない所に連れて来られてそして何故か誕生日祝いされている。

明らかに人間じゃない脳ミソが蛸並みに大きい赤い丸目の宇宙人達にハッピーバースデーされている。

ここが何処なのか俺は生きて帰れるかはわからないが、これだけははっきりと言える!!

……俺の誕生日はまだずっと先だ!

今日は確かに影浦の誕生日だ。だがな、影浦は影浦でも俺のおばあちゃんの誕生日だよ!?畜生!

影浦「離しやがれ!俺を解放しろ!脳ミソ蛸宇宙人!」

「ケーキを持ってきたんだ。食べてくれよ!」

両手両足を拘束されて、身動きが取れない今、俺は叫ぶしかなかった!

感情が分かるサイドエフェクトで分かる事は………コイツら本心で俺を祝っているって事だ。

余計わからないわ!!お前ら完全に悪の連中だろ!?

何で、俺の誕生日を祝ってるの!?いや正確にはおばあちゃんの誕生日だけどね!!頭が馬鹿になるわ!!

もう面倒くせえよ!コイツら一体なんなんだよ!本当によおお!!

うおおおおおおお!誰か俺を助けてくれええええええ!!

しかも何故か忘年会のアフロのカツラを被せてるし、

影浦の叫ぶが天に木霊する!?

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

太刀川「うん?」

「どうしましたか?」

太刀川「今、誰かが俺を呼んだような。」

出水「気のせいでしょ。さてとこの戦闘機

に武器はある?」

アラシ「一応レールガンと各種の

オプションパーツは持参してますよ。」

「アラシ。俺もオプションパーツを幾つか

貸してくれ?」

アラシ「良いぜ。ボーダーのと違って、

一々取り外ししないといけないけどな。」

「バズーカみたいな火器を詰め込んで

ないから念のためだよ。」

アラシ「ほらよ。」

「確かに借りた。必ず返す。」

手渡されたパーツをフライトスーツに

しまい、俺は電磁警棒とシゲハル

ソーセージのオマケに付いているモノホン

の忍び道具を確認する。

 

太刀川「何だか警戒しているな。」

俺の持ち物を見て太刀川は疑問に思う。

「何か、面倒な事が起きる……そんな

気がするんです。」

諏訪「コイツの虫の知らせは本物だ。

仮面の怪人のモールモッドの気配を読んで

いたしな。」煙草を咥えて嗜む諏訪さん

。ソーセージのオマケの鋭い刃の

手裏剣やクナイのダブりの数を数えなが

ら、リュックにしまう。常に持ち歩く

データアナライズのジャンクや、軽い

携帯出来るラジオや、空のペットボトル

と水が入ったペットボトル。前回活躍し

たとされ購入したバール。ビタミン剤や

カロリーフレンド。

鉄甲鉤、吹き矢、煙玉、鉄拳(武器)を

リュックの奥にしまう。

アラシ「一応全員。サバイバルキットは

持っとけ、墜落するかわからないが、

サバイバルナイフや応急処置の救急キット

もある優れ物だ。」

「了解。」

笹森「これか?片手サイズなんだ。」

それぞれ近くに備え付けられた

サバイバルキットを取り出す。

その様子を見ていた剣持の精神内部には

 

(……ベム。)

(…………漸く前を向いたか、夢想。)

日曜日の出来事以来夢想の精神は閉ざして

いたが、ある程度日数が経過すれば

人間少しは前を向くらしい……

お互い精神で会話する気も起きないくらい、

俺自身、一つの事に集中していたのも

ある。

剣持には、酷な事だがな。

(香取さんが、俺達の秘密を本部に

言ったらどうしよう。)

(その事なら暫くは様子見だ。水曜日

の今日、ボーダーの上層部に行っても

城戸派のボーダー隊員達が、俺達に攻撃

しない、監視もない……香取さんは、

報告していないんだ。俺達の事を…)

(じゃあ、香取さんは、)

(喜ぶな、状況ははっきり言って悪い。首に

鎖……弱みは握られているんだよ。

俺達は、)

(でも志岐さんみたいに、)

分かり会えると言おうとしたら、

(親友の友達が気が付いたら全くの別人に

なって友達の声と姿をして親友の周りに

いて何時でも親友に危害を加えるかも

わからないのに………………

お前は安心出来るか?)

(それは、…………)

香取さんは染井さんの両親が亡くなって

いるのを剣持は知っている。

大規模侵攻の日

香取さんを助ける事に優先して自分の

両親を後回しにして、彼女は両親を失った

香取さんは近界民は大嫌いだ。自分達の

日常を壊した存在を許さない。

(香取さんからみたら、俺達も今の日常

を壊すまさしく悪魔その物なんだ。怪獣

と扱いは変わらない。和解は不可能だ。)

(…………ベムの言う通り、それでも、

それでも俺は、)

宇宙からの侵略者、大地割り街を壊す

怪獣から、出会った人達を!ボーダーの

皆を!これから出会う人達も!

(守りたい!!!!!)

(!!!!)

死んだ心に活が、熱が、入る!

(香取さんに恨まれても憎まれても嫌われ

ても俺は……あの人の日常を、世界を、

守りたい!!!!!迷っている間……

考えている間に……

誰かが死ぬくらいなら後悔するくらいなら)

剣持の心は激しくも眩しい光だ。

(……………………お前はやっぱり持って

いる物はあるよ。)

(戦う事が罪なら…俺が背負ってやる!)

 

 

(俺はそれだけで良い…………)

強さとは肉体のみを意味する言葉ではない

……心。精神、覚悟、

数多くの戦いを経験したベムには、

それが今欠落している。

長く生きるとは幸せな事でもない。

辛い苦しい、悲しい、心すら死ぬ、

終わる事のない戦争に、ベムは考えるの

を辞めた……だが運が良いか悪いか、

死んだ心に活を入れてくれる存在がいる

………………お前は俺のヒーローだよ。

剣持夢想。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

地中海近辺上空

アラシ「もう暫くしたら、パリ本部に

到着するぞ。」

出水「あれっ?国近さん何処いたんで

すか?」

国近さんと小佐野さんは操縦室に戻って

きた。

国近「ちょっとね。」

小佐野「お腹いっぱい。」

諏訪「チョコレートでも食べたのか?

さっさと席に座れ」

小佐野、国近「はいはい~~」

 

アラシ「あれっ?やな予感が、」

「どうした?また予知夢か?」

操縦席に座るアラシの反応を見る。

アラシ「何か動かないんだけど、」

冷や汗を流し苦笑いするアラシに、

「どういう事だ?」

アラシ「何か、何か、引っ張られている

!!!!」

事態が急変する。

「振り切れ、」

出水「まさかのメーデー案件、」

太刀川「馬鹿辞めろ。」

唯我「こんな所にいられるか!?僕は部屋

に帰る!!」

恐怖で挙動不審になる唯我隊員。

堤「探偵物やサスペンス物で最初に

亡くなる人の奴の展開だ、」

太刀川「まさか、トラクタービーム。」

( ゚д゚)ハッ!とした表情をする太刀川。

諏訪「スターウォーズネタ辞めろ。おい、

大丈夫だよな!?」

アラシ「わからない、俺が必死に動かして

いるのに操縦が効かない……」

腕時計型の通信機器に連絡する。

「こちら剣持。緊急事態。現在ホバー9が

操縦不能!」

《ザザー。ザザー。》

「!駄目だ通信不能。妨害電波でもあるのか

……!!ジャンク、」

リュックの中のジャンクを取り出して、

データを救難信号と場所を打ち込み、

送信する。

「ジャンクは使えるのか、Wi-Fiは通じ

るなら、携帯ゲームのメールで、」

国近「華丸さんに送ったよ~~」

国近さんが、ゲーム機を片手に言う。

太刀川「ナイスだ。国近。」

国近「えっへん。」ドヤ顔で胸を張る

彼女。

(華丸って……)

(染井さんだな。てかっあれ、俺らの

じゃん)

ゴルドキング時に持ち込んだ携帯ゲーム機

もう一つは黒野先輩の物だろう。

「海に引き摺り込まれる!全員、対ショック

体勢!」

「「うわあああああぁぁぁぁ!!!!!」」

ホバー9は海中に姿を消した……

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ボーダーの食堂にて、

染井は香取に剣持の話をしようとしたが

香取は村上鋼に個人戦を挑み返り討ちに

合い。

食堂のテーブルに突っ伏していた。

若村「…今回は相手が悪いの一言だ。」

三浦「でも一応、3回は勝てたから成長

はしてると僕は思うな。」

励しの言葉を言うが、

香取は黙ったままだ。

【ピロンピロン。】

染井「うん?」

携帯ゲーム機のメールの音だ。

話題づくりに購入して、剣持と勉強の合間

に対戦とかしていた思い出の品だ。

荷物のバックから取り出して

ゲームのメールの宛名を見て驚きの目に

なる。

「宛名 ソード」

染井(剣持君!)

まさかの相手からの連絡にメール

染井「……SOS。これは緯度と経度の……

さっきまで無機質な剣持君からの

SOSの知らせに急いでスマホに登録した

ばかりの吉井に電話する。

相手は直ぐに出た。

吉井「はい。もしもし。吉井です。」

染井「急な電話をごめんなさい。」

吉井「いえいえ、井上君の家で、田端部長

と勉強会していたんですから、」

染井「……実は剣持君からSOSの知らせを

受けて」

それを聞いた吉井さんは、

吉井「そのメールの場所の事は書いて

ある?」

染井「あれっ?何か声が凛々しく

なってるわね。」

吉井「私は良いから詳しく。」

染井「緯度と経度が書いてあるわ、後、

メールを送れた場所は地中海のど真ん中…

吉井「どうして地中海のど真ん中にメール

が送られたのかはさておき、確実に普通の

事件とは違う事件に巻き込まれたわね。

どうっ一平。直人。」

電話の相手が変わったのか、

声が変わる。

田端「ちゃっちゃと調べたけど今日地中海

に海難事故みたいなのはない。」

井上「あの宇宙人にでも

拐われたか?」

吉井「もう!二人とも、ごめんなさい。

ちょっと私から『お化け屋敷』の人に

連絡してくるわ。」

染井「お願い。」

電話が切れて心配の表情をする染井だった。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

真っ暗闇の中、身体の身動き取れない

(ベム。ベム!)

夢想の声に意識を覚醒するベム。視界を何かの装置に塞がれて自分が、

数分間気絶してた事を思い出す。

(両腕と両肩と腰と両足が特殊金属に拘束されてるな。それにこの気配…)

自分が知っている匂いと気配を察して

(ゾークロン!!!!!)

視界は完全に塞がれてるが、視線は感じる

……

ドンの手下1「運良く界境防衛機関ボーダーの人間達を手に入れられた。」

ドンの手下2「さて、色々実験して死んだら

標本か、剥製にしますか。」

(ここって……)

(どうやら俺達は運が良いみたいだ。偶然にも敵の本拠地のUFOに捕まったらしい…)

(らしいって太刀川隊や諏訪隊の人達も捕まっているって事でしょう。)

(知るかよ。自力で脱出してこそ防衛機関

のボーダー隊員だろ。)

(そのボーダー隊員もトリガーがないと

只の一般人なんだよ。)

(……俺には関係ない!)

ぶっきらぼうな態度を取るベムに温厚な剣持は流石に怒る!?

(関係あるよ!皆は俺の先輩だし、俺より

も価値がある人達だ!?)

(死人の貴様に何が出来る!?)

(君が動く時に動きを阻害する。毎回!)

(……)

(きっと周りは更に不審に思うよね。

君は止まっては動いて、動いて止まって、

ロボットダンスになるね。)

(貴様…)

(俺はレッドマンとして戦う!救える命は救う。求職者だろうが、無職者だろうが、守りたいんだ!?俺は……)

ベムはボーダーで出会った連中や高校の

人達の顔を浮かべて、

(お前のは只の理想主義だ。甘過ぎで

吐き気すら感じる。……現実は違う……)

(現実主義も無関心でも構わないから、皆をボーダー本部に返すんだ。)

(……何様だ。お前は……お前の身体を支配しているのはこの俺だ。)

 

(それに……先輩達が無事じゃないと

またボーダーに怪しまれて任務に支障を

きたすよ。)

一理ある事を言われて、ベムは黙る。

(……ケッ!今回だけだぞ。)

(うんうん。今回だけね。)

完全に人間らしさ捨てるには、夢想の意識

を消す必要はあるが、現住民の意識を消した

経験はベムはなかった……

効率に無駄を省き、最短で目的を達成する為には手段も選ばない。

そう思って今日まで過ごしていたベムに、

剣持は心で語り掛けてくる。

本当に甘い!吐き気がする!

(さて、一番近くにいるのは、)

近くにはリュックを始め荷物や装備はない。

超能力で聴力を上げて音を反射させ索敵。

それによってUFOの構造を把握する。

一番近くにいるのは、国近さんと小佐野さん。

(さぁ効率良く戦闘しよう。暫くレッドファイト症候群はお休みだ。)

(……ブレてるなぁ~~)

このヒーロー任務の時は、現実主義の効率の塊となるが、同時に、恐ろしく戦闘狂の一面がある。

多分戦闘狂の一面は、任務が遅れると発生する持病みたいな物。ストレスが溜まると敵に八つ当たりする延長線なんだろう。

基本は仕事、任務……ゾークロン細菌怪獣

退治はぼちぼち出来ているから、

問題ないが、個人ランク戦だと、自由度が

少ないC級隊員の為に、イライラをぶつける

為に戦い方がヤバくなるんだろう。

「!!!!!」

全身に意識を集中して四肢に力を入れる

剣持。

ドンの手下1「おい。コイツこの拘束具

を破壊しようとしてるぜ!」

ドンの手下2「ふん、馬鹿め、地球人では

ソイツは壊れる筈がない。四肢を

引きちぎらない限り、外れない。」

【ミシミシミシミシ】

金属を固定する金具が剣持のパワーに

負け始めている事実に手下達は焦る、

ドンの手下1「おい、ヤバくないか?」

ドンの手下2「電撃を流せ!!

気絶させろ!!」

「ぐわあああああああ!!!!!」

頭部に付けられた装置から青い電撃が全身

に走り苦悶の叫ぶ!

ドンの手下1「下等な猿が、手間を掛けさせるな!」

地球人を見下した発言を聞いて!

生身で傷の治癒速度が高い……意識していたから気付かなかったが、

小南先輩に殴られても空中回転して着地

した安定感……間違いない……

(この身体は剣持夢想の入れ物。肉体

の持ち主に適応して生身で超能力が使える

なら、剣持夢想の身体能力を余裕で越える

俺の身体能力も使えるはずなのに……

勝手に人間レベルに無意識にセーブして

いたんだな。俺は……)

「うおおおおおおお!!!!!!」

【ミシミシミシミシミシミシ】

電撃を食らいながら金具が変形し始め

ドンの手下2「なっ!くそ!電圧を最大に

しろ!」

ドンの手下1「もうやってるよ!!

何で死なないんだよ!コイツ!」

既に地球人が即死するレベルの電撃を

受ける剣持は最後のフルパワーで、

「はああ……あああああああ!!!!!」

【バキバキバキバキバキン!!!!!】

剣持は全身の特殊金属の拘束具を

破壊して、頭部に付けられた装置を外し獲物を狩る目で

目の前にいるゾークロンの一体の頭部を高速移動で掴み……相手の頭を握り潰す!

【グシャグシャ】鈍い音が部屋に響きあっさりと床に倒れる首無し。

「………………」

ドンの手下1「ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!」

こと切れた手下2の姿を見て恐怖を覚える

手下1に剣持は人間味のない表情で尋ねる

死んだ手下2の懐にある光線銃を奪い

銃の先を手下1に向ける

「死にたくないなら、ほかに捕らえられた

連中の場所を言え。」

手下1から見えた剣持の姿は、無機質な悪魔

その物だった……

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

別の実験室……

国近(身体は何かに拘束されて動かない

し、真っ暗闇で何も見えない……怖い!

これってキャトルミューテーション!!)

牧場の牛や馬がUFOに連れ拐われる現象を

テレビの超常現象ファイルあるあるで見た

体験を自らする事になろうとは……

帰ってきた牛や馬はいない……その事実に

国近はこれから自分の身に起きる事に恐怖

した。

国近「太刀川さん!出水さん!唯我君!

諏訪さん!堤さん!笹森君!

小佐野ちゃん!何処にいるの!?」

恐怖に駆られた国近は激しく仲間の名前を

叫ぶ!

ドンの手下3「■△◆▲◎◎■△○▲」

通訳=「何て哀れな醜い生き物だ

…こんな人間を人間は美人だと

思うのか?顔が平たいぞ。そして顔の

中心に出っ張り(鼻の事)があるぞ?)

ドンの手下4「▲○■△◆◎▲○◆◎」

通訳=「地球に入りて地球に従え……

あの不細工と醜さで有名なガルガロン星人

の女王の連中と同じと思えば良いさ、

にしても本当に顔が平たい……)

聞いた事もない鳴き声を聞いて、

視界が完全に塞がれた国近はその鳴き声

で余裕で恐怖を加速させる。

国近(……近くに何かいる。しかも、

人間じゃない……)

《ビー。ビー。》国近がいるカプセルと

繋がった近くの大型カプセルには

不気味に蠢く黄色の芋虫のような姿を

した宇宙生物を手下3は見て、

ドンの手下3「▲○◎△◆■○◎○△」

通訳=「宇宙生物と合成実験15969回目。」

ドンの手下4「▲△○◎◆■◆△◎△◆」

通訳=「今度こそ成功してくれよ。」

装置を押そうとしたら、

ドンの手下1「△◆○◎■▲○!」

通訳=「すまないが、ちょっと扉を

開けてくれ!」

突然、実験しようとしたら実験室の扉を

叩かれてボタンを押そうとする指が

止まる。

ドンの手下3「○、◆▲■◎△○◆!」

通訳=「ちっ、良い時を邪魔するなぁ~」

実験を邪魔されてイライラしながらも

応対しろと仲間に言う。

ドンの手下4「◎○△◆■。」

通訳=「わかったよ。」

内側の扉のモニターに映る仲間の姿を

見て確認して扉のボタンを押す。

シャッターが開かれ、手下1の

姿を見た手下4は面倒臭いが応対する

ドンの手下4「■▲◎○◆?」

通訳=「どうした?何か問題か?」

ドンの手下1「○△◎……」

通訳=「それが……実験の事で……」

「ごくろう様。」

国近「!逃げて剣持君!」

視界を完全に防がれた国近の耳には

聞いた事ない鳴き声が沢山飛び交う中で

確かに聞こえた自分が知っている声が

耳に届いたと同時にゲーム等で聞いた

事があるビームの音が複数聞こえて、

何かが倒れ音が聞こえた。

自分の身に起きる恐怖よりも

知り合いの安否が心配になり、何とか

拘束具を外そうともがくが外れず、

ドンの手下4「◎■△!△■◎△!

▲◎■!!」

通訳=「コイツ!速すぎる!ぎゃあああ

!!!!!」

ドンの手下3「■○◎!◆▲▲◎■!◎○■

○◆△■……」

通訳=「動くな!こっちには人質が!

ぎゃあー!俺の両手が、命だけは……」

「対象を排除。」

複数のビーム音が国近の耳に聞こえ

知り合いの短く聞こえた声に……

安否は確認できた。

だけど状況はわからない

ドンの手下1「◆○◎▲▲■△▲◎……」

通訳=「チキショー。なんなんだよ!一体…」

「おい。この人の拘束を解除しろ。出ないと

撃つ。」

何かのキーボードを打つ音が聞こえて

私の身体の動きを縛る拘束具か解放される

国近「おっわっととと…」

少し段差が合ったのか倒れそうになるが

剣持君に抱き止められて、視界を塞がれた

変な装置を外されて国近の視界はクリアに

なる。部屋全体が薄暗く

電線のような緑色に光る怪しいパイプ

ラインが所狭しにある部屋で、緑色の光が

不気味に薄暗い閉鎖的な部屋を照らして

いる。

「数時間前に俺が言った通り…

国近さんは俺が守りますよ。

…………国近さん?何処か怪我でも

したんですか?」

こっちを心配する剣持君を見て安心した

のか……

国近「……けっ剣持君~

~凄く怖かったよ~~」

涙目になって思いきり抱き着き、

「前が、苦しい、息が、」

国近の柔らかい胸に顔を埋められ、

もがき苦しむ剣持とベム。

国近「うわぁああ~~」

泣いている国近さんをどうした良いか

わからないベムに剣持は、

(頭を優しく撫でれば良いんだよ。)

とアドバイスをして、片手は光線銃を

手下1に向けたまま、

残った片手で優しく国近さんの頭を撫で

るのだった……

数分後……顔を赤くして

気まずくなった国近さんを見ながら、

ドンの手下1「▲◎△■◎■◎■△▲!?」

通訳=「俺をどうする気だ地球人!?」

光線銃を相手に向けて、

「この人以外に捕まえた人達がほかにも

いるはずだ!?案内しろ。こっちの言葉

が解るなら、…案内しないなら光線銃の

餌食にする。」

手下1は目の前の地球人が素手で同胞の

頭を潰して殺した瞬間を見ている。

ヘタな事をしたら躊躇なく、手下3や手下

4のように殺されるだろう。

ドンの手下1「◆○◎■△△▲◎○◎■」

通訳=「こっちにコイツに似た醜い生き物

を捕獲した。ついてこい。」

「ついてこいって言ってるみたいです。

行きましょう。国近さん。はいっ」

国近「えっ?これ?銃?」

剣持に呼ばれて振り返ると光線銃を手

渡されじっくりと銃を見て……

「国近さんがこの様子だとほかの先輩達

が心配だ。急ぎましょう。」

黒焦げの焼死体の手下3と4の光線銃の

一つを国近さんに手渡して、

国近「私も戦うの?私、正隊員じゃなくて

オペレーターだよ。」慌てて焦る国近を

見て剣持はマドンナ先生に言われた

言葉を思い出した。

「一人で出来るより皆とならもっと凄い

事が出来る……うちの高校の先生の考え方

です。大丈夫。国近さんを俺が守ります

から……」

国近「////わかったよ。////銃なんて

ゲームセンターのガンシューティング以外に

使った事ないんだから、」

小佐野ちゃんや太刀川達が心配なのは本当

だ。自分と同じ怖い目に合っているかも

知れないと思うと動くしかない。

C級隊員の剣持が頑張っているのだから

先輩の自分も足手纏いだけは避けないと

……

「ゲームセンターのガンシューティングが

出来るならここはVRのリアル

ガンシューティングが体験出来ると思えば

良いのでは?」

国近「ゲームと違って生身だよ。ヘタする

と死んじゃうよ。」

「なら、一発もかすらずクリアするの

意気込みでお願いします。どの道、訓練

用のトリガーもない今、敵の物でも

構わないから進みますよ。」

手下1「■◆◎○◎!」

通訳=「置いてくぞ!」

「急ぎましょう。」

国近「うん。」

国近は実験室を後にした。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

小佐野さん救出はダイジェストで、

小佐野「いや~~助かりました。変な

巻き貝の宇宙生物と合体させられそうに

なった寸前で、」

背伸びして身体をほぐす小佐野さん。

「いやいや、全ては太刀川隊の

オペレーターの国近さんが、蝶の様に

舞って素早く敵の死角から一撃で、蜂の

ように刺すの流れで片付けましたよ。

流石、A級1位のオペレーター。」

小佐野さんに嘘を言おうとするが

国近「……その動きやったの剣持君

だからね。」ジト目で反論する国近さん。

扉が開いた瞬間、剣持は壁や天井を飛び、

国近さんと手下1の姿に気を取られた

相手を背後から攻撃。黒焦げにして、

小佐野を解放するのに成功する。

「さて残り太刀川隊諏訪隊とアラシの奴を

合わせて7人か?ここの見取り図や装備

がいい加減欲しい。」

国近「どうして?」

「既に3ヶ所、実験動物が暴れ、こうして

宇宙人も数人死んでる……見張り達が

警報かなんかが鳴るはずだ。」

小佐野「なら、とっとと移動しますか?」

「おいっ保安室に案内しろ。」

光線銃を手下1に向けて言う。

手下1「◎△○◆▲■◎◆」

通訳=「これ以上は俺がドン達に

殺されちまう!」

流石にドンとネクスト・シングの怒りを

買う事恐れていた

小佐野「何て?」

国近「剣持君解る?」

相手の言語が解るか尋ねるが剣持は首を横

に振り、

「いいや、でも言う事聞かないなら今直ぐ

に!!!!!」

(全身迫る敵意!この気配は…)

小佐野「おわっ、」

国近「きゃっ!」

小佐野と国近を抱き抱え、剣持は戦場で

培った本能から手下1から離れる!

剣持がいた位置に水のような金属の爪が通り

手下1の頭から足の爪先までを一刀

両断となる。

(この技はクリーマの爪。並ば、)

彼女達を落とさないように着地すると

引き裂かれた手下1の背後から、

姿を表す存在。

国近「……地球人……?」

金髪のドレッドヘアーの美形な男だ。

青い色を基調とした中国の拳法着と軍服を

合わせたようなタイトなスーツを身に纏い

肌色はやや白人よりの長身の青年が、

流体金属を右手に集めて槍のように

形を変えている武器を見て……

国近「あれって?迅さんや黒野さんが、

負けた…」

ヴァルジオン「何?迅だと~~」

美形の顔から極悪な面に替わり、

国近さんを離して国近さんに放たれた手刀の

一突きを剣持は止める!

(なっ何て筋肉の固さだ。)

(そんなレベルじゃないよ?鉄骨並みに

硬いよこの人!)

ヴァルジオン「ほう?俺の突きを止めたか

……」

片手で相手の手首を掴み国近さんを傷つけ

ようとした事に剣持夢想は怒る。

「女性に放つ物にしては物騒な物を!」

夢想は相手に睨み付けるが、

ヴァルジオンは、冷静に

ヴァルジオン「力こそ正義、負けた者は

勝った者の言う事を聞く。

勝者か敗者は戦ってきめる

それが俺の故郷のルールだ。」

エルヴィル星の環境は荒れた星だ。

他者を蹴落とせる者が栄光を手に入れられ

る。

「吐き気がする弱肉強食な考えだ。」

胸の中で戦闘をしたい欲求が生まれそう

になるが、

国近さんと小佐野さんがいる前に耐える

ベムと剣持。

(優先なのはわかってるよね。ベム。)

(口は言い、装備もない。足手纏いが

いる状況で無闇やたら挑む俺ではない。)

状況を整理して、相手と接近しながら、

国近さん達との距離を維持する。

(コイツ所々怪我を治療した形跡が

あるな。)

ヴァルジオンの左腕は包帯が巻かれて、

ギプスをつけられている。

身体のあちこち止血の後もあり無傷の

状態ではない。

「だが迅さんに手負いの深手を負わされた

なら貴方はボーダー最強の存在には勝て

ない。」

こういう奴は、強い奴との戦いを好む。

挑発行為をした剣持に目線を合わせる

ヴァルジオン。

ヴァルジオン「迅以上の強い奴が

ボーダーにはいるのか?」

興味を持ったのか聞いてくる。

(相も変わらず、こういうのには弱いな

。ヴァルジオン。)

ヴァルジオン「教えろ。」

「只で…」

ヴァルジオン「ふん。」

手首の力が抜けてヴァルジオンは楽な姿勢

になる。

ヴァルジオン「条件はなんだ?」

(凄いなぁ、ベムの言うとおりだ。)

(一時期俺は星間連合にスパイ活動をして

コイツと傭兵として組んでいたからな。)

回想━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

エルヴィル星人の中で俺はエルヴィル将軍

の正体を突き止める為に、里親のアイアン

グリーン本部長の力になる為に、

宇宙剣士達の友軍の傭兵部隊に潜り込み

情報を集めていた。

幸い俺がいた部隊は切り込み隊のような

連中の集まりで、実戦経験の不意討ちを

卑怯殺法を覚えれたし、アイアングリーン

やミラーマンにファイアーマンや

ジャンボーグAに恨みつらみを持つ

グロース星人達を影で葬っていたし、

銀河連邦に崩そうとするスパイを逆に仕留

めている内に何故か次元帝国ヘルガイアの

親衛隊にされそうになり、急いで銀河連邦

に戻ろうすると、

ヴァルジオン『狂ったか。ベム!トォウ

!』

何か友達を止めようと立ち塞がる

ヴァルジオンに、そもそも敵だから手加減

せず淡々に互いに空中高く跳躍して蹴りを

交差して

『レッド獄屠拳!』(ただのレッドキック)

ヴァルジオン『エルヴィル飛衞拳!』

互いに着地と同時に相手の両肘両膝を

すれ違い様にレッドナイフで切り刻み!

青い血が飛び散り、落下する相手に

ヴァルジオン『グオオオオオ!!!!!』

『さぁ何本目に死ぬかな~~』

レッドアローを沢山エルヴィル星人の身体

を刺して、

『( ´∀`)ハハハハハハハハハハハハ!!

!!!!!』

俺は高笑いと共に銀河連邦側に戻ったんだ

━━━━━━━━━━━回想終了━━━━

(お前悪魔だろオオオオ!!!!!)

剣持の魂の叫びを精神の中で突っ込み!

(そうか?任務の続行が不可能になり、上に報告。本国に帰還して別の傭兵部隊に配属される予定を邪魔しようとしたヴァルジオンを戦闘不能状態にしただけ

だぞ。)

(騙されないぞ。効率に捕らわれた哀しきの悪魔よ。文字でわからないけど関節に槍刺して身動き取れなくして、失血死にされる気満々じゃんか!?)

(性格が気に入らないのも個人的にあるな。)

(恨みしかないじゃん。あんなにビビるとは思って見なかったけど、)

土曜日のベムのビビりようを見て剣持は

言う。

(地力なら間違いなく俺より強い。只性格

が邪魔して不意討ちに弱い。

だから攻略は可能。今の任務だと障害に

なるから穏便にしているだけ、)

(ヒーローの風上に置けない赤い通り魔

め!)

「条件は俺達の仲間全員五体満足に

この船から生きてここから出る事、その

為には装備や道具がいる。」

ヴァルジオン「俺にここの船の連中を

裏切れと、」

「この条件を飲まないのなら、サブプラン

で行く。」

国近「えっ?そんなプラン聞いてないよ。」

ヴァルジオン「気が変わった……」

ヴァルジオン纏う気配が変わった

ヴァルジオン「貴様達を殺して時間をかけて

探すか。」

流体金属が集まり、槍の形となり、

「残念。」

剣持は光線銃を落として両手を上げて、

降参のポーズをして

 

「地道に脱出するさ。」

剣持の足にはく靴から無数の針が発射され、

ヴァルジオン「糞!」

槍を盾に変形される前に身体に何本か

針が刺さり、身体に異常な麻痺と眠気

がくる。

「対猛獣用や暴徒鎮圧用の痺れ針と

麻酔針だ。お休み。」

流体金属の槍を国近さんと小佐野さんの

両手を掴んで、間一髪に回避して、

実験室を後にして走る。

通路を移動しながら、場所を覚える。

(ベム。……この部屋に隠れよう)

「この部屋に一旦逃げ込みますよ。」

国近「あうん。」

小佐野「ちょっと休憩。」

無人の部屋に入り、様々な色の

カプセルを見て

「薬品室みたい所か、」

(言ったろ。不意討ちに弱いって、)

冷静にさっきのやり取りを見て、

(あいつ絶対怒ってるよ。)

国近達は深呼吸して、辺りを見回して、

小佐野「これってフロアの地図かな。文字?は良くわからないけど、」

「記憶して行くか。メモ帳がないのは痛いけど、」

(制御室に武器庫、ドッグ、実験室に捕虜の部屋、)

次々と場所の構造を頭に入れて、

(あっやっぱりベムはこの文字解るんだ、)

(英語と同じ宇宙の公用語だ。この広間

が……!)

「隠れて!誰かくる。」

全員黒い色の濃いカプセルに隠れて、

自動ドアが開いて、入ってきたのが人間だと知って小佐野さんは声をかけようとしたのを俺は小佐野さんの口を

片手で抑える。相手の姿に見覚えがあるからだ。

(すいません。小佐野さん。)

カプセルの青い色

赤い色のカプセルの液体を取り出して

退室する。

国近「日本人だよね。今の……」

小佐野「テレビで見た事ある気がします。」

二人が小声で会話してあると

「…竹中博士だ。」

小声で返事をする。

国近「それって連続殺人事件の。」

首を縦に振り、

「さて、脱出するには、ジェットホバー9を見つけて、色々使える物を集めて、太刀川さん達を探さないといけないな。」

小佐野「目標は武器庫と制御室?」

「監視カメラから諏訪さん達を探して、武器庫から装備を持って救出ってのがセオリーで一番良いけど、」

どっちを優先するかが問題だ。

フロアの場所は全てわかった……しかし片方行ってもう片方行く間に先輩達に身の安全を保証は出来ない。

「小佐野先輩。国近先輩。どうします?ボーダーのオペレーターとしての意見が聞きたいです。」

蚊帳の外だった二人に声をかけて、

小佐野「丸腰で何とかは流石に無理だよね。あんな変な人がいるし」

国近「でも、装備を取ってくる間に太刀川さんが怪獣と合体なんて困るし~うう~~ん。」

三人が悩んでいると、

???「お困りかな。紳士淑女の諸君。」

突然、上から聞こえて声に剣持は二人を庇うように構える。

「誰だ!」

〔推奨BGM W.l.N.R.出撃せよ 〕

アラシ「たくっ俺がいないとやっぱり駄目だな。相棒。」

上のダクトの出入り口の扉を蹴り飛ばして

三人の所にリュックと荷物を持って着地

するのは、『お化け屋敷』のパイロット

スーツに万能ヘルメットを装備した、

ピクルスまみれの戦闘隊員。

剣持は彼の名を呼ぶ。

「アラシ。」

アラシ「よっ10分ぶりだ。丸腰で二人も助けるなんてスゲーなぁ。」

 

「どうして此処に?」

アラシ「気絶した振りして靴に仕込んである対猛獣用の麻痺針で動きを止めて、レールガンで射撃してホバー9の貨物室の

ピクルスの山に隠れていたんだ。」

国近「あのピクルスの匂いだぁ。」

くんくんと匂いを確かめて、

アラシ「すまん。お前らが宇宙人に連れ拐われるのを黙って見ていて、」

謝罪の言葉と共に剣持達に謝るアラシ。

「隠れていたらどのみちじり貧だった。良く救出に来てくれた。これで作戦の幅が広がる。皆を助けるのを協力してくれ。」

剣持は謝罪を受け止め。共闘する。

アラシ「ここに来る途中諏訪隊の連中が

いる開発室みたいな所を見た。場所は

わかる。ほれっお前の荷物。」

「助かる。重かっただろう。」

自分のリュックの中身を確認して

アラシ「必要労力だ。気にするな。」

剣持はリュックを背負いクナイや

手裏剣を取り出し、万能フライトスーツ

のポケットにしまう。

「俺は制御室を抑える。アラシは

武器庫を頼む。」

アラシ「了解。【マーズアタック】の

火星人の親戚共は俺達が暴れたら警戒する

はずだ。」

国近「【宇宙水爆戦】のメタルーナ星人

では?」

ゾークロンの外見がアメリカ映画の昔の

宇宙人そっくりと論争する二人。

アラシ「随分と古い映画知ってるな。」

1955年のSF映画。ゾークロンに似てる

宇宙人事メタルーナ星人が出る。

ドラゴンボールのサイバイマンのモチーフ

でもある。

「二人とも映画の話は後で、1970年代の

【エイリアン】に出会さないように

動こう。」

レールガンのエネルギーを確認して仕舞う

小佐野「私達は?」

アラシ「片方は俺が守る。もう片方は

剣持が守れ、」

二人のオペレーターを見て、

剣持「じゃあ小…」

国近は哀しそうな目で剣持を見ている。

「…小佐野さんはアラシと武器庫に行って

下さい。国近さんは俺と制御室に……」

国近は心から笑顔で、

国近「ラジャー。」

小佐野「ガンバ。青少年。」

優しく剣持の肩を叩きサムズアップの笑顔

を見せる。

アラシ「とっととこのヤバい場所から

皆で帰るぞ。」

アラシはヘルメットを脱いで、

小佐野さんに被せる。

小佐野「おっ?」

「腕時計以外にそのヘルメットも通信機

が内蔵してある。後、頭部を守る兜は、

大事だろ。俺も何か防具。」

アラシのもう一つのリュックの中身を

調べて、

何故かある野球のキャッチャーの防具

を装備する剣持。

スロートガード、プロテクター、

レガースを両足に着けて、

最後にキャッチャーマスクを被り、

国近「私は?何かないの~」

小佐野さんもリュックを調べると、

小佐野「あっ?」

国近は期待の目で、

国近「何々?」

小佐野「剣道部の赤胴と工事現場用の

ヘルメットと水泳部のゴーグル

ならあるよ。」

国近さんは剣道部の赤胴と工事現場用の

ヘルメットと水泳部のゴーグルを装備

した。

「さぁ、閉まって行こう。」

キャッチャーマスクを降ろして、

各時2手に別れる、

アラシ「生きて合流しよう。」

「おう。」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

フランス花の都パリの名所

ノートルダム大聖堂の正面にある警視庁

パリ市4区オルフェーヴル河岸36番。

パリ警察庁の地下に科学特別機動捜査隊

本部がありその内部は細かく区画に分かれ

て大型訓練場を本日改め

パーティー会場にて

世界各国の科学センターから集まった

科学者達は議論を楽しみ、出資者や

スポンサーは急遽、パーティーを盛り上げ

る物を各支部から持参して、会場は混沌

となっていた。各支部の個性が集まり、

変な事になっている会場を見る日本支部

の皆。

ムラマツ「変だな~もう彼らが到着して

も可笑しくないのに……」

アーサー「今、支部に連絡した。」

アーサー隊長とホシノチーフが

スマホを片手に戻ってきた。

エドランド「どうだった?」

ホシノ「ホバー9が、クラーク海底基地から

発進したのを確認出来た。時刻は…」

ムラマツ「その時刻ならもう到着してる

はずだ。まさか遭難したのか?」

ホシノ「まだ断定は、」

色々心配するが情報が少ない。

そんな中……

黒野はセバスの息子とパーティー会場を

歩きながら、バイキング方式の料理を食べ

る途中、スポンサー仲間のカイトと

出会う。

カイト財団の人間で黒野と同じく、

スポンサーをしている。

カイト「元気そうだな。」

着こなしたスーツ姿で爽やかな顔を

黒野に見せる。

黒野「きらびやかは、科学特別機動捜査

隊の俺達関係者には無縁だな。」

大理石の歴史ある高級ホテルの

パーティー会場ではなく、警察の地下の

パリ本部の大型訓練場と言う

無機質な分厚い壁に四方を囲んだ

冷たい会場に皆が用意した飾り付けを

見て、

カイト「社交会は息が詰まるから嫌いだ。

それにパリ本部の周辺怪しい黒服が集って

いるようだし、」

紙コップに年代物のワインを注ぎ飲む

カイトを呆れた目で見て言う。

黒野「お前って専用のシェフがいただろう

。料理の国際大会の優勝した……」

カイトは紙コップを片手に、

カイト「ワイングラスが欲しい奴はグラス

を持参するさ。俺の専用シェフは、

持参した食材でパーティーの皆に料理を

回すを手伝うように命令した。」

黒野「このくしに刺した鮎の塩焼き

をか?」

カイト「旨いだろ?金が幾らあろうと

要は使い方が上手い奴が勝つ。高い物

沢山持って偉いと思う奴は、只の

成金だ。稼いだ分使うのは勝手だが、

そういう奴ほど物を大事にはしない。

長続きしない金持ちは見栄っ張りが多い

。」

黒野「耳に響くよ。」

ため息を吐き鮎の塩焼きを食べる黒野

カイト「今日は楽しもうぜ!」

黒野「まったまの骨休みと思えば

良いか?」

黒野はカイトと談話していると、

暫くするとセバスの息子が駆け寄り

黒野の耳元に小声で話す。

黒野「確かか?」

怪訝な顔をしてパーティー会場の出入り口

の方を見て、

カイト「……何か会ったか?」

黒野「それを確かめるんだ。」

パーティー会場の出入り口の外で、

スマホに出る

黒野「もしもし。黒野だ。吉井さん。

剣持がSOS信号を発している?」

電話相手の吉井は真面目な声で

吉井「フランスの地中海のど真ん中に

助けを求めるメッセージを友達に送った

んです。パリの音楽学校にいる友人から

ある動画が送られて来てその子の

ホームステイの家主、オカルトに詳しく

て、動画サイトで確認が出来ます。」

黒野「ちょっと待ってくれ。」

吉井さんに言われた動画サイトに

配信された物を見ると、

黒野(ホバー9!)

動画は5分間の物だが、距離があるが

ホバー9の形に近い戦闘機が海に引き摺り

込まれている。

黒野は再び電話して、

黒野「動画は見た……情報提供感謝

する。」

吉井「私は剣持君の友達の頼みを聞いた

だけです。剣持君達をお願いします。」

そう彼女は言い電話を切る。

黒野はパーティー会場に戻り、

キャップ達に伝える。

友人の纏う雰囲気が変わり始めたのを

見て、

カイト「どうした?」

ミートソースのスパゲッティを食べながら

酒を置いて話を待つ。

黒野「カイト。」

カイト「なんだい?」

黒野「ナイトライダーは?」

カイト「外にあるよ。……野暮用かい?」

ポケットから鍵を取り出して黒野に渡す

カイトは黒野の秘密を知っている数少ない

友人だ。営利団体の一面も財団財閥の当然

の物だが金や物で買えない物ある二人は、

信頼関係を大事にする。

黒野「あぁ。早いがリベンジマッチと

行こうじゃないか。何かお礼の品に

候補はあるか?」

熱々のフライドチキンとお茶を食べて

準備完了する黒野。

カイト「地球の物以外なら嬉しいな。

速く会場を出ろ。キャップ達に怪しまれ

ると面倒だろう。マイケル。彼に

案内を頼む。」

傍に控えている初老の老人が現れて、

マイケル「こちらに、」

黒野「何時もすまない。」

カイト「レディのは速さが基本だから、

他は期待するなよ。」

会場に出る前に会話を終えた黒野は、

マイケルに案内されて、

パリ本部の小型格納庫に到着して

カイト財団が開発した戦闘機を眺める。

夜間飛行を前提にした黒い塗装の戦闘機

鋭い剣の印象を持つこの戦闘機は

 

ナイトライダー

開発場所 カイト財団

敵基地の偵察・攻撃用に作られた高速

戦闘機。

コックピットに装備されたバイオ

コンピュータ『レディ』の働きにより

諜報活動や電波のジャミングを行う。

マッハ5で空を飛ぶ。

 

黒野「ナイトライダー……」

マイケル「整備は問題なく

燃料は満タンです。いつでも出せます。」

黒野はパリ本部の格納庫に到着する前に

ハヤタ隊員達と再会してブラックランチャー

を持って警戒している為、

黒野「マイケル。カイトを始め会場に集まっ

た人達に伝えてくれ。迎撃準備に参加した

方が良い。」

モニターでパリ警察庁の周辺に黒い

フォルクスワーゲンが集まり始めて

光線銃を持った黒服を見て、

黒野「…奴ら、俺達を一網打尽にする

つもりだ。こっちは任せたぜ。皆、」

マイケル「テロリストとして片付けさせ

ます。」

黒野「急いで会場に戻れ!動力室と発電

制御室を抑えられたら、出入り口密閉され

たら地下にいる連中はおだ仏だ。走れ!」

マイケルはお辞儀して

マイケル「…グッドラック。」

初老の執事を走らせて、

格納庫のハッチが開閉してナイトライダー

を上昇させてパリの夜空を飛ぶ!

黒野「敵の円盤か……なら、」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

〔推奨BGM 侵略者を撃て〕

「国近さん。もっと走って下さい。」

UFOの監視カメラの動きを読み国近さんに

指示を出して達磨さん転んだを繰り返し

何とか

制御室までの通路を隠れながら、見張りを

掻い潜り、制御室のドアが遠くから確認

出来る距離まで来た。見張りは8人。多い

な。やはり重要な場所には見張りがいる。

(ブルースーツ。警務隊の連中だな。)

実験室にいたゾークロンは緑色の丸目の

ゴーグルを装備してイエロースーツを

来た科学者タイプの連中だったが、

(警務隊の連中は選りすぐりの戦闘員だ

……俺の敵ではないが、)

国近「……この剣道の赤胴が重いんだよ。」

ゼェゼェと息を切らして剣持の横に倒れ

込みバテている。

太刀川隊のオペレーター。

国近「……スタミナ不足だ。こんがり肉か

強走薬を所望する。」

剣持はサバイバルキットを開けて、

「美味しくない携帯食糧か?カロリー

フレンドか?オマケにある兵糧丸か?

どれが良いですか?」

国近さんは好奇心に質問する。

国近「美味しくないって?どんな感じで?」

「栄養バランスはクリア。成人男性の1日

の栄養が詰まった変わりに味が薄く、

その上にとにかく油っこい。」

国近さんはカロリーフレンドは知ってるが

兵糧丸は漫画の知識とかある忍者が食べる

物としか知らない。

国近「兵糧丸は?食べたらモリモリ力が

沸くとか?」

「材料の成分は解るんです。それ潰して

混ぜて丸めて奴で、微妙な味です。

美味しくもない。不味くもない。見た目も

混ぜて丸めただけの物ですし、味は……

甘さがないお菓子のイメージで、」

国近「怖い物見たさに挑戦して見るよ。」

取り敢えず兵糧丸を食べる国近さん。

感想は……

国近「……凄く……凄く微妙だね~~」

口でそう言っているが、兵糧丸を全部

平らげた辺り、お腹が空いていたのだろう。

国近「微妙な物を食べた後に、味がある

メープル味のカロリーフレンドでお口直し」

剣持と国近は通路にある窓を見て、外の

景色を見る。深い深い海の底の景色が、

そこにはあった

国近「海底だよね。藻があちこちにあるし」

「走ってる間に深海魚や提灯あんこも

窓から確認しました。」

国近「UFOなら何で空を飛ばないん

だろう。」

「でも海の底なら俺達も閉じ込められて

いるのは確かですよ。」

国近「そっか。あっコーラ飲む。」

「オレンジジュースで充分です、飲み

終えたら貸して下さい。奴らの意識を裂く

罠を作ります。」災害救助用の虎模様の

ロープを持って、鳴子作りをする。

国近「音鳴らす物はどうするの。」

「……小銭でいいですか。5円玉が、

無駄にあるので、」

空き缶にロープを通す穴をナイフで開けて

国近「器用だね~~でも数少ないよ」

手に持ったコーラのペットボトルと

空き缶を見て、目をキラキラして彼女は

感心して言う。

「パーティー用のクラッカーも使い

ましょう。結構リュックに湿気ること

なく会ったのはありがたい。」

国近「見張りを続けるね。」

鳴子作りを急ぐ。

(ベム。国近さんの言う事、どう思う?)

(確かに気になるな。宇宙にしても世界の

空を飛ばないなんて、奴らは隠れるのは

基本嫌うからな。)

5分後、

「さて、プレイボールと行きますか。」

シゲハルソーセージのオマケの一つ煙玉

を見張りがいる所に10個投げて

手下5「◆◎■△○▲◆◎■○!」

通訳=「何だ?この煙は、糞!

何も見えない!」

「国近さん。手を離さないで下さいね。」

国近「ラジャー。」

煙の中を走る二人。

目眩ましと混乱する8人の見張りは、

動きまくり、敵に備える者、上に指示を

仰ぐ者に分かれて、

剣持は聴力を本来のレベルに戻して、

視界ゼロの空間を走る。

300㎞の音を聞き分けるレッドソナー

イヤーを駆使して、敵の位置を把握。

配置を見て、

「……素通りは無理そうだ。」

冷静に状況を見て片手に国近さんの手を

繋ぎ、残った片手には鋭い切れ味を誇る

ハイマンガンスチール製のナイフを僅かな

動きで振りコーラのペットボトルや

オレンジジュースの空き缶で作った

鳴子(音具)の中にある5円玉が音を

鳴らす。

【パァン。パァンパァンパァンパァン。】

無数のクラッカーの音が鳴り、敵が一斉

に音の鳴る度に音が鳴る方向に武器と

意識を向ける。

剣持は身近に光線銃を構えた敵の

頭部から背中に繋がった管切り裂く。

手下6「△▲○■◎○!○△◎!」

通訳=「何かいるぞ!!アベシ!」

(まず一人。)

ゾークロンは脳ミソが発達して頭蓋骨

や骨が無く軟体の身体に特殊多目的の

宇宙服を着て生活をしてある。

両手のガジェットアームは挟む掴む

殴る押す拾うの基本の甲殻類の金属

ハサミを装備して任意でハンマー

アーム等に装備してブルースーツを

始め彼らが着ている服は、生命維持に

必要な栄養や外敵から身を守る皮膚の

代わりである。胸の真ん丸マークは

装着者の健康状態を指した心電図。

背中には短時間なら飛行可能なバック

パックがあり、頭部のガラスケースに

管が繋がり頭部を維持する液体が流れ

ている。剣持が特殊ナイフで切断した

のは、その管。脳ミソを満たす液体が

外に流れ手下6の脳ミソは空気に晒され

大きい脳ミソは萎縮して石の如く固まる

彼らの死に方の代表はスーツの故障等

健康や生命維持が不可能になったら

脳ミソを満たす液体がマダラ色になり

腐敗が始まる事、

ゾークロンの弱点の一つだ。

手下7「○◎◆◆▲△!■■◎!」

通訳=「何かって何だ?ぐべっ!」

(二人。)

手下8「◎▲◎!◎▲△◆○◆!」

通訳=「おい!どうしごはっ!」

(三人。)

走りナイフをしまい。アラシにもらった

レールガンを5回別々に発砲。

脳ミソを守る特殊ガラスケースに小さく

ても穴を開ければ、液体が漏れて

皆、手下6の後を追う

手下5「◎△▲■!」

通訳=「ひでぶう!」

(残り一人を除いた奴らを排除。)

ソナーイヤーを解除して、音酔いを

抑えて急所を外したゾークロンに近づく

頭部を避け四本足の1本のみ狙い血を

流す敵にレールガンを向けそいつは叫ぶ。

手下12「▲■△△◎○○■○◎◆」

通訳=「ヒヒィー!!化け物ーー!」

香取『化け物!』

脳裏に過る彼女の声が頭から離れない

……だが今は太刀川さん達の身の安全

が優先だ。

生き延びた最後の一人に銃を向けて、

俺は言う

「俺は、お前達のような人を実験動物

程度に思わない奴らに容赦も情けも

しない。兄を殺したお前らを俺は

許さない。」

国近「!!」

表情は冷たく無機質だが声は怒りに震えて

いる。そんな剣持を見て、ここの宇宙人達

の命を簡単に奪う訳に剣持の兄の事が

関わっているのなら、一応の納得は出来る

「そこのドアを開けろ。開けないのなら

撃ち殺す。」

脳ミソタコ頭の宇宙人は剣持の迫力に押され

血を流した身体でドアを急いで開ける。

「…………国近さんは待っていて、」

国近さんをドアの真横から離れさせて

ドアが開くと同時に来る光線を、見て

回避する。

剣持は手下12を無視して、制御室に侵入

制御室にいた宇宙人達と無数の光線を

近くにいた手下12を光線の盾にして、

黒焦げになる死体を捨てて、

ナイフとレールガンのみで、光線を掻い潜り

コンピューターを傷付けないように、

敵を全滅させる。

「ふぅ…ふぅ…ふぅ…!!」

静寂が支配する中で、キャッチャーマスク

越しに死体の山の中、血溜まりと

返り血をプロテクターに付着して、

剣持は膝を付き、拳を握る。

国近は剣持に駆け寄り。

剣持は一人呟く。

「コイツらは近界民にも劣る連中だ!

この地球の生物を食らうイナゴと

変わらない…………」

剣持自身、ゾークロンの話はベムに

聞いた。知性を発達し過ぎて、

価値観が、宇宙でも5本の指に入る程

壊れた連中。

心や道徳を理解出来ない種族。

故に同族すらも観察対象に実験対象。

家族、親子、仲間すらも研究対象の

イカれた奴ら、

それがゾークロンだ。

この価値観故に、星間連合でも嫌われ

ており、銀河連邦が躍起なって残党狩り

をしている理由だ。母星を滅ぼした

程度に安心出来ない存在。

その連中の試作怪獣に兄を殺された

剣持夢想の怒りは相当な物で、

ゾークロンの円盤でゾークロンに遭遇して

生かさない主な理由は復讐心が原因だった

(夢想。コンソールを操作するぞ。

通信を妨害するジャミングを解除する)

ベムは冷静に剣持の身体を動かして、

コンピューターを操作する。

ドアを閉めて、

円盤のコンピューターを弄る剣持を見る

国近は心配そうな顔で、

国近「宇宙人のコンピューター解る?」

「解析も同時並行でしているよ。」

(ベム。この辺り、システムが地球に似て

いるよ。)

(お前、エンジニアやオペレーターの勉強

してくれて助かった。)

この同時並行は精神が二つある剣持だ

からこそ出来るやり方だ。

「『お化け屋敷』の勉強で地球より技術

が高いコンピューターでも基本は似てる

はずだから、」

国近「ふぅん……適当に宇宙の言葉で

反応しない?」

スマホにも音声で反応するアプリはある

剣持の手を止めて国近さんを見て

「やって見るよ。○■◎△。」

………………

国近「何て言ったの?」

「記録映像確認って言ったつもりだけど

無反応だな。」

緑色のコンピューターの操作盤を

再び操作すると、メインモニターから

一つの映像が出て二人は驚く。

国近「地球だ。」

ホログラムで地球一個大きく映し出されて

各主要都市の重要拠点が映像から映る。

「まさか……敵の侵略計画!」

(白々しいよ。ベム。)

(俺もそう思うが、仕方ないだろう。)

表情は驚きだが内面知っている事を

知らないフリするのは、精神に来る。

国近「剣持君。これ解読出来る?」

「宇宙の言葉は分からない……日本が集中

している。拡大して見よう。」

キーボードを操作して見ると

今度は違う意味で黙る

『三門市職業安定所』『名古屋市職業

安定所』『○○市職業安定所』……

とにかく日本全国の職業安定所が狙われ

ている事実に剣持と国近は暫く無言と

なる。

国近「敵の狙いって……」

彼女の口から出た言葉に俺は答える

「ハローワークですね。」

脱力感が半端ない衝撃の事実に……

国近「国会議事堂は?自衛隊本部や

ボーダーは?」

「……省かれてますね。」

国近「ワシントンDCは?ペンタゴンは?」

日本を離れアメリカの方を見ると……

「省かれてますね。職業安定とか雇用関係

の場所が映っています。」

それから世界の有名な

軍本部や政治の中枢を無視して

職業の関係やハローワークばかりが、

狙われている事実に国近は軽く頭を抑えて

「大丈夫ですか?」

国近「頭が痛い。敵の狙いがハローワーク

って聞いた事ないよ。主要施設無視して

職業安定所って……人類全てを無職にでも

するの。」

「取り敢えず、敵の侵略計画は知れました

……記録媒体がないのが、痛いですが、」

国近「私はさっき怖い目にあった宇宙人達

がこんな変な計画を主力にしている事実に

頭が痛いよ~~」

「ほか部屋を調べる。太刀川さん達は

何処の部屋にいるのかな。」

地球侵略計画のホログラムを消して

剣持は太刀川達が捕まっている部屋を

調べる途中に意外な人物を見つける。

国近「影浦さん。何でいるの?」

本日の主役と言うたすきを身体に掛けた

影浦隊長の姿が映る。拘束はされていない

が部屋に出られないようだ。

(俺達とは別口で捕まったのか?)

「場所は……じゃなくて、先にこっちの

通信システムを復活させないと、」

国近「出来るの?」

「やらないと助けも指示も出せない。やるの!」

UFOを覆うジャミングのシステムを止める為に急ぐ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

一方。

アラシ「通信はまだ駄目か?」

腕時計で剣持に連絡するがノイズが酷い。

小佐野「剣持君達。まさか敵に捕まったとか」

アラシと小佐野は通気口の通路から武器庫を目指していた。

アラシ「いや、アイツ剣持は鳳…カンフーと対人格闘訓練して互角だから問題ない。大方宇宙円盤のコンピューターの解析に手間取っているんだろ。」

小佐野「アラシ隊員は落ち着いてますね。」

前後ろを確認しながら進む二人。

アラシ「円盤に連れ拐われるのは、これが初めてじゃない。宇宙人の光線銃は?」

小佐野「持ってます。えっ?何回も捕まっているんですか?」

懐に閉まった光線銃をアラシに見せて戻してから、アラシの発言にビックリする顔をする小佐野。

アラシ「人間を労働力として捕まえていた宇宙人を誘き寄せる為に減量中のボクサーの格好してわざと拐われたり、敵の罠に

はまって捕まえたり、UFOを操作しようとして失敗して爆発させたりってそろそろ諏訪隊の連中がいる巨大生物の開発室の真上だ。」

【ブルブルブルブル】

音声を小さくした腕時計型通信機器

が震える。

アラシ「こちら、アラシ。通信良好。

」勢い良く小声で返事するが、

しかし帰ってきた声は剣持ではなかった

国近《あー。あー。ただいまマイクのテスト中。ごほん。アラシ隊員

聞こえますか。》

太刀川隊の国近が剣持の通信機で喋っている。

アラシ「あっ聞こえてます。」

小佐野「こっちも聞こえます。国近さん。」

国近《あっ小佐野ちゃん。今何処?》

小佐野「現在移動中の通気口の中で、開発室の近くです。」

国近《ならっ開発室の電源……電気じゃない

?とにかく明かりを消して真っ暗にするよ。》

《アラシ。聞こえるか?》

「制御室のコンピューターの解析は?」

《流石に難航している。後、影浦隊長も何故か捕まっている。》

アラシ「影浦隊長って?」

アラシ隊員は、ボーダー隊員に詳しくない。

だから後ろの小佐野の方を向いて、質問すると

小佐野が両目を鋭くキツイ目付きにして口を(`□´)ガオーとして元に戻り

小佐野「野獣のような顔したワイルドなB級のトゲトゲ頭の隊長です。滅茶苦茶乱戦に強い人です。」

アラシ「……用件は救助か?」

事情は知らないがボーダーの人が別口に

捕まっているようだ。

このタイミングにその連絡をするって事は

救助対象が増えた知らせだ。

《あぁ。通信は問題なしとして…よし、今4割解析完了した。武器庫は諏訪隊長達がいる部屋の一つ向こうだ。》

アラシは無言でレールガンを取り出し

国近《監視カメラはダミーで時間を稼ぐからよろしく~》

アラシは覚悟を決めて

アラシ「小佐野隊員は下に降りて来るな。諏訪隊長達は俺が救出する。」

レールガンにオプションパーツのアダプターを先端に装備して、

レーザーガンにして素早く構える。

小佐野「私じゃ足手纏いだからですか?」

後ろから聞こえる声は俺以上に落ち着いていた。

アラシ「……射撃は自信ある?」

暫く待つと、小さく「…ないです。」と返事が来る。

アラシは今回の事は自分の責任と思っている。

アラシ「今回は俺が航空ルートをしっかり

異常がないか調べるのを怠った故に起きた事だ。………全ての責任は俺にある。」

小佐野「……アラシ隊員のせいじゃあ」

アラシ「航空機の運転する操縦士は常に荷物にしろ。人にしろ。安全に目的地に到着させる義務がある。挽回させてくれ

。剣持!準備完了だ。」

《……死ぬ事は責任じゃないぞ。》

アラシ「……わかってるよ。じゃあ小佐野隊員は剣持の指示に従ってそれじゃ後でな!」

アラシ隊員は小佐野を置いて真下に通気口を蹴り破り破壊して、下に落ちる。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

巨大兵器開発室にて

 

諏訪「くそったれ!俺達をここから解放

しろ!」

笹森「諏訪さん。堤さん。」

堤「おサノさんは大丈夫かな。」

身体拘束され身動き一つも取れないまま、

次々と変な光を浴びされて宙に浮遊する

透明の丸いケースに入った脳ミソの怪物は

見たことない文字か数字を流れるモニター

とにらめっこしていた。

堤 大地が驚いたのは脳ミソさんは日本の

言葉を話している事実。

キリキリ「やはり何度調べても

身体能力は平均の地球人と

大して変化ない。だが今日まで、キールも

ホーンもヴァルジオンも次々とコイツら

退かれている。どう思う。界境防衛機関の

諸君。」

脳ミソの単眼が此方を観察している。

諏訪「誰が話すか!?口を割らねえよ。」

啖呵を切る諏訪に脳ミソは震える。

キリキリ「落ち着け、血圧が上がるのは

健康に良くない。知性はその物の貴重な

財産だ。俺はゾークロンのアホ共と違い

捕虜はしっかりと丁重におもてなしを

する、そうだホーンが言っていた

トリガーはいるか?」

諏訪達「!!」

諏訪達は驚いた。このままトリガーが欲しい

と言えば、この宇宙人はトリガーが用意

する。

トリガーでトリオン体に換装出来れば、

この拘束具も破壊出来てこの状況を

どうにか出来るかも知れない。

そんな希望的観測をしているが、

相手の狙いが今一わからないのが不安だ。

表情がわからないのが痛い。

てか脳ミソに単眼だしな。

俺達がトリオン体になってもどうにか

出来る手段があるのか?

諏訪(乗るか反るか……駆け引きが

大事だ。慎重に……)

諏訪「お前何が目的なんだ?」

考えた諏訪は質問する。時間稼ぎだ。

キリキリ「……俺は只、敵の詳しい情報

が欲しい。断片的な情報は色々な手段で

集まるが所詮は断片。実際に俺が直接

調べられる機会もそう多くない。

故に捕虜は大切に扱い。懐柔するのが

一番楽だ。」

諏訪「……成る程な。」

堤(実際、他の皆も心配だ。このまま精神

的に揺さぶりを掛けられるよりは……)

笹森(人質になって、状況は良くない。)

三人は目を合わせて、

諏訪(仮定だが、多分、ボーダーの基本は

まだ全部コイツらは知らない。伏せた

手札は取っとくにしてもそう遠くない内

コイツら俺達以外からボーダーの情報を

集める。早いか?遅いか?なら、俺達が

取るべき手は……)

諏訪「なら御言葉に甘えて貰うぜ。

トリガーを渡して後悔するなよ。」

キリキリ「ふん。渡してやれ。」

ドンの手下13「◎△■。」

通訳=「了解だ。」

脳ミソタコ頭赤丸目のタコ足宇宙人が

そそくさと移動して、

キリキリ「…何か世間話でもするか?」

互いに気まずくなり

諏訪「無理に会話が続かないなら辞めろ

よ。お前、無理に話題を作る必要ない

からな。」呆れた目をして宙に浮いた

脳ミソを見る。

手足は勿論全身は愚か内臓すらないのに

元気に宙に浮く脳ミソの宇宙人

手下13「■△◎。」

通訳=「どうぞ。」

諏訪「俺達全員に渡さないのかよ。」

キリキリ「いつ俺が三人分用意しろっと

発言した?」

いきなり諏訪の予想が外れたが、

堤「俺達は大丈夫です。諏訪さん。」

堤の発言に気を閉め直し!

諏訪の手にボーダーのトリガーを握りしめ

諏訪「トリガー起動!」

キリキリの目の前でトリオン体に換装する。

諏訪「さぁ~て暴れるぜ!」

特殊金属の拘束具をトリオン体の身体能力

で破壊して、キリキリに向かって

何時もの両手に馴染む散弾銃型トリガー

を出すはずだった……

諏訪「アレっ?えっ?」

トリオン体の両手から出たのは、散弾銃型

トリガーではなく、孤月に比べてブレード

の出し入れ自由で重さゼロ、

つまり両手から出たのはスコーピオンだ。

そう影浦のトリガーを諏訪が起動したのだ

【ヒュゥー。】

この時開発室の空気が止まり、冷たい風

が両者の間を通る。

諏訪「おい。脳ミソ。」

キリキリ「キリキリだ。」

意味なく敵の名前を知る諏訪隊。

諏訪「キリキリ……これっ俺のじゃねぇぞ

。はっ!」慌てて冷や汗だらだらで一度

笹森と堤達の方に見る。

堤「……」

笹森「…………」

二人は露骨に諏訪の目を反らした。

これはまさにスポーツで確実に決定的に

点が採れるチャンスを不意にした悲しい

エースを見ている気分だ。

正直かなり気まずい。

キリキリ「……トリガーの外見は皆似てる

からそれお前のだろ。」

諏訪「いや、俺のじゃないって、てかこれ

本当に誰のだ?太刀川隊でも俺らでもない

なら、」

キリキリ「バトル?戦う?」

脳ミソはやる気見たいだ。

だが諏訪は銃型トリガーを基本にしている

攻撃手トリガーは余り使わない、

諏訪「3分待って?」

トリガーを構成を確認して、

敵の目の前で練習する諏訪さん。

キリキリ「良いぞ。」

まさかの了承する敵。

諏訪は二人に近づく、

堤「トリガー構成は?」

諏訪「このスコーピオンの構成……まさか

カゲのか?何で?アイツのトリガーがある

んだ?」

笹森「戦えますか?諏訪さん。」

心配な表情をする笹森。

諏訪「カゲのサイドエフェクトなしで

カゲのトリガーってピーキー過ぎ何だが」

攻撃手トリガーの中で耐久力が一番低い

スコーピオン。迅がエンジニア達と開発

したこのトリガーは、

A級の風間隊、草壁隊の緑川、加古隊の

加古。嵐山隊の木虎、

B級だと香取が主に使っている。

…………

諏訪「……よし、もうっやるきゃっ

ない。」

自信はないけどを心に付け足して、

そして両者、今対峙する時、

そして開発室の明かりが突然消えた。

真っ暗闇となった状況に事態は動く。

キリキリ「??何だ?」

キリキリはケースの明かりを付けよう

とするが、

上から通気口の扉が落ちて来て、

落下した者を見る。

諏訪「お前はアラシ!」

アラシ「助けにきた。」

レーザーアダプターを装備したレールガン

から放たれた光線は、堤隊員と笹森隊員の

二人の特殊金属を破壊して、

二人を自由にする。

手下13「◆■△○!」

通訳=「侵入者だ!」

ゾークロン達が集まり初めて、光線銃の

無数の緑色の光線が飛び交う!

アラシ「きゃあっ!助けてー

ボーダー!」悲鳴を上げて、応戦する

アラシ。

諏訪「何しに来たんだよお前は!」

諏訪は諏訪隊の二人を安全な所に隠れ

させて、

諏訪「俺が突っ込む!援護頼んだ!」

真っ暗闇の中、スコーピオンを両手

を出して走る諏訪!

アラシ「えっ?あっ了解!」

拘束具を破壊したレーザーアダプターを

外して、代わりにエネルギーカートリッジ

を替えて、パラライズ弾を発射して、

ゾークロン達の動きを止める!

諏訪「おらっ!」

A級の動きは真似出来なくても、

枝刀(ブランチブレード)を両腕に生やし

て走る。そして

スレ違い様にスコーピオンで攻撃して、

ゾークロンの数を減らす。

キリキリ「……電源が何故落ちた。

まさか制御室を抑えられたか?」

キリキリの周りにいるゾークロンが

パラライズ弾で動きを止められて、

諏訪「覚悟しろ脳ミソ!」

キリキリ「舐められた物だ!」

キリキリは超能力を使い……

ホーン・ディアウトが姿を現す。

キリキリ「ホーン。獲物だ。」

殺戮者参戦!

キリキリは超能力でこの場から姿を消す

アラシ「瞬間移動!」

驚く間もなく腕を鞭の如く伸ばした

拳を4人は散開する事で回避する。

ホーン「全ク人使イガ荒イ奴ダ、」

真っ暗闇の中不気味に光る青い目玉。

諏訪の目の前に現れたホーンと対峙

諏訪「てめぇ!」

諏訪は両手のスコーピオンを振り回して

ホーンに攻撃するが、ホーンは跳躍し

天井を凹ませ勢い良く加速して、

諏訪のスコーピオンを攻撃を全て回避し

アラシの方に向かう!

諏訪はホーンの後を追おうとしたが、

ゾークロン達が邪魔で進めなく!

諏訪「てめぇら!邪魔だ!そこを

どけ!」

苛立ちながらもゾークロンの相手をする

諏訪!

 

アラシ「この!速えぇ!」

レールガンで射撃するが、

ホーンは停電状態の開発室を素早く

動きまくり!加速して位置を特定

させずにアラシ達を翻弄する。

諏訪「アラシっ!危ねぇ!シールド!」

パラライズ弾で身動きを封じた

ゾークロン達にトドメを刺して、

諏訪は加勢する。

咄嗟の判断で、アラシにトリオン

シールドを張り、ホーンの凪ぎ払い

を止める!

アラシ「助かったぜ!!」

諏訪「堤。日佐人!」

声を上げて自分の位置を教えて

堤達は開発室の機材に隠れながら

真っ暗闇の中で諏訪は合流して、

安否確認をする。

堤「あの宇宙人。暗闇でもお構い無し

アラシ隊員の攻撃が見える

みたいです。」

笹森「タコ頭の脳ミソは暗闇で混乱して

いる様子でしたからアイツが夜戦に慣れ

ているようです。」

ホーン「一塊チャン~~ス」

諏訪「伏せろ、お前ら!シールド!」

ホーンの両足飛び蹴りをシールドで防ぎ

反撃にスコーピオンをホーンに向かって

下から切り上げるが、距離を再び離され

てホーンは闇の中に消える。

諏訪「…せめておサノが居れば暗視が

使えるのに……」

小佐野(……すいません隊長。私は、

待機が限界です。訓練も無しにこの高さ

から着地は難しいです。すいません。)

銃撃戦が下に展開されても加勢しても

射撃のプロでも無いオペレーターが

穴だらけなる未来しかない為、

ダクトの中に隠れている選択肢しかない。

万能ヘルメットの通信機を起動して、

小佐野「剣持君。聞こえる。」

《どうした?小佐野隊員。》

小佐野「現在敵宇宙人とアラシ隊員と

諏訪隊長が交戦中、又、諏訪隊長は

どうやら影浦隊長のトリガーを使用して

いる模様。」

下から戦況を見て報告する気分は狙撃手

だ。

《映像から確認した。劣勢だな。電源を

入れるべきか……》

小佐野「私はどうしたら良い?」

下の戦いに加勢出来ない現状ここに

いるべきか、移動すべきか?

《念のため武器は手に持って下さい。後は

少し待機を……諏訪隊が合流した

ようですから、事態が動くはずです。》

小佐野「ラジャー。」

通信を終了させ小佐野は敵の光線銃を

両手に持って戦況を見る。

アラシは合流した三人を見て、指示を出す

アラシ「諏訪。このままじゃ駄目だ!

お前らが奪われたトリガーを取って来い!」

諏訪「アラシは?どうする気だ。」

壁を蹴り迫るホーンの拳を、身を低く

して回避するアラシは、パラライズ弾

連射しながら、

アラシ「武器庫はその扉を開けて真っ直ぐ

突き当たりの右だ。

何でも良いから装備着けて来い!」

だが諏訪の目から見えてもアラシが

不利だ。相手はA級とB級の2部隊でも

仕留められなかった相手。

戦力を考えても囮役が必要なのに、

諏訪「なら、俺も残「隊長が部下を守ら

なくてどうする!」…………心配するな

5分は死んでも稼ぐ!」

堤「隊長。」

笹森「隊長。」

……拳を握り、歯を食い縛り!

諏訪「直ぐ戻る!死ぬなよ!」

アラシ「剣持!」通信機に向かって叫ぶ

《了解……》

諏訪達が進む先にある分厚い扉が音を

立てて開閉して

三人は武器庫に突き進む!

ホーン「逃ガサナイデース!」

加速して最後尾の諏訪を攻撃しようと

するが、諏訪の背中から出現した

シールドで拳を止められて、更に

ホーン「ノーン!」

ホーンの拳に鮮血が舞う!

諏訪は自らの背中からスコーピオンを生やし

てホーンに一矢報いる!

諏訪「俺達地球人を舐めるなよ。」

頬に伝う涙を乱暴に拭き、

ホーンは諏訪を再び置いかけようと動いた

瞬間。

ホーンは背中から射撃され、全身の動きが

痺れる初めた。

アラシ「サンキュー諏訪。」

レールガンを両手に構えてニヤリと笑う

アラシ。

諏訪「ウオオオオオオオ!!!!」

全力疾走する涙を流す諏訪隊。

《小佐野さん。スタンバイお願い

します。》

小佐野「了解。小佐野 瑠衣

狙い撃つ!」

国近《わあおぅ。小佐野ちゃん。

格好良い!》

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

やぁ皆、阿修羅 直樹。25歳だ。

俺は現在……

阿修羅「とっとと俺をここから出しやがれ

~~糞野郎共(コンプライアンス為に)ピー

ーーー!!」

何故かUFOに捕まっていました。

ドンの手下14「△○■▲。◎■△○■△○◎◎◎■△!!」

通訳=「何て奴だ。もう3日間も叫び続けて

やがる!!」

ドンの手下15「◎○■△▲。」

通訳=「イカレてる。」

牢屋を見張るのはグリーンスーツを着た

赤い丸目のゾークロン達。戦闘員だ。

元々ゾークロンは怪獣を使った侵略を基本

にして自分たちはUFOで空襲が基本戦術だ。

数もそれ程多くない。

阿修羅「チキショー。ラーメン屋のバイト

を首になって新しいバイトに面接に行く

途中でこんな変な連中に俺のバイトと

就活を邪魔するなよ。糞ボケが!、」

魂の限り叫ぶ阿修羅をしり目に、

太刀川達は拘束されていた。

出水「向こうは滅茶苦茶うるさいですね。

唯我よりうるさい。」

頭に変な装置を付けられ拘束具で

身動き封じられていた状況で雑談していた

太刀川「そうだな。国近達はどうなった

のか……」

出水「それよりも唯我の奴。宇宙人に

奥の部屋に連れてかれたけど大丈夫かな?」

太刀川「まっ唯我だしな~~。」

特に心配もしてないのは、普段の太刀川隊

らしさ故か……

【バチ!バチ!バチ!バチ!!!!】

太刀川「何か電気の音が聞こえ初めた

けど!」

出水「これ!何か来ます!」

ボーダートップのエースの太刀川隊の

培った実戦経験が何かを察する!

ゾークロン達の見張りの目の前の

空間が歪み!トリオンの門が開き!

赤いスカーフと白い2つのマフラーに

黒いコート、漆黒の鎧に身を包んだ。

真紅の単眼の黒い兜虫トリオンの角

を生やした仮面の怪人……

ディアヴォロスが参戦!

ディアヴォロス「……さて、探すか……」

ゾークロン達は突然牢屋を前に姿を現れた

存在にビックリする。

ドンの手下14「▲△○◎■△!○■!」

通訳=「出会え出会え!敵だ!」ゾークロン

達は光線銃を一斉に構えて、

ディアヴォロスは銀のリボルバーを腰から

抜き放ち、

ディアヴォロス「エピタキンシズモス…」

(加速機械装置ギリシャ語)

一瞬でゾークロン達の前から姿を消し、

無数の銃声が瞬時に鳴り、再びディア

ヴォロスは姿を表した時、

この場のゾークロン全ての眉間に風穴

を開けて絶命して倒れる。

ディアヴォロス「雑魚が、」

出水「……何かヤバいな。」

視界が塞がり耳でしか状況を知る事が

出来ない出水は銃声と仮面の怪人の

機械音声を聞いて事態が急変する事を

知った。

【ガシャン。ガシャン。】

機械の足音が近くに聞こえる。

足音は段々こっちに近づき視界で良く

わからないが、やがて足音は俺達太刀川

隊の所で止まる

視線を感じる。酷く淡々とした剣持に似た

無関心の視線を、

出水「お前が噂の仮面の怪人か?」

ディアヴォロス「………………」

仮面の怪人は俺達からの質問には答えず

俺達を視界から外し周囲を見回して、

別の方に向かう。

太刀川「……良かったら、俺達を助けて

くれないか?」太刀川は賭けに出る。

普通ならこの手は危険な事だ。

既にボーダーの諏訪隊が二度も襲撃させられ

た。

どう見ても敵だが、助けが来るまでじっと

待つのは太刀川の本分ではない。

状況から聞いても見張りはもういない。

後は自力でこの拘束具外せば晴れて自由の

身だ。

ディアヴォロス「…………自力で勝手に

脱出しろ……」

銃声が牢屋に響き……太刀川は悟る。

太刀川「……出水……すまん。俺が馬鹿

やって……後は迷わず成仏しろ。お前の

墓にはお餅を供え物に置いておくからな

…………」

 

 

出水「人を勝手に殺さない。後、お供え物

は蜜柑でお願いします。」

身体を拘束する金属が音を立てて外れて

軽く宙を浮く感覚を感じ、重力に従い

金属の床に倒れる二人。

痛みで軽く悶絶するが、出水は両手で

顔を守り、両肘を打つ。

太刀川「……顎が痛い。」

出水「肘が痛い……」

二人は視界を塞ぐ装置を外し視界を確保

した。

そして気付く……

出水「どうやらあの怪人。俺達を助けた

みたいですよ。」

互いに身体を鳴らして

近くのUFOの機材に風穴が開けられた

ショートを起こしている。

太刀川「さて、武器を探して唯我を助け

るか……」

太刀川達が動く。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

太刀川達が牢屋から出て来る様子は

制御室から確認出来た。

国近「小佐野ちゃん。太刀川さん達は

妙な人に助けてもらったよ。」

小佐野《了解。》

国近「剣持君。良かったね。」

満面の笑みで事態が此方に有利になって

喜ぶ国近。

「えぇ。後は帰りの乗り物だけ確保して

全員無事に集まって帰るのみです。」

笑顔の国近に安心させようと希望的な

事を言う剣持だが……内心のベムと夢想は

警戒レベルを上げていた。

(仮面の怪人!何しにここに来た!)

(問題が増えた!くそっ!)

国近さんに言った言葉は嘘ではない。

だが現在アラシ隊員は、ホーンと膠着状態

……太刀川さん達は生身。

影浦さんと唯我隊員はまだ囚われている。

(ベム!)

(この状況を良くする策でも思い付いたか?

夢想。)

(…………解析でこのUFOの防御バリアを

外せない?)

(…どうする気だ。夢想)

制御システムのキーボードを忙しなく操作

しながら……

ベムに対して剣持夢想は言う。

(俺達の分身を自宅からここにワープさせ

よう。

場所はアラシ隊員が現在戦っている開発室

……)

モニターから麻痺を自力で治したホーンの

反撃にあって涙を流しながら叫びながら

逃げ惑うギャグ漫画顔のアラシ隊員が

ドアップに映る!

アラシ《きゃああああああああああ!》

ホーン《ヒーハー!!》

「後、10分は問題なく時間を稼げそうだ。」

国近「剣持君。無理だよ!」

後ろから国近さんのツッコミが炸裂する。

「諏訪さん達と連絡するにも通信機は

もうないし……太刀川さん達は諏訪さんと

逆方向に進んでいるようで、」

太刀川さん達が映るモニターを見ると、

武器庫を保管された自分達のトリガーを

探している。

モニター映像から見て隠れながら敵の

見張りの接触を最小限で回避して進んで

いる二人は……

「流石A級1位の太刀川隊。こんな状況でも

無駄のない動きをしている。」

無表情で答える剣持。

しかし国近は……

国近「スターウォーズの影響を受けてる

だけだよ。」

呆れた目でモニターを見る国近さん。

「…………諏訪隊長達。急いでくれ……」

ベムと剣持は必死に超能力を封じるUFOの

防御バリアの解除を急いでいた。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ヴァルジオン「己!卑怯な地球人め!」

床に倒れて麻痺していた身体の自由が

戻り始めた……

少しずつ身体が動き始めて、立ち上がり

ヴァルジオン「あの人間め!許さん!

エルヴィル星人の力、見せてやる。」

UFOの制御室にいる事を突き止めて

走り出すと、両者気配は感じ走るの止め

て敵に備え戦闘態勢を構える!

ディアヴォロス「あっ??お前は……!」

青き剣客、ヴァルジオンと仮面の怪人

ディアヴォロスがまさかの遭遇。

 

 

ヴァルジオン「誰だ!貴様は?」

あの人間の気配を探知して場所を特定し

向かう途中で、真紅の単眼を黒い仮面を

被った黒い鎧を身に纏う存在に、警戒する

ヴァルジオン……

 

ディアヴォロス「……運が良い。トリオン

を消耗する前に貴様に会えるとはな

!!!!」

最初は誰か分からなかったが、怪我して

いる箇所を見て迅と手合わせした宇宙人

と気付いた。

両腰からレイガストを取り出して、

両手剣を二刀流で、素早く走り出して

ヴァルジオンに斬り掛かる!

迅に受けた傷を幾つも完治してない

ヴァルジオンは二本のレイガストを

素早く回避して相手と距離を取り

ヴァルジオン「誰だか知らないが!

邪魔するな!、」

流体金属を8本の昆虫の手足のアームを

背中に形成して先端に刃を形成して、

右手に両刃の剣を形成し

ディアヴォロスと対峙する

ディアヴォロス「……今度は、こっちが

勝つ……」

剣客は手数もアームの長さもあるが、

怪人は焦らず剣客の動きに対応する!

両者の武装がぶつかり!互いに仰け反り

踏ん張る!敵の動きを両者先読みの応酬

をし無数の互いの斬撃を間合いを維持…

戦闘経験豊富の両者一歩も引かずに

ぶつかり合う剣撃が火花を作り!

両者に舞い散る。

怪人は二本のレイガストをトリガーの

状態に戻して空中高くにバク転して

距離を放す、

ヴァルジオン「邪魔だ!」

ディアヴォロス「通常弾。」

小型のトリオンキューブを直線に弾幕を

放ち、

ヴァルジオン「こんな物、武者修行にも

ならぬわ!」

右手の両刃剣を素早く動かして通常弾を

全て弾く!

ヴァルジオン「今度はこっちからだ!」

ディアヴォロス(やはり強い……さて、

剣の腕なら奴に軍配が上がるが、

パワーを上げるか……)

一気に踏み込み怪人の間合いに入る!

剣客の背中の流体金属のブレードアーム

を凪ぎ払い通路を斬り削りながら、

怪人の死角から後頭部を狙うが、

ディアヴォロス「……どうした?」

怪人の単眼から西洋甲冑の全身に掛けて、

赤い刺青が走り両腕を赤い腕に替えて

ブレードアームを片手で掴み力ずくで

振り回しアームを破壊する怪人。

ディアヴォロス「スラスター」

真紅の両腕の拳を構えて勢い良く加速した

スラスターで右ストレートを

剣客の胸にぶちこむが、

直前にバックステップで距離を稼ぎ

流体金属の円形の大盾を形成して

加速したスラスターの威力を殺される

ディアヴォロス「ちっ!」

円形の大盾は水飴の様に怪人の右手を金属

の粘液をまとわりついて右手の動きが完全

に封じられる。思わず舌打ちする程、

ヴァルジオン「クリーマの爪!」

ヴァルジオンの右手に包む流体金属が

相手を貫く西洋の騎士が扱う長槍に形成

させ、片手を封じ込めた仮面の怪人の

顔面目掛け放つ!

何かが砕ける音が通路に響く。

ディアヴォロス「……クリーマの爪

敗れたり……」

左の真紅の拳が槍が突き刺さる直前に

真下から渾身の一撃を込めた拳を打ち放ち

!槍を根元からへし折る!

折れた先端部分は宙を回転して通路の床に

刺さる。

驚愕な表情を怪人に晒す剣客。

ヴァルジオン(馬鹿な!この男クリーマの

爪の最も硬い部分を……)

ヴァルジオンは残り流体金属のブレード

アームを全て怪人に向けるが、

ディアヴォロス「変化弾!」

無数のトリオンキューブを出現させて、

トリオン弾その物を高速回転させ貫通力を

上げた射撃を放つが、

 

7本のブレードアームで動かし射撃をカット

する剣客!

ディアヴォロス(やはりバイパーでは破壊

は不可能か……だが、)

剣客は反撃に素早く金属針を放ち!速度を

上げてブレードアームで斬り掛かる

ディアヴォロス(シールド。)

トリオンの量がある状態の為シールドも

硬く大きい、火花と共に金属針を全て弾き!

ヴァルジオン「死ねーーー!!!!」

昆虫の手足の形をしたブレードアームを

一点集中で攻撃してトリオンシールドを

ヒビを入れて破壊する!

シールドが無くなり無防備になった怪人を

刺し貫ら抜こうと全てのアームを動かした

瞬間!

ヴァルジオン「!!!!」

突然前触れもなく身体が鉛の様に重くなる!

ヴァルジオン(何だ!?これは……)

7本の流体金属のブレードアームの各部に

トリオンで作った重しを乗せられて、

一瞬にも満たない僅かだが

剣客は怪人から意識を反らす、反らして

しまった

ディアヴォロス(ボーダーが近界民と共に

トリガーを開発して色々と増えた。

鉛弾(レッドバレット)は便利だな。)

先の変化弾にオプションの鉛弾を追加

していた。

ヴァルジオン「小賢しい真似を!」

右手の流体金属の両刃剣を振り下ろす!

が怪人は左手で剣客の放つ一撃を受け止めて

無防備になった剣客に怪人は決める!

ディアヴォロス「……炸裂弾……

そして借りるぞ竜剣(テュガテール)!」

大盾に捕まった右手が爆発し、

爆風で通路の突き当たりに吹き飛ばされる

剣客は自分の星自慢の金属を粉々に破壊

した相手を睨む!

流体金属の円形の大盾を粉々に破壊して

至近距離からの爆発で剣客は怯み、

怪人は右肩から背骨のような形状の

しなやか剣のトリガーを繰り出して!

剣客を撫で斬りにして床に叩き落とす。

ヴァルジオン「馬鹿な!俺達の金属を

エルヴィル星の流体金属をコイツは破った

だと……あり得ない……ゴハッ!」

砕けた無数の流体金属を掻い潜り

飛び移る小さな破片が漆黒の仮面に当たり

火花と共に単眼の悪魔を照らす。

ディアヴォロス「…………誘導炸裂弾

(サラマンダー)……」

間合いゼロで剣客に叩きこみ!爆発。

爆炎が晴れた時には……

剣客は口から青い血を吐き意識を失う。

敵の戦闘不能を確認して怪人は通路を

走り出す。

ディアヴォロス「個人の用事の一つは

片付いた……後は格納庫を探……」

唯我「いや~~~~実験反対~~~~!」

単眼部分の視覚機能を上げると見覚えが

あるボーダー最大のスポンサーの

息子が手術台に拘束され悲鳴を上げる

仮面の怪人は足を止めて、ため息を吐き

ディアヴォロス「…面倒くさいが放るのは

流石に寝覚めが悪いか……エピタキンシ

ズモス」

加速装置を発動して唯我が捕まった手術室

に向かう。

ヴァルジオン「!!!!俺は……まだ

生きているぞ!」

生身にもろに攻撃が直撃した身体から

青い血を流しながら立ち上がり、

姿が見えない怪人に敵意を向ける。

キリキリ(……聞こえるか。用心棒。)

ヴァルジオンの脳内に精神波が聞こえ始め

ヴァルジオン(キリキリか……侵入者だ。

……かなりの手練れのな……)

キリキリ(あぁ。ファマーディ様に報告した

……)

ヴァルジオン(実験動物達を集め過ぎたのが

問題になったな~~事態の収拾を動くぞ。)

キリキリ(奴らが脱出するには格納庫を

向かう必要がある。制御室の実験動物は

貴様に任せる!ホーンに格納庫を

抑えさせる)

ヴァルジオンは流体金属で傷口を抑え止血

して、

ヴァルジオン(ドンに伝えろ!この動力室と

操縦室を守れとな!この空母円盤は母艦

円盤と違いバリアしかないのだからな!)

流体金属で蝙蝠の翼を背中に生やして

ヴァルジオンは通路の壁を蹴りショート

カットして剣持と国近がいる制御室

に向かう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

その一部始終をモニターで確認したベム。

合理主義者のベムが内心嫌な顔をする。

(うわっ来たよ。)

露骨に嫌な顔するベムにじと目になる

剣持。

(やっぱり怒らせたのは不味かったよ。)

最初は両者の共倒れを見物していたが、

ディアヴォロスがヴァルジオンをノック

アウトしても持ち前のタフネスで気絶から

 

復活して真っ直ぐに制御室に向かう。

この円盤の罠のレーザーセンサー回避して

最短ルートで迫る剣客に対して、

 

国近「どうしよう~」

「今の装備で戦っても負ける 太刀川さん

達や諏訪さん達に有利にするように

フロアの扉を遠隔操作で武器庫を誘導して

るけど、時間がない!」

キーボードを操作してゾークロンの警務隊

を分断。閉じ込めているが、

太刀川達から見たら勝手に通路の扉が

開いて怪しむ状況だ。諏訪さんと反対方向

から移動した弊害だ。

太刀川《今度はこっちの扉が開いてる

……俺達を何処かに誘導してるようだが、》

出水《……来た道にはどの道戻れませんよ。

罠でも進みましょう。》

国近「あれ?ここの部屋って影浦さんが

捕まっている部屋じゃない。」

モニターとフロアマップを見比べて

太刀川《止まれ!出水。あれって

カゲじゃねえか?》

モニターから映るトゲトゲ頭の青年は

苛立ちと悪態を隠さず勝手に扉が開き

知り合いと再開する。

影浦《太刀川。てめぇ何でこんな所に…》

モニターからボーダーのメンバーが合流した

様子を見て

「影浦隊長がいる部屋に到着させて、

太刀川さん達に救助して貰いましょう。」

国近「何で影浦さんは拘束されてないん

だろう。」

アラシ《諏訪~~速く来てくれ~~》

(確かに……)

モニターから聞こえたアラシの悲鳴に

二人は真っ暗闇の開発室の機材を次々と

破壊してアラシと対峙するホーン。

【スパイダーマン】の如く飛び移る敵に

翻弄される様子を見て、

「もう5分はとっくに過ぎた。諏訪隊は

何しているんだ。」

ベム本来の任務対象のドン・ゾークロンの

姿をモニターから見ても

見つからない

確実に迫る剣客に、剣持達はUFOのバリア

解除に焦っていた。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

十数分前……

アラシを開発室に置いて走る諏訪隊、

途中の敵は諏訪が臨時に使う攻撃手トリガー

のスコーピオンで片付けて

武器庫の入り口に到着した。

ドアは諏訪達が到着すると入り口は

ゆっくりと開き始めて黒いローブの男が

静かに佇み

???「…………」

諏訪隊の前にソイツは武器庫に立ち塞がる

黒いローブを全身を隠した男は赤い

サングラス越しで笹森隊員を見て、

瞬時に両腰の光線銃を西部のガンマンの

動作でホルダーから引き抜き赤い光線を笹森

隊員に向かって放つ!

堤「危ない!日佐人!」

咄嗟に笹森を押し出してドアの真横に逃が

す事に成功したが相手の射線に今度は堤が

いる!

笹森「堤先輩!」

堤の顔面に直撃する寸前、堤の後ろ襟を

諏訪が引っ張り、笹森とは反対の真横に

隠れる二人。光線は通路の壁に直撃

する。

堤は笹森も咄嗟に助けた瞬間死を覚悟して

いたが、

堤「隊長…」

諏訪「俺の部下ならこんな所で

死に急ぐな!」

堤に激を飛ばして、|д゚)チラッと様子を見る

諏訪隊

諏訪「……武器庫に見張りや敵は想定して

いたよ。クソッタレ!あぁ。煙草吸いてぇ

ーー」

ニコチン切れも始め苛立ちを集まり

始めた状況に敵は一人。

脳ミソのタコ宇宙人の大軍を想定して

いたが、まさかの人間タイプ。

しかも諏訪の経験から見て出来る事が限られ

ている中の選ぶ戦術は……

諏訪「堤、日佐人、」

「「はい。隊長。」」

諏訪「俺が奴の注意を引く囮になる。

お前らは、武器庫にあるトリガーを全て

確保と何でも良いから宇宙人共の装備を

盗ってけ!」

諏訪は立ち上がりドアの前にいる

ローブを睨み付ける。

諏訪「さっきは部下が世話になったな。」

両手からスコーピオンの剣を出現させて

ニヒルに笑い。

諏訪「俺と遊ぼうぜ!エイリアン。」

両者戦闘開始

諏訪が両腕を×状に組みローブに突撃。

その隙に

堤「走るぞ。日佐人!」

笹森「はい。」

武器庫に侵入した二人は大量にある装備を

走り見る!保管されているトリガーを探す。

笹森「トリガーは何処だ。」

堤「キリキリって奴が部下に命令して

そこまで時間はかかっていなかった。

必ずあるはずだ。」

 

 

一方

力の押し合いになった諏訪とローブの男

諏訪「ガラ空きだ。」

???「!!」

本来の中距離射撃を得意とする諏訪は

相手の土俵なる前に至近距離から攻撃

するが、

諏訪(スコーピオンの硬度が押し負けて

やがる。どんな硬い物を服の中に入れて

るんだ!)

スコーピオンの刃が欠けてヤグザ蹴りで

ローブから距離を離しスコーピオンの刃を

修復させる。

 

諏訪「ちっ!」

光線銃の雨が諏訪を襲い掛かる!

素早くサイドステップで相手の射撃を避けて

再び懐に飛び込む!

スコーピオンを両刃剣の形から左右に

のばした形状に形を変えて、再接近、

男は光線銃を持ったまま諏訪の顔を殴る

諏訪「野郎!」

諏訪(トリオン戦闘体でこの威力…

…只の人間が放つパンチじゃない……

大体こっちが使っているのがスピード型

が愛用してスコーピオンなのも問題だ。)

態勢を素早く立て直し諏訪はスコーピオン

を縦横無尽に振り相手を狙うが、攻撃の

スコーピオンの横凪ぎを回避され、

相手の回し蹴りをモロに直撃してそのまま

今度は腹を踏みつけられて、マウントを

取られパンチの雨をまともに食らう諏訪。

諏訪(コイツ!喧嘩慣れしてやがる!)

光線銃を諏訪の眉間に狙い定め射撃!

咄嗟相手の二丁の光線銃を掴み射線を

外し回避、焼ける匂いを銃口から漂わせ

諏訪は相手の腕をしっかりと掴み!

諏訪「舐めるな!」

手首と両膝からスコーピオンを生やして

二丁の光線銃をターゲットに一閃!

諏訪「……カゲよりはヘタでもやれる

もんだな。」

相手も手以外から武器を生やしたのを

見て驚いている……

光線銃を切断して破壊成功する。

蹴り上げて間合い一気に詰め

両手からスコーピオンをブレード状に

生やし

丸腰になったローブに追撃をする諏訪。

諏訪「………………!!!!」

スコーピオンが無防備のローブの男の顔

に直撃する直前、自分の直感に従いその

場から飛び去る

……構えを風間隊長の真似をして

臨戦態勢を整える諏訪。

諏訪(コイツ……まだ何かある……頼みの

光線銃が使えない状況なのに……コイツ…

何だ……)

 

この時の諏訪の警戒は数多くの経験から

培った諏訪の直感……第6感が働いたのだ

 

危機を察知したその意味を身を持って

諏訪は知る事になる……

 

互いの距離は中距離……光線銃がない

黒いローブの男が普通は不利な状況だ。

だが……この中距離でも諏訪の危機察知

を感じる……

諏訪(落ち着け、まずは相手の出方を見る

どの道こっちにはシールドとスコーピオン

とバックワームしかない……カゲの奴……

癖が有りすぎるだろう……)

【ドン!】

ローブの男は腰を引く降ろし両足の

黒ズボンの膝下が破れ赤い鱗の肌を見せる。

黒靴を引き裂き赤い爬虫類の足を

見せる……

黒袖を破り肘から両腕を赤い鱗の力強い

両腕に変身させて、鋭い爪を伸ばし

後ろからは赤い刺付きの尻尾が現れる!

ローブ「…………」トゲラカラー4

驚愕の変身を見て驚く諏訪さん。

諏訪「……変身しやがった……」

瞬きした瞬間ローブの男が飛び掛かる

諏訪「シールド!」

回避が不可能と瞬時に判断してトリオン

のシールドを正面に出現させて初撃を防ぐ

諏訪は相手の手の甲から出現した

鋭い両刃の刺突骨を見て衝撃を隠せない。

諏訪(コイツ……ラスベガスに現れた怪獣と

同じ物を出しやがる……)

反撃をする諏訪だが、さっきとは相手の

動きも瞬発力が段違いになり

諏訪のスコーピオンが捉えられない。

爬虫類特有の素早さが防戦に追い込まれる

凪ぎ払う刺付きの尻尾を身を低くして回避

して紙一重鋭い骨の刃を避けてる!

諏訪(トカゲ男が!あの腹の硬さは奴のこの

並々ならぬ化け物染みた身体能力かよ!)

 

走り周り相手の追撃を撒こうするが、

必ず追い付かれる!

諏訪(グラスホッパー並みの跳躍力って

反則過ぎるだろう)

相手の連続飛び掛かりを諏訪は態勢を

兎に角低くしてに諏訪はフェイント気味

にスコーピオンを放つ!

???「…………!」

スコーピオンが顔面の皮膚に直撃して

火花が走る……刃は通り血は流れた。

相手は諏訪から距離を離し頬に付いた血を

指に付け舐める。そして笑う

諏訪「ヒィ!」

諏訪に本気の攻撃をするローブの男。

諏訪(……目で野郎の動きが捉えれない!

速い!速すぎる!)

気が付いた時には頭上から振り下ろす

尻尾と蹴りと両手から放たれる骨の刃の

連続高速回転攻撃の

ラッシュにシールドが耐えられず破壊され

諏訪のトリオン戦闘体はズタズタにされる

 

諏訪「クソッタレ!往生せいやーーー!」

互いに両手を組み力比べをするが、

力はローブの男の分があり、

【ブシャ!!】

諏訪の右腕が引きちぎられる!

諏訪の首を片手で掴み武器庫の棚に向かって

放り投げられ棚の下敷きになるのだった…

諏訪「グオオオ!」

???「…………」

諏訪が吹き飛された場所にローブの男は

跳躍して尻尾を一振りで棚を凪ぎ払い

倒れている諏訪の胸を等身大の爬虫類の

足で踏みつけ、鋭い爪で諏訪の両肩を

引っ掛ける。

諏訪(人間怪獣め!)

トリオンが漏れる諏訪の絶体絶命の様子

を武器庫の棚から|д゚)チラッ見する笹森

 

笹森「堤先輩。諏訪さんが!」

堤は取られた全てのトリガーを見つけたが、

どれが自分のか起動とを繰り返して

いた。

堤「わかってる!日佐人!これが

お前のだ!」

堤はトリガーをトレイに持って来たが

ローブの男が口から小型の緑色の火炎弾

を放ち!

笹森「避けて下さい!堤先輩!」

堤「うわらば!」

押し出して堤を庇う笹森。

諏訪「シールド!」

笹森達に向けて諏訪はシールドを展開する

この時、堤が持って来たトリガーのトレイ

を落としてどれが誰のトリガーが再び

分からなくなったのだ。

慌てる諏訪隊。

笹森「堤先輩。もう時間切れです。どれ

でも構いませんから!」

堤「もうこっちもこれで構わない!」

近くに落ちていたトリガーをそれぞれ

手元に持ち、

諏訪「早くしろ!」

諏訪が叫ぶ!

「「トリガー起動!」」

笹森と堤の二人はトリガーを起動して

堤は孤月二刀流に……

笹森は素手……互いに見合せ叫ぶれ

堤、笹森「……これ太刀川隊のだ!!!!」

笹森は出水隊員のトリガーを、

堤隊員は太刀川隊長のトリガーを換装して

しまったのだ!

諏訪「言ってる場合か!銃手のトリガーを

くれ!?」

こんな時に、シュールなボケとツッコミを

忘れないのがボーダー隊員!

ローブの男は諏訪を無視して堤達に襲い

掛かる!

笹森「堤さん!旋空孤月です。」

堤「日佐人は通常弾で弾幕を頼む!」

 

諏訪「……お前ら使えるのか!」

自分の部下がいつの間にそんな事出来る

ようになったのか、諏訪は感心して見る。

堤と笹森は互いの顔を見合わせ同時に言う

「どうやるんですか?」

ローブの男は空中から諏訪隊の二人に

目掛けてドロップキックを放ち!

堤、笹森「たわばっ!!!!」

(・_・)とした顔で吹き飛される二人!

諏訪「お前ら~~~~!」

旋空孤月は居合いの動作が発動条件。

射手のトリオン攻撃はトリオンを

飛ばす動作をしないと発動しない……

孤月を振るとは訳が違う!

吹き飛される直前……諏訪に向かって

一つのトリガーが投げ渡される

諏訪は影浦のトリガーを解除して、

諏訪「今度は癖のないので居てくれよ!

トリガー起動!」

一部の望みを掛けてトリオン戦闘体になり

千切れた右腕を復活させる。

両手に散弾銃型トリガーを出現させて

馴染みのある自分のトリガー構成に……

安心を覚える諏訪。煙草が会ったら一服した

い気持ちが恋しいが、今は戦闘に集中する

二人はシールドでローブの怪獣人間の怒涛の

連撃を防いでいるが、ヒビが入っている。

 

諏訪「おい!怪獣擬き!」

ローブはこちらを振り向いた瞬間。

両手の散弾銃が火を吹く!

相手に向かって通常弾が無数に飛び散り!

ローブの男に直撃し怯む!

再び諏訪に襲い掛かる怪獣擬き。

諏訪は中距離を維持して射撃を続ける

この光景を見た笹森と堤は……

諏訪の散弾銃型トリガーの攻撃を見て、

投げたトリガーが諏訪の物と知った……

射撃を続けながら、諏訪は叫ぶ!

諏訪「日佐人!堤!隙は俺が作る!

持ってる互いのを

トリガーを入れ替えろ!?」

その発言に二人は直ぐ様トリオン戦闘体を

解除して互いが持つトリガーを入れ替えて

トリガーを起動させる!

《トリガー起動開始》

《起動者実体走査》

《戦闘体生成》

《実体から戦闘体へ換装》

《トリガー起動完了》

諏訪「日佐人は旋空孤月!堤は徹甲弾!」

「了解!」

諏訪の指示に瞬時に動く二人!

 

笹森は空中高く跳躍して二刀の孤月を

居合いの動作によってオプショントリガー

が発動!居合い切りを放ち!

黄色い×状の斬撃波を飛ばし!着地!

???「!!!!」

ローブの男の胸元を×状の傷を作り出して!

鮮血を流し、

堤「合成完了!発射!」

貫通力を高めたトリオンキューブ

ギムレットを放ち!

ローブの男は両腕で傷口をガードして

両腕の赤い鱗が焼ける匂い漂わせながら

胸元の傷を守る!

笹森と堤をターゲットに動こうとした時、

諏訪「おい?」

諏訪「……強かったぜ……お前は……」

二丁の散弾銃を傷口に押し付けて引き金を

引く。

銃声が鳴り響き怪獣擬きは倒れその周囲には

血溜まりが出来た……

 

強敵を倒して駆け寄る諏訪隊。

諏訪「武器や装備や使えそうな物をとっとと

集めてアラシの元に戻るぞ!」

「「了解!」」

笹森達は棚にあるSFアニメや映画の持ち物

を急いでかき集める。

諏訪「こいつは……電磁ロッドって奴か

……」

堤「爆弾か?」

説明書がそもそも読めない中、

笹森「電撃銃か……一応持っていくか?」

入り口から複数の足音が聞こえ

三人は構えると太刀川と影浦に出水の

三人が銃声が聞こえてここに集まった。

出水「……諏訪さん。皆も脱出

出来たんですか?てか堤さん。それって

……」

堤「あっ借りてます。今返します。」

苦笑いしながら

背中に宇宙人の装備のジェットバックを

装備して光線銃を沢山両手に抱えて

太刀川「日佐人それ俺の。」

太刀川隊は諏訪隊の二人が自分のトリガー

を使っているの気付く。

影浦「おい!?何がどうなってやがる!」

状況が分からず諏訪に尋ねる影浦。

諏訪「ちょっと今、説明する時間がない。

『お化け屋敷』のアラシ隊員が一人で

敵性宇宙人の足止めしてくれてる。」

影浦に淡々と本人のトリガーを手渡して

諏訪「…悪いが少し日本に帰るには運転手

を助けないと……」

影浦は渋々、トリガーを起動して

戦闘体に変わり、

両手にスコーピオンを生やして、

影浦「後で必ず説明しろよ。」

好戦的な表情をして

急いで開発室に向かうボーダー合同部隊。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

合同部隊が開発室に、向かう間、

『絶叫の手術台』

手術台に寝かされ全身をコード付きの

拘束具に拘束させられたボーダーの

唯我 尊だった……

ドンの手下16「■○△……◎▲◆○△◎▲△

◆◆■■■■◆◆◆■■◆○△△△◎◎

◎◎△」

通訳=「美しい……ゾークロンの星の名画

『微笑みのジャギギギイイ』に匹敵する

美しさだ。是非、剥製にしたい。」

手術室にて無数の手術道具を見て絶句する

唯我。

言葉は通じないのに唯我は兎に角叫ぶ!

唯我「君!僕はこれでもボーダー最大の

スポンサーの息子なんだよ!?そんな僕に

君は何をするつもりなのかな!お金が

欲しいなら、僕がパパに掛け合うから!

お願い!?やめてえええええ!!」

みっともなく悲鳴と助命を懇願して叫ぶ

唯我隊員。

ドンの手下17「△◎○○◎△◎◎◎?

△◎▲■◆○○○△■▲▲?」

通訳=「頭に金属片を入れて操ろうかな?

それとも記憶消して人間爆弾にして

ボーダーと言う組織に送ろうかな?」

唯我「いや~~~~助けて~~~~」

涙と鼻水を垂れ流し必死に叫ぶ唯我隊員。

その頭にレイザーメスが迫る。

最早絶体絶命……

 

ディアヴォロス「五月蝿い。」踵に装備

されたレッグトリガーからスコーピオンの

刃を生やしてターンキック、切断音が先に

手術室に響き

二匹のタコ宇宙人の頭を水平に切断して

ズレ落ち倒れる。

その光景を見た唯我隊員は気絶する。

真紅の両手で特殊金属の拘束具を破壊して

両手を元の多目的の腕に戻す怪人。

ディアヴォロス「おい、起きろバカ?」

唯我の頬をペシペシと叩いて

唯我「う~。うっヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!」

目が覚めたら真紅の単眼の漆黒の鎧兜の

男が顔面ドアップで再び気絶しようと

すると頬を摘まみ、引っ張る

唯我「痛い痛い痛い取れちゃう。暴力

反対!」

涙目になりながら抗議する。

ディアヴォロス「心配するな。パワーを

通常より下げて人間レベルにしている。

通常なら叩いた瞬間お前の顔面は見るも

無惨になっている。」

唯我を手術台から立たせて、

ディアヴォロス「俺はこれから格納庫に

向かい脱出の準備をする。お前は…」

手術室の前にいた見張りの光線銃を唯我に

手渡して、

唯我「他の皆は?俺以外もいるんだ。」

太刀川達を心配する唯我。

ディアヴォロス「知るか、引き際を見極めら

れない奴からあっさり死んでいく…

…俺はお前らの味方じゃない。

自分で守れない奴はどの道、長くない。

……自分がまず無事で他の奴を助けるなり

守るなりしろ。」

現実的な言葉に対して唯我は

唯我「彼らに何かあったら僕が責任追及

されちゃうじゃないか!」

ディアヴォロス「自分大好き人間め!」

怪人はこの場から移動する。

唯我「僕を置いて行かないで!」

そんな怪人の後をカルガモの子どもみたく

付いていく唯我。

ディアヴォロス「格納庫で乗り物を確保。

それから他の連中の救出をする。」

唯我「もうそれでいいよ。」

奇妙な2人組は行動する。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

アラシ隊員がガチのピンチになっている間

急いでバリア解除をしてようやく超能力が

仕様可能になった!

(UFOのバリア解除完了!ベム!)

(来たれ!我が分身!そして変身して

アラシ隊員の元に駆けつけたまえ!)

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━

三門市 剣持の自室にて、

剣持の分身は、本体からのテレパシーを

受けて状況を知る……

(本体よ。お前がいる現在位置にヴァル

ジオンが高速で向かっている。そっちを

優先すべきでは……)

━━━━━━━━━━━━━━━━━

国近はモニターを見ながら叫ぶ。

国近「アラシ隊員は絶体絶命!」

アラシ《本当に死んじゃうよ~~~~

化けて出てやる!祟ってやる~~~~》

 

(ここは俺が引き受ける!行け!アラシが

死なせるのは俺が許さない!)

(…死ぬなよ本体。ヴァルジオンは地力

が俺達より上だ。適当に戦って退けよ。)

 

(本来の任務はゾークロン細菌怪獣並びに

その開発者のゾークロン達の抹殺!

忘れてはいない。)

 

(……なら良い。レッドマン超能力………

…ワープ。)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

アラシ「苦しい~~」

アラシは全身を赤い寄生体の触手締めを

されていた。それはまさにイソギン

ジャガーに苦しめられる石ノ森章太郎。

ホーン「楽シイ遊ビデシタ。」

 

ホーンは開発室を縦横無尽に触手で攻撃し

ながらアラシと追いかけ合い!

激しい攻防戦を繰り返したが、

遂に捕らえられてしまったアラシ。

小佐野は上のダクトから冷静にホーンを

観察して、仮説を立てる。

まずあの宇宙人は肉体が強力な器が必要。

だがそれもほとんどが消耗品。

現に、成人男性のムキムキマッチョマンの

身体の左胸と左腕から触手がはみ出て、

両膝から補強するように触手が突き破る

始末だ。人間の器の

全身の骨は恐らく全て砕けて、植物の

根っ子ように全身に触手を伸ばして補強

しないと通常の動く動作すら困難の筈だ

小佐野「はい。チーズ。」

自分が有利な状況程、知らず知らずに気が

緩む……東さんが解説する時に言っていた

言葉だ。

植物の根っ子と同じなら、根っ子の太い

部分……首筋、

小佐野が持っていた光線銃から

光線が放たれて、

アラシに意識を集中させた殺戮宇宙人の

急所に直撃!

ホーン「!!!!!!!!!!!!」

小佐野「命中確認…ではアラシ隊員。

お達者で。」

ダクトを移動して戦略的に撤退する小佐野

……したたかである。

ホーンは小佐野がさっきいた場所を攻撃し

ようと攻撃動作をした瞬間。

「レッドファイト!!!!」

赤い閃光と共にレッドナイフを片手に

アラシを捕まえていた触手を切断して

着地。

ホーン「来タカ!レッドマン!」

華麗に空中ジャンプして嬉しそうに言う

ホーン!脳裏に過るキリキリ達の為に

ホーンは全力を持ってレッドマンに挑む。

アラシ「どひゃ~~~

今度は何だよ~~」

宙に浮くアラシを助けて

レッドマンはホーンと向き合う。

銀河連邦の紅き掃除屋参戦!

ホーンはレッドマンの姿を見て構える!

ホーン「イイ加減、オ前ノ顔ヲ見飽キタ

デース。」

「イヤッ!!!!」

互いに守り捨て攻撃オンリーの応酬をして

転がりながら開発室の壁を破壊して移動、

両者アラシの前から姿を消す!

呆然となるアラシに……

諏訪「アラシ~~~~~~」

諏訪隊長が、仲間を引き連れて戻ってきた

その姿を見たアラシは涙を流しながら

諏訪に駆け寄り勢い付けてドロップキック

アラシ「諏訪く~~ん。遅いわっ!!

許さんぞ!この野郎!?」

諏訪「あわびょ!」

マウントを取り打撃戦に持ち込む。

 

諏訪「ちょっとタンマ!ゴハッ!グホ!

こっちも色々あったんだよ!!」

敵がこっちに来る足音が聞こえて……

出水「!!全員俺の後ろにいろ!?」

出水は武器庫からちょろまかした光の剣

ライトエネルギーサーベルを出現させて

ゾークロン達の光線銃の光線を反射しか

えしている!

まるでスターウォーズのジェダイのようだ

出水「どうする太刀川さん?アラシ隊員?

」防御に撤している出水隊員はこちらを

向いて言う。

アラシ「格納庫に向かうぞ!ホバー9に

乗って脱出だ!聞こえたか?小佐野さん?

剣持。」

小佐野《小佐野了解。》

《剣持了解!》

太刀川「了解!行くぞ。お前ら」

両手に持った光線銃を持って射撃する

太刀川。

諏訪と堤も射撃を手伝い!

敵が弾幕で怯み始める

アラシ「敵は怯んだ!全員全速前進!」

影浦「おら!道の邪魔だ!」

出水「進むぞ!お前ら!」

影浦のスコーピオンが変則的な攻撃で

ゾークロン達を翻弄して、

出水のライトエネルギーサーベルで

敵にトドメを差す。

太刀川達は開発室を出て全員格納庫に

向かう。

太刀川「EDF!EDF!」

相手達と光線が入り乱れる中、光線を放ち

走りながら変な言葉を叫ぶ太刀川であった。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

制御室、

アラシ隊員の無事を確認して、更に唯我

隊員が仮面の怪人と共に格納庫を目指して

いるのを確認した……フロアの

敵の侵入許した剣持は、迫るヴァルジオン

に対し迎撃する事に決める。

「……国近さん。」

国近「敵が真っ直ぐ来るよ。どうする?」

モニターからみたら目と鼻の先だ。

俺は国近さんの方を見て、

「……国近さん。これから来る敵は……

俺が引き受けます。」

国近は流体金属を使う宇宙人の姿を脳裏に

過らせて言う。

国近「あの人、間違いなく、迅さんや黒野

さんを倒した人だよ。一緒に格納庫に逃げ

よう。」

黙々と剣持はリュックからクナイや手裏剣

を取り出して、服のポケットに入れる。

「……例え二人で逃げてもあの速度なら

直ぐに追い付かれておしまいです。

俺は確実に貴方がアイツに殺されない

方法を考えて迎撃に決めたんです。」

 

国近「C級隊員の君では勝てないよ!」

後ろから悲鳴に近い言葉が来る。

「オペレーターの貴方が引き受けても

勝てません!」

こっちも正論を言う。

国近「!!!!」

どっちかが犠牲になるなら、価値がない

俺が残った方が良い。

「今から太刀川達に連絡してここに向か

わせても間に合わない……その時は仲良く

アイツに殺されてしまいます。」

キーボードを操作して格納庫までの続く

道に手下達を閉じ込める剣持。

 

「これで邪魔者は格納庫とここには来れ

ない……国近さん。格納庫に向かう準備を

……」

国近「やだ。」

剣持は後ろから聞こえた返事に振り返り、

涙を流す国近さんを見る。

国近「やだよ~~剣持君~~やだやだ

やだ!」

涙声を聞き、この人は本気で俺の為に

泣いてくれている事を知る。

剣持はそっと彼女の涙をハンカチで拭き

「………………国近さん。俺は貴方が

涙を流す意味のない人です。悲しむ必要は

ない……俺が決めた道だから……」

剣持は扉の向こうから聞こえてくる飛行音

を聞き、

「A級1位の太刀川隊オペレーター。国近

袖字隊員。貴方は敵の侵略計画の最優先が

ハローワークと知りました。貴方はこの

情報をボーダー本部と『お化け屋敷』に

この事を伝える義務がある。」

国近さんは少しずつ泣き止み、こちらを

向き合う

「俺は貴方を死なせる訳にはいかない!

さぁ、格納庫までのマップは覚えた?

脱出ゲームの始まりだ。」

国近「……わかった。」

静かに聞こえた彼女の返事に俺は、覚悟を

決めて

背後の金属の扉が破壊されて、制御室に

到着したエルヴィル星人。

全身を青い騎士の本来の姿となった状態で

俺達の前に立つ!

ヴァルジオン「さっきの小僧。俺に殺され

る覚悟は出来たか?」

剣持は国近さんを後ろに移動させて

「さっきは良い試合を見せて貰ったぜ?

お前が無様に仮面の怪人に負ける様を…」

わざと奴を挑発して

ヴァルジオン「ほざくな!小僧!」

「走れ!国近さん!」

エルヴィル星人に向かって剣持の靴から

再び針が飛び出るが、

ヴァルジオン「同じ手が効くか!」

床の隙間から流体金属の壁が出て来て

針を止める。

「同じじゃない!」

レールガンとハイマンガン特殊スチール

ナイフをそれぞれ両手に持ち、

ヴァルジオンに挑む。

国近「死んじゃ駄目だよ!」

ヴァルジオンの後ろを通り抜ける国近。

 

ヴァルジオン「逃がすか!」

国近さんの方を振り向く敵に……

「お前の相手は俺だ!」

ヴァルジオン「小僧!」

殴り掛かる剣持。だが回避され逆に殴られ

る。咄嗟にバックステップをして威力を殺

して両者対峙する上段から流体金属の

両刃剣を振り下ろす

剣客に対して、剣持は素早くスライ

ディングで回避して

制御室の壁を足場にして、剣客の顔面

目掛けて空中飛び蹴りをして剣客を

操作システムに叩き付ける。

追撃する剣持に対して

負けじと剣客は剣を振り下ろし凪ぎ払う

距離を維持しながら足場の床から次々と

迫る流体金属の槍に、串刺しに使用とする

が剣持は回避しながら、レールガンで応戦

。更に接近して持ってるナイフで、

下段から斬り上げる!

両者の刃がぶつかり、火花が舞い互いの刃

が離れた僅かな隙に相手の片膝を足場に

剣持はドロップキックを剣客にお見舞い

する。

フルパワーで剣客を壁にめり込ませる

間に剣持夢想は気付く

(特殊ナイフが!)

流体金属と刃を一度ぶつかり合い!

大きなヒビが入ったのだ。

流体金属の硬度が『お化け屋敷』の特殊

ナイフより上故に起きた弊害だ

(ベム。後一回でもさっきの刃とぶつかった

ら、ナイフが完全に砕けるよ。)

(わかってる。俺のナイフと違い

こっちのは良く一撃も耐えたよ。退くぞ。)

ヴァルジオン「逃がさん!!!!」

壁を砕き、両刃剣を右手に突っ込む

ヴァルジオンに対して、

剣持はポケットにしまった手裏剣とクナイ

を投げて、

「悪いが、時間切れだ!」

剣持は格納庫に目指す。

走りながら、剣持は自分の

レールガンにアラシに借りた可燃性の

ガス弾をカートリッジに入れ替えて発射。

手裏剣とクナイが剣客の剣に直撃し火花が

発生すると同時に引火爆発!

爆炎が迫る中全力で走り近くの部屋に

逃げ込み、爆発をやり過ごす。

爆発が無くなり|д゚)チラッと制御室の

方を覗く剣持。

(やっつけた?)

(否、精々嫌がらせ程度にはダメージを

与えた。そんな所だろう……アイツのタフ

差は本当に面倒臭いレベルだ。あれで

くたばるなら苦労しない……流体金属で

全身を覆いダメージは最小限に留めた……

だが止血箇所は良い感じに火傷した筈だ)

この部屋は狭いが客室のようだ。

(誰の部屋だろう……)

辺り調べる内にベムはある物を見つける

(……あっこいつは……)

その時剣持達が見つけたのとは……

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

太刀川「EDF!EDF!」

光線銃を持って敵を倒して進む!

太刀川達。

アラシ「小佐野隊員。現在位置は?」

腕時計型の通信機で連絡する。

小佐野《格納庫の真下、仮面の怪人が

右手からマシンガン出して脳ミソタコ

宇宙人が、全滅しているよ。早く向かい

に来て?》

国近《こちら国近。格納庫入り口にて

唯我隊員に合流。どうする?》

出水は大声で、

出水「俺の代わりに、ぶっ飛ばしてくれ。」

唯我「聞こえてますよ出水さ~~ん!」

《こちら剣持。格納庫に向かっている。

アラシ生きてるか?》

アラシ「おう。相棒。今俺は、何気ない日常

の有り難さを知ったよ~。生きてるって

素晴らしい。」

剣持の後ろから叫び声が聞こえてきて

《…………悪い知らせだ。迅さんを倒した

剣客が、格納庫に向かってやがる。》

アラシ「脱出の難易度が上がりやがる……」

アラシ達のやり取りを聞いた太刀川は不敵

な笑みを浮かべ

太刀川「……面白い。堤、笹森、俺らの

トリガー返せ。」

笹森「了解。」

全員は通路を抜けると、沢山のUFOの駐車

場の格納庫を見て圧巻する。

諏訪「こりゃ、大型の円盤の内部だった

のかよ。」

唯我「皆さん~~」

国近「皆~~」

太刀川達の元に駆け寄る二人。

出水「うわぁ……全員死んでいやがる……」

ホバー9周辺に倒れている死体を見て……

ディアヴォロス「…………」

諏訪は仮面の怪人を視界捉えた瞬間

警戒レベルを上げる。

諏訪「てめえ!何でこんな所に

居やがる!」

両手の散弾銃を仮面の怪人に向けて

唯我「ストップ!ストップ!諏訪隊長!

この人は俺を助けてくれたんです!」

太刀川「一応、俺らもな、礼の言葉は言って

おく。部下を助けてくれてありがとう。」

出水も前に出て……観察するように

仮面の怪人を見る。全身黒い装甲……

前にボーダーのメディア対策室でA級部隊

全員で剣持に書かせた絵を見たが、まさに

剣持が書いたデザイン通りの怪人物だ。

出水(剣持って意外に絵は巧いんだな。)

妙な所で感心する出水。

出水「悪いがあんたには色々と聞きたい

事がある。ボーダーの色々なトリガーを持つ

理由もその複数のトリガーを使いこなす

トリオン量も……事情聴取に付き合って

貰うぜ。場所はボーダー本部だ。」

 

ディアヴォロス「……断る。」

堤と笹森は無意識に警戒していた。

この仮面の怪人は太刀川隊長達を助けたが、

例のモールモッドを放った曲者である。

じっとこちら見通して、言う。

ディアヴォロス「俺は俺の理由の為に行動

する。偉そうな能書きは良い……俺を突破

しなければ、帰れないぞ。ボーダー。」

 

太刀川「そう見ていだな。」

仮面の怪人はボーダー達に向かって接近

腰ベルトから槍の孤月を抜き出して、

右手のマシンガンが発砲!

諏訪「シールド!」

諏訪がトリオンのシールドを全体に張り

マシンガンの弾をを弾く、

接近した怪人は素早く槍孤月を振り回し、

諏訪のシールドを破壊する。

ディアヴォロス「トリオン量が大分消耗

しているな。……否、」

残った片手にレイガストを出現させ、

シールドモードにして、

ボーダー隊員達の隙間を滑るように来る

スコーピオンの遠距離斬撃を防ぐ、

影浦「ちっ!」

舌打ちと共にマンティスを戻し、影浦は

飛び蹴り仮面の怪人に向かって放つが、

レイガストのシールドモードに防御される

影浦「!!!!」

幻踊孤月の性質を知っているが、米屋と

違い刃が180度の広い!

影浦(俺のサイドエフェクトがなかった

ら死んでやがる……マンティスも目で見て

から防ぎやがるし、)

相手は相当の手練れ……

出水「トリガー起動!」

堤「トリガー起動!」

笹森「トリガー起動!」

太刀川「唯我は国近とアラシを連れて

ホバー9に入れ!隠れてろ!トリガー

起動!」

唯我「り、了解ーー!」

トリオン戦闘体に換装した太刀川隊と

諏訪隊

その時、真横の壁を砕け!爆発と共に

「イヤッ!!!!」

ホーン「クタバリナサーイ!」

互いを殴りながら敵の小型UFOに落下して

爆発、

炎の中から姿を表した殺戮者と通路から

こちらに合流しようとした走る剣持の

横から立ち上がるレッドマン。

ヴァルジオン「逃がすか!」

流体金属の津波を使い剣持達の頭上を

飛び超えて着地するエルヴィル星人。

この時、それぞれがそれぞれの存在に

気付き、それぞれの因縁の相手と向き合う

単眼の悪魔、青き剣客、殺戮者、そして

レッドマン。

今、滅茶苦茶な敵味方入り乱れた乱戦が

始まる。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

〔推奨BGM 神々の闘い〕

ヴァルジオンはレッドマンの姿を見て怒り

に燃える。

ヴァルジオン「裏切り者め!ここで会った

が10万年!死ねーーーー!」

剣持を無視して、レッドマンに斬り掛かる

剣客!レッドマンは宙に飛び上がり

ナイフと刃が交差、火花が互いに飛び散り

ながら戦闘開始!攻守を替えて、刃が

激しくぶつかり合い音が鳴り響く

レッドマンがレッドナイフを振る

足場移動して迎え討つ剣客の剣術、

両者一歩も譲らない!

ホーン「オヤ?貴方ハイツゾヤノ……何シ

ニ来タンデスカ?」

ディアヴォロス「俺の目的は大体果たされ

た……後は貴様へのリベンジマッチだ!」

トリオンキューブの通常弾をホーンに

向かって放ち!ホーンはこれを加速して

回避、腕を伸ばして怪人に向かって放つ!

それ両足のジェットで空を飛び回避、

ディアヴォロス「地の利は俺にある。」

オプショントリガーのスパイダーの

透明度の高いワイヤーを大量に貼り、

加速したホーンの動きを封じる!

グラスホッパーで跳躍して、

孤月とスコーピオンでホーンに斬り掛かる

怪人!

ディアヴォロス「何!」

だが、仕掛けた全てのワイヤーが、

剣客の流体金属のナイフの雨で、切断!

ホーンは重力に従い落下して、転がり

ながらワイヤーをほどくホーン。

ホーン「ノーン!」

「イヤッ!!」

ヴァルジオン「もがき苦しめ!裏切り者」

剣客は片腕のみでレッドマンの首を締め

持ち上げて床に何度も叩きつける!

そしてそのままレッドマンを床に引き摺り

倒し踏みつけ追撃攻撃をする剣客に、

怪人は両手にレイガストを出現させ

ディアヴォロス「スラスター。」

加速して突撃して剣客と向き合う怪人!

ヴァルジオン「また貴様か!?」

ディアヴォロス「そいつは俺の台詞だ!

通常弾!」

レッドマンは何とか立ち上がりホーンと

向き合い!

 

ボーダーを無視して戦闘を開始する両者!

アラシ「今のうちにホバー9に乗り込むぞ

!野郎共!」

ボーダー隊員達(剣持を含めて)は

ホバー9に急ぎ乗り込む……

アラシ達が操縦室に到着して

操縦席を見ると

国近「どうしよう~~」

顔を青ざめた国近さんが教える。

システムの幾つかゾークロンに壊されて

おり、

「マジかよ……」

剣持は状況の悪さを見て、唖然するが、

アラシ「予備のパーツがあった筈だ!」

小佐野「修理は必要?」

ダクトから漸くホバー9に乗り込んだ小佐野

は事態に読み、工具箱片手に、操縦席に来る

……

国近「直せるの!小佐野ちゃん!」

小佐野「はいよ………まっ壊れてる箇所の

応急処置くらいなら、ただ……」

全員はホバー9の窓を覗くと

「レッドサンダー!」

両手から必殺技の光線が飛ぶが、

壁に天井に飛び回るホーンは全部避ける

ディアヴォロス「お前はお呼びじゃない

んだよ!追尾弾!」

ヴァルジオン「この一つ目騎士が!」

流体金属の針とトリオンキューブの弾丸

が無数に飛び交う光景を見てゆっくりと

小佐野は皆の方に向き合い言う。

小佐野「無事修理する迄にここが爆発

しないかは運試しですけど、」

アラシは大声で叫ぶ!

アラシ「太刀川隊は青い騎士宇宙人と

レッドマンの足止め、影浦さんと諏訪隊は

マッチョマンと仮面の怪人達を

ホバー9から離せ!」

アラシの指示に立ち上がるボーダーの皆

国近「私は?」

小佐野「修理を手伝う。まずこのパーツを

ゆっくりと引き抜き、予備のケーブルに

接続させる。」

国近「これ?にしても小佐野ちゃん。

何時から戦闘機の修理何て出来た?」

国近は疑問を言う

小佐野「『お化け屋敷』の司令室で勉強して

たページが丁度、ここの修理方法が書いて

あっただけ、」

ホバー9の出入り口にて

太刀川「手負いのようだが、一度アイツと

戦いたかったんだよな。」ノリノリに

孤月を持ち獰猛な顔付きになる。

迅と対峙して勝った剣客に強い興味持つ

出水「知っていますよ。フォーメーション

は何時もので、」

そんな戦闘狂の隊長の性格を知る。

射手のトップは呆れたため息を吐き

気持ちを切り替えて立ち上がる。

太刀川「あぁ。唯我。お前はレッドマンを

少し抑えてろ。手段はとらん。」

貨物室にあったガラクタの中に会った煙草を

一本静かに黙って吸う諏訪。

その心中に去来する物はいかような物か…

……仮面の怪人に負けて、ずっと悔しい思い

していた諏訪。

諏訪「…………」

笹森「諏訪隊長……」

堤「隊長……」

諏訪「行くぞ。お前ら、」

諏訪隊は歩き出して

出水「ほい。日佐人。」

笹森「……これって!」

出水は笹森にある物を手渡し

 

影浦「足は引っ張るなよ。諏訪、太刀川、」

太刀川「心配するな。カゲ。」

諏訪「お前が引っ張るなよ。カゲ。」

影浦「言ってろ!」

互いに軽口を叩き全員トリガーを出して

隊長達が立ち並び、乱戦する場所に

ボーダー参戦!

 

その戦闘から少し離れて

ヴァルジオン「死ねーーレッドマン!」

片手のみでレッドマンの宇宙拳法に対応

する剣客に連続回し蹴りの攻撃する

レッドマン、素早く互いに得意の刃の

ぶつかり合い、身体を回転させながら

流体金属の刃を叩き斬るレッドマン

「レッドパンチ!」

拳を赤く光と共にヴァルジオンに向かって

放つが、それをヴァルジオンは流体金属の

盾で攻撃を防ぎレッドマンの顎を蹴り上げ

て吹き飛ぶレッドマン。

ヴァルジオン「くたばれ!」

全身から金属針を飛ばして、レッドマン

は身を低くして回避、

迫る刃を両手に出したレッドナイフで、

止め火花が走りながらヴァルジオンの頭上

を飛び超える。

ヴァルジオン「!!」

後ろに回られた剣客は、

急いで背中から流体金属の刃を生やす剣客

だが、手応えがない!

ヴァルジオン「奴は、ぐはっ!」

真横から衝撃が走り今度は剣客が吹き

飛ばされる!

ヴァルジオン(ワープだと!)

片手の両刃剣で勢いを抑えて、踏ん張るが

レッドナイフが剣客の顔面に迫る!

ホーン「ヤハリ、手強イデスネ、

レッドマンハ……」

伸ばして片手でレッドナイフを止めて

残った片手は肥大してレッドマンに

叩き付ける!

衝撃音と共にに吹き飛ばされるが、両手に

持ったレッドナイフで、勢いを殺し向き

直るレッドマン。

(厄介な二人だ。)

ディアヴォロス「手は居るか?」

真横に着地する単眼の悪魔に、レッドマン

は両手を赤く発光させて怪人を殴る!

それをすんなり回避するディアヴォロス

ウルトラーVの時に対した怪人の行動が

レッドマン事剣持に敵判定になったのだ!

ディアヴォロス「まっそれもそうか……

ならお前にもリベンジしてやる!」

孤月を両手に持ち空中回転斬りを

レッドマンに向かって放つ!

「レッドアロー!」

両手から何時もの赤い槍を出して、

その一撃を防ぐレッドマン

ディアヴォロス「甘い!」

踵のレッグトリガーからスコーピオンの

鎌を生やしてレッドマンを蹴り上げる!

更にすかさず孤月を振り向き様に斬り払い、

レッドマンは槍でその斬撃を抑えて変わり

に膝蹴りを怪人に浴びせる!

腹にダメージを食らいながらも槍をバク転

して回避、

レッドマンの攻撃から離れた立ち位置に

着地すると

怪人の背後に突然散弾銃型トリガーを

押し付けられる

諏訪「楽しそうじゃねか。怪人。俺ら

混ぜてくれよ。」

ニヒルな顔をする諏訪隊長。

ディアヴォロス「邪魔だ。雑魚共。」

振り向かずに言う怪人に対して、

諏訪「いつかのリベンジと行こう

じゃねぇか……ミスター。」

ディアヴォロス「笑わせるな!」

孤月とスコーピオンを振り回して

背後にいる諏訪隊を両断しようとするが

太刀川「ひょいっと!」

壁を走りながら太刀川が仮面の怪人の

孤月を鍔ぜり合い!

太刀川「始めまして、太刀川隊の隊長の

太刀川 慶と言います!攻撃手1位の攻撃

手をやっています。」

二刀流の孤月を器用に使い分けて

素早く刃を振り被り、仮面の怪人に

切り込みを入れようしたが、途中

諏訪の散弾が飛び散る、

太刀川は直撃を避けて、

距離を取り、諏訪に文句を言う

太刀川「危ないだろう。諏訪さん。」

荒れた口調で抗議する太刀川に、諏訪は

怒り全開で叫ぶ!

諏訪「おい!太刀川、剣術使いの宇宙人

を相手しろよ!コイツは俺達の相手だ!」

 

太刀川「狡い!バイキング形式は?」

諏訪「うんな話びた一文もしてないだろう

!とっとと持ち場で戦え!」

走りながら、諏訪は怪人に向かって散弾銃

型トリガーから通常弾を放つ!

仮面の怪人はシールドでそれを防ぐ

ディアヴォロス「お前程度で俺に勝てると

思っているのか……」

諏訪「思っちゃいないよ。俺がてめえに

負ける事も想定して俺は行動しているんだ

!クソッタレ!」

散弾銃型トリガーを兎に角、撃ちまくる。

ディアヴォロス「並ば大人しく負けるが

良い……」

別方向から通常弾が直撃する!

堤「隊長!」

諏訪「堤、十字放火の陣だ!」

仮面の怪人を中心に十字を造り射撃する

二人。

ディアヴォロス「小癪な真似を…」

ホーンに再戦を望む単眼の悪魔は苛つく

そんなホーンは……

ホーンの伸びる腕から放たれた

ラリアットを避ける影浦は変幻自在の

スコーピオンを手数のマンティスで連続

攻撃で翻弄する。

ホーン「何デ当タラナインデスカ!」

影浦のサイドエフェクトの『感情受信体質

』のおかげで、相手の攻撃を見切る。

影浦(コイツはスピードパワーがそれぞれ

高いが、攻撃手段が格闘オンリー…

しかも、無駄が多い。)

ホーン相手に影浦は相性が良いみたいだ。

素早く移動しながらUFOの上に飛び回り

壁を這うホーンに遠隔斬撃のマンティス

で追撃する!

影浦「どうした?エイリアン、当てて見ろ

よ!」

【バチバチバチ。】

影浦(厄介なのは、騎士宇宙人の方だ。)

自分に目掛けて飛ぶ金属針をシールドで

防ぎ、ホーンのストレートパンチを回避

してすれ違い様に手首から生やした

スコーピオンで狩り取る!

ヴァルジオン「どいつもコイツも邪魔

ばかりして!」

出水「うわぁ……スコーピオンの上位互換

じゃん。追尾弾。」

相手の死角に狙いトリオンキューブの弾丸

が無数に飛ぶが、剣客は自らの流体金属で

全身を覆い、トリオン攻撃をガードして

代わりに針千本を全方向に飛ばす!

 

出水「うんなのアリかよ。シールド!」

その場にいるボーダー隊員は金属針を

シールドで防ぎ、

怪人はレイガストをシールドモードにして

ガードして、ホーンは回避。

レッドマンは両手レッドナイフとレッド

アローを持ち全て弾く、

「イヤッ!!!!」

レッドアローをヴァルジオンに向かって

投擲して、瞬時にヴァルジオンは、

右手に両刃剣を形成して振り払い

弾き落とす!

ヴァルジオンはボーダーを無視し、

レッドマンに突撃して斬り掛かる!

レッドマンはレッドナイフのみで応戦!

刃と刃が押し付け合いながらも両者は

向き合う!その時、両者の頭上高くから

太刀川「楽しい所悪いが、俺も混ぜろよ

エイリアン。」

二刀の孤月が鞘から空中高く引き抜かれ

抜刀。重力に加えて振り降ろされて

真向斬りを放つ太刀川、

レッドマンは寸での所で斬撃を回避。

レッドマンの後ろからトントンと肩を叩く

者に気付く、後ろを振り返るとドヤ顔の

唯我隊員が立っていた。

唯我「君の相手は僕ひでぶ!」

レッドマンは無言でビンタして唯我隊員を

吹き飛ばす。

(……俺の背後に立つな。)

分身は剣客を無視してホーンの所に行く。

ヴァルジオンは太刀川の二刀の一撃を剣で

受け止める!

床がめり込み、片手の剣で太刀川を弾き

飛ばすが、踏ん張り太刀川は嬉しそうな

顔をする。

太刀川「宇宙人の剣術ってのは面白そう

だな。手合わせと行こうじゃねえか!」

ヴァルジオン「邪魔をするな!人間!」

強者との戦いは本来は喜ぶ出来事だが、

レッドマンの姿を見て冷静さを欠けて

いる剣客は、太刀川を相手にする暇が

ない!

勿論、宇宙人の事情を知らない太刀川は

迅に勝った宇宙人に勝負したがる!

両者接戦、無数の斬り合いの応酬を

火花が細かく舞い上がり、刃と刃が踊り

合う両者しのぎ合い、一度距離を離れ、

再び、接近、

剣客の袈裟斬りを二刀の孤月で、

受け止め、互いに、バチバチと向き合う

両者!直ぐ様距離を離し再接近!

 

前髪を流体金属の剣にかすらせながら、

太刀川は孤月の一本を敵目掛けて投擲

迫る投擲された孤月を首をずらして回避

するヴァルジオン!

太刀川(トリオン戦闘体顔負けの身体能力

に片手のみとはいえ俺の孤月が攻めきれな

い……)

太刀川は素早くアクロバットに飛び上がり

剣客の間合いに接近して空中で投げた孤月

を逆手で掴み一気に踏み込み背後を一閃

だが剣客は焦らずこれを片手で掴み

太刀川を投げ飛ばす!

太刀川「!!」

受け身から直ぐに二刀の孤月で勢い付けた

ヴァルジオンの飛び蹴りを孤月を×に組み

メテオラ並みの威力の蹴りを

全身に響く衝撃を逃して、仕切り直し

両者ぶつかる!

冷静に相手の技量を見て……分析する

自分と互角レベルの事実に……

両者、相手に向かって同時に片手一文字

斬り!

刃が激しくぶつかり、同時に怯む、

太刀川(後普通に硬い……二刀のうち、

一刀は首を両断するつもりで放ったのに、

首が普通に硬いぜ!

鬼滅の刃の手鬼か?俺は

全集中の呼吸なんて出来ないぜ、)

態勢を戻して、左逆袈裟斬りを素早く放つ

剣客に対して左一文字斬るで応じる太刀川

太刀川「良いな!良いな!楽しいぜ!」

両者、唐竹割りの防ぎ、横一文字斬りを

避け、足場の地の利を利用して頭上から

真向斬りを放つが止められて、袈裟斬り

片手の孤月で受け流し、逆撫で斬りをお見

舞いするが、剣客の片足の蹴り上げで

弾かれる、右薙を放つ剣客に左薙で応戦

する太刀川。

太刀川(危なっ!うん秘匿通信……)

相手の距離を離して、

太刀川《どうした?出水……》

出水《太刀川さんが楽しむのは良いです

けど、俺の分も残してくださいよ!》

太刀川《悪い悪い!さて、そろそろ

決めるか。》

出水《了解!旋空の準備をお願いします

ぜ!太刀川さん!》

太刀川《了解!良い一撃を頼むぜ!出水!》

太刀川と剣客が剣劇をしている間、

あちこちに通常弾を置いておき、

出水と太刀川が、剣客の前後を挟む、

 

ヴァルジオン「!!!!」

床から流体金属の壁を無数に作り、両者の

視界を封じ、動きを制限させ、

流体金属の刃の長さを伸ばして、薙払う

太刀川は上に逃げて回避!

出水隊員は右足と左肩を切断され!

《トリオン流出甚大》

出水「変化炸裂弾!」

時間差に発射された通常弾の置い弾

剣客の360度に一斉に発射!

壁を盾にやり過ごすが、その流体金属の壁

を全て曲がる炸裂弾で破壊!

ヴァルジオン「!!!!」

壁が破壊され360度の通常弾の弾幕に晒され

た剣客は跳躍して上に飛ぶ!

出水「那須さんだけじゃないんだよ!

変化弾をリアルタイムで設定出来るのは、

変化弾!」

宙に飛び上がった剣客の前に、笑顔の

太刀川が待ち構えていた。

太刀川「またな!」

空中から居合いの剣を抜刀してオプション

トリガーの旋空を抜き放つ!

ヴァルジオン「!!!!」

×状に斬り裂かれ、真後ろから飛ぶ無数の

変化弾に身体を撃ち抜かれて、

ヴァルジオンは重力に従い落下する。

UFOに落下して爆発を確認して

太刀川「出水。アイツ、」

出水「旋空を右腕で威力を殺しましたね

。俺の弾幕を背中を例の流体金属で

カバーして、」

太刀川「どのみち時間稼ぎは終了だ。

ホバー9に戻るぞ。」

 

影浦はスコーピオンをレッドマンと

ホーンの同時に斬り掛かり、

レッドマンはナイフでスコーピオンを受け

流しホーンは距離を取ろうと離れるが、

影浦「逃がすかよ!」

レッドマンのパンチを曲芸のように回避し

てホーンの足元にモールクローを下から

突き刺し上げ

、ホーンが怯む隙に顔面の本体目掛けて

レッドマンがハイキックを叩き込む!

影浦「おらっ!」スコーピオンの使い方

枝刀を腕から生やして、

「レッドパンチ!」

レッドマンは赤い

閃光と共にホーンに両拳を叩き付けて、

影浦はブランチブレードでホーンの触手を

滑るように斬り裂く!

 

ホーンを再生を追い付かない速度で影浦と

レッドマンが交互に斬る!

ホーンは攻撃を回避しながら素早く移動

して、近くに置かれた円盤の一つに

ホーン「戦術的ニ撤退!」

白い偵察円盤に乗り込む。

影浦「待てこらっ!勝手に人を誘拐して

そいつは無いぞ!この野郎!」

噛み付くように叫ぶが、

円盤は怪しげな機動音と金属音と共に

浮上して移動、影浦達を無視して大型

円盤から出る!

「レッドショット!」

逃げる直前、レッドナイフの刃をレッド

マンが飛ばし、円盤に突き刺さるが、

円盤は発進して行く。

(聞こえるか?分身。)

(後は任せる。ボーダー隊員は流石は

A級、)

レッドマン(分身)は

影浦の目の前にワープして姿を消す。

 

 

ディアヴォロス「逃げるのは一人前の

ようだな。」

単眼の悪魔は両手から無数のトリオン

キューブの弾丸を出現させ諏訪隊を狙う、

焦る諏訪、堤の二人と銃撃戦に素直に相手

して持ち前のトリオンの量で圧倒する。

諏訪もかなりトリオン体を削られ流出して

いる。

諏訪(焦るな。諏訪。相手の方が強いのは

とっくにわかっている事だろう。)

絶えず通常弾を撃ちまくる二人。

敵の持ち札はボーダーのトリガーばかり

…………アイツに勝つ事は出来ないのか

単眼の悪魔の飛蝗のクラッシャーが開閉

して高熱火炎を吐き出す!

諏訪「クソッタレ!」

通常弾と迫る火炎放射を転がりながら

回避する。

炎の壁で相手の視界を遮り諏訪は

カメレオンを使用した笹森に連れられて

撤退する。

ディアヴォロス「逃げた……バックワーム

を使ったな……」

諏訪達を追いかける為に加速装置を使用

としたが、発動直前に、全くの別方向か

ら飛来する通常弾が怪人の左肩に直撃して、

加速装置を止めて変化弾を放つ!

唯我「…………」

気配を殺し、得意の逃げ足で、変化弾を

回避してゲリラ戦する唯我隊員。

レッドマンの足止めを失敗して挽回する為

に囮として銃型トリガー持ち単眼の悪魔を

攻撃する。

太刀川《唯我。生きてるか?》

唯我「……何とか、隊長~~。」

太刀川《頑張れ。唯我。お前の活躍を

ホバー9から見ているぞ。》

唯我(ごめんね。怪人君。助けてくれた

君を攻撃するのは、心が痛いよ……でも

僕にも意地があるんだ!)

 

諏訪隊は合流して諏訪は現在状況を整理

する。

諏訪「糞!あの怪獣人間にトリオンを使い

過ぎた!?」

ボロボロのトリオン体で荒れる口調で壁を

叩き焦る諏訪。

武器庫での戦いで、トリオンを予想より

消耗してしまい。

得意の散弾銃型トリガーの通常弾が

維持出来ないのだ。

 

諏訪「戦力的に、俺が部隊の負担なんじゃ

ねぇか……」

現実に分厚い壁がそびえ立つ絶望に打ちの

めされる諏訪は悔しい表情をする

そんな諏訪に向き合い叫ぶのは堤だった!

堤「勘違いしないでください!俺は諏訪

隊長を負担と思った事はありません!」

笹森「諏訪隊長も想定していたじゃない

ですか……俺達諏訪隊と奴との地力の

差を、」

諏訪「お前ら……」

堤「……多分奴に勝つのは俺達全員でも

難しいです。」

堤達も冷静に分析して判断する。

堤「だから前提を変えます。」

諏訪「どうゆう事だ……」

笹森「何か策を……」

堤「良いですか……まず、」

堤が突貫の作戦を二人に説明する。

堤「……どうです。物はそれぞれに渡され

ました。」

 

諏訪は残りトリオンを相談して決める

諏訪「それでやるぞ!お前ら!」

三人は立ち上がり、

諏訪「……足引っ張るかも知れないが、

やるしかない!」

堤「例え隊長が足引っ張っても計算のうち

です。へこまないで下さい。」

笹森「唯我隊員も限界なので行きますよ

!切り込みします。」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

〔推奨BGM 光の戦士〕

唯我「Σ(゚Д゚ノ)ノ見つかった!」

隠れてヒット&ウェイでゲリラ戦術もする

唯我は変化弾で追い込まれていて、

トリオンシールドでガードしながら、

炸裂弾を適当に撃ちまくる!

出水「唯我の奴、ビビってるな。」

ホバー9の外にて出水は残りのトリオン

シールドで飛来する炸裂弾を防ぎ、

戦況が動いた事を知る……

 

ディアヴォロス「……!」

唯我の攻撃を辞めて、無言で孤月を出現

させ鞘から引き抜き、喉元に放たれた斬撃

を止める!

ディアヴォロス「……姿は消せても音は

消せない。」

カメレオンを解除した笹森の不意討ちを

防ぎ淡々と事実を言う。

笹森「……だとしても斬り合いなら、

まだわからないだろう!」

両手に孤月を持ち斬り合う両者!

走りながら、相手の動きを観察する笹森

に怪人は動きを完全に見切る!

ディアヴォロス「お前では俺には勝てん。」

攻撃を全て弾かれて、笹森は自分のレベル

の低さに嫌になる。だけど……

笹森「……レイガスト。スラスター!」

ディアヴォロス「!!!!」

笹森の左手から出現した攻撃手トリガー

は加速して怪人を押し込む!

笹森「一矢報いるくらいなら、」

笹森が抑えながら自分の孤月をディア

ヴォロスの足に刺し込んで動きを止めると

同時にダメージを与える

笹森「今です!」

、諏訪と堤が散弾銃型トリガーを

笹森ごと狙い射つ!

ディアヴォロス(こいつら味方ごと、

シールド!エスクード!)

笹森の背後にトリオンの分厚い壁を出現

させ射撃を防ぐ!

ディアヴォロス「遊びはしまいだ!」

身体から出現させたスコーピオンに笹森を

刺し、変化弾に鉛弾を仕掛けた弾で堤の

身動きを封じて、

孤月で諏訪の首を一文字斬りで落とす。

《トリオン体活動限界》

周辺に戦闘体が消える時の煙が出て……

ディアヴォロス「……お前達の気力だけは

認めてやる。だが気力だけでは戦いに勝つ

事は出来ない。最後に敵を倒すのは力なの

だからな。」

諏訪「果たしてそうかな?」

ディアヴォロスはこの時、完全に慢心して

いた。実際実力的に諏訪達より上で、

トリオン体を失った生身で、何が出来る

のか……

煙から颯爽と出現した諏訪は生身で小佐野

から貰った光線銃をホルダーをから引き抜

き構え、怪人の左肩を狙い撃ち抜く!

ディアヴォロス「なっ!?」

下からの斬り上げ……

更に光の刃が切断音と共に左肩を通り抜け

間近にいた生身の笹森隊員が

出水隊員に貰ったライトエネルギー

サーベルで怪人の左肩を両断した。

 

笹森「戦いは最後の最後までどうなるか

わからない……」

その言葉はかつて黒野が諏訪隊の隊員

としていた時の口癖だった……

諏訪「堤!」

信じる仲間に叫ぶ諏訪!

堤「変化弾!」

トリオンのレッドバレットで動きを

完全に封じた堤は散弾銃型トリガーの

引き金を引き!

ディアヴォロス(シールド)

迫る変化弾をトリオンシールドを張り備え

るが、直ぐそれが悪手と気付く!

ディアヴォロス「これは探知誘導……

変化弾じゃない!こいつは追尾弾!」

シールドの真上から迫る追尾弾をまとも

に直撃した怪人!

諏訪隊「よっしゃっ!!!!!」

地を響かせる程の声を張り上げる

諏訪隊!

ディアヴォロス「ちっ!」

怪人は口のクラッシャーを開閉して

切断させられた片腕を掴み、

高く跳躍して!オプショントリガーの

カメレオンを発動して姿を消す。

笹森「諏訪さん!アイツ!「辞めろ、

日佐人!」でも!」

諏訪はこの場にて腰を降ろし楽な座り方

にする。

諏訪「奴はあの口から火炎放射を出した

らどのみち俺達は焼けて死んでる……

だが、奴は退く方を選んだ………今は、

今は、それで満足するしかないじゃねえ

か……」

その声はふてくされたようにも安堵した

ようにも聞こえる……

笹森「…………諏訪さん。」

一矢報いる事に集中して何とか奴に手傷

を負わせる事には成功した……

諏訪「何か滅茶苦茶疲れちまった……

何か……腰も抜けて身体に力が入らない

んだ。」

笹森は激戦を終えて諏訪の隣に座り、

笹森「やっぱり付け焼き刃じゃ駄目ですね

……トリガー構成は元に戻しておきます。」

さっきの堤隊員の追尾弾も口で変化弾と

叫んで相手を誤認させて出来た1回限定の

策だ。笹森もレイガストで不意討ちの押し

付け突撃も1回限定……失敗する可能性の

方が高い……付け焼き刃戦術だ。二度とは

効果はない。

諏訪「…………」

堤はトリオン体を解除して、諏訪に近づき

手を差し伸べる

堤「帰りましょう……皆の元へ」

諏訪「あぁ。」

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

ホバー9が円盤内部に収納されている中、

ホバー9内部では正体不明の揺れを感じて

いた。

操縦席に座るアラシと剣持は揺れる状況

を窓から外の円盤達を見ると円盤内部全体

が激しく揺れているのを確認する

太刀川「地震か?」

出水「ここは海底だぜ!」

唯我「海底火山の噴火!」

慌てる太刀川隊にアラシはある仮説を

言う。

アラシ「違う!これって……」

アラシは操縦席の音波装置を起動させ、

レーダーを見ると

国近「何、」

「大型円盤が浮上しているんだ。」

そう長い修理で円盤の浮上システムを

ようやく修理し終えたドンは、円盤を

宇宙空間に飛ばそうとしているのだ。

国近は剣持に尋ねる。

国近「これって宇宙でも……」

「無理ですよ。地球の空が基本の戦闘機

何ですから、」

 

アラシ「だがチャンスだ!タイミングを

合わせたら……」

操縦レバーをしっかりと握り笑うアラシ

「頼むぞ!ここの人達の命はお前の腕に

かかってるだからな。」

 

アラシ「プレッシャーを掛けないでくれよ

……緊張してきた。誰か、肩揉んで。」

太刀川「唯我。」

唯我「お願いします~~アラシ隊員。」

影浦「深呼吸しろ。肩の力を抜け、」

 

変なやり取りを無事に終えて

アラシ「よし、もう大丈夫だ!ホバー9

発進!」

武装のエキシマレーザーを連射して

格納庫のハッチを破壊して、

ジャイロジェットで空を飛び……大型円盤

から脱出する!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

ブラックランチャーの光線と宇宙人の光線

銃が飛び交うパリ警視庁前、

金髪の育ちが良い男が敵の攻撃を掻い潜り

レールガンで応戦する。

 

ジョルジュ・エモワール

年齢 22歳 勤務地アークサイド帝国

少しナルシーな性格が入った指揮官。

キザで美しい男の存在を自分以外に認めない

というかなりの自信家である。

好きな事は自分を鏡に写してみとれる事。

 

ジョルジュ「連携が美しくないね。てか、

黒野の奴はどこだ?!!」

自分がいる場所が集中砲火されて素早く

装甲車に隠れてレーザーアダプターを装備

して近くの敵のフォルクスワーゲンを破壊!

緑色の爆発を華麗に避けて射撃する。

 

ジョルジュの射撃から別方向から来る攻撃を

ブラックランチャーで阻止してジョルジュ

に駆け寄る緑色の髪の女性指揮官。

 

レミー・アースガイド

年齢 23 勤務地 統合軍第6航空隊

軍隊内に大きなファンクラブを持っている

女性指揮官で、双子の姉がいる。

珍獣マニアで、色々な生き物を家で飼って

おり、1番のお気に入りは新種の

アカセンスミドリマフラーウミウシ。

 

レミー「高いスーツが台無しよ。」

呆れた口調でジョルジュの格好を見る。

ジョルジュ「死ぬなら褌はしっかり綺麗に

しているさ。そっちこそ双子の姉と久しぶ

り再会出来たのに一緒じゃなくて良いのか

?」

 

レミー「姉の方には、沖本艦長とシャイダ

ーがいるから問題ない。後単純にドレスが

嫌いなんだ。」

ジョルジュ「そうか?なら、暴れるぞ!」

レミー「上等!」

 

警視庁の別方向にて

 

シャイダー「ハヤタやサコミズがあちこち

で暴れて助かる。ミュース。」

緑色の髪に金のアイマスクを装備した

アメリカ支部のエースパイロットが、レール

ガンにパラライズのカートリッジを変換し

黒服達の動きを止める。

 

ミュース・アースガイド

年齢23 勤務地 統合軍第2機甲部隊

物静かで、軍隊内では密かに人気が高い

女性指揮官。休日に都市公園に並木を一人

で歩く事が好きである。

彼女には双子の妹がいる。

 

レミーの双子の姉で妹と違い紫色の髪で

ミュース「……支部に帰りたい。お外は

怖い……」

ダウナーな感情で、ボソボソと小声で

喋る

沖本「……シャイダー?ミュース指揮官

は?」

シャイダー「駄目か……十次郎艦長?」

サングラスを掛けた老将が、立ち上がり

ホルダーからレールガンを取り出し

沖本「これでも昔は射撃大会に優勝

した事がある。」

シャイダー「ちょ、艦長?」

突然敵のど真ん中に飛び出して、

パラライズで動きを止めた黒服集団を

二丁のレールガンでガンカタで応戦、

 

沖本 十次郎

年齢 65 勤務地 冥王星宇宙艦隊

現在は日本支部の大型戦艦の艦長

若い者には必ず自分の自慢話しをするとい

う指揮官で以前は宇宙船の艦長をしていた

。禁煙パイプをふかしながら、「これでも

昔は…」とか、「バカめ」を連発したり

する。

 

シャイダーが気がついた時には、

艦長の周りの敵が全滅していた。

シャイダー「マジかよ……」

沖本「バカめ!この程度で科学特別機動捜査

隊パリ本部を落とそうとは100年早い!」

禁煙パイプをふかして余裕に敵を対処する

 

お化け屋敷の連中はボーダーに負けない

変わった人達が多い……

動力室の前で待機していた

エドランド達がいた

カイト「事態が収拾出来そうだな。」

ムラマツ「そのようだ。」

敵の襲撃を未然に防ぐことには

出来なかったが、司令室と動力室に

ホシノチーフが走り通信を伝える

ホシノ「各員。私は日本支部のホシノ

だ……数分前にパリ周辺に未確認物体

のUFOが墜落。手が空いてる人達は

現場に急行せよ。」

エドランド「いや、まだわからないぞ

……」

長い…長い……1日が佳境を迎える

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

フランスでは、住民達は

地中海から突然浮上した真っ白い円盤に

驚き騒ぐのてんやわんやの状況だ、

フランス空軍が出動シークエンスをして

いる間に円盤から格納庫を破壊して脱出

したホバー9はパリを目指して飛行。

国近「あっ凱旋門だ。写真撮ろう。」

小佐野「エッフェル塔だ。写真写真…」

観光名所を通り過ぎると、喜ぶ二人。

出水「おっルーブル美術館……」

ボーダーに静かにさせて通信機器で連絡を

取る

アラシ「こちらアラシ。パリ本部。

応答せよ!」

 

フジ《こちら、パリ本部。アラシ隊員。

お久しぶりです。フジです。》

アラシ「久しぶりです。再会の話を

する為にパリ本部に到着します。」

フジ隊員と短い話をしていると

フジ《小型格納庫の収納許可が降り

ました……》

「アラシ隊員。パリ本部に敵が退いて

います。」

レーダーを見るとパリ警視庁に囲んで

いた黒服達も襲撃を諦め、撤退する。

剣持は後ろにいるボーダーの皆に向かって

言う。

「本部に到着したら、皆さんはムラマツ

キャップ達に合流して下さい。」

諏訪「あぁ。」

アラシ「見えてきたぞ!ノートルダム大

聖堂だ。小佐野隊員と

国近隊員は本部のコンピューターでボーダー

に報告を頼む!」

 

格納庫にはパリ本部の整備員達とホシノ

チーフがスタンバイしていた。

ホバー9を着陸させて、全員はホバー9から

降りる。

剣持がホシノチーフに気付き、

「ホシノチーフ。」

ホシノ「連絡が暫くつかなかったのは

兎も角……後で報告書で貰うからな。」

報連相を怠った為、いつもよりオッカナイ

顔をするホシノチーフ。

アラシと俺は45度、素直に頭を下げる。

今回はこっちが完全に悪い……

ホシノ「以後、気をつけるように……」

全員はパリ本部の司令室に集まる途中

エドランド達も集まり、UFOの墜落した

事実を剣持達も聞いて、

ホバー9が誘拐されて、円盤内部の脱出

の出来事を簡単に説明する。

 

エドランド「……そうか。疲れている

ところ悪いがアラシ、剣持、」

アラシ「はい。隊長。」

「例の墜落した円盤ですね。」

その時、通信担当者からサコミズから連絡

が入り応じる。

サコミズ《こちら、サコミズ。応答せよ。》

ハヤタ「こちら、ハヤタだ。どうした?」

サコミズ「円盤を発見。だが……これは

…」

サコミズが言い淀む

ハヤタ「どうした?」

サコミズ《円盤の中にいた宇宙人が

マンホールを壊して地下下水道に逃亡

至急増援を求む。》

ハイマンガン特殊スチール製ナイフを交換

し終えた剣持は状況を把握して

フジ隊員がパリの地図を持って説明する。

フジ「逃走したパリの地下下水道

よ。」

地下下水道の見取り図を見て絶句

 

アラシ「広いな……カタコンベもや下水道

博物館も範囲かよ。」

ホシノ「この施設は既に閉館時間だ。」

「人海戦術で捜索するしかないな。」

エドランド「頼めるか?」

「それが命令なら……」

エドランド「敵性宇宙人の捜索開始!」

「「了解!」」

各隊員が司令室を出る。

 

「では皆さん。また後で……」

国近「気を付けてね!」

走りながらパリ警視庁を出てパリを走る

剣持!

ボーダーの前では安心させる表情をしてい

たが、路地裏を走るとその表情は怒りの

表情に変わり、ホーンを超能力で捕捉する

 

(……ベム!)

(場所は既にわかっている……決着を付ける

ぞ。)

ベムは冷静だが剣持は完全に怒っていた。

香取さんを、新聞部の皆を、ボーダーの

皆を、アラシ隊員を!危険な目に合わせた

奴に!

余りの怒りの感情はベムが支配した無表情

の仮面を変化させる程の物だ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

鼠達の庭……下水道。

生活排水を浄水施設に運ぶこの場所を

重点に探していた科学特別機動捜査隊

だが実はホーンはエッフェル塔に繋がる

イエナ橋のセーヌ川にホーンは移動していた。

途中レッドマンが放ったレッドショット

が、円盤の動力部を破損……墜落して、

現在、逃亡中……

ホーンは並外れた身体能力で人間達からの

追跡を逃れて

そんな中、の角を曲がると、

誰か立っていた……

 

「お前……ボーダーや友達を傷付けた…

香取さんを怖い目に合わせた。」

男は度々ホーン達の前に現れた冴えない

顔の人間だ。

ホーン「ミーハ?何故此処ニ」

ホーンは

男は静かに拳に握りしめ!

「俺は貴様を2度と香取さんの前に姿を

現させない!」

「俺は貴様を2度と香取さんの前に

立ちはだからせない!」

「俺は香取さんを怖がらせた貴様を

絶対に許さない!!!!」

過る彼女の笑顔。それを泣かした奴を

「貴様を駆除する!」

ホーン「ミーハ一体何者ダ!」

ホーンは片腕を鞭の如く伸ばして剣持に

向かって放つ!剣持との距離は直ぐ様縮み

「…………一体何者か……」

剣持はそれを片手で受け止める、

 

ホーン「!」

それを見たホーンは驚愕する!

確実に人間を撥ね飛ばし圧死させる拳

を放ったのに……片手で難なく受け止め

られたのだ。

剣持はホーンのロングパンチから手を離し

剣持は無言で態勢を下げて下から両腕を

×状に組み立ち上がり両腕を交差させ右腕

を拳を握り締め突き上げる!!!!

剣持の身体が赤く発光し!!!!

暗い闇夜のイエナ橋の下が赤い光に照らされ

(痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い)

(身体の全身痛い!!引き裂かれる痛み

が!でも死ぬ思いをした皆の恐怖に

比べたら!!負けるかああああああああ

あああああああああ!!!!!)

ホーン「ミーハ、マサカ!?」

この時ホーンは漸く剣持の正体を知った

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

「「イヤッ!!!!」」

ホーン「偉大ナルファマーディニ逆ラウ

愚カ者メ!引キ裂イテクレヨウ!!」

レッドマンとなった事で巨大化して

イエナ橋を破壊して夜の華の都に

颯爽と巨大レッドマンが現れる!

両者セーヌ河岸にて対峙する!

今夜は満月で、スポットライトの如く

両者を照らす互いに構えて

「イヤッ!!!!」

両者同時に走り出してレッドマンはホーン

と満月をバックに交差して直ぐに振り返り

レッドマンは拳を連続攻撃して

ホーンを吹き飛ばす!

そして、ホーンは器の肉体を無理やり

ホーンの全長がさっきの等身大から10㍍

に成長して、更に20㍍、40㍍、80㍍となり

最終的にホーン・デュアウト

全長149㍍ 体重は10万7000㌧の巨大化をする

「「レッドファイト!!!!」」

パリ本部のモニターからもレッドマンと

ホーンの戦いが映し出されていた。

太刀川「レッドマン。何でパリに……」

ハヤタ「あの宇宙人はこの市街地で戦う

つもりか!!まだ避難してない市民達が

いるんだぞ!?」

驚愕な表情でモニターに映るレッドマン

を見る……この戦いは夢想にはベムには

忘れられない戦いになる……

「「イヤッ!!!!」」

ホーンはレッドマンに向かって突進攻撃

をするが、さらりと攻撃を避けて

「「レッドチョップ!」」

ホーンの背後に手刀の一撃を与えて、

ホーンの腕を掴み投げ技を決める

レッドマン!

素早く起き上がるホーンは力の限り叫ぶ!

大切な王の為、仲間の為!強敵に挑む

ホーン!

ホーン「他ノ物等二ノ次ダ!相手ニ不足

ハ無イ!!!!来イ!レッドマン!」

レッドマンより巨大な敵と取っ組み合い。

(コイツ!気迫が前とは違う!だが、)

力比べに苦戦するレッドマンだが、

相手の両腕を掴み一気にホーンを持ち上げ

投げ飛ばす!

レッドマンは巴投げをしてホーンをダウン

させマウントを取り攻撃するが、蹴り飛ば

されて、距離を離される。

「「レッドキック!!!!」」

必殺技のキックをホーン受け止め叩き

落とされ地面に倒れるレッドマンに

追い込むホーン。

転がりながら両者は攻守を替えて、

互いに距離を離し仕切り直す!

「「イヤッ!!!!」」

レッドマンは高く跳躍して身体を回転して

ホーンの頭上を飛び越えてロングキックを

回避して、ホーンの後ろに回り込み、

ホーンを掴み押し倒す!

建物の無い場所で倒れたホーンだが、

立ち上がり接近するレッドマンと対峙

右左と拳を振り上げるが、レッドマンは

体勢を低くしてその攻撃を回避するが、

ホーン「ヒャッハー!!!!」

真下からのアッパーカットに直撃して

「「イヤッ!」」

鈍い音ともにぶっ倒れるレッドマン。

倒れたレッドマンにマウントを取る

ホーンは執拗にレッドマンの顔面を殴る

「「イヤッ!」」

更に腹を踏みつけようと足を出すが、

レッドマンは必死に両手でホーンの足を

押し上げ……押し返して体勢を立て直し

素早く構えるレッドマンだが、ホーンの

振り回す連続パンチ攻撃をレッドマンは

左右の二の腕で防ぎ弾くが、レッドマンは

ガードがホーンの攻撃に打ち負ける!

(デケェ上にパワーもスピードも俺より

高いぞ。夢想。)

(だから何だ!)

ホーン「クタバレ!レッドマン!!」

「「イヤッ!」」

ホーンのフルスイングに放たれたパンチ

をレッドマンの顔面に食らわせ打撃と

共によろめくレッドマン。

そんなよろめくレッドマンの首をホーンは

自分の両腕を使い力の限り追撃の首締めを

する。

「「イヤッ~~」」

ホーンの首締めにもがき苦しみ呻く

レッドマン!

首を締められたのホーンの両腕をレッド

マンは空いた両手で引き離し首締めから

脱出しホーンから離れるレッドマン。

ホーンはレッドマンの背後に回り込み

レッドマンの身体を掴み左右に叩き

付ける。

市街地にうつ伏せに倒れるレッドマン。

ホーンは近くあったエッフェル塔を

引き抜き起き上がった

レッドマンにフルスイングで叩き付け

押し付ける!

国近「エッフェル塔が~~」

モニターから悲鳴を上げる国近さん。

観光名所が巨大宇宙人の戦いで壊されて

ショックを受けるボーダーの皆、

セーヌ河岸にレッドマンは沈められても

直ぐに起き上がる……

パリではレッドマンが現れると避難

警報が鳴り市民達は避難所に逃げ惑う

当然エッフェル塔は粉々、

ロングパンチも腕がちぎれて触手で繋いで

いる始末。レッドマンを掴み投げ飛ばし

モンマルトルに激突させ破壊。

小佐野「モンマルトルが!?」

ホーンは腕を伸ばしてレッドマンの首を

掴みコンコルド広場に叩き付ける!

崩壊する

「「イヤッ!」」

国近「コンコルド広場が!?エジプトの

オベリスクが!」

パリ本部のモニターから悲鳴を上げる国近

さん。

ロングキックでレッドマンを蹴り飛ばし

レッドマンはルーブル美術館を全壊する

出水「あぁ~~ルーブル美術館が!?」

レッドマンは立ち上がり片手でホーンの

頭を掴みそのまま胸や腹や顔面を赤く

発光させたチョップで連続攻撃をする。

更に膝蹴りでダウンさせて、最後は

ドロップキックでホーンをぶっ倒して

素早く起き上がりレッドマンは

全身を赤く発光させて両手を交差して

「「レッドサンダー!!!!」」

渾身の力を込めてホーンの寄生した

国田ゴンザレスの肉体を破壊する!

必殺技の光線を浴びて文字通り肉体が肉片

となりバラバラになる。

「「…………」」

戦いが漸く終わったと戦闘体勢を解き

空を飛んで消えようとした瞬間

猛スピードに突進して来た物に直撃して

「「イヤッ!!」」

全身が痺れる感覚と共に

レッドマンはノートルダム大聖堂に倒れ

込み歴史ある大聖堂は崩壊。

レッドマンは崩壊した大聖堂だった場所

から起き上がり、

相手の姿を見るレッドマン。

寄生した器を失ったが、不定形の赤い

エイリアンが海月の様に宙に浮かび!

猛スピードで突進する。

ホーン「ファマーディ様!私ノ目ニ間違イ

アリマセン!地球征服スル為ニハ先ズハ

レッドマンヲ倒サナケネバ!!ネクスト

シングノ全力ヲ挙ゲテ、レッドマンヲ…

……ッ!!」

ホーンは本体の姿でレッドマンに最後の

闘いに挑む!

「「イヤッ!!!!」」

直ぐ様両腕でクロスガードするが、

見た目に騙され押し込まれる。

(コイツ!強い!)

押し合いを続けるホーンの本体が感電し

レッドマンを痺れさせる。

(コイツに触れるだけで電撃を食らうのか

……)

押し負けて吹き飛ばされるレッドマン。

パリの建物に倒れ込み、崩れる建物、

「「レッドパンチ!」」

拳を素早く放つが、枷が外れたかのように

速度が上がり、残像が見える程の速い!

その残像は無数に姿が交差して何度も

攻撃を回避され背中を突進され倒れ込み

道路を滅茶苦茶にする。

火災もあちこちで発生して

レッドマンはパリの惨状を茫然自失で

見る……

(夢想!)

ベムの叫びに意識を保つ

ホーンの青い3つ目から緑色の光弾が

発射されて、咄嗟に転がり回避する

レッドマンが避けた為エトワール凱旋門

に光弾が直撃して凱旋門が石化する。

レッドマンの聴覚で人々の悲鳴が聞こえ

夢想の精神に追い込まれる。

だがそんなレッドマンを戦いは許さない!

ホーンの不規則な軌道に翻弄され、

腹、背中、胸、そして超低空飛行からの

顎打ちで、レッドマンは電撃と突進攻撃に

よってボロボロになる!

「「レッドナイフ!」」

隙を探して高速浮遊するホーンとすれ違っ

た瞬間一刀両断!レッドマンは振り返って

見ると

ホーン本体は真っ二つに裂けるが、

驚いた事に……

(分裂した!)

一匹から二匹に分裂したのだ!

直ぐ様レッドナイフを振りホーンにトドメ

を刺そうとするが一匹でもきついのに二匹

になり、一匹を狙う間にもう一匹がカバー

する残像する速度で移動する二匹のホーン

に対してレッドマンは、隙を見て空を飛び

闘いの場を空中に移動する!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

〔推奨BGM 戦いの詩〕

「「イヤッ!!!!」」

パリの夜空をマッハ5の飛行速度で飛ぶ

レッドマン。

「「レッドナイフ!!!!」」

両手にそれぞれレッドナイフを握り締め

浮遊し追いかけて来た敵に向かって

空中で二匹のホーンと激しく戦う!

相手の移動速度と自分の反応速度で

ホーンの3つ目から連続に放たれる石化

光弾を必死に急旋回して回避する

レッドマン!

 

ホーンの一匹がレッドマンの右膝に掴まり

放電する触手でレッドマンの全身に絡み

締める!5万Vの高圧電流に苦しむレッド

マン。

(こんな、電撃……利用してやる!)

感電しながらレッドマンはホーンの放電

触手のエネルギーを逆に利用して、

二本のレッドナイフを放電させて、

全身に電撃を浴びせるホーンの触手を引き

千切り!空中高く勢い付けもう一匹に

向かってホーンを投げ飛ばし

ホーン同士を空中激突させる!

(これで終わりだ!)

空中体当たりで二匹を撥ね飛ばし放電した

レッドナイフで二匹同時に本体を両断する

ホーン「……負ケタ…レッドマン。

ホーン・デュアウトの最期ヲ見セテヤル

……!!!!」

二匹のホーンは風船のように膨らみ破裂…

 

闘いには勝った……だが……

夜空からパリの惨状を見てレッドマンは

絶句する。壊れた建造物、歴史的文化遺産

燃える華の都…………

 

遥か高く空に居ても聞こえる人々の叫び…

レッドマンは赤い光と共に姿を消した

……

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

〔推奨BGM レクイエム(M105)〕

パリ消防署、並びに警察、病院の活躍で

パリの被害を抑えられた。

だが……

 

地下秘密基地にいた太刀川達は剣持を

心配してトリオン体が残っている。

太刀川、影浦、堤、オペレーターの小佐野

、国近達は災害救助を手伝った

 

その途中……ボロボロの服装で廃墟と

なった建物の壁に寄り掛かり

座り込む剣持をボーダーの皆が

発見した。

 

堤「剣持君!大丈夫かい!?」

慌て駆け寄る堤。

ボロボロの剣持は堤の声にビクッと反応

してゆっくり青ざめた顔を皆に向ける

国近「大丈夫?でも無事で良かったよ~~」

剣持の表情が怖い物を見た表情して

皆から目を反らす……そして瓦礫となった

パリを見る。

太刀川「にしてもこの辺りは特に酷いな

……」

影浦「……あぁ。第1次大規模侵攻を彷彿

させやがる……」

無事の建物がこの辺りは無く全て倒壊して

いる

小佐野「……無理もないよ。宇宙人同士の

プロレスでほとんど壊れたんだからな。」

 

火災は鎮火したとは言えパリのあちこちに

に未だに煙が上がっている。

 

国近「剣持君。キャップさんから日本に

帰国命令が来ているよ。」

国近は剣持を良く見ると剣持は震えていた

 

国近「もう大丈夫だからな。もう終わった

んだよ。」

震える剣持を安心させるように言う国近。

影浦「よっぽど怖い目にあったようだな

……」

小佐野「まっあの巨大宇宙人同士の戦いに

巻き込まれたら、そりゃ生きた心地も

しないわよ。」

壊れた車の残骸を見る……

堤「兎に角安全なパリ本部に一旦

戻ろう……」

堤は震える剣持の手を掴みゆっくりと

立ち上がらせる……

 

震えていた剣持は小さく縦に頷き

おぼつかない足取りで

ボーダーと共にパリ警視庁に戻っていた

 

震えていたのはこの惨状を起こしたのは

剣持自身だから……

パリを滅茶苦茶にしたのは剣持だから…

 

ボーダーの皆に責められると思ったから

……

茫然自失のまま剣持達はパリを去った…

 

この戦いでレッドマンの危険度は上がり

科学特別機動捜査隊はレッドマンを

有害巨大生物にカテゴリーする。

フランスは巨大ロボット開発に全面的

に協力して怪獣撃滅に動く。

マスコミや世論はレッドマンを叩く……

キリキリ「ホーンよ……貴様の仇は

必ずやこのキリキリが取るぞ!」

戦友の死に怒るキリキリ!

 

 

新たな戦いが直ぐ其処まで迫っている

が、今の剣持は心身共に重傷だった…

 

 

 

太平洋のとある無人島

カイト《お土産は?》

黒野「……上々レア物もいくつか」

カイト《アメリカのブラックマーケット

に売ってくれ。購入するから。》

黒野「了解。……さて、本当にゲーム

オーバーだな。エイリアン。」

片腕だけの黒野はトリオンの通常弾で

死に欠けのホーンに完全なトドメを刺す、

黒野は死骸となったホーンを見て、

黒野「二匹を破裂して目眩ましは良いが、

俺達もチームワークで戦っているんだ。」

 

誰も知らない無人島に黒野の高笑い声が

聞こえる

 

 

 

輸送円盤 武器庫にて……

血を流した

バラムキングは煙と共に起き上がる

バラム「偉大なるドンゾークロン。」

その時、彼が掛けていたサングラス

が外れ、素顔が表れになった

 

剣持龍牙 又の名は用心棒悪魔怪獣

バラムキング!

 

ヴァルジオン(今は故郷に戻り傷を回復に

専念させよう……だが、必ずレッドマン

は俺が殺す……その為には地球偵察部隊の

隊長になる必要がある……地球よ!必ず

私は帰ってくるぞ!)

決意を胸にUFOに乗り込みエルヴィル星に

戻るヴァルジオン!

物語は数多の意志がぶつかる。

 

 

 




次回のワールドトリガーTHEREDmanHEROは
茫然自失の剣持に……レッドマン不要の世間
の声が強くなる中、アメリカ軍部は、怪獣
対策にロボー47の指揮官機の開発に成功する
だが既にゾークロンの魔の手は指揮官機に
迫り壮大なグランドキャニオンに
ゾークロン細菌怪獣!
竹中博士が協力して造られた
合成宇宙怪獣が、レッドマンが、
激突する!
ファイル09『第51軍事貯蔵庫』
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