ワールドトリガー・TheREDmanHERO 作:怪物怪人怪獣さん
〔推奨OPワールドトリガーOP1GIRIGIRI〕
場所の紹介……
喫茶店マドモァゼル
元ネタはPSアジト2の正義側のカモフラージュの建物で、茶色い二階建ての建物……取り扱い商品は主にランチメニュー。この小説では古くから三門市にある喫茶店で老若男女、世代を越えて愛されていてボーダーの登場人物や『お化け屋敷』の人達も立ち寄るお店。
カフェブラックスター2号店と違い剣持が住む住宅街から近いのもお得。
三門市警察署……米花町の警察署に匹敵する程の犯罪検挙率が高い警察署だが、特撮ドラマやテレビアニメのお約束で、殉職率は太陽にほえろ!!の七曲警察署並み、ガイラットの改造人間やら悪の宇宙人やらで滅茶苦茶死傷者が多い警察署……この小説では、色々と剣持やボーダー関係で事件が発生して事情聴取やら捜査の情報をもらった来るやらで、良く関わる場所……
駅前広場……人が絶え間なく往来する場所で三門銀行がある場所。バス停やタクシー等良く他県に行く際に使う場所。
青果市場……野菜を取引する市場……野菜が好きな奴は大体ここに寄る……虫とか特に……
三門図書館……学校にはない本が沢山ある図書館で勉強の際にも利用して場所。
屋台屋ケンちゃん。三門市の各場所に移動して営業する屋台……変なハンバーガーやラーメンや減量に失敗しそうなうどんをメニューに入れている変な屋台……
その正体はガイラットのカモフラージュ移動販売店。
メニューも勿論、悪のランチメニュー……
元ネタはアジト2の悪側のカモフラージュ建物。
チャクラ総合病院、御来光病院、星立大地球病院……三門市の市民病院とは関係ない個人経営の大病院……基本は普通だが、只一つ急患の患者を改造人間に改造して正義の味方にしたり悪の怪人にしたりするヤバい病院。
元ネタはアジトシリーズの病院……大地球病院は正義側だが急患を許可なく正義にヒーローにしようとする辺りヤバいに代わりはない。
極楽アミーゴ通り……三門市の商店街の一つ。電気屋や八百屋、ゲームセンターにゲーム屋にハンバーガー屋、本屋にコンビニと言った……複数の店舗がある。
今まで数多の大型デパートを潰した強豪の店舗達です。
スーパー三門……スーパーマーケット。剣持も通うスーパーで家庭の味方。色々な食べ物がある為、雑食な奴は大体ここに来る……
アンドロメダ神社……変な神社。変なお守りを取り扱っており、雨取千佳はこの神社には隠れない……
パソコン部品ばった屋……PC関係の部品やソフトや本体を取り扱っている店。その品揃えは秋葉原に匹敵する。
カーショップドライブスルー……自動車を販売するお店
『お化け屋敷』の科学者が開発した自動車を取り扱っている……旅行ブームに売れる。
行楽遊園地……黒野財閥が協力して建設されて遊園地でダイナマイトサーカスと言ったサーカス団も現れる。
デートスポットの一つ。
ゲンブ百貨店、スザク百貨店、三門市に建設された大型デパートで、スザク百貨店はガイラットのカモフラージュ建物の一つでゲンブ百貨店は『お化け屋敷』のカモフラージュ建物。
怪人ランド……お化け屋敷で、悪のカモフラージュ施設……現在季節は春の為、閉館中。
住宅街……剣持が住む住宅街。中央に広場がある。
市民公園……剣持が香取と最後に笑いあった公園。コンサートホールや遊具もしっかりとある老若男女の憩いの場。たまにアイスクリームやクレープの移動販売車が訪れてくれたりして、カップルが訪れるデートスポットの一つ。ゴミ箱の臭いに取り付かれた少年やおままごとに昼ドラマな話をする普通の公園……
玩具のキッズワールド……玩具屋。『お化け屋敷』が開発した玩具を販売しているお店。『お化け屋敷』の科学者が開発した玩具であってその機能は其処らの子供の玩具を越える代物……
(今回の話は、レッドマンとしてでは無く僕、剣持夢想自身にも忘れられないお話だ……)
(いつも怪獣やら宇宙人やら怪奇な出来事で、騒ぎに中にいるけど…………僕は、今回の話で、僕なりにやらないといけない……僕にしか出来ない事を知った……そうあれは……蜘蛛糸発射装置が無事完成して東京の極東科学研究所にいる瑠璃岸さんに会いに行った日の出来事だ。)
日本……ザイカーン地方 ノベハンシティーの何処かの寂れた廃工場にて……誰も立ち寄らななくなった倉庫だったとある廃工場の中に一人の男が立っていた。
赤いフルフェイスマスクに青いスキーゴーグルを着けて
赤いフード着きパーカーにその内側には赤いレザーライダースーツを着用してチャックを閉める。白いグローブを両手に付けた男は、身体を軽く柔軟体操してから、壁に向かって走り出して、複数古い木材で作ったアスレチックタワーを腕と足の力だけでよじ登る。普通の人間なら躊躇する距離にある別のアスレチックタワーを見据える。
普通なら一旦下に降りて別のアスレチックタワーに登れば良いが、この男は、人間以上の跳躍力で飛び移り、
複雑なアスレチックタワーを登る。そして両足を引っ掛けて身体を逆さまにして、ふと工場の端っこで蜘蛛の巣を作る蜘蛛を見つける。
(………………)
蜘蛛は身体から出す蜘蛛の糸を振り子のように利用して
別の蜘蛛の巣に移動する様子を男は見る。男は直ぐ様、
工場の鉄骨に引っ掛けてある鎖を掴み、勢いを付けて移動する振り子のように動きタイミングを見測り別の鎖を掴み別の方向に移動する。
その訓練を兎に角繰り返して、床に着地するとすると近くに置いたリュックを掴み、
ゴーグルとマスクを外して素顔を晒して
「行くか……」
身体を赤く発光させ廃工場から姿を消す。まるで最初からそこに居なかったように……影も形も存在しないように……
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コセイダー!!変身
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東京 極東科学研究所の生物学区画にて……
その区画の小さな研究室内に細く白い蜘蛛糸が飛び出してきて。壁の端に引っ付く。
「どう?俺の開発した蜘蛛糸発射装置は?」
瑠璃岸「凄い……スパイダーマンのウェブシューターだ。本当に開発したの?」
「まぁ、発想力とか技術とか色々と……」
(他の惑星の連中で似たような物を応用したんだな…………)
ベムは意外に機械に強い……敵……無職やニートにも容赦も情けもないが、頭も良い。最近は日本史や世界史と言う歴史にも詳しくなったし、現国や古典の……日本の物語に関する事も勉強して、悪目立ちはなくなってきました。時折レッドマンに変身してワープで見知らぬ惑星にワープして、妙な機械のパーツや金属の鉱石?等を拾い集めたりして、我が家の自室にてなりやら防犯グッズ?を製作している。
瑠璃岸さんは、壁まで伸びた蜘蛛糸にS字フックを着けて重りを乗せて強度を確認している。
「どうですか?」
瑠璃岸「強度は問題ない。」何やら色々とレポートに記入しながら観察する瑠璃岸さん。
「じゃあ、これは?」
剣持は別の壁の方向に蜘蛛糸を発射して先に出した糸と交差させて×状にすると、その場から空中前転して×状の中心に乗っかる。
糸は多少揺れるも、誤差の範囲内……
「……人を乗せても、問題はなさそうだ……」
少し糸を揺らしてその場から降りる。
瑠璃岸さんは僕のその身軽さを見て、真剣な表情で考え込み。
瑠璃岸「剣持君。」
「はい。どうしましたか?」
瑠璃岸は、近くにある金庫を開き、中にある物を取り出し剣持がいる方向に渡す。
「これは……」
真っ赤なグローブとブーツだ。
瑠璃岸「前に見せた試作品を改造したんだ。後そのグローブとブーツに関する設計図。」
「ちょっと、こんな大事な物を……」
瑠璃岸「嫌々その設計図は、コピーした奴だ。分子境界層の分子間力を自動で判断してほとんどの無機化合物と指先を吸着させるナノマシン装置を内蔵した只のグローブとブーツだよ。」
「指先に吸着ナノマシンが内蔵してあるのか……ほぅほぅ……」
何故瑠璃岸さんはコピーした設計図を剣持に手渡したのだろう……
瑠璃岸「最近……謎の通り魔が三門市に出没しているのは、知っているか?」
「いえ、」
瑠璃岸「狙われているのは、主に凶悪な犯罪者ばかりだが、現場には蜂に顔を模したマスクが描かれたカードがあり、スカルホーネットマンと書かれている。科学特別機動捜査隊でも取り扱っている事件だ。」
「そうなんですか?」
瑠璃岸は意外そうな顔をして、剣持を見る。
瑠璃岸「本当に知らないんだな……」
「ここ最近は、お化けカマキリばかりに巻き込まれていたのが、多くてね。」
ばかりではない、だがここ最近は、巨大蟻に代わりお化けカマキリが東京の各地に出現して、本庁の警察官達と連携してカマキリの害虫駆除をしている事が幾つかある……お化けカマキリ、3メートルくらいの大きさの緑色のカマキリで、流石にその両腕の鎌でアスファルトやコンクリートを切断は出来ないが、少しの長さの木なら切断できるらしい。
そして……
(ゾークロンの細菌に感染しているから厄介な生命力がある。)
今の所、巨大な怪獣サイズは出現していないが、そう遠くない内、グランドキャニオンに出現した巨大蟻達のようにレッドマンサイズのカマキリが出る可能性も無くはない。
(お化けカマキリは鑑識が解剖した結果、皆子供だった……つまり、あのカマキリ達を産んだ親がいる……)
昆虫怪獣の厄介な場合は、哺乳類や爬虫類と違い大量に産卵する可能性がある。一匹一匹が大したことなくても
レッドマンサイズで1000匹に囲まれたらこの東京や三門市は更地に変えられてしまう。
瑠璃岸「剣持?」
「あっ、すいません。」
瑠璃岸「話を続けても?」そう言い彼は椅子に座る。
「お願いします。」
瑠璃岸「スカルホーネットマンと言う通り魔……警察官の目撃した証言が正しいなら、普通のそこらの通り魔じゃあないね。」
「えっ?」
瑠璃岸「背中に昆虫の蜂と同じように金属の羽で空を飛んでいたらしい……御大層にジェットブースターとかも
装備したハイテクな通り魔らしい……相当賢いぞ。この通り魔……」
普通の凶器とかではなく自分で開発したハイテクな装備で凶悪な犯罪者を狙うのは、何でだろう……剣持は、疑問に思った……
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日本アルプス
何処かの地下の施設だった場所に……
無数の特殊な能力を持った人達が集まる。1台の装甲車。『お化け屋敷』が所有する銀と赤の装甲車が目的の場施設から離れた場所に停まっていて……
一の谷「ここかね?」
チャールズ「ええ。ようやくですよ。忍者部署の皆に日本アルプスんくまなく探してもらった甲斐がありました。」
???「あの行き止まりの壁の地下から中に入れるでござる。」
特徴的なござる口調をする水色のカジュアルな服装を着た人物が、装甲車から降りた一の谷博士と本多助手、チャールズ隊員とハンサム隊員を案内する、
チャールズ「あんた?名前は?」
ツナミ「拙者の名前はツナミ丸。日本各地を旅する風来坊でござる。宜しく。」
ツナミと名乗る
ハンサム「罠とかは?」
ツナミ「全て解除したし破壊もしたでござる。」
ハンサム「大体何で君が俺達に情報を送ってくれるんだ?」
案内人は軽く博士達の方を振り返り、ポケットに大事にしまった小判のような物を見せる。
ツナミ「旅の途中の目的の探し物を探して偶然、雨露をしのげる時に見つけた施設だ。中に入って施設の構造が気になって貴方がたにここを教えた。おっと止まれでござる。」
行き止まりの壁に一同を案内させると、床が左右に割れて、下に落ちる。当然、全員。
ハンサム「おい~~」叫び声を上げてるハンサム。
ツナミ「問題ない。少し濡れるぞ。」
当然案内人が先に落下するが、男は所定の動作をして
ツナミ「忍法!?鳥人変化!?あやかしの津波よ吹き荒れろ!?津波!!津波!!津波!!」
腰に差した刀の鍔を鳴らす!?
【カキン!カキン!カキン!】
ナレーション《ツナミ丸が刀の鍔を特定の振動の鳴らし方をすると、彼の脳神経が異常活動を始め、身体の細胞配列が変わり……あやかし忍者つなみに変身するのだ。》
ツナミと名乗った人物の姿が何処からともなく現れた波しぶきにその全体像が隠れて、水嵐となる。
あやかし忍者つなみ「せいっ!?」
赤い異形の手刀が水嵐を内側から斬り裂き、焦げ茶色の
和の忍び衣に身を包む赤い目元に銀の両目の鳥の能力を持った異形なる忍者がその姿を皆に見せる。
素早くあやかし忍術の印を結び。
あやかし忍者つなみ「水遁、水蜘蛛の術。」
彼を中心に水で出来た蜘蛛の巣を張り巡らして、全員を助ける。
チャールズ「たっ、助かった……」
つなみ「この先に連れがいる。着いてきてくれ。」
無人の通路を歩き出すあやかし忍者。
あやかし忍者つなみ(兵器レベル2)
出身地 あやかしの村
究極の秘宝のありかが書かれた72の小判を集めるため、旅をつづけるあやかし忍者。
さまざまな忍術や剣術をつかって悪と戦う。水を使った戦いが得意で、必殺技はどこででも津波を呼ぶことが出来る津波返し。
一の谷博士達は、彼の後を着いていく。
???「遅いよ!?ツナミ丸!!」キツイ口調が通路に聞こえてくると同時に一本のクナイが飛んで来て、飛んで来たクナイをつなみが片手で掴み。
あやかし忍者つなみ「そうカッカするな。マツリ。」
通路の向こうから姿を表すのは長いピンクの髪を持つ女性だ。彼女がマツリだろうか……
マツリ「久しぶりに外の外出が里長に許可されたと思ったら、変な施設の調査任務なんて言われたら誰だってカッカするよ。」
あやかし忍者つなみ「私服はどうした?あんなに似合っていたのに……」
マツリ「汚れないように、何時もの忍び装束に着替えんだよ。都会で流行りの服とかアクセサリーとか靴とか、里のくノ一達にお金と注文まで頼まれているのに……全く……もう……」
ぶつくさと言いながらも、つなみが彼らを連れてくるまで留守番をしていてくれた彼女に、つなみは感謝する。
つなみ「ではこの仕事を無事に終えたなら都会で羽を休めようぞ。」
マツリ「マジか?」嬉しそうな表情になる。
つなみ「約束しよう。」
マツリ「しゃっ、ならお前ら着いてこい!?」
ハンサム「元気な子だな……」
美少女忍者マツリ
出身地 忍者の隠れ里(兵器レベル1)
隠れ里に伝わる秘宝『黄金のクサビカタビラ』を守る美少女忍者。あらゆる忍術を修得しており、さまざまな忍術を使って敵を打ち倒す。
少し口は悪いが優しい心の持ち主。
普段里の秘宝守る年頃の女の子だが今回は久しぶりの外出で心をウキウキしていた……しかし、蓋を開けば、別の系統の忍者と合同任務……マツリは不機嫌な状態だったが、施設のとある物を見て不機嫌が何処かに行き、真面目に任務をしていた。
ハンサム「なっ、何だよ……」
一の谷「これは……」
本多「あれは……」
全員はその景色に驚愕な声を上げる。
マツリ「あたいも最初見て驚いたよ。」
一同は巨大な施設にいてガラス張りの向こうの景色を見せる。
チャールズ「システムが自動……ロボットが、開発しているのか?あれを……」
マツリ「つなみが野宿の際に偶然見つけて、私を外に出してまで調査任務を始めるから、専門家を呼んで正解だったよ。」
そのガラス張りの向こう側には一匹の怪獣が造られている最中の姿が、写し出されていた。
『地底怪獣サンドラー』
レッドマンとボーダーと『お化け屋敷』が対決した地底怪獣だ。
只……その姿、戦った姿とは違い、しっかりとした前脚と後ろ足があるものの両生類に似た顔の皮は無く鋼色の特徴的な頭蓋骨を晒して、胸やお腹も皮膚が無くあばら骨や臓器を空気に晒しており、魚の尾のような尻尾は、尾鰭のない状態だ。臓器には栄養を注入する特徴な赤い液体が注入されている様子が、映る。
つなみ「怪獣を開発、生産して国家に販売して、戦争をせずに国力を低下させる闇の販売人の噂は、俺の村やマツリの里でも聞いた事はある。」
マツリ「この施設の持ち主は、何かを理由に施設を放棄、餌である鉄を食いつくした怪獣兵器の1匹が、施設から脱走したって考えだ…………ここから『特撮研究会』の本職だ。施設調査するなり、施設破壊するなり勝手にしてくれ。」
つなみ「問題はコイツラを開発した奴が今何処で何をしているかだ。」
『お化け屋敷』が見つけた鉄を食べる怪獣の正体……
そしてその怪獣を開発した存在に、一同は、詳しい調査を始めるのだ。
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翌日、剣持が高校にいる間の三門市にて……
チンピラ「はぁ……はぁ……はぁ……」
男は全力で走った、必死に走った、背中から感じる恐ろしい気配に、明確な死の気配が男を全力で走らせた……
男は犯罪者の集まりでこの男は既に7人の人間の命を奪った凶悪犯罪者だ。
特質すべきは、この男の証拠隠滅の腕……卓越した証拠を残さず人を殺す事が上手い故に、警察も完全にノーマークになる程だ。
その証拠を残さず殺人をして社会に紛れていた男は、得体の知れない何かに今も追われていた。
最初、男の脳裏には複数の私服警官の可能性を感じたが、視線を感じた方向にいた存在を見た瞬間、恐怖を感じた。
鎧のように蛍光色の複合金属合金で固めたハイテクな装甲と全身で覆った黄色い鋼鉄のコスチューム。人間の頭蓋骨と昆虫の蜂を合わせた金属のマスクに黒色と黄色の縞模様の異形の存在を………
最近、仲間が次々と行方不明になっている事を知った。
あの謎の存在に殺されたんだと気付く。
男は貸しビルの一つに逃げ込みエレベーターの中に入る。
スカルホーネットマン「………………」
エレベーターの扉が閉まりチンピラは、逃げる事に成功する。
スカルホーネットマンはビルに入ろうとするも、
間 罪無「そこのお前?」
スカルホーネットマン「!!」
背後から突然声を掛けられて驚くもホーネットマンは振り替える。
剣持(レッドマン)の先輩で現在日本の各地に逃亡している男イノセンスマンが、相手の姿を見る。
間(蜂?随分と手作り感を感じるコスプレだな……だが、
)
その時、付近にパトカーのサイレン音が鳴り、
スカルホーネットマン「!!!!」
ホーネットマンは、背中の羽を動かして空を飛び姿を消す。
間 罪無「また、変な奴が現れたな……」
間もパトカーから姿を隠す。
無事、超人パワーで三門市に到着したのは良いが、剣持の今の自宅を聞き忘れて、住宅街を目指している。
間(にしても、あの蜂男。身に纏ったコスチュームとマスクで顔はわからなかったが、苛立ちと激しい怒り……憎しみの感情を……マスク越しに放っていたな。)
パトカーのサイレン音を聞いて……音は離れていく。
間(警官達も俺を追いかけている訳じゃないようだし、一体、今この街に何が起こっているんだ?)
スカルホーネットマンの自室。
マスクとパワードスーツとジェットパックを外して作業台にパワードスーツを置き側に置いてある工具箱から工具を取り出して黙々とスーツの整備をする。
蜂須賀「……チッ」
この青年に感じるのは、未だに見つからない伯父を殺して伯父の車を奪った犯罪者への怒りと苛立ちだ……
三門市を縄張りにする犯罪者集団をここ十数日間、ぶちのめしながら探すも、未だに……未だに……犯人に見付かる事はない。
だが、諦めるつもりはない!!
子供の頃に両親が死んで、伯父夫婦に引き取られて、異次元からの侵略者近界民の大規模侵攻での怪我が原因で伯母さんは亡くなり、それでも……それでも……伯父さんと二人で力を合わせて、生きていたのに……
だがそんなある日…………俺と伯父は些細な事で口喧嘩をして、家出をする。
夜になり頭が冷えた俺は自宅に帰ろうと……住宅街を目指し歩いている途中……人だかりを見つけてふと、興味本位で人だかりの隙間にあるその中心にある物を見て……俺の全身の血が凍った感覚を覚えた……そこにいたのは胸から血を流していた伯父さんだった……頭が真っ白になり俺は伯父さんに駆け寄る!?
『伯父さん!?伯父さん!?』
近くの誰かが救急車と警察を呼んだらしい……
真っ青な伯父さんは最後の力で俺に気付き俺の手を掴み
『俺と些細な事で口喧嘩してすまない』とたった一言の詫び言葉を俺に言い、息を引き取ったんだ。
俺は涙を流しながら警察に聞いた。
『誰が伯父さんを撃ったんだ!?』
警察『容疑者スカルズ一味の一人で君の伯父さんは、車を盗まれないように抵抗して殺されたんだ。』
『スカルズ一味…………』
三門市には、複数の悪党集団が日々縄張り争いをしている。
俺は一人になった……一人になってしまった……………最初は、警察官が伯父さんを殺した犯人を捕まえてくれるかと待った…………待った…………待ったんだ……(レッドマンがゴリアテに敗北して剣持が数日間入院してゴリアテにリベンジするまで)
だが犯人は逮捕されず、苛立ちが……小さな雪が積もるように、犯人やその仲間達が今ものうのうと生きて悪さをしていると思うと……思うと、腸が煮え滾り全身に怒りが燃える!!どうしようもない程のドス黒い炎が俺の姿を怪物に変える……
俺は科学オタクで機械工である俺は……自ら伯父を殺した犯人に復讐する為にコイツを開発した。蜂を模した超人を、必ず仕留める意義を込めて……
蜂須賀「スカルズの連中も流石に警戒しているな。……全員地獄に叩き落としてやる!?」
怒りの表情と声を出しながら、パワードスーツの左腕の毒針を伸ばして、右手から電撃と衝撃波を飛ばして、その破壊力に口元に笑みを浮かべるのだ。
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東京の極東科学研究所から三門市の自宅の自室にワープで戻ってきた剣持は、グローブとブースターを早速装備して自宅の壁や天井に這い回る。気分は最高にスパイダーマンだ。
【ーーーーッ】
だがこの時、三門市に感じた害意が、レッドマンの探知能力に引っかかる。
「!?何だ?この気配は?」
剣持は自室のクローゼットを開き立て掛けてある黒いジャケットではなく、その横のねずみ色のジャケットに袖を通す。
自宅を出て剣持は集中するも、その日は特に怪獣やら宇宙人やらの気配はしなかった。
翌日、学校にて、剣持は授業を聞きながら昨日の妙な害意が気になっていた。
(怪獣やら宇宙人やら大体何かしら特徴的な波長……巨大な生命力やらその星特有のエネルギーの残留が残る……ボーダーの皆ですら個性的な凸凹で分かりやすいのに……)
マドンナ(剣持君……あんな真剣に授業を聞いていて偉いわね……)
授業が終わり放課後、マドンナ先生に頼まれて一緒に職員室までに教材を運ぶ手伝いをする剣持。
マドンナ「最近、喧嘩した友達とは仲直りした?」
ふとマドンナは剣持の悩みの一つを口に出す。
「あっ、」
無表情だが、その返事でマドンナは察する。
マドンナ「その子は男の子?「いえ、女の子です。」そう女の子ねぇ…………ねぇ、剣持君。」
「はい。」
マドンナ「剣持君はその女の子は、今でも大切だと思っているの?」
この質問は、喧嘩して縁が切れた相手をどう思っているかの内容だ。自分に非があると答える剣持の発言から望んで今の状況になった訳ではない。寄りを戻せるなら戻った方が当人達にとっては、良い事だが、はっきりとマドンナは言おう……剣持君は謎が多い……今でこそ、こうして関わる機会が多いが、彼の最初は本当に何処にでもいる普通の高校生だ。
マドンナ(でもヒマラヤから戻ってきた彼は何かが外れたように人助けや手伝いをし始めるようになった……切っ掛けはわからないけど本人には良い変化だったのかなぁ……)
「…………その子に何を言われても今でもその子の大切な宝物を守りたいと思うくらいは、大切ですよ……気持ちも心も離れてしまっても……守りたいですから……」
たどたどしく彼はそう答えた……
マドンナと剣持は職員室に到着して、彼女の机に教材を置き
「では、俺は……」
剣持はそそくさに教室に戻ろうとすると
マドンナ「剣持君。」
マドンナ先生が呼び止める。
「はい?」
マドンナ「一度ちゃんとその子と本音で話し合いをした方が良いわ。剣持君が何を持って非があるかは先生は聞かないけど、さっきの質問の答えを聞いたからこそ、その子とは仲直りしないと駄目よ。」
「ですが……」
マドンナ「有りのままの剣持夢想としてその子としっかりと話し合いをしなさい。友達は一生の宝物なんだから……」
マドンナ先生は優しく諭すように剣持に言う。
「ぁ…………失礼します。」
剣持は職員室を去り……隣に座る同僚の英語が担当の山本先生がマドンナに近づき、
山本「マドンナ先生。生徒のお悩み相談ですか?」
マドンナ「山本先生……単純な悩み事ってさっきのような話し合いで良かったんでしょうか?」
山本「まぁ、思春期のあの頃は、親なり年上の先輩達に相談せず解決しようとして失敗する事もあるからねぇ~~」
山本先生……元オリンピックの女子競泳競技の世界記録保持者。
金メダルはゲットした物の無理なトレーニングの影響で選手生命を失い、今は英語の教師をしている。
自分の経験談を隠すように話す山本は笑う。
山本「それより、先生。今夜一杯どう?」
そしてマドンナ先生の隣に住んでいる。
マドンナ「山本先生ったら……」
山本「あははは……」
更に言うと山本先生は天真爛漫のボク娘ポニーの姉である。
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授業は滞りなく進み、昼飯の時間になりながら剣持は学校の屋上で自宅で作った具沢山ホットドックを食べる。
志岐「隣良い?」
「……あぁ。」
志岐「……それ自分で作ったの?」
「そうだ……」
志岐「何か私に話す事はあるんじゃない?」ジト目で剣持の方を見ているも本人も自宅で作った弁当を食べ始める。
「……今日は学校来てるんだな?」
そう……何気なく会話する二人。片方は、基本不登校の志岐小夜子。その彼女が珍しくこの学校に登校しているのだ……
志岐「私は出席日数を最低限稼ぐ為、後ここ数日分身が私の部屋に現れないのも気になって……」
そう……クラプトンの事件以降、剣持君の分身が志岐の部屋に遊びにこないのだ。
「……もう、暫くは俺の分身はお前の家には来ないよ。色々と個人的に予定が立て込んでいるからな……」
志岐「予定?」
「……自衛と防犯の為の装備を作っている最中だ……トリガーは、訓練以外に使用は出来ないし、」
前回のスルメイカ男は大したことはなかったが、この先似たようなケースになった場合、切り抜けられるかは、時と場合に結果が変わる。一人ならともかく、沢山の人がいる中での場合や知り合いがいる時の場合では、本気を剣持夢想の状態ではレッドマンとしての全力は出せない……
剣持夢想の正体がわからず全力を出せれる装備が必要なのだ。そう……古き良き月光仮面や仮面ライダーのような仮面が、
志岐「作れるの?」
「これでも、色々と緒先輩達に鍛冶やら技術やら教えて貰っているし……まぁ、惑星クロノの防衛隊の強化服くらいなら何とか製作出来る程度の腕だけど……」
志岐「強化服ねぇ?」
志岐の脳裏には、ボーダーの各部隊の隊員達が着るような服をイメージするも、宇宙をモチーフにした作品が多過ぎてピンとこないのだ?
「まぁ、本家はたったの2分しか活動出来ないが、世の中2分でどうにか出来ないのが現状だ、だからベースは防衛隊の強化服だがそのデメリットは無しにする方向に造るつもりだ。」
志岐「造れるの?」
「生地の構造から必要素材に内部構造は全部知っている……只、地球で造るからアレンジが必要だがな……」
志岐「手伝おうか?」
「志岐さんは今度のランク戦の那須隊を勝たせる戦略を考えなさい……」
二人は互いに話しながら食事を続けて青空を見て、続いて学校の屋上から三門市の街並みを見る。
志岐「あんな怪物が密やかに街の各地にいるのかな……」
「そうだな……『お化け屋敷』に報告しても部署違いで話しは聞かないし……」
志岐「ねぇ、今週に渡したオカルトの未確認生物の目撃情報の奴で気になるのあるんだけど……」
「どれだ?ホームズ君。」
剣持はポケットからスマホを取り出し渡されたメールの未確認生物の写真の画像を志岐に見せる。
志岐「これよ。」
「うん?」
志岐「人型の昆虫の目撃情報……」
人と同じくらいの大きさの昆虫人?最近、森林地帯や森で目撃情報が増えている未確認生物で、オカルトの界隈が賑やかになっている話題の一つだ。
志岐「ねぇ、宇宙には昆虫に似た特徴の宇宙人とかは?」
彼女の質問に少し間を置いて剣持は答える。
「……いる。地球の昆虫の顔をした宇宙人は、」
バルタン星人がその代表だが、あれらは個体差や地域に色々な種族がいる為、銀河連邦も把握出来てはいない。
ビートルト星人やチルソニア遊星人のケースもある。
志岐「じゃあ、この画像も……」
「只の特撮や映画の撮影用の被り物や着ぐるみじゃないか?目撃された場所も映画のロケ地として結構使われている場所だし、大方大学の映像研究会みたい連中が思い出づくりの映画の撮影とかに使っているとか……」
志岐「本物の昆虫人だったらどうするの?」
「……何でもかんでも何かの仕業と決め付けるのは、良くないよ。ホームズ君。情報の精査をしてこれが偽物か本物か探すのは『お化け屋敷』の仕事だ。」
志岐「わかった。じゃあ、お先に」
彼女はお弁当を食べ終えて自分の教室に戻る。
(…………実際はどうなの?ベム。)
(わからないが……答えだ。夢想。)
レッドマンは自分の記憶にある情報でこの画像に近い生命体について考えるも、やはり写真の画像一枚だけでは難しい……
そして夢想本人もビルガメラーの時、父さんの資料にあった昆虫人の記録を思い出すも、あれは古生代……デボン紀や石炭紀、ペルム紀に頃に建造されたとされる建造物の遺跡の壁画の調査記録の資料の途中に過ぎない。
それに……仮に父さんの資料通りならこの昆虫人は約4億から3億年の前の古生代の生命体になる。人類の祖先より地球上にいた先住民というこれまでの考古学の歴史を変える程の凄い発見になる。
約4億年前といえば地球上にはシダの植物が繁栄したが、まだ三葉虫とケラファスピスやダンクルオステウスといった、海の生物が盛んに繁栄していた時代で、同時に陸上に恐竜の祖先の両生類や当時の地球の酸素の濃度が高い為、メガネウラと言った石炭紀を代表する昆虫達も空を自由に跋扈した時代……当然、この時代に人類の祖先はまだまだお猿さんで、火を起こすなど文明のブの字もない時代……その恐竜も誕生していない時代に、建造物があった……
実際、資料でも父さんは驚いていた。猿から進化した人類がいたように、昆虫が猿の祖先より早く進化したなんてと…………しかし資料も可能性の話で、父さんが調査した古代の遺跡の壁画の記録にて二足歩行した蜂に似た生物を彫られていたと知らされていた。
地球上の歴史を知っているなら分かるが、恐竜が出現して繁栄と共に氷河期が到来と共にシダ植物や恐竜は絶滅、ビルガメラーやトゲラやゴメスといった規格外の生命力を誇る一部の生物も地底やら海底やらと姿を消して哺乳類が生き延び猿が進化して猿人が誕生する。
そこからは人類の進化と歴史で全国の中学校の歴史の授業の最初に学ぶ所だ……石器を使い、狩猟を始め、火を起こし……巣から集落が誕生して文明が始まる。
ホットドックを食べ終えて剣持も屋上を後にする。
(地上の先住民か……気になるけど今は強化服の製作を優先しないと、)
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剣持が高校にいる間、三門市の警察と捜査協力するジャック・シンドーとジーン・グレイの二人は、捜査資料を片手に資料室にてスカルホーネットマンに殺された人間達にある共通点を見つけていた。
ジャック「やはりこの被害者も前科6犯……スカルズの一味だ。」
殺された被害者達の共通点は三門市に複数存在する悪党の犯罪者集団のメンバーだと言う事、銀行強盗を主にしている連中で、何処からか拳銃やショットガンと言った
代物を持っていて警察とここ最近銃撃戦をして逃走して追跡を眩ませている。
ジーン「スカルホーネットマンはスカルズのメンバーだったのかしら?」
ジャック「それはまだわからないよ。でもそのスカルズの凶悪犯罪者達の命を奪っている様子だと……この蜂人間は、スカルズに恨みを持っている可能性があるかもね。」
小金村「ジャックさん。ちょっと宜しいですか?」
三門市の警察署に所属する頼りない印象の小金村巡査がジャック達に話しかける。
ジャック「いいよ。小金村巡査。何かわかった?」
小金村「はい。たった今、スカルズのメンバーの一人が自首しに来たんだんです。」
ジーン「本当なの?」
ジーンは小金村の報告に驚きの表情をする。
小金村「少し錯乱して、刑務所に入れてくれっ!?じゃないと殺される!?っと取り調べ室で担当の刑事に叫んでいます。」
ジャック「会いに行って見よう。」
ジーン「その前に隊長達に連絡よ。」
ジーンは腕時計型通信機を起動させて『お化け屋敷』の地下秘密基地を連絡するジーン。
ジーン「こちら。ジーンです。応答せよ。」
イデ《こちら。イデ。どうしましたか?》
ジーン「三門市警察署にてスカルホーネットマン関連に報告があります。スカルホーネットマンに殺害された被害者は全て犯罪者集団スカルズ一味のメンバーです。》
アーサー《こちら、アーサーだ。ジーン。今の報告は本当か?》
ジャック「隊長。さっきそのスカルズのメンバーの一人が三門市警に自首しに来たんですよ。何とか詳しい事情を聞いてみます。」
アーサー《わかった、こっちもスカルホーネットマンとスカルズの関連を調べて見る。》
ジャック「お願いします。」
そう隊長は言い通信が切れる。
ジーン「…………………………今度からは自分の通信機で連絡して頂戴、」
その彼女は言い資料室の扉を開けて一人出る。
ジャック「待ってよ。ジーン。」
怒らせてしまったと思いジャックは急いでジーンの後を追いかける。
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取り調べ室にて……
今年50歳になった捜査一課のベテラン刑事がスカルズのメンバーと対話を心見ている。このスカルズのメンバーは今日の
河野「落ち着いたか?」
チンピラ「はい……。」
錯乱状態のスカルズのメンバーを落ち着かせて漸く事情聴取を始める。
河野「じゃあ、まず名前は、」
チンピラ「小野寺、小野寺三平」
河野「歳は?」
小野寺「27歳。」
河野「小野寺さん。あんたには過去7件の殺人事件の容疑がある。まず……」
河野は順番に小野寺の殺人事件の概要を説明して小野寺も容疑を認める。
河野は意外だと思った……河野が説明した事件は全て証拠がない……証拠不充分故に容疑は会っても逮捕が出来なかった事件だった。
だが目の前の男はその時、どうやって人を殺したか、どんな凶器を使用したか事細かに供述している。そして証拠を全て隠滅した説明も、
河野「どうして自首なんかを?そのスカルホーネットマンが誰か知っているのか?」
小野寺「わかんないよ、そんなの!?でも……あのスズメバチのマスクの男は、俺達スカルズにスゲー恨みを持っている野郎だ。俺達はそりゃ、色々と悪い事したさ、恨みを持ってる奴らなんて他の縄張りの悪党集団やら殺された奴らの遺族の連中やら多過ぎるんだよ。」
河野「だから……自首して警察に守って貰おうと?」
小野寺「俺は死にたくない。だから刑事さん。俺は全て喋るから……」
河野「取り敢えず、留置場で落ち着いたらな。連れて行きなさい。」
2人の警官が小野寺を取り調べ室から連れだす。
誰もいない取り調べ室にて、河野は愚痴る。
河野「スズメバチの仮面を着けて悪党集団に天誅ね、
よっぽどスカルズの連中が憎いんだな……スカルホーネットマンは、自分の手を汚してまで殺す程……」
ジーン「河野刑事さん。」
ジャック「何かわかったんですか?」
『お化け屋敷』の捜査協力者が取り調べ室に姿を表して、
河野「まぁ、スカルホーネットマンの動機は怨恨ってくらいならわかったよ。」
ジーン「怨恨?」
河野「容疑者を絞り込みたいが、肝心の当人がマスクを着けているからねぇ、スカルズがした犯罪で酷い目にあった被害者や関係者は沢山いる……コイツは足が棒になるくらい動く必要があるかも知れないね。」
ジャック「手伝いますよ。」
河野「頼むよ。こっちも猫の手を借りたいくらいだから……」
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夕方、
熊谷「さぁ、小夜子。帰るよ。」
志岐「うん。」
二人は下校する様子を剣持と黒野真琴は屋上から見る。
真琴「志岐ちゃん。今日は登校していたんだ。」
「らしいな。」
真琴「もっと興味を持ったら?志岐ちゃんに、」
トマトジュースの飲みながら剣持を見る先輩。
「真琴先輩も今日は部活休みでしょ?こんな所で油を売って良いんですか?」
真琴「アホの国近のテスト勉強にストレス溜まってるの、最近は一緒に下校して自宅で勉強しているんだから
……」
「国近先輩を宜しくお願いします。」
真琴「あっ!?国近の奴校門前で待ってるよ。」
剣持が視線を向けると確かに校門前に国近先輩が待っている。
「尚更早く行った方良いでしょう。」
【ーーーーッ】
その時、剣持の中にある超感覚が騒ぎ始める。
剣持は屋上から運動場や校門を見渡して見ると、国近先輩のいる位置の後ろに突然、黒いワゴン車が止まり、二人組の怪しい奴らが国近先輩を無理やり連れ込んでワゴン車に乗せて学校から走り去る様子を真琴先輩と見る。
真琴「どうしよう!?国近が誘拐され、」真琴は剣持の方に言うと、
「真琴先輩は急いで警察へ連絡して下さい。俺はあのワゴン車を追いかけます。」そう短く言い屋上を後にする。
真琴「剣持君!?」
真琴は走り出した剣持の後ろ姿を見ながら急いで警察に連絡する。
普段、走らない学校の廊下で俺は走りながらリュックサックの中を開き直ぐ様赤いフルフェイスマスクに被り青いスキーゴーグルで目元を隠してリュックの中にある赤いグローブと装備して履いている靴を赤いブーツと履き替える。そして蜘蛛糸発射装置を両手首に装着して、
学校の窓を開き、その身を宙に投げ出す。重力に従い落下する前に剣持は右手首の蜘蛛糸発射装置から蜘蛛糸を発射させて校舎の壁からウェブスイング。高く舞い上がり、続いて左手首のウェブシューターから蜘蛛糸を発射して振り子移動の要領で国近を連れ去ったワゴン車を追跡する。
(この時の僕は……色々と考えていたけど……国近先輩が拐われたのを見て、今後の事で起きるかも知れない色々な事を考えるより、身体が勝手に動いたんだ。)
建物を吸着機能のある両手のグローブで高く登り始めて、ジャンプして跳び移り……走る。
ジャンプで跳び移れない距離はウェブスウィングで、ビルを利用して宙に舞い上がる。
(国近先輩!?)
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突然、訳も分からず拐われた国近は銃を持った連中に囲まれていた。
ガンシューティングゲームを知っている国近はこの連中が持っているのが本物の銃だと分かり恐怖で固まっている。
チンピラ「小野寺の奴。自分だけ助かろうなんてそうはいかねぇよ。」
チンピラ2「あぁ。俺達は泣く子も黙るスカルズ一味だ!?三門市の全ては俺達の物だ!?ヒャハハハハハ!?。」
ワゴン車は車道を爆走して目撃者も多数いる。
チンピラ「このまま人質を使って三門市警察署に殴り込みをするぞ。」
ゴロツキ「スカルホーネットマンだが何だか知らねぇが
俺達を止めて見ろ!?」
国近は涙目になって自分の運の無さを呪う。何でこんな目に巻き込まれるんだろう……と、
国近(こんな事ならアプリゲームのガチャで5連続でURの奴なんかに運を使わなければ良かった。)
自分はこれからどうなってしまうのだろう……と軽く自分の最後を連想してしまう。
どう考えてもロクな最後にならないとその表情は絶望に染まりその両目には確実な死の気配が迫ると錯覚して涙がこぼれ落ちる。
銃口に眉間を押さえつけられながら車のフロントガラスの方を見る。
運転席のチンピラ「あっ?」
国近(誰?)
ワゴン車の正面に赤いフルフェイスマスクに青いスキーゴーグルを装着した怪しげな出で立ちの男。かろうじて分かるのは、何故だが自分の高校の男子が着る制服を着用しているという事、その怪しげな人物が車道の正面に着地してワゴン車の前に立ち塞がる。
運転席のチンピラ「どかねぇなら、」
国近(あっ!)
運転席はワゴン車の速度を上げて怪しげな人物に、向かってワゴン車を突っ込もうとする、
国近(辞めて……)
怪しげな人物は逃げるようなそぶりを一切見せず、最高速度で突っ込もうとするワゴン車をその両手で受け止め
て……持ち上げる。
国近「へっ?」
チンピラ「(*゜ロ゜)???えっ?」
国近「(=゚ω゚=)」
国近は宇宙ネコのような……放心状態になる……こう自分の常識が音を立てて崩壊した感じの……
未知との遭遇の変な感覚である。
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剣持はウェブスイングでワゴン車の中にいる国近の気配を追いかけてワゴン車の前に着地、レッドマンの身体能力を使い。最高速度のワゴン車を正面から自慢の両腕パワーでガッチリと掴み受け止めて、持ち上げて……
後ろの信号が青に変わり歩道をゆっくりと歩くお年寄りのおばあちゃんが向こうに渡るのを待って行く。
「こんにちは。」
おばあちゃん「こんにちは、車道に出たら危ないよぉ。」
「あっ、すいません。直ぐに移動しますから……」
おばあちゃんに叱られて剣持は謝りの言葉と共に、両手でワゴン車を持ち上げたまま剣持は、その場を歩き移動する。
その後ろ姿を見て、
おばあちゃん「変わった学生さんだこと……」
ワゴン車を持ったまま移動して行くコセイダー。
(あの場所なら問題は少なさそうだな……)
狭い路地裏にワゴン車を置き、車はその衝撃で少し揺れるも鍵が掛かっている運転席のドアをドアごと引きちぎり、剣持は片手にワゴン車の運転席の扉を持ったまま国近先輩を拐った連中に向かって言う。
「その人を安全に、ゆっくりと……無傷でこちらに渡して貰おうか……」
チンピラ「何だ!?てめえは!?」銃を向けるも剣持は静かに怒りを口に出しながら、
「勝ち目あると思っているのか?悪い事は言わないからその国近先輩を返してくれ。」
チンピラ「舐めた事言うじゃねえか!?サーカス野郎!?」
「……忠告はしたぞ。」
【ピシュッ】
剣持は瞬時にそのチンピラの胸に向かって蜘蛛糸を張り付けて引っ張り上げて距離を詰める
チンピラ「へっ?」
呆けた声と顔を出すチンピラに向かって剣持は素早く構えて
「ふん。」
チンピラの顎に向かって鋭く拳を飛ばしワンパンチで気絶させる。
チンピラ2「てめえ!!」
ゴロツキ「サーカス野郎!?」
「……どう見たって…旅行者じゃないよな……」
ゴロツキは手早く剣持に殴り掛かるも剣持は全て脅威の反射神経で回避して素早く剣持は頭突きをゴロツキの頭にぶつけて、相手に間抜けな白目をひんむかせて気絶させる。
「また戦うか?」
チンピラ2「降参します。」
剣持の実力でチンピラ2は勝てないと察して急いで国近を剣持の元に連れて渡す。
「大丈夫ですか?お怪我はありませんか?国近先輩。」
国近「えっ?あっ、うん。」
国近は驚きの表情を見せる。目の前の怪しい人は自分の名前を呼んだのだ。会ったこともないのに……
国近(どうして……私の名前を……もしかして……)
彼女はある可能性を考える。
「おい。お前、」
チンピラ2「えっ?」
「コレ忘れているぞ。」
引きちぎった運転席の扉をチンピラ2に手渡して、
チンピラ2「あっ、はい。俺警察に自首します。」
「賢明な判断だな……」
チンピラ2を良く見るとどうやら漏らしていたようだ……
後部座席に運転席のドアを放り入れて、チンピラ2は仲間の二人を置いてきぼりにしたままその場を去る。
二人だけになり剣持は国近に向かって、
「じゃあ、国近先輩も高校までお送りしますよ。」
国近「ねぇ、君って……もしかしなくてもスパイダーマン~?」
「違います。」きっぱりと答える剣持。
国近「えっ?でも手首から蜘蛛の糸を発射していたし、」
驚くを表す顔をしながらも国近は助けてくれた人物に興味を持つ。
「仮面ライダーの蜘蛛男も口から蜘蛛の糸を飛ばしていたけどスパイダーマンではないですよ。」
国近「えっ?蜘蛛男ってスパイダーマンの和訳では?」
「兎に角、僕はスパイダーマンじゃあありません。」
余り余計な事を喋るとボロが出そうだから話題を早く終わらす剣持。
国近「じゃあ次の質問、これで最後だからさ。」
国近は目の前の謎の人物をじぃーと見て回ってから口に出す。
「何ですか?全くもう……」
国近「……君って私の知っている人~~?」
「!?」
一瞬剣持は動揺する。その動揺する様子を目の前で見る国近
(大丈夫だ。顔は隠れて見えない。声質も何時もと変えている。)
ベムの言葉に冷静なフリをする剣持。
国近「服装だって私が通う高校の制服だし、それに私は君に名前を名乗っていないのに、君は私の名前を知っていた……君が私を国近先輩と呼んでいるから
君って私より年下?」
(少ない会話で、色々と僕の情報が取られてる!!不味い!?)
「帰ります。」壁の方向に歩く剣持。路地裏の外壁に両手の平を張り付かせ、壁をスパイダーマンみたく登ろうとする。この動きをウォール・クロールと名付ける。
国近「ちょっと~~こんな良くわからない場所に私を置いてきぼりにするなんて酷い人。親愛なる隣人さん。」
慌てて剣持の後を追いかける国近。
「そう言いながら、マスクを取ろうとするな。ゴーグルを引っ張るな。」
国近「このマスクは特別な奴なのかな~~。」
「や~~め~~ろ~~マスクが伸びる~~」
その時、パトカーのサイレン音が聞こえて来て、
「漸く本職のご到着だ。」
警察「警察だ!?大人しく投降しろ!?誘拐犯!?」
グダグダしてたら数台のパトカーと白バイクが止まりすかさず警察官は銃を引き抜き全て剣持に向ける。
「誘拐犯……俺の事か!?」
事態を知りマスクの中でビックリした表情をする剣持。
国近「えっ?そうなの!?」
「いや違うよ。待って!?誘拐犯はこのアスファルトに倒れている二人組、僕じゃないよ。」
警察「大人しく人質をこちらに渡し両手を頭の後ろに組んで両膝を地面に付けなさい。」
「ちょっと!?君達が、もっと早く駆け付けてくれたら僕は来る必要も悪党を気絶させる必要もなかったのに、誘拐犯扱いなんてあんまりだよ!?」
国近「そのマスクを外して素顔を見せたら、私が証人になって上げようか?この人は誘拐犯じゃあないって、」
「そうか……」
(穏便に行くなら、それに越した事はないだろう……)
そう思い剣持は両手を自分が付けているフルフェイスマスクに手をかけ、
国近「…………」ワクワク
両目をキラキラさせたボーダーの先輩が、滅茶苦茶見ている。
(凄く……凄く……やりずらいぞ。)
国近「さぁ、私なんかは気にせずに、さぁさぁさぁ、」
「気にせずにの癖に催促するな!?あっ、はい。」
大人しくマスクを上げようとすると、小型の何かの聞き覚えのない音がレッドマンの聴覚で拾う。
【ーーーーッ】
「!!?」
国近「えっ?どうしたの!?」
【危険を事前に感じ取る第6感】のムズムズが発動する
レッドマンはこの能力を主に怪獣を探知にする為に使用する。巨大生物や怪獣と言った類いはこの探知能力に引っ掛かり安く、この探知能力は任意に探知させる場合と
勝手に発動する場合がある。
(勝手に発動した場合は危険が迫る合図だったよねベム?)
(空中から人間と似た何かがこっちに接近してくるぞ。)
【ブーーーーン!?】
国近達にも聞こえたのか一斉に空を見上げる。先に聞こえて来たのは羽音だ。空を飛ぶ昆虫が持つ羽を動かす際に聞こえてくる音。続いて空から姿を見せる。
(昆虫人?)
(嫌、あれは……昆虫の姿を模しただけの人間だ。)
【バァン!!】
こっちに接近してくるソレは右手の平にある丸い部分から青い電気を見せてそれを衝撃波と共にこっちに打ち出す!?
「!?」
【ピシュッ!ピシュッ!ピシュッ】
剣持は直ぐ様両手首のウェブシューターから蜘蛛糸を飛ばして銃を持った警察官達をこっちに引き寄せる。
「死にたくないなら後ろにいてくれ。」
そして剣持自身は国近先輩の前に守るように立ち壁になる。
青いエネルギー弾は、パトカーに直撃してパトカーは一瞬で炎を上げて大破する。
その威力に剣持は、相手の警戒心を上げる。
残った別のパトカーにソイツは着地して、アスファルトにだらしなく気絶している二人組の男を見て、静かに答える。
スカルホーネットマン「死にたくないならそこのスカルズの奴らを渡せ、」容赦のない声が態度と共に剣持達の前に姿を表す通り魔。
「人に頼み事をする態度じゃないね。君、友達いないだろ。」
剣持は別人のように陽気な軽口を叩きつつも、レッドマンの能力をフルにして構える。
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スカルホーネットマンは活動始めた頃パトロール中のパトカーから警察の無線機を盗み出して、スカルズの一味を追跡していた。そして今回もスカルズの一味がワゴン車で人を拐った事を聞き整備を終えたパワードスーツと頭蓋骨と蜂を綺麗に合わせたマスクを被り蜂の羽が着いたジェットパックを装着して、出動。
ワゴン車を運転していたスカルズのメンバーから伯父を殺した男を聞こうとするが、何も知らないと答えられて
左腕の毒針アームで刺殺して、残りの仲間を探していた。
そしてスカルホーネットマンは謎の男と邂逅する。
「ここは大人しく親愛なる隣人同士話し合いで解決しないか?」
赤いフルフェイスマスクに青いスキーゴーグルを付けた怪しい男はそう提案する。
スカルホーネットマン「失せろ!?マスクマン。」
「……君もマスクを付けているじゃないか?」
呆れたように答える剣持。
スカルホーネットマン「……話す事等何もない。ましてや役立たずの警察の味方なんかにはな。」
「えっ?今度は、僕警察の仲間と思われている?どうなってるの?先輩?」
国近「否、私に振られても困るよ。」
スカルホーネットマン「警告はしたぞ。」
左腕の毒針を伸ばして先端を剣持達に向ける。
「先輩。怪我したくないなら、ちょっと離れていて。平和的な話し合いはどうやら出来なさそうだ……」
剣持は高くジャンプしてパトカーの上に乗っているスカルホーネットマンの近く白いボンネットの上に着地、互いに相手と向き合い応戦の意思を見せる。
スカルホーネットマン「俺の邪魔をするなら死んで貰うぞ。マスクマン。」
「暴力は好まないけど、相手になるよ。」
スカルホーネットマンは、蜂の尾模した左腕を振り次々と来る連続攻撃に対して剣持は身体を仰け反りや身体全体の姿勢を下げたりその場で空中回転で回避して相手の動きの流れを読みながら素早く腹目掛けてレッドマンの身体能力でパンチ放つ。更に低姿勢から深く踏み込み追撃の拳を放ちスカルホーネットマンの溝内に叩き付ける
スカルホーネットマン「ぐおっ!?」
【ジーーッ……バァン!!】
ワンパンチで壁まで勢い良く吹き飛ぶスカルホーネットマンは、咄嗟に右手を剣持に向けてエネルギー弾を発射。剣持はアクロバットな動きでその攻撃を紙一重に回避して、瞬時に後ろを振り返り路地裏の外壁が砕ける威力に、マスクの中で驚愕な表情を見せる。
「なんて物放つんだ。当たったら服が駄目になるじゃないか!?」
(馬鹿夢想!?前だ!?)
羽音が聞こえ慌てて前を向くとスカルホーネットマンが剣持の横顔を右拳で殴り付けて、剣持は吹き飛ばされて白バイクに背中を打ち付ける。
(人間の腕力で放つ一撃じゃないぞ!?)
(左の壁に張り付け!?)
脳内に聞こえた警告に、直ぐ様行動してグローブとブーツを壁にくっ付ける。
自分がさっきいた白バイクはスカルホーネットマンの左腕の毒針で真っ二つに両断されて、その針の鋭さと蜂男のパワードスーツの防御力に驚きを隠せない剣持。
(アイツ。レッドマンのパンチに耐えられるのか!?)
スカルホーネットマンは壁に張り付く剣持に向かって右の拳を振り、直ぐ様剣持は別の壁に目掛けてウェブを発射して移動、剣持がさっき張り付いていた壁は蜂男の右パンチに砕かれており、肝を冷やす剣持。
ウェブスイングでスカルホーネットマンの周りに跳び周り相手を翻弄させて、
振り子のようにぶら下がり揺れを利用しスカルホーネットマンの真横にドロップキックを叩き付ける。
「こいつは効くよ!?」
スカルホーネットマンを燃え上がるパトカーに突っ込むも、蜂男は燃える車体を両腕で掴み炎に包まれながらも
【メキメキ……バキン!!】
力付くで燃えるパトカーを左右に引き裂き、姿を表す。外傷らしい外傷もない事実に、剣持は近くの壁に張り付いた状態で相手を見て、
「やるんじゃなかった……」と軽く後悔する。そして……ゾークロン怪獣や宇宙人と戦う感覚で戦おうと決心する剣持。敵のエネルギー弾と毒針に意識を向けながらも、相手の武器の対処方法を考えながら、
互いに相手を見据えて同時に動く。スカルホーネットマンは引き裂いたパトカーの右半分を剣持に向かって投げ付けて、剣持は飛んで来たパトカーの一部を避けて、スカルホーネットマンに接近しようとするも、相手は残った左半分を国近さん達がいる方向に投げ付けて、剣持はウェブで、大きな蜘蛛の網を作り国近さん達の手前にパトカーの左半分を張り付かせる。
そのまま、別の壁に飛び移り、ウェブ・レーザーボール(レーザー光線ではなく蜘蛛糸を丸めて連射する遠距離技)を発射、相手は左腕でガードしながら、接近してきて、壁から飛び移りながらパンチの構えをして剣持と迎え撃つスカルホーネットマンは、同時に腹や胸に相手の拳を直撃してダメージを負おうも追撃の手を休めない。ホーネットマンの左腕の毒針を警戒しつつ剣持は裏拳をスカルホーネットマンのマスクに叩き付けて、スカルホーネットマンの鋭い膝蹴りが剣持の腹に直撃して、更にスカルホーネットマンは身体全体を回転させて回し蹴りを放ちその余りの威力で剣持の身体が打ち上がりすかさずホーネットマンは右手で剣持の服を掴み壁に向かって放り投げるも、両手首の蜘蛛糸をスカルホーネットマンの両肩に張り付けて、投げられる勢いを殺してそのまま壁を蹴り両膝を相手の胸を目標に叩き付ける。
スカルホーネットマン「くっ、俺の鋼鉄のスーツにダメージを与えるのかよ!!」
相手は数歩下がらせて……剣持は蜘蛛のような独特な低姿勢のファイティングポーズを構えて、相手を見据える。
「まだやる気か?僕はまだ戦えるぞ。」
スカルホーネットマン「こちらもだ。」
互いに譲らないまま両者、走り出す。剣持の拳を回避し
スカルホーネットマン素早く下段からストレートキックを剣持の顎に打ち込み剣持をアスファルトに転がして、右手で剣持の胸を押さえつけて、素早く左腕の毒針を突き刺そうとするも剣持は両腕で相手の左腕を掴み顔ギリギリで毒針を止める。
(人間のパワーじゃない!?この左腕の内部に腕力を上げる機械を組み込まれているのか?)
すかさず相手の顔に蹴りを打ち込み怯ませて剣持は起き上がり、スカルホーネットマンは右手で殴り掛かろうとするも剣持は左腕を相手の右腕に当てて相手の攻撃を止めてそのまま空いた右手で拳を作りスカルホーネットマンの顔面を連続パンチを食らわせる。レッドマンのパワーで連続パンチをまともに食らってスカルホーネットマンもアスファルトに倒れ込むも直ぐに起き上がり、咄嗟に剣持の片足を掴み万力の如く締め上げて
スカルホーネットマン「空の旅にご招待してやるぜ!?マスクマン!?」
ホーネットマンの背中のジェットパックを起動させてジェットパックの左右スズメバチの羽を模したクリアファイバー製のバイオ・ウィングが羽ばたき始める。
(昆虫の飛翔の原理は体重で落下する力(重力)に対向する上向きの力(揚力)で羽ばたきを作りだす……不味い!!)
スカルホーネットマンは剣持ごと、高く飛翔し始める。
「なあっ!?」
両手首のウェブシューターで糸を床か壁に発射して離脱を試みようとする剣持だが、蜂男のウイングスーツの性能が良いのか?
糸を発射するよりも速く重力を無視して飛ばされ始める。
(これは不味い不味い不味い不味い!!)
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空中ではウェブを張り付かせる物が無い
ジェットパックのジェットエンジンは爆音を上げて三門市の空を舞い上がる。更にどんどん高度が上昇して
(空気が……薄い…………このままじゃ不味い!?)
剣持も内心滅茶苦茶焦るも、片足が掴まれている状態ではまともな攻撃も難しい……だがやるしかない!?
「快適な空の旅だね。」
スカルホーネットマン「減らず口を叩くな、」
「でも残念。僕は今パスポートを持っていないんだ。帰国させて貰うよ!!」
狙いはジェットパックの左右の上下に別れている蜂の前翅と後翅のように動く部分。ウェブを連射してその翅の動きを止める。
スカルホーネットマン「貴様!?」
「それじゃあねぇ~~」
隙を突いて相手の右手を残った片足で蹴り、掴まれていた片足を自由にした剣持は重力に従えて、落下する直前に、落下の勢いを利用してウェブをスカルホーネットマンに胸の装甲板に張り付かせて、スマッシュアッパーを
スカルホーネットマンの顎に向かって叩き上げる!!
スカルホーネットマン「ぐおっ!?」
スカルホーネットマンはその一撃で気絶する物の、剣持はその場から離れて地上に戻る。
国近「あっ、落ちて来た……」
夕方の空を見上げていた国近と警察官達は、空から自由落下する謎のマスクマンを見つける。
マスクマンはタイミング良く左右の壁に蜘蛛糸を張り付かせて落下の勢いを減らして国近達の前に着地。
「やった~~地面大好き。」
とアスファルトの感触を両足でステップを踏み確かめていた。
【ーーーーッ】
振り返らずに、後からこっちに戻ってきた蜂の怪物に気付き防御する剣持。どうやら相手はさっきの気絶から回復して空中から体勢を立て直して突進を仕掛けて来たようだ。
両腕をガードしてスカルホーネットマンの体当たりを食らうも、踏ん張りホーネットマンの顎に向かって再びスマッシュアッパーを放つ剣持
スカルホーネットマン「ナメるな!?」
だが、ジェットパックで剣持から距離を離して剣持の攻撃を回避して逆に急接近して剣持の腹にヤクザキックを食らわせて、剣持を吹き飛ばす!!ジェットパックのスピードと金属製のブーツの合わせた一撃で、吹き飛ばされるも、剣持は両手首のウェブシューターを飛ばして、相手の両手の動きを封じ込めさせてから、空を飛ぶ相手の胸に目掛け両足蹴りを叩き込み、地上に落下させる。
剣持は倒れたスカルホーネットマンに馬乗りして相手の顔面に目掛けてラッシュを繰り出すもスカルホーネットマンは追い込まれるも逆に蜘蛛糸を引き剥がし自由になった右手でパンチを連続で剣持の腹に叩き込み、金属のマスクの頭突きの一撃を放とうとして剣持はその一撃を回避しようとするが、スカルホーネットマンは右手で剣持の首を掴み、回避を封じさせて頭突きを叩き付ける。
剣持をアスファルトに倒れさせ、スカルホーネットマンは立ち上がり……自分を追い込ませた邪魔者を消す為の
トドメのフルチャージをした右手のエネルギー弾を再び撃ちだそうとするが、ボロボロの剣持は何とか蜘蛛糸を飛ばして相手の赤い複眼の部分の視界を封じる。
スカルホーネットマン「うわっ!?」
慌てて右手で蜘蛛糸を剥がそうとすると、
「その右手はやめた方が良いぞ。」
自分が開発した右手のエネルギー弾がフルチャージでスカルホーネットマンの顔面に直撃して、スカルホーネットマンは壁の端まで吹き飛ぶ。路地裏の壁は砕かれて、
ホーネットマンはふらつきながらも立ち上がるも、
(今しかない。)
これ以上戦えば、周りに被害が及ぶと考えた剣持は直ぐに行動に移す。何よりも身体のあちこちが痛い……
急いで剣持はドッジング(素早く移動)してふらつくスカルホーネットマンの背後に跳躍して無防備な背中を狙う
「せいっ!?」
ジェットパックに拳を打ち込み、装甲を砕きジェットパックの中の配線やら基盤やら無理やり火花と共に引き抜き、ジェットパックが勝手に起動させる。
その場でスカルホーネットマンが望まず飛行し始めて、
剣持や警察官達や国近の前から姿をどんどん離れて行く。
スカルホーネットマン「覚えておけ!?マスクマン!?」怒りと苛立ちを口に出しながら
「マスクマンじゃない。コセイダーと呼んでくれ。」
咄嗟に名前を惑星クロノの強化服を付けた人の名称を名乗る剣持。
両者一歩も引かない熾烈な戦い……その決着はどちらの勝利でもなく、スカルホーネットマンは謎の邪魔者と出会い、剣持は本気で身の危険を感じた悪党との出会いだった……
「はぁ……はぁ……」
全身で息を切らして、身体のあちこちの打撃の傷を回復させながらも、近くの壁に背中を預けて夕方の空を見る。
突然の戦いが終わりを告げて、剣持は一度振り返り、
「その国近先輩を無事に帰して上げて下さいね。」
警察官達に向かってそう言い終えて警察のお世話になるの面倒と思ってウェブを建物の壁に張り付けてウェブスイングしてこの場を去る。
国近「あっ、」
国近の嵐のような出来事はこうして終わる。
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「アイツ……瑠璃岸さん言っていた例の通り魔か。」
学校の誰もいない屋上にて赤いフルフェイスマスクと青いゴーグルを外してグローブとブーツをしまう剣持は口に出す。何が目的かはわからないけど普通無関係な人も巻き込むか?マスクを外した剣持の顔は、あの通り魔と戦いで血まみれだ。
男子トイレの鏡で自分の今の傷だらけの顔を見ながら、
手洗いする場所で軽く吐血する。口から出た血を手で乱暴に拭い、相手の目的の為なら一般人を巻き込む容赦の無さに、これから戦うだろうとする変な通り魔に頭を悩ませる。
(相当、スカルズとやらに執着していたのも気になるな……)
『役立たず警察』の単語も気になる……
(『お化け屋敷』に調べて見るか……あんな危険人物が三門市に出没していたらボーダーの皆も知り合い達も大変な目に巻き込まれるよ。)
(もうじき分身が警察と国近先輩がいる場所に到着する。アリバイに問題は無さそうだ。)
知り合いを助けるだけの行動、たったそれだけなのに……何故こうも胸騒ぎがするんだ。
(まずはこの顔をどうにかした方が良いな。リュックに念のために用意した包帯があったな。)
その日、剣持の通う高校から顔に包帯をぐるぐるとまいた謎の生徒が下校して行ったという……
スカルホーネットマンの自室にて、
ジェットパックを修理しながら、自分の復讐を邪魔したマスクマン……奴は自らをコセイダーと名乗っていたが、イライラする!!破壊された配線の予備を繋げながら、コセイダーにイライラを感じながらも、目的のスカルズのメンバーを今は優先する。
パワードスーツの装甲を外して予め準備して置いた追加装備を取り付けながら作業する蜂須賀。
蜂須賀「伯父さん。俺は必ず仇を探すよ。」
写真立てに飾られていた楽しい家族写真を見る。
夜の三門市警察署の正門から剣持(分身)と国近さんが、出て来る。
正門の前には1台の黒いリムジンが停まっており後部座席の窓が開き黒野真琴が国近達に顔を見せて
真琴「乗って、送るから。」
リムジンのドアが開き、剣持(分身)と国近は互いに顔を見合せてリムジンに乗り込む。
二人にシートベルトをさせて、真琴が運転席の執事のセバスに視線を向けて、セバスが車を動かす。
国近「………………」
国近は自分から何かを話そうとせずリムジンの窓の方に視線を向けて三門市の街並みや人の動きを眺めている。
真琴「どうなの?剣持君。」
「……少しそっとさせときましょう…………詳しい事情聴取も後日にするようにお願いさせておいたんですから、」
国近「…………」
彼女の脳裏には拐った怖い人達よりも、警察に誤解されたとはいえ、自分を助けに来てくれた赤いフルフェイスマスクに青いスキーゴーグルを装着した謎の人物について考えていた。
最初はスパイダーマンかと思ったのに当人は否定して、
後から来たハイテクなコスチュームを付けた蜂の怪人相手に、本気で……まるでアクションゲームのような激しい動きで、ハリウッドのヒーロー映画のような戦闘を目の前で繰り広げられた……ボーダーのトリオン体でも可能と思ったけど、彼、本人曰く『コセイダー』はどう見ても生身に見えた、しかしその動きはトリオン体以上の身体能力と反射神経で、
国近(私はあの戦闘を……ゲームのムービーのように……魅了されていた……)
さっきまでのが全部本当の出来事かと疑うが、全部現実なのだ……
コセイダー『じゃあ、国近先輩も高校までお送りしますよ。』
国近(間違いなく、彼は私が知っている人だ。現に私が質問した際に一瞬だけど、反応した……否定もしなかったし……)
高校三年で早生まれの17歳の自分より年下の知り合い
……声を聞いて服装から見ても男子で……私が知っている候補は…………アレ?思ったより多いぞぉ~~
身長……背格好から候補を割り出すしかないな~~
国近自身、誘拐された自分を助けてくれたから深い意味はないけど、何かワクワクする。
あのマスクを取ったら誰の素顔が出て来るのか……
小さな楽しみが生まれた瞬間であった。
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翌日、学校帰りの三門市警察署の取り調べ室にて
「はい。国近先輩を拐ったワゴン車を追いかけて、途中で見つけた時には、何故か運転席のドアが壊されていて
運転席で拐った人の一人が腹から血を流して死んでいるのを見つけて、慌てて俺が警察に連絡しました。」
分身から聞いた状況を剣持本人がさも自分が見たかのように説明する。
刑事「うん。確かに、昨日君から通報を受けたね。」
刑事さんもまさか目の前の少年が、コセイダーとは知らず、捜査の情報確認をしている。
「刑事さん。」
刑事「うん?」
「あの死んでいた人は、誰に殺されたんでしょうか?」
刑事「犯人は最近三門市の各地に出没する謎の通り魔だよ……」
「そうですか……」
流石に詳しい捜査の情報は、警察署も教えてはくれないようで、その後も幾つかの質問を剣持は答えるのだった……
隣では婦警さんが国近先輩に事情聴取をしているようで、
暫く刑事さんの質問を答えて、部屋を出ると先に
取り調べが無事に終わった国近先輩と合流する。
国近「何かゴメンね。」流石に疲れた表情を隠せない先輩。
「気にしないで下さい……帰りましょうか。」
二人は窓口まで歩き、外に出ようとする直前、
蜂須賀「伯父さんを殺した事件に付いて何か分かりましたか?」
担当の刑事「すまないね……蜂須賀さん。例の車泥棒の犯人は未だに捕まっていないよ。」
蜂須賀「そうですか?すいません。」
事件の被害者の遺族がそし事件を担当の刑事と会話している。何も変な事はない光景なのに……
「?」
国近「どうしたの?剣持君。」
何故か僕はその光景に、違和感を覚えているのだろうか……
蜂須賀「……!?」
(何だ?彼は何を見ている……何に驚いているんだ?)
一瞬、こっち側の視線に気付き彼は、こっちを見ると、目を見開き、何かに驚いていた。
(俺達を見ていた……)
罰が悪そうな表情をした彼は早歩きで、警察署を出る……
国近「剣持君。私、黒野ちゃんと待ち合わせしているから、」
「あっ、出ましょうか……」
剣持達も警察署に出る。近く駐車場には昨日と同じリムジンが駐車しており、真琴が後部座席の窓を動かしてこちらに手を振り、剣持と国近はリムジンの方に向かって
歩く。
剣持は意外と思ったのは真琴先輩意外の人もリムジンに乗っていた事、
「黒野先輩も来ていたんですか……」
黒野「まっ、俺は屋敷に帰るついでだ。国近さんが巻き込まれた事件に、変な赤いフルフェイスマスクに青いスキーゴーグルを付けたスパイダーマンのパクりの怪しい人物とハイテクパワードスーツを着用した三門市の各地に出没する謎の通り魔が今も何処かでいるみたいだからさ、その捜査を手伝っているんだ。」
真琴「絵を描けたよ……国近さんが昨日話した謎のマスクマン。」
真琴先輩はスケッチブックでマスクマン(剣持)の顔を描いていた。
国近「どれどれ……凄い……私が見たのとほとんど変わらない。」
真琴「えへへ……伊達に美術部の部員はしてないですよ。にしては……随分とシンプルな格好した人だね~~」描いた絵の感想を二人は答える。
国近「本人は『コセイダー』って名前を名乗っていましたけどね……」
国近先輩は警察にも報告した名前を口に出す。自分を助けてくれた恩人は、『コセイダーと呼んでくれ』と言っていたから、コセイダーと言うのが彼のコードネームなのだろう……名前の意味は良くわからないけど、
真琴「へっ?コセイドン?」
国近「コセイダーだよ~~黒野ちゃん。」
真琴の両目はカッと見開き剣持の方を凝視する……
「何ですか?人の顔をじっと見て……」
真琴「………………………………いいや、別に……」
彼女は一度目を背けて、自分の書いた絵を見る。
国近「でっ黒野ちゃんにお願いがあるんだけども、」
真琴「何?変なお願いなら無しだよ。」
国近「そのコセイダーさん。どうもウチの高校の男子生徒なんじゃないかな~~て私考えているんだ。」
黒野は運転席のセバスにハンドサインを出してリムジンが警察署から離れて行く。
真琴「ほぅ~~それは興味深いねぇ。でも誰なのかはわからないんでしょう。」
国近「だから今度、放課後とかで良いから一緒に『コセイダー』探しを手伝ってくれない……」
真琴「ちゃんと、テスト勉強してくれたら手伝って上げるよ……」
国近「ありがとう~~」
黒野「どうして、そのマスクマンが君の学校の生徒だと?」
国近「一つは、私達が通う高校の男子生徒の制服である黒い学ランを着用していた事、もう1つは、私はコセイダーに名前を教えていないのに、彼は私を『国近先輩』って呼んでいた事、」
真琴の両の目が大きく見開き瞬きもせず剣持の方向
を凝視する。子どもが泣くレベルで怖い。
黒野「成る程……君はボーダーのA級太刀川隊のオペレーターだからボーダーの後輩の可能性と君が通う高校の男子生徒の可能性があるのか……その謎のマスクマンは、」
国近「私の直感ですけど、多分コセイダーは年下ですよ。」
真琴先輩の両目がビームを出すくらい剣持を見詰めている。あっ、何かビームが出た……
真琴「……私もしっかりと探して上げるわよ。三門市立第一高等学校の男子生徒で年下、というと3年の男子は省いて、2年と1年の男子生徒を重点に、調べた方が良いわね……」
頭を軽く抑えて、少し考え込む黒野真琴は、剣持の方をじっと見ながらも、面倒臭い事になったな~を全身で表現する。
真琴(コセイダーって、あのコセイダー???恐竜戦隊コセイドンの?)
三門市の各地に現れる謎の通り魔に対して戦うのは、レッドマンであらず、円谷ヒーローの等身大の変身ヒーロー…………コセイドン号もファイタス号も無いのに、
真琴(うん……もう対話しよう……こう……何かタイミングとかシチュエーションを狙ってけど……もう滅茶苦茶になっているのに、これ以上話すタイミングを逃しては行けないね……)続いて何か悟りを開いたかのような菩薩様のような笑顔を剣持に向ける真琴。
「??」
真琴(てかレッドマンとコセイダーを両立するつもり?コセイダーってゴドメス星人倒したら、色々な敵と戦うけどさ……)
真琴の理想は、怪獣災害でレッドマンが怪獣と戦闘、怪獣に勝って、変身解除したらその光景を目撃して秘密を知る協力者みたいな……王道なシチュエーションを望んでいたが、三門市に何度も怪獣が現れないのと怪獣災害がある場所まで向かえないのもあって、
国近「所で剣持君?」
「はい。国近先輩。」
国近「その顔の怪我はどうしたの?」
昨日のスカルホーネットマン戦の怪我を大分、自己治癒で治したが、顔は少し傷が残っていた。
「……今日の朝、通学の途中の野良猫と喧嘩して……」
真琴「そう。」
真琴(香取葉子も友達にこんな感じな隠し事されていたと思うと少し、同情するわ……)
目の前の人間が宇宙人か地球人か見極めて香取は誤認と誤解をしているのだろう……当の本人も正直に白状するつもりもないし、誤解が真実だと香取葉子は思っている、そして……剣持君は知り合いを守る為、極力人間関係を削ごうとしている……幾ら知り合い達の大切な者を守る為とはいえ流石に、剣持君も知り合いも人間関係を滅茶苦茶になって誰も嬉しくもないよ……
真琴(グリッドマンの出来事がないなら、私も誤認と誤解を恐らくしていたのだろう……そういう意味では、あの私の世界から六花達と別れた事は……私に取ってはかけがえのない経験と思い出なのだろう……)
後輩は孤軍奮闘の茨の道を歩いている。ボーダーのほとんどの親しい人達に秘密にして、
真琴(たまには、可愛い後輩に先輩の有り難さを覚えて貰うかな~~)
真琴「賢人義兄さん。私、これからブラックスターでバイトがあるから送ってくれない?」
黒野「うん。あぁ。わかった……二人は?」
「俺は『お化け屋敷』までお願いします。」
国近「私はボーダー本部まで……」
黒野「なら先に国近さんをボーダーに送ってから、真琴、剣持の順番で良いか?」
「お願いします。」
皆を乗せたリムジンは夕方の三門市を走る。
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お化け屋敷にて、
剣持は青と黄色の万能ジャケットに袖を通して司令室に入る。
グラサン「よう。剣持。聞いたぞ、例の通り魔の事件に巻き込まれたんだろ。」
「こんばんは。グラサン隊員。イデ隊員。」
アーサー「来て早々にすまないが、手伝ってくれ。剣持隊員。ここ暫くスカルズ関連で発生した事件の数々を皆で見直しているんだ。」
グラサン「昨日の昼にスカルズのメンバーが自首して来てスカルホーネットマンがスカルズの人間達に深い怨恨を持った人物だって言うのは確からしくてな。」
イデ「発生した事件で怨恨が発生したそうな事件とその被害者の関連する人達について警察も調べているんだよ……」
「手伝います。」
大量にある捜査資料や事件の内容があるデータを剣持は調べる。
正に今日、剣持が使用としていた事を皆がしていた。
アーサー「皆出来るだけスカルホーネットマンが出現した時期の前の事件を調べてくれ、」
「「了解。」」
数時間が経過して、司令室内では、途中チャールズ隊員が俺達に差し入れのハンバーガーセットを購入してくれた。
イデ隊員はチーズバーガーを食べながらドリンクを飲み目を休ませている。
グラサン「これも……候補だな……コンビニ強盗で近くにいた4人家族を人質にして母親が銃で撃たれて重傷、子どもはスカルズの連中に殴打され意識不明……」
「警察のパトカーの追跡から逃れる為、奪った車で人を一人轢き逃げ……結婚して3日目の新婚夫婦を襲った事件。」軽くフライドポテトを摘まみながらスカルホーネットマンが現れる始める前の事件の数々を確認する。
アーサー「ドラゴンテールと縄張りの抗争中、営業中の飲食店にて多数の負傷者を出す……」
「多いですね……スカルズの犯罪……」
アーサー「明確な組織のボスもいない烏合の集団で、集まって悪さをするだけの連中だ。仲間意識も無くて、他の悪党達と違い、密輸とかで手に入れた外国産の拳銃とかを使って強盗とかしている。」
グラサン「数が多いだけの悪党で、本来なら警察の仕事で怪獣やら怪奇案件やらを担当するウチの連中が動く案件じゃないですね……」
その時、司令室の扉が開き、
ジャック「これまではね……」
ジーン「例の蜂のハイテクパワードスーツを着た通り魔の出現で私達の案件になったわ。」
ジャック隊員達が、作戦指令室に帰ってくる。
「こんばんは。ジャックさん。ジーンさん。」
ジャック「スカルホーネットマンの正体を調べているのかい。」
「ボーダーの先輩も目撃したらしくて、」
ジャック「報告書を読んだよ。パトカーと白バイクを壊せる武装をした通り魔とは穏やかじゃないね。」
グラサン「全くだよ。うん?これも候補だな……強盗をして逃亡したスカルズのメンバーが近く年配の男性の車を奪う為年配の男性を銃で撃ち逃走……犯人は未だ見つからず……これ三門市市民図書館前だな……」
イデ「その事件なら新聞で読んだ事あるよ。撃たれた年配の男性は、救急車が到着したけど、亡くなったて……」
「……これも候補だな……銀行強盗で近くにいた警備員を意識不明にさせた。更に銀行にいた大学生を片方の目を失明させる。」
怨恨……深い怨みを表す言葉で、刑事ドラマや探偵アニメの殆どが扱う動機だ……勿論、現実はドラマやアニメ何かよりもドロドロと黒いマグマのように、人を復讐に駆り出す。その人の人となりすら変える程に……
あの蜂男は警察を『役立たずの警察』と呼んでいた……
つまり蜂男の人が被害にあった事件を警察は解決出来ていない可能性がある……未解決事件も含める候補は沢山あるけど、捜査をしている途中のも調べる必要があるから大変だ。
捜査の手掛かりになる物があるなら……良いんだけど…
蜂男の関連するのは『スカルズ』『役立たずの警察』単純に『怨恨』被害者の親族や友人が怨みで復讐に走るにしては事件の候補が多過ぎる……
結局、その日は夜遅くまで調べたが、蜂男に繋がる物を剣持達は見つける事が出来なかった……
黒野真琴の部屋にて……
カフェブラックスター2号店のバイトを無事に終えて、自宅に帰り、自室の用意されたパソコンにて真琴は国近が話していたスパイダーマンについて調べていた。
真琴「こんなにマーベルって映画あるんだ……監督と主演俳優が違うスパイダーマンがこんなに……」
マーベルスタジオやソニーの映画の映像とかを見て知らない外国のヒーローと悪の戦いを描いた作品の数々に黒野真琴は圧倒されていた……基本怪獣やらが出る作品にしか興味のない彼女はカルチャーショックにビックリしつつも、王道のマーベルヒーローの1作目の映画を調べて、剣持君と対話するのに問題無さそうなのは……嫌、こんな映画のシチュエーションの真似に任せるとは間違いだ。
真琴「普通に二人っきりで話すしかないね……」
彼女は窓の方を見て、三門市の何気ない夜の景色がやけに不気味に感じる。
今では然程珍しくない怪獣が何処か潜む不安な恐怖とは違う……より身近な恐怖、得体の知れないの人を越えた存在が人ごみに紛れている恐怖が……人の怨みが造り出した怪物がいる……
真琴「これじゃ、おちおち夜のコンビニにも行けないよ。それに多分ボーダー達じゃどうにもならないね。剣持君の活躍に三門市の夜の安全が掛かっているね……」
ボーダーの人達はやっぱり異次元やら近界民が専門だ……
真琴は自分が絵描いたツツジ台の皆が描かれている絵を見る……
真琴「同級生の国近さんを助けてくれた恩くらいは返しても罰は当たらないよね。」
黒野真琴は決心したような顔をしてスケッチブックを片手に鉛筆を取り、彼女は自分の知っている『コセイダー』を描いて……少し考え込み、
真琴「オリジナルデザインも悪くないけど時代は進んでいるんだ……もっとスマートにクールに格好良く、サイバーチックに……」
真っ赤なコスチュームを彼女は最適化する。現代に現れる三門市のニューヒーローを……怪獣ばかり描いていた彼女では考えられない事だ。
真琴「結局……シンプルなデザインだな……そうだ~丸いマスクにVの字の角も付けよ♪あっ、両肩に肩当ても付けよう……メカな装甲もプラスしよ。」
そして……自分風にアレンジを加える。
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ボーダー本部の隊員職員用の寮にて、
染井「……」
染井(剣持君とレッドマンの関連する物……)
彼女は自分の部屋にて蜘蛛の巣状に張り巡らした剣持の言動や単語に行動、剣持の人間関係を中心にレッドマンの関連性をヒントに、染井は調べていた。
染井(やっぱり、まだ色々が足りない……)
レッドマンとコンガーとの戦いが終わり、剣持の家に尋ねてきた時から、少しずつ何気なく始めた事だが、
改めて彼女は自分の両目でボードを見る。
目の前のホワイトボードには、剣持夢想に関する色々な繋がりが蜘蛛の巣のようにある。
そしてこれらを見て一つ気付いた事は、
染井(剣持君はボーダー関係の人達を一部を除き意図的に突き放している……)
人間関係は環境や時間と共に変化する物だが、余りに彼にしてはらしくない。付き合いが長い人間からしては、
まるで、無理やり外側に追いやったかのように……
染井(彼を中心に内側の一番はお化け屋敷人達……二番は高校のボーダーとは関係ない先輩達、例外が那須隊の志岐小夜子さん……ムッ。……最後に界境防衛機関ボーダーの私達……)
染井は剣持夢想の名前を見て……続いて水性マジックペンで書いたレッドマンの名前の文字を見る。
染井(やっぱり、鍵はレッドマンとまだ色々と情報は少ないけど、明確なレッドマンと剣持君の敵……)
染井(可能性が高いのは、いつかの葉子を連れ去ろうとした変な宇宙人達、彼らは明確にレッドマンと敵対していた。円盤で拐われたボーダーの隊員や隊長達も、謎の宇宙人とレッドマンが戦闘をしていたって言ってたし、
………………けど、この時もレッドマンと剣持君は別々に行動していた。)
レッドマンの能力に分身?の文字を見る染井。
染井(この確証のない能力がもしあるなら、アリバイは完璧に作れてしまう。………………中々、尻尾は掴めないわね……ポニーさんに色々と相談した方が良いかしら?)
やはり一人で調べるには限界がある。本人が素直に答える訳がないし、部署の違いもある。『お化け屋敷』はボーダーに負けず多岐に渡る配属先があるらしい……
染井(……確証のない超能力……この一つであるかないかで、サイドエフェクトとは違い警戒心を上げて慎重にならざる必要がある。この考えすらも、いえ、この室内の行動すらも、剣持君にバレバレなんじゃないか……と
、)
もし未来予知が可能なら私を奥多摩ニュータウンに向かわせないようにする事も可能だった筈、だけど実際は、私と遭遇して無表情だったけど彼はビックリしていた。
(存在しない超能力に警戒し過ぎるのも考え物ね……対策のしようがない……後に残るのは得体の知れない彼に対する恐怖……親友の葉子の最近の何かに怯える原因もおそらくソレに関係している。)
染井「強迫観念ではなくても……不味いわね。」
親友の様子に一抹の不安を思う染井。
その時、ドアの前の方から人の気配を感じて
【コンコンコン】
染井「!?」
染井はホワイトボードを裏返して、ドアの方に向かう
染井「どちら様?」
香取「私よ。華。今日は私が防衛任務だから迎えに来たの?」
親友の香取葉子からのだ。
染井「あっ、待って、今直ぐに準備するね。」
直ぐにドアを開けて香取と対面する。
香取「……?何か、自習勉強の途中だった?」
染井「………たまに葉子の勘の鋭さが、羨ましいと思う事があるわ。」
香取「突然何?」
染井「私も、親友に憧れた所がある話。」
二人は寮を出て移動しながら、
香取「ねぇ。華。」
染井「何?葉子。」
香取「アイツと何か話した?」
染井は顔色が伺えない親友の顔を見ながら歩き、アイツが誰なのか直ぐにわかった……嘘をついて隠しては良くはない。
染井「必要最低限の会話はしたわ。」
香取「!!」
振り向く事をしなくても親友の表情は、苛立ちに満ちた憤怒の表情をしているのは、長い付き合いでなくても気配で分かる。
あのホワイトボードの繋がりとあのマンションの深夜の剣持君なりな考えを聞いて、
染井(意図的に……他者を突き放しその関係を全て絶つ。そうして本当に大切な守りたい物を守る……自惚れないで、夢想。)無意識に自分の手袋ごしの拳を握りしめる染井華。
染井「余計な事を考えてトリオン兵に後れを取らないでよ。葉子。」
香取「わかっているわよ。」
染井(今の苛立ちが増えた葉子の根幹にあるのは、剣持君?の目に見えない得体の知れない不安……それが、彼女を無意識に心も身体も追い詰めている………………急がないと、手遅れになる前に……)
不安は形がある方も恐怖だが、時として形のない不安の方が、人の精神を追い詰める。
この場合、当人同士の対話で人となりを知る等して解決する物だが、………………剣持夢想本人も、私達に意図的に関わらないように動いている為、それも難しい……
染井(前の手段も、ポニーさんの協力で偶然を利用して何とか、接触出来たのに……)
同じ手はそう簡単に出来ないだろう。相手も私以上に達観している分、視野が広く警戒心が高い。彼の中で私は、大切な友達と同時に要注意人物にピックアップされているだろう。
染井(………………)
無言で親友の顔を見て染井は考える。
染井(……虎穴入らずんば虎子を得ず……大規模侵攻のあの時並みの強硬手段を取るくらいしないと、欲しい答えは出そうにないわね。)
敢えて危険に飛び込むくらいしなければ、知りたい答えは手に入らないのは、今も昔も変わらない。
染井(あの大規模侵攻の時、葉子を助ける為に屋根を壊しながら、私はシュレーディンガーの猫の思考実験の話をふと思い出して、必死に自分の不安と戦いながら葉子を探していたわ。)
鉄の箱の中にいる猫は生きているか死んでいるかその思考の実験。
箱を開けるまで猫は生きている場合と死んでいる場合の二つの結果が同時に存在する。
もし両親を助けず親友を選び必死に努力して最悪な結果を手に入れてしまっていたら、私……果たして今ここにいたのだろうか……
香取「大丈夫?華。」
親友が自分に心配の声を掛ける。
染井「ごめん。少し昔の事を思い出したわ。」
香取「………………私ココア飲みたい。」
突然、何事かと言う彼女。そしてその意図に気付く染井。
染井「私も、飲みたい。」
二人は近くの自販機で温かいココアを購入して飲む。
香取「熱っ!?やっぱり、ココアは冬に飲む飲み物だ。」
染井「一気に飲むからよ。ゆっくりと冷まして飲めば良いのだから……」
香取「……」ゆっくりと冷ましてから飲む香取。
染井「葉子。」
香取「何よ?」
染井「……何時もありがとう。」
見た目に似合わず意外に親友は空気を読んでくれる。
気を遣われてしまった。やっぱり親友は良い子だ。
香取「……こっちの台詞よ。ありがとう。」
素直にお礼の言葉を言う親友の姿も可愛いものだ。
染井(もし、私がいない場合でも葉子が無事に助かった世界があるなら、私の変わりに大切な人と出会えたら、
……あれっ?……変な場合を考えたわね。私らしくない。)
染井「落ち着いた?」
香取「うん。」
染井(剣持君が剣持君らしく勝手に動くなら私は私がしたいように勝手に動く。)
染井「そろそろ時間ね。」
香取「走るわよ。」
二人はボーダー本部に向かって走り出す。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
翌日の放課後の時間、三門市立第一高等学校の図書室にて、国近は知り合いのボーダーの人達を集めて自分の事情を話して2日前の下校時間の何処で誰といたかの聞き込みをしていた。
今「にしても未だに信じられないわ。袖字?本当に……その男はウチの男子生徒の制服着ていたの?」
疑うように国近を見るのは鈴鳴支部の鈴鳴第一のオペレーターをする今結花。典型的な面倒見が良くしっかり者のお姉さん大和撫子で、同じクラスの国近や個人ランク狙撃手1位の当真のヤバい成績を何とかしてくれる苦労人。
国近「私が、嘘言っているように聞こえているの~~?結花さん。」
今「否、だって……えっ…と……」国近の隣に座りながら、国近にテスト勉強を教えている青黒い髪を長く伸ばした…
真琴「真琴です。黒野真琴。」
当真「黒野賢人の義妹か。宜しくな。」
真琴「宜しくです。」
今「黒野さんも、その謎の『コセイダー』を目撃したの?」
真琴「いえ、でも、最近の三門市のあちこちに目撃されている蜂の金属のマスクを着けた通り魔が目撃されているなら、実際に国近さんも警察官達も見たらしいし、実在している人間なのは確かなようですね。」
冷静に答える真琴。
国近も真琴の言葉で首を嬉しそうに縦に振り、
今「でも複数人が乗ったワゴン車を両手で持ち上げて、運ぶとか……どう考えても普通の人間じゃないわよ。」
真琴「ですが、一応人助けをしたのもあるし、悪い人ではなさそうです。」
当真「トリオン体を形成する時の姿でそんな格好をしたボーダーの隊員とかは?二宮さんみたいなスーツ姿も出来るなら可能性は充分あるだろう。」
当真は話しを聞く限りボーダーのトリガーを無断で使用した可能性を考えているようだ。
国近「だから今日、風間さん達にトリガーとトリオンの使用形跡がないかあの現場で調べてもらっているんです。」
今「でももしトリガーなら本部に使用記録が残る筈よね。場所が警戒区域なら兎も角、市街地なら尚更目立つわよ。」
真琴「詳しいボーダーの話は私抜きでお願いします。本題を国近さん。」
国近「うん。皆には2日前のあの下校時間の時1年と2年の男子生徒達が何処で何をしていたか一緒に調べて欲しいの。」
「新聞部の人達にも協力を取り次いで貰いました。」
剣持も図書室に入ってきて、真琴先輩達に報告する。
真琴「ありがとう。剣持君。これで広く皆の目に渡るわ。」
国近「うん。剣持君もありがとう。」
真琴「国近さんの話を聞いて本人は『コセイダー』を名乗り、スパイダーマンみたいな身体能力と反射神経に蜘蛛の糸を両手首から出せて壁に張り付く事が出来る男子生徒……ボーダーのトリガーに詳しくないけど似たのはある?」
当真「壁に張り付く物はウチの組織は開発したって話は聞いた事ないぞ。蜘蛛の糸もそうだが……」
国近「ますます、あのマスクの中の素顔を知りたいと思ってしまうよ。お礼の言葉を絶対に伝えよう……」コセイダー探しにやる気を出す国近。
真琴「さてそのやる気で次のテスト範囲のこの問題を暗記して貰おうか。ヤバい成績の国近さん。」
そして非情な現実に涙を流す国近。
「あははは……」その光景を見て無表情で笑う剣持。
真琴は流し目で剣持の方を見る。
真琴「ボーダーの皆さんはボーダー本部で聞き込みをお願いします。」
今「えっ?でも、1年や2年の全クラス男子は?」
真琴「その為に、新聞部の皆さんの協力を取り次いでもらったんだよ。情報収集は皆したいけど、このテスト期間だから自分のテスト勉強を犠牲にして良い理由にはならないからね。気長に探しましょう。」
国近「多分、コセイダーは運動部関係だよ。それに喧嘩が凄く強い。」
彼女なりに候補を考えてはいるが、
今「ボーダー隊員で部活をしている人ってそんなに多かったかしら?」
当真「分からん?俺も取り敢えず、それとなく後輩達に聞いて見るさ。」
今後の話を終えて一同はそれぞれの教室に戻る。
真琴「あっ、剣持君。」
だが途中、真琴先輩が剣持を呼び止めて
真琴「賢人義兄さんから剣持君に伝言があるから下校の時間、少し帰るのを待ってくれない?」
「今聞くんじゃ駄目なんですか?」
真琴「大事な伝言らしいから、私経由でしっかりと伝える必要があるんだ。」
「???はい……それなら分かりました。」
真琴「ありがとう。」
そう言い彼女は図書室を出る……
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そして迎えた夕方の下校の時間、生徒達は部活動に励む者自宅に帰る者に別れて、剣持は真琴に言われた伝言を聞く為に教室で時間を潰していると、
真琴「お待たせ、さぁ、行こうか。」ニコニコにした黒野真琴が、剣持がいる教室に顔を出す。
「それで……大事な伝言とは?」
真琴「まぁまぁ、焦らない焦らない。」
そう彼女は笑顔で良い剣持の手を引っ張り剣持を連れ出す……
いまいち、話が見えてこないが、取り敢えず剣持も着いていく。
その二人の後ろ姿を偶然、自分の教室を出た香取は目撃する。
香取「……」
どうでも良い筈なのに……その後ろ姿に、懐かしさを思い出しどんどんと嫌な気持ちが、溢れ出て……その場を逃げる様に香取は走り去る。何故だか胸にモヤモヤした感じを覚えて……
香取(何で………何で…何でよ……何で……)
自分の望み通りなのに、何故、彼女は……悔しさを覚えるのか、その気持ちの名前は彼女はまだ知らない
喫茶マドモァゼル 三門市民に愛される古き良き珈琲とカレーが美味しい洋風の喫茶店。その日のマドモァゼルは、時間帯が時間帯なのか……自分達以外お客は、2、3人程度したいなくて真琴先輩はわざわざ一番奥の窓側の端っこの席に座る。
真琴「さぁ、剣持君も座って、」
「……」
店の窓側の一番端っこの席で向かい合う二人。
真琴「さて、剣持君。」
「……」
真琴「そんな不貞腐れた無表情をさせたのは悪かったよ……こっちも色々と心の準備があるからさ。」
「……俺帰って良いですか?今日やることが幾つもあるんで、」
失礼な物言いだが、彼女に翻弄されて少し思う事がある剣持。
真琴「そんな顔をしないでよ。剣持君。確かに義兄さんの伝言って言うのは嘘だけどさ……大事な話には違いないんだか……」
「それはまた今度で、「君の秘密を知っているよ…」」
彼女は席を立とうとした剣持の動きを完全に止める一言を笑顔で口に出した。
真琴は両肘をテーブルに置き、剣持の表情をじーと笑顔で眺めて、
真琴「君なんでしょ。」笑顔で質問する彼女、只……普通の人に向ける笑顔と違い、優しさ等一切ない仮面のような笑顔だ。
「何がですか?」
真琴「顔を隠して国近さんを助けた男子生徒……」
彼女はこちら観察するように笑顔で見る。
見る人によっては恐怖を覚えるような能面のような笑顔だ。
真琴「私と話さない?君の隠している事についてさ……」
笑顔で彼女は話す……僕の……俺達の秘密を……
「………………」
無言で剣持は彼女と向かい合う……さっきまでとは違い
今度は自分の意志で座る。
真琴「……さて、まず私が君の秘密を知った理由についてお教えしようか……何か注文する?奢るよ。お勧めはアンキモパン。」
「結構です。てか何ですかソレあんパンじゃないの?」
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真琴「私は……あるこことは違う不思議な場所『ツツジ台』であるヒーローとその仲間達に助けられた事があるんだ……」
「『ツツジ台』?知らない場所ですね。」
真琴「まぁ、普通の手段じゃ行けない場所だからね。三門市より大きいよ。……比べた事はないけど……」
真琴の脳裏にはあのヒーローが『自分のツツジ台』に現れて自分が造り出した怪獣グールギラスとの夜の市街地の闘いを思い出す……そして始まった……別れの物語を……
「?」
真琴「まっ、少し私の事は置いといて……秘密を知った理由は、君の行動パターンが、ツツジ台にいた私の知り合いに似ている事、怪獣がいる所に必ずレッドマンが現れる……私、ふと思い出したんだ……」
「……」
真琴「レッドマンには分身する能力がある事……」
「……ッ!?」
真琴「もし変身前でも、ソレが使えるなら、君は変身して怪獣と戦っている間も分身をお仲間の先輩さん達の近くに残せるなら、パッと見て君とレッドマンは別人と思えても仕方ないよね……」
「机上の空論ですね。貴女は俺の事を何も知らない……」
真琴「まぁねぇ……多分、私よりも志岐ちゃんの方が、貴方の事を知っているのかも……」
窓側の席から外を眺める真琴。
「…………」
テーブルに向かい合う二人に沈黙が生まれ、直ぐに剣持は否定をしない事から、真琴は肯定的と捉えて確信する。
真琴「……でも否定しないんだ。……違うって、言わないんだ……」
「…………」
真琴(やっぱり……君は…私の思った通りの………優しい人だね……私を口封じする事すら可能なのに……)
真琴「……やはり、君とこうして面と向かって話し合いをして正解だったよ……心配しなくても、『お化け屋敷』の皆やボーダーの同級生達には話さないよ。そこは信頼して……」
無言であった剣持はゆっくりと彼女の目を見て言う。
まるで隠していた物がバレていたたまれないように、親に嘘がバレた子供のような顔をする。
「……どうして……」
申し訳なさそうな顔をして私の顔を見る後輩。
真琴(ずっと隠し事をするって思った以上に疲れる物なのは、私も分かるつもり……)
真琴「国近さんを始め、三門市の人達を守ってくれたから……人助けがボランティアでも君のおかげで、助けて貰った人達の存在を知っているから……」
真琴「私がボーダー本部を壊そうとしたのをグリッドマンと一緒に食い止めてくれたから……」
「どうして……貴女が彼の名前を……」
驚きを表す表情をする剣持、
真琴(……思った以上に無表情じゃないんだね……違うか……多分、これが、染井さんが探していた夢想君本人の姿なんだ。)
一番近くにいる人がその人の全てを知っているわけではない。『あの世界』にいた親友と隣の席の男の子を『神様』として創ったけど、私の手を離してくれたんだ。本当の私の為を思って……
真琴(もし、『あの世界の彼ら』が剣持君に出会ったら……剣持君を手伝ってくれるのかな……)
確かめられない、出会う事のない人達、何もかも懐かしい……ほんの数年前なのに随分と遠い昔のようだ……
真琴「まぁ、私も過去に色々とやらかしてグリッドマンとその仲間達のお世話になった事があるとだけ言っておくよ。」
彼女は少し顔を赤くして恥ずかしがっていた。
真琴「今、君が戦う存在は、君が戦う必要があるくらいは強い連中なんでしょう。」
「それは……」
真琴「私は君の力になりたいよ。」
「えっ?」
真琴「君の秘密を知ってしまって、黙っているのが正解だけどさ、何か私に頼める事があるなら変な頼みじゃないなら協力させてくれない!?」
「どうして?」
真琴「否、君の活動を止めるのが普通だけどさ、私実は滅茶苦茶憧れていたんだ。ヒーローの相方枠……だからさ。」調子に乗るのが黒野真琴スタイル。少しウザい先輩。
「帰ります!!」
無表情で静かな怒りを感じる声を出す剣持。当然だろう。
真琴「待って!?ねぇ、蜂男はスカルズに怨みを持っているならクライムパトロールでスカルズの連中を減らすのはどう?」
椅子から立ち上がり店のお会計をしようと動こうとしたら、彼女から意見が出てきた。
「……詳しい話を聞きます。」
真琴「そうこなくちゃね。」
彼女は嬉しそうに笑う。
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真琴「とこんな感じだけどさ……でっどう?」
「……他に手掛かりはないし、その案を採用します。」
真琴「やったぁ。はい。」
「何ですか?このスケッチブック?」
真琴「君のコスチュームのデザイン。どうせクライムパトロールするなら、形から入らないとね。」
「……何でこのマスク頭にVの字の角が付いてるの?」
真琴「文句ゆうなら、自分のを見せて見てよ。」
剣持はスマホで写真を撮った画像を真琴に見せて、
真琴「地味!?コセイドンの強化服の名前を使うなら、私のデザインした今風のアレンジを入れた方が、絶対に良いよ。」
まさかの一刀両断、
「そんなに地味ですか?」
真琴「デザインにモチーフもコンセプトがないよ。」
「惑星クロノの防衛隊が着用する強化服ですから……」
真琴「あれ?時空管理局の特殊部隊のタイムGメンの中生代白亜紀担当のコセイドン隊の近接戦闘戦士が着る戦闘用特殊強化服では?」知ってる知識を口に出す真琴
「…………それ、俺……初耳何ですが……何ですか?時空管理局って?えっ?タイムGメン?」きょとんとした顔になる剣持に真琴は首を傾げる。
真琴「あれ~?」
互いに何か噛み合わない……共に『コセイダー』を知っているのに、何か……何か話が食い違う……
真琴「ちょっと、話を整理しようか、お互いに知っている知識に食い違いがある……」
「……そうですね……」
互いに知っているコセイダー関連について暫く会話していると
真琴「……うん。君の話を聞いてわかったよ……」
「わかったんですか?」
真琴「うん!?」
満面の笑顔で彼女は答える。
真琴(ウルトラマンタイガのBlu-rayボックスの第2巻のボイスドラマの『ゴドメスを討て』のコセイダーだ!!
主人公トキ・ゴウが地球人じゃないヒューマノイド宇宙人の方だ!!コセイドン号が戦艦じゃなくて恐竜型メカの方だぁ~~)
黒野真琴は内心、滅茶苦茶動揺していていた。
自分が知っているのとは別のコセイダーの方だと、
真琴「取り敢えず、私のメールアドレスと携帯の電話番号。」
「あっ、はい。」
互いに連絡先を交換して、
真琴「それじゃ、私帰るね。セバス。」
「えぇ。」
真琴は傍に控えていた執事のセバスを呼び。
セバス「お話はもう宜しくて?」
今回は私服姿のセバスが真琴の近く現れて
真琴「いつも私のわがままに付き合ってゴメンね。セバス。」
セバス「お気にならず、私も、結構楽しんでおりますから。」
と言い終えて彼女と共に喫茶店を後にする。
(…………俺の探知に引っ掛からないあの執事は何者だ!?)
(黒野先輩の周りの人もただ者ではないね。)
自分の隠していた秘密が真琴先輩だけでなく執事さんにもバレた事実と二人が言いふらさないのを剣持達は信じるしかない。
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その日、A級三輪隊の三輪秀次はボーダー本部に向かう途中、自分が住む家の近所さん蜂須賀さんと出会う。
三輪「あっ、蜂須賀さん。こんばんは。」
三輪はボーダーでは普段見せない年頃の少年の笑顔で挨拶する。
蜂須賀「こんばんは。三輪君。今日もボーダーでお仕事かい?」
三輪「えぇ…………おじさんの件。心より御悔やみを申し上げます。」
三輪(?蜂須賀さん。何か……雰囲気が変わったか?妙に……違和感が、)
仲の良いご近所の人とはいえ自分がしょっちゅう会っている訳ではない。
三輪(前に会ったのは、確か……レッドマンがパリに現れた日だ。蜂須賀さんと蜂須賀の伯父さんの二人が自宅でたこ焼きパーティーをするからもし良かったら、食べに来ておいでって、誘われたんだよな。
家族で参加して慣れないたこ焼きパーティーに盛り上がっていたっけ……)
蜂須賀「ありがとう。仲の良いご近所さんの君に言われたら伯父さんも浮かばれるよ。」
三輪「…………あの大規模侵攻で姉さんを失って、避難所で泣いていた俺をあなたの伯父さんは励ましてくれたから。『どんなに辛く苦しくて悲しくても君は亡くなった姉の分までしっかり生きなければならないんだ』って。……あの時、知らなかったけど蜂須賀さんの伯父さんも奥さんを亡くしているのに、俺は貴方の伯父さんにきつく当たったのが恥ずかしいです。伯父さんに挨拶をしても?」
蜂須賀「良いのかい?」
三輪「ちょっと、待って下さい……」
三輪は自分の腕時計を見て時間を確認して、
三輪「……うん。まだ時間もありますし、」
蜂須賀「どうぞ。」
三輪は蜂須賀の家にあがる。
ぱっと見生活観がある普通の室内だ。
蜂須賀「伯父さんの私物を片付けてなくてゴメンね。仏壇は伯母さんと同じ所だからさ。」
三輪「いえ、お線香を上げてもらっても?」
蜂須賀「勿論。お願いします。」
二人で廊下を歩く。
三輪(一人暮らしになったからか?特に変な所はないのに……)
三輪「蜂須賀さんの伯父さんと伯母さんは確か蜂蜜とかロイヤルゼリーを作る養蜂家でしたっけ?」
三輪(……何故、怪しいと思うのだ?三輪秀次?)
蜂須賀「おう。俺の両親も養蜂家でさ。そういえば、4回くらい蜂蜜のメイプルシロップを三輪君にもあげたっけ?」
三輪「……3回くらいなら貰った覚えがあります。残りは多分、陽介……俺の同級生にあげたんですよ。」
仏壇の前に立ち、三輪は蜂須賀さんの遺影を見る。
三輪は学生服姿で、遺影に静か挨拶をする。蝋燭を見つけて近くにあるライターに火を付けて
三輪は蝋燭の火を付けてから線香に火を移して、線香を逆の手で軽くあおいで火を消す。
線香をお線香立てに入れて、
三輪は両手を合わせ目を閉じる。
蜂須賀はその様子を静かに見ていた……表情がわからない複眼を持つ昆虫のスズメバチのように、
殺された伯父さんの事を思うと、無言で拳に力を入れる。
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蜂須賀「今日はありがとう。伯父も喜んでるよ。」
三輪「いいえ、では……また、」
蜂須賀「あぁ。また……」
三輪はボーダー本部に向かう。
蜂須賀は、自室に戻り、設計図と机に置かれた無数のスズメバチ型のロボットの電源を入れる。
スズメバチ型のロボットの複眼に光が付き、羽を動かして蜂須賀の周りを飛ぶ。
蜂須賀「スカルズの情報を集めろ。」
機械のスズメバチ達は窓から散開する。
そして、蜂須賀は黄色い鋼鉄のハイテクコスチュームを着用して、複合金属合金の装甲を各部に装着、背中にジェットパックを装備して、左腕の毒針アームを装備。
右手でスズメバチを模したマスクを付けて……
蜂須賀「……絶対に伯父さんを殺した犯人を探してやる……普通の人間なら警察に任せて諦めるだろうが……スカルホーネットマンなら別だ!?」
作った隠し扉から三門市の空をクリアファイバー製のバイオ・ウィング羽ばたかせ空高く飛ぶ!?
『お化け屋敷』の主要戦闘機のマッハビーストを開発した株式会社マキビシの人間で機械工学や航空力学に詳しい……その知識を使い復讐のスズメバチは獲物を探す。
三輪はボーダー本部に向かう途中、会いたくない男に出会う。
迅「やぁ、秀次。ぼんち揚食べる?」
三輪「迅……」
何時も険しい目付きで相手を見て、無言で迅の横を通り過ぎようとする三輪。
派閥も違うし、真面目に会話もしたくない相手だ……
真っ直ぐに本部に向かおうとした三輪に迅は話し掛ける。
迅「お前の周りに何か隠し事をしている人はいないか?」
普通なら無視すれば良い内容だ。なのに……どうして、この時の俺は足を止めたんだ。
何故、この時、蜂須賀さんの顔が、頭の中に出て来た……
険しい目付きで迅を見る三輪。
悲しそうなやるせない表情を三輪に見せる迅。
迅「今日、太刀川隊の国近さんから、自分を拐った悪党を倒して助けてくれた恩人『コセイダー』について俺のサイドエフェクトを使って探してくれって頼まれてさ。
何気なくあちこち歩きながら三門市の人達を見ていたんだけどさ……」
三輪「?話が見えないぞ?」
迅「本題は、国近さんが見たのは『コセイダー』ともう一人のハイテクコスチュームを着た『スカルホーネットマン』とか名乗る通り魔についてだ。」
三輪「それが俺の何に関係がある!?」
迅「通り魔は『スカルズ一味』に怨みを持つ人間で、秀次の身近にいるある人物が……スカルホーネットマン……街のあちこちにいる悪党を私的に殺害しているんだ……」
蜂須賀『三輪君……』
脳裏に過る蜂須賀さんの顔に、三輪の顔はどんどんと青ざめて行く。
三輪(……あの優しい蜂須賀さんが、何で……何で……)
言い難そうな顔した迅は、覚悟を決めて三輪秀次にお願いをする、
迅「城戸さん達には許可は取った。協力してくれないか?『お化け屋敷』と警察の捜査に……」
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夜の三門市……市街地のとあるビルにて、真っ赤なライダースーツの上にフード付きパーカーを着用して赤いフルフェイスマスクに青いスキーゴーグルを着けた
『コセイダーマーク1市販の服を合わせた自作スーツ』
を装着した剣持は、クライムパトロールを始めていた。
ふと窓ガラスが割れた音が聞こえて、
「何の音だ?」
夜の市街地をウェブスイングで移動するコセイダー。
当然、その市街地のビルとビルを移動する姿は市民に目撃されているが、とうのコセイダー自身は別に疚しい事はしていないつもりの為、堂々とビルとビルの間をウェブで移動して行く。
だが見ようによっては怪しい人物に違いない。
そしてこの『お化け屋敷』がある三門市には……普通とは違う人達もいるのだ……そう彼らが……
三門市のとある飲食店にて、
??「うん?」
シゲハル「どうした?イシュタールマン?」
昔のライダースーツを着用した中年男性が声を掛ける。
??「ガイラットの改造人間か?妙な気配がアンテナに反応した。」
シゲハル「ソイツは大変だ。ピジョンマン。偵察に行こう。」
平和のシンボルである鳩の能力を持った相棒に声を掛けるチョビヒゲの男性。
イシュタールマン「俺はスカルホーネットマンの気配を探知している。気を付けろよ。」
赤いコスチュームに黒いサングラス
イシュタールマン
出身地 ギリシア (兵器レベル4)
シルクロードを通ってやって来た神秘的なヒーロー。頭のアンテナは1000キロ離れた場所でも行われている悪だくみもキャッチ出来る。必殺技のイシュタールサイクロンは瞬間風速200メートルの風で敵をやっつける。
シゲハル「この辺りはマスク・ザ・ビクトリーが警察達と巡回パトロールをしているから、後の報告は任せた!!」
シゲハルはヘルメットを被り、レース用のゴーグルを装着して、駐車場に停めてあるサイドカーに乗り込み、エンジンを掛ける。後から来た横の車台にピジョンマンを乗せて、その飲食店を後にする。
超空忍者シゲハル。
出身地 藤井寺市
世界に悪がはびこるとき、何処からともなくサイドカーに乗って現れる忍者ライダー。
悪人がいれば、必殺の「忍法火炎弾」で焼きはらい、何事も無かったような顔をして去って行く。
ピジョンマン
出身地 日本
平和のシンボルのハトの能力を身につけた正義の超人。平和を願うやさしい目から出すスペクトルランプやマメ鉄砲スパークなど使う。しかし、ハトマメがまかれると戦いの途中であってもつい食べるのに夢中になってしまう。
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コセイダーが物音がある場所に急いで向かうと、その場所は銀行で銀行の窓ガラスが割られており、中に物音をたて
「何だ。夜のATM強盗か?」
強盗「何だ?変なパジャマ着てやがって、」
「パジャマじゃないよ。」
ATM強盗達がナイフと拳銃を取り出して、一斉にコセイダーに向ける。
「三門市ってニューヨークなみに拳銃を持っているてどういう事?所で君たちスカルズ?」
強盗2「違いよ!?」
銃が発砲してくるのを急いでアクロバットに回避して、ウェブシューターからウェブを発射して、強盗の身動きを封じる。
「そうか……スカルズじゃないけど、盗みは犯罪だ。」
接近してきたナイフを持った強盗の動きを避けて、
「手加減するから死なないでね。」
強盗「うごぉっ!?」
ラリアットを決めて、強盗の一人をノックアウトさせて、ウォールクロールで壁を這いまわり相手の真横から、ストレートパンチを食らわせて、アクロバットな動きで残りの二人の強盗に近づきダブルキックを直撃させてノックアウトさせる。
「……さて……彼らをウェブで身動きを封じて警察に匿名で通報しておこう。」
銀行の壁に気絶した悪党達を張り付かせて、警察に連絡して、コセイダーはパトロールに戻る。
「成果はない……まだ始まったばかりだ……」
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「パトロールって大変だな……」
あれからコセイダーはやれ、ガイラットの銀行強盗するウズマキング達を倒したり、女性が悪漢に襲われそうなのを助けて、若者に苛められそうな年寄りを助けて、高く飛ぶ風船を泣いている子供に返して、夫婦喧嘩を何故か僕が止めて……迷子の子供を母親の元に連れて行き、木に登って降りられなくなった猫を地面に優しく飼い主に渡して、カップルの仲を仲裁してってこれ僕の仕事かな~~
ウェブスウィングで三門市を移動するコセイダーは、休憩の為に高いビルの屋上に着地して、
無言で靴を脱いで、靴を揃えて、茶封筒を屋上に置いてフェンスの向こうのビルの端に、今から落ちようとするうだつの上がらない中年男性のサラリーマンと目が合う。
サラリーマン「…………」
「………………」
(何か嫌な予感が……)
サラリーマン「……」
そしてその身をアスファルトに目掛けて落ちようとするサラリーマン。
「ちょっとタイム!?」
ビルの屋上から高く落下して行くサラリーマンを慌てて、慌ててコセイダーが助けに入る。地面に落下する直前に救出成功して、
サラリーマン「離してくれ~~死なせてくれ~~」
涙を滅茶苦茶流す中年男性は激しく暴れる。
「ちょっと、話を聞くから少し落ち着いて!?」
暫くコセイダーとサラリーマンは悩みについて会話してコセイダーはサラリーマンに人生相談所を紹介して、彼は屋上に座り込む。
「あぁ~~疲れた~~スカルズは今日は悪い事はしないなら帰ろうかな……」
【ぐぅ~~】
コセイダーはお腹の音が鳴ったお腹を軽く押さえて、
「お腹も減ったし、帰りの途中にあるコンビニのチュロスか餡パンでも買おうかな……否、がっつり晩御飯として『極楽アミーゴ通り』のハンバーガー店のチーズバーガーとかお弁当が無難かな」
猫「にゃあああ!!」
【バリン。】
探知とは関係なく直ぐ近くで窓ガラスが割れる音が聞こえてきて、
「今度は何だ??新手のガイラットの怪人か?」
冗談を言いつつもビルの屋上から下の様子を見ると、黒いニット帽を被り黒いジャケットを着た男を中心に何人かが、とある建物から出て行く。
「おっと、何か揉めてるな?」
ウェブスウィングで更に接近して気配を消して建物の影に隠れて様子を見ていると、怪しい連中が次々と出て行く。
男達が全員出て行くと建物の入り口が爆発して、コセイダーはビックリする声を出す。
「うおっ!?」
その建物に火の手が上がる。近く走る車がその爆発の衝撃で転倒して、辺りはパニックになる。人々は逃げ惑う。
「こりゃあ、僕の出番だな。」
今までの奴にしては洒落にならない事件が発生してビルの屋上から落下して蜘蛛の糸を使い着地して、ニット帽の男はそのままバイクで逃走する。
「どうやら、団体さん達の御出座しだ。」
コセイダーは、ニット帽の男の気配を覚えると同時に、
三門市のこの辺りに無数の敵意や害意が現れて、複数犯の相手に、コセイダーは行動に移す。
コセイダーは近くにいる悪党達を片付けてからさっきの男を捕まえようと行動に移す。
真後ろから銃弾が飛んで来て、直ぐに避けるコセイダー。
スカルズ「サーカス野郎!?」
問答無用に拳銃を発砲している悪党の二人組は、コセイダーに襲いかかる。
「……どう見てもボーイスカウトには見えないな。」
コセイダーは手早くウェブヤンク(敵にウェブを絡ませて引っ張り、転ばせる。)で相手を引っ張り上げて、地面に叩き付けて気絶させる。もう一人は素早く左ジャブに右ストレートとボクシングスタイルで、倒す。
「さぁ、アイツを追いかけよう。」
気絶した悪党達を壁に蜘蛛糸で張り付かせてから、直ぐ
に跳躍してウェブスウィングでビル群を移動しニット帽の男の気配を追いかけると、近くカフェから悪党達が離れて行く様子を見てコセイダーは、方向を変えてそっちに向かう。
悪党達が離れた瞬間、カフェの出入口は窓ガラスごと爆発。火災が発生する。当然、付近の市民達は逃げ惑う。
「アイツら、三門市で何て事するんだ!?」
スカルズ「誰だ?てめえは!?」
コセイダーは歩道に着地して、悪党と火災を止める為に動く。
相手の拳銃を市民がいない方向に向けさせて、空中回転してスカルズの背後に着地して連続キックで気絶させる。
もう一人を蜘蛛糸で身動きを封じて、両手を素早くグーパンチを放ち、気絶させ、念の為にウェブ拘束しとく。
コセイダーは燃えているカフェに近づき、火災の様子を見る。
「さぁて、この火をどうやって消そう。水が沢山いるぞ。」
普通なら消防に連絡するのが最善だが、
コセイダーは周りを見回すと近くにある消火栓を見つける。
「消火栓をウェブヤンクで引っこ抜くか?」
消火栓に向かってウェブヤンクを放ち、栓をカフェの出入口に向かって両腕の力で引っこ抜く。
栓が抜けた場所から水が飛び出してカフェの出入口の炎に直撃して消火をする。
「やった!?よし!?延焼はないか?」
カフェの火元を確認して水を出した消火栓の栓を無理やり戻して、
コセイダーは逃げた悪党を追う為に走り出して勢い良く歩道を高く跳躍してウェブスウィングで移動する。
悪党を退治する様子と火災を消火をしようとした様子を一部始終見ていた三門市市民達は、謎のマスクマンを知る。
犯人の気配を追うコセイダーは狭い路地裏を通りコースカットしようとするも、正面から無数の銃弾が飛んで来てスウィングを止めて路地裏に着地し、自分の向かう先の正面と背後からスカルズの悪党達が現れて、
「囲まれた!?はっ!?…………月並みの台詞……」
「はは…人気者は辛いよ……」
どうやら、仲間がやられて、彼らは怒っているようだ。
レッドマンのフルパワーだと、相手の身体をバラバラにしてしまう危険がある為、力をセーブして、複数の相手に連続攻撃で応戦するコセイダー。
コセイダーは高くその場を飛び影に一旦姿を隠して包囲網から脱出して、夜の光すら通らない路地裏にて
スカルズ「糞、何処に行きやがった!?」
音を立てず接近して一人ずつ各個撃破するコセイダー。
「口が悪いね。君たち……流石は悪党だ!?」
一人目を膝蹴りでノックアウトさせて二人目を連続パンチで圧倒し、三人目はウェブヤンクで転ばせて、顎にアッパー、四人目はウェブ・レーザーボールで遠距離から倒して、五人目は、肘打ちからの追撃で身体を回転させて連続蹴りで倒す。
「何処かでまだ何かやっているな。」
悪党達を拘束させて壁に張り付かせ、ウェブスウィングで路地裏を出ると、
【ーーーーッ!!】
(夢想。火炎瓶だ!?)
危険を察知して目の前に飛来した物を避けて、慌てて着地するコセイダー。
火炎瓶は近くの黒い無人の車に直撃して車は燃え上がる。
「何やってるんだ!?」
スカルズ「おい。貴様!?」
火炎瓶を投げた悪党の二人を素早く接近して連続パンチで倒して、
「犯人に弁償させるのは無理な話だ。」
燃える車を見て、車体は爆発はしてないが、放っておく訳にはいかない。
車体の火災の様子をベムは冷静に観察して……
「これくらいならスパイダーウェブで消せる。」
車体の右側の燃えている部分に蜘蛛糸を飛ばして火を消して車を飛び越えて、反対側にも同じように蜘蛛糸を飛ばして火を消す。窓ガラスが割れた黒い車を見て、車両保険が必要なレベルだなと感想を述べるコセイダー。
(燃えたのには変わらないがな……)
「まっ、ペンキと接着剤で修理はOKだろ。」
(無理でしよ。レッカー車のお世話だよ。)
車の持ち主に心からの謝罪をしつつも、ウェブスウィングで移動する。
「コセイダーVS名無しの悪党。またしても僕の完封勝ちだぁ!?」
気配を探知させて……気配が離れていくのを感じる。
「急いで屋上に登って、追いかけよう。」
近くの高いビルの壁に張り付かせて登るコセイダー。
「もっと昇ろうか……もっと高くだ……」
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「バイクの速度を上げているな……」
ニット帽の悪党の方向に急いで向かうコセイダー
「……幾つかのビルの屋上にマシンガンが設置されているな。それに悪党達も、三門市のビルの屋上にそんな危ない物を置かないでくれないかい?」
ウェブスウィングで移動しながら、ビルにいる悪党を倒して、ニット帽の後を追いかけるコセイダー。
しかし、危険なスカルホーネットマンの手掛かりにスカルズ達を探していたら、何やら大事に巻き込まれた気がする。
(止まれ、夢想。マシンガンだ。)
(僕の三門市のイメージがどんどん変わってしまうよ。)
「アイツをやっつければ、マシンガンは止まるな。」
(ついでにマシンガンも壊してけ、三門市のビルにマシンガンはいらない。)
(同感だ。ベム。最近、僕らの意見も綺麗に合ってくれて嬉しいよ。)
連射してくるマシンガンを金属をめり込ませるパンチで破壊して、銃手の悪党を頭突きで気絶させる。
次のビルを移動しながら、
「高い…下は見るなぁ……」
悪党達をウェブヤンクで倒して、ビルを跳ぶコセイダー。
「何だ何だ?怪しい雰囲気だな……」
マシンガンが複数設置された場所を見て、コセイダーはそのマシンガン達の破壊に動く。
「コイツら躍起になって攻撃してくるな。市民に被害が出る前に片付けなきゃ。」
急降下して悪党をドロップキックで倒しては、近くのマシンガンの銃身を拳でバキバキに破壊するコセイダー。
ウェブスウィングで別のビルに飛び、ナイフを持った悪党に向かって前蹴りからの、右肘と左膝で打撃を放ち、倒してからマシンガンを無理やり設置台から引き千切り軽く爆破、
(奴ら、何処からこんな代物入手したんだか……)
最後のビルに移動してマシンガンを片手で掴みパワーでへし折り弾詰まりをさせて破壊。
「これで終了!?早くあのバイクを追うぞ。」
ウェブスウィングでニット帽の悪党を追うコセイダー。
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『三門市警察署』
三門市に基地を持ち怪奇案件や怪獣災害で動く『お化け屋敷』の協力関係を持つ警察署だ。
他の警察署よりも殉職が多く危険がある職場の為、別名『殉職率ナンバーワンの三門署』
その三門市警察署にて、一匹のスズメバチが、狭い通風口から署内に侵入していた。普通なら何も気にする出来事ではないのだが、そのスズメバチは既存の小型スズメバチと違いスズメバチの姿をした小型ロボットなのだ。
【ジィーー】
その蜂は取調室にいるスカルズと警察官の会話を聞いていた。
警察署から離れたビルの屋上にて、物言わぬ死体に成り果てたスカルズの山の上に乗り警察署内でのロボットの盗聴を聞くホーネットマン。
スカルホーネットマン「……この辺りがスカルズ達の縄張りだ………全員ぶちのめしてでも犯人を探してやる!?」
小野寺《俺は詳しい事は知らないが、スカルズのアジトの情報を知っている奴は、確か……》
蜂須賀は警察から盗聴した情報は、スカルズの一味のアジトと仲間達の情報を知っている男の存在だ。
闇雲だった犯人探しに光が差し込んできた。
ホーネットマン「ソイツを絞め上げれば、伯父さんを殺した奴についても分かる筈だ……集結しろ。」
散開させた小型のスズメバチ型ロボット達も集結させて、ホーネットマンは聞いた男が良くいる場所に向かう。
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スカルズ「今の見たか?何やってんだてめえは?」
スカルホーネットマン「質問に答えろ。スカルズども、」
数分後……伯父を殺した犯人の手掛かりすら言わない男を毒針で刺し殺し、苛立ちを募らせる蜂須賀。
スカルホーネットマン「チッ、煮詰まったか……またクズ共を締め上げて何か吐かせてやろう……」
背中のジェットパックを動かし空を飛ぶホーネットマン。
スカルホーネットマン「伯父さんを殺した殺人犯を捕まえるまで諦めないぞ!?」
三門市の空を飛び回り情報の男を探す。
そしてその努力のお陰か見つけたのだ。スカルズの情報を知る男を……
ホーネットマンの姿を見て恐怖で逃げ回るサングラスを掛けグレーのジャケットを着た男だ。
仲間の連中が密輸で手に入れた銃を使いホーネットマンに攻撃するが、このハイテクコスチュームにそんな物は効かない。
スカルズ「スカルズに逆らう奴は許さねぇ!?」
ジェットパックで空中高く飛びその勢いを利用した急降下キックで銃を撃つ男の背骨をくの字にへし折り仕留める。
右手で逃げ惑う犯人の事を知る目的の男の首を掴み持ち上げる。
スカルホーネットマン「○月△日。年寄りを殺した車窃盗(カージャック)犯はスカルズの一味だろ。何処にいる!?」怒りを我慢しながら質問する蜂須賀
スカルズの男「言えるか……殺されちまう!?」
怯えながらそう言う。
屋上の床に加減して男を叩き付けて、蜂須賀は叫ぶ!?
「今ここで殺しても良いんだぞ!?」
本当は貴重な情報原故に殺す訳にはいかないのだが、
スカルホーネットマンは、ビルの屋上から男を地面に向かって一度放り投げる。
男「うわああああぁ」
スカルホーネットマン(不味い!?)
咄嗟に右手で男のグレーのジャケットを掴み男は落ちずにすむ。
男「辞めろ!?お前が言っているのは、刺口だ!?奴は川沿いの古い倉庫にいる。知っているのはそれだけだ!?」
命ごいの叫びと共に情報をホーネットマンに教える男に
スズメバチのマスクを近づけて、
スカルホーネットマン「……どうも…」
男を屋上に放り投げて男は扉に背中を打ち付けて気絶する。
【プウウウウゥゥー!】
サイレン音が聞こえ初めて……
スカルホーネットマン「どうやら……無能な警察が来たようだな……後の始末は任せるか。」
スカルホーネットマンも目的の倉庫がある方向に飛ぶ。
そこにコセイダーも向かっているとも知らずに……
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夜の市街地を抜けて川沿いの倉庫が並ぶ場所に、到着したコセイダー。
コセイダー「ここが、連中のアジトか?また随分と悪者の隠れ家らしい場所だな。」
????「両手を上げろ。怪しい奴め、」
背後から声が聞こえて振り返ると、1台のサイドカーがコセイダーの前に止まる。
サイドカーの車台に乗っているピジョンマンが、コセイダーに向かって突然、空中回転して飛び掛かる。
「ちょっと、静かにしてくれよ。悪党に気付かれるだろ。」
超空忍者シゲハル「貴様が静かにしろ!?怪しい奴め。」
二人の正義のヒーローに挟まれたコセイダー。
シゲハルがコセイダーに左右のパンチを打ち込むのをコセイダーは回避して、後ろから来るピジョンマンのチョップを掴み対話を試みる。
「落ちついてよ。僕は三門市の各地に現れる噂の通り魔を捕まえる為にパトロールしているんだよ。」
ピジョンマン「信じられるか!?一体お前は何者だ!?」
ピジョンマンはコセイダーに蹴りの一撃を入れてコセイダーはアスファルトに転がり倒れ込む
(人間以上のキック力だ……)
(だが、俺のトリオン体の身体能力よりは劣るな……)
追撃のパンチをコセイダーに放とうするピジョンマン。
(戦うしかない……のか……)
構えるコセイダー。
コセイダーは迫るピジョンマンの二の腕を片手で捕まえて空いた右腕で腹を殴り、シゲハルに蹴りを入れる
だが、シゲハルは足を高く上げてコセイダーに蹴り返してコセイダーの腹に数発の攻撃を当てる。
「ぐっ!?」
ピジョンマンもすかさずコセイダーの両腕を掴み巴投げをする。
コセイダーは直ぐに起き上がり、ピジョンマンとシゲハルの同時攻撃を空中ジャンプして避ける。
倉庫の上に乗り上げて、倉庫の上を走るコセイダー。
シゲハル「行くぞ!?トゥ!?」
ピジョンマン「トゥ!?」
二人も空中回転してコセイダーの先回りをする。
(二人を殺す訳にはいかない。)
コセイダーは倉庫から地面に飛び降りて、追いかけて来る二人に追い詰められる。
シゲハルはコセイダーの腹に連続パンチを殴り付けて
壁側に追い詰めてから膝蹴りを放ち、ピジョンマンはコセイダーを殴り飛ばす。
(どうすれば、良いのか……)
?(お困りのようだな?後輩……)
追い詰められたコセイダーに何処からかテレパシーが送られて行くと同時に……
その時、ピジョンマン達の頭上から紫色の炎の鳳凰が天高く降ってくる。
シゲハル「!!よせ!?ピジョンマン。」
シゲハルは自分達のいる場所に攻撃が来るのを先に気付くも既に回避と出来ず
ピジョンマン「なっ!?」
間「イノセンスファイヤー!!!!」
紫色の炎は地面に直撃すると同時に炎の竜巻状に変わり二人のヒーローを覆い尽くす。
ピジョンマン、シゲハル「「ぎゃああああああああああああ~~」」
紫の炎の竜巻に包まれるピジョンマンと超空忍者シゲハルの二人。
紫の炎の竜巻が消えると、炎の中から銀河連邦最強の男が姿を現す。
間「弱い……この程度で、街の安全を守る正義の戦士を名乗るのか……」
ピジョンマンと超空忍者シゲハルは地面に倒れていて、
「まさか……二人とも死んだんじゃ……」
ピクリとも動かない二人に近づくコセイダー。
間「馬鹿を言うな。さっきのは、必殺技な名前を叫んだだけで急降下から蹴りの一撃を地面に叩き付けただけだ。……しかし直撃ではなく余波でこの体たらくとは………流石は宇宙でド田舎のド田舎のド田舎の地球だ……」両腕手錠で嵌められた男は、身体を軽くほぐしながら言う。
地面に倒れた二人は一応呼吸はしているようだ。攻撃の余波でボロボロだけど、……余波でこれなら直撃でもしたら死んでいるのでは、
間「早く行け、ここは俺がいておく。レッドマンの宿り木の地球人。」
「始めまして、俺、剣持夢想って言います。」
間「コードネームはイノセンスマン。地球での名前は……間 罪無だ。」
コセイダーは倉庫の出入り口に向かう。
間(やはり、この手錠をどうにか外す方法を探す必要があるな。)
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【キィ……】
鍵が掛かってない木製の扉を開けて音を立てる事なく天井を這い回り倉庫の部屋の内部に侵入するコセイダー。
(今日だけでまた色々と罪状が増えてしまった。不法侵入罪は立派は犯罪だよな。僕。)
(誰か来るぞ。夢想。気配を殺して隠れろ。)
(悪い奴を捕まえる為とはいえ罪悪感が半端ない。)
気配を殺し天井の隅に隠れるコセイダー。
スカルズ「あれ~何でドアが開いているんだ?」
見張りの男がコセイダーが侵入した木製のドアを閉めて
仲間達に言う。
スカルズ「皆気を付けろよ。いつサツが来るかわからないからな~~」
見張りの男は、部屋を後にする。
(間抜けそうな悪党だ……)
誰もいない部屋に着地したコセイダーは、通路の歩き
スカルズの連中を見る。部屋には複数の悪党がたむろしている。素通りで先に行くのは難しそうだ。
(多いね。ベム。)
(仲間を呼ばれると面倒だ。姿を見せずに各個撃破する必要があるな……)
(天誅か忍道みたいだね?)
(ウェブヤンクで相手を引き摺ろう。後、遊びじゃないぞ。向こうは俺達を殺す気で来るからな。)
(こっちも、おお真面目だよ。)
相手の気配と視線の向きを全て確認して行動に移すコセイダー。
音を消して相手の背後に回り、振り向くより早く首の後ろにチョップして気絶させる。
スカルズ1「!?~~……」
そして他の奴らがこっちに気付くより早く、気絶させた男を隠す。
スカルズ6「?」
仲間の姿が見えなくなりあちこち確認するスカルズ。
(次だ。)
室内の木箱等を利用して、相手の視界からコセイダーの姿を捉えられる隙を与えず、次の獲物の腹に肉眼で捕捉出来ない速さでワンパンチ。
スカルズ6「あぅ!?」
スカルズ2「どうした?トイレなら向こうだぞ。」
情けない声にお腹を抑えて倒れる悪党をコセイダーは引き摺る。
スカルズ5「(゜ロ゜;あっ?」
足元にウェブヤンクのウェブが張り付き、何か叫ぶ前に口元に蜘蛛糸の塊(素早い敵の動きを止めるウェブ・スプラッド)を放ち、口を止めて、悪党を引き摺わせワンパンチで気絶させる。
スカルズ3「ひゃあん。」
スカルズ4「うごっ。」
暗がりの場所から2本の両腕が相手の口元を掴み暗がりに引き摺り込む。
どんどん仲間の姿が見えなくなる。
スカルズ2「?……」
「おい。」
後ろから声を掛けられて慌てて後ろを振り変える悪党。
しかし後ろには誰もいない。
コセイダーは真上から逆さまでスカルズ2の頭部を左右の両手で掴み、
「上へ参ります……」
スカルズ2「!!」
【ガーン!!】
部屋の悪党達を軽く片付けて、次の部屋を近くの窓のブラインドごしに確認する
「これ正面から戦うしかない奴だね。」
(なら、いい加減俺に身体を返せ。)
国近さんを助ける時はベムでなく剣持が自分の身体を支配していたが、ベム事実、かなり不服だったのだ。
(これは僕の身体だぞ。)
(今は俺の身体だ。)
コセイダーの姿をした剣持夢想の意識が奥に引っ込められてベムの意識が表に出てくる。身体を軽くほぐして
両手の指を軽く動かして鳴らす。
(よし…レッドキック……)
一気に赤く光った片足を金属のドアに向かって勢い良く前蹴りで蹴り上げてその破壊力で金属のドアを蹴破り、蹴破られたドアは悪党達にぶつけて、複数の悪党を青いスキーゴーグルごしに見据えてゆっくりと歩み出して挑発を表す手招きをして言う。
「……掛かって来い……」
スカルズ達は侵入者に対して銃を引き抜こうとするが、
ベムは正確無比に悪党達の銃のみを両手首のウェブシューターから蜘蛛糸を拡散して没収する。
「武器は没収したぞ。スカルズ。」
立ち振舞いがプロの傭兵のソレでスカルズは鉄パイプや角材を拾いコセイダー(ベム)に挑むも、自身の能力を全て使い嵐のように悪党達を圧倒する。
スカルズ「サーカス野郎め!?目に物見せてやる!?」
銃を取られてもスカルズ達はコセイダーに挑んで来る。
(獲物は逃がさない……全員……)
膝蹴りを相手の横っ腹に叩き付けて、振り向かず、別の奴にローリングソバットを放ち、走り込みからのダッシュアッパーカットで、スカルズを部屋の天井まで殴り飛ばし、別の方向から鉄パイプを振ろうとする相手に軸足を引っ掛けて、ハイキックを放ち、僅かな動作で拳を引き瞬時に振り上げる。右ストレートパンチを放ち、敵を壁まで殴り飛ばす。殴り掛かる相手に、右足を上げた踵落としでダウンさせて、回し蹴りで迫る悪党を凪ぎ払う
(強い……いつも強いと思っていたけど、やっぱりベムは……レッドマンは……強い。)
後ろからナイフを持った相手の片足をコセイダーは踏み、ナイフを離させて、コセイダーは左右の腕を振るい背後から連続肘打ち、両手で相手を持ち上げて投げる。
コセイダーに倒された悪党達の山に最後の悪党が積み重なる……
「ニット帽の奴はこの先か……」
知ってる気配がいる場所に向かうコセイダー。シャッターが開き、近く鉄骨の柱に張り付き、ニット帽の男を含めた悪党達を見据える。
「動くな!?悪党め。建物の入り口を壊しちゃ駄目って親に教わらなかったか?」
刺口「なっ!?」
スカルズ「あ~~何だ?」
黒いニット帽の男は鉄骨に四肢を吸着させた真っ赤なコスチュームを来た謎のマスクマンに恐怖を覚える。
刺口「化け物!?」
その一言はコセイダーの脳裏にある波紋を作る。
香取『化け物!?』
「……!?」
マスクの内側の剣持の目付きの鋭さが増す。
(落ち着け……冷静になれ、ベム。今は、)
余計な事は考えずに目の前の男達を捕まえる事を考えろ。
(この部屋の敵の数は10人以下……そして、銃を持った奴は4人。)
意外にレッドマンは破天荒な戦い型に似合わず分析能力は高い……人の感情や気持ち等の不安定な要素は省くも、敵意や害意に敏感で集中する事で相手が何処にいるかサイドエフェクト以上やレーダー以上に分かる。
(随分と数が多いな……だが、大した奴らではないな。)
ベムは……剣持夢想は、コセイダーとして動き出す。
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【ドォン!!】
鉄骨から飛び降りて相手を見据えて構えるコセイダー
。床に蜘蛛の巣状に亀裂が走る。
スカルズ「化け物野郎め!?遊んでやるぜ!?」
近くにいたスカルズの悪党に向かってすかさずストレートアッパーカットを食らわせて顎を殴りつけ相手を壁まで打ち飛ばしそのまま落下させる。
殴られた当人は加減された事実も知らずに気絶して
「……遊びにもならないから結構だ。」
銃弾が近くの壁に当たり、残りの複数の敵を見る。
「殺しはしないが、怪我は覚悟しろよ……」
勢い良くコセイダーは高く跳躍して、呆気を取られたスカルズは直ぐに銃を抜き乱射する。銃弾は無数に飛び交う中両手首から蜘蛛の糸を出して振り子移動するコセイダー。
スカルズ「パジャマ着て威張ってるんじゃあねぇ!?」
「……パジャマじゃない……俺のパジャマは水色の上下のステテコカラーだ。」
銃を射つ悪党達に向かってウェブスウィングで回避して
空中からキャノンボールキックで、蹴散らして、赤い整備途中の自動車に悪党を叩き付け、群がるスカルズに両手の突き出しで拳を武器に攻撃してくるスカルズをボーリングのピンのように吹き飛ばし気絶する悪党達。
何時もの怪獣相手で放つ両手の拳の突き出しも人間相手だと只の数十人の吹き飛ばす範囲技に変わる。
レッドスターの基本能力ではなく日々の鍛練と数多の星でブラックワンを始め数々の強敵達と修羅場で繰り広げた傭兵として培り精錬されたベム本来の基本体術だ。
「はぁ……ふん!!?」
瞬時に自身の両手にウェブをグローブ状に覆わせて、相手の懐に接近して連続ラッシュを食らわす。
スカルズ「嘗めんじゃね!?うばっ!?」
ストレートキックからサマーソルトキックでスカルズを宙に浮かばせて両手首のウェブシューターから蜘蛛糸を発射して床に引っ張り落とす。近くにある恐らく盗んだだろう警察のトラックの側面にコセイダーは張り付き両足をくっ付けたまま真横から悪党を連続パンチで殴りつけ気絶させる。
刺口「奴を来させるな!?」
ニット帽の男は銃を片手に走りその場から逃走する。
ニット帽の男が別の広間に走り去ると直ぐにシャッターが閉められ、
「ちっ、制御室のコントロールパネルから操作したのか。」小さく舌打ちしてコセイダーは部屋の上の場所から見える窓の向こうの室内を見る。
赤い帽子を後ろから被った緑色のジャケットを着た男は、制御室のヒューズを無理やり外して、制御室を後にする。
一階の扉は複数の板に釘を刺しており開かない。
(違うルートから上に向かうしかないな。)
盗まれた警察トラックで隠れた道を進むと古いドラム缶を一ヶ所にまとめた障害物を身軽な動きで通り通風口を発見する。
(通風口なら上に移動できるか?瑠璃岸博士のグローブとブーツがあって良かった。あの黄色いフォークリフトを足場に通風口に登れるな。)
通風口まで道を真っ直ぐ進もうとすると、
【ーーーーッ】
「!?」
正面にあるフォークリフトにエンジンとライトが点く。
スカルズ「クタバレ化け物ん!?」
フォークリフトは最高速度で突進して来てコセイダーは咄嗟に天井に張り付きそのトラップを回避する。
スカルズ「死んじまえ!?この野郎。」
ガラの悪い赤いジャケットの男がフォークリフトから降りてコセイダーに向かって蹴りを放つも、
「ぶちのめしてやる。」
コセイダーの連続スリーパンチコンボであっさりと敗れる。
コセイダーは人間以上の跳躍力で通風口の中に侵入して通風口を探索する。
途中漏電して先に進めない道を見つけるコセイダー。
「ぐずぐずしている暇はないぞ。電源のスイッチを切れば通れる筈だ。」
漏電していない通路を渡り下に敵が待ち伏せていないか確認してからコセイダーは下に降りる。
「見つけた。配電盤の電源のスイッチだ。」
コセイダーはスイッチの電源を切り、漏電していた場所の電気は止まる。
「これでよし。さぁ、あの男を追うぞ。」
ウェブライン(撃ち出したウェブにそって真っ直ぐに移動する技)で通風口に戻り漏電があった場所に向かう。
電気は当然切られて無事に通過してコセイダーは制御室内に侵入するも、
「奴ら、コントロールパネルのヒューズを抜いたな。ヒューズを取り戻さないと先に進めないぞ。」
(ヒューズを抜いて持っている奴がいる筈だ。ベム。)
近くの扉を開けると、二人の敵が待ち伏せていた。
スカルズ1「おい。貴様。」
「邪魔だ。」
コセイダーは回し蹴りで一人目を壁に追い詰めて、腹にワンパンチをぶちかまして、気絶させる。
スカルズ2「ガキは家寝てろ「言ってろ。」ぐほっ!?」
もう一人はコセイダーの後ろ両足蹴りで綺麗に吹き飛ばしてノックアウト。
二人のスカルズを倒したコセイダーは部屋の中に入る。
(さっきの二人はヒューズを持ってなかった。ニット帽の男の方はシャッターがしまっているから、この何処にヒューズを持っている奴がいる筈……)
部屋の中は木箱が並ぶ扉と通風口の二つの道があり、コセイダーは敢えて通風口の方に向かい通風口でヒューズを持った相手がいるであろう場所に向かう。
しかし再び漏電して進めなくなる。
(これまで通った古い倉庫室内もそうだが通風口の中くらい業者に頼んで修理しろよ。あの悪党ども!?)
(まぁ、元の持ち手から離れた空き倉庫を悪者が無許可で使用していると考えるなら仕方ないよ。)
「こうしちゃいられないぞ。配電盤のスイッチを探して電源を切らなくちゃ。」
夢想はそう口に出す。
元の部屋に一旦戻り、今度は扉を開けて配電盤を探すコセイダー。途中悪党の二人に遭遇するも、
「邪魔するな!?」
蹴りと拳の応酬で倒して先に進む。途中軽くジャンプして進める通路を進み途中で、ヒューズを持った男を見つける
「あそこに行けば良いんだな?問題はどうやって行くかだ……」
配電盤を探すのにコセイダーは先に進み、突き当たりの部屋で配電盤を見つけるコセイダー。直ぐに電源のスイッチを切り
「これでよし。さて次はヒューズだ。」
コセイダーは通風口に急ぎ戻り、漏電していた場所を通りヒューズを持った男と対峙する。
男「何だ?てめえは?」
男は銃を引き抜きコセイダーに向ける。
「これでどうだ?クズがっ!?」
すかさず銃弾を回避して壁に張り付きコセイダーは呆れながら言う。
「やめとけよ。」
(片手にヒューズに残った手に銃って、馬鹿かコイツは……)
男「さっきの元気はどうした?」
どうやらさっきの悪党達より銃の腕に自信があるようだ。
壁で張り付けず、蜘蛛糸も出せない状況なら、軽く怪我するくらいの実力だ。
正確無比だが、弾切れを狙ってからのキャプチャーウェブ(ウェブを絡めて、敵の動きを封じる技)で男の身動きを封じて、
「ふん!?」
男「おごっ!?」
「相手が悪かったな。」
気絶した男の持っていたヒューズを拾い上げて、
「このヒューズであのシャッターのドアが開けられるぞ。」
制御室にそのまま向かうコセイダー。
(コントロールパネルの操作なんて分かるのベム?)
(基本は複雑だが、空いた時間の余裕もあったら機械の事も勉強する事だ。夢想。
「ここにヒューズを入れて……よし。やった!?」
シャッターのドアが開いた様子をコセイダーは窓から確認して、下に降りる。
下の部屋に戻ったコセイダーはドアから無数の悪党が現れて……
「知ってたよ。」
直ぐに迎撃の構えをしてから空中回転して複数の相手に連続急降下キックで頭部を集中的に狙い、フロントキックで顎を蹴り上げて、続けてミドルキックに肘打ちから
アッパーカットにローキックからのフックパンチの連発で片付ける。
「ニット帽はこの先か……」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(……剣持、後は任せる……)
(ちょっと自分勝手過ぎないか?まぁ良いけど……)
ベムの意識が引っ込み代わりに剣持の意識が前に出る、
「敵はまだまだいるね。」
通風口に蜘蛛の糸を伸ばして上昇して通風口内部を歩き敵が集まっている部屋を見つけて通風口から相手を遠距離攻撃で倒すコセイダー。途中相手の両肩にライディングエネミー(敵の上に乗る技)で頭部にウォーズマンばりにエルボースタンプ攻撃で倒す等して、コセイダーは進む道や部屋に現れるスカルズの連中を倒してニット帽の男を追い掛ける。
(高温のスチームか……ウェブラインで真っ直ぐに進もう……)
ガス管から漏れる高温のスチールが途中で道を塞ぐも、コセイダーはウェブを壁の端まで撃ち出してそのウェブに沿って真っ直ぐに移動してスチームを通り抜ける。
急いで走って先の部屋がある道を進む。
「ふうん…………これが、映画なら先の読める展開だけどね……」
広く開けた部屋に到着したコセイダー。明かりは僅かな一ヶ所だけで大量の木の匂いがする箱が置かれている。
【ーーーーッ】
危険探知が背後に反応して慌てて背後を振り返るコセイダー。
「ってかそのままかよ!?」
周りには微かにガソリンの匂いもするドラム缶もある。
サングラスを付けた悪党達がコセイダーを待ち伏せしていた。
スカルズ「へへへ……」
開けた場所の明かりが一斉に電気が付き部屋を照らす。
悪党達は笑いながら銃を持ちコセイダーに銃口を向ける。
【ーーーーッ!!】
(!?奴だ!?)
【ブーーーーン!?】
夜の三門市の空を飛び目標の倉庫を見つけたスズメバチのソイツは、右手の青いエネルギー弾を発射して、
倉庫の屋根を破壊して屋根の細かな破片と共に落下してスカルズ達とコセイダーの前にヒーロー着地をして、スカルズ達の方に視線を向けて烈火のごとき怒りを胸に秘めたまま静かに訪ねる。
スカルホーネットマン「刺口とやらは何処にいる?」
「刺口?」
コセイダー(フード付きパーカーやら赤いライダースーツやら着たハンドメイドスーツ)の存在にホーネットマンも気付き、
スカルホーネットマン「また俺の邪魔をしに来たか?」
「……事情が有りそうだね。」
スカルズ「敵は全て殺せっ!?」
一人の号令でスカルズ達はホーネットマンとコセイダーに発砲する。
「なぁっ!?」
慌ててウェブスウィングでその場から移動するコセイダー
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「孤高のヒーローが圧倒的な敵に立ち向かう……コセイダー最高っ!?狭い所なら勝てると思った?」
大量の木箱が置かれた倉庫の中、スカルホーネットマンとコセイダー、スカルズ一味の乱戦が始まった。
スカルホーネットマン「邪魔だ!?」
銃弾を物ともせず逆に右手からエネルギー弾を発射してスカルズ連中を木箱ごと吹き飛ばす。
「ほいっ」
コセイダーは近くの扉のドアノブを片手で掴み開けてこちらを攻撃して来るスカルズの男の腕を扉で挟み。
スカルズ「痛てて…」
「ふん。」
腕を挟まれて痛がる悪党の顔面を手加減してワンパンチで気絶させる。
「痛そう……」
後ろから殴り掛かろうとしたスカルホーネットマンの拳をムズムズセンスで回避してカウンターを放つも、右腕の籠手にその一撃を防がれて、スカルホーネットマンは左腕の毒針で凪ぎ払い突き刺そうと刺突の連続攻撃をコセイダーに放つも、コセイダーは紙一重に回避し続ける。その脅威の反射神経にスカルホーネットマンは、只ただ驚くしかない。素早く互いに攻守を変えて立ち回る両者。スライディングしてから跳躍して後ろに回り、
ホーネットマンの膝蹴りからのミドルキックを肘で防ぎ殴り掛かるコセイダー。コセイダーの拳の一撃をスカルホーネットマンは右手で弾き上げて、コセイダーの顔面を金属の籠手の拳で殴り付けようとすると、
【ガンっ!?】
すかさずコセイダーは空いた左手で掴み勢いを完全に受け止めて、マスクごしに互いに向き合う。互いに膠着する。
「ちょっと、少しは対話をしようよ。前と同じの戦いなんてヤダよ。」
スカルホーネットマン「前の俺とは思うなよ。マスクマン。」
両腰の蜂の巣の形をしたポケットから、小型スズメバチ型ロボットを大量に発射される。
「うわっ!?スズメバチ型ロボット!?ひゃっ!?」
倉庫内は機械のスズメバチに覆われる。
至近距離からスズメバチ型ロボットの大群に怯むコセイダー、
階段を利用してスカルホーネットマンはコセイダーの腹に膝蹴りを叩きこみ、互いに前蹴りをぶつけて背中を蹴り上げて、上の階に飛ぶスカルホーネットマン。
スカルホーネットマン「俺は、貴様に構っている余裕はない!?」
「僕はお前に構う必要があるんだ。」
コセイダーも上の階にウェブを使い飛び乗る。上の階に到着してホーネットマンのいる所に先回りしてから、
コセイダーは鋭い拳を放つも、スカルホーネットマンに向かって拳が届く直前に
【ーーーーッ】
無数に飛び交う小型スズメバチ型ロボット群のせいで、
危険信号が絶え間なく鳴り響き、攻撃が一瞬、鈍る。
その隙を逃さずスカルホーネットマンは右手で殴り上げて連続パンチを浴びせからコセイダーを両手で掴み持ち上げて壁や手すりに叩き付けて膝蹴りをコセイダーの腹
にぶつけて、コセイダーを下に向かって放り投げる
スカルホーネットマン「下で遊んでろ!?」
コセイダーを下の部屋に落とす。コセイダーは木箱を壊して、上から小型スズメバチ型ロボット達を操作して、下にコセイダーやスカルズの連中をまとめて攻撃させるように仕向ける。
スカルホーネットマン「伯父さんを殺した奴はこの先か……ズタズタに引き裂いてやる!?」
恨みの籠った声をコセイダーは下から聞いてしまう。
「!?伯父さんって、一体何の話だ!?」
ナイフを持ちコセイダーを襲うスカルズの一味。次々と
襲いくる相手に対して膝蹴りやチョップをして気絶されるコセイダー。無数に飛ぶスズメバチ型ロボットをパンチで破壊しながらも、ナイフで切り掛かるスカルズに
「ちょっと、僕らが争う理由はないよ。」
相手が持つナイフを奪い応戦するコセイダー。
スカルズ「黙れよ!?パジャママン!?」
ナイフとナイフがぶつかり戦闘は続けるコセイダーとスカルズのチンピラの男。
途中スカルズにウェブヤンクで引っ張り顎を蹴飛ばして気絶させて、ウェブヤンクの上級技のトワールヤンク(敵を振り回して投げ飛ばす技)でスカルズ達を次々とちぎっては投げ、ちぎっては投げで倒す。
スカルズ「この野郎!?」
「注目されてるなぁ~~気合い入っちゃうよ。」
空中回し蹴りで相手を凪ぎ払い、
「後何人いるのかなぁ……」
ウェブスウィングで移動してスカルホーネットマンの背中を蹴り飛ばし、スカルホーネットマンを木箱に落とす。
「どうしたどうした!?」
スカルホーネットマン「野郎……」
迫るコセイダーにエネルギー弾を連射するもコセイダーは空中で新体操の選手並みに華麗回避してそのまま体当たりする。
人一人分の体重以上にあるコセイダーの体当たりで、スカルホーネットマンは木箱を更に壊して倒れるも、左腕の毒針を使いコセイダーに攻撃をする。攻撃を防ぎ回避
しながらコセイダーは後ろから自分達を狙うスカルズから距離を取りホーネットマンから一旦離れる。
スカルホーネットマン「ちっ!?失せろ!?」
無数の銃弾がホーネットマンに直撃するも、ホーネットマンはエネルギー弾をスカルズ達に向かって発射してスカルズ達を吹き飛ばす。
「ふん。もうそんなに残ってないだろう……」
木箱に張り付きながら相手の背後に回り気絶させて倒した相手の数を考える。
スカルズ「何なんだよ!?コイツらは!?」
「君たち宇宙的に弱いな……君らも天井に来る?」
天井に逆さまに両手足を張り付きながら、スカルズに向かって急降下キックを繰り出して、スカルズの悪党を気絶させる。
「さっ次行こうか。」
【ーーーーッ】
無数の小型のスズメバチ型ロボット達がコセイダーを狙う。
「これで悪党達は終わりか?じゃあっ色々とホーネットマンに答えを聞き出すとしようか……アァっ!?」大量のスズメバチ型ロボットに悲鳴を上げるコセイダー。
無数スズメバチ型ロボットがコセイダーに襲い掛かる。
「せいっ!?ほりゃっ!?チェスト!?」素早く両腕で連続の拳を振るい、鋭い蹴りでコセイダーはロボットを破壊するも、幾らコセイダーが一撃で破壊可能でも小さくて数が多い……機械のスズメバチを蹴り潰して、
(ドラム缶を使え!?夢想!?)
「!?」
ドラム缶を投げてスズメバチ型ロボット達に激突させて爆発させる。
スカルホーネットマン(奴がスズメバチ達集中している今の内に……)
コセイダーは用意したスズメバチ達に意識を向けている間にスカルホーネットマンは倉庫の最上階に向かう
「待てっ!?」
コセイダーは、両手に二匹スズメバチ型ロボットを掴み頭部と頭部をぶつけて破壊して、バラバラにする。
「僕追い掛けてばっかりだな……」
拳でスズメバチロボットを近くの壁に叩き潰しながら、スカルホーネットマンを追い掛けるコセイダー。
ウェブライン移動で追い掛けようとウェブシューターからウェブをすかさず発射しようとしたが、
「あれっ?おかしいな……おい。おい。」
ウェブがウェブシューターから発射しないのだ。つまりは……
(ウェブが……切れた……)
「うそ~ん~~~」
普通に空を飛ぶ相手を走って追い掛けるコセイダー。
ドラム缶の並ぶ火気厳禁の部屋を通り抜けて走る。
それでもスカルホーネットマンの小型スズメバチ型ロボット達を破壊しながらも走るコセイダー。
(……お前、一応俺の能力が使えるなら空を飛べるだろ……)
慌てて走るコセイダー事剣持夢想にベムは呆れた声を出す。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
スカルホーネットマン「どこにいる刺口!?」
ホーネットマンは先に倉庫の最上階に到達して伯父を殺した刺口を探す。
「鬼ごっこも終わりにしよう。スカルビー。」
声がする方向に振り替えるスカルホーネットマン。
スカルホーネットマン「お前……」
「話しをしよう。君が何者で、どうしてさっきの男を執拗に追い掛けているのか……」
スカルホーネットマン「誰が話すか!きっ「伯父さんがさっきの男に殺されたのか?」!?」
無言で右手のエネルギー弾をコセイダーに向かって放つも、コセイダーは壁を蜘蛛のように這い回りその攻撃を回避する。コセイダーが回避した為、エネルギー弾は、誰もいない壁を壊して、
スカルホーネットマン「癪に障る奴だ。」
「それは……ゴメン。でも復讐や仇討ちは良くないよ。それは……麻薬と同じだ。」コセイダーは幾らソイツが殺したい程憎いからって、殺した所で殺された人達が甦るなんてない。
スカルホーネットマン「お前に何がわかる!?あんな人間のゴミのような奴が、ノウノウと三門市で悪さをしているのに、俺の伯父のような良い人が殺されて……ロクに逮捕もしてくれない無能な警察に!?」
それは被害者の遺族としての魂の叫びだった……
「それは………………」
俯くコセイダーは、壁からスカルホーネットマンのいる場所に跳躍して向かい合う両者。
「…僕だって………僕だって、実の兄を悪い怪獣に目の前で殺された。」
スカルホーネットマン「!?」
スカルホーネットマンはコセイダーのその言葉に動揺する。
「命を捨ててでも兄が逃げる時間を1秒でも稼ごうとした結果が、自分より先に兄が殺された事実しか残らなかった。」
コセイダーはスカルホーネットマンの目の前で無防備に座り込む。
「その時には、今のような力(訓練用トリガー)もなくて、貴方のようなハイテクコスチュームを造る学もない。何処にでもいる普通の一般人だった僕は……只、自分の無力さを呪ったよ。…………………どうして普通の人より凄い力が僕にはないのかなって…………あの時、僕は何も出来なかった……」
スカルホーネットマン「……なら何故、お前は俺の前に立ち塞がる?力を手に入れたからか?」
「そんな、凄い物じゃないよ…………只……」
コセイダーの脳裏に過るボーダーの皆の姿……通う高校の皆、『お化け屋敷』にいる博士や経験豊富の先輩達の姿が流星のように頭の中に姿を現しては消える
「助けられる時に助けられる力があるのに助けずに放っておいたら……」剣持は2日前、国近さんがスカルズに拐われた出来事を……ボーダーの皆と円盤で捕まった出来事を……あのキールに拐われたイコ先輩や香取さんの出来事が剣持自身の守り人としての運命を決めてしまった事を剣持夢想はまだ気付いていない。
「多分……肝心な時に大切な人達の為に戦えなくなるから……自分が後悔したくないから動くだけです。力があるとか無いとかは関係ありません。」
相手と向き合いながら構える。
「何より、亡くなった貴方の伯父さんが、今の貴方を見たら、悲しむと思うから……お願いです。大人しく警察に自首して下さい。」
スカルホーネットマン「!?」
「僕は……貴方がこれ以上罪を重ねて欲しくないだけなんだよ。」
スカルホーネットマン「俺は……」
蜂須賀の回想━━━━━━━━━━━━━━━━
子供の頃……まだボーダーもいない頃、両親を早くに亡くして養蜂家の伯父夫婦に引き取られて、三門市に来た蜂須賀浩二。
蜂須賀の伯父「今日からここが君のお家になるんだ。家は養蜂家でな。蜂蜜が沢山食べられるぞ。」
蜂須賀「沢山……」
伯父は蜂須賀の手を優しく握り空を見上げる。
蜂須賀の伯父「今日も……良い天気だ……そうだ。あの黄色いくまのプーさん顔負けだぞ。ワッハッハ。」愉快そうに楽しそうに笑う。
蜂須賀「……でも蜂蜜ばっかり食べたら虫歯になっちゃうよ……」
子供の何気ない疑問を口に出す蜂須賀浩二。
蜂須賀の伯父は子供の浩二の頭を優しく撫でて言う。
「なら歯磨きをしっかりとしないとな。」
蜂須賀の伯母「貴方?浩二君を家の中に案内しましょう。」
蜂須賀の伯父「おおう。今行く。さぁ、行こう……」
スカルホーネットマン(伯父の家はけして裕福ではないがお日さまのような明るい元気な人だった……苦労も見せず常に笑顔を絶やさない………両親を失った俺の暗い心をあの二人は照らしてくれた。
あの二人は、俺の守りたい物で……親孝行がしたいと思ったのは自然な事だ。家計はいつも楽ではなかったから高校を卒業したら大学を進学する為一人暮らしも考えていた矢先……)
近界民の大規模侵攻が三門市に発生する。
その大規模侵攻で、伯母を亡くして……愛する人を失った伯父さんからは明るい笑顔が消えた。
蜂須賀浩二(18)「……伯父さん。俺、高校を卒業したら、就職するよ。」
大学の進学を辞めて株式会社マキビシに就職して、今度は俺が伯父さんを笑顔にする。
周りのご近所さんや町内会の達の皆も、今を受け入れて前に進んでいる。
少しずつ……少しずつ……伯父に笑顔が取り戻し始めていた。家業である養蜂家としても復帰してご近所さん達にお詫びの蜂蜜を配ったり、俺と遠くの浅草で観光旅行にも行った。写真とかお土産とか沢山の思い出を作った。
これから良い流れになる…………その矢先、
三門市図書館前で近々会社で開発する予定の新戦闘機に関する問題点を解決する為、図書館で勉強しようと、伯父に迎えに来て貰おうと、お願いして……伯父は車泥棒に殺された……その犯人がこの場所にいる。
回想終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【ーーーーッ!!】
危険を知らせる探知能力が、コセイダーに知らせる。
(倉庫の各場所に置かれたドラム缶……気絶しているスカルズの悪党達。)
間(どうやら……話しは終わりのようだな……剣持)
コセイダーの脳裏にイノセンスマンからのテレパシーが聞こえて来る。
(そんな……)
スカルホーネットマン「もう……俺は、止まらないんだぁあああああああああああああ!!!?」
右手のエネルギー弾をコセイダーに向かって発射しようするが、一瞬、コセイダーの言葉が頭の中に波打つ。
『実の兄を悪い怪獣に殺された。』
スカルホーネットマン…………「ちっ!?」
エネルギー弾をコセイダー本人ではなくコセイダーの足元に撃ち抜き、床を破壊してコセイダーは下に階層に自由落下する。
「うわあああああああああああ……」
落下して行くコセイダーを見るのを辞めてスカルホーネットマンは復讐を果たす為に刺口を探す。
【ブゥーン。】
窓からバイクのエンジン音が聞こえて……スカルホーネットマンは窓の方向に急ぐ。
刺口はバイクで逃走する。
スカルホーネットマン「逃がすか!?」
怒りの声を出し空をジェットエンジンで飛ぼうとする。
?????????「ブーメラン・スパーク!?」
スカルホーネットマン「!?」
その時、後ろから聞こえた声と共に緑色の金属のブーメランが風を切り裂き、スカルホーネットマンの背中に直撃する。
スカルホーネットマン「何者だ!?」
マスク・ザ・ビクトリー「私はオーストラリアから来たマスク・ザ・ビクトリー!!連続殺人容疑で君を逮捕する!?」
その外見は黄色い瞳無しの両目の緑色のマスクを被っており、メキシコのプロレスラーが着ているような服装をした男が立っていた。
両手には緑色の金属ブーメランを持っており、それをさっき自分に向かって投げたとスカルホーネットマンは、察する。そう彼はピジョンマンや超空忍者シゲハルと同じく正義と自由と平和を愛するヒーローの一人。
マスク・ザ・ビクトリー
出身地 オーストラリア
オーストラリアのお土産屋に売っていた聖なるブーメランから生まれた仮面の戦士で胸に輝くVマークをブーメランに変形させて敵と戦う。
マスク・ザ・ビクトリー「行くぞ!?」
すかさずホーネットマンは右手のエネルギー弾を連続で放つも、マスク・ザ・ビクトリーは、両手のブーメランでエネルギー弾を左右に切り裂き、ホーネットマンに接近する。
スカルホーネットマン「俺の邪魔をするな!?」
左腕の毒針をマスク・ザ・ビクトリーに向けて突き刺そうと腕を振るも、ブーメラン二刀流で巧みホーネットマンの攻撃を掻い潜り、スカルホーネットマンは右手で殴り掛かるも、ビクトリーは片手で持っているブーメランでその一撃を受け流し残った片手のブーメランで装甲を
切り上げて、連続蹴りをホーネットマンの顔面に浴びせ
マスク・ザ・ビクトリー「今だ!?トゥッ!?」
空中高く跳躍と共に背後に回り込み背後から鍛え抜いた足からの蹴りを放ち相手と距離を取りながら得意技を放つ。
マスク・ザ・ビクトリー「ブーメラン・スパーク!!」
両手のブーメランが緑色の電撃を帯びて分身させて、マスク・ザ・ビクトリーは投擲する。
スカルホーネットマン「なっ!?」
回転する無数のブーメランがスカルホーネットマンのハイテクコスチュームを傷つける。
スカルホーネットマン(強い!?仇を取る前に捕まる訳には行かない!!)
コスチュームと装甲やマスクがボロボロになりながら、
自ら最上階の窓を割りその身を何処までも落ちる。
マスク・ザ・ビクトリー「何っ!?逃げるのか!?」
スカルホーネットマンは、悪のヴィランとしての最後の一線を踏み越える。それは……越えてはならない一線だった…………
スカルホーネットマン改めてスカルビー「……全員クタバレ!?」
コセイダーがスズメバチ型ロボット達と戦っていた間に
倉庫内にあったドラム缶の中にあるガソリンを倉庫の各場所に流していつでも引火させるように仕掛けていた。
落下しながらドラム缶に目掛けて右手のエネルギー弾を発射。
エネルギー弾はドラム缶に直撃してピタゴラスのように張り巡らしたガソリンに一斉に引火して
【ドッカーーーーーン!!】
夜の古い倉庫が炎に包まれて爆発する。
炎に照らし出されたスカルビーのマスクの目の部分から一筋の血が流れ落ちる……
スカルビー「………………」
何を思うかスカルビーは、火花があちこちに走るボロボロのコスチュームとバイオ・ウィングで空を飛び夜の三門市の方向に向かうのだった。
無数のパトカーと消防車と救急車が燃え上がる倉庫の前に並ぶ。
迅「……遅かったか……」
三輪隊と迅は警察と共に倉庫に向かうも目的地の倉庫が爆発して消防車や救急車が出動する様子を野次馬に紛れて見る。
三輪「…………」
米屋「秀次……」
迅のサイドエフェクトで蜂須賀が何処に向かっているか分かり警察と『お化け屋敷』のジャックとジーン達と共に急ぎ現場に急行するも、犯人は既に現場を去っていた。
三輪秀次の両の目で燃える倉庫を見る。
三輪「どうして……」
近界民に姉を殺された少年は仲の良いご近所さんがしたであろう事件現場を……ただただ……放心状態で見るしかなかった。
?????「全く……イシュタールマンの連絡で現場に急行しに向かっていったら、現場が大爆発5秒前とか三門市ってこんなに治安が悪いのか?」
青い顔覆うフルフェイスタイプでは無いヘルメットマスクタイプに緑色のバイザーサングラスが輝き口元と顎は生身の部分を晒して愚痴をこぼす。
マスク・ザ・ビクトリー「すまん。出張してきてこの騒ぎに巻き込んで……」
夜の夜空に緑色のビクトリーを片腕で抱き抱えながら空を飛ぶ黄色いベストに青いスーツヒーロー。背中の赤いマントが夜空の風に靡き重力を感じさせずその身体を空に浮かばせる。
?????「ヒーローの仕事は危険が付き物だ。あの怪人を追いかけなくてはいいのか?」
マスク・ザ・ビクトリー「逃がすのは困るが、先にあの火災をどうにかするのが先だ。ベータマン。」
緑のバイザー、空を舞う赤いマント、黄色いベストに全身を守る特殊素材の青いスーツ。
ベータマン(兵器レベル2)
出身地 大阪府門真市
正義と信じた道ならば、一人になっても何処までも突き進むヒーロー。しかし、相手が多勢に無勢場合、くじけて負けてしまう時がある。見た事もない武器を作るという特技がある。
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蜂須賀の自宅にて……
ボロボロになったスズメバチの複合金属合金のマスクとハイテクコスチュームを脱ぎ捨て、救急箱にある消毒薬等で怪我の治療をしながら替わりの動き安い服に着替える浩二。
『僕は……貴方にこれ以上罪を積み重ねて欲しくないだけなんだよ。』
蜂須賀「……!?」
コセイダーの言葉が蜂須賀の心をざわつく。
蜂須賀は回想する……あの夜を……
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図書館の閉館時間ギリギリまで勉強していた蜂須賀浩二はその日はグレーのパーカーを着て、迎えに来た伯父の車に乗って外食をする予定だった……
蜂須賀『?』
警察『下がって……下がって下さい。押さないで!?』
蜂須賀(事故でもあったのかな~~僕も気をつけないと……『
待ち合わせ場所に到着したものの自動車は停まってなくて変わりに人だかりがソコに出来ていた。
近くを歩き通り過ぎようと考えていた蜂須賀の耳に
野次馬『年寄りだ……』
の一言が耳に入り、
警察は野次馬を追い払う動きをして言う。
『立ち止まらないで行くんだ!』
警察《発砲による負傷者あり》
パトカーから聞こえる通信に少しずつ……蜂須賀の顔色が悪くなっていく……
野次馬『ケガ人だ……』
蜂須賀『失礼……』
気になった蜂須賀は人混みの中を必死に掻き分けて進む
大丈夫……関係ない……何かの間違いだ……別の人だ…
蜂須賀『すいません。少し失礼……退いてくれ……ちょっと通して……』
進むにつれて警官の声が鮮明に聞こえて、人混みを進む度に中心にある者に近づいて行く……
警官『邪魔です。下がって!?』
蜂須賀『!?あぁ……そんな……僕の伯父だ!?』
蜂須賀は自分の伯父の変わり果てた姿を見る。
蜂須賀『伯父さん!?』
アスファルトに倒れ伯父に駆け寄る蜂須賀浩二。伯父が良く着ている革のジャケットは赤く染まり、それが血と知るのは触れなくてもわかった。
蜂須賀『何があった!?一体何が!?』近くの女性警官に訪ねる蜂須賀。
女性警官『車泥棒に撃たれたの。直ぐ救急車が来るわ……』
蜂須賀は泣きそうな顔で伯父に必死に声を掛ける。
蜂須賀『伯父さん。伯父さん。目を開けてよ!?』
蜂須賀の伯父『浩二か?』
蜂須賀『僕は個々だよ。大丈夫?直ぐに良くなるよ……』
蜂須賀の伯父は残りの力を振り絞り手を差し伸べ蜂須賀は伯父のその手を掴む。
蜂須賀の伯父『浩二…………すまない……』
口から血を流しながら、伯父は涙を流しながら息を引き取った……
蜂須賀『!?伯父さん……嫌だよ!?伯父さん!?伯父さん!?目を開けてよ!?伯父さん!?』
涙を両目から流し蜂須賀は叫ぶ!?最愛の家族の死を……
蜂須賀『伯父さん~~~~~~!!!?』
絶対に許さないぞ!?伯父の命を奪った奴に蜂須賀は怒りと哀しみの涙を流しながら誓う!?
必ず報いを受けさせると……
回想終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━
蜂須賀「もう……後…少しなんだ!?」
身体に包帯をきつく巻き付けて、自分のノートパソコンを起動して念のため製作した試作のパワードスーツを稼働させる。黒鉄色の装甲が全身に覆われた重装甲騎士の外見を感じる。
髑髏と蜂を合わせた凶悪なマスクを見て……
蜂須賀「……マーク2はまだ不安要素が解決していない……だがマーク1を修理している暇はない……」
マーク1にはないエネルギー弾を拳に込めて打撃力が増す利点と追加武装の右腕の槍
不安要素は、マーク1のエネルギー弾の威力が上がった分の負担がカットされない為、遠距離攻撃をすると右腕に激痛とエネルギー弾の冷却しきれない熱で腕が焼ける欠点と、装甲が厚く防御力が上がった分重量が増して飛行速度が下がる。
蜂須賀「必ず報いを受けさせてやる!?」
掴まれた日の光が照らす償い道が続く手を振り払い、男は暗い闇ばかりの復讐の道を進む。
否、蜂須賀浩二にとっては、その暗い闇の道にこそ光が見える正しい道に見えたのかも知れない。
無言で髑髏とスズメバチを合わせた怪物(ヒーロー)のマスクを装着する。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
同時刻 三門市 警戒区域にて……無人の廃墟内に赤い光と共にコセイダーが床に倒れ込む。
「はぁ……はぁ……」
グローブとブーツは瑠璃岸博士が開発しただけあって、あの倉庫の大爆発でも焦げる事なく無事だ。
だが赤のフード付きパーカーはボロボロだ。パーカーを其処らに脱ぎ捨てて
フルフェイスマスクも青いスキーゴーグルもボロボロだ
……また購入しないと……
(誰か来る……隠れろ!?)
赤いライダースーツを着た剣持は、咄嗟に跳躍して天井に張り付き……自身の気配を殺す。
香取「こちら、香取。現在この周辺に異常は無いわ。」
ボーダーの隊服を着た香取が近く見回してオペレーターの染井に連絡する。
染井《なら、近くの鈴鳴の人達と一旦合流しましょうか。》
香取「了解。にしてもさっきの市街地の方に大きな爆発を見たけど……事故かしら?」
染井《まだ今夜のニュースにはその事で何もないけど多分、明日辺りにニュースでわかると思うわ……》
香取「……華。ちょっと静かに……」
香取が立ち入り禁止の警戒区域で人の気配を感じ取りその場所に歩き出す……そう現在剣持がいる廃墟に……
ゆっくりと香取は銃型トリガーを引き抜き廃墟内部に入ってくる……
廃墟内を入ってきたのが香取だと気付く剣持は、気配を感じさないが内心動揺する。
染井《何か変な物でも見つかった?》
香取は人がいない廃墟内をゆっくりと歩きながら見回して埃まみれの私物や机を見回して、ふと、剣持が脱ぎ捨てた赤いパーカーを見つける。
香取「別に……何か燃え焦げたボロボロの赤いフード付きのパーカーが1着。……まだ…温かい……!!」
触って気付くが、さっきまで誰かが着ていた事に香取は気付く。
(…………!?)
香取「誰!?」
香取は真上から視線を感じて瞬時に天井に向けて銃型トリガー片手に天井を見る。
香取「…………」
……天井には当然だが何もいなかった……
染井《どうしたの!?葉子。》
香取「ねぇ。レーダーで近くに何か反応はある?」
急いで親友に訪ねる香取。
染井《……ちょっと待って……》
香取はボロボロの赤いパーカーを片手に親友に通信する
部屋の窓は真正面に開いており、誰か移動するなら直ぐにでも気付ける。
そもそも……自分が少し気を張っているのか?
染井《特に変な熱反応もトリオン反応も探知されてないわ。ネズミか野良猫でも居たの?》
香取「…………そう。鈴鳴と合流するわ。」
香取(……近くに間違いなくいた……このボロボロパーカーの持ち主が、さっきまで間違いなくこのパーカーを持ち主は着ていてここでつい脱ぎ捨てた。)
香取は一旦、ボロボロパーカーをここに残して防衛任務を優先する。
防衛任務が無事終了したら、パーカーを回収しようとするが……
数十分後……
香取「パーカーがない……持ち主が回収した?」
剣持は香取が着た時には天井に、香取が部屋の天井を見上げる前には、夜の廃墟の外の壁に両手両足を張り付かせて香取の視界から外れていたのだ。
レッドマンの超能力でボーダー本部のレーダーに反応させないようにして……
(…………)
彼女が廃墟を立ち去るのを見計らい室内に戻り剣持はパーカーを回収。
そして……あのスカルビーの人の事を考える……………
(……………………)
(…………夢想。)
(……あぁ…………………………止まらないなら、止めてあげなくちゃ…………あの人の為に、あの人の伯父さんの為に、僕も覚悟を決めないと……)
道を外して破滅の道を向かおうとするスカルビーに、コセイダーが覚悟を決めて立ち向かう。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
剣持がいない『お化け屋敷』の作戦指令室にて……俯いた表情をする三輪秀次とスカルホーネットマン関連の事件を担当するジャック・シンドーとジーン・グレイがスカルホーネットマンの正体について事情聴取をしていた。
ジャック「では彼の正体が『蜂須賀浩二』だと……」
三輪「……物証を彼の家で見つけた訳ではありません。でも……蜂須賀さんがあの男に関わっているのは確かです。何よりも動機ならある……」
ジーン「伯父の命を奪ったスカルズの男への復讐……」
三輪「何より……蜂須賀さんは数日前も警察に伯父を殺した犯人を逮捕したのか三門市警察署に訪ねてきたらしいじゃないですか……」
ジャックとジーンはアーサー隊長の方を見て……
アーサー「河野刑事。教えてくれてありがとう。」
三門市警察に電話を終えて、机に並べられたホーネットマン関連の資料の1つから
アーサー隊長は蜂須賀の伯父が殺された車盗難殺人事件の資料を見ながら真剣な表情で答える。
アーサー「さっき、警察署に自首していたスカルズの小野寺三平から証言を得た。その日、刺口というメンバーが三門市市民図書館前で、年配の男性の車を盗む為にその男性を撃ったと本人がアジトで言っていたらしい……警察も盗難された車のナンバーを調べて貰ったら、蜂須賀さんの伯父の乗用車と一致した。小野寺三平もその車のナンバープレートを覚えていたらしく、警察が調べた番号と一致したらしい……」
チャールズ「犯人は取り敢えずわかりましたね。」
ロイド「チャールズ。静かに……」
チャールズ「えっ?だって……」
ロイド「三輪君の気持ちを考えてみろ……」
ロイドは告げられた真実にショックを隠せない表情をする三輪秀次の顔を見て言う。
ロイド「自分の親しいご近所さんが、復讐の為に犯罪者になってしまったんだ。」
アラシ「俺達はどうしたら?」
怪奇案件や怪獣災害を基本としてハイテクコスチュームで空を飛び右手からエネルギー弾を撃つ通り魔も自分達が担当する事件の範囲とは分かるが、
アーサー「その刺口を既に指名手配にして三門市の外に繋がる各道路には我々も検問を張るつもりだ。」
サンダース「刺口を蜂須賀さんより先捕まえないと、」
三輪「蜂須賀さんも捕まえるんですか?」
米屋「秀次……親しいご近所さんってのは分かるけど、その人は、警察官や、国近さんと言った関係ない人達も巻き込んでまで復讐に走っているんだ………………手遅れなんだよ。」
三輪「……」
太刀川隊のオペレーターが『コセイダー』とか言う存在にもし助けられなかったら、蜂須賀さんは彼女ごとスカルズが乗っていた連中の命を奪っていたかも知れない可能性に米屋は、恐怖を覚える。
アーサー「ジャックとジーンとアラシは、後日警察官達と共に蜂須賀さんの自宅に聴き込みをして来てくれ。」
アラシ「了解!?……にしても、あの倉庫内のスカルズを全員無事に救出した人は誰なんでしょうか?」
倉庫は蜂須賀が仕掛けた引火爆発によって大爆発して、
マスク・ザ・ビクトリーは、空から助けに着た『ベータマン』に救出されて、無事だったが、大量に気絶していたスカルズの連中を助ける暇はなかった……
ホシノ「ピジョンマンと超空忍者シゲハルも妙な奴と戦っている最中、何処からかの攻撃で、気絶していたらしい……
夜の三門市のとあるビルの屋上にて、夜空に輝く星々を見上げながら静かに独白するイノセンスマン。
間「…………来るか……ブラックワン。」
コセイダーが気絶させたスカルズ達を倉庫の外に避難させてから、後輩よりも先にその場を撤収して……
間「この街……異次元の門を誘導する装置があるのが原因か分からないが、"何か"がこの街に集まっているな……そして」ビルの屋上から下の交通道路を見ると
『お化け屋敷』のローバーが夜の市街地を走る。パトカーと一緒に、
【プウウウゥゥゥゥゥゥ!!】
そして違う方向……警戒区域の方に緑色の鈴鳴第一のボーダー隊員達の方を見て……
間「警察以外に妙な連中も警備しているようだし、手錠もそうだがまずは潜伏先を探した方が良いな……」
間は屋上を後にする。
カンフーとハカセとダイアナの三人が乗ったローバーの定時パトロールの巡回をしていた。
カンフー「仕事とはいえ夜のパトロールは答えるな。二人共。」
ダイアナ「市民と街の安全には変えられないわ。運転に集中して下さい。」
ハカセ「今夜はあちこちでスカルズの一味が警察に逮捕されてるみたいだし、」
カンフー「悪党がお縄についてくれるなら、少しは枕を高くして寝られるよ。」
ダイアナ「赤い妙なコスチュームを着た『コセイダー』を名乗る変な人も現れたみたいですね。」
ハカセ「味方でしょうか?」
カンフー「さぁな?……俺達は気絶したスカルズを警察署に連行するぞ。」
ローバーは夜の道路を走る。
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後日警察が蜂須賀の家に向かうも、蜂須賀は既に家を後にしていた。その間………………剣持は、放課後スマホ片手に高校で理科室の実験器具を使い。瑠璃岸博士と連絡しながら蜘蛛糸原液(ウェブ・リキッド)の製作していた。
瑠璃岸《熱で温めた蜘蛛糸液をガラスの棒で軽く空気と一緒にかき混ぜて、粘度の度合いを確認して》
「はい。」
瑠璃岸博士は特に何も言わず蜘蛛糸液の作り方のレシピを教えてくれている。
瑠璃岸《度合いが問題ないなら、言われて購入した薬品で糸の強度と柔軟性も増している筈だ…………変な物は入れないようにな。》
「はい!?真琴先輩。」
真琴「静かに……近くに先生とか生徒は来てないよ。まだ移動教室の生徒もまだだから焦らないで……」
理科室の出入り口の窓から真琴先輩が見張りをして廊下の様子を見る。彼女は一旦剣持の方向に顔を向き聞く。
真琴「にしても、突然色々説明が不足しているけど、昨日、何が会ったの?」
「……止めなくてはいけない人がいるんです。今は余裕はないけど……」
真琴「………わかったわよ…放課後の時間も残り少ないから何か作るなら早くね。」剣持の一言で彼女は今回の事についてそれ以上聞いてくる事はなかった……
瑠璃岸《その工程を終えれば、後は例のカートリッジに液体を注入して完成する。》
真琴「お手軽ね。まるで3分クッキング。」
真琴は見張りをしながら白い蜘蛛糸液が超小型のカートリッジを入れられる様子を片目で見る。
「その分、蜘蛛糸原液が切れたら、面倒なんですよ。」
瑠璃岸《ネット通販でバイオケーブルを購入する手もあるよ。》
瑠璃岸は東京の極東科学研究所の自室の研究室にて914メートルの蜘蛛の糸を濃縮したケーブルの開発レシピを見ながら剣持に連絡を続ける。
《その手も悪くないけど、今はウェブのバージョンアップも考えている必要があるから……》
瑠璃岸「……成る程、君も少しは科学の玄関口に足を踏み込んだようだね。科学者の先輩として嬉しい限りだよ。」
《よし。完成。後片付けして撤収しますよ。博士。電話を切ります。》
真琴《じゃあね。瑠璃岸君。》
瑠璃岸「はい。またね。剣持君。黒野さん。近々三門市に遊びに来るからな……」
スマホの通話を終えて彼も研究室で新たな研究を続ける。
瑠璃岸はネットニュースに流れる三門市の市街地に現れた赤いコスチュームで蜘蛛糸を飛ばして移動する存在を見て……
瑠璃岸「色々としっかりと説明して貰おうじゃないか?
剣持君……」
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「学校は任せて行け。」
途中分身と入れ替わり剣持は高校の屋上から赤いレザーライダースーツに着替えてグローブとブーツを装着して
高校に行く前に購入した赤いフルフェイスマスクと青いスキーゴーグルを装着。カートリッジをウェブシューターに装備させて、
「すいません。先輩。説明不足で」
真琴「色々と君には恩とかあるし、気にしないで、後日まとめて聞くから……今は目の前の事件に集中して……志岐ちゃん達は好きだけどボーダー本部は嫌いだし、後、近々その格好から卒業してもっとちゃんとしたスーツを製作する必要があるね。」
現在のコセイダーの格好を見て真琴は素直な感想を言う。
「それは……同感です。」
剣持は気配を探知する力を集中させて刺口の気配を探すコセイダー。
【ーーーーッ!?】
道路を信号無視してパトカーの大群から逃走する現金輸送車を見つける。運転しているのは、例のニット帽の男だ。
「……どうやら皆も…それぞれ動き始めたみたい……」
スカルビーの気配も見つけて、戦いの向かう雰囲気を醸し出すコセイダー。
真琴「気を付けてね。命大事に……」真琴は心配の気持ちを言葉と共に出す。
「じゃあ、また会いましょう……」
真琴先輩から離れて勢い良く走り屋上から飛び上がりウェブシューターからウェブを発射して高校から離れる。
真琴「私達も戻ろうか。分身君。」
「あぁ。授業内容を書き写しておかないと……」
二人も屋上を後にする……
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刺口「おい。現金輸送の車のキーを寄越せ!?早くしろ!?」
ショットガンの銃口を銀行の職員や銀行に来た人達に向けたスカルズの男。
職員は怯えながらも車のキーを刺口に渡して刺口はそれを奪うようにひったくり、
駐車場に現金20億円が入った輸送車にキーを挿し込みエンジンを掛けて銀行強盗を成功させる。
刺口はスカルズのアジトがスカルホーネットマンとコセイダーの活躍で崩壊した為に無事だった二人の仲間と共に三門市から出て行くつもりなのだ。その為に、金と逃走用の車を手に入れる為に、銀行に現金を輸送して来たタイミングを狙って犯行を開始する。
警察は直ぐに周囲の市民の110番で出動する。
《銀行の現金輸送車を強奪したスカルズ一味の男は過去に車泥棒に殺人の容疑があります。》
昼の三門市の市街地の道路を爆走する現金輸送車。
当然、シートベルトもせずにスピード違反と信号無視で、交通歩道を渡ろうとした人達は爆走する現金輸送車に、轢かれる前に離れる等してそれの事故により心配はないが、更にスピードを上げて警察達から振り切ろうとする。
【ブウウウゥゥゥゥゥゥン!!】
そしてコセイダーより先に彼が見つけてしまった。
スカルビー「……!?」
重量のある黒鉄色のパワードスーツが髑髏をスズメバチ合わせ模した仮面が伯父の仇が乗る現金輸送車の運転するルーフに乗る。
スカルビー「フンッ!?」
黒鉄の装甲を纏った右腕を振り降ろし運転席のルーフに穴を開ける。
刺口「うわあぁぁぁ~~糞っ!!?
」
突然目の前に現れた装甲を纏った右手に視界を防がれて顔を掴まれて悲鳴を上げる刺口。
スカルズ1「どうした?」
現金が大量に入った鞄を持つ仲間が運転席の異変に気付く。
刺口「糞っ!?化け物めっ!?」
刺口は顔を掴まれながらも、用意していた閃光手榴弾を車のルーフにいるスカルビーに投げ込む。
昆虫のスズメバチの複眼を模したカメラに強力な閃光が入り蜂須賀の視界を封じる。
スカルビー「糞っ!?フラッシュグレネードかっ!?」
チカチカした視界の中右手で目の部分を抑えて片膝を着くスカルビー
輸送車が勢い良く右に曲がってスカルビーは輸送車から振り落とされる。
スカルビー「っ!?逃がすか!?」
振り落とされそうになる前に追加武装の槍を右腕に装備して左腕の毒針と共に輸送車の右の車体に突き刺して、宙ぶらりの状態で必死にしがみつく。
スカルズ2「この野郎!?」
スカルズ1「クタバレ!?」
刺口の仲間がスカルビーに向かって次々と発砲して、銃弾は強固な装甲で弾き返されるも、両腕が車体に突っ込んでいる状態で、
スカルビー「邪魔だ!?」
右腕の槍の穴から黄色いガスを噴射する。
スカルズ1「うわっ!?あっあぁ~~」
刺口の仲間の一人はそのガスを浴びて、苦しみ始めて意識を失う。
スカルズ2「おい。どうした!?しっかりしろ。」
意識を失った仲間に駆け寄るもう一人にもガスを浴びせようとするスカルビー。
「これ以上、亡くなった伯父さんを悲しませるな!?スカルビー!?」
三門市のビルとビルを振り子の要領で移動する真っ赤なレザーライダースーツに赤いフルフェイスマスクに青いスキーゴーグルを付けた存在がスカルビーの横っ腹に、ドロップキックを食らわせて、吹き飛ばす。
スカルビーは近くのゴミ捨て場に激突して気絶する。
コセイダーは現金輸送車の中に入り意識を失ったスカルズに近づく。
スカルズ2「おい!?俺の親友に何をする気だ!?離れろ!?」
コセイダーに怯えながら銃を向けるもコセイダーは真剣に意識を失ったスカルズの男の脈を確かめて……
「まだ、彼は助かる。急いで病院に連れて行き医者に見せないと……」
スカルズ2「本当か!?」
「警察に自首するかい?」
スカルズ2「親友の命には変えられない!?約束する!?」
刺口「フザケルな!?病院には向かわないぞ!?」
運転している刺口は後ろにいるコセイダー達に拳銃を向ける。
スカルズ2「俺は手を退く。これを銀行の人達に返してくる。」奪った20億円の入った鞄を持って
「なら、君は先に警察署へ。僕はこの人を病院へ運ぶ。
約束は守ってくれよ。」
スカルズ2「あぁ。」
スカルズの二人をコセイダーは背負って現金輸送車から移動する。
「少し揺れるし、高いけどしっかりと捕まってくれよ。」
スカルズ2「病院までの道~~分かるの~~高いぃぃ~~」
ジェットコースター程ではないがヘタな遊園地のバイキング以上のブランコの振り子移動にスカルズ2はグロッキーになる。
「親友の命がかかっているんだ。耐えろ!?」
スカルズ2「もう二度と悪い事はしないからもっとゆっくりにして下さいぃぃぃ~~~~~~~~!?」
涙をチョチョ切らして彼は叫んだ……三門市の空に
ウェブスウィングで近くの病院にスカルズ1を運び、
スカルズ2は現金が入った鞄を持って警察官いる場所に
スカルズ2「親友を助けてくれてありがとうございました……」
警官に手錠を掛けられたのに彼は安堵の表情をしてパトカーに自分から入る
警官「君も大人しく署まで同行……あれ?」
警官達はコセイダーの方に再び視線を向けたには彼は既に刺口が乗る現金輸送車を急ぎ追跡していた。
(スカルビーも目が覚めてるな。)
市街地の一番高いビルから溜めて跳躍してウェブスウィングで追いかける。
「イヤッホオオォォォーーーー!?」
近くにテレビ局のヘリコプターがコセイダーとスカルビーと現金輸送車をテレビカメラに映す。
《三門市上空から生中継です。現金が積まれた輸送車が乗っ取られました。警察が追跡中です。》
「さぁ、戦闘だ。」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
志岐の自宅
基本は引きこもる志岐小夜子は、自室の机に向き合い自分のノートパソコンを起動させてオカルト関係のサイトに掲載されている昆虫人について調べていた。
志岐「三門市にも、四塚市にも、ノベハンシティーやWリバーシティーにもデビルシティーにも目撃されているんだ……」
剣持君は映画の着ぐるみとか特撮ドラマの被り物とか言っていたけど……
志岐「もう少し着眼点を変えて調べて見るか……」
もし本物なら『お化け屋敷』案件でレッドマンの剣持君が関わる事になる。
ネットで最新のネットニュースを見て見ると
志岐「へ?三門市に現れた赤いコスチュームにマスクを付けた謎のヒーロー?」
画像を見て見ると……全然、今の出来事と関係ないのに
妙に……剣持夢想の顔を思い浮かび……
志岐「確認は何事も大事だよね。」
剣持のスマホに連絡する。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
刺口「三門市市民諸君!?スカルズに挨拶しろ!?アハハハハハハハハ」
爆走する現金輸送車。パトカーを通行止めを吹き飛ばして、大量パトカーの追跡を振り切ろうとする。
コセイダーは、右側の運転席のドアに四肢を張り付かせて、
窓ガラスに軽くノックをする。
「コンコン。ちょっと失礼。」
運転してる刺口もノック音に視線を向ける。
「やぁ、ミスター犯罪者さん。コセイダーです。宜しく。昨日は爆弾とか使って建物の出入り口とか壊したり、今日は現金がない現金輸送車でハイキング?」
窓ガラスを下げてコセイダーは車内に顔を出す。
「こんな外見だけど、スーパー戦隊のレッドじゃないよ。赤いヒーロー名とは関係ないけど、パジャママンとマスクマンとか好きに呼んで。でも夕食の食事には呼ばないで。食事はマスクを取らないといけないから……」
握手しようと手を差し伸べるも刺口は折り畳みナイフを出して切り掛かるも、コセイダーは回避する。
「握手しない?じゃあ……ハグしたい?」
コセイダーは輸送車のルーフに座り両足をブラブラと伸ばして
刺口「殺したい!?ってか殺すぞ!?このパジャママン!?」
拳銃を持ってコセイダーに向かって発砲する。
「わかった!?説得失敗!?」
すかさず銃弾を回避してルーフに登るコセイダー。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「銃の調子が出ない?手伝おうか?」
刺口「結構だ!?」
スカルビー「コセイダー!?」空から大声と共に羽音とジェットエンジン音が聞こえてきてコセイダーは上空を青いスキーゴーグル越しでその姿を見る。
「やぁ、スカルビー。それとも怪人蜂男。見ない間に肌が日焼けたんじゃないかい?小麦色にさ。」
【ブーーーーン!!】
スカルビー「俺はスカルホーネットマンだぁ!?俺の正義を執行する!?」
空中からコセイダーに襲いかかり、コセイダーの片腕を掴み勢い良く輸送車からルーフに叩きつける。
「ぐおおぉっ!?」
スカルビーに腹を踏まれ苦しむコセイダー。車体のルーフが凹み再び掴み上げられて車体に叩きつけられる。
「ああぁ!?」
スカルビー「失せろ!?」
コセイダーを空中に放り投げるスカルビー。爆走して余裕でスピード違反する現金輸送車からは離れないように叩きつけられた激痛に耐えながらもコセイダーは空中に放り投げられながら両手首からウェブを発射して車体の屋根に張り付けさせて糸の弾力を引っ張りスカルビー目掛けて逆にドロップキックを放つ。
スカルビーはその一撃を敢えて正面の装甲で弾き返してコセイダーの顔面を右手で殴り飛ばし、コセイダーも両手首のウェブを発射して相手の両足を引っ張り上げてスカルビーを転倒させて、左腕にウェブでくっ付けられてコセイダーはマウントを取ろうと接近するが、空いた右手から青いエネルギー弾を放ちコセイダーの接近を阻止して、転倒した状態から蹴り上げて、起き上がり、互いに殴り合い。同時に蹴りを放ち距離を取る。
互いに現金輸送車のルーフ(屋根)の上に両の足を付けて向き合う。
スカルビー「まずは褒めてやろう。あの爆発で生き延びた事にな……」
「そいつはどうも……所で調子はどうだい?」
スカルビー「勿論。絶好調だ。その分あんたをひき肉にすりつぶしてやるぞ。」
「それは……良かった……僕も君の暴走を止めたかったからね。」
スカルビー「?俺は暴走なんてしてない。三門市のヒーローとして正しい事をしているんだ……」
(夢想。変われ……)
コセイダーはスカルビーのヒーローへの執着に対して真剣な声色になる。
「あんたはヒーローの名前も、ヒーローとしての基本も……最初から全て捨てたんだ……あんたに皆の笑顔も幸せも守るヒーローの資格はない……あんたは、只の人殺しの悪党だ。」
スカルビー「貴様っ!?俺が間違っているのか!?コイツを庇うのか」
「あんたにとってはこの男は殺すに値するかも知れない……だがお前にも俺にも……誰にもこの男を殺す権利はない!?」二人は刺口の方に軽く視線を向ける。
スカルビー「黙れ!?」
「死んだ人の仇を討っても、心は晴れる事はない。やり場のない怒りと暴力を周りに巻き込むな。犯罪者!?」
スカルビー「!?………………………………殺してやる!?殺してやるぞおおぉぉぉぉ!?このクソ野郎!?」
スカルビーはその言葉に完全にキレる!?伯父を殺した男に復讐する為に持てる技術を全て使って手段を得たのにその伯父を殺した男と同じ存在になり下がったと言う事実に……蜂須賀浩二は激怒する!?
その姿は、まさに……ヴィラン。
「…………そんな黒い淀んだ復讐に囚われたあんたを俺は止める!?それがあんたが愛してくれた伯父と伯母への願いだからだ……」
(ベム……)
(夢想……行くぞ!?)
コセイダーは現金輸送車のルーフの上を走る。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
スカルビー「ぐっ!?」
右手から青いエネルギー弾を発射して蜂須賀の片腕には激痛が走る。
(前より発射の感覚が早いな……)
素早く動き車の上を走るコセイダーは飛来するエネルギー弾をアスリート選手顔負けに回避して接近する。
スカルビーも迎撃を決めて追加武装の槍を装備して
スカルビー「串刺しにしてやる!?」
左腕の毒針と右腕の槍を交互に連続して振る。
【ーーーーッ!?】
攻撃と回避のタイミングをしっかりと見極めるコセイダー。
(左腕の毒針も危険だがあの右腕の槍には、複数の槍を合わせて一本の長槍に出来る機能と黄色いガスを放つ機能がある……気を付けないと!?こっちのマスクは只の市販のマスクでガスマスクじゃないんだから……)
相手の腕を振るう凪ぎ払いで槍の先端をギリギリで回避しつつも、隙を見つけてはスカルビーの顔面を右ストレートで力強く殴るコセイダー。
【ガンっ!?】
前回のコスチュームマスクより硬い素材でコセイダーは片手をブラブラさせて文句を叫んだ。
「痛いぞ!?そのマスク!?」
続いて相手のボディーに蹴りを打ち込むも、右足を抑えるコセイダー。
(~~~~正面は滅茶苦茶硬い!?狙うなら真横か背後だ。)足の激痛に耐えるコセイダー。
スカルビー「こういう事を想定して作ったスーツだからな!?おらっ!?」
槍と毒針の攻撃を回避しつつも重装甲を纏った膝蹴りをまともに腹にくらい滑り倒れるコセイダー。相手との距離が離れたコセイダーは、両手からウェブ・レーザー・ボールで遠距離攻撃を移行する。あの追加武装でエネルギー弾は発射出来ないと思って……しかし
【ーーーーッ】
相手の右腕の槍が自分との距離を無視するかのようにリーチを伸ばして、攻撃をやめて急いで回避するコセイダー。
槍は自分の目前ギリギリまで届いており……相手の槍は元のリーチに戻っていた、そして再び槍の長さが変わり戻る連続突き刺し攻撃をコセイダーは曲芸の要領で素早く回避する。伸びては戻り伸びては戻り現金輸送車のルーフに無数の穴が空き。穴空きチーズようになる。コセイダーの足場が減る
「その槍、伸縮自在かよ!?」
スカルビー「驚いたか!?」
(近距離、中距離、遠距離に対応とは……こっちはレザーライダースーツだから防御力なんて無いのに……)
それでもコセイダーは走る!?右腕の伸縮自在の槍の突き刺し攻撃を回避しつつ接近してスカルビーを捕まえようと両手を伸ばすも
スカルビー「俺が飛べるのを忘れたか?」
相手は背中のクリアファイバー製バイオ・ウィングとジェットパックを動かして飛行する。
(上を取られた!?)
「それ狡いよ!?」
真上から槍の突き刺し攻撃を放ち、コセイダーを誘導して急降下して猛スピードで急襲するスカルビー。
【ーーーーッ】
最初の急襲は全身を低くして回避するも、直ぐ様旋回してコセイダーは、右に横転して回避する。だが現金輸送車より低く飛ぶスカルビーは、コセイダーが自分のいる
位置から気付いた時には、スカルビーの真下から全身を使った突き上げ体当たり攻撃に両腕でガードしつつ勢いを消せず輸送車のルーフから吹き飛されるコセイダー。
「くそっ!?」
アスファルトに叩きつけられる直前に、すかさず両手首のウェブシューターから糸を伸ばして近くを走る自動車から現金輸送車の後を追跡する無数のパトカーの大群の一つに飛び移る。
警官「わっ!?」
運転しているパトカーの警官もコセイダーの出現に驚きを隠せない。
「あっ大事なお仕事の最中すいません。直ぐ離れますから……」
ウェブスウィングでパトカーから離れるコセイダー。
空中を飛ぶスカルビーに再び挑もうとするコセイダーの
スマホに電話が鳴る。電話先は志岐ちゃんだ。
「もしもし?」
志岐《剣持君。今何してる?》
「学校の授業を受けてるよ。」
志岐《……ならスマホに出られない筈でしょ。》
【プウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!】
志岐《それ……パトカーのサイレン?》
「違う。サイレンじゃない。」
志岐《……詳しい話は後で掛けるからね。(`Δ´)》
「あっ、切れちゃった……」
(怒っていたな……)
(そうだな……)
ウェブスウィングで移動していると急降下して来るスカルビーの体当たりを空中回転で回避と同時にタイミングを狙ってスカルビーの顎をサッカーボールを蹴るように蹴り上げて不意打ちで相手を仰け反らせてその僅かなタイミングに合わせて飛行ユニット背後に飛び移る。(ゲーム中の画面に突然ボタン表示され該当ボタンを押すコマンドアクションをイメージで。)
「さぁ、反撃開始だ!?」
スカルビーの飛行ユニットに飛び移ったコセイダーはスカルビーと共に三門市の空高く舞い上がり、真後ろからスカルビーの顔面を兎に角ラッシュする。
スカルビー「離れろ!?コセイダー!?」
「離すかよ!?スカルビー!?」
空中で視界をぐるぐるさせながら蛇行飛行したり激しいアクロバット飛行してコセイダーを振り落とそうとするも、コセイダーは必死にしがみつく。地上目掛け急降下しつつ、コセイダーを引き離そうと足掻くスカルビーだ
が両腕に武装をしているスカルビーは空いた手が使えない為に殴られっぱなしだ。ビルの屋上より高く舞い上がりビル群の壁を横切りながら何とか現金輸送車の方向に戻るも車道が反対なのか途中で身体を旋回させ刺口を追うスカルビー。
スカルビー「死ね!?コセイダー!?」
【ーーーーッ!?】
右腕の槍を伸ばして背後のコセイダーを狙うも、その一瞬だけ手を離して槍の一撃を回避して、黄色い猛毒ガスを放とうとするも、コセイダーは両手首のウェブシューターからウェブ・レーザー・ボールを連射してガスが噴射する噴射口をウェブで塞ぐ。
「その追加武装の右腕はやっぱり厄介だ!?壊させて貰うぞ。ふぅーーーーん!?」(○ボタン連打)
そしてコセイダーはスカルビーの右腕を片腕で挟み残った拳で複数の槍の中心を超人パワーでへし折り破壊に成功する。バラバラにへし折れる槍を見るスカルビーは追加武装の右腕をパージして、
「それより俺ばかり見てて前を見ないで大丈夫か?」
コセイダーはスカルビーの飛行ユニットから素早く離れて近くを走行する自動車のルーフに飛び移る。
スカルビーはコセイダーの発言で急いで前の方向に視線を向けると、
スカルビー「!?」
目の前に走行する大型トラックのウィングサイドパネルに激突してそのまま勢い余って反対側まで貫通してその勢いに引っ張られて大型トラックは横転する。
「不味い。」
コセイダーは横転したトラックが歩道にいる人達にぶつからないように、大型トラックの前に立ち背中の力も使って衝突を止める。
「怪我はない?」
男性「あっあぁ、大丈夫だ……」
倒れたトラックを押し戻して、
「運転手さん?無事?」
トラックの運転手「ドアが開かなくて出られない…すまないが助けてくれ……」
「はい。トラックをこんなにしてごめんなさい。」
壊れたトラックの扉を超人パワーで開いて運転手を運転席から出す。
男性「君が壊した訳じゃないだろ?」
「それでも奴との決着をもっと早くしていればこんな事にはならなかった……」
運転手「ここは大丈夫だから、あの悪党を何とかしてくれ。」
「はい。」
コセイダーはウェブスウィングで刺口とスカルビーを追いかける。
一方スカルビーは
姿勢を制御しようとするもその時には目の前に建物の壁があった……
スカルビー「なっ!?」
スカルビーは古い列車がある車両基地の壁に直撃、壁を壊して建物中の室内の壁や扉に勢い良くぶつかりダメージを受ける。
現金輸送車で逃走していた刺口もコセイダーと遭遇して
「よっミスター犯罪者さん。いい加減逮捕された方が良いよ。」
刺口「誰が捕まるかよ!?」
「だって……もうガソリンが無いよ……」
刺口「へっ?」
コセイダーは冷静に燃料メーターを見て答える。
「おりゃっ!?」
コセイダーは輸送車のフロントガラスに拳を打ち込みガラスを割り……
【ーーーーッ】
「では失礼……」
現金輸送車から飛び移りガラスを割れた現金輸送車も車両基地の壁に衝突して警官達から逃げる為に慌てた刺口は拳銃や取って置きのショットガンを片手に車両基地内に入る
「復讐とは………前に向く進む為に以外は、見てて悲しい物だ……」
そしてコセイダーもその車両基地に向かう。
警察と『お化け屋敷』もその後を追う……
警察「何人かビルの裏にまわれ……」
三輪「……」
迅「俺達も行こうか……」
『お化け屋敷』のローバーに乗っていたジャックとジーンと……三輪秀次と迅 悠一も追い掛ける。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
刺口はショットガンを片手に人の気配をしない基地内を歩く。
普通に可笑しいが、実は既に車両基地内で働いていた作業員達には『お化け屋敷』と警察が先に安全の為に避難を促していた。
その事実を知らない刺口は自分の歩く足音にビビりながらも前に進む。
自分以外はいないのか……否、正確にはいる。姿は見えないが気配はする。
刺口「誰だ!?」
近くの物音にビビり発砲して弾を入れる刺口。
スズメバチのマスクを被った復讐者だ。
スカルビー「!!」
スカルビーは暗がりから無言で刺口の後頭部を掴み近くの窓ガラスに頭を勢い良く叩き付ける!?
刺口「ぐあっ!?」
窓ガラスは割れて小さなガラスの破片で顔を傷付けるも
蜂須賀は怒りを露にした表情をマスク内にして別の窓ガラスに刺口の頭を再び叩き付ける!?
刺口「ぎゃあああ!?」
刺口は無理やりスカルビーの右手から脱出して折り畳みナイフを必死に振るうもマーク2の装甲の前に、ナイフの方があっさりとへし折れる。
刺口「チキショー!?化け物め!?」
スカルビー「……怖いのか……年寄りを撃つにはあんなに威勢が良かったのに……」淡々とスズメバチの仮面を付けた男が答える。
刺口は頼みのショットガンを両手に持ちスカルビーに向かって何度も発砲するも大した傷もつかず、逆に弾切れになる。
刺口「糞っ!?」
閃光手榴弾を投げてスカルビーの視界を潰して走って逃げる。
スカルビー「目が!見えない……!?」
刺口は逃げながらショットガンに弾を込めスカルビーに警戒しながら相手を探す。
刺口「アイツめっ!!何処だっ!?」
身体を震えさせながらも木箱の影に隠れながら己を鼓舞する刺口。
刺口「ビビっちゃいねぇぞ!?」
物影からショットガンを発砲してスカルビーを攻撃する。
視界がチカチカしながらショットガンが放たれた方向に右手の青いエネルギー弾を発射するスカルビー。
スカルビー「ぐっ……」
着弾音が聞こえて物が壊れた音が聞こえるも、再び別の方向からショットガンを撃たれるスカルビー。
刺口「奴はその辺にいる筈だ!?聞こえるぞ!?」
スカルビー(右手が……焼ける……)
視界を回復させながら右手のエネルギー弾を発射する部分を見るスカルビー。右腕の装甲部分に黒い煙が小さく出ており、装甲の中の回線もショートしているのか火花も少し出ている。
エネルギー弾を発射する為の電力変換装置がさっきの壁やら扉等の激突で故障したらしい……
スカルビー「!?」
刺口「逃がさないぞ!?この野郎!?」
至近距離からショットガンを発砲しようする刺口の攻撃を横転して避けるスカルビー。
スカルビー「逃げるつもりもない!?」
ジェットパックで低く飛行して刺口が持つショットガンを掴み奪い取り刺口の顔面をショットガンで殴り付ける。
刺口「ぎゃあああああ~~」
ショットガンの銃口を刺口に向けるスカルビーは髑髏とスズメバチを合わせたマスクを収納して素顔を晒し憤怒の表情で刺口を睨む。
その表情を見た刺口は恐怖に怯える。
刺口「やめろ!?助けてくれ!?見逃してくれよ!?情けを掛けてくれ~~頼む!?」
蜂須賀「お前は僕の伯父さんに情けを掛けたのか!!?
見逃してくれたのか!?助けたのか!?どうだ!?言ってみろ!?」
蜂須賀「答えろ!?」
ショットガンの銃口を眉間に当てて叫ぶ蜂須賀。
三輪「辞めてくれ!?蜂須賀さん!?」
背後から聞こえた声に一瞬、驚愕の表情をする蜂須賀はゆっくりと振り向く。
仲の良いご近所の秀次がトリガーを片手に持ちながら、姿を表す。
蜂須賀「…………邪魔しないでくれ……秀次君。」
出来る限り優しい何時もの口調をする蜂須賀。彼がここに来たと言う事は、自分の隠した罪は既にボーダーや警察にバレていると言う事だろう……
三輪「こんな事したって、蜂須賀さんの伯父さんは喜んだりはしないです!?辞めてください!?蜂須賀さん!?」
蜂須賀「君には復讐する相手……近界民がいる……私と君に違いはない……君は顔も名前も知らない全ての近界民を憎み、私はコイツを憎んでいる……それだけの事だ。」
ジャック「大人しく自首を薦めるよ。」
ジャックとジーンは0.6㎜電子レールガンを既に引き抜き蜂須賀達に構える。
蜂須賀「……遅過ぎるだよ……無能な警察……」
失望した声を漏らして蜂須賀は刺口の眉間に目掛けてショットガンの引き金を引くが、銃弾が放たれる事はなかった……
【カチカチ】
蜂須賀「弾切れ!?」
刺口「あばよ。」懐に隠していた拳銃を蜂須賀の眉間に撃ち込もうするが、
蜂須賀「!?」
ショットガンを捨てて右手で刺口の右手首を掴み捻り上げて……折る。
刺口「ぎゃあああああ~~」
そして左腕の毒針を刺口の腹に突き刺そうとするが、
迅「トリガー起動……」
攻撃手型トリガーのスコーピオンがその左腕の毒針を防ぐ。
蜂須賀「ちっ!?どいつコイツも邪魔しやがるな!?」
マスクを再び纏い毒針を迅に狙うも、
迅「悪いな……動きが重いそのパワードスーツの攻撃は俺には通用しないよ。」
迅(あの騎士宇宙人への良い訓練になるねぇ……)
迅自身、あのエルヴィル星人との対決は思う所が有り、リベンジも兼ねて未来予知のサイドエフェクトを存分に使う。
二本のスコーピオンを振るいスカルビーの攻撃を全て防ぎ弾き見切る。
迅「ボーダーとの戦闘は想定してないようだな。」
スカルビーは飛び上がろうとするとレールガンの青い光弾が装甲に直撃する。
スカルビー「ちっ!?」
装甲が飛来する光弾で損傷しつつもこの場から離脱しようとするスカルビーに、素早く部屋を走り跳躍して
「復讐はもう終わりだ……」
赤くフルフェイスマスクに青いスキーゴーグルを付けた男が蜘蛛糸を発射してスカルビーを捕まえてボーダーや
『お化け屋敷』がいる場所からスカルビーごと部屋の窓ガラスを割り落下、両者はそのまま車両が並べられた部屋がある施設の天井を破壊して下に姿を消す。
ジャック「急いで下に向かうぞ。」
迅「秀次。俺達も行こう……秀次?」返事のない三輪に迅は三輪の方を見ると……
三輪「……」
蜂須賀『私と君に違いはない……』
三輪は身近にいる人間が別人に……復讐に取り憑かれた姿に三輪は心の底から否定出来なかった……自分も復讐する為にボーダーに入隊したからだ……
迅「止めるんだろ……蜂須賀さんを……お前が止めてやらないのか?」
三輪「俺は……」
迅「あの赤いライダースーツを着たアイツは、俺達以上に蜂須賀さんを止めようと動いているぞ。」
三輪「…………!?」
三輪は走る……
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
三門市の列車の整備メンテナンスをする車両基地。
使われない車両が無数に並べられたその場所で両者は対峙する。
スカルビー「貴様は……貴様は……何者だ!?何なんだ!?」
初めて遭遇して自分の前に何度も立ち塞がる存在にスカルビーは問う。何故何度も死にそうな目になっても挑める!?高所から飛ばされたのもあの倉庫の爆発は勿論、どうしてコイツは折れない!?コイツは何なんだ!?
俺の復讐を邪魔してあまつさえ俺の正義を否定するコイツは……一体何だ!?
「…………僕は……僕は!?」
覚悟を決めて構えて叫ぶ!?
「地獄からの使者 コセイダー!!」
己の名を力強く叫び走るコセイダー!!
スカルビー「!?」
激痛を忘れて故障した右手から青いエネルギー弾を放とうとするも、やはり火花が出るが、故障した箇所を修理する余裕はない。
スカルビー「ええい!?」
それでも赤いエネルギー弾が代わりに右手から発射する事に成功した
「!?」
コセイダーは跳躍して顔面ギリギリな所に赤いエネルギー弾が過るも両手首のウェブシューターからウェブを飛ばして高い場所にいるスカルビーに向かって蹴りを打ち込み、スカルビーは電車に背中を打ち付けるも直ぐ様ジャンプして電車の屋根に着地して右手の赤いエネルギー弾を連射する。コセイダーは飛び交う赤いエネルギー弾を掻い潜りながらも空中高く前転してスカルビーと同じ電車の屋根に飛び乗り、再び構える。
スカルビー「大馬鹿野郎がぁ!?一つ教えやろう。勝てない相手に喧嘩を売るのは自殺行為と言うんだ!!」
コセイダーが纏う闘志に気迫にスカルビーが圧されそうになる。只の身体能力が高いだけの存在に右手のエネルギー弾も左腕に毒針を持ち重装甲のパワードスーツを装着した俺が……圧されている事実に……現実的にあり得ない事実に……認めたくないと言う現実逃避同然の言葉を口にする。
右手から赤いエネルギー弾を放つも身軽に避けられて、
「あんたから教わる事が有るとは思えないな……偉そうに言う前に小学校に入り直したら?」
互いに言葉を言いながら、自分と相手の間合いを測る。
「最後の勝負だな!!来い!!」
スカルビー「かかってこい!?コセイダー!!」
互いに走り出して飛び蹴りを放つも交差して、直ぐに身体の向きを替えて、コセイダーはスカルビーにストレートキックを食らわせて、追撃のパンチを放つも、スカルビーはバックステップで回避して、左腕でコセイダーを下に落とす。コセイダーは並み外れた身体能力と反射神経で華麗に着地する。
スカルビー「死ね!!コセイダー!?」
スカルビーも飛び降りて、左腕の毒針を突き刺そうと襲い掛かる。
コセイダーは左腕の毒針を回避し、スカルビーの腹に目掛けてハイキックを放ち、追撃の右パンチを食らわせて追い詰める、鈍い音がスカルビーから聞こえながらも、
尚も襲い掛かる。
コセイダーは左腕を前に出して相手の右腕を押さえてから右連続パンチを胸の装甲に打ち込み、顔面の複合金属合金のマスクに殴る。
スカルビー「ぐほっ!?」
「今度はさっきより力を込めて一点集中で打ち込む!?せいっ!?チェストーー!?」
現金輸送車のルーフでの攻防でマスクや装甲の硬さは良く理解した為に、手足の破壊力を上げるその脅威の一撃で装甲やマスクにヒビを入れてダメージを的確に与える
(ゴリアテやエルヴィルの奴対策に全身に流れるエネルギーな的確な流し方を特訓して正解だった……)
負けじとスカルビーも右足の前蹴りをコセイダーの腹に食らわせて、赤いエネルギー弾を込めた右ストレートパンチをコセイダーの胸に放ち、コセイダーを吹き飛ばす。
(前より威力が上がっている。こんな奴に負けられるか!!)
壁に叩き付けられる前に両の手のひらを壁に向けて、
グローブの機能で壁に張り付き、その張り付いた状態からインパクトウェブ(ウェブの塊を撃ち出す遠距離攻撃)
を連続発射して遠距離からスカルビーを追い詰める。
だがスカルビーの背中のジェットパックが起動して、
高速で接近する。
(奴の攻撃のタイミングを合わせろ!!自分のムズムズセンスを信じろ!!)
急接近するスカルビーのエネルギー弾を回避して、次のエネルギー弾が発射されるタイムプロセスのタイミングを利用して、ウェブライン(撃ち出したウェブにそって真っ直ぐ移動する方法)を使用。
高速移動が可能になる物の直線になる為、移動の短縮としか使えないこのウェブラインの勢いを利用して体当たり通称ウェブラインアタックを使う。
スカルビー「速い!?」
人一人分の体当たりで今度はスカルビーが吹き飛び、追撃に左前蹴りをスカルビー顎に蹴り上げ、更に右腕を振り上げてスカルビーの顔面を思いっきりストレートパンチを叩きつける。更に顔面パンチ叩きつける。マスクに
ヒビを作りながらもスカルビーは、コセイダーの首元に右手に赤いエネルギー弾を込めた手刀を叩き付けてコセイダーを床にめり込ませる。
スカルビー「今度こそ息の根を止めてやる……」
スカルビーはダウンしたコセイダーに飛び掛かるも、咄嗟に天井に向かってウェブラインを発射して上に逃げるコセイダー。
直ぐにジェットパックを使い宙を飛ぶスカルビーは、
天井に張り付いているコセイダーをエネルギー弾を込めた右ストレートパンチで殴り飛ばして、車両の屋根に落とす。
スカルビーはコセイダーに馬乗りをして右手でコセイダーの喉を掴みじわじわと首を締めようとする。
「ううう……」
コセイダーは咄嗟に身体の向きを替えて今度はコセイダーが相手の顔面をヒビが入った場所を殴りスカルビーの左腕を掴み背負い投げをして、コセイダーはエネルギッシュにスカルビーを殴り飛ばす。
スカルビーは床に身体を転がして起き上がるも、コセイダーはスカルビーに上段高く前足を蹴り上げて、更に連続パンチをスカルビーの顔面に放ち、顎を蹴り上げる。
更にスカルビーの両腕を両手で掴み同時に高く跳躍、
空中でスカルビーを一回転させた後、電車の屋根に叩き付ける。
背中を打ち付けてジェットパックが破壊され、スカルビーは起き上がるも、
「トゥっ!?」
コセイダーは再び跳躍して身体を空中前回転して跳び蹴りをスカルビーの胸目掛けて叩きつける。
スカルビーの強固の黒鉄色の重装甲板が外れてマスクを左右に割れて額に軽く血を流して素顔を晒す蜂須賀を見て……
「じゃあな。スカルビー。ムショに入ったら、これから出来る僕のファンや君の友人達によろしくね。」
蜂須賀「…………」
蜂須賀はコセイダーを冷静に見て最初は力強く睨むも…
やがてその目は諦めを表す目に変わり、全身の力を抜けて脱力する。
蜂須賀「俺の負けだ……コセイダー。」
「……勝ちや負けじゃない。君には罪を償う大事な仕事が待っている……」
蜂須賀「……その通りだな……」
背中のジェットパックとバイオ・ウィングが外れて左腕の毒針も左腕から外れる……
「…………」
蜂須賀「なぁ、頼みがある……」
「何ですか?」
数分後……
ボーダーと警察が蜂須賀に集まる。
コセイダーにウェブから絡めとられてミノムシ状に巻き取られた蜂須賀がソコに大人しく座り込んでいた。
拳銃や電子レールガンを一斉に向けられながら蜂須賀は憑き物が落ちた顔をしていた。
【この者は自首をする事に決めたようです。三門市の親愛なる隣人コセイダーより】
蜘蛛糸に貼り付いた1枚のメモを手に取るジャックとジーンの二人。
ジャック「コセイダー……」
迅「また変わった人が三門市に現れたな……」
当の本人は既にこの場を去ったらしい……
三輪「蜂須賀さん……」
蜂須賀「秀次君……君は俺のようにはなるなよ……」
警察に連行されて行く蜂須賀は三輪にそう一言を口ずさむ。
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「……」
黒い学ランを着用し赤いフルフェイスマスクと青いスキーゴーグルを付けた男は、寝転がり……
夕方の下校時間、三門市立第一高等学校の屋上にてコセイダーは……剣持は……分身から写してもらった授業内容のノートを無言で黙読んでいた。
真琴「志岐ちゃん。滅茶苦茶怒ってたよ。『何か私に隠しているのって!?』」
「それは……今度彼女の埋め合わせしないとな……」
真琴「お疲れ様……」
「……うん。怪獣と戦うのに負けず劣らず大変な数日だった……全身痛い……」
真琴「……さて、報告は終了したから私は退散するね。」
「聞かないんですか?俺の事……」
真琴「……話したくなったらで良いよ……私達の先輩後輩の仲じゃない……」
「ありがとうございます……」
コセイダーは彼女にそうお礼の言葉を言った……
真琴「数日前、ほらっ剣持君。国近さんに言っていたじゃない……『自分に何か出来るのに、しなかったら……それで悪い事が起きたら……自分のせいだと……』って
、あれはレッドマンとして……それとも剣持夢想として?」
「…………両方です。国近さんが拐われた瞬間、自分なりに正しいと信じてあの時、考えるより先に身体が動いたから……結果的に運が良かっただけです……」
真琴「……そうか……」
真琴(響裕太も彼も……力がある無い関係なしに行動出来るんだ……)
真琴(……眩しいな……)
国近「あああああ~~コセイダーだ!?」
屋上の扉から大声を出す国近が姿を表す。
「さて、俺はご近所の安全でも確認にパトロールしますか!?」コセイダーは立ち上がり、
国近「待ってよ~~少しお話を!?」
国近は走り出すがそれより速く屋上から空中に跳び上がりウェブシューターからウェブを発射して高校を後にする。
国近「ちょっと、真琴ちゃん。見つけたなら教えてくれても良いじゃない……」
真琴「彼は意外と恥ずかしがり屋だから素顔を見せてってお願いしても断られちゃった……ゴメンね。」
国近「そうなの?コセイダーは恥ずかしいがり屋さんなんだ……」
真琴と国近はコセイダーの遠退く後ろ姿を眺めていた。
国近「コセイダー!?カムバック!?」
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「……これを読んでくれた皆……素直にありがとう……さて今回はこの辺で……また剣持がコセイダーとして三門市の悪者と戦う物語まで、お別れだ……」
「イヤッホィイイイイーーーー!!!?」
三門市の市街地に自由にウェブを飛ばして縦横無尽に舞うコセイダーは……剣持夢想のヒーローの物語は音を立てて始まった……
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喫茶店カフェブラックスター2号店。夕方なのかラッシュの時間は終わり店内はそれなりに空いた時間。
万里子「お待たせしました。ご注文のコーヒーとカレーライスになります。」
アナウンサー《今日のニュースです。三門市で起きていた連続通り魔事件の犯人が逮捕されました。蜂須賀浩二(21)……株式会社マキビシに務めており……》
テレビのニュースを見るこの店の店長。
その店長の手元には黒い赤く細い狼を模した仮面が置かれていた……その仮面は迅 悠一が持っている黒いトリガーに似ていた……
ニュースを見て犯人の顔写真を見て驚く万里子。
万里子「この人って、前に年配の人と食事をしてマスターの料理を褒めてくれた人じゃ?」
マスター神父CV堀内賢雄「……そうだな……俺の旨い飯とコーヒーの味を知る男がまたいなくなっちまったな……」
男はテレビで姿を現した赤いレザーライダースーツを着たマスクマンを見て……
マスター神父「だせぇ格好~。」
と口に溢す。
アナウンサー《……さて次のニュースです。1週間前、東京都内で行方不明になった滝 達男さん(22)彼は……行方不明になる1週間、友人とオートバイレースの練習をしていたらしく……》
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悪の秘密結社ガイラットの日本支部ガイラット基地内の作戦指令室にて、室内はあわただしく戦闘員達が動き回りなにやら異様な雰囲気を持っている。
ガイラット親衛隊「大幹部デススカル将軍が御入場!?」
ウズマキング達は各部署、戦闘員に科学員問わず綺麗に整列して入り口なら
左右対称に一列に並ぶウズマキングの間を禍々しい気配を放つ大幹部が歩く。
デススカル将軍は手に触れず無数の骨を混ぜ合わせ
髑髏と骨の椅子を作り音を立てて座る。
デススカル将軍
出身地 地獄
全世界を支配するため、地獄からやってきた地獄超人。生き物のホネを自在にあやつる力を持っており、死体を使い恐怖のホネ軍団をつくりあげる。またホネのためにミルクや小魚をたべる等、健康的な一面を持つ。
ガイラット首領《良く来てくれた……デススカル将軍。うぬの力をこの日本にも存分にふるって欲しい……」
デススカル将軍「諸君……私が来たからには、日本征服に遅れている日本支部を必ずや成功させる事を約束しよう……」
デススカル将軍はまず怪人製造工場の建設と、優秀な人間の誘拐を初め怪人軍団の製造に着手した……
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同じ頃……月面にて
赤い光の玉と黒い光の玉が交互にぶつかり離れて行く。複数の色とりどりの光線が黒い光の玉に直撃する前にかき消される。
????????CV宮野真守「!?逃がさないぞ!?ブラックワン!?」
??????「……目上にタメ口とは…アイツめ……息子にもう少し目上の人間に対しての礼儀作法を教養をしろ……」悪態を口にするも赤い光の玉が放つ全ての攻撃を触れず防ぐ辺り黒い光の玉の方が赤い光の玉より実力が上らしい……
黒い光の玉は月面に先に着地して、その周囲に無数の光の玉が落下する。黒い光の玉を囲み逃がさないようにするつもりらしい……
??????「別次元のM78星雲の宇宙警備隊のウルティメイトフォースゼロの子犬達に、銀河連邦の勇者達か……面白い……」
真正面から赤い光の玉から光が消えて、青いブラザーズマントを羽織る赤と青の色をした銀の巨人に対して、黒い光の玉から光が消えて、黒いマントを両肩に掛けた巨人が姿を表す。
ウルトラマンゼロ「覚悟しろ!?光の国連続襲撃犯!?ブラックワン!?」
ブラックワン「言葉は不要……お前達が虫ケラかどうか、見極めさせて貰う……」
ウルトラマンゼロ「俺達を虫ケラと呼ばわり何て2万年早いぜ………後悔しても知らないぜぇ!?」
銀の巨人は月面から飛び上がり師匠から受け継がれた技の蹴りを黒い巨人に向かって放つ。
ブラックワン「……ブラックフィスト。」
黒い巨人はその一撃に対して……黒く発光させた右拳を放つ。
その様子は地球と月の間に浮遊していたゾークロン達にも見えていた。
ドン「あれは!?忌々しい宇宙警備隊に銀河連邦の番犬ども……それに……」
ファマーディー「ブラックワン……」
地球目前に姿を見せた黒い巨人、彼は何故地球に来たのか……どうなる剣持。どうなるボーダー!?どうなるレッドマン!?
パリ事変で復興のニュースを見て、心を痛める剣持。
パリの復興の募金をしている人や復興作業をする人達の様子を見て……このままで、良いんだろうか……と考え始める剣持……
断ち切ろうする友達との絆、周りに嘘をついて人を騙して、人の大事な物を壊した結果を、どう向き合い償えば良いのだろうか……迷い悩む……そして遂に剣持達の前に心に影を纏った黒い鎧を着た騎士が姿を現し……
目の前に現れた騎士の禍々しい殺気に剣持は怯え恐怖を覚える。
そして騎士は言う「……今のお前ではゾークロンとネクスト・シングには勝てない……心の何処かで必ず他人の力をあてにする貴様に強い心など持てる筈がなかろう!?」
告げられたその言葉に図星を突かれる剣持夢想本人はそのモヤモヤの気持ちを抱えた状態でロボット工学研究所に見学に行く。
ゾークロンの円盤の動力を配備予定のウルトラーVに注入してゾークロン細菌に感染するウルトラーV、格納庫を破壊してウルトラーVは剣持達の前から姿を消す。
しかし三門市に突如出現した超機獣の群れ。そして……ベムは言う。「今度の戦いは俺の手助け無しにあの怪獣達を倒して見ろ。」っと更に香取達の前にイノセンスマンの罪無が、染井達の前には黒いスーツを着こなした男達がカフェブラックスター2号店に現れる……市街地を破壊せず只、三門市の上空から何かを探す超機獣の群れ
……
剣持の事が知りたいと思う染井 華。ポニー先輩の協力を借りて彼女は超能力で戦うヒーロー達に質問する。
それぞれの答えを求め悩み迷う少年少女……帰らない日々を夢幻(ゆめまぼろし)の過去になった日々……それでも……探す事を……歩みよる努力をやめる理由にはならない。
本当に……かけがえのない大切な物の為に……あの日、何気ない平和で退屈な日常の中、僕らは笑いながら夢を語った……
マキシボーン山を舞台に光線怪獣と超機獣の二大怪獣を相手に夢想は自分の力だけでレッドマンとして戦う。そして遂に……次回 『約束の夕陽』