ワールドトリガー・TheREDmanHERO   作:怪物怪人怪獣さん

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グリッドマンの合体怪獣ジエンドラを最強超獣ジャンボキング風にしたオリジナル怪獣。グリッドマンの全て怪獣の能力が使える。前部がジエンドラ。後部がカーン・デジファー。



パイロット版そう遠くない未来……

太陽系第3惑星 青い星……地球の全体を緑色の不気味な光のバリアが覆い、銀河連邦の巨大ヒーロー達を地球に入らせないように阻む。何度も侵入しようと試みているもバリアに防がれて彼らはボロボロで傷つくも、地球にいる仲間の為に諦めずにバリアを突破しようと動く。

 

人は難しく繊細で矛盾の生き物だ。心と頭が別々の事を考えて生きている。何の為に産まれて生きて死ぬのか……存在意義を心の何処かで求める。

 

夜の三門市……曇天の空に、雨がパラパラと降る……まるで、誰かがこの戦いの結末を知っているから泣いているかのように……雨が降る。雨は巨大な十字架に磔にされブロンズ像と化したレッドマンの目に落ちて涙のように流れ落ちる。

 

3年前28万人の人口を誇るこの三門市を突如異次元からの門が開き中から侵略者近界民が襲った……彼らの前では人類のあらゆる兵器は通じず、どうしようもない絶体絶命の危機を救ったのが界境防衛機関ボーダーだった……

 

パラパラ降る雨の警戒区域の中心にある界境防衛機関ボーダー本部に紫色の正方形のバリアが覆う。外敵からの攻撃を防衛するにしては、出入り口や換気口や通風口一つ一つに同様のバリアが出現し、外側と言うよりも内側のボーダーの人間を逃がさないようにした展開され、このバリアの展開では、内部にいる人間達の呼吸に必要な空気が限られるだろう。ライフラインも動いている様子もない。まるで冷たい鉄の監獄だ。

玉狛を初め他の支部達も同様のバリアが展開されて、ボーダー全支部はバリアに封じ込められている状況だ。

更に警戒区域全体にもバリアがあり、市街地にも全体を覆うバリアがある……此れでは市外に逃げる事は不可能と見て良いだろう。三門市は完全に封じ込められた。

警戒区域に一人の少年が、ボーダー本部に向かって歩く。ボロボロの身体に、ボロボロの心に、ボロボロの精神で……心の巨大な憎しみに満ちた闇を抱えて……

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心が酷くぐちゃぐちゃになる。何が正しいのか、間違っているのかも、分からない。どうしてこんな事になったんだろうと心が酷く叫び声を上げる。大切な人達の守りたかっただけなのに……どうして何もかも上手くいかない。

隠し事を隠していたから?自分がボーダーに関わったから?弱いから?三門市に産まれたから?どうして僕ばかりこんな目にあう……どうして僕は、僕は……。

誰か……誰でも良い……誰か……僕が此処にいる意味を教えてくれよ。どうして僕は甦ったの?何の為に?どうして僕なんかを助けたの?ベム……ベムにとっても僕より自分を優先する筈だろ……僕より強くて、僕よりこの状況を打破可能なのに……どうして、僕と分離なんかしたんだよ。……弱い僕何か……あのブロンズ像になっておけば良かったんだよ……

 

香取さんの為?もう何もかも手遅れだよ……もう……何もかも……もう僕はボーダーにとっても守る対象の三門市市民扱いじゃない。近界民扱い……あの冷たい無機質のトリオン兵と同じ化け物扱いなんだ……あのボーダーの先輩達に追われる身なんだよ。ボーダーの奴らが子供がいる建物を建物ごと破壊して中にいる子供達を殺そうとして!!自分達の都合が悪くなったら何でも近界民扱いすれば良いのか!?良い言葉だよな!?近界民!?

 

こんな目になるくらいなら!?あの冷たい氷のヒマラヤで誰にも看取られず死にたかったよ!!

門倉薫さんも伴さんも僕に関わっていたせいで奴らに轢き逃げされて……マサユキ君があんまりにも可哀想だよ……

 

 

頼りになる銀河連邦の先輩達は居らず、ボーダーは完全に封殺され、三門市の外から援軍はこず、……肝心のレッドマンはボーダーと最強のゾークロン怪獣の連携の前に敗れブロンズ像と化し……

 

僕は絶望の中で、黒き勇者が率いるアインへリアル5勇士を含めたブラック・ミストと秘密結社ガイラットの軍団と戦わないといけない……

 

もし未来予知が出来る人間がこの世界の何処かにいるのならどうしてこんな未来になるまで放置していたかソイツを憎しみや恨みで呪い殺したくなる。

ソイツが美味しい所をかっさらうのが、目的なら……かっさらって貰うなら貰ってくれ……

もう僕は……人間が嫌いになりそうだ……違う。僕はもう人間が憎いんだ……苛つくんだ。赦せないんだ…

香取『剣持。』

人間の為に、何で傷つかないといけない……何で死にかけないといけない……人間の為にどんなに頑張っても、報われないのなら、いっそ人間を辞めてやる……ボーダーが俺を近界民扱いするのなら、どうぞ勝手にすれば良い!?必死に弁明しても聞いて貰えないのなら!?必死に頑張っても、こんな苦しい思いをする事になるくらいなら……僕は……僕は怪獣になりたい!!

 

伝説の悪魔の王CV佐藤正治(その言葉を待っていたぞ!?剣持夢想。)

聞こえてきた悪魔の王の声に僕の意識が消える……

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マスク・ザ・リーフ「迅の奴……最初に異次元に飛ばされたか、動きを完全に止められているな。」

ゴーストタウンの警戒区域のビルの屋上に仮面で顔を隠す謎の存在。背中には長物の棒を背負っており、エンブレムは三日月に三本の刀が刻まれている。

 

最初はサプライズのつもりだった……もう会う事の無いと本人達が言っていたから、ちょっとビックリさせて、その後は剣持と二人っきりで、遊園地やら水族館やら動物園やら植物園やら博物館やら美術館やら……それが無理なら図書館や三門市の市街地を案内して貰うつもりだった。そしてそれが無理なら公園とか、剣持の部屋で映画やら読書やらゲームやら……喫茶店で他愛のない会話とかしたかった。学校とかサボって海とかどっかのスポーツの試合を観に行くとか映画館とか劇場で舞台を見るとか、何でも良かった……金は黒野先輩に出させよう。

お金持ちらしいし、相談したら出してくれるでしょ。

マスク・ザ・リーフ「……これってもしかしなくても、地球最後の日?にしても……本当に巨大ロボットとか、巨大ヒーローが実在するんだ。」

 

十字架に磔にされたレッドマン。ボロボロで動かない鈍色のウルトラーV。軽く煙を出す不時着するマッハビーストを高いビルから眺めながら。

マスク・ザ・リーフ「……絶対にボーダーの連中、しくじったな。確か"此方のボーダー"は派閥があるんだっけ?贅沢な連中だな……余裕があると変な主義主張が生まれる……」

 

その時、警戒区域の周囲が激しく震える。

マスク・ザ・リーフ「地震……?」

目映い赤い光と共に巨大な生物が警戒区域から突然、地上から姿を前触れもなく現す。

 

マスク・ザ・リーフ「……初めて本物の巨大生物を見たな……随分と、想像したよりもごちゃごちゃしているわね。」

 

長い……とても長く複数の尻尾……だが只長いのではなく、複数の種類の生物……否、剣持が言うなら怪獣の尻尾が混ざっており、鱗状もあるなら、骨の怪獣の一部もあり、先端にトゲ付き鉄球の尻尾もあるなら先端に刃が装備された尻尾もある。

足は四足歩行で後ろ足と前足が別々の怪獣の足が使われている前足は弾力的な怪獣の足が使われている。

胸の中心には結晶を怪獣化したような怪獣の頭部がついており、右腕は鋭利な長剣が生えた怪獣の頭部が、左腕は弾力的な怪獣と氷をイメージした怪獣の腕が合わさり

左右の炎と氷をイメージした怪獣の頭部が曇天の空を吼えると、炎のイメージの怪獣の頭部から火山の山が生え

四足歩行の後部の背中から異形の人型が電気を帯びた翼のような物を生やす。人型の左右の腕も別々の怪獣の腕を混ぜたような感じで、胸に赤い金属の球体がある。

 

最強合体獣ジエンドラ……否、最強合体魔王怪獣カーン・ジ・エンド。

悪魔の王「忌々しいハイパーエージェントに邪魔された

が……漸く現実世界に降臨したぞ!!?グリッドマン!!?」

 

それは……遠くない未来……三門市を襲う絶望の日……

 

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