ワールドトリガー・TheREDmanHERO 作:怪物怪人怪獣さん
問題はそのサイトにあったアジト2のキャラクター達がゲーム本編の解説では分からない設定が色々と見つかったのです。ファイル3に登場した地底怪獣サンドラーが鎌倉時代から鉱山を襲っていて後に豊臣秀吉がサンドラーを手懐けて反抗勢力を弾圧したり、ピジョンマンの変身前の名前が青山三郎ときちんと設定されていたり⋯⋯筆者が考えたイポポの設定と公式サイトの伝説怪獣イポポの設定が全然違っていたり⋯⋯この公式サイト⋯⋯もっと早く見つけたかった。キャラ設定とか怪獣の設定とか自分が思っていたのが色々と違います。
怪獣フロンガの話を書かないといけないのに、この公式サイトを見つけしまい居ても立っても居られなくなってこの前書きを書きました。
2004 30 アジトシリーズの公式サイトを見たい人はウェイバックマシンを利用し公式サイトへ見て下さい。ASTEC21の公式サイトのゲーム紹介に入れれば見られます。
前書きの内容だけだと申し訳ないので短い短編を載せておきます。
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この日の出来事を私は生涯忘れはしない⋯⋯彼女との出逢いを⋯⋯
見渡す限り本に埋め尽くされ端の果てが見えない無数の本棚が並べられた空間。
マホガニーの机に向かい合いながら棚から出した無数の本を読書をしている私の耳元に聞き慣れない音が近くから聞こえてきて私は目線を本から音のした方へ向ける。
「ほぅ⋯。」
バチバチと鳴る音と共に目の前の何もない空間の内側から異次元の門が開いた⋯⋯その異様な光景に関心を覚え黒い球体状で周囲に小さな黒い稲妻を飛ばす。
目の前に開いた球体からゆっくりと一人の女が出てくる。
成功した⋯⋯退屈を紛らわす為に始めた実験だが思わぬ存在をどうやら召喚したらしい。黒い球体は女が出ると直ぐ閉じてしまった。
私がその女を見た最初の印象は⋯⋯清楚だが内向的で陰気な女。だが人の視線を引くような変わった目をしている。そして何かに怯えていたのか身体を震わせていた。
「⋯⋯⋯⋯っ!?」
女はやがて自分が今いる場所が知ってる場所ではない事に気付いて周囲をあちこち見渡している。そしてやがて目の前にいる私に気付く。
「此処は何処!?」
不安を隠さない様子で女は私に質問をしてきた。その際の女の身体の動きは表情に似合わずに私に対して臨戦態勢を既に完了していた。女の背後から六本足の白い馬型の見た事のない兵器が姿を見せる。
私は敵意が無い事を表す為に謎の異邦人と対話する。この場所の全ての本棚や本が傷つく事も汚れる事も朽ちる事も燃える事もないが合理的に考えてこの場での戦いに意味などない。
「落ち着け⋯⋯此処は私の一族が保有する地下大図書館だ。」
「地下大図書館?」
「空間を自在に操作して無限に本を入れられる場所。知識の宝物殿といった所だな。」
「⋯⋯貴女は?」
女は私の様子から危害を加えないと判断したのか白い六本足の馬型の兵器が大人しくなる。それでも臨戦態勢は解けていない。
「私か?」
私に向けて女は冷や汗をかき流しつつ静かに首を縦に振る。じっと此方を見詰める女の目には私は一体どのように映っているのか?未知に対してワクワクよりも不安や恐怖を強く感じているようだ。からかい甲斐のある女だ。否、私の次の言葉によっては女は私に攻撃を仕掛けるだろう。女のその攻撃は危険と私の中の本能が警告する。
素手の臨戦態勢からどのような攻撃や武器を女が出すのかまるで分からない⋯⋯普通なら素手と考えるが、恐らく違う⋯⋯そして、向こう側も私の攻撃手段の種類を知らない。
「私は⋯⋯お前にとってのメフィストフェレス⋯⋯」異次元からきた女に対して私は最初の印象は大事と考えて足を組み直し美しいしかし邪悪さを隠さない笑みで質問に答える。
「え?」唐突に出た知らない単語に対して純粋に疑問の表情を私に向ける女。
「⋯⋯」相手のその反応に対して私は思ってた欲しい反応じゃないと自然と顔を彼女が居ない方にそっぽを向く。居た堪れない空気と共に少し沈黙が私達の間に生まれる。
「えっと⋯⋯メフィストさん?」
「⋯⋯何だ?」小さく頬を赤く染めそっぽ向いたまま私は応じた。メフィストフェレスは私の一族の襲名であり、私にもしっかりと親から貰った大切な名前があるのだが⋯⋯
「此処は⋯⋯玄界なの?」
女の口から出た単語に私は視線を彼女の方に戻した。
玄界⋯⋯私が知る知識と記憶の中では知らない単語だ。そして改めて内気な彼女の方を見る。ダークブラウンのロングストレートの髪と目を引く茶色の瞳に、モデル顔負けの長身かつグラマラスなスタイル。注目すべきは彼女が身に着けている服装だ。周囲と比べて元々ファッション系の雑誌や服に必要以外に興味のない私が彼女の服装を見て抱いた印象は、これまた見た事ない国章が付いた軍服とも戦闘服とも言える服⋯⋯私感であるが、彼女が好んだ服ではなく仕方なしに着ている⋯⋯そんな印象を覚える。
「此処は玄界か⋯⋯先ず私は玄界という言葉の意味を知らない⋯」
「え?あっ⋯⋯じゃあ、"ダイニッポンテイコク"なの?」
「⋯⋯⋯。」
期待した印象よりも孤独で心細い中で救いを求めて縋りつくような印象を持った彼女の言いなれていない辿々しく口から出たその言葉を聞き私の中の疑問は更に膨れあがった。知らない単語⋯⋯見たことのない服装⋯⋯そして彼女が出て直ぐ閉じた黒い球体⋯⋯そして知っている単語⋯⋯
「⋯クロエ⋯」
「えっ?」
「私はメフィストの名をまだ継いではいない⋯⋯だから私を名前で呼ぶならクロエと呼べ。異次元人よ。」
知らない事が泡のように膨れあがり知識欲を満たせと全身の細胞が叫ぶ。
「私はお前に色々と聞きたい事がある。お前も私に色々と聞きたい事がある。」
「⋯⋯えぇ。」
「先ず貴女の名は⋯⋯」私は自分なりの笑顔で名前を尋ねる。
「⋯⋯私の名は⋯」ゆっくりと大人しい彼女は私に名を教える。
此れが私の生涯で唯一の友である彼女との出会い⋯⋯後に旦那となる男と私が連携し彼女に挑み続けたが生涯の中で最後まで勝てなかった女との出会い⋯⋯私の中で忘れられない出逢い⋯⋯
この短編の続きは色々と余裕が出来たら⋯⋯それよりもフロンガの話を書かなければ!!