ワールドトリガー・TheREDmanHERO 作:怪物怪人怪獣さん
最近コロナのせいで毎日大変ですね。
夢と現実の狭間で苦しんでませんか。
誰でも良いからコロナをなんとかしてくれ~~っと願う毎日です。
第5話の始まり始まり~~
〔推奨OP ウルトラマンコスモス ED1〕
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〔推奨BGM 前奏曲 〕
つまらない現実は大変だ。
楽して良い思いをしている人ばかりじゃない。
毎日毎時間。苦労しても報われない人が沢山いる。
克服できたと思ったらぶり返す事が、人生にはある
現実にはテレビや漫画やアニメや特撮の都合の良いヒーローなんて存在しない。
それでも人は人生に出会ったかけ換えのない友達や思い出を胸に抱き締め
今日を……歩いて行く。
明日が今日よりちょびっとでも良くなると信じて…………
昔 私が子供の頃、両親が色々な事情が合わさって離婚して、母は女手一つで、私を育ててくれた。
母が仕事がある日は、私は家で留守番せず、友達がいない私は、神社で1人で遊んでいた。
遊び相手は、古びた神社で祀られていたイポポさん。
寂しい私の心をいつも埋めてくれた大切な友達。
私が14歳になってから住みなれた川崎市から引っ越しする事になった。
どうやら母が再婚をするらしい。
相手はお金持ちの黒野財閥のトップ
私は老朽化で取り壊しが決まった神社で、イポポさんに別れの言葉も告げれず母親の車から楽しかった思い出の場所の最後の景色を車の窓から見た…………思い出のつまった場所を離れ私達親子は、
夕方の時間に三門市へ引っ越した。
黒野社長には私より年上の息子さんがいて。
黒野「うん。何見ているだ。」
私の血の繋がらない義理の兄との出会い。
二人の家族は無事に再婚。
私は新しい名字を持った。
黒野真琴。
それが今の私の名前。
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〔推奨BGM 未知への挑戦 〕
現在 神奈川県 川崎市。
その日の夕暮れにその怪獣は、姿を現す。
しかし破壊活動もせず、約10分間だけ現れ
……そして姿を消す現象が神奈川県の川崎市だけ発生している。
夕暮れが見せる謎の現象に『お化け屋敷』は調査を開始する。
ファイル05 魅入られた少女
伝説怪獣イポポ登場。
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〔推奨BGM 大都会の昼と夜〕
「はっ!」
俺は目が覚めてベッドから…………違う。
俺のベッドじゃ……知らない部屋だ。
近くの可愛らしい時計を見る。
「やべぇ。もうこんな時間だ!ベム!」
(……朝からうるさいぞ!目的地は学校か?)
(嫌。家に頼む!今日は朝から小テストがあるんだ!)
(わかったわかった。レッドマン超能力ワープ!)
そして部屋から瞬間移動する俺たちは…自宅に戻った
………………部屋の主の視線に気付かず、
志岐「…………痛い!って夢じゃない!」
自分の頬つねり目の前の超常現象を目撃した
この少女の名前は志岐小夜子と言う。
志岐小夜子…
この少女の説明はそう多くは語らない。
まず基本インドア……引きこもり。
次に社会生活に支障をきたすレベルで年上の異性が苦手。ネットサーフィンでオカルト系のサイトも見る。
そしてアニメ、ゲーム、漫画が大好き。
志岐「そうだ!ボーダーに報告しないと!」
あわててスマホを手に持って電話しようとするが、
状況がカオスになりながら
志岐「はっ電話したのが私ってわかったらアイツ私をどうする気だろう。ストップっ私!?」
残った片手で、スマホをはたき落とす。
志岐「落ち着きなさい!私!何も私が直接電話する必要はないの。そう!誰か……茜や那須隊長辺りに告げ口して…………」
志岐小夜子の脳裏に、アイツの超能力で
ひどい目に合う茜や那須隊長のイメージが
湧き上がり!
志岐「落ち着きなさい!志岐小夜子!慌てない!一休み一休み!って休めるかー!!…………別の誰か……」
そして彼女は気付く。
志岐「……私の交流関係の狭さって、
那須隊を除いたら加古隊やオペレーター
達と……アイツくらいしか…でもアイツは超能力者で「宇宙人だ。」そうそう宇宙人で…………えっ!?」
おかしい……この部屋には今、自分しかいない
はずなのに、志岐は振り向くと
「この漫画は中々面白いなぁ。」
志岐「えっ!」
騒ぎの源の剣持夢想がいた。
呑気に私が買った漫画を読んでいる。
「どうした!?何か驚く物を見た顔しているぞ。」
あんたの出現に驚いているんだーー!
っと心から叫びたかったが、超能力の餌食に
なるのは、勘弁するため黙る。
志岐「ああぁどどうししてぇここにに……」
たじろぎながら質問する志岐小夜子。
相手の要求は飲まない方向で……
「漫画読みに来た。」
志岐「えっ?」
「漫画読みに来た。」
漫画……えっ!
「漫画読み「そそれれは、わかかった。」
そうか。いいなぁゴッドイーター俺の好みが沢山あるな。」
志岐「がが学っ校うは?」
「分身に行かせた。」
志岐「えっ?ぶぶんししん!?」
何ソレ?そんなのアリ!!驚愕な表情をする私
「にしても部屋黒いカーテンで閉めって
暗いなぁ。」
そう言うのと触れずに遮光カーテンを開き。
志岐「まぶぶしいい!たた太陽がが私を
焼くうー」
太陽の光を浴びて悶える志岐小夜子を考慮して、
カーテンを半分締める。
「取り敢えずこれでも飲んで落ち着け。」
とストロー付きのジュースを渡し、
志岐「いた、頂きます。」それを飲む志岐さん。
志岐「あっこれ凄く美味しい!」
今まで飲んだことのないフルーツの味で、
驚く志岐さん。
「あぁ。宇宙バナナと宇宙メロンと宇宙イチゴと宇宙パイナップルのミックスジュースだからなあ。」
地球産のフルーツじゃないんかいーー!!
知らず知らずに宇宙フルーツのミックス
ジュースを飲んでしまった私自身に驚いていた!
「質問してもいいか。」
志岐「なっなんでございましょうか!」
「お前学校は?」
志岐はその質問をされるのが嫌がっていた。
自分が引きこもるきっかけ、
学校に行きたくない理由。
志岐「貴方にははかんけけいない!!」
デリカシーのないプライバシーもない
発言に怒るコイツが何者で有ろうと関係ない。
私は……私は……!
「いや別に……確かに関係はないな。学校…行きたくないなら無理に行かなくて良いよ。」
志岐「えっ?」
「出席日数に気を付ければ、俺は何も
言わないよ。俺は超能力の分身を使えば、
それには悩まないからな。」
「でももったいないな。」
志岐「何が?」
「学校の行事には楽しいのもあるかも
知れないのに…もったいないっと勝手に
思っているだけだ。」
志岐「ああ貴方にに、私のの気持ちちが
分かるると思ってているのの!」
すると彼は漫画を読むのを辞めてこっちに
近付く。
彼の怒りに触れて超能力で酷いことされるんだと、
1人覚悟を決める志岐の前に目線を合わせて、
温かい優しい笑顔で言う。
「そんなの当たり前だろ。誰も自分の本当の
気持ちは分からない。それが普通だろう。
だって俺は志岐さんじゃないだ。
志岐さんの気持ちは、志岐さん自身の物なんだから。気持ちや心の弱い所なんて皆必ずどこか持っているよ。
だから俺はそういう人と会うと寄り添う事はできるって答えるけどな。」
志岐「…………」
志岐の心の中に那須隊の皆と出会った時とは違う…
説明できない暖かい気持ちが心の中に
染み込んで来た。
でも嫌な不快感も悪い物も感じない。
むしろ心地が良い感じ……例えるなら、
志岐「太陽……」
「えっ?」
志岐「すいません!年下がべらべらと!」
顔を赤くなる志岐さん。
「落ち着け。はい。大きく深呼吸。」
志岐「ヒッーヒッーフッー。ヒッーヒッー
フッー。」
「あれ?地球の深呼吸ってそんな感じ
なのか?」
違いますっと言いたかったがまずは
落ち着くのを優先した志岐だった。
「落ち着いたか。あっゴッドイーター
マガジンだ。画集もある見よ見よ。」
志岐「あ、ありがとうございますす。」
志岐は精一杯のお礼の言葉を言うが、
当の本人は丁寧に自分が買った画集を読んでいる。
キラキラした目で、
あの画集は、熊谷さんにお金を渡して
入手したレア物。
ネットで買うとお高い一品。
「神機見たいなトリガーっボーダー本部
開発してくれないかな。ドリルの槍や
ブーストハンマーとか、チェーンソー型
のレイガストとか、鎌の形をした
スコーピオンとか?砲撃とか……」
志岐「あはは。それは流石にゲームの中だからできるんだよ。…でも確かにシールドの種類が多いと熊谷さんが
楽になるかも…」
「質問していいぞ。」
志岐「えっ?」
「昨日の夜。先に意識を失った剣持を部屋
で休ませた礼だ。それとも現金がいいか?」
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回想
志岐は昨日の夜。家までの近道でカメラもない所を歩いて帰ろうとすると、目の前で赤く発光して、
【ターミネーター】の如き格好をした
顔見知りの瞬間移動してきた瞬間を目撃する。
両手が傷だらけの彼は、目の前で意識を失い。
だが私はパニックとなり見なかった事にしようと決めて慌てて通り過ぎようとすると突然私の足を顔見知りが掴む。
志岐「ギャアアアーーーー」
パニック映画宜しく悲鳴を上げる私!
「ほんの少しで良い。………貴方の家で休ませて下さい。」
そう言われ、私はハイハイと恐怖でそう答えてしまった。
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回想終了。
その時を軽く思い出して
志岐「いやーあの時は本当に申し訳ありません。」
頭を下げて謝る志岐に、剣持(ベム)も頭を下げる。
「こちらこそ無理な頼み。引き受けてくれただけで、俺は現に回復に時間を掛けられる。」
「それに…俺個人…話相手が欲しかったのもある。」
志岐の手元にはお礼の札束を渡されて困ってはいるが、
渡した本人も地球の金は紙だから少し不自由だと言っている。
ならばこれはチャンスだ。
コイツの情報をコイツの口から直接聞けるんだ。
報告書にまとめて私じゃない誰かにそれとなく渡せば、
私と私の知り合いに被害は届かない!
頑張れ私。私は那須隊のオペレーター志岐小夜子!
志岐「ごほん。では質問。貴方は何者ですか」
「銀河連邦の加盟の一つレッド星雲の
レッド星出身地のベム。年齢は2万5000歳だ。」
志岐「…………すいません。流石に嘘は駄目ですよ。」
ジト目で剣持を見る志岐さん。
「本当だよ!ほら年上だ!敬え!」
ボーダーの技術ではない宇宙の言葉が書かれている身分証を見せる。文字は読めないが、
只数字が2万5000と言うのは本当らしい。
志岐(……流石に宇宙の言葉は分からないけど……それよりも……)
志岐(……想像以上に……年の差が
ありすぎてピンっと来ない事実に素直に驚く私がいる。)
志岐「祖父と孫のレベル年の差ですねぇ。」
私は軽い世間話をする。私が苦手な事だ。
話が続いた試しが少ない。
「残念。先祖と子孫レベルの年の差だ!」
ドヤ顔をする剣持の姿をした宇宙人。
志岐「2万5000年って原始時代レベルの年の差ですよ!」
いきなりスケールが大きい話で呆れる志岐小夜子。
志岐はこの内容を一応メモ帳に記入する。
志岐「あなたが最近世界各地で怪獣と戦っているレッドマンさん?」
「ベムで良い。レッドマンは連邦での民間協力傭兵戦闘部隊の俺のコードネームだ。」
志岐「へぇ~コードネームなんだ~赤男。
え~次の質問。銀河連邦って何?」
「宇宙の自由と平和を守る為のボーダーの宇宙バージョンだと思えば良い。沢山の星の連邦国家で、今も日々
様々な星で、星間連合の連中と壮絶な宇宙戦争しているよ。」
志岐はメモ帳にメモしながら新しい単語を記入していた。
記入しながら……知らなかった!宇宙でガチのスターウォーズが起きていた事に、
レッドマンさんの所属が宇宙版
ボーダーなら、もう一つの星間連合
というのは、だいだい想像付くが質問する。
志岐「星間連合って」
「次元帝国ヘルガイアを中心にエルヴィル星を初め、
全宇宙を支配するため誕生した連合国家。宇宙に住む大半を下等な者と認めて、宇宙の全てを優れた頭脳を持つ優秀な者達が支配するのが当然だ。……を掲げている連中だ。」
志岐(やっぱりーーー!想像以上の悪の組織だーー!)
テレビの特撮やアニメの展開に
驚きまくる志岐さん。
志岐「そんな状況なのに、
地球に居て大丈夫なの?」
「はぁーーー。うん?問題ない。俺の仲間が、今も様々な場所で、戦っている。それに……」
「星間連合の連中の一つゾークロンの
生き残りが、現在地球のどこかに
潜伏している。
俺はソレを追いかけて地球に来た。」
志岐「ゾークロン?」メモ帳にメモしながら新しい単語を記入する。
「少し前に突然世界各地に観測された緑色のオーロラ。あれはゾークロンの細菌兵器で光のレトロウィルスで、生物には勿論。無機質な石やロボット。更には絵や音に概念や怨念すらも怪獣化される恐ろしい兵器だ。」
彼との会話で、ここ最近の有害巨大生物の正体に関係する話を記入する。
志岐「もしかしてラスベガスのロボットも?ニューヨークのキングコングも?」
「お前の想像通りだ。あっ柏原鉱山の怪獣は地球産だ。」
スケールの大きい話をしながら、当の本人は寛いでいる。
「俺の今の仕事はゾークロン細菌怪獣の殲滅とゾークロンの連中の息の根を止めることだ。」
志岐小夜子は暫く考えて……言う。
志岐「やっぱりどう考えてもボーダー本部とかに説明した方が良くない?」
今の地球が緊急事態のはずなのに、彼は剣持と一緒に世界各地に現れる怪獣と実質1人で戦っている。
ボーダーの協力があった方が良いはずだ。
「その話…誰が信じる?」
纏う雰囲気が変わり、彼は答える。
「俺なりに、ボーダーの事を調べてみたらボーダーは設立して3年。各企業のスポンサーの協力にメディア
対策に更に他県からのスカウトで何とか持っている防衛機関だ。」
「…三門市を中心に異次元の門を警戒区域に集中させ門から現れるトリオン兵と戦うのが仕事の防衛機関の人達に………どう考えても都市伝説同然の怪獣や宇宙人や更に怪奇事件の専門家じゃないの事をさせて邪魔されるのはゴメンだ。」
志岐「それは…そうだろうだけど。」
余りにも正論で黙ってしまう。
悪魔でもトリオンの専門家と超常現象の総合では、
求められる物が違い過ぎる
「……偶然なのか…誰かの作為的な
罠か?俺は今の立場は渡り船だ。今俺がいる組織は今年で創立20年らしいし……」
志岐「そうなの?ボーダーの6倍以上の先輩なんだ。」
思わぬ長い歴史がある組織に剣持…ベム達がいるんだ。
「これからも一の谷博士の助手見習いとして現場にでるからある意味合法的に怪獣と宇宙人と戦えるからそんなに悪くないな。」
志岐「そういう物なの?」
「質問時間は終了だ。俺は回復のため寝る。」
分厚いゲームの攻略本を枕の変わりにして、寝っ転がる剣持。
志岐「!こら自分の家で寝なさい!」
「ZzzZzz。」爆睡する剣持の身体に
乗っ取ったベム。
志岐「こらーーー寝るなぁーー!
馬鹿ベム!」
彼女は無意識のため気付いていないのか…
…異性と普通に会話できた事をこの時の彼女は知らなかった。
それは確かに衝撃的なファーストコンタクトだった!
志岐「額に肉って書いてやる!」
彼女の世界は……ある意味変わった。
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〔推奨BGM 大宇宙 神秘と憧れ〕
『お化け館』のアーサー隊長の部屋
アーサー隊長はパーティー用の正装に着替えていた。
鏡を見て笑顔の練習をする通信機器が鳴り、手に取る。
アーサー「私だ。調査の方どうだ?」
ジャック「毎日夕暮れに現れる怪獣は……短い時間に現れるため、ホログラムやイタズラか調べていますが、」
ホシノ「目撃した人達から怪獣は神社に
祀られている像にそっくりと言う証言も
あります。」
アーサー「わかった。今回は私は参加できない。今夜そっちに、アラシ達を向かわせる。」
「了解。」
アーサー・グラント隊長は
『アーサー募金』呼ばれている。
巨大資本のオーナーで、54歳。勤勉
実直な性格で、人命を最優先に考える
優秀な指揮官でもあり、論理的で
頑固だが、生命に対しての愛情は強い。
今回は、試作ウルトラロボットの試験運転の御披露目でロボット工学研究所に向かう事になっている。
着替え終えたアーサー隊長はメインルームの方向に向かう。メインルームには、普段のパイロット
ジャケットではない格好したキムがいた。
キム「隊長。私は休暇をもらって
よろしいのですか?」
キムは私服姿で言う。
アーサー「まだ怪獣っと決まって
いないからな。今回の事件はまだ謎が
多い、休暇できる時は休暇した方が良いと
私は思うんだが。」
キムはそう言われ、
キム「隊長命令と受け止めます。」
笑顔で答える。
メインルームにいる同僚は仕事をしながら
ジュリー「休暇楽しんでちょうだい。」
ジーン「こっちの仕事は任せて。」
キム「楽しんでくるわ。」
キムは、メインルームにいるジュリー達に手を振りながら出る
アーサー「私も出る緊急な用件があったら報告を頼む。」
イデ「了解。」
アーサー「アラシ、ロイド、チャールズ。
今夜にも川崎市にいる現場のホシノ達に
協力して欲しい。」
ジーン「既にジェットホバー9は整備
できているわ。」
ロイド「了解。じゃあ今回は
ジェットホバー9で出動ですか。」
チャールズ「あれ?剣持は?」
アラシ「あいつは学校にいるよ。トゲラの顛末をボーダー本部に報告書に書いて提出しろって命令が来たらしいし、」
三人は万能ヘルメットを持ち、
三人はメインルームを出て完成した地下の
シークレットルートから小型格納庫の階層まで続くエレベーターに乗る。
エレベーター内。狭い個室用の中で軽く雑談をする三人。
アラシ「現在ムラマツキャップは、大型格納庫の配備される旧陸軍の地下工場から昔の巨大ロボットを用意するらしい。」
チャールズ「旧日本の軍隊のロボットってロボー47と同じ軟鉄のロボットだろう?」
アラシ「利点は電子頭脳で自動で動くこと……」
ロイド「直接乗る必要はないって事か。」
エレベーターは止まり自動ドアは開き。
整備員達が、慌ただしく動き、三人は
ジェットホバー9
に乗り込む。起動シークエンスで、それぞれ椅子に座り、各計器からの最終確認をする。
【ジェットホバー9】
開発場所 空軍第3研究室
偵察・地上攻撃を任務にする戦闘機。
安定性の高いジャイロジェットをしようしており、低空下での戦闘を得意とする。最高速度は時速860キロ。
操縦席に座っているのはロイド隊員。
助手席にはチャールズ隊員。
後部座席には、アラシ隊員。
アラシ「近々コイツに輸送できるように整備班に頼んでおこう。」
チャールズ「輸送機の役目も与えるのか!?」
アラシ「出来る事が増えるとそれだけ仕事が上手く進むってホシノチーフなら言うんだろうな。」
イデ《ハッチ開きます。発進してください。》
ロイド「了解!」
ジャイロジェットから音が鳴り!
ジェット燃料を噴射させて、
小型格納庫から上昇して大空高く飛ぶ!
目的地は神奈川県 川崎市。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
剣持が通う高校。
授業が終わりふと窓の方を見ると、小さな飛行機雲が見えた。
昼の放課後に、授業の復習や予習をするなどをせずに剣持の身体を操縦するベムはボーダーに提出するトゲラに関する報告書を書いていた。
(トゲラ……)
今回ラスベガスでなくなった怪獣災害の犠牲者が1万人を超えて、怪獣を撲滅する活動家が増えた。
(あいつは、俺の知ってる限りましな最後の終わり方をした。)
ベムは、そう言っているが、俺は共存の道を絶たれた事実に、悔しかった。世間は怪獣が死んで喜ぶが、怪獣の命に……騒ぐ奴はいない。今だけはベムが俺の身体を動かした良かったと思う。
もし昔の俺のままだと学校に行かず俺は部屋に引きこもる。
そんな心境だった。
マドンナ「ごめん剣持くん。この教材を運ぶの手伝ってくれない?」
「分かりました。」
ベムは先生と一緒に職員室に向かった。
職員室までの廊下を歩いていると、
退屈そうに窓の景色を見る知り合いがいた。
マドンナ「どうしたの?」
「いや。あの先輩。どこか心ここに有らずな顔をして……」
マドンナ先生も剣持が見る方にいる女子高生の姿を見て、
マドンナ「あら、黒野さん。」
黒野賢人の義妹の黒野真琴。
ボーダーや『お化け屋敷』のメンバーも来る
喫茶店で働いている彼女だ。
「先生。あの先輩を知っているんですか?」
マドンナ「えぇ。去年の私のクラスの
生徒で、クラスの委員長を務めてくれた
良い子よ。」
そう言うとマドンナ先生は、
真琴先輩に近付き、先生の存在に気付いた
真琴先輩は、
退屈そうな顔をやめて明るい俺達が
知ってる顔になった。
マドンナ「久しぶりね。元気に授業を
頑張っている。」
真琴「先生こそ久しぶり!相変わらず
セクシーグラマーだね~男子共が可哀想
なくらいに~」
マドンナ「もう~からかわないの。
それより何か悩みでもあるの?」
真琴「まさか~私は相変わらず
元気ですよ!」
笑顔で答える真琴先輩。
マドンナ「そう言えば、また絵画
コンクールで賞を取ったのね。おめでとう!」
(前に黒野先輩から聞いた義妹さん
美術部に入っているって、絵の賞を取った
話を聞いた事がある。)
真琴「いやー私の趣味の延長戦見たいな
物ですから~」照れる真琴先輩。
マドンナ「それでも凄いわよ!タイトル
は【夕暮れの三門市】綺麗な夕陽を中心に
絵描いたボーダーがない頃の
三門市の絵だから。」
真琴「そんなに褒めても何も
出ませんよ。」
クラスが変わっても変わらない教師と
生徒の絆。
楽しそうに会話しているありふれた
光景なのに、
………………なぜ俺は違和感を
覚えてしまうんだ。
あの退屈な表情していたのも気になる。
(…………怪獣を造り出すような
情動を感じる……)
(何それ?)
(…………お前には……永遠にほど遠い
物の話だ。)
レッドマンが言ったその言葉は
何を意味するのか?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〔推奨BGM 咆哮する破壊者 〕
黒野真琴の部屋。
執事のセバスにリムジンで送り迎えをして貰い。
お化け館の『お化け屋敷』の
メンバーが入らない。黒野家の本館。
その部屋の鍵を使い私は、自分の部屋に入る。
高そうな家具の数々。高そうなベッド。
私の部屋の目の前に……
そして私が去年の絵画コンクールに本当に
出したかった絵が飾られてある。
【夕暮れの三門市】
あれは全部作り物だ!
あんな物は存在しない!
幻……綺麗な夕陽。
本当の景色は!本当の景色は!!本当の景色は!!!!
私は飾ってある一つの絵を見る……
「そう。これが真実。どんなに自由に書いてもこの光景に勝る物はない!!でも誰もこの絵の理解など
出来ない…………」
闇深く黒く濁る両目で自分が書いた絵を見続けて……
(皆にこの絵を見せたい?友達無くすから
辞めて起きなさい。また独りボッチに
なりたいの?)
真琴「!!」私は辺りを見回す。
しかしそこには、誰もいない!
私は布団被せるように、優しく黒い布で絵を隠した。
真琴「また彫らなきゃ。」
私はひびが入った眼鏡をかけ、私の心の
負の感情を強い憎しみの感情を込めながら、
時間を掛けて彫刻をした。
これをしている間だけは……私は私で入られる!
あの日を境に、時々頭の中に声が聞こえる。
(貴方の本当の姿を皆に見せて見たら?)
真琴「煩い!」
自分の趣味が周りの同級生と違うのは自覚している。だけど!変な奴、変な子供と思われたくないから、
隠して、隠して、周りの些細な事に怯えた。
そうしている間に、周りに嫌われたくない
余り良い人の姿を演じ、気が付いたら、
クラス委員長にもなってしまった。
(自分のありのままをさらけ出すのが怖いの?)
真琴「黙れ!静かにしろ!!」叫び声を
上げる!
(わー怖い。クラスやアルバイト先だと、皆に慕われる優しい人を演じている癖に……本当は、誰も貴方の気持ち何て知らないのに。)
(結局、貴方はいつまで経っても……………独りボッチ……本当に哀れね。)
真琴は、もう1人自分と………過去の自分と自分の部屋の鏡に目が会う。
それは、錯覚には、違いないはずなのに、
(さぁ友達が呼んでいるわよ。)
鏡から赤黒い結晶が現れる。
彼女はそれを恐る恐る触れた瞬間。
もう1人の彼女はいなくなった。
真琴「ごめん。やっぱり人は簡単に変わらないよ。」
私は夕暮れを黒い遮光カーテンで
遮りながら、誰もいない所でそう呟いた。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
志岐小夜子の家。
「!!何だ!この人の心の闇が造り出した気持ち悪い気配は!?」
邪悪な波動を感じて飛び起きる剣持。
志岐はパソコンでネットニュースを見ながら。
志岐「ようやく起きた。もう夕方だよ。」
「あぁ良く寝た~。」悪寒を全身に
感じながらも、
体力回復が完了してリラックスする剣持。
志岐「清々しいくらい爆睡熟睡している
から額に肉書いたわよ。」
片手に持っている油性マジックペンを見せる。
「うん。あぁ、ホレ。」
しかし超能力で、額に書かれた肉の文字が
独りでに動きだし、
肉の文字は、そのまま近くのティッシュ箱
に張り付く。
志岐「えっ!どうやったの?」
見比べる志岐さん。
「うんなの。超能力で解決したに決まっているだろ。」
剣持はそして志岐の顔をじっーと見る。
志岐「何っ?なんか私の顔についている?
「いや、すまん。怪獣を造り出すような
奴の顔をしているから、だがお前じゃない。」
志岐「いやいや。私怪獣を造る技術なんてないよ。
ちょっとゲームとアニメと漫画に詳しい何処にでもいる引きこもりです。」あたふたする志岐さん。
「今俺が言った怪獣は、朝説明した
ゾークロン細菌怪獣でも地球産の怪獣でもない……
人の強い憎しみ感情で造られる怪獣だ。
銀河連邦の専門とは違うが、ハイパーエージェントの連中が戦う怪獣で俺たちが戦う系統が違う怪獣の話だ。」
志岐「それが???」
「三門市にこの気持ち悪い気配がある
ということは、三門市の誰かが怪獣が現れて…日常を壊す……現状に不満がある物を破壊したいっと
思っているということだ!」
志岐「えええええーーーー!!!!」
驚く志岐小夜子を見て、
「ようやく現状の危険がわかったか?」
志岐「どうしよう?」
本当にどうするの?
「今回は悪いが完全に専門外だ。
俺の探知能力の範囲に引っ掛からん。」
志岐「尚更駄目じゃん!」
事態の悪さを説明する
「落ち着け!誤射姫!」
志岐「私は鉄塔の森ガールじゃない!っ本当にどうする気?」
「足で地道に探す。」堂々と答える
志岐「急に定年退職間近の刑事さんのドラマみたくなって来た。」
志岐の脳内には、灯台にいる犯人に
缶コーヒーを持ってくるトレンチコート
が似合う白髪の刑事の姿があった。
「対象の人間を探して説得。憎しみが
消えれば、怪獣も霧のように消える。」
志岐「ドラマネタ崖の上で犯人と対決するんだね。
わかります。」
あれ毎回思うけど無理に崖っぷちに追い込む必要なくないかな……
「取り敢えず台場さんは、俺の事をボーダーには黙っていてくれたまえよ。」
志岐「誰が、カノンですか!私あんな天然じゃありません!」
「でもスタイルは目標にしているじゃないか?」
志岐「ギクッ!セクハラっで訴えますよ。」
顔が赤くなりお目めがぐるぐるになる
志岐さん。
画集に理想のスタイルと付箋していたのが
バレている。
不味い!ゴッドイーターの女性
キャラクターの所には
私が沢山憧れた服装とか色々付箋を
画集のページに貼っているんだった!
那須隊の誰も読まない事を良い事に
…………
この事がもしオペレーター仲間や
那須隊にバレたら、何て言われてるか!?
「……あなたの秘密は内緒にしてあげましょう。」
志岐小夜子の苦渋の決断だった。
乙女心の問題であった幸いベムは
私の秘密にまだ感づいていない。
「ではレッドマン超能力ワープ!!」
そして彼はワープして今度こそ私の前から本当に姿を消した。
私のゴッドイーターの画集を持った
まま………………
志岐「人質に取られたーーーーーー
!!!!!」
夕暮れに消えた熱い叫び声が木霊する!
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晴れ晴れとした青空の下
黒野賢人とアーサー隊長の二人はロボット
工学研究所に付き最新の試作ウルトラロボットのテストを見ていた。
ウルトラロボットチームが試行錯誤の末完成させたロボ
『ウルトラーV』プロトタイプ
全身を宇宙金属で固め
主なカラーリングは鉄色で夜の戦闘を
想定して銀色を所々にしている。頭部の
銀色のV(ビクトリー)アンテナに、
小型レーザー光線が連射可能の赤い両目
相手を遥か遠距離から敵を捕まえる伸縮自在の宇宙金属の拳トレースパンチ!
腕に収納されている必殺技のエネルギーソード!
アーサー「スペック的に考えて出力はロボー47の100倍らしい。」
黒野「……軽井沢の別荘に隠れ住む知り合いのも明日完成するらしいですよ。極東支部に配備されます巨大電光磁スーパーロボット名前は確か……【ガーディアンA】…」
アーサー「去年発見された【電光磁鉱石】の純度さらにある【ネオ電光磁鉱石】の誕生は科学雑誌で読んだ。」
黒野「知り合いの博士が、今年に新エネルギーの【電光磁エネルギー】の開発成功と電光磁鉱石を加工した
新合金の【電光磁合金】を開発したから
スーパーロボットを開発してもらいました。」
アーサー「スペックは?」
ロボット工学研究所では広いアスファルトの演習場で、
ウルトラーVが動いているの確認して研究スタッフ達が、歓声を上げている。
黒野「素材もエネルギーもまだ未知数ですが、ただスペックでは、ウルトラーVが更に上でしょう。」
二人が観覧席から見物していると慌ただしくなり、
研究スタッフ達や整備員達が鉄色のウルトラーVの元に
集まる様子をみる二人。
黒野「……どうやらエネルギー効率は、問題あり見たいですね。」
アーサー「電光磁エネルギーの方は?」
ウルトラーVのマニュアルを読むアーサー隊長。
黒野「知り合いは研究スタッフとかなしで全自動ロボを使って知り合い1人で隠れて開発しました。勿論全自動ロボのエネルギーは電光磁エネルギーです。」
アーサー「……実用は既に出来てるわけか……」
心強い味方が増えて笑みを浮かべる二人。
黒野「両方配備させるにも大型格納庫を増設を急ぐ必要がありますね。」
アーサー「ウルトラーVはパリの本部に
配備させようか。」
誰も知らない黒野の中で個人的にある考え
が生まれていた
(使える物は完成した後はタマコマの保有する特別なトリガーのデータだけか?)
黒野は話題を変える。
黒野「……そろそろ科学特別機動捜査隊
設立から創立20周年記念パーティーが
始まりますね。」
アーサー「オーストラリア支部とニューヨーク支部の被害が大きいからな。今回は参加は無しかも知れない。」
黒野「例の隊長やエースパイロットの暗殺事件ですか?」
アーサー「あぁ、恐らく四塚市の戦った巨大異星人の仕業だろう。ニューヨーク支部が全滅寸前になったため、
コンガーの襲撃に対応出来なかったようだ。」
黒野「フランス支部とアフリカ支部は今回も参加する噂です。アルゼンチン支部と北極支部も隊長だけなら参加
するようです。」
アーサー「インド支部にボリビア支部、
ブラジル支部は……」
黒野「ロンドン、モスクワ、トルコ、シドニー、ベルリン、カイロ、ワシントン同様保留中です。」
アーサー「創立記念パーティーは
世界中の支部の人間が集まる大事な日だ。」
黒野「各支部の防衛に穴が開く日であり、
同時に各支部の主要人物を暗殺できる
絶好の日でもある。」
アーサー「だから厳重な警戒をしないといけない。面倒臭い日でもある。」
黒野「………リモートパーティーは駄目でしょうか?」
アーサー「……駄目だろ。各出資の方々も
参加するから」
黒野「……ですね。」ため息を吐く。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
夜 三門市 キムは、休暇を満喫していた。
見たかった映画を沢山見れたし、最近の
ファッションはどうなっているか本屋で、
立ち読みなどをしてファッション雑誌を
買ったり、子供達が持っている募金箱に
お金を入れて上げるなど、前の職場の
海洋開発センターに働いている友人と
電話で話をしたり、
ふと最寄りの喫茶店ブラックスター2号店に入り、
晩ご飯を食べることにした。
アンティークな外観の喫茶店の扉を開き。
野島「いらっしゃいませ。カウンター
席へどうぞ。」
店の人の明るい声が聞こえる。
キム「あっミートスパゲッティをお願い。」
私を初め『お化け屋敷』の面々は皆良く
ここを訪れる、今ではすっかり常連客だ。
野島「先にお冷やをどうぞ。」
野島「はい、ご注文をご確認します。
マスター。ミートスパゲッティ1人前です。」
神父「はいよ。」
お店の人が料理を用意してくれるのを
待つ間に、周りを軽く見渡す。この店は
なかなか私好みの店だ。
私以外もお客は当然いるが、私はいつも
いる看板娘の姿がない事に気がついた。
キム「ねぇ。」
野島「はい。追加オーダーですか?」
キム「ご免なさい。違うの。いつもの
看板娘さんは今日は休みなのかなぁっと
思って」
野島「あぁ。真琴の事ですか。今日は
シフト入っていないのもそうなんですが
彼女の方から体調が悪いから暫く休ませて
欲しいとマスターに電話があった
そうです。」
マスター神父「休んでいるよ。」
キムはマスターの方を見て成る程と
思う。
野島「彼女。14歳の時にこっちに来て
1年たったら、前の家に義兄の名義で、
使用人達を雇って暮らしてらしいですけど
、今年に三門市に戻ってきて、今は
義兄の館に暮らしているらしいですよ。」
キムは彼女の事情が複雑な家庭だと
言うのを知った。
キム「そうだったの。ごめんなさい。
不味い事聞いちゃったわね。」
キムはストーン財団孤児院の出身だから
子供達のそれぞれのやむを得ない事情が
あることは知っている。
野島「 これは話した私が悪いんですよ、
あなたは私の一人言を勝手に聞いただけ……
……それで良いじゃないですか?」
野島はそう言うと笑顔でウィンクをして、
お客「すいません。追加注文を
お願いします。」
野島「はい。直ぐに。」
彼女は別のテーブル席のお客さんの方に
向かう姿を、
キムはカウンター席から見るのだった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〔推奨BGM ジャック・シンドーとウルトラ
マングレート〕
剣持は分身と合流して合体して、傷の回復が大分進んだ事を知る。
「成る程。志岐さんについにバレてしまったか。」
漫画やアニメのヒーローの秘密がバレる
体験を変な形で経験して、犬に噛まれたと
思って開き直る二人。
それぞれの近況を知り、自宅の窓から、夜空に向かって
「レッドサイン!」と叫び。宇宙の言葉が
赤い閃光と共に宇宙に向かって飛んだ。
(何それ!?そんな能力あったの!?)
(……もし今回の俺の予想が正しいなら……俺たちは勝てない……)
ベムの突然のカミングアウトに剣持は驚く。
(じゃあ、どうするんだ。)
(だからもしものために専門家に頼むつもりだ。……後は個人的に調べる事がある。)
翌日。学校に通う剣持は放課後の時間。
各学年各クラスを歩き周り、昨日感じた波長を地道に探していた。
(2ーD組も多少の悪意は感じても、ドス黒い物じゃないな。不満の種類も普通過ぎる……)
三輪や三浦隊員の姿をチラ見して
(本当に怪獣と関係あるの?)
(それを探しているんだ。これで2年はハズレ。次は1年のクラスだ。)
放課後を利用して調査をしている。
(担当が全く違うが……マイナスエネルギーで怪獣が誕生するなら、完全な実体化するのに時間が懸かるタイプ
なら……完全な実体化が完了したら、トゲラの比じゃない怪獣が現れる可能性もある)
この日の調査はここで終わった。
夕暮れ……学校の門に出ようとすると人だかりがあり、
近くの人に聞いてみると。
「不審者がいたらしいよ。」
ちらっと校門の方を見るとサングラスに白いマスクを着け、セーラー服を来ている格好を見る。
(……不審者だ。うちの学校のセーラー服を
着ているけど……怪し過ぎる)
不審者は年上の男の人達に怯えて、
あたふたしている
偶然。不審者と目と目が会い思いっ切り
こっちに向かって手を振るう不審者。
(………………まさか………………)
何かを悟りベムは俺の身体を動かし、
不審者の方に近付く。
警備員「君。危ないよ。今警察を呼ぶから。」
俺は警備員のその発言でガーンっと顔色を
真っ青にする不審者の手を繋ぎ、
「走るぞ。」
涙目の不審者「ふぇ。」
情けない声を出す彼女の返事を聞き、
警備員「ちょっと君!!待ちなさい!」
「すいません。彼女は俺の知り合いです~。」
そう発言すると同時に彼女と一緒に走った。
自分の通う共学の高校を離れ。
目的もわからないまま彼女を連れて走り、
知らず知らずに那須隊長が通う
お嬢様学校の方向まで逃げてしまった。
不審者「ぜぇぜぇぜぇぜぇちょっと休憩しよう。」
「ぜぇぜぇ…ぜぇぜぇ。了解。」
お互いに地面に腰を降ろし息を整える……
不審者「ぜぇ…ぜぇ…マスクが…息が…苦しい。」
「ならその格好のサングラスとマスクを外せ。」
隣の不審者はその素顔を俺の前に晒した。
何かと縁がある彼女と再会した。
「志岐 小夜子さん。」
志岐「……助けてくれてありがとう…………」
「どうして、校門にいたんですか?」
志岐「………………画集は?」
「あっ!?」
私は剣持君の表情を見て、わざとではなかった事を知った。
「…………家の俺の部屋だ。」
志岐「なら今直ぐに行こう。」立ち上がる志岐小夜子
??「あらっ小夜ちゃん。」
後ろから聞こえた声にビクっとする二人。
聞き覚えのある声を聞き俺達は、ゆっくり後ろを振り向く。
那須隊の隊長 那須 玲。
「あんた『お化け屋敷』に配属されたC級の剣持じゃない。」
玉狛支部の小南 桐絵
「珍しい組み合わせですね。」
柿崎隊の隊員 照屋 文香
(ここってアマゾネスお嬢様学校!!)
志岐「ぎょえええ!剣持さん。今こそあの力を!」
テンパる志岐さん。
「使えるか!!!!あぁゆうのは緊急用だ!」
突っ込む剣持。
志岐「でも昨日は個人的に使用してましたよね!」
「走れ!!風の様に!何故人は二本の足があるのか!?」
志岐「わかりました!トゥッ!」
剣持の背中に飛び付く。おんぶしてもらう気だ。
「そのためにはねぇよ!!お前は子なき爺か!降りろ!」
志岐「失礼な!せめて座敷わらしっとか、妖精と呼んで下さい!
絶対に!離しません!!」
怒る志岐の突っ込み
背中に色々な感触を感じながら、迫る脅威に剣持は決断する。
「あぁもう!仕方ない!しっかり掴まれよ!」
そう言うと俺は志岐をおんぶしながら自宅まで走った
後ろの視線は無視した。
那須「えっ!?えっ!?小夜ちゃんが年上の異性と…………えっ!………………ガクッ。」
小南「なっ!衛生兵。衛生兵。」
慌てて那須さんに駆け寄る小南。
照屋「いやっ。先に救急車に連絡を…………」
小南「あっそうか。 あっ先生!」
先生「どうしたの。あっ那須さん!」
夢を見ているような一連の光景を目撃して…………那須隊長は倒れ、その後 救急車に搬送された。
数時間後……那須隊全員が、志岐小夜子に質問攻めをする事をこの時はまだ志岐さんも知らなかった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〔推奨BGM 侵略者を撃て〕
その頃 神奈川県 川崎市。
ロイド達は、ジェットホバー9で現地に到着して、ジャックとホシノと合流。メンバーを分けて怪獣の事を調べていた。
川崎市の上空。
ジャック「そっちはどうだ?」
再び夕暮れの時間に出現した怪獣の周囲を飛ぶ。
ジェットホバー9に通信しているジャック隊員。
チャールズ「……うんともすんとも反応しない。」
ロイド「分析は?」
チャールズ「熱探知は反応はあるよ。でも顔の周りを虫が飛んでいるのに、攻撃も暴れることもないのは謎だ?そうだ!ロイド。」
調べながら変なアイデアが浮かんだようだ。
ロイド「却下だ。」操縦に集中しながら答えるロイド。
チャールズ「まだ何も言ってないよ。」
ロイド「こっちから攻撃はしないぞ。」
ジャック《体当たりもしない。分析が仕事だよ。》
と通信機から聞こえたジャックの声で、
チャールズは、ほかのアイデアを言う。
チャールズ「……音楽でも流すか。最近クラシックにはまっているんだ。」
ロイド「……ベートーベンか?」
チャールズ「……チャイコフスキー。」
ロイド「よし、流して見よう。」
ジェットホバー9には、音楽プレイヤーも付いており、パトロールの最中でも音楽を流せるんだ。
暫く怪獣の周りにクラシックを流し反応が無い事実に
ロイド「全く反応ないな。」
チャールズ「……日本の怪獣には日本の民謡がよかったかな?」
困り果てたホバー9に乗る二人だった。
同じ頃現地の人達に聞き込みをしているホシノチーフとアラシ隊員は、
ホシノ「イポポ?」
アラシ「何ですかそれ?」
老人「昔 神社に祀られていた像ですじゃ。」
老婆「戦国時代の伝説の妖怪で、北条氏康が治めていた相模国に
現れたんです。あっお茶をどうぞ。」
アラシ「もらいます。あっぜんざい
注文してもいいですか?」
『お化け屋敷』のメンバーは、それぞれ調査をしている内にたどり着いた和風喫茶店で有力な話を聞いていた。
ホシノは事前に聞き込みをして、怪獣が神社に祀られている像にそっくりの話は聞いていたが像がどういうのかはまだ分からなかった。
ホシノ(生物じゃないのか?)
ホシノも其なりこの『お化け屋敷』で働いて経験を培い普通ではあり得ない現象は度々身を持って経験して、今日まで生きていた。
ホシノ(流石に妖怪は初めてだな。)
ホシノ「どういう妖怪なんですか?
老人が話してくれた内容はこうだ。
戦国時代。相模国を治めて北条家に都を
追われた元貴族の連中が返り咲くために
北条氏康の元に来た。
しかしそいつら風魔忍者達が調べると悪行
三昧した悪い貴族で……関わればたちまち
北条の名前に悪い噂が立つ
そのため貴族の連中を北条の領土から
出て行くように、言うと貴族達は怒り、
山賊達や海賊達に金をばら蒔き。
北条の領土に襲うように言いふらす。
賊どもは、領土のあちこちに現れて!
略奪を初め、罪もない民達が殺されている。
賊の討伐隊を編成して、貴族達を
成敗しようと北条家は、出陣しようとした
その時。
1人の村娘が北条氏康にこう言った
そうだ。
『お父とお母は!何で死なないと
いけなかったの!!』
この村娘の両親は、貴族達の雇われた
賊に殺されたため、彼女は怒り悲しみ…
…独りになってしまった絶望で、
村娘の村の神社に封印された
妖怪イポポが復活。
城に匹敵する大きな身体を持ち。
口からは光の束を放ち海賊の船を焼き消し、尻尾の一振りは山賊の砦を叩き壊したらしい。
まるで村娘の親を殺された怒りが憑依したかのように、
暴れて貴族達も海賊や山賊達も皆殺しにして、
最後は寺のお坊さんが像に再び封印したと言うお話らしい。
【………………………………………………⋯⋯⋯⋯⋯…】
アラシ「グスッ………悲しい話ですね。それで村娘さんは?」
話を聞いて涙腺が緩んだアラシが物語に登場した人物のその後を聞く。
老婆「不憫に思ったのか。子供がいない商人の養女になったと聞いているのぅ。」
ホシノ「アラシ。今の話……今回の件と関係あると思うか?」
アラシ「おじいさん。イポポの資料は何処かほかにありますか?」
老人「図書館にある太平風土記と言う書物のコピーなら確か妖怪イポポの姿が載っておったはずじゃ。」
ホシノ「情報提供感謝してます。」
頭を下げるホシノ隊員。
ピッピッ。通信機が鳴る音が聞こえて。
アラシ「もしもし。こちらアラシ。応答せよ。」
ジャック「こちらジャック。怪獣?が10分経過して姿を消した。ジェットホバー9のメンバーは先に基地に帰還したよ。」
アラシ「こっちは進展があったよジャック。ローバーで、ある図書館に先に行ってくれないかい。」
ジャック「図書館?もう閉館時間だ。」
アラシ「あっ。本当だ。」
喫茶店の時計を見てもう図書館は閉まる時間だと知る。
ホシノ「こちらホシノ。一旦全員基地に戻るぞ。」
「「了解。」」
ホシノ「お会計を。」レジに向かう二人。
店員「はい。只今。」
老人「ところで、あんた達何のお仕事をしてる方ですのじゃぁ。」
ホシノ「……ただの【特撮研究会】の一員ですよ。」
アラシ「そうです。そうです。」
人なつっこい顔で相づちを打つアラシ
老人「あ~特撮の関係者か?孫が好きなんじゃ。」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
三門市の河川敷。
界境防衛機関ボーダーに所属の三雲 修はボーダーの訓練で良い結果が残せず悩んでいた。
母親からたまには千佳ちゃんと一緒に遊びなさい。
と言われ気分転換に二人で自転車で河川敷まで来た。
雨取 千佳は普段の河川敷がいつもと
違う光景にアホ毛を揺らす。
雨取「修くん。あれなんだろ?」
三雲「あれは?」
河川敷にあるパソコンの粗大ゴミが沢山並べてある?
興味が湧き僕達は、四方に囲まれたデスクパソコンの山に足を進める。
その中心にある随分古い型のパソコンがある。
「三雲 修……」
パソコンに画面が点く。
三雲「なんだ?電気は通ってないのに……」
「私は……ハイパー…エージェント…グリッドマン…」
三雲「グリッドマン?なんだこれ?
誰かのイタズラか?」
自分の名前を呼ぶ古いパソコンを見て、
「私は……銀……連……から緊急
…サインが……送ら……」
三雲「千佳。帰ろう。」
千佳「でも……」
古いパソコンが勝手に電源が入り、変な説明をしているが、僕達に関係しているからわからない。
余りにも怪し過ぎるから、後で『お化け屋敷』に連絡しよう
「レッドマンの要請で来た!」
『お化け屋敷』連絡するため帰ろうとした
僕の足がとまる。
雨取「修くん?」
僕はもう一度古いパソコンの前に立つ。
三雲「君は、一体?」
「ここからではそちらからの声は
聞こえない。キーボードで返事を入力してくれ。」
僕はそれで返事を入力する。
〔なぜここに来たんですか?〕
「レッドマンから神奈川県の川崎市の
怪獣と戦うために救援要請が来たからだ。」
雨取「それって最近ニュースになっている怪獣だよね。」
三雲「僕も見たよ。でも何もしないで
姿を消すだけの怪獣だったはずだ?」
〔あれは大人しい無害な生物では?〕
と入力して、
グリッドマン「あれは、人の憎しみを糧に暴れる危険な存在だ…今は小康状態に近いだけだ。」
グリッドマン「あの怪獣は必ず近いうち暴れるぞ。」
〔僕達にどうしろと〕
後ろの千佳も真剣にグリッドマンの話を聞いている。
「時が来たら君に協力を要請する三雲 修。」
そう言いたいことを言うと古い型のパソコンの電源は勝手に落ち怪獣が暴れると言われたら流石に無視出来ないのに、肝心な所で話はなくなり
僕達は、話の続きを聞こうとしっくはっくするが、電源は点かず、諦めて自宅に帰った……その日の夜は僕は気になって眠れなかった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
数時間前 夕方 三門市
剣持の家。
志岐(////男の子の家に来てしまった////…………)
昨日。自分の家に男の子を泊まらせて……
あれ?何かいつもと違う出来事が起きている状態で、赤い顔のまま座布団に正座しながら、剣持の部屋を見回す。
志岐(あっあれって限定のDVDだ。欲しかったんだよね。ネットでも出回らないレア物だ。)
「はい。オレンジジュース。」
トレイにジュースとお菓子を持って来て、
志岐「ああありがとう。」少しぎこちない返事をする。
「画集は、あったあった。ごめん。
勝手に持ってちゃって。」
自分のゴッドイーターの画集を丁寧に返してくれた。
志岐「どうも。」
私に画集を返して、剣持君は机に向かって椅子に座り沢山の難しい勉強をしている。紙の一つがこっちに落ちて来て拾うと。
志岐(古代の動植物が現代の環境に復活した場合は?)
志岐「あのこれは?」
剣持に落ちた紙を渡して質問する。
「あぁ。これはベックさんの俺にくれた
宿題だよ。」
志岐「……学校の先生?」
「いや、今の配属先の職場の人からの
宿題。この内容は細かい対策や分析方法を
書くのが正解だ。」
志岐「……学校より難しい?」
「めちゃくちゃ難しい。これはまだ解ける方だけど物理学や生物学や航空力学とか多方面で宿題がでるから、
ヘタな大学生より高等勉強しないと、ついていけないなぁ。」
志岐「どうしてそんな勉強を?」
疑問を言う。
「俺以外皆何かのエキスパート
だからねぇ。C級隊員の人が戦略や戦術を
覚えるのと同じだよ。使える特技が多い
方が自分と自分の大切な者を守れる
からね。」
志岐「……そうなんだ……」
答えを知り、何故だが自分と比べてしまう
志岐さん。
今を頑張る剣持を見て。逆に今の自分のふがいなさに嫌になる。
自分の弱点を克服出来れば、皆に迷惑かける必要がなくなるのに…………
「なぁ。映画見ても良いぞ。」
志岐「へぇ?」
「そこの棚に特撮映画の基本1950年~1990年まで揃えてある特撮ファンの連中が唸る作品ばかりだ。
【マタンゴ】と【世界大戦争】は絶対に見るな。キノコが食べられなくなるぞ!」
志岐「【世界大戦争】は?」
「……………ハッピーエンドじゃないことだけは教えておいてやる。見たら泣くぞ。絶対!」
私は棚にある作品の名前を見ながら、
志岐「おすすめは?」漫画やアニメは詳しい私でも特撮映画は初めてだ。
「…………1954年 【ゴジラ】で」
彼は結局ゴジラを見たかったのか私の隣で見ていた。
私は初めて見た特撮映画に鳥肌が止まらない。興奮もした。
「……何回見てもこの映画は良い。」
隣でそう呟く剣持君は、
【宇宙人なのか地球人なのか】
良く分からない。少なくともネイバーではない。
ネイバーにしては彼は………ツッコミ所が多過ぎる。
「うん。スマホにメールあるぞ。」
志岐「あっ本当だ。」
メールを見ると
那須隊長が倒れた。
今すぐ三門市総合病院に来て。
志岐「ああああ」目に見えて真っ青な表情になる小夜子
「どうした?」
突然、顔色が変わった事に心配する剣持。
志岐「今すぐ三門市総合病院までワープ一丁。」
「えっ?ああ。そういうことか。レッドマン超能力ワープ。」
事態を察する彼の力で私は一緒にワープした。
女性タクシー乗り場に…………
志岐「病院って言ったよね!」
ツッコミを入れる私。
「監視カメラやドライブレコーダー
とか沢山ある場所に瞬間移動したら…
…俺は記録に残らないが……志岐さんは映像記録に残るよ。」
それを聞いて私は剣持君とメールアドレスと電話番号を交換しながら、
タクシーに乗り病院に向かった。
志岐(考えてみたら超能力ってデメリットもあるんだよね。って今は那須隊長が安否が先!)
彼との遭遇も私が近道だと普段使わない道を通ったため遭遇してしまった彼にとってはアクシデント。
そう考えるとアニメや漫画の超能力者は意外と大変な苦労があるのかも⋯そう考えてしまう私であった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
志岐さんがタクシーに乗り病院に向かう
姿を見送った俺は、腕に装着している
小型通信機が鳴り!
「こちら、剣持。どうしましたか?」
ムラマツ《こちらは、ムラマツだ。
実は…》
「了解。直ぐに、向かいます。」
(俺の勉強時間が~~)
(【ゴジラ】なんて映画見てるから。)
ゴジラはいつ見ても面白いから良いだろう。
ムラマツ隊長から『お化け屋敷』に
急行してくれと指示が来て
俺は急いで、お化け館に向かった。
作戦指令室内では、黒野先輩とホシノ隊員、
アラシ隊員以外は集合していて俺も椅子に
座る。
ムラマツ「最近 神奈川県の川崎市に現れては消える怪獣についての進展があった。」
イデ「モニターに映します。」
夕暮れに佇む怪獣の姿を剣持は始めて見る。
夕焼けの光が怪獣の身体を所々透けていて
この世の物とは思えない幽霊のようだ。
背中に黒茶色の甲羅を持ち、
顎下から腹から股下の色は黒茶色で、
外側は赤茶色をしている。
頭部に付いている特徴らしい角は動物の
ヘラジカのような巨大な平たい箆(へら)
の角の形で色は黒茶色、両目は動物が持つ
瞳孔のない目をしており、
蛇腹状の身体の模様をした二足歩行
タイプの怪獣?
両手は黒茶色の普通の手先が器用な手ではなく簡単に説明するとハサミのお手てになっている
(エレキングより強そうだ。)
ベック「現在この怪獣まだ分析しているけど、熱はあるのに質量はないみたい。」
チャールズは生物学と考古学は詳しいが化け学は専門外の為に黙って聞いている。
エドランド「実は、さっきアラシ隊員達が、
有力な情報を持ち帰った。」
自動ドアが開き。ホシノ隊員達が戻って来た。
そして老人達の話を俺たちにしてくれた。
サンダース「つまりあれは、封印された像から怪獣が出ているってことか?」
サンダース隊員は信じられないみたいだ。
ジャック「その祀られていた神社は?」
ホシノ「……老朽化して取り壊された。」
アラシ「像は神奈川県の美術館にあるらしい。」
ロイド「なら今すぐにでも…」
ジュリー「最近の新聞読んだ?」
そう言うとジュリー隊員は神奈川県の新聞を持って来てテーブルに置き、
それぞれメンバーに新聞を渡して俺は読むと
「美術品強盗団。神奈川県の川崎市の美術品
を約14品を窃盗。被害総額約12億円。
盗まれた美術品の中には、歴史的な貴重品も含まれており………あっ。」
浮世絵や絵画や高そうな壺に混じって、カラー写真で堂々とあの怪獣?と同じ形をした翡翠の像が載っていた。
サンダース「まじかよ。」驚くサンダース。
エドランド「現在警察が全力で犯人達を捜索している。
パリ本部は我々も捜査協力するように命令があった。」
エドランド「私とベック、サンダースとジュリーはこれから美術品強盗の犯人達を追う。」
「「了解。」」
エドランド「ムラマツ隊長。留守を任せる。」
ムラマツ「そっちこそ気を付けてな。」
そういうとメンバーの半分は、万能ヘルメットを被り、
出動した。
剣持は新聞に記載されたイポポの翡翠の像をみる。
そしてモニターに映るイポポを見て。
チャールズ「ジャック。例のイポポ像の解析資料は?」
ジャック「ちゃんと過去に考古学の博士の
千波博士が調べてくれて、全部翡翠で
出来た像しかわからないって結果は届いたよ。
中に何か入る隙間もないって」
解析資料をチャールズとホシノに手渡し、
ホシノ「今度は心霊学者か別の調べ方が必要だな。」
隊員達が話し合い中で、俺もそのイポポ像について、
剣持は物理学の権威の一の谷博士に電話をした。
一の谷博士は直ぐに電話に出てくれた。
一の谷「もしもし。剣持君。」
「夜分遅くすいません。
実は博士に質問したいことがありまして、」
一の谷「何かね?」
「博士はかつて知り合いの方々と一緒に多くの怪奇現象に立ち向かったと聞いています。」
一の谷「あぁ。ガラダマにナメゴン、
リリーに人が巨大になる事件もあった。」
「実は……像に閉じ込められた怪獣が、
東京に現れた話を聞いて、その話を詳しく
聞きたいのです。」
一の谷「うむ。わしが直接関わっておらぬが、
万丈目君達から聞いたゴーガの像の話じゃな。」
俺は博士から怪獣ゴーガの話を聞き。
俺はイポポの話を博士にした。
一の谷「例の神奈川県の川崎市に現れる怪獣が?」
「美術品のイポポ像が美術品強盗団に
盗まれた事件が、全く関係ないとは
思えないんです。 パリ本部も警察と一緒
に犯人達の逮捕に協力する様に命令も
来たようですし、」
一の谷「わかった。イポポに関する資料を
こっちも調べてみよう。」
「すいません。専門外なのに……」
一の谷「その怪獣が何の目的なのか
はっきりしないから危機感を持つことは
正しい事じゃよ。川崎市の市民の財産と生命
と安全の為でもある。」
そういうと電話が切れた。
剣持は家に帰ることをムラマツ隊長に伝えて、
お化け館から出る。
家までランニングしている最中に突然電話が鳴り。
(もう博士は調べてくれたのか?)
電話に応対すると声は博士ではなく黒野先輩だった。
黒野「大変だ!義妹が家に帰ってきてないんだ!」
「えっ!!真琴先輩が!」
突然の連絡で俺は驚いていた。
黒野「セバスから神奈川に行ってくると
言づてがあって、セバスが今神奈川の情報屋
に情報を貰いに行ってくる。」
「分かりました。俺も真琴先輩が居そうな
所を探します。」
黒野「済まない!必ずお礼はする!」
そう言われ電話は切れた。
(ベム。)
(あぁ。向こうトンネルは、人気はない。
レッドマン超能力ワープ!)
黒野真琴の気配を感知してワープした
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〔推奨BGM 崩壊の蠢動 〕
神奈川県 川崎市 よみうりランド
深夜の遊園地に誰もいないはずなのに
アトラクションや遊具が動くと言う
通報があり、
神奈川県警のお巡りさん二人組が……
パトカーに乗って出動。
お巡りさん1「イタズラか?」
お巡りさん2「とにかく電源を落とそう。」
テーマパークのアトラクションが
勝手に明かりを灯し動いている。
歩きながら進むと、目の前に1人の女の子がいた。
お巡りさん1「君。こんな遅い時間に
どうしてここにいるだ?」
その女の子は白い髪で顔を伏せては
髪で見えなかったが、
紫色の服装で女の子と言うのはわかった。
女の子「……友達を探していて。」
女の子「探しても見つからないんです。」
お巡りさん2「迷子かい?それとも行方不明?」
お巡りさん達は女の子の話を聞くと、
女の子「頼まれたんです。」
お巡りさん達は気付いた時には、
少しずつ少しずつ……
様子がおかしくなっている女の子
女の子「孤独を……奪われた憎しみを…
…亡くした悲しみを!!!!
こんな世界!!!!!」
お巡りさん達「「ギャアアアアアーーーー」」
悲鳴が遊園地に鳴り響く。
その遊園地の外のベンチに1人虚ろな目を
して座る少女の後ろから声がかかる。
「真琴先輩。こんな所で何をしているんですか?」
真琴「!剣持くん。どうしてここに?
あれ?私何でこんな所に……」辺りを見回す。
(私がここに向かったのよ。)
再び真琴先輩の頭の中に声が語られる。
しかし剣持は、気付く事はない。
真琴(貴方は誰?何で?私に構うの!?)
(私は、只自分の欲望に素直なだけ……)
(皆に嫌われるのを恐れている貴方に……
気分転換に思い出の遊園地に案内したのよ。)
(それにしても彼、良くここに私達が、
いるなんてわかったわね。
事前にヒントも何も残していなかったのに)
真琴は剣持の顔を見る。
剣持は遠くの遊園地の明かりを見ながら…………
「こういう場所好きなんですか?」
真琴「えっ?あっ子供の頃に一度だけ、
お母さんにワガママ言って
連れて来てもらったんだ。メリーゴーランド
とかに乗って。観覧車にも乗った。」
「…………大切な想い出なんですね。」
真琴「……うん。大事な想い出。」
少し嬉しそうに話すをする彼女は、
本当に大事な想い出だと、見てる剣持
にもそれはわかった。
それは、彼女と違い家族と遊びに
行った事のないベムでもわかった。
二人は静かに遊園地を見る。子供達の楽園。
真琴「剣持君には、家族との想い出の場所はある?」
真琴先輩と二人っきりでこんな風に
会話をしている剣持は、家族と外出の少なさを
思い出した。我ながら寂しい人生だ。
「…………ごめん。俺の家は、親の仕事が、
仕事のため、こういう場所には一回
も行った事ないんだ。」
真琴「そうなんだ。ごめんなさい。」
「いいよ。気にしないでくれ。」
楽しく話しているのは悪いが、
ここに来た目的を思い出す剣持 夢想。
「それより義兄さんが心配していたよ。」
普段感情的にならない黒野先輩があんなに
必死になって義妹を探してくれと
頼んで来たのは、素直に驚いた。
それだけ家族が大事にしている証拠だ。
真琴「それは後で謝らないと。」
「……何か忘れ物でもしたの?」
俺は学校でのあの日の違和感について考えていた。
あの時の発言や退屈そうな表情……高校3年生だと受験とか就職とかにナイーブになりがちだが、
彼女のあの退屈な表情はそれらとは違う…
…そう思ったのは、剣持の直感だ。
真琴「……そうかも知れない。
思い出せないけど。」
顔を塞ぎ込む真琴先輩。
真琴「きっと凄く大事な物を……」
(貴方は、自分で自分を閉じ込めている。)
ベムの予想道理に核心には触れられない。
それほど親しい人間や家族でも人は隠しごと
をしてしまう。
(自分で自分を向き会う事もしない。)
その為、彼女の好きな話題に変えることにした。
(なら、私が否応なしに貴方の本当の現実に…
目を背け耳を閉じた残酷な現実に……
向き合わせるだけ!!)
「真琴先輩はどうして怪獣が好きなんですか?」
剣持が『お化け屋敷』に配属させられて…
…勉強できる喫茶店で、何だかんだ空いた
時間に怪獣の話をしている…
時の彼女は、本当の彼女……
ありのままの真琴先輩な気がするんだ。
真琴「おっそれ聞いちゃう。だって怪獣は
私の日常を変えた存在だもの。」
イキイキして答える彼女。
彼女は何故か怪獣を見る目が周りと違う。
「怪獣は、人の味方ですか?敵ですか?」
俺は質問した。特撮の怪獣、現実の怪獣、どちらも人の
街を壊す存在。どちらも悪役側…だが彼女は特撮の怪獣の方を応援する。
その理由が何なのか…知りたかった。
真琴「怪獣は人の気持ちなんて知らないよ。人の心なんて分からないし、人の都合に動きはしないよ。」
さも当然のように言う彼女。
(これ以上は無駄なようだ)
俺は情報不足のため話を切り上げた。
俺はセバスさんに電話をして、彼女を見つけた事を報告して。
しばらくして黒いリムジンが見えて来て、
彼女をリムジンに乗せる。
セバス「では、剣持さんも。」
「すいません。友人に連れてってくれたから、そっちに
帰ります。じゃあ。お休みなさい。」
セバス「ありがとうございます。」
真琴「剣持君。お休みなさい。」
黒いリムジンが剣持の前に消えて、
突然遊園地の明かりも消えると真っ暗な闇となる。
振り向かずともわかる程、背後から凄まじい気配がする
(憎しみ…怨念…負の感情に渦巻く。親を殺された子供の怨念が……具現化…否、生き霊に近い存在だ……)
(ベム。俺メチャクチャ気分が悪い。)
「お前がイポポか?」
女の子「お前は誰だ?ただの人間ではないな。」
「質問しているのはこっちだ。」
剣持は振り向くと姿はなく。声だけはする。
女の子「彼女の願いの邪魔をするな。彼女は悲しんだ!
だから彼女の心を晴らす。」
「……現実が否になることなんて誰もが一度は経験することだ。だが夢ばかり見て現実から逃げても、現実は嘘にはならない。」
「お前がしようとしていることは、彼女を余計に1人にしてしまう行為だ。彼女の事をちゃんと考えているなら
お前から卒業させろ。彼女はお前の存在を表す存在じゃない。」
女の子「ならば!お前に彼女の心の闇を晴らす事ができるのか!出来ないであれば!私達の復讐の邪魔をするな!」
そう言うと女の子の声は真夜中の遊園地から夢のように消えた。
「…………確かに俺では彼女の心を晴らす事は出来ないかも知れない。」
「だが!!」
「俺じゃない連中なら彼女の心の闇を晴らす事ができる。」
(彼女……やっぱり真琴さんの事だよね。)
普段の彼女を知っている夢想は、驚いていた。
(人間。表と裏がある。今回の事件を知る為には、やはり……黒野真琴の心の闇を知る必要がある。)
(心の闇か……)
剣持は遊園地を後にした。真夜中の遊園地は
この世の物とは思えない存在が
いるかもしれない。夢想にそう覚えさせて……
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〔推奨BGM W.l.N.R.の休日〕
翌朝 土曜日。学校が休みの日。
神奈川県川崎市の図書館までバスと電車を使ってイポポ
の資料を見に行き出かけていた。
不審者「ガクガクガクガクガクガク」
隣にマスクとサングラスを装備した志岐さんをお供にして……
不審者「なんで私も同行しないといけないんですか!?」
「ネットが得意なら科学特別機動捜査隊の見習い隊員に協力してくれ。」
不審者「断ります!」断言する那須隊のオペレーター。
黒野「あの~」
不審者「ヒッ!」剣持の後ろに隠れる。
「断る場合は1人で三門市に帰って貰うよ。」
不審者「くっ!卑怯な!分かりましたよ。調査に協力しますよ。」凄い力で手を繋ぎ渋々協力する。
不審者「所で太平なんとか記ってなんですか?」
「太平風土記だね。昔の日本を襲った災いについての記録だよ。」
黒野「未来を見る事が出来る予言者が書いたらしい。」
「何だかこの前一緒に同行してくれた玉狛の迅さんみたいです。」
黒野「……否、トリガー技術はまだまだな
俺たちの組織でも…サイドエフェクトは
昔から存在したからなぁ。」
黒野「室町時代に戦国時代や江戸時代の
どれかに未来予知のサイドエフェクトを
持つ人がいたのかもしれないし、
迅さんより凄い正確無比な的中率だったかもしれない。」
「迅 悠一職業占い師。三門市の父です。」
不審者「ブッフ!!」
不審者=志岐さんの脳内に占い師の
格好した三門市の父
の迅 悠一の姿を思い描いてしまった。
そんな可愛く吹き出す志岐さんを見て、
剣持はつい頭を撫でてしまうだった。
黒野「……取り敢えず太平風土記だっけ、
図書館の館長に許可はもらった。」
「外見と能力……妖怪だからなぁ。」
黒野「信憑性に欠けるなぁ~」
市街地を3人は歩くと、周りのお店が
観光に力を入れている。
不審者「……イポポ饅頭。那須隊の皆に
買ってあげようかなぁ」
黒野「イポポの撮影スポット……
……呆れた。」
「怪獣でお土産とか作るなんて……」
剣持はまだお昼頃なのにイポポを見るため歩道橋やビルの屋上に集まる人達を見て心底……呆れていた。
怪獣の話を知っているお年寄りや子供は
、近づいてこなく話を知らない若者達は
怪獣を動画撮影して【いいね】を
もらうため、街のルールを荒らす。
「人間って勝手な存在だな。」
黒野「違うまい。」
そうこうしてたら目的の場所が見えてきた。
俺達は図書館に到着して、館長に会いに行く。
館長「よく来てくれました。」
黒野「早速仕事するぞ。」
「了解。」「りり了解いい。」
太平風土記のコピーを読む。
不審者「マガバッサー……違う。」
「マガパンドン、マガカマイタチも違う。」
黒野「見つけたぞ。イポポだ。」
三人はイポポの外見を見て、夕暮れに
現れる存在と同じ怪獣だと知った。
黒野「……光の束とは光線の事だな。」
不審者「…親を殺された村娘の心の闇が
……怨念の力となり蘇る伝説の妖怪。」
黒野「どうかしたか?」
不審者「ヒッ!あああ」
「……落ち着いて」
不審者「……はい。フッーハァー。」
彼女は深呼吸をして言う。
不審者「……三門市を襲った大規模侵攻
を覚えてますか?」
彼女のその言葉に黒野先輩の表情が変わった。
黒野賢人先輩にとっては触れらたくない話題。
否ボーダーに入隊した何割かの人間が持つ
禁句(タブー)の話題。
その表情を見た彼女はある意味核心に近い言葉を言う。
不審者「あの怪獣の目的は…三門市に
いる人達の中にあの怪獣の力を必要とする人が
…現状に不満を持つ。今の日常が許せない人がいるんじゃないんですか。」
志岐さんは事前にベムから三門市に強い憎しみで怪獣を造り出す人の気持ち悪い気配がしたっと言っていた。
その発言で志岐は城戸派閥のボーダー隊員達かと思ってはいたが、
今朝。剣持君が私の家の前で話を聞くと
「あの怪獣を造りだしたのは……喫茶店ブラックスター2号店に
働いている。黒野真琴さんかも
しれない。」
剣持君が言った黒野真琴さんは知っている。
那須隊の皆でランク戦に勝って祝勝祝いに
訪れた喫茶店の自称看板娘さん。
真琴「那須隊は可愛い子と美少女や
美人揃いだねぇ。」
と私を含めて褒めてくれた明るくて元気な
年上のお姉さん。
それが明るさが私には少し眩し過ぎて
……でも羨ましいとも思って、
…………私とは全然違うって思っていた。
私はこの時………
…どう思っていたのだろう。
当たって欲しい気持ちと…
…ハズレであって欲しい気持ちが交差
していたのかも知れない。
黒野「…………家に来て欲しい。」
彼のその発言で、ある意味答えは出た。
私達は図書館を後に黒野さんの住む
お化け館に向かった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
一方 その頃
神奈川県では、
警察署長「何としても!神奈川の文化
遺産を芸術品を美術品を取り戻し!
犯人達を逮捕せよーーーー!」
大量のパトカーが、機動隊が、犯人のアジトを血眼になって探していた!
それを見ているエドランド隊長達。
サンダース「俺たちいらなくないか?」
ベック「隊長。市民達から犯人のアジトの目撃証言が取れました。」
エドランド「仕事が早いなぁ。全員ローバーに乗り込め
。」
ジュリー「ベック。まだ美術品は密輸されていないみたい。」
ベック「先に賢人から地下銀行のお金の流れを調べてもらって正解だったわね。」
地下銀行とは……犯罪組織や悪の組織達の専用の銀行で
あり、盗んだ貴重な品々を換金するのに足が付かない為
どこの悪の組織も使う裏のメインバンクなのだ。
警察もここの捜査は難しく、『お化け屋敷』の捜査協力
で手早く確認できたのだ。
「「了解。」」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
同時刻 三門市 お化け館。
黒野賢人から義妹の真琴が部屋で寝込んでいる事を聞き
年離れた友人であるキムとジーンは見舞いに向かった。
キム「どうした?友達が来たよ。」
ベッドに座って特撮映画の本を読んでいた彼女は、私が
知っている彼女と違い。元気がなかった。
真琴「……友達なんていない。」ぶっきらぼうに言う彼女にキムは冷静に対応する。
キム「へぇ~入るよ。」部屋に入る。
ジーン「確か前までは、私達友達じゃあなかったけ?」
キム「あたし達何か変わったかい?」
真琴「……別に…悪いのは二人じゃない……」
キム「じゃあ友達だ。」
真琴はベッドから離れ机の椅子に座る。
ジーン「?それ何?」
キムとジーンは、机の横に貼ってある絵を見る。
紫と白色と主体の赤いバイザーの目をした怪獣の絵。
思い入れが強いのか……イキイキした絵だ。
キム「良く書けてるよ。」
真琴「怪獣アンチ……」
ジーン「将来は怪獣のデザイナーね。」
素直に褒めるジーン。
キム「でも私達くらいしか話せる友達がいないのはもったいないね。」
ふと視線を机の方に向けると、小さい赤黒い結晶があり、時折それは小さな紫色の光が小さく照らす。
キム「それをどこで見つけたんだい。」
真琴「…知らないよ!」
ジーン「見せてちょうだい。」
『お化け屋敷』にいる二人は危機感を感じて真琴に頼む
つもりが、
真琴「もう出てって!!!!」
彼女と向き合うジーン。
真琴はその赤黒い結晶を隠すように前に立つ。
その真琴の真剣な目を見てキムは、
キム「ジーン…帰るよ。」
ジーンは驚き。
ジーン「でもキム!」
キム「……いいから。」
キムは部屋ドアの前に立ち。振り返り真琴に言う。
キム「…何時だって…私達は友達で味方だよ。それを忘れないで…私達は友達なんだから…真琴。」
ジーン「辛い時や悲しい時、苦しい時こそ私達のような
友達を思い出して……」
そう言い二人は部屋を出た。
同時刻 美術品強盗団は……ある組織と取引きをしていた。
川崎市のテレビの廃工場で、取引先の組織のモニターの映像が映る。
『守備はどうだ?』
依頼者は秘密組織ガイラットの幹部。
マッド=デボンゲー。
強盗団のボス「おい。見せやれ。」
「へい。」手下達が厳重な箱から出した
物を映像の向こうの人は見る。
イポポ像
今回の盗まれた美術品の一つで剣持達が調べている事件の鍵である。
強盗団のボス「こいつに本当に何十億円
の価値が有るのか?」
『それはわしがそれを本物と
確かめるかで解るわい。』
強盗団のボス「それよりもビジネスの話だ!金は?地下銀行で売り飛ばさずに、こんな寂れた工場を取引場所に
ワザワザしたんだ。」
『勿論。用意済みだ。』
モニター映像の向こう側に莫大な札束が映り、
「「おおー!!」」
強盗団の手下達は喜ぶ。
『さて、問題はそれが本物かじゃ。』
手下「贋作や偽物じゃねぇよ。」
手下達が喚き散らすが、話を先に進ますために、相手の
要求を聞く。
強盗団のボス「わかった。でもどうやったら信じてもらえる?」
『用意した特殊赤外線装置にその像に当てろ。』
見た事もない装置が強盗団の目の前に突然現れる
装置は勝手に作動して赤い光を放ち翡翠のイポポ像に当てる。
「おい!どうやって動かしていやがる。」
『………どうやら来たようだ。』
強盗団の背後に気配も感じず、姿を現したのは、白い髪
をした紫色の服を来た女の子だ。
女の子「確かに本物だ。」
『そうか……』
映像の組織の相手に女の子はイポポ像を掴み。
憎しみを込めた声で、
女の子「さぁ。ボーダー本部を壊そう!!!!」
強盗団のボス「何言ってやがる!小娘!」
銃を女の子に向ける美術品強盗団。そして彼女は、
翡翠のイポポ像の目を強盗団に向けると、イポポ像から
光線が放たれ、強盗団「ギャアアアー!!!!」
強盗団は次々と溶ける初める。
最後はそこに誰もいなかったかのように……
そして翡翠のイポポ像の形にあちこちにヒビが入り、
イポポ像が割れて……
女の子「真琴。今こそあなたの心の闇を晴らして上げよう。」
伝説怪獣 イポポの復活。
その後神奈川県警は、強盗団のアジトである廃工場に到着したが、犯人達はおらず代わりに盗まれた美術品は回収した。
しかし『お化け屋敷』のメンバーが探していた例のイポポの像だけはバラバラに砕けた状態になって見つかっていた。
中身だけなくなったかのように…………しかしエドランド隊長達はその中身を気にする必要もなくなってしまった。神奈川県の川崎市に現れた怪獣イポポ膨大な電磁波を発してついに活動を開始したのだ
そしてその知らせはボーダーと『お化け屋敷』いるメンバーにも届いた。
三門市行きのバスで帰る途中で黒野先輩は俺達二人に話を始めた……
黒野「……俺の……俺たちの育ての親は……近界の第一次大規模侵攻で亡くなったんだ。」
「!!……そうだったんですか………………。」
志岐「どどっ動機は近界ににに復讐ですかかか?」
黒野「……否、家族が残した大切な物を守るため、
ボーダーに入った。復讐とかは……過去より未来のため
にボーダーに入隊して父親の財閥を継いだんだ。」
悲しい表情で俺達に話す黒野先輩。
俺の勉強仲間の染井さんや香取さんもそうだが
ほかの人達も当然ボーダーに入隊した人達の中には、
家を失ったり、家族や友人が亡くなったり、近界に拐われたりしたりして、ボーダーに入隊した人もいる。
どうやら黒野先輩は、そういう理由で入隊したらしい。
黒野「だが…義妹は…真琴は本当の意味で心から笑うことがなくなった。考えると当然だろうな……家族四人の
思い出の我が家は……取り壊されて……今あの場所には、今のボーダー本部が建てられているんだ。」
志岐「今のボーダー本部の場所に!?」
驚く志岐さん。
黒野「家の父さんが、三門市の中心に建ててあの場所から周りの景色が良くみえて……空いた時間には、義妹が
絵を描いていたよ。とても美しい景色を……」
その頃を懐かしむ黒野先輩。
黒野「……だがあの大規模侵攻で全てが変わってしまった……」
黒野「時間がいつかあいつの心を癒してくれると思ったが……どうやら現実は違うらしい。………………………
俺自信…向き合う必要があるな。」
俺たちはお化け館に着いた。
セバス「お帰りなさいませ。ご主人様。」
執事のセバスを始め、メイド服を着た侍女達が出迎える
黒野「セバス。真琴はいるか?」
セバス「お部屋で休んでいます。
黒野「二人ともついてきてくれ。」
志岐「わー本当にいい所の人なんだー。」
高そうな壺や西洋の甲冑を見ながら、ステンドグラスを触る志岐さん。
「置いていくよ。この屋敷。変な破壊の後があって、
変に恐怖の館同然なんだから。」
調度品を眺める志岐さんに、そう言い俺は黒野先輩の後を追う。
志岐「待って!そう言えば、ここの玄関バムスターでも現れた?大理石の床のド真ん中に大穴が空いているし?」
侍女長「小さなお手てがあった巨大なイモムシが穴を開けたんです。」
志岐「へぇー小さなお手ての巨大イモムシねぇ~」
そう聞きながら真琴さんの部屋を目指す。
志岐「…………小さなお手ての巨大イモムシって何?」
「さぁ?」
そして変な疑問が生まれたの志岐小夜子と剣持だった。
真琴先輩の部屋の前に立つ三人。
黒野先輩が部屋のドアの扉に3回ノックをする。
黒野「真琴。今いるか?俺だ。賢人義兄ちゃんだ。」
しばらく待つ。
「返事がないですね?」
志岐「寝てるのかも?」
再び黒野先輩が、ドアを3回ノックする。
黒野「真琴。お前と話たいことがあるんだ。大事な話だ。剣持も連れて来た。友達?と一緒だ。」
「志岐さん。俺たちは友達でしょうか?」
ここ最近の行動を共にする彼女と考える。
志岐「あっ…………友達の定義か~私にはレベル高いなぁ。」悩み始める志岐さん。
黒野先輩はその後もドアごしで話をしたりノックしたり、
「埒が明かない!退いて!」
黒野「こら、女性の部屋にマナーは大事だろ!」
志岐「緊急処置です。剣持君go!?」
俺はショルダーアタックで扉を破壊する!
扉はバラバラになり壊れてしまい俺達は真琴先輩の部屋に入る。
俺達三人が部屋で見た物は…………
沢山の絵だった………………赤黒い血塗れの人達の絵。
建物に潰され死んだ人の絵。
燃える家で焼かれて苦しんでいる人の絵。
真っ白な死人が沢山折り重なる絵。
手足があらぬ方向に曲がり血を流して死んでいる人の絵
断末魔が聞こえそうな叫びをした男の絵。
バムスターやモールモッド達が逃げ惑う人達を連れ去る絵。
首と身体がバラバラになった人達の絵。
まさに恨みが込められた地獄の死者達の絵だ!!!!
三人はその絵の数々を見て絵の雰囲気に飲み込まれそうになった
志岐さんにいったては涙目になり腰が抜けて口を抑える。
黒野先輩も片膝を付く。
俺は机にある真琴先輩の日記を見つけて読む。
日記の内容は三門市に引っ越してからの3年の家族や学校での出来事……
「……私が本当に出したかった真実の絵……」
ベムと俺は……部屋の奥の黒い布を剥ぎ取る。
隠された物…あの日の違和感の正体を…真実を知った。
【夕暮れの三門市】
マドンナ先生が言っていた作品。
黒野「父さん。……母さん…………うっ!」
口を抑え吐き気に苦しむ黒野先輩。
絶命している恐らく二人の両親だろう。血を流し真っ白なった死に顔を手前に……異次元から来た近界民のトリオン兵によって破壊尽くされ燃える市街地……三門市の現在の警戒区域のなった場所の絵だ。
近界民が去り……美しい夕暮れをバックに、瓦礫と化した自分の全てを失った恨みや怨念が籠った絵。
そして黒野先輩達は住んでいた場所が、ボーダー本部の建設の土地に使われ…………!!!!
「真琴先輩はまさか!!クソっ!志岐さん!」
俺は志岐さんに机の日記を手渡し!
志岐「えっ?」
「説明は走りながらする!止めないと!!掴まって志岐さん。」
志岐「ちょっと待って?あ~れ~~」
俺は走る!
もし俺の想像通りなら真琴先輩の復讐する対象は!!
俺は腰を抜かしている志岐さんをおんぶして走る!!
お化け館を走って出る。
志岐「お邪魔しました~~」
メイド「またのご来訪お待ちしてます。」
真琴先輩の現在位置までに間に合うか?
『お化け屋敷』のメンバーのイデ隊員から連絡が入る。
イデ《こちらイデ。聞こえますか?剣持隊員。》
市街地の外れから、必死に走る剣持は走りながら、
左腕に付けてある小型通信機から聞こえたイデ隊員に返事をする。
「こちら剣持。どうしたんですか?」
イデ「怪獣イポポが活動開始。」
「遂に始まったか!怪獣イポポの狙いはボーダー本部だ!」
ムラマツ「隊長のムラマツだ。それは本当か?」
「あの怪獣は人の怨念をエネルギーに替えて活動する怪獣なんだ!今まで怪獣が出現していたのは、エネルギーが不十分だったからだ。」
ムラマツ「どうしてそんなことが解るんだ!」
今は説明する時間が惜しい。
イデ「隊長!活動している怪獣イポポから凄い熱エネルギーが!」
「ムラマツ隊長!ジェットホバー9で出動をお願いします。ボーダー本部を守らないとネイバーに対応が遅れたら大変な事になります。こっちはこっちで頑張ってみます!」
俺は小型通信機の電源を切る。
志岐「どこに向かっているの?」
「……ボーダー本部が遠くから良く見えてあの絵の視点の反対からボーダー本部が見える場所だ!そこに真琴先輩がいる。」
志岐「でもそんな所なんてボーダー本部は三門市の中心にあるんだよ。」
俺は志岐さんをおんぶしながら河川敷方面に走る!
(ベム!)
(ちっ!思い出せ!彼女のあの絵から見えた景色の反対に写る瓦礫の建物の中でボーダー本部が良く見える場所を!!!!)
(っ!!あの場所だ!)
(夢想。心当たりが有るのか?)
俺は立ち止まり志岐さんを降ろす。
志岐「どうしたの?」
「俺が通っている高校だ。そこに真琴先輩がいる。」
志岐「!!」
「……頼みがある。…お前にしか出来ないことだ。」
俺は彼女に大事な頼みをする。
志岐「私には………そんな大事な頼みなんて」
「大丈夫だ……」
言いよどむ志岐に俺は笑顔で言う。
「失敗しても良い…」
志岐「えっ?」
「ヘタくそでも構わない。大事なのは相手の心を信じて
戦う事だから、志岐さんが出来る事を限界まで頑張るしか出来ないから」
「志岐さんの得意も不得意も全部。真琴先輩にぶつけて
くれれば良い……志岐さんの勇気…俺はちゃんと知っているから…」
志岐「…剣持くん。」
「今の志岐さんにしか出来ない事なんだから」
俺は志岐さんにサムズアップしてボーダー本部の方向に向かって言う。
「…それに俺は志岐さんの全部は知らないが…俺が知っている範囲の志岐さんなら任せられる任務だと思っただけだ!」
「俺は俺の戦いをする。……任せたぜ。」
俺は全速力で走り出す
志岐「剣持くん!」
「一応 助っ人を呼んだ!問題は、誰が来るかだが……」
志岐「助っ人?」
背後から志岐さんの声を聞こえる中で、
『変身!』ピカピカーンデーン!!!!
その時夕陽の三門市の上空に熱光線が通過した!
俺の身体は赤く発光すると同時に、全身の細胞が活性化
して俺の姿はレッドマンに戻る!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〔推奨BGM 戦闘母艦スカイハンター〕
先ほど有害巨大生物が活動を開始したため、
上層部は、作戦指令室で会議をしていた。
今回はボーダーはどの部隊を『お化け屋敷』の作戦に参加させるか。近界民から対処は?と会議の最中に、ボーダー本部の各施設内からは緊急アラートが鳴り響く!
それは数日前に各施設に取り付けられた…トリオン兵やネイバーではない存在が、
侵入又は攻撃が来た時に鳴るアラートだ。
ボーダー本部指令室
城戸「私だ。」
ムラマツ「『お化け屋敷』のムラマツです!」
城戸「どうした?何故今このアラートが鳴る。」
ムラマツ「どうやら神奈川県の川崎市の怪獣の狙いが…
ボーダー本部の壊滅らしく………その音は遠距離からの
攻撃が来る知らせです。」
林藤「その攻撃は鳴ってからどのくらいに到着するんだ?」
ムラマツ「直ぐです。」
流石にボーダー本部は沈黙した。
城戸「……今度はもっと時間に余裕を頼むアラートにしてくれ。」
忍田「沢村君。大至急に調べて見てくれ!」
沢村「分かりました!」
本部長補佐の沢村さんを初め各エンジニア達が調べると
沢村「!!ボーダー本部の東から怪獣の攻撃と思われる
熱エネルギーが高速に接近しています。速いっ!!
こっちの対応は間に合いません!」
忍田「各職員に訓練隊員に全隊員!至急ショック態勢!!これは訓練ではない!」
林藤「生きて今回の事件が終わったら、取り敢えず『お化け屋敷』に殴り込みだーーーー!!!!」
唐沢「その時はお供しますーーーー!!!!」
鬼怒田「突然過ぎるだろーーーー!!!」
上層部も全員ショック態勢を取る!
ボーダー本部が光に照らされる……
「「イヤッ!!!!」」
突如ボーダー本部の来た未曾有時の危機。遥か遠方の
東側に来た熱光線は、赤い光と共に現れた巨人の出現によって
空に打ち飛ばされた!
光が三門市の空を照らし大きな音が、三門市にボーダー本部に響く。
レッドマンは片膝を付く。
(大丈夫か!ベム!)
(この威力!!!!伝説の怪獣の名前は伊達じゃないな
!!レッドマン超能力ワープ!)
レッドマンはボーダー本部の前から姿を消す!
ボーダー本部は防衛戦に変わり、東隊を始め、狙撃手と
射手に銃手をメインの防衛戦を展開する。
東「こちら。東、狙撃手チームは、本部の屋上から準備
完了。命令を待つ。」
荒船「こっちも問題ない。しかし」
神奈川県からボーダーに直接ピンポイント狙撃をしよう
とするなんて
嵐山「こちら万能手チーム。敵対象は?」
指令室に連絡する嵐山隊長。
忍田「本部長の忍田だ。敵対象は……」
城戸「レッドマンと怪獣の二体だ。」
忍田「なっ!彼はボーダー本部を守ってくれたんですよ。」
驚愕する声が聞こえる中で、
風間「風間隊了解。」
三輪「三輪隊了解。」
冬島「冬島隊了解。当真。しっかり狙えよ。」
近くにいるリーゼントの少年に言うと、
当真「へぃへぃ。まったまには、普段とは違う的を狙う
のもありか。」
太刀川「太刀川隊。了解。おい!唯我!お前も戦え!」
唯我「なっ無理な注文しないで下さい~~」
城戸派の隊員達は任務に忠実にこなすつもりだ。
嵐山「彼は俺たちの味方かも知れないんですよ。」
前回の宇宙人との戦いの時の話をするが、
城戸「敵だったらどうするつもりだ?」
淡々と答える城戸指令の言葉に、
嵐山「それは……」
時枝「分かりました。しかし万が一の可能性もあります。市街地の人達を避難所まで避難させてから、対象の攻撃を開始しては宜しいのでは、」
時枝の意見を聞き、
忍田「……わかった。指令それなら私からは意見はありません。各B級部隊は、市街地周囲の市民の避難を誘導
してくれたまえ。目標の攻撃はその後だ!」
各B部隊「「了解。」」
目的地は神奈川県の川崎市!!
一方『お化け屋敷』からもジェットホバー9が出動した。
ジーンとキムとジャック隊員達はローバーに地上から出動する。
ローバーを運転するジャックは言う。
ジャック「恐らくあの怪獣は真琴さんの情念や怨念を具現化された怪獣なんだ。」
ジーン「そんな事可能なの?」
ジャック「不可能とは言えない。現に怪獣は活動しているんだ。」
キム「少ないとも、生物じゃない事はわかったわ。チャールズ聞こえる!!」
通信機を片手に言うキム隊員。
チャールズ「生物じゃないなら……これから俺たちが戦う相手はなんだ?」
ジャック「乗り越えなければいけない試練かな!?」
チャールズ「そりゃ冗談きついぜ。」
ロイド「急ぐぞ!チャールズ!」
チャールズ「了解。」
キム「あたし達は真琴を探して見る!二人とも気をつけて!」
ロイド「そっちもな!」
ジェットホバー9からの通信は終了して……
キム「部屋に行った時にはあの結晶はなかった。」
ジャック「その結晶を破壊すれば、あの怪獣は消えるはずだ。」
キム「どこにいるの真琴……」
心配するキム達を他所に事態は変化していった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〔挿入歌 時の中を走りぬけて 〕
神奈川県 川崎市
「「ウオォーン!!!!」」
【伝説怪獣イポポ】
出身地 川崎市
神社に祀られているイポポ像に封じ込められていた伝説
怪獣。尻尾の力が強く、ひと振りで東京タワーを軽くへ
し折ってしまう。口から吐く光線は高層ビルを消し去っ
てしまう。
「「レッドファイト!!!!」」
ワープしたレッドマンは空中からボディアタックして伝説怪獣イポポをダウンさせる!
(次ワープするにはインターバルが5分。その前にこいつの動きを止める!)
ダウンしたイポポに馬乗りをするが、後ろから来たイポポの長い尻尾に首を締められて、苦しむレッドマン。
そのまま吹き飛ばされて、
両者は夕陽をバックに静かに立ち上がる。
両者の間に不思議と風は止み……
両者の姿は夕陽によって赤く照らされ黒い影が生まれる……
両者は互いの敵である存在を無視して夕陽を一度見る。
烏達は両者の間を羽ばたき、川崎市から離れる。
両者の周辺の建物にいる住民達は逃げ惑い、
さながら時代劇の一対一の真剣勝負。
または西部劇の戦い……
両者の間に緊張が走る……そして!
「「イヤッ!!」」
「「ウオォーン」」
掛け声ともに両者同時に激しく動きだす!
互いの全力で取っ組み合う。
力ではイポポの方が強くレッドマンをはね除ける。
地面に倒れるレッドマンだが、直ぐに起き上がり、正面からイポポを食い止める。
(大人しくしろ!)
勢い良く連続パンチをイポポの腹にぶつけているが、
(全然手応えが感じない!)
(そりゃ生き物じゃないからな。)
「レッドチョップ!」
レッドマンはイポポの首と両肩に手刀の攻撃をしまくる。
攻撃をくらいながらもイポポは両手の黒いハサミで、レッドマンを攻撃をして両者防御もなし殴り合いを展開して、イポポは長い尻尾でレッドマンの顔面を連続殴打!
レッドマンは態勢を崩し、怪獣自慢の尻尾攻撃に晒される
(一撃一撃が速く破壊力も段違いだ!)
(ベム!イポポの尻尾を捕まえるよ!)
レッドマンはイポポの尻尾を両手で捕まえ、その状態から両腕にエネルギーを溜めて力一杯に引っ張り上げて、うつ伏せにイポポを倒すことに成功する
さっきと違い、両手で尻尾を持ったままイポポの背中を近づき、レッドマンは893蹴りでイポポに追い討ちをかけ
その姿はとても正義のヒーローの戦い方ソレではない、
イポポはレッドマンの足首をハサミの腕で挟み
「「レッド!!イヤッ!」」
(ぎゃあー挟んだ!!!!)
(意外に痛てええぇ)
レッドマンの両手に捕まった自分の尻尾を無事に救出して、イポポは立ち上がる。
レッドマンは身体素早く転がりながら怪獣と距離を離し、
「「レッドアロー!!!!」」
両手から必殺技の赤い手槍を出現させて、イポポに向かって投擲する!
イポポを胸に突き刺さりイポポの活動は止まる。
両者の間は静かになるが、レッドマンは、自分の仮説が
確かなのか確認している。
しかしレッドマンは警戒を解かず、身構える!
そしてイポポは再び活動する!
(やっぱりこういう怪獣か…………)淡々と言うベム
(不死身の怪獣!)夢想が驚く暇もなく
物凄い早さで、こっちに近づき、イポポは、レッドマン
に攻撃して渾身の右ストレートをレッドマンに叩き付け!
レッドマンは負けじと相手の横っ腹に蹴りを当てる!
そして身体を横回転させて裏拳をイポポの顔面にぶつける!
(…志岐さんは大丈夫だろうか…………)
我ながら無茶なお願いを彼女にした物だ。夢想は彼女の無事を祈るも今は祈る暇すら与えられない。
(あいつを………あいつを信じろ!?俺たちは俺たちの出来る事をやるだけだ!?行くぞ!?)
「「イヤッ!?」」
イポポの首に片手を回し、勢いをつけて怪獣に一本背負い投げを決める!
「「イヤッ!?」」
仰向けで倒れたイポポにレッドマンは、突っ込む!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
同時刻の三門市では、
三雲「はぁ、はぁ、あのパソコンの言った事が本当になった……なら!」
三雲 修は、必死に走る!
ボーダー本部を襲った攻撃はレッドマンが、守ってくれた。
だがあの古い型のパソコンの言う通り、
神奈川県の川崎市の怪獣が暴れ始めたんだ!
目的はあの河川敷だ!
デスクパソコンの山の場所に行く、
どうやら先に千佳もそこに到着してたんだ
千佳「グリッドマンさん。修君が来ましたよ。」
古い型のパソコンに電源が点く。
画面は川崎市で戦うレッドマンとイポポだ。
レッドマンが片肘を何度も怪獣にぶつけて攻撃をしている!
だが怪獣の前蹴りでダウンさせられてのし掛かられる。
馬乗りにされたレッドマンは怪獣のグラウンドパンチの追い込み攻撃を両腕で防御してじっと耐え続ける……
端から見てもレッドマンの方が追い込まれているの様子を三雲達は見る。
大振りになった怪獣の攻撃の隙を逃がさず、レッドマンは怪獣を押し返し
そして距離を取るレッドマンはファイティングポーズを構えながら相手との間合いを測り怪獣は両手のハサミをカチカチと鳴らして、レッドマンの距離を縮める!
戦いを見てる途中で画面が変わり騎士の姿したヒーローが現れる。
グリッドマン「修。来たか!怪獣が暴れているぞ。」
三雲はキーボードで返事を打つ。
〔あぁ。聞きたい事は沢山あるけど時間はないんだろ。〕
グリッドマン「あぁ。レッドマンがピンチだ。
修。さっそく変身だ。」
三雲「へっ変身!?変身ってあの変身?」
すると僕らの足元から光の電線みたいな物が走り!
突然過ぎる発言に慌てる僕達の周りを囲む電源が
点かない粗大ゴミのパソコン達が一斉に電源が点き、
僕の左腕に変な腕輪が造られた。トリオンのソレとは間違いなく違うトリガーじゃない何かを……
グリッドマン「アクセスフラッシュと叫んでくれ。」
三雲「アクセ~~ス・フラッシュ~~」
三雲は、ぎこちなく叫ぶ。
周辺のパソコンが光輝き!
三雲 修を包みこむ!そして三門市の空高く
光と共に地上に落ちてきた存在。
グリッドマン三門市に降臨!
グリッドマン「ダアッ!!」
電光超人が大地に着地する。
電光超人グリッドマン チョン。ポン。ポン。
身長180㎝
三雲「あれ?すいません。何かサイズ感少し身長伸びた程度しか感じないんだけども」
巨大怪獣が相手ならこっちもそれなりの巨大化するかと
てっきり、思ったんだけど
雨取「修君…………大きくなったね。」
そう笑顔で答えるグリッドマンを見上げる雨取 千佳。
三雲「ごめん。////止めて凄く何か恥ずかしい////」
そんなグリッドマンの頭を優しく撫でる雨取さん。
変に格好付けたせいで、とても恥ずかしい
グリッドマン「どうやら、こっちではこの状態で戦うしかなさそうだ。」
三雲「すいません。時間を押しているのは分かりましたけど、一旦変身解除を…やり直しを…グリッドマン「待っていろ!レッドマン!今行くぞ!トゥッ!!!!」ちょっと話をーー千佳ーー!」空を飛ぶグリッドマン。
雨取「二人とも頑張ってね~~。」手を降る雨取さん。
一方その頃
初めて剣持くんと出会ったのは、お薦め映画の話で、
【ゴーストライダー】を那須隊に薦める
黒野先輩にヘッドバットして引き摺る所を目撃した所から……そこからは顔見知りの関係で……
レッドマンを最初に見たのは秘密の動画サイトでニューヨークの怪獣災害の映像がネットで上げられた映像を見た時、ある意味ボーダーで、一番最初に目撃した
のかもしれない。四塚市で、ボーダーがレッドマンとの
邂逅した時から
いつもの私達の世界が音と共に変化したんだ。
ここ最近は…私の人生で、いつもと違う日常を味わっている…そんな気がする……剣持くんの高校に向かって走る……私は…………いつも私はアニメや漫画やゲームの
登場人物に憧れた……いつも彼らは困難やピンチを真っ正面から立ち向かう。……私と違って……彼らはいつでも冒険や戦いが嫌になり、辞めれるタイミングがあるのに、悩みながら迷いながらも、諦めず!進み最後はハッピーエンド。
引きこもる間に随分と沢山の作品を見た……
内容が似てる作品もあったしほぼ被りの物もあった……
つまらない漫画や展開がまるわかりのアニメにも出会った。
人生は美しくないなんて当たり前だ……現実は本やゲームとは違う……
毎日ソレラを見る私でも分かる。でも私は彼ら彼女らのような強い人になりたいそう願った……
自分の弱い所を治したい……そうしょっちゅう思う。
ゲームのゴッドイーターの登場人物達もそういう意味では皆は凄く………羨ましいと思った。
ボーダーより過酷な戦いをしている……
そんな世界で、私は……彼女らの見た目じゃなく心の強さに憧れたんだ
こんな女性になりたいって!
真琴さんの日記を読んだ私は、兎に角走る!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〔推奨BGM 永遠なる勇者 〕
「「レッドパンチ!!!!」」
赤く発光した両拳の突き出しを連続に怪獣に直撃させ空手の右ストレートを怪獣イポポに叩き付ける!
イポポは後退しながら、ハサミを鳴らして、威嚇する
(ベム。腕が上がらなくなってきたよ。)
(……先に志岐さんを、真琴先輩の所に連れて行ってから、こっちに来るべきだったのかなぁ)
レッドマンはスタミナ切れになってきた。
「「ウオォーン」」
怪獣イポポは口から熱光線を発射する
準備をする。
グリッドマン「テエィッ!!」
凄い速さでレッドマンの真横を通り過ぎ……
イポポの顔面に攻撃を食わえて
イポポ転倒させて熱光線をボーダー本部から外した存在に……
レッドマン「イヤッ!」(遅いぞ!シグ……)
専門は違うが数少ない友達の姿を見るベム。
グリッドマン「さぁどこからでもこい!怪獣!」
ファイティングポーズをするグリッドマン
180㎝を見て……………………
そんなグリッドマンに対してレッドマンは
踏み潰し攻撃をする!
(ちょっとベム!!命の恩人だよ名前は知らないけど!!)
(こいつ名前は電光超人グリッドマン。俺の友人の兄だよ!)
グリッドマン「始めまして、ハイパーエージェントの電光超人グリッドマンです。」
(あっこちらこそどうも)
丁寧な挨拶されて夢想は、
良いヒーローなんだなぁと思うの束の間…
…ベムはマジギレしていた。
(うなことより、何でシグマじゃなくてよりによって兄の方なんだ!?つか何で等身大サイズなんだ!?喧嘩売るなら買ってやるぞ!われっ!!)
怒りのマークがありありと出ている。
グリッドマン「あれ?何でこっちが攻撃されているの?私たち共闘しにここに来たのに……」
(おい!弟の方はどうした!お前は帰れ!弟を呼んでから、とっとと帰りやがれ!!)
マジギレのベム!
グリッドマン「弟は今、友人の結婚式の出席している。ハイパーエージェント達も忙しいから私が来たってちょっとタンマ、ホント勘弁して下さい!期待させて悪かったのは、謝るからさ。アッ怪獣が立ち上がる!」
(ちょっと!喧嘩している暇があるなら、共闘して怪獣をどうにかしてよ!)
(ちっ仕方ない!!)舌打ちしながら露骨に
嫌な顔をするベムは、グリッドマンの攻撃は
辞めて、怪獣の方向に向きながら言う。
(ここはいいから黒野真琴先輩にフィクサー
ビームを撃って、彼女の憎しみの心を消してくれ。)
グリッドマン「わかったグハっ!!!!」
怪獣イポポは長い尻尾でグリッドマンを吹き飛ばし、
グリッドマンは建物の壁に叩きつけられる!
「「ウオォーン」」
(グリッドマンーーーー!!!!)
怪獣イポポがレッドマンに向かってくる!
「「イヤッ!!」」
レッドマンは素早く動いて蹴りをイポポの片膝に何回も攻撃する。
イポポは鬱陶しいのかグリッドマンを
無視してレッドマンの方に向かう。
グリッドマン「くっ!簡単には引き返しては
くれないようだな。」建物の屋上から、
イポポの頭部に飛んで行き、イポポの頭部を
集中攻撃を
するグリッドマン「うん?」グリッドマンは
怪獣の角にある疑問が生まれる?動物の角は
代々身を守るためにあるため生える
しかし効果は薄いため、注意そらすのがやっと、
レッドマンとグリッドマンの共闘???
してる間に、
『お化け屋敷』から出動したチャールズと
ロイドは川崎市の現場に到着して、
怪獣イポポと戦うレッドマンを見ていた。
エドランド「こちらは地上から援護攻撃を
開始する。」
0.6㎜電磁レールガンを構えてイポポに
攻撃をする。
『お化け屋敷』のメンバー達。
ムラマツ「川崎市の住民の避難は完了した。攻撃を開始せよ。」
チャールズ「了解。」
ロイド「こっちもやるぞ!チャールズ!」
ジェットホバー9も周辺の住民の避難が完了したから、
攻撃を開始する。目標はイポポの背中レッドマンはイポポの胴体を攻撃しまくる。
対してイポポは、両手のハサミで、レッドマンの腹を掴まえる。
イポポは頭に乗ったグリッドマンを振り払い、両手のハサミの力を上げて、レッドマンを苦しめる。
「「イヤッ!!」」
ジェットホバー9からミサイルが発射され
イポポの背中に命中するが、イポポに
ダメージはない!
チャールズ「こいつ背中硬いぞ!」
ロイド「なら次だ。」
怪獣の長い尻尾を回避しながらジェット
ホバー9は、次の場所を攻撃する。
チャールズ「ここならどうだ!外すなよ。」
ロイド「いいポイントだ。」
ロイドはミサイルからエキシマレーザーに
攻撃を切り替えて、
イポポの後頭部を攻撃して、
「「ウオォーン」」
イポポは口から熱光線を放ち!チャールズ達
が乗るジェットホバー9を狙う!
しかし元軍人のロイドとチャールズの操縦で
これを回避する
チャールズ「危な!ふぅ~~危機一髪。」
冷や汗をかきながら、急降下からレーザーで
攻撃して距離を取る。
ロイド「一体コイツは何なんだジャック!」
ジャック「人間の心かな。」ローバーを運転しながら、
真琴先輩が居そうな場所を探す。
ハサミから解放されレッドマンを助ける事に成功する。
レッドマンは飛び蹴りをしてイポポを転倒させるが、
倒れる直前に長い尻尾でレッドマンを吹き飛ばす。
(ラチが開かない!三門市に戻るぞ!グリッドマン!)
グリッドマン「わかった!」
(レッドマン超能力ワープ。)
レッドマンとグリッドマンは川崎市から姿を消した。
怪獣イポポも後を追うように姿を消す。
サンダース「……消えちまった。」
エドランド「ロイド。怪獣は!?」通信機器を片手に連絡するエドランド
ロイド「レーダーに反応!?三門市に現れました!!」
チャールズ「!!急いで行くぞ!」
ジェットホバー9は三門市の方向に向かう。
ベック「皆もローバーに乗って!」
エドランド隊長達も、三門市に向かう。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〔推奨BGM 神々の闘い 〕
グリッドマン「ダアッ!」
グリッドマンは飛びながら、イポポに攻撃をする。
自分たちを追って三門市に瞬間移動するなんて!
レッドマンはスタミナが完全に切れて正座して、スタミナを回復している。
(……ベム。)
(静かにしろ。身体のエネルギーでスタミナを回復させるためには、無駄に動かないで、休むにかぎる)
(……あの怪獣は、真琴の心を表すんだよね。)
夢想はごっそりなくなった体力を回復させるため頃精神統一をしていた
(…………)
(攻撃が効かない相手と戦うってこんなに精神的にくる
物なんて知らなかった……)
(まだ攻略できる方法があるだけマシだ……)
レッドマンは正座を辞めて立ち上がる。
(人の心に暗い物は誰にでもある。だけど人は自分から
光輝く事ができる!)
「「イヤッ!!」」
レッドマンは警戒区域で戦いの場を移して両手でイポポのヘラジカのような角を掴んで膝蹴りを腹に叩きつける!
グリッドマン「よせ!」
イポポの頭部のヘラジカのような角は角ではなく、
グリッドマン「そいつは牙だ!!」
グリッドマンの言葉がレッドマンに届く前に……
レッドマン身体をクワガタのハサミような牙で、捕らえ、締め上げる!!
(ぐぎゃあああアアアアーーー!!!!)
両手のハサミの比べるまでもない破壊力を持つ伝説怪獣イポポの奥の手。
グリッドマン「今助けるぞ!」
掴まっているレッドマンを助けるためグリッドマンは頑張っているが、全然体格差が足りない!
グリッドマン「せめて本来の身長ならば!!」
怪獣イポポの長い尻尾に羽虫のように叩かれ、トリオン兵に壊された瓦礫に落ちるグリッドマン。
忍田「避難も軒並み完了の報告もあった!攻撃開始!」
東「了解!」
一発の銃声と共に……攻撃が開始された!
しかし東「狙撃中止!!」
的が大きいから外れはしないはずなら、
荒船「まじかよ。コイツ……俺達のトリガーが効かないのか!」
イポポが三門市にボーダ本部に出現した瞬間には、
銃手の攻撃や射手攻撃を開始された。狙撃手達も一斉射撃で攻撃しているが、
怪獣の身体をすり抜けるのだ。
だがレッドマンには当たる。
(痛い痛い痛い痛い!当たってる当たってる。全部こっちに当たってる!!!!)
ボーダーの狙撃手達は、攻撃中止したが、
出水「食らえ!!」
射手の通常弾の雨は、レッドマンに直撃していた。
そんな光景を見るボーダー達。
怪獣イポポはボーダー本部に確実にその足を進める。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
志岐「!?」
河川敷を必死の形相で走る志岐さんは、
四方を囲むデスクパソコンの所に足を何故か止める。
随分と古い型のパソコンが真ん中にあり、
年下の女の子がパソコン画面を食い入るように見てる。
千佳「修くん。グリッドマンさん。」
志岐は画面に映る騎士モドキのレッドマンじゃない姿
を見る。
志岐「これがベムが言っていた助っ人?随分小さい人ね。」
レッドマンもイポポの牙に挟まれ、苦しみもがいている
志岐「ねぇ。あなた。」
雨取「はい。!!って不審者!?」
志岐は自分の格好が怪しい人の服装だと今さら後悔した
志岐「この小さいヒーローさん。」
雨取「グリッドマンさんの事ですか?」
志岐「あなたが知っている事を教えて。私はレッドマンの…………」
言い淀むも彼女は……志岐は……覚悟を持って言う。
志岐「……仲間だから、二人がピンチだから、私たちにできる事があるはず!」
雨取「…………わかりました。」
雨取はパソコンから出現したグリッドマンの事を不審者
?に事情を説明して……
志岐「パソコンから出現したってことは、本体はこの古いパソコンなんだよね。…………う~~ん~~」
志岐は最近レッドマンの無茶苦茶なあり得ない説明を聞き、考えていた。
パソコンの容量で、あの大きさが限界じゃないなら、
志岐「ちょっとパソコン貸して!」
志岐はこれでも自分のパソコンを色々改造を加えている。
目的は下らないのが多いが、長く一人で引きこもる間に、色々パソコンのツールを覚えた
雨取「どうするんですか?」
志岐「そのグリッドマンさんを巨大化させる!」
驚く雨取。どうやらその発想はなかったようだ。
雨取「そんなこと可能なんですか?」
志岐「出来ないと三門市は大変な事になるよ。」
有無を言わせない迫力のある声を出しながらも1993年の古い型の手作りパソコンのデータのほとんどは
壊れていたけど、これがあのヒーローの必要なデータが
あるなら必ず!キーボードで入力しながら探すと、
志岐「見つけた!巨大プログラム。目標をグリッドマンに指定して転送!」
エンターキーをクリックして、
周辺パソコンが光輝き。小さな光が、グリッドマン達の方に飛ぶ!
志岐「じゃあ!私は行く所があるから!」
志岐は剣持の高校に向かって走る!
志岐「走ってやるわよ!こうなったらとことん走ってやるわよ!」
怪獣イポポに踏み潰される直前!
グリッドマンの方に向かって小さな光が飛んで来て……
グリッドマン「あれは!?」
三雲(何かこっち来た。)
グリッドマンは素早くその小さな光を左腕のグラン・アクセプターで受け取り、
クリスタルコンバーターから迸る(ほとばし)エネルギーを全身に漲らせ(みなぎ)左腕を空高く突き出し、
巨大化する!
イポポは転倒して、レッドマンは拘束から脱出して、
ボーダー本部の前に二人の巨人が並ぶ。
グリッドマン「一体誰が……しかしこれで大分楽になった。」
レッドマン「「イヤッ!」」(志岐さんはやっぱり凄い
)
(あの怪獣もお怒りだ!エレキングとサドラとゴモラとアントラーの超獣モドキめ!思い知らせてやる!!)
二人の巨人はそれぞれ構えて、怪獣イポポに立ち向かう!
グリッドマン「行くぞっ!?」
「「イヤッ!?」」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
剣持の高校の屋上……
真琴「やっぱり来たんだ。グリッドマン。」
赤黒い結晶を握りしめ、警戒区域で戦うグリッドマンとレッドマンとイポポを見る。
真琴「やっぱり私を止めるのは、貴方なんだ。小夜子さん。」
屋上から校庭の入口の門を走る小夜子の姿を確認して、
真琴「私、個人的に貴方にとてもシンパシーを感じていたのよ。」
真琴は夕陽を見る。あの日を思い出し、結晶は紫の光を強く輝かさせる。
全てを失った日々を……
志岐は学校が休みで心の中で安心した。本当に……安心した……
男子生徒の群れを掻い潜るのは私には苦難の戦いになるはずだから!学校の先生達は避難したのか校舎は静かで、屋上への階段を走りながら、自分のスマホが鳴る。
志岐「こんな緊急の時に誰……茜。」
しまった!すっかり忘れてた!怪獣が暴れているなら、
市街地の住民の避難の手伝いに那須隊達も当然参加する
のにオペレーターの私がこんな所にいたら、那須隊の皆も心配するに決まっている。
志岐「はい。もしもし。」
日浦「あっ繋がりました那須隊長。」
電話から心配の声が聞こえて来て志岐の良心が痛む……
那須「小夜ちゃん。今どこに居るの!?無事なの。」
同時刻
キムとジーンとジャックの三人は、ローバーを動かしながら剣持の高校の屋上に見えた真琴先輩に気付き!
ジーン「いたわ。あの高校の屋上よ!」
ジャック「了解!」
急いで高校に向かう。
キム達は高校の校庭をローバーで滑走し、
キム「まったく!ローバーを駐車場に止めて!」
近く高校教員専用駐車場に車を止める。
キム「ここから走っていきゃああああ!!」
ジーン「伏せて!」
ジャックはキムとジーンを庇うように動く。
ジャック「ここから先はもう進められないよ!」
起き上がり三人は被害の様子を見る。
その時、熱光線が近くに直撃して、『お化け屋敷』のメンバーは、先が進められなくなった。
一方 志岐小夜子の方は、
志岐「……どこって、きゃああああ!」
怪獣イポポの熱光線が!私がいる高校の校庭に直撃して
爆発した!高校の教室の窓ガラスが大量に割れる音にビビる私は咄嗟に身を伏せて屈む。
那須「大丈夫!小夜ちゃん。返事をして!!」
那須隊長からの必死な声が聞こえる中で、
志岐「……隊長。私は那須隊に入れて幸せでした。」
トリオン体じゃない私は、説得が失敗したら、多分無事にすまない。
志岐「茜。熊谷さんと那須隊長と仲良くね。」
日浦「ちょっと!小夜子さん。何に言っているんですか?場所教えて下さい!私が助けに行きます。」
志岐「熊谷さん。私はあの頃から前に進めたかな。」
熊谷「バカな事言ってないでそこでじっとしてなさい!」
志岐「今いる場所は…………あれっ」
志岐はスマホを見る…………スマホは充電切れである。
志岐「………………私のバカーーーー!!!!」
冷静に今のやり取りを考えると不味い事になった。
志岐「何よ!励まし言葉をもらって、いざ真琴先輩と決戦だと思ったら、これじゃ遺言を電話に残したおバカじゃない!」
今頃 那須隊は感動の涙を流しているであろう。
そして無事に帰って来たら叱られる結末だ!
志岐「でもここも危ないから急がないと!」
闘志を胸に階段を登る!
屋上への扉は開いており私は、心を落ち着かせて歩む。
屋上にいる彼女は、こちら振り向くことなく言う。
真琴「どう?屋上からの見映えは、そんなに悪くないでしょう。志岐小夜子さん。」
志岐「真琴さん……あなたを止めに来ました。」
息切れをしながらも犯人と対峙する私は、
学校の屋上からの景色は、壮絶の一言に尽きる。
怪獣イポポに空手で応戦するレッドマンと巨人と化したグリッドマン?の回し蹴りでイポポをダウンさせるが、イポポのダブルラリアットで、二人の巨人は、地面に叩き付けられる!倒れた衝撃で付近の自動車は飛び上がり落下し、二人の巨人は立ち上がりイポポと力比べをする……
両者の決め手が欠ける戦いに、泥沼の消耗戦になりかかる。
多分 今のままじゃ剣持くん達が負ける……私が説得しないと……彼女を……
真琴「私は怪獣が好き。」
真琴「怪獣は私の日常に変化をくれた。」
真琴「下らない柵も全部壊してくれる。」
志岐「その為にボーダー本部を破壊しようと言うんですか!!」
真琴「そうだよ。だってこんな世界に私の居場所はないもの。」
こちらの方を向かず怪獣の方を向きながら喋る。
志岐「……貴方の事情は分かりました。でも三門市にいる人達は、大なり小なりあの大規模侵攻で、貴方と同じく家族を亡くされても前を向いて今日を生きている人達もいるんです。」
真琴「……あなたの家族は元気?」
志岐「何を言っているんですか!?」
真琴「私は、家族と只幸せに過ごしたいだけだったのに、どうして私の両親は私を置いて死んでしまったの?」
志岐「それは、近界民の仕業でボーダーは寧ろ私達を
守る為に彼らは戦ってくれたんだよ!まだ今と違って便利な物もないのに……」
脳裏を過るのは、緊急脱出のシステム。
今は当たり前でも最初の弧月を始め、オプショントリガーも充実してない中で、彼らは戦ってくれた。
真琴「じゃあ貴方は、黙って現実を受け入れろと言うの。」
彼女は現実に目を背けているんだ。
つまらない退屈な毎日を…………戻ることがない幸福の
日々を夢に見て……
志岐「……そうじゃない!貴方は!沢山の人達
の生活を今現在脅かしているんですよ!それを何にも
思わないんですか!?それじゃああの大規模侵攻の近界民と変わりませんよ!!」
真琴「……思うよ!今この瞬間に私と
同じ境遇の子供が誕生するかも知れない。」
志岐「だったら!!」
真琴「でも私のこの心の痛みは!!家族を失った痛みは、何にぶつけたら良いの!!」
彼女はこちら振り返り私に顔を見せた。
ただ感情の赴くままに泣いていた。
真琴「これでも私は我慢したんだ!前を向いて賢人義兄ちゃんと頑張って二人の分まで生きて行こうって!?でもね?何気ない親子や家族達の幸せそう姿を見ると思い出すんだよ!両親の最後の生き絶える瞬間を!
ボーダーが三門市にいる市民の皆を守る?守るって誰を!
私の両親は何か酷い事をした!
どうして!どうして!私の家庭は滅茶苦茶になって。
住む所まで立ち退きさせられて!家族の思い出の家の面影すら残してくれなくて!ボーダー何て!みんなみんな、私のように成れば良い!!!!全て灰になれ!!」
悲しみと怒りと絶望にブレンドされた彼女の心の闇が…増大して彼女が持つ赤黒い結晶が輝き!
イポポに無限の力を与える!
イポポはレッドマンを長い尻尾で拘束して締め上げる!
「「イヤッ!!」」
(パワーが上がりやがった!!)
グリッドマン「グリッド~~セイバー!!!!」
グリッドマンは、背中からイポポの
頭上を飛び越え、両手を交差して光輝く剣
をイポポに向かって放つ!
光の刃は、イポポの身体を何度も通り
過ぎるが、
グリッドマン「切断出来ない!」
しかし驚く暇もなく
イポポはグリッドマンの顔を連続パンチ
を決める。
グリッドマン「ぐっうわぁ!」
「「イヤッ!」」
レッドマンは踏ん張りながら拘束した状態で、
イポポを引っ張る!
グリッドマンは距離を離れたおかげで、
牽制技を放つ!
グリッドマン「スパークビーム!!」
イポポの周りに動きながら、牽制技を放ちながら!
レッドマンを助けるため!不死身の伝説怪獣に挑む!
(せめて……あの怪獣のパワーアップを防ぐ事が出来れば!)
(志岐さんも戦っているんだ!!負けるかぁあああ!)
真琴「志岐さん……貴方は、外の世界が嫌いでしょ。」
志岐「!!!!」
思い出すのは、ボーダーに入る前の自分。
暗いカーテンで部屋に閉じ込もり1日中ネットやゲームで無駄な時間を過ごす毎日。
両親や友達に心配されても家の外に出ない私。
広い現実の世界を呪った私。
苦手な年上の男性がいるため、外の世界を嫌い。
独り寂しく誰も気付かれる事なく寂しく野良猫みたいに孤独な最後を終える。
そう頭で理解しても苦手な物は苦手だから、克服もせず
に……流れに身を任せてただ流されて行け……そんな日々だったのに……私の脳裏に最初に浮かんだのは!?
那須隊の皆ではなく
剣持「失敗しても良い……」
今も無敵の不死身のチート怪獣に必死に足掻いて戦う…彼らの姿だった。
真琴「……私とあなたはとても似ている……この世界を灰にしてやりたいと思った事……あるんじゃない。」
志岐「それは……」
それは……思った事は確かに……ある。
自分より人生充実している人達……苦労も知らずに、幸福を手に入れた人達……私のような苦手がない同性の
存在に私は醜い感情で嫉妬した……憎んだ……でも……
でも……彼ら(剣持とベム)と過ごす時間が……私の狭い世界を無理矢理壊して……変えてくれた。
彼らはいつも傷付くのも分かっているのにみんなのために世界中の怪獣と戦っている。
緊急脱出のような便利な物さえないのに…………
死ぬかも知れないのに……彼ら戦う。
テレビアニメの主人公達を同じ……逃げるのも辞めるのもできるのに、真っ正面から戦う。
そんな彼らに私は尊敬も畏怖もなく………………
あぁ。彼らは彼らしか出来ない事をやっているんだなぁ
っと怪獣【ゴジラ】の映画で泣く彼らを見ながらそう考えた……
一緒に神奈川県の川崎市の図書館で
調べ物をしている時も手を引いて一緒に走ってくれた時も、その瞬間だけは、外の世界の広さに
圧巻したの一言に尽きる。
なら私に出来る事は……私がするべき事は……
志岐「確かに……貴方の言う通り
…私は外の世界何て灰になれ何て思った事は……ある。」否定より肯定する……自分自身は騙せないから……
真琴「なら私の今の気持ちは分かるはずよね。」
暗く淀み濁った目でこちらを見る。
邪悪な力に魅入られた彼女は、自分の行動が正しいと信じているに違いない……
私もその力があれば、私の中の劣等感も無くせるかも知れない。
けれども!
志岐「……でも思っただけ。本当にそんな事
したいと思うだけなら、私と貴方
では大間違いだよ!」
だからこそ!
志岐「私は、周りの皆が憎んだ事以上に
…私を変えてくれた皆に感謝した!!」
那須隊や加古隊にオペレーター仲間達!
彼女達を呪うよりもそれ以上に遥かに
羨ましいなって思う自分がいる!
志岐「いつも私は彼女達を目標にしている!
もっと自分の世界が広くなりたいと願っている!」
志岐「確かに世界は自分の都合通りにはいかない。でもそれが普通だよ!」
真琴「だから!私は世界を変えるんだ!私と友達の力で!」
レッドマンは、イポポの尻尾から脱出して、
怪獣イポポの身体にレッドナイフで滅多刺しにしているが!
(血の一滴も出ないな。)
(その前に戦い方がもろに殺人鬼の戦い方をやめろよ)
(わかったよ!)
レッドマンはジャンプしながら足を赤く発光させて、
グリッドマンは高くジャンプして必殺技の
「「レッドキック!!!!」」
グリッドマン「超電導キック!!」
二人の同時攻撃するも、
イポポは背中の黒茶色の甲羅で受け止めて、弾く!!
グリッドマン「ぐはっ!」弾き返されると
同時にイポポのハサミパンチを食らい
吹き飛ばされる!
グリッドマンがボーダー本部にぶつかる前に、
「「イヤッ!」」
素早くレッドマンが駆け寄り、グリッドマンを叩き倒しボーダー本部を守る!
(受け止めて上げれば良いのでは?)
額の青ランプが音を出しながら点滅し始める。
雨取「きゃあ!」
河川敷にあるパソコンが火花を放ち、周囲の無数のパソコンも火花と煙を出し始める。
雨取「修くん。グリッドマンさん。」
二人の安否を気遣いながら、遠くで怪獣と
戦う姿を見ながら祈る雨取さん。
「「イヤッ!」」
(おい!アクセスフラッシュの活動限界
時間が迫っているぞ。)
グリッドマン「このままでは!?」
態勢を立て直して、構える二人。
「「イヤッ!」」
(大技は一旦ストップ!動きを止めるのに集中しろ。)
グリッドマン「わかった。」
イポポに立ち向かう!
その光景を見てようやく志岐は気付く。
志岐「貴方にとってあの怪獣は友達なんですか?」
真琴「そう。私の雄一の友達。イポポさん。
寂しい時も辛い時も彼女と共に遊んだ。私の友達よ。」
イポポは警戒区域を暴れるが…
…その区域の建物や民家が一つも
破壊されていない事を……
怪獣は長い尻尾で凪ぎ払うが、尻尾は
車や電柱をすり抜けて、レッドマンに直撃する!
志岐(怪獣の熱光線は建物を壊せるけど
…物理攻撃は対象以外には通じないんだ!)
志岐(人の心の闇を糧に暴れる怪獣なのに……)
私は真琴先輩を見る。そして言う。
志岐「それはイポポさんの気持ちを無視して貴方の気持ちを押し付けているだけでしょ。ただ友達を利用しているだけじゃないですか!」
真琴「違う!」真琴の心が揺らぐ。
志岐「私はイポポさんじゃないです。でも望んでこんな事やって喜ぶような存在じゃない事は分かります。」
確信を持って言う。
真琴「………私達の仲の何が分かるのよ!」
志岐「……友達に頼まれて!人や街を壊して!
それで貴方が心の底から笑顔にならない事ぐらい
あのイポポさんもわかっているはずです!
貴方の心を晴らす為にあの場にイポポさん来たんじゃありません!」
私は何故かわからないけど涙が溢れながら言う。
志岐「イポポさんは、貴方に前向いて貰うために、
貴方自身が過去との決別するために
来たんです。」
真琴「…………ウソよ!私とイポポさんは、この世界を!」
志岐「…………変わりませんよ………」
真琴「はっ?」
志岐「……その理由は貴方が一番わかっているはずです。こんな事しても…貴方の心も……貴方の世界も……何一つ変わりません!」
志岐「貴方の心は晴れないし!貴方の両親も喜びはしない!」
真琴「…………!!!!黙れ!!!!」
志岐「あなたの両親は娘さんが、
こんな事をして笑顔で褒める酷い親ですか!沢山人が死んで三門市が滅茶苦茶になって心の底から
笑う酷い親ですか?」
真琴「違う!!私の母さんと父さんは!!…………あっ!?」
私は何かを憎んでも!それを友達や仲間を
利用して晴らしはしない!
そんな事しても仲間も友達も私も虚しくなるだけだから
晴らす明かりは、きっと誰の心にもある!
真琴先輩にも
志岐「………一度聞きたかったんです……貴方はボーダーの女性隊員や美人オペレーターを対抗心を燃やしている事に…………」
志岐は目の前にいる彼女のある理由が
始めて喫茶店で知り合った時から
疑問だった事を聞く。
真琴「どうしてそんな事を……」
志岐「……あなたと友達になりたいから……貴方の事をもっと知りたいからじゃ……ダメですか?」
〔推奨BGM 夢のヒーローピアノバージョン〕
真琴「…………昔……私の友達作るのが
ヘタで、それでも皆と友達になるため
頑張って色々と流行りとか勉強して
…皆に頼られる女の子になろうとしたんだ。」
真琴「でも大好きな特撮怪獣が子どもの
下らない物って
友達達が何げない一言で、私と本当に
通じ合う友達何て一人もいない……私の好きな物を
バカにされて、私の周りにいる友達は建前ばかりの存在で……」
真琴「沢山の人に囲まれても本当は一人ボッチで、誰か
とこの気持ちを分かち合いたいと常に願って…でも近界民が三門市に現れて、三門市から怪獣特撮映画の販売が禁止されて、私の心の寄り所が次々と壊れて行く
…………本当は世界も三門市もボーダーも関係ない。ただ私の心が……何かに八つ当たりしたかったんだ。」
真琴「私の心がもっと強ければ、我慢出来れば……」
真琴先輩はその場を座り込み。
真琴「私……もう何がしたいか、わからないよ。私の心の傷が……どうしたら良いかわからないよ。」
昔、部屋に引きこもった志岐小夜子に……
我慢は身体に毒だよ。…………
熊谷さんに言われた言葉
ずっと我慢しているといつか壊れてしまうよ。これは、
那須隊長に言われた言葉が、
私の記憶から浮かんだ。目の前の真琴さんは……………
ずっと彼女は誰にもその悩みを打ち明けず、
一人で悩み苦しんで、決壊してしまったんだ……
もし私が那須隊に入る事が……誘われる事がなかったら、
運が悪かったら私も彼女と同じように
なってしまったんだろう。
それでも……
志岐「……弱かったり、運が悪かったり、
何も知らないとしても……
それは何もやらない言い訳にはならないよ…」
真琴「えっ?」顔をこちらの方を向く。
志岐「怪獣の攻撃を止めさせるんです。
その赤黒い結晶を壊すんです。」
真琴「私がこれを。」両手に持つ紫の光を
放つ結晶を、
志岐「………………他者のために変えられるのが人間です。」
ここ最近本当に私は普段とは違う行動ばかり…彼らの出会いが……
志岐「自分のために世界を変えるんじゃない!」
面倒臭いし走るのが疲れたし散々な目にあうし、大変だけど!それでも!
志岐「自分が変われば、世界が変わる!」
彼らと行動するのは全然嫌じゃない!
真琴の脳裏に出会った人達……過ごした時間が、思い出が!心の傷を癒してくれる存在が…………
(全く……漸く向き合ってくれたのね。)
志岐さんの後ろから現れるもう1人の私。
真琴「私は……」
(私は、メアリー・スーじゃないわ。貴方自身が書いた日記の…正直な貴方ってとこかしら。)
そう……私は、引っ越して来てから今日まで色々と正直な気持ちを日記に書いたんだ。
(どっちも貴方自身……日記の正直な気持ちの貴方も…怪獣が大好きな貴方も本当の貴方だから……さぁどっちも受け入れてくれるこんなにも素敵な友達が
本当の貴方を見てくれるわ貴方自身はどうするの?)
真琴「私は……私は……」
(答えは、もうわかっているわよね。)
志岐「真琴先輩。私は本当のあなたと
友達になりたいんです!!だから……お願いです!一緒に前向いて頑張りましょう!進みましょう!過去の悲しみの傷も、皆で抱きしめて進むんです!
心の中には闇ばかりじゃない!闇が大きければ、大きい程……光はより輝くんです!自分で自分を輝くです!…………心の光を輝かせて下さい!!!!!」
真琴「私は!貴方と友達になりたい!!!」
涙声と共に聞こえた本当の感情を私は
叫んだ!
両手に持っていた赤黒の結晶にヒビが入る!
志岐の懸命な説得で真琴先輩の心に光が
射し込む!
(私のお役目もこれでおしまいか……)
もう1人の私は静かに姿を、消してた。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〔推奨挿入歌 夢のヒーロー〕
「「ウオオーーン!!!!」」
イポポがボーダー本部に突進する。
それを止めるレッドマンは、イポポの
頭部の牙を両腕で持ち!
全力でイポポの前進を止めて!
「「レッドキック!」」片足を赤く発光
させて、イポポのハサミ牙を叩き折り砕く
!!
「「ウオオーーン。」」
その隙を逃さず「「レッドチョップ!!」」
で、残りの牙も断ち砕く!だがイポポの両腕のハサミが、レッドマンの首を締める。
(もうてめぇの攻撃にはウンザリだ!)
両腕の力でイポポの腕力をはね除け!
ハイキックでイポポに反撃する!
突然イポポの頭上からミサイル攻撃が
直撃する、
(あれは!?マッハビースト!!)
事前に新型戦闘機の姿を知っていた夢想と
(ジェットビートルの親戚か!?ってかまんまじゃん)レッドマンがツッコミを入れる存在は
【マッハビースト 】高速攻撃機
対空・対地攻撃を任務とする戦闘機。
あらゆる任務に対応できるように造られた万能型。
最高速度はマッハ1.8
多目的VTOL機で救助や偵察、哨戒は
ジェットホバー9より優れた設計をしている。
黒野先輩は、株式会社マキビシが開発した
戦闘機に乗り伝説怪獣イポポに向かう!
家族の心の闇を知ってなお何もしないなんて
家族じゃない!
黒野「もうこれ以上は……失うのは沢山だ!」
ミサイルが飛び!イポポを後退させる!
イポポは長い尻尾を振り回す!
しかしグリッドマンがイポポの尻尾を掴み!
グリッドマン「てぇいや!」
イポポをジャイアントスイングで、吹き飛ばす!
グリッドマンとレッドマンが!
イポポに同時パンチとキックの応酬して!
グリッドマン「グリッド~~セイバー!?」
「「レッドナイフ!!!!」」
空中を飛ぶ光の刃と大型ナイフがイポポの
尻尾を切断する!更に、
ロイド「攻撃対象を尻尾に限定にして発射!?」
黒野「了解!ミサイル発射!?」
川崎市から三門市に戻ったジェット
ホバー9とマッハビーストの連携で
イポポの尻尾が完全に切断されて!すかさずグリッドマンは、両足を赤く光輝かせ!
イポポに向かって空中高く飛び蹴り技を与える。
グリッドマン「ネオ超電導キック!!!!」
イポポの頭に直撃してイポポは倒れる!
だがイポポは立ち上がり!
グリッドマン「グリッド~~」
左腕にエネルギーを貯めて数多の怪獣を倒した伝家の宝刀の必殺技を出そうするグリッドマンをレッドマンは止める
「「イヤッ!」」(もう良い……)
(……消えていく。)
(皆ありがとう。あの子の心を救ってくれて)
レッドマンとグリッドマンの脳内に
イポポの声が、聞こえた。
イポポは、真琴先輩の憎しみの心が消えた事に…
戦う理由も暴れる理由もなくなり……
静かに…蜃気楼か霞みのように姿を消した。
まるで夢か幻のように……
夕陽は終わり夜となった三門市に、
レッドマンとグリッドマンも光となって消えた。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
三門市と神奈川県の川崎市の戦いは終わり。
剣持の高校の屋上では、グリッドマン180㎝は胸から光線を出し真琴先輩と……何故か…………志岐さんも含めて
フィクサービームを放つ。
グリッドマン「鏡から出現した結晶……」
真琴「はい。でもどうして鏡から何て」
考えている彼女を見ながら、
グリッドマン(異次元の使いインベーダーの残党の仕業か?それよりも、黒野真琴は二次元人と地球人のハーフの可能性が高い。)
グリッドマンの脳裏を過る鏡の国の戦士の
姿をグリッドマンは思い出した。
グリッドマン(とはいえ……まずは、)
グリッドマン「この結晶はハイパー
エージェントとして責任を持って回収させて貰う。」
志岐「どうぞどうぞ。そんな呪いのアイテムみたいな物は保管でも何でもしまってください。」
ぐだっと壁に座り込む志岐は、
手でしっしっをして結晶を追い払う。
そして彼は、グリッドマン?は気が付いたら、
消えていた。
屋上で座り込む志岐さんの隣で真琴先輩が
座る。
志岐「疲れた~~暫く休みたい~」
ぐったり顔をする志岐。
真琴「…………」
真琴「……私は近界民と戦うボーダーの
女性隊員の見た目も憧れていたんですが、
それ以上に彼女ら心の強さや勇気に憧れていたんです。」
志岐「………………私もいつも憧れてるよ。
前線で戦う那須隊の皆や木虎さんや、加古隊の皆さんの勇気に……」
志岐「少しずつで…………ゆっくりで良いんだよ。世界なんてのは時間をかけて変わる物なんだから、」
真琴「…………はい!?」
隣の真琴先輩は涙声でそう答えた。
彼女の顔は涙で凄い事になっているだろうが、
私は彼女の方に顔を動かす事もなく。
これから確実に那須隊の皆の叱られる事に…
ヒーローに助けを求めたい気分だ。
志岐「…正義のヒーローって面倒くさっ。」
夜空を見上げるとムカつくぐらいの
沢山の星と月が、
私達を照らしていた。
その様子を高校の校門前で見る剣持は、
(ベム。あの怪獣は、悪い怪獣だったの
かな……)
闘いの最中、折れた牙の断面図は、
黒曜石のような尻尾の切断面も
黒曜石のような黒一色。血も肉もない
(生物じゃない。概念みたいな、存在だよ。)
(俺こう思うんだ……真琴先輩に……
未来に向き合わせる為に現れたのかなって?)
(だとしたら、随分人様に迷惑を掛けた
怪獣だったな。)
建物の被害はここの校庭だけで済んだのは奇跡だ。
彼らの救助はジェットホバー9と
マッハビーストの2機の戦闘機が救助していた。
ロイド「散々だったな。」
ジーン「本当よ。」
キム「真琴。」友達を姿を見る。
真琴「……ごめんなさい。」
黒野「ホント……心配かけやがって……」
そう言うと義妹を抱き締めて、
黒野先輩が泣いていた。
真琴「ごめんなさい、ごめんなさい、
ごめんなさい!」
何度謝りながら泣く兄妹の姿を見てキムは
安心した。
ジーン「良いの?」
キム「えぇ。彼女は勝ったんだよ。」
笑顔で答える。
チャールズ「おお~~い。速く乗って
くれ~~」
操縦席に座りながら、ハンバーガーを食べる
チャールズに、
ジャック「ホシノチーフに叱られるぞ!」
ジャックは一緒にいたはずの志岐さんの
姿を探していた。
真琴「彼女なら大丈夫ですよ。」
そう言うと彼女は、マッハビーストに乗り込み、
皆もその後を続いた。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
志岐「はぁ~~」
誰もいない廊下を一人歩き。静かな夜の
学校を見る。
志岐「……剣持くん。」
彼の教室の彼の席に彼は座って待ってて
くれていた。
「……ここ数日は本当に助かったよ。」
礼の言葉を素直に言う……
彼に対して私は、彼の机に腰をおろし
彼と向き合う。
志岐「…もう手伝わないからね。」
死んでもおかしくない目にあった本心を言う。
「……賢明な判断だ。」
志岐「…………でも三門市を守ってくれて……ありがと……」
私も言いたい事を言う。
「……………………」
彼はこっちをじぃーと見て言う。
「今日のMVPは間違いなくお前だよ。志岐さん。」
志岐「そんな!?皆のおかげで、守った
んだよ。私だけじゃぁ~~」
「例え誰も知らなくても俺は知っているよ。
今日三門市を救ったのは、志岐さんだよ。
影のMVPだけどな。」
志岐「………………有り難くその影のMVPは
貰うよ。」
そう言い私は教室を見渡す。
志岐「皆、ここで毎日勉強したり、
掃除したり、テストしたり、お喋りしたり
しているんだ。」
「……来たくなったら、来たら良い。」
普通は夕陽に照らされた教室で、
仲の良い男女が会話を弾ませるが、
現実は、夜の月に照らされた教室で、
仲の良いか微妙な関係の男女が会話している。
「……ボーダー本部まで送るよ。」
志岐「ねぇ。あの怪獣は悪い怪獣だったの
かなぁ。」
今回の事件……ある意味一番に知りたい事だった
「…アイツはあんなやり方しか出来ないから、友達の心を救う存在に期待していたのかもな。どっちにしろ。
俺達に迷惑を掛けたのは変わりはない…アイツ、多分ボーダー本部も破壊はしなかった。」
志岐「そうなの?」
「破壊が目的なら、レッドマンを無視して、
とっと三門市に向かっている。『お化け屋敷』の攻撃やグリッドマンも無視してボーダー本部をとっくに破壊しているよ。」
志岐「…………【泣いた赤鬼】に出てくる
青鬼になってくれたのかな。」
志岐は子供の頃の幼稚園の紙芝居のお話を
思い出した。
「何だ?その話は?アニメか?映画か?」
志岐「日本の昔話の一つだよ。」
志岐「これを気に読んで見たら。」
満面な笑顔で答える私、
今日の窓に写る月が、いつも違ってやけに
綺麗に見えるのは、大きな仕事が終わったからだろうか……
「地球から見える月は綺麗だな。」
志岐「本当だね。さぁて~」
私は、この時間をもっと味わいたい気持ち
を抑えて剣持の机から降りる。やらないと
いけない事が
私を待っているから、
志岐「ボーダー本部まで送って。」
そうして、私の激動の3日目はこうして
終わった。
彼の超能力のワープを使う事なく一緒に
歩いてボーダー本部に向かう
彼との時間はそんなに嫌じゃない時間だった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
三雲「あれ?僕は何して……千佳!」
河川敷に倒れている千佳に駆け寄る。
雨取「うん。修くん……私何でこんな所に……」
三雲「何でって!!????あれっどうして
僕らはこんな場所で倒れていたんだ?」
二人はグリッドマンの出会いからの記憶が
欠落していた。
雨取「夜遅いし、もう帰ろう。」
三雲「あぁ。」
何もないただの河川敷。その場を自転車で
去った。
グリッドマン(この結晶は、次元帝国
ヘルガイアの結晶……宇宙最強の宇宙恐獣の
食事に、使われる餌。)
星中の人々の絶望と恐怖心を食事にする
存在を育てているのか!!奴らは!
グリッドマンは光となって宇宙に飛ぶ!
(急いで銀河連邦の皆に知らせなくては、
宇宙平和連邦本部の総司令官プロマキシマ
第8星雲人を倒した存在が、復活する!!
!!)
レッドマンとの別れも告げず、彼は去った。
宇宙に新たな危機が迫る。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
深夜 剣持の家
『よみうりランドの観覧車の中で
お巡りさんの二人が寝ているのを警察が
発見しました。証言に寄ると…何も
覚えていないとの事らしいのですが~~』
深夜のラジオニュースを聞きながら、
今回の事件の話は、様々な憶測が
飛び交う話となっていた。
外国のレーザー光線の実験とか陰謀論とかの
話より俺は
今、真の敵と対決していた。
「あ~~お化け屋敷はこれで問題ないけど
ボーダーは絶対に納得しないよなぁ。」
夜遅く愚痴りながら自分の部屋の机に報告書を書いているとすると充電しているスマホが突然鳴り、
俺は、電話にでる。
「もしもし。」
志岐「助けて~~剣持えもん~~」
涙声と共に聞こえた
電話相手は、今回の影のMVPの志岐小夜子さん。
「今、真の敵報告書と格闘中だから
切るよ。」
志岐「私もだよ~~オペレーターが、
不在の理由に始末書を書いてこいって
那須隊の皆が鬼となって!」
「真琴先輩を操る結晶が原因にして、
志岐さんは、真琴先輩を助けた事で、
ボーダー本部に向かえなかったで良いでしょ。」
志岐「でも怨念とか情動とか書いても
ボーダーではやり直しだもん。」
(だもんって可愛いなぁ。)
「その時は、『お化け屋敷』の名前を使って
良いからこっちは、こうした怪奇案件意外に
多いんだ。」
志岐「そうします!」
スマホの電話は切れて、
俺は、残りの報告書を片付けるため、
机に戻る。
〔推奨BGM 光の戦士 〕
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
数日後 お化け館。
黒野真琴は沢山の自分が書いた絵を燃える
ゴミに入れていた。
黒野「いいのか?手伝わなくて。」
真琴「良いの。私が……自分でやらないと
行けない事だから…………」
黒野「悩みがあるなら、いつでも相談に
乗るよ。血は繋がりはなくても俺は家族だからさ。」
真琴「……お義兄さん。」
黒野「なんだ?」
真琴「……いつもありがとうね。今度は友達を
家に連れてくるから、」
黒野「ふふふっ。壊れた扉は今現在
修理してるよ!ほらっもうこんな時間だ。
早く学校に行け!」
真琴「行ってきます~~」
彼女は満面の笑顔で手を振りながら、
学校に向かう。走りながら彼女は思う。
現実は大変だ。
楽して良い思いをしている人ばかりじゃない。
毎日毎時間。苦労しても報われない人が沢山いる。
克服できたとしてもぶり返す事だって
人生沢山ある。
現実にはテレビや漫画やアニメや
特撮のヒーローのような都合が良い物
なんて存在しない。
けれども……けれども……それでも人は、人生に出会ったかけがえのない友達や、大切な思い出を心と胸に
抱き締めて、
今日を……歩み…………走って…………跳んで…………
……私は進んで行く。
今日の自分が昨日の自分にも明日の自分にも負けない………明日が今日より良くなると信じているから……
私は心からそう願っているから…………
彼女の今の部屋の机の上にあの事件の後、私が作ったイポポのソフビが置かれている。
私は……友達とずっと一緒だから………私は…………平気だよ。
〔推奨ED 電光超人グリッドマンEDもっと君を知れば 〕
『次回ワールドトリガーTHE REDmanHEROは、求職者の最
後の希望ハローワークを狙う新たなゾークロンの刺客。
そして現れた敵と熾烈な戦いを繰り広げるレッドマン!
すまん!世界ために死んでくれぇ。
無職の男が公害怪獣に変えさせられても、
俺達に元に戻すことは出来ない。
次回『無職魔境へ飛べ!』