ワールドトリガー・TheREDmanHERO   作:怪物怪人怪獣さん

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誠に申し訳ありません。ファイル07の次回予告
内容に到達する前に話が無駄に長くなって
しまって……ボーダーも活躍させないと
いけない為、那須隊の描写や、三輪隊、
香取隊の描写や色々入れたら10万文字を超えて
しまい……このままでは、フランスのパリで
巨大戦闘も描写しきれない為、前編後編に
分ける必要がありました。
8月22日から2ヶ月まで執筆して
太刀川隊と諏訪隊がゾークロンの円盤で
大暴れする描写がかけなくて誠にすいません。
〔推奨OP ウルトラマングレート字幕版〕


ファイル08 闇からの殺戮者 前編ホーン・デュアウト エルヴィル星人 ミッド星人 暗黒星雲R星人 登場。

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〔推奨BGM 未知への挑戦〕

東京、既に時刻は深夜……

ここはある博士の屋敷、周囲には警視庁から護衛として来た警察官達が待機しており、ここの博士は、自分の研究室に籠りながら、『お化け屋敷』のある光のレトロウイルスを殺菌する研究に関わっており、三門市にある『お化け屋敷』の研究者達とリモート会議をしていた。

ヘンリー博士「殺菌装置の開発研究はどうですか?」

御手洗博士「こっちも問題はない。こっちに搬送されたポイズンゴーストの土くれと最近日本の各地に出現する大型昆虫の死骸から調査した、宇宙細菌を焼却する術は見つかった。後は、どう世界中に散らばったレトロウイルスを殺菌するか……」

ヘンリー博士「雨に混ぜて降らせるのは、どうですか?深海に潜む怪獣も地底に潜む怪獣にも効果があると思います。」

秋月博士「だが人体に完全に無害になっているかと言うと難しい段階だ。実験するにしても今回の会議はまずは装置の完成度合いを知る為に極東科学研究所の皆さんに協力を要請したのですから。」

御手洗博士「6割は問題なく、しかし残りの4割の部分を担当するはずだった緑川博士と志度博士、神教授が亡くなってしまい……」

突然背後の御手洗博士の部屋のドアからノック音が鳴る。

その音にビクりとして博士達に緊張の糸が走る。

御手洗「誰かね?」

冷静に御手洗博士は椅子から立ち上がり、ドアの方へ向き直りドア越しに訪ねると、不気味な静寂を錯覚しているたどたどしい返事が返ってきた。

「夜分に遅く申し訳ありません……『お化け屋敷』の剣持夢想です。お食事を持ってきました。毎朝新聞のカメラマンの京太郎さんから事件現場のフィルムの現像が終わったと写真を持ってきました。」

若い少年の声に、御手洗博士はドアを開けて彼の姿を確認する。

彼はトレーにサンドイッチと飲み物を持ちながら部屋の前に立っていた。

御手洗「すまないな。さぁ部屋に入りたまえ。」

「いえ、こんな状況ですし、失礼します。」

剣持は博士に招かれて部屋の中に入り来客用のテーブルに食事のトレーをゆっくりと置き肩掛けカバンから東京各地の事件現場を撮影した写真を御手洗博士にお渡しする。

「どうぞ。」

御手洗「ありがとう。…………」

剣持に渡された複数の写真を順番に見て確認する博士。

御手洗「このサングラスの男は?」

「それは⋯」

写真の撮影した京太郎さんの話によると、研究者達の自宅周りの住民達に目撃されている最重要の容疑者らしい。

御手洗「一の谷博士は何と言っていたかね?」

「一の谷博士が言うには、まだ東京で起きた殺人事件と言う事で情報を規制してますけど、狙われた人には共通点が2つ、一つ目は、全員極東科学研究所に協力している博士達、もう1つは……」

御手洗「光のレトロウイルスを殺菌装置開発協力者。って事だろう。」

「⋯そうです。」

まず光のレトロウイルスについて、それはゾークロン星の細菌兵器であり、地球上の生物、無機物に感染して怪獣にする恐ろしい侵略兵器なのだ。

そして『お化け屋敷』はレッドマンが地球で剣持(死体)に憑依したと同時期に世界中にバラ撒かれた光のレトロウイルスが

危険な物と判断して自動追跡の装置の開発や殺菌装置の開発に力を入れていた。

光のレトロウイルスの自動追跡装置は、ポイズンゴーストの事件に導入された。

しかしゾークロン達は、自分達の怪獣や計画を邪魔する『お化け屋敷』を危険と判断してさっそく行動に移す

まず東京に住む城北大学の緑川教授が、自宅の自室の密室で細い糸に首を絞殺された。

愛娘の緑川ルリ子さんが、第1発見者で直ぐさま警察と救急車に連絡する。

警察達が殺害現場に到着した直後緑川教授は、緑色の泡となって溶けて消えてしまった。

愛娘は父親の遺体が溶ける光景を目撃して放心状態になり、警察官達も普通の事件ではないと、直ぐさま『お化け屋敷』に調査要請が来た。

鑑識もジーン隊員とジャック隊員も調査の結果、部屋は完全な密室で侵入の形跡はなし指紋も教授やルリ子さんのばかり、怪奇密室殺人事件の1つとして片付けられる。

それから2日後、志度博士が密室殺害されてしまう。更に5日後、神教授は予想していたのか城北大学にある研究室に、警視庁から腕利きのSP二人を要請してもらい研究室の部屋の前に

待機してもらい光のレトロウイルスの殺菌装置開発を研究室で進めていたが、窓ガラスが割れる音と銃声が鳴り、SPが慌てて部屋に入ると内臓を撃たれた神教授がいた。一人のSPは犯人を追いかけて残ったSPの一人に

『極東…科学研究…所の光の…レトロ…ウイルス殺…菌装…置…開発メンバーが狙われ…ている……敬介。』

と発言して息を引き取る。そしてSPの目の前で泡となって消えた。

犯人を追いかけるSPは行き止まりに何とか追い込むが何と犯人は壁に張り付き姿を消す。と言う超常現象を目撃した。

これには近隣住民も多数目撃した為、連続殺人事件としてニュースで報道。

警視庁も捜査一課の力を使い東京にいる極東科学研究所の協力者の教授達の自宅や仕事場に待機しているそして三門市にも、御手洗博士や一の谷博士岩本博士と言った『地球の頭脳』もいる為

『お化け屋敷』の警務隊員達も護衛している現状なのだ。

「はい。一の谷博士は曰く、これは宇宙人(エイリアン)もしくは、」

御手洗「田子の浦で君が撮影した侵略者(インベーダー)の仕業か。少なくとも怪獣がした事ではない。」

カンフー「剣持。ドアの開けっぱなしはダメだぞ。敵がメンバーの誰から狙うかわからない現状護衛がいくらいても

守りきれるかわからないんだから。」

部屋をひょっこり覗く顔を出すカンフーこと鳳レオ隊員。

「直ぐ戻ります。博士、じゃあ。」

そう言い俺は御手洗博士の部屋を去る。

御手洗博士は椅子に座り研究の報告書を確認しながら剣持が持ってきたサンドイッチを食べる。リモート先の博士達もそれぞれ片手間で食事を取る。

御手洗「あぁ。さて、諸君。今夜はもう遅いそろそろ仮眠する時間だな。これ以上は明日の研究に支障をきたす。」

秋月博士「では今日の研究会議は一旦ここまで、明日の12時にまた、」

ヘンリー博士「皆、くれぐれも気を付けて奴らはどうやって我々を狙うかわからない。」

御手洗博士「では皆、お休み。」

「「お休みなさい。」」

 

そう言い終えて、リモート会議のモニターは消え。

御手洗博士も食事を早く終えて歯を磨いて部屋を消灯させベッドに入り寝る。

 

不気味に蠢く恐るべき侵略者の影⋯⋯彼らは人が想像もつかない方法で我々の住む美しき地球を狙う。

 

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ファイル08

闇からの殺戮者

ホーン・デュアウト

登場

 

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三門市の朝、俺は目が覚めるとシングルベッドから起き

上がり、近くの目覚まし時計の時刻を見て

「起きるか…」

気だるげに頭を掻き、部屋を出る。一階の台所の横にある冷蔵庫を開けて、

「フルーツグラノーラを食べる為の牛乳がもう余りないな。地球の飯は種類が多いのも考え物だ。」

残り牛乳をどんぶりに入ったグラノーラに入れて、スプーンで食べる。

沢山の穀物の味と牛乳の味が混ざり、なかなかベムの舌を癒す、

朝ご飯は、プロテイン……ではなく、こういう物を食べている。

テレビも点けず朝の学校の準備をして家を出て登校。

趣味の携帯ラジオに電源を入れて朝のニュースを聞く。

『今朝のニュースをお伝えします。深夜3時頃極東科学研究所の協力している国際宇宙開発局の所長ヘンリー博士が、東京の郊外の屋敷の自宅の自室にて焼死体になって発見されました。なお警視庁からの発表によりますと自殺ではなく殺害されたとの事、そして自室の部屋の前には警視庁からの刑事が待機していた為、完全な密室だったとの為これで連続科学者殺人事件は、4件目になります。』

 

三門市 剣持は高校に向かいながら、携帯ラジオのニュースを聞く。

「…………」

スマホからメール鳴る音が来て

確認して見ると相手は志岐さんだ。

志岐『明日の秋葉原に行く予定キャンセルにする?』

『いや、付き合う。東京を基本活動している謎のサングラスの男は、警察は指名手配にしているが、京太郎さんの写真を拡大したので顔を良く見ると行方不明になった近所の国田ゴンザレスに似てるんだ。』

志岐『その人が犯人?』

『アラシ隊員とロイド隊員の三人で自宅を訪ねたが、部屋は行方不明になったままの状態…帰って来た形跡はなく、埃やカビが溜まっているしそもそも物を動かした形跡もなく庭の草も生えきっていたし容疑者だが潜伏先がわからない。探知に引っ掛からないのも問題だ。』

志岐『難事件なのに有給で私のわがままに付き合って良いの?』

『俺の出番はまだない。3件目の事件は射殺だが死体は溶けて無くなったし十中八九ゾークロン達の仕業だ。』

志岐『……』

『気分が優れないなら、気分を良くするだけだ。俺も三門市以外の街に興味あるからな~~案内は任せた。』

志岐『うん。任された。』安心させる様な

返事が返ってきた。俺はそれを見てメールのやり取りを終えて俺は高校に走る。

 

(どう暗殺しているかも問題だが、奴らどんな手段で博士達の居場所を知るのかそれが問題だ。)

河川敷を通り過ぎながら剣持は、警視庁に向かったホシノチーフとムラマツキャップの事を考えていた。

(今夜はホシノチーフとムラマツキャップが秋月博士の研究所を警護するらしい。SGMの村上チーフと藤本隊員も捜査に協力

してくれるらしいし、)

ベムこと剣持の姿で高校の教室でしばらく授業を真面目に受けながら、剣持の意識は窓の方を見る。

(雲はいいな~~自由で、)

(授業に集中しろ。当てられたら答えは剣持に答えて貰うよ。)

(…少しはボーダーの事を考えたよ。B級ランク戦は今どうなっているか?)

(観戦が趣味のお前は自分で、チームに入るなり作るなりそういうのに興味はないのか?)精神世界で会話をする中で、

(俺はベム程強くないんだ。観察力は相手に話を合わせる為に自然に身に付いた物だし)

授業終了のチャイムが鳴る。

放課後

マドンナ先生の手伝いをする俺は、教材を運びながら、今回の怪奇事件を思考する

前に進み歩く先生は、後ろを振り向かずに聞く。

マドンナ「何か悩んでいるの?剣持君。」

「えっ?」

マドンナ「本郷先生の化学の授業面白く

なかったかも知れないけど。真面目で良い先生じゃない。」

「いえその事について悩んでいた訳ではないんです。」

マドンナ「あら?そうなの?」

「⋯⋯ある推理小説のトリックを調べているんです。密室で指紋も毛髪も被害者のしか残さない犯人の犯行を……」

マドンナ「…小説を読む事は良い事だけど私生活に影響があるのは先生、余り感心しないわ。」

「すいません。」

素直に謝る剣持。考え事が多い為それで周りに影響があるのは

悪い流れだ。

マドンナ「その密室、普通のやり方?」

注意をしてくれた先生もなんだかんだ興味はあるみたいだ。

「魔法みたい物はないけど、創作物のSFはありの内容です。」

歩きながら俺は答える。

マドンナ「なら犯人の本当の狙いが別にあるとかは?」

「例えば?」

マドンナ「密室殺人事件は相手の注意を引く為で本当は、別の大きな事件を準備しているとか?」

別の目的ねぇ~~目的は地球侵略で、基本手段は怪獣による侵略だ。博士の暗殺は俺の知っている連中してはまどろっこしい物なのに、それを実行している。

「さっぱりわからないから別のジャンルの本でも読む事にします。」

俺は考えが上手くまとまらず、怪奇事件の考えを一度辞めた。

「マドンナ先生は逆に悩みはありませんか?手早く片付けますよ。」

先生は考え込み

マドンナ「生徒達が相談に乗る前にイジメが解決した事が、多かったから今は、悩みは私個人の事ね。」

(そういえば、ベムは最初の頃獲物を求めてさまよい歩いて、イジメの連中を通り魔したな。)

「教師関係は大丈夫ですか?」

マドンナ「変な先生は君が成敗してくれたんだから、大丈夫。むしろ本当に感謝しているのよ。女性に嫌な事しようとした生徒達から私や女子生徒達を助けてくれて学校が楽しいって最近思うようになって来たんだから」

マドンナ先生は、振り向いて剣持にそう言う。

明るく心からの笑顔で

(それも獲物をさまよい歩いた結果なんだけど政治家の息子や大企業の社長の子供達とか、関係なく潰したレッドマンが一番怖い。((( ;゚Д゚))) )

(俺に世間は関係ない。)キッパリ言う。

(俺は世間に振り回されたくないの)

「そう思ってくれるなら、俺が動いたかいはありましたよ。」

俺も笑顔で返す

マドンナ先生はそんな俺の顔をじっと見て

「先生?」

美人の先生が考え込む姿を意外に可愛いと

剣持は思っていると先生は言う。

マドンナ「……君こそ最近学校に通って楽しい?」

「……どうしてそんな質問を?」

マドンナ「先生、君がクラスメイトと会話している姿が余り見たことなくてね。……そこが少し心配かな?事務的と良いと言う先生達もいるけど私はもっと君のありのままの素顔が見てみたいかな~~」

そう言われて、ふとベムは考えた。

ボーダーの事は余り言わないし、『お化け屋敷』の事も、映画鑑賞が趣味でも、ジャンルによって話が盛り上がらない場合

がある。

人知れず、日々怪奇事件や怪獣、宇宙人の関係で、

レッドマンに姿を変えて、戦う剣持の周りには剣持と仲良しのクラスメイトは1人も存在しなかった。

その友達が人質になる可能性もあったしベムが剣持(死体)に憑依して高校に通い初めた頃には、もうすでに、クラスメイト

はグループを作り終えて、剣持の雰囲気も変わった為、友達になってくれる人は現れ

ない。

「……出遅れただけですよ。それに1人だから何とかなる事もある。」

俺は先生に実は気にしてる事を指摘された為ややぶっきらぼうに答える。

なんだかんだ、ベムも俺も共通するダメな所を突かれて、そんな俺の不貞腐れた顔を見た先生は真面目に言う。

マドンナ「………先生は1人の力には限界があると思うの。

確かに1人で何でも出来るのは素直に凄い事だと思うわ。でも誰かと力を合わせてみれば、もっと凄い事が出来ると先生は思うの。だから友達は作った方が良いわ。自分の人生を変えてくれる切っ掛けは…いつも自分以外の物なんだから、何か困った事が合ったら先生に相談してね。」

気がついたら職員室に到着して、

先生の教材を職員室の先生の机に置いて

「教室に戻ります。次は歴史の授業なので」

先生に別れの挨拶をして俺は教室に戻る。

廊下を歩きながら先生の言葉がひどく耳に残る⋯⋯"友達"

その言葉がレッドマンにとって、大変メンドクサイ物だと、俺はまだ何も……知らなかった……

 

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剣持が高校で授業をしている間、

東京の警視庁の極東科学研究所関係者

連続密室殺人事件捜査本部では、

犯人が次に狙う科学者は誰か、犯人の確保

と犯人の行動範囲について議論していた。

捜査一課長の町田警部は、煙草を吸殻に

入れながら、口を開く。

町田警部「SRIのマトやん達の科学捜査から

報告が上がった結果。周辺から怪しい電波

などは感知せず、窓などにも指紋や出入り

の形跡はない。完全な密室殺人だ。」

ホシノ「……足跡は必ずある。犯人が

どうやって、博士達の居場所を特定して

深夜に動きだすのか……」

殺害された博士達の屋敷や研究室の見取り

図を見る。

一見怪しい隠し扉もない普通の構造だ。

不動産会社に問い合わせて実際に警察

も調べた後だ。

黒野「例のサングラスの男が見せた

壁抜けもキングアラジンの方法では何も

見つからなかったようですね。」

ペンライト型の小型光線銃の

スペクトル破壊機を机に置き、

ホシノ「深夜……連続殺人……壁抜け

…まるで3年前に警視庁捜査一課を去った

村上浩刑事の最後に担当した事件に似て

ますね。」

その言葉に警視庁捜査一課の刑事達は、

戸惑う。迷宮入りした殺人事件で、凶器

は村上刑事の拳銃。しかし指紋は村上刑事

以外の指紋も合ったが、調べた結果、既に

死んだ人間の指紋とわかった迷宮入りの

事件だ。

懲戒免職された村上浩は御手洗博士と

出会い

SGMのチーフとして、『お化け屋敷』と協力

関係になり、怪奇事件の解決と迷宮入り

した事件の真相を知る為に行動している。

ムラマツ「……確かにあの事件も彼は

警視庁を去る前に、犯人は壁抜けをした

と言った。もしや、同一犯か?」

ホワイトボードにかいてある。

状況を見る一同。

容疑者、サングラスの男。

被害者①緑川博士、

被害者②志度博士、

被害者③神教授、

被害者④ヘンリー博士、

犯行いずれも深夜、

ホシノ「……偶然にしては、出来過ぎだ。

あの事件は政治家や防衛省の高い地位を

持つ人々が殺害された。

今回も似たケースなら、科学者の警護は、

我々『お化け屋敷』の出番だな。」

研究、分析、調査、対策、を基本とする

『お化け屋敷』には優秀かつ変人揃いの

科学者のエキスパートが揃っている。

そして科学者の知り合いには、科学者も

いる。特殊な物を開発する人達もいる。

ムラマツ「警視総監がマスコミの注意を

引いてくれている間に、何とか事件を

解決しないければ、」

警視庁の捜査会議が一旦終わり、

ムラマツキャップとホシノチーフは

そのまま秋月博士の研究所に向かうらしい

黒野は警視庁から研究所に向かうキャップ

達を見送り、黒野の知り合いの科学者。

極東科学研究所の南原光一博士に会いに

行く事に、

南原光一博士は、烈破室長の知り合いで、

沢山の御弟子さんを持つ科学者だ。

多方面で知識を持つ南原光一博士なら、

今回の怪奇事件の解決の糸口を見つけられ

るかも?

 

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海底

ゾークロンの円盤にて、

大殺戮(カーネイジ)

ホーンCV内田直哉

「身体ガ馴染ンデ来マシタ。」

大量の地球人の死体の山の上に座っている

ドンはその光景に絶句している。

格闘家や傭兵、軍隊、地球人の身体能力を

ゾークロン達は知るためUFOで誘拐をしたが

ホーン・デュアウトによって皆殺しにされて

いた。

キリキリCV戸谷公次

「ちゃんと死体は宇宙人の入れ物に

にも、ゾンビ兵士にも使い物はあるだろ。」

ドン「だがこれは幾ら何でもやり過ぎだ。」

ホーン「ユーニミーノ気持チヲ理解サレテ

貯マルカ!!!!」一振りで死体の山を

バラバラにする。ドンは血吹雪が舞う光景

に絶句する中で、ホーンと付き合いが長い

キリキリは冷静に言う。

キリキリ「気を付けろ。こんなの日常茶飯事

だ。こいつは他人に理解を示されると

ソイツをからかいながら殺す。

コイツの接し方は、獲物を用意して

コイツの殺人衝動を満足させるそれで奴は

満足して俺達と協力関係を継続する。

それがホーンとの接し方だ。」

部屋の隅っこにあるネクスト・シングの

怪獣培養プラントを操作しているキリキリ。

キリキリ「わかんないかな?ホーンの同化

能力は過去最高レベルになった。シリアル

キラーのホーンにしては前の出撃は俺達の

計画を邪魔する存在の確認。更に、協力者

が自ら志願してくれたんだ。」

現在、宇宙生物に地球生物を混ぜる宇宙

合成怪獣の制作は、キリキリと協力者の

地球人の科学者が携わり開発している。

地球人の科学者「それより、私が渡した

殺菌装置の開発関係者は暗殺しているか?」

キリキリは彼の方に向き直り、

キリキリ「勿論。俺達ネクスト・シング

は、確実に地球侵略をする。

お前のリストは有効活用しているさ。」

地球人の科学者「極東科学研究所の連中が

苦しんで死んでくれるなら、俺の挑戦を

『お化け屋敷』の連中は必ず気付く、

俺は……俺は…烈破博士を見返したい!」

その言葉には怨念が込められている重みが

あり、

地球人の科学者「学会の連中も世間の奴らも

私の研究を人道的に駄目と決め付け!

学会から追放しただけでなく!悪魔の科学者

と勝手に喚き散らし!奴らは私から社会的な

地位すら奪ってしまった!」

この男の名前は、竹中凱(ガイ)博士。

烈破博士の教え子の1人で、生物学、

遺伝子工学に長けた科学者である。

科学は平和の為に…を基本とする

科学連盟に所属しながら研究テーマが

人道的に危険な恐ろしい研究をしていた。

その研究テーマとは放射能に耐えられる

人を造ると言う物で彼は秘密裏に

生体実験を続ける異端の科学者だった。

報告では実験は最終段階に入り、

成功も間近であるとされたが、

誰もその経過を知らず、また誰も信じようと

しなかった。

対怪獣用に研究を重ねてきた

『筋肉強化システム』を開発していた。

筋肉強化システムは失敗して、反動で

急激に顔が爛れてしてしまう。

非人道の研究テーマに世間は彼を糾弾して

彼を学会を追放されてしまい。

人間に復讐する為、悪魔(エイリアン)に

魂を売ったのだ。

竹中「理論上これで宇宙合成怪獣は、

地球の環境に適応出来る。地球の微生物

や細菌に苦しめられる事はない。」

悪い笑みをする竹中博士。

竹中「奴らは近々フランスのパリで、

創立20周年記念のパーティーを開催する

世界中のVIPが出席する大事な催しだ。

頼むぞシリアルキラー。」

ホーン「ミーハサイコキラー。論理ト

ルールハ基本ハ大嫌イデス。ダガ人ノ楽シミ

ヲ奪ウ連中ハモット嫌イデース。」

手足を器用に動かして身体を解す。

ゾークロンの部下A「今夜の暗殺対象です。」

ホーン「レッドマントアノロボットニ遅レハ

トリマセーン!」

コンディションを最高にして科学特別機動

捜査の本部のパリをターゲットにネクスト

・シングの殺戮宇宙人は、用意された

暗殺リストの確認をする。

ホーン「今夜ノ獲物ハ……東京ノ方ニ俺ガ

行クトシテ三門市ノ方ニハ暗黒星雲R星人

ノ連中ニ任セル。道中目撃者ハ」

キリキリ「お前の好きにしろ。だがしく

じるなよ。大殺戮はパリに集まる連中に

取っておけ、その方がお前は満足する。」

キリキリにニヒルな顔はない。

何故なら脳みそに目玉しかない為だ。

表情は読めないが相手の性格を知って

いるから、冷静に軽口で答える。

ホーン「……オ楽シミハ後ニ取ッテ

オキマス。」

そう彼が呟くと黒いローブを見に纏った

暗黒星雲R星人達が集まる。

キリキリ「ダークゾーンは太陽が完全に沈む

まで移動できないぞ。後鏡に気を付けろ。」

黒いローブをホーンに渡して、

ホーンの姿はサングラスの男の姿に変わり、

黒いローブを見に纏う者達は、地面に吸い

込まれるように、影の中に潜る。そして、

凄い速さで、ゾークロンの円盤から三門市

に移動する。

キリキリ「問題ない其よりパリの諜報してる

連中に、俺達の敵のアジト調べさせろ。」

ドン「既に竹中の資料から候補をピック

アップしている。記念パーティー当日には、

奴らが集まる場所を見つけている。」

『カツンカツンカツンカツン』

ホーンが去った部屋に足音が聞こえ、

キリキリは、振り返り相手の姿を見る。

宇宙剣士

エルヴィル星人。個人名ヴァルジオン

(ファルシオン)

CV子安武人

全長:2~67㍍

体重:140㎏~9万8千㌧

全身が西洋鎧のような強硬な肉体の持つ

剣の使い手。

キリキリ「御用は何かな?用心棒殿。」

ヴァルジオン「そろそろ用心棒期間…

雇用が終わる。雇用を更新するか?」

キリキリ「ファマーディー様は、その事に

ついては既に答えが出ているそうだ。」

ヴァルジオン「と言うと?」

キリキリ「星間連合のエルヴィル宇宙

剣士団の戦況が、少し悪いようだ。手が

空いたお前は剣士団に戻って、戦況を有利に

してくれと、剣士団侵略偵察部隊の隊長から

命令が来ている。一週間後に母星に戻って

貰う。」

ヴァルジオン「承知した。武者修行も辞めて

戦場にて私の剣を振るとしますか。」

そう良い。彼は部屋を去る。

円盤の通路内にて、割り振りされた

自室に戻る途中、エルヴィル星人が感じた

のは、ヴァルジオン「この殺気……」

通路内の明かりが消えて、暗闇と成る

通路。

真っ暗闇から静かに感じる気配。

足音は聞こえず、しかし姿は見える。

黒いサングラスを掛けた黒スーツの男

の外見をしたその存在は、

地球のヒマラヤで見つけた死体に憑依した

ゾークロン細菌怪獣だ。

ラスベガスにてトゲラの処刑をした

ゾークロンの僕の中でも一二を争う実力者

両者は無言ですれ違う。

ヴァルジオン(……………………)

???(……………………)

すれ違う僅かの間に、目に見えない無数の

脳内戦闘をイメージするが、

エルヴィル星で鍛え抜いた剣術が、

この怪獣に封じられた。

暗躍するゾークロンとネクスト・シング

彼らは、悪魔のような手段で人類に

牙を向く。

 

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那須(最近……私の周りに小さな変化が

起きている……顔見知りの変化、

世間に潜む怪しい噂……

周りには、心配することはないっと

安心させるように言っているが、

『お化け屋敷』の見学会は防衛任務の為、

参加出来なかったが、実際、地球外生命体

や怪獣の姿は、この目で見て鳴き声を

聞いて、確かな日常の変化を知った……

そう考えているのは、私だけではなくて、

何気なく日常の空いた時間。同性が集まり

小さな世間話を皆とするが、顔見知り…

剣持 夢想君の話になると、皆同じく

気になり始めて……見学会から戻ってきた

知り合いは、剣持はレッドマンとは無関係

と言っているが、何か上手く言えない

けど……作為的な物を感じとり、

私は城戸司令に許可を貰って2日間だけ、

剣持の監視任務をする事に、

ただ……そのせいかオペレーターの

志岐ちゃんの機嫌は心なしか悪い。

そんな心境を他所に……彼が夕方に良く

訪れる喫茶店に部隊の皆で集まり、

盗み聞きする事に……

そして偶然にも同じ考えをしている

部隊も見かける。)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

嵐山(彼と話をしていると何処にでもいる

普通の少年のように見える。

だがボーダーはそんな普通の性格をし

ながら異次元から来た近界民やトリオン

兵と戦ったりA級隊員の椅子を目指して

競い合う集団だ。

演技しているようには、見えない。

やはり二宮隊員が言っていたように

彼は二重人格なのか?

そもそも彼は此れまでの訓練の成果を

観ると訓練成績は余り良くない……

周りと見比べると戦闘員向けではない

しかしここ最近の彼は滅茶苦茶

好戦的な性格に変わって、B級隊員だろう

がA級隊員だろうが、勝って負けてを繰り

返し影浦隊員以上に、恐ろしい一面を

見せるようになった。

好戦的な彼が実力者と対峙する時の戦いを

観戦してみて俺個人でわかった事は、

彼から感じるとても常人には出せない

強さへの渇望……勝利への執念……敗北

は死……

自分自身への尋常じゃない強迫観念、

周りは全て敵対する物……

俺と彼とは先輩後輩の距離があるが、

口で説明するのは、難しいがそれだけ

じゃない……彼は周りと深い溝を無意識

に作っている……どうしてそんなに周り

距離を離して彼は戦うのか?俺はそれが

なぜか気になり……

単純に彼に興味が出来た……だから、

ボーダー隊員も『お化け屋敷』隊員も良く

訪れる喫茶店に皆で集まってお茶を飲む。

ここの店員は彼と仲が良く高校が一緒らしい

ボーダーの俺達が知らない彼の別の一面が

見えるのかも知れない……)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

カフェ ブラックスター2号店

時刻は夕方。最寄りの喫茶店にその出会い

はあった。

???「特ダネ~~を撮りましょう!」

カウンター席に座り、注文した天ぷら

うどんを食べながら、高校の宿題を

やる剣持は、突然聞こえた悲鳴に近い男の

叫びを耳にして、顔をそっちに向ける。

どこかのカメラマンと、編集者みたいな

人。記者ぽい女の子。服装を見たところ

彼らは学生でしかも剣持と同じ高校の生徒

みたいだ。

(…………?)

ふと後ろの方に視線を感じて振り返り

見て見ると、

(嵐山隊?何でこんな微妙な所に…)

彼ら軽く会釈する為こちらも会釈を返して

俺は、視線を戻す……途中で那須隊の人達、

テーブル席からこっちを見てる気がした。

(ベム……何か変じゃね?)

(ボーダーの皆がここのお店を利用するの

が不服か?剣持。)

(そうじゃないんだけど……)

視線から感じるのは疑う目ではない。

興味の視線だ。監視の視線じゃない

……

両方とも見学会に参加しなかった部隊だ。

今更に、怪しんでいるのかな~~

(ベム。)

(駄目だ。)

(まだ何も言ってないよ。)

(言わなくても解る。ボーダーの皆に俺達

の秘密を発表して信頼を獲得するってとこ

だろう。)

(ならベムはこのまま隠し続けるつもり

かい?)

(秘密を知る奴は少ない方が良い。志岐さん

は偶然俺達の秘密を知ってしまった……)

(那須隊も嵐山隊も周りに必要以上に話す

人達じゃないよ。それは俺が信用する。)

(バレてしまったら俺達はエリア51の実験

動物になるのは、俺はゴメンだ。この心の

溝は、俺達に関わる奴らを守る為にも今の

距離を大事にする…お前の肉体の現在の

持ち主はこのレッドマンのベムだ。

お前の意識を乗っ取らなかっただけでも

ありがたいと思え!)

(ベム……どうしてそんなに人を信じない

んだ……)

 

 

俺は勉強を続けながら、再び聞こえる。

???「このままだと、新聞部は廃部に

なります!何とか部を存続させるには、

普通のゴシップ記事を吹き飛ばす特ダネが

必要なんです!」

(声が大きい人だ。)

注意するべきだな。俺は席に立ち上がり、

彼らの方に移動して言う。

「すいません。ほかのお客様もいるので

静かにして下さい。」

???「あっすいません。」

こちらに気付き律儀に謝る彼の目にはクマ

が出来ており、見た感じ睡眠不足で疲れた

顔をしている。

「ちゃんと睡眠取っているか。凄く疲れた顔

しているが、」

編集者みたいポジションの彼はテーブルに

ぐったりして、ブツブツの自分の悩みを

言う。

???「卒業した先輩から部長を譲って貰い

何とか切り盛りしていたんですが、僕が部長

になってから昼ドラのような新聞ばかり造り

学校側とPTAに注意されて……一体何が原因

なんだろう。」

嵐山隊、那須隊((昼ドラのような新聞だか

らだろうなぁ~~))

???「三門市の歴史なんて市役所や博物館

でわかってしまうし、高校も新校舎だから、

面白い話題がなくて、三流の自分の中二病の

ポエムを載せたり、白菜の浅漬けの

レシピを載せたり、自分の半生を書いた自伝を

皆で書いたり、色々やっていたんですが、

生徒会に釘を刺されてしまって、

オカルトを記事にしようと、東京を目指す

つもりが、部費もなく、散々ですよ。」

頭を抱えてうなだる新聞部部長。

そんな彼を励ます二人。

 

記者子「部長!しっかり!まだ試合は

終了していません!諦めたらそこで

試合終了です!」

記者子事……吉井結花。16歳。

カメラマン「テーマをミステリーかつ

オカルトな超常現象を確実な物をテーマに

すれば、挽回出来ます。」

カメラマン事……井上一平。16歳。

「まぁ。頑張ってね。」

俺は彼らの元を去る。

(あっ助けないんだ。レッド星雲の宇宙人。)

(お化け屋敷の情報はオカルト、ボーダー

は機密の塊、俺の正体も勿論NG、後は、

いるかいないかの怪獣か宇宙人の目撃情報

か?でも彼らの場合確実な証拠写真を撮ら

ないといけないんだから大変だ。)

(確実ねぇ。そうだ!)

剣持は何かアイディアを思い付く。

立ち止まり彼らの席の方に振り返える。

「ねぇ君たち、明日の土曜日は暇かい?」

彼らは首を傾げる。

部長「予定は空いていませんよ。三門市

を走り周り、特ダネを探すので忙しいの

ですから、」

新聞部長事……田端直人。16歳。

彼らは自分の現状が危ない事を言う。

「明日東京の秋葉原に行くついでに、

最近起きている博士連続殺人事件の現場

周辺に連れて行って上げようと思って?」

彼らは一斉に机に顔を向かい合う。

記者子「現在発生中の密室殺人現場です。

特ダネの香りがします。」

部長「でも警察が現場を保存しているはず

だ。うかつに近付くのは難しいぞ。」

カメラマン「しかし、ネットの噂だと被害者

は全員泡になって遺体も残っていないと、

もしカメラで犯人の素顔を決定的な瞬間を

収めていたら、我々の新聞は、学生達に

大好評間違いないですよ。部長!決断を!」

記者子「来月まで部活の存続がかかる大勝負

です!こんなチャンス二度とありませんよ!」

彼ら必死に話し合いそして、

部長「その話に乗った!だが学生だけで、

大丈夫か?」

「今警視庁にいる先輩に相談するつもり

です。」

部長「警視庁に知り合いがいるん

ですか!?」

彼らは驚く。

スマホに登録している黒野先輩に連絡する。

黒野《もしもし、黒野だが、剣持、緊急の

要件か?》

「いいえ。先輩。実はかくかくしかじかで」

事情説明する。

黒野《成る程、そっちの事情はわかった。

捜査する刑事達は、犯人にこちらの

情報が漏れている可能性もある。今は、決定

的な証拠が欲しい。民間からの協力者て

事なら、一の谷博士は寛大だから問題はない

運転手の役割任せてくれ。」

「自分で言うのも変ですけど一般人を

巻き込むのは、良くないのでは?」

黒野《星川航空の万丈目さんや戸川さんに

毎日新聞の江戸川さんも警察関係者じゃない

からな。問題ない。》

「ありがとうございます。それじゃあ明日。」

黒野先輩に礼の言葉を言い電話を止めて、

彼らに向き直り言う。

「OKだ。明日の朝10時に新弓手町駅にて

集合。」

新聞部の皆は喜び!

カメラマン「部長。ガールフレンドから

血圧が上がるから薬を飲む時間ですよ。」

部長「……ありがとう。」

(血圧が上がるの抑える薬って……)

剣持の両手を力強く握り

記者子「ありがとう!本当にありがとう。」

感謝の言葉を言う彼らに対して、俺は大げさに

感じながら忠告を言う。

「皆、現場周辺を回るだけだから、特ダネ

は自分達の力で取れよ。後、危なくなったら

スクープは捨てて自分達の身の安全を最優先

にしろ。究極の安全も安心もこの世にはない

のだから……」

そう言い自分のカウンター席に戻り天ぷら

うどんを食べる。

(天ぷらの衣はふやけて、うどんは汁を

吸って伸びてる。)

少し時間を掛け過ぎた。

今夜も黒野先輩の屋敷地下の御手洗博士の

警護をするから、早い晩飯を取る必要が

ある……食事をしながら、宿題を続ける

剣持は、

(今夜はサンダース隊員と警護か……

会話が弾むと良いな…、)

今夜も何事も起きない事を祈る。

そんな剣持を見るボーダーの那須隊と

嵐山隊は、この時

まさか翌日にあんな出来事に

体験するとは思ってもみなかった。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

夜の時間、住宅街にて、この時間は塾や

仕事帰りの人が自宅に帰る時間。

人の気配が少なくなり静かになる。

俺は自宅を出て黒野先輩の屋敷に向かう

遥か遠方からこちらを覗く人達を無視し

ながら……

 

遠距離の狙撃手が、狙撃用トリガーライト

ニングのスコープ越しに剣持をじっと見る。

日浦《熊谷先輩。那須先輩。ターゲット

自宅を出て現在、住宅街から黒野先輩の

屋敷に向かっています。》

熊谷《了解。こっちは、先に屋敷の近く迄

移動する。……にしても良く監視許可が本部

に降りたわね。疑いは晴れたんじゃ?》

日浦《それもそうですね。彼の性格は、

変わりましたけど、???変わりました

よね。》確認するように二度と言う日浦

茜。そんな彼女の心配を言葉に隊長の

那須は、

那須「変わったと言うより、切り替えが、

ある二重人格が正しいのかな~~二人共、

監視に集中して、」

那須が二人を注意する言葉を言いながら、

遠くから剣持の姿を見る。

剣持は人通りのある道に向かいバス停で

バスを待ちながら、何か本を読む。

志岐《茜。彼は何読んでいるの?》

日浦《えぇと。〔ウルトラQ〕……最近

発売されたSF体験談の本みたいですね。

うん??》

那須「どうしたの。茜ちゃん?」

日浦《いえ?沢山の人がこの通りをまだ歩く

から、人の影から何か黒い物が移動している

みたいな~~変ですよね。任務に集中します

。》

ボーダー本部 那須隊の部屋にて、

志岐《……影ね?そんな超能力や魔法みたい

な冗談は勘弁してね。黒野先輩が渡した

ホラー映画を思い出しちゃうから、》

(本部も疑う人と疑わない人に別れている

としても、城戸司令が許可するとは…)

志岐《ターゲットはバスに乗ったわ。那須

隊長達も同じバスに乗る?那須隊長?》

返事が返ってこないから再度連絡すると、

那須《ごめんなさい。今、熊ちゃんが

向かっている黒野先輩の屋敷に向かっている

わ。》

那須は路地裏からトリオン体に

姿を変わり、ビルの

屋上から屋上に移動していた。

日浦《那須先輩!目立つ事は避けて下さい!

ターゲットにバレます!》

那須「小夜子ちゃん。黒野先輩の屋敷から

最短ルートを送ってくれる。」

志岐《はい。送信。人通りが少なく、

ターゲットが現在乗っているバスの窓から

確認出来ないルートです。静かに熊谷先輩に

合流して下さいね。》

那須「…任せて。」

志岐《という事で熊谷先輩。お願いします。》

熊谷は双眼鏡を片手に、屋敷を見ながら、

熊谷「玲。最近スパイダーマンの映画を一緒

に見たから影響を受けているのかしら?

にしても、厳重な警備ね!」

 

遠くから此処まで聞こえるのは、

確かサンダース隊員だったかしら、

射撃のプロって聞いた事あるけど……

サンダース「怪しい奴らを1人たりとも侵入

させるな!!『地球の頭脳』は俺達が守る!

野郎共!気合いを見せてやれ!」

警務隊員達「「うおおおおおお!!!!」」

熱苦しい男達の声を聞き、

これからここに来る剣持に、本気で心配する

熊谷先輩だった。

熊谷《こちら熊谷。屋敷の出入口は機動

隊員やら警務隊員やら、装甲車やら凄い

光景よ。厳重ね。》

熊谷も念のためトリオン体に変わる。

志岐《……うわぁ。ルパン三世でも捕まえ

るつもりなのかな。》

視覚情報から、警備の光景を見て、絶句する。

那須「もう少しで到着するわ。」

機動力が高い那須さん。剣持が乗るバスが

到着するより早く黒野の屋敷に向かって

いる。

そしてそんな那須隊の動向は剣持(ベム)に

筒抜けだった……

バスが沢山の照明装置が設置されている

エリアを抜けながら、窓からそれを見ていた

剣持。

(フュージキールの時の照明装置ここに置いて

あるんだ。まぁ、建物とかほとんどない場所

で黒野先輩の建設関係の工事現場があるくらい

か?)

(聞いているのか?夢想。)

(ゴメンゴメン。何の話だったけ?)

(ライミ版のスパイダーマンは1、2は

最高だが3は駄目だの話だ。)

(トビーさんの悪口言うな!原作の黒蜘蛛男

は少しいつも違う雰囲気を出す為にしかた

なかったんだ。確かに3は詰め込み過ぎだ。

ヴェノムとニューゴブリンだけで良かった。)

(サンドマンの悪口は許さん!ホームカミング

では、敵が【スパイダーマン】の

関係者じゃないだろ!)

(…………知らないって罪だね。ベム。禿鷹

は昔蝙蝠男で、鳥男の映画にも出て……

それからフフフ……)

((°Д°)えっ?内容知らないんだけど、

アメイジングを最近見て今マーベル映画を梯子

しているのに……夢想!)

非常に下らない映画談義をしていた。

(ショッカーの衣装をきちんと用意しているの

に本編では未使用なのが勿体ない。

スコーピオンも出るはずだったのに……)

下らない会話をしながら、目的地に向かう

…………そしてそのバスの影にレーダーに

も捉えられない存在が、高速移動する

???「こちら、傀儡使い。影法師達、

御手洗博士は居場所を黒野財閥の主、

黒野賢人の屋敷にいる。屋敷に侵入

出来ないのなら、これより御手洗博士

暗殺ではなく襲撃に切り

替えて貰う。」

???「……ござそうろう。」

闇から影から影に指令が来る……

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同時刻 フランスパリ

 

華の都と言われるパリに科学特別機動捜査隊

本部周辺を彷徨く怪しいサングラスの男達、

黒いスーツを着こなし、何かを探している

様子、彼らは一見バラバラの不規則に行動

しているが、本部の位置と記念パーティー

が開催される場所を探していた。

フランスの警察が怪しい動きをする彼らに

職務質問をしようと近付くと彼らは一斉に

移動して姿を消した。

追いかけた警察の1人は、壁に貼り付け姿

を消して驚く光景を目撃して、

フランスの警察はパリ本部に連絡する。

 

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剣持はバス停を降りて、

暫く走る。だが、ベムは自分の探知に、

聴力を集中させながら移動する。

(俺の探知にぴったり貼り付いている

連中が複数!)

能力であるレッドマンの

レッドソナーイヤーは音で

相手の存在を確認する。

だが音では、何も確認出来ない。

更に、強力赤外線アイにも姿を確認出来ない。

しかしレッドマンの経験の中で、この状況に

似た出来事を知っている。

日浦《次のバスは、30分後か~~私も走って

移動しようかな?》

「剣持。只今、来ました!!!!」

警務隊員達「ソーラン!ソーラン!

ソーラン!ソーラン!」

何故か警務隊員と機動隊員達はソーラン節

を踊っている光景を目撃して剣持は、

固まる。

那須「…………流石に固まっているわね。

剣持君。」

熊谷「……暑苦しい奴らが集まると変な

集団行動が起こるわね。」

呆れた目で出入口を見る那須隊の二人。

装甲車の前に御手洗博士が待っていた。

御手洗「夜分すまないね。剣持君。

実は、急遽、亡くなってしまった科学者達の

研究資料を『お化け屋敷』に一ヶ所に

まとめる為に、三門市警察署に保管され

ている資料を取りに行く所なんだ。」

成る程……ゾークロン細菌を殺菌出来る

研究資料は、ゾークロン達が狙っても

可笑しくない。

ゴルドキングの時に乗った装甲車がある

理由も貴重な研究資料とそれを運ぶ博士

を守る為……

「わかりました。ご同行します。」

と返事して、

サンダース「なら三門市警察署まで

行きますか。チャールズ。ロイド留守番

頼む。」

ロイド「了解。」

チャールズ「殺菌装置開発メンバーも、

残り秋月博士と海堂博士、伊藤博士、

御手洗博士の四人だけて

サンダースは運転席に乗り、エンジンを掛ける

御手洗博士も後部座席に乗り込む。

俺もサンダース隊員の隣の席に座る

御手洗「なら留守は任せたよ。安田君。」

安田「はい、博士。気を付けて、」

眼鏡を掛けた3枚目の人。

この人もSGMのメンバー。詳しくは知らない

。何故なら余り会話しない人だから、

役割が違うと会話したことない人もいる。

(気弱の塊だな。)

(失礼だよ。ベム。)

装甲車は、三門市警察署に向かう。

 

脅威は確かに迫っていた。

 

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月が雲に隠れて、周りに自動車がない静か

な道……人の気配も少なく、

市街地までまだ距離があるそんな長い

距離を走る装甲車は、

車の赤信号に装甲車を止める。

サンダース「そこで俺はロボー47で、

アメリカをデイ・アフター・トゥモロー

をしようとした冷凍怪獣にペギミンHを叩き

付けて、命からがら撃退に成功したんだ。」

「流石先輩。怪獣の撃退の経験は

豊富なんですね。」

サンダース「そんな褒めるなよ。凍死を覚悟

したよ。マジで!あの寒さは、本当に勘弁

!」

俺はサンダース隊員とアメリカ支部の事件

に付いて会話していた。

後ろを見ると御手洗博士は、資料をしまう

特殊合金のケースを持って、腕時計を

見ている。

 

「うん?」

俺は後ろを振り返える。御手洗博士と目は

合うが、俺の意識は御手洗博士より後ろに

沢山の視線を感じる。

姿は一切見えない。

だが気配は感じるんだ。

 

俺は自分達を取り囲む何か……に危機感が

俺に警告する!

「……闇から何か来る?」

(構えろ!夢想!)

サンダース「えっ?ハハハ実に面白いジョーク

だな!?」

剣持が言う言葉をサンダースは冗談に捉えた

る。だが剣持の目を見て緊迫感を感じ取り、

懐からレールガンを取り出し、

赤信号が青に代わる!装甲車は進む。

車内の空気が一気に重苦しい物に変わる。

装甲車の後部座席に座る御手洗博士の影から

黒いローブを被った何かが姿を現す!

だがそいつは肉眼では見えない。

博士は自分の直ぐ近くに人1人姿を現した

のに気付いた様子もない。

サンダースと剣持はバックミラーで相手の

姿を確認する。もう一度一緒に振り向き、

そいつは光線銃を取り出し!博士に向かって

放つ直前に、青い電磁レールガンが、

一直線に相手の光線銃を撃ち落とす!

バックミラー越しで狙ったのは、

サンダース隊員の射撃

「サンダース隊員!!後部のドア開けて

座席に座る御手洗博士はシートベルトを

外さないで!」

俺は助手席のドアを開けて、ドアトリム

(ドアの内張り)を掴んだ状態で車の外に

出て、夜風に身体を晒しながら、腰に

差し込んだ警棒を装備して、

「博士!頭伏せて!」

勢い全開で、サンダースが開けた後部ドア

に飛び込んで、黒いローブの鋭い爪を携帯

している電磁警棒で防ぎながらドロップ

キックを黒いローブ

の奴の顔面にぶち当て、(なんつう

硬さだ!剣持のトリオン体に俺の身体能力を

合わせたのと同じ身体能力を持っているぞ。)

鈍い音と共に姿を白日の元に晒して

相手を車の外に放り出す!

勢いが強過ぎた為、俺も車の外に放り出され

る瞬間に、

御手洗「しっかり掴まりなさい。」

咄嗟に博士の手を掴んだで、後部座席に

入れて貰い助かる。

黒いローブは道路を転がりながら、

受け身を取り、獣の動きで走り

装甲車を追いかける!

「アクセル全開!」

サンダース「もうやっているよ。何だよ

アイツは!」左側のドアミラーから、

装甲車を追いかける黒いローブの存在…

「さぁ~連続密室殺人事件の犯人かな?」

後部のドアを開けっぱなしで、確認すると

地面の影が、無数に動くのを確認して、

影達は、装甲車にの左右に並ぶ。

そして黒い布が地面から影に現れては

装甲車に巻き付ける!

サンダース「クソ!奴ら1人二人じゃないぞ

。数が多い!」

銀と赤の装甲車は黒い布で隠される。

車内は黒い一色に、サンダースは車内ライト

を全部点ける。

黒い布をじっと見ると……

闇から無数の死人の色顔が沢山浮かび、

病的までの

死人のような白い肌に緑色の毛細血管を

浮かばせたのカマキリのような

痩せた男が両目を赤い目で此方を覗く。

(ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!ガクっ…………)

(暗黒星雲R星のブラックスター人!)

ベムは驚愕な表情を隠せず、剣持は恐怖

に震える。

元々ホラー映画が嫌いな剣持は、ホラー

映画やパニック映画の恐怖と同じ恐怖を

感じてしまい精神の中で

パニックになってしまい、気絶する。

(おい!夢想。たくっ、しょうがない

奴だ!)

サンダース「おや、何だか知らないけど

俺達と仲良く成りたいってなさそうだ。」

「!!グッ!」

黒い布から無数の鋭い爪の手が飛び出して

来て、警棒が火花を散らし、

俺は博士の周りを守りながら、警棒と

ハイマンガンスチール製の特殊ナイフを

片手に持ち、暗黒星雲R星人

の攻撃をで防ぐ、反撃する前に黒い布の中

に潜み、

死角から博士やサンダースを狙う!

「だああ!手が足りない!」

サンダース「安全運転の邪魔するな!

剣持!そのまま博士を頼む!」

視界を確保する為、フロントガラスを

レールガンで破壊して、

黒い布は割れたガラスで、ズタズタに引き

裂かれ、正面からサンダースを狙った、

暗黒星雲R星人は、黒い布を失い、ガラスで

身体を串刺しにされ緑色の血吹雪が大量に

装甲車にこびりつく、

サンダース「彼に悪い事したな。ゴメンよ。」

俺は、右側の黒い布をナイフで切り裂いて、

後方確認すると

後ろからサングラスを掛けた男達が、

黒い車で装甲車を追いかける。

黒い車は2台。車種はフォルクスワーゲン

間には獣の動きで此方を

追いかける刺客が、サングラス男は光線銃

を持ち緑色のリング状の光線を発射して、

装甲車を揺らす!

サンダース「まさかコイツら未来から

送られてきた

刺客ってわけじゃなさそうだ。」

小粋なジョークを言うサンダースに

「【ターミネーター】かよ!それより

この車は大丈夫だよな。」

左側から来る刺客達を対処しながら、

質問する。

サンダース「警察の装甲車の延長で改造した

だけのもだからな!耐久性は期待するなよ。」

細い黒い布が右側から入り込み、

俺や博士にサンダース隊員の動きを封じる!

サンダース「何だ!?こりゃ!身体が

動かねぇ!」

(影縫い!)

「この!!博士!」

身動きが取れない博士の前に

姿を現す暗黒星雲R星人。

 

人間の状態で力ではびくともしない。

黒い細い布で身動き一つ取れず、

サンダース隊員はアクセルを足で

踏みつけている状態のため、このままでは

何れ建物か電柱にぶつかって事故死になって

しまう。

(!!!!熊とジャガーの気配?)

突然感じたボーダー本部の見知った気配が

装甲車の上に着地と同時に、放たれた

無数のトリオンの光弾が、左側の黒い布を

貫き、博士を狙った敵の視界を明るくした

R星人はのたうち姿を消す!

車内に入り込んだのは、夕方から俺を尾行

してた那須隊の攻撃手

熊谷さんだ。

熊谷「ちょっと待ってて。」

剣持達の身動きを封じる

黒い細い布は熊谷隊員の

孤月で切り裂かれ、

三人の動きは自由を取り戻す。

装甲車の上から車内を確認して助けて

くれたのは、

那須「大丈夫ですか?皆さん。」

「あっ那須隊長。ありがとうございます。」

トリオン体になっている那須隊長と

 

志岐《どうですか?那須隊長。光は効果

有りましたか?》

那須「どうしてわかったの。アレが光に

弱いって」

志岐《引きこもりの直感です!》ドヤッ

熊谷「何ソレ?」

オペレーターの志岐さんの皆さんだった。

サンダース「助かったぜ。」

スピードを緩めてハンドルを切り、

礼の言葉を言うサンダース隊員。

御手洗「本当に助かった。」

那須隊長と熊谷隊員は互いの顔を見合せ

那須「まだ危機は去ってはいませんよ。」

熊谷「後ろは私達のシールドで攻撃を

防いでいるけど、あの獣の刺客は、

強そう。」

熊谷隊員はそう言い装甲車内から

|д゚)チラッと外を覗くと、

2台のフォルクスワーゲンの影から、

影に移動する黒い怪物を見て……

熊谷「あれ?近界民?随分クリーチャーな

外見してるけど、」唖然な顔をする

「地球外生命体……宇宙人。」

淡々と答える俺は、警棒をしまい。スマホに

電話登録した助っ人を呼ぶ。

「サンダース。ナイフ貸して?」

サンダース「戦うのか?」特殊ナイフを

手渡しして、

「博士を三門市警察署にお連れしてくれ。

もしもしカンフー。今どこにいる?

場所教えるから、うん。そうだよ。うん。

うん。そう、カンフーが好きな

白兵戦だ。準備して?あっDVD狂気の忍者4

炎の忍者はハカセに返したよ。」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

三門市、住宅街。鳳の自宅。

〔デデーン!〕

鳳「まさかこれ使う日が来ようとはな。」

自室の机に遺書を書き終わり、机の引き出し

にしまう。そしてクローゼットから

黒い分厚いアタッシュケースを取り出し、

『 お母様、お父様、先立つ不幸を御許し

下さい。

御両親様がこの書状をお目にされた時、

恐らく私はこの世には居りません。

しかし、決して哀しまないで下さい。

愚息は己の信念のままに生き、その短い

一生を全うしたのです。

…………今朝の納豆。美味しゅう

ございました。

……お昼の弁当の酢蛸。美味しゅう

ございました。

夕食のすき焼きの脂身。美味しゅう

ございました。』

手紙の内容を思い出しながら、車庫にある

サイドカーに乗り、エンジンをかけ、

仲間がいる場所に向かう。

彼の名前は鳳レオ。

明るい性格で面倒見が良い、正しいと思っ

た事は貫き通す熱血漢の青年で、

悪は決して許さない正義感の持ち主。

 

 

但し上の説明は、彼が戦闘をしない時

飲みである。

本当の彼は、体格に恵まれているが、格闘

技術、射撃、ストーキングなどあらゆる

戦闘技術に抜群の技量を持つが情緒面に

難あり。口数は少なく表情の変化も異様に

少なくなる。

後ブルースリーやジャッキーより、ジェット

リーの映画と【少林寺三十六房】が好き。

決して【人狼 JIN-ROH】の伏見巡査じゃない。

尚好きな重火器は、MG34・MG42・モーゼル

ミリタリー。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

〔推奨BGM W.l.N.R.出撃せよ〕

バイクのエンジン音が鳴り、俺は目的地の

場所と現在通っているルートを伝えて

スマホをしまう。

「そういえば、どうして那須隊がこの

辺りに?ここは警戒区域ではないから、

何か用事ですか?」

那須、熊谷「あっ。(゜ロ゜;」

痛い所を突かれ、脳内で必死に理由を考えて

二人の視線がバタフライ!

「どうしましたか?」

二人の視線が泳ぐまくる余り溺れる!

装甲車に衝撃が走って揺れる!

サンダース「奴ら!ここで博士と俺達を

消すつもりだ!」

那須「なら話は後、熊ちゃん。フォロー

お願い。」

熊谷「じゃあ、私達車の上にいるから…」

黒いフォルクスワーゲンが装甲車の

横に並び、車体をぶつける!

移動する装甲車の上から、後から来る

2台のフォルクスワーゲンを睨みながら

熊谷隊員は車にしがみつきながら言う。

熊谷「もう!何でこんな事に

なったのかしら!」

離れて迫る相手の車に狙いを定めて、

那須隊長の周りに

トリオンのキューブが集まり、

フラフープの様に漂う。

「那須隊長。操られているかも

知れないから、」

那須「わかっているわ。

取り敢えずタイヤだけ狙ってパンクして

みるわ。」

そう言い終えると同時に放つ那須隊長の

リアルタイム変化弾。

動く車のタイヤに、確実に直撃して、

タイヤはパンクするのではなく、

緑色の血が飛び散る!

那須「えっ?」

熊谷「なっ!?」

相手のスピードは遅くなるが、流石に緑色の

血が飛び散るのは予想外で、一瞬那須隊の

意識が削がれる。

その隙に、獣の動きをする刺客は、

影から現れて、博士に襲い掛かる!

俺は黒いローブの中で一際何故か

懐かしさと、圧迫を感じる獣に拳を放つ、

獣「!」

あっさり俺の拳を掴まれ、逆に蹴飛ばされる

(っ痛いいいいい!!!!)

(……気絶から覚めたか。夢想。)

口から吐血しながら、吐血した血を相手の

目に掛ける、

相手は瞬時に片手でそれを防ぎ、

残った手で相手の黒いローブを剥ぎ取る!

(!!!!)

黄色い仮面に青い両腕にハサミ型のアーム

を装備して、

赤と白のシマシマの模様をした肉体、

(ミッド星人!奴らも地球に来たのか!?)

(誰?この黄金仮面の人知り合い。)

(一万年前、戦った連中だ!結構コイツら

手強いんだよ。M78星雲の警備隊の奴らが、

戦い疲れて関わるのを辞めるレベルで、)

ミッド星人は、宇宙合金のシザーアームを

剣持に向かって降り放つ!

「危なっ!」咄嗟に回避して、

博士がいる車内で戦うのは、危険だ。

相手に応戦しながら、

「サンダース隊員。博士を任せた!」

相手の懐に入り込み外に押し出しながら

言う。

サンダース「任せたって、俺。

運転しているんだぞ!」

「おりゃ!こっちに来い!相手になるぞ!」

御手洗「剣持君。」

心配する博士の声に、

「博士は自分の命を最優先に、」

サンダース「ちょっ俺は!?」

那須「引き続き運転をお願いします。」

サンダース「了解!」

やけにテンション高い返事が聞こえて、

(パワーなら地球人よりミッド星人が、

上だ……)

相手の首掴み上に放り投げる!そして

俺も後を追いかける。

戦いの場を装甲車の上に移す!

 

まだ夜は終わらない……

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

茜「もう~~皆どこですか!?」

わざわざ走って黒野さん屋敷に来て、

執事のセバスに那須隊の皆がこちらを訪ねたか

質問していたら、

オペレーターの小夜子さんから、

緊急事態だから那須隊長達に加勢してと頼まれ

たが、その那須隊の現在位置が車で移動して

いる為、狙撃手を持って来た道を戻りながら

嘆く日浦茜。

御手洗博士達の行き先が、三門市警察署は、

カフェブラックスター2号店のアルバイト

黒野真琴さんから教えて貰い。

そこに向かっているが、ビルや建物が少ない

ルートを使っている為、移動に時間が掛かる。

日浦「……はぁはぁ……」

志岐《急いで、何か強そうな奴も出て来た。》

日浦「そんな事言っても……トリオン体でも

動きまくるのは狙撃手の仕事じゃなくて、

基本じっとして敵を待つのが、奈良坂さんに

教わった事だもん。」

電柱を足場に移動する日浦隊員。

このままだと……そんな悲観的な考えを

していると、

鳳「ホアタッ!アタッ!アタ!アチョー

アタタタ!アタッ!アタタタタタタタ!」

変な歌を歌いながら、日浦隊員の方向に

来る黒い軍用サイドカー跨がり特殊

戦闘服を装着して万能ヘルメットを被った

〔推奨曲 紅い眼鏡のメインテーマ〕

男ではなく、黒い動甲冑に装甲板

(ボディーアーマー)を身体の各所に

装着して身に付けて、ガスマスクのような

顔を覆うマスクを着用して、マスクの眼は

紅い丸眼鏡状になっていて、夜遅くに

紅い2つの目が光輝き、黒いドイツ軍隊

が被っていたシュタールヘルムで頭部を守り

酷く仰々しい外見に、日浦隊員は、ビビる

ヒッチハイクの考えは銀河の彼方に消え、

那須隊とかボーダーとかそういう大切な物

が、一瞬、忘却の果てに飛ぶ程、

日浦(絶対に関わったらあかん奴だ。知ら

ないフリして先に急ごう……)

だが男は日浦隊員の姿をアッサリ発見して

軍用サイドカーを止めて言う。

カンフー「なしてこんな所にボーダー

隊員が?警戒区域でもないのに、」

日浦(気付かれたーーーーー!)

そっーと振り返って改めて相手の姿をよく

見る。

禍々しいオーラを全身に感じさせて、

怪しい甲冑に身に纏い、紅い目がこちらを

見ている。こちらをじぃーと見ている。

ピタリと目線がこんばんわをしている。

日浦(間違いない!1000は2000は軽く人を

殺している実力者だ。走って逃げた瞬間、

真横に並んでMG42で、射殺される!)

軽く否かなり、怯える日浦隊員は、

遂に泣き初めて叫ぶ!

日浦「助けてください!」っと

カンフー「Σ(Д゚;/)/えええええ!こっち

も剣持に応援要請されたのに!取り敢えず

事情を説明して……」

話せば、普通に良い人でした。

日浦「かくかくしかじかで……」

カンフー「成る程、良くわかった。後ろに

乗れ!飛ばすぞ!」

日浦「あの、……交通法は守らないと、」

カンフー「なら警察署の近道のシーク

レットルート43だな。イデ隊員。イデ隊員。

応答してくれ!」

ヘルメットに内蔵された通信機に連絡する

返事は直ぐ帰ってきた。

イデ「はい。こちらイデ。事故ですか?

事件ですか?」

カンフー「ちょっと、シークレットルート

92のゲートを開封してくれ、御手洗博士達

が、偉くヤバい状況だ!」

イデ「了解。目標まで、右折して下さい。」

カンフー「応。」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

激しく繰り広げられる夜の戦闘!

「サンダース!こんな状況に合う何か良い

ミュージックとか知らないか!?」

サンダース「ならノーナリーブスでも

流すか!?」

〔推奨曲 紅蓮華 〕

ミッド星人の回し蹴りを、バックステップ

で回避して、

「何でアニメソングだよ!グホっ」

余所見しながらノリツッコミをする剣持

の無防備の顔面ミッド星人は両腕で凪ぎ

払いが直撃してシザーアームでアッパー

カットをモロ直撃して、

装甲車から落ちそうになる

サンダース、「「あっ、」」

剣持はサンダースと目と目が会うと、

サンダース「手伝うか?」笑顔でそう訪ねる

「いや、大丈夫。」淡々と答えて、

さっさと上に戻る。

星人の口と両手から放たれた破壊光線を

避ける俺は、そのまま星人に接近して

ナイフを振る、ハサミとぶつかり合い、

無数の火花が走る!こっちは敵の顔面を

殴り飛ばし、アッパーカットを使用とする

拳を振り上げるより速くの、膝、脛、

二の腕、胴体に無数の打撃を叩き付けられ、

最後は、ミッド星人のシザーアームで

横っ腹を殴打され吹き飛ばされる。

吐血しながら相手の力量を判断して、

「コイツ!格闘戦闘が得意なのかよ!」

戦闘を立て直して、アクロバットな動きで

翻弄しながら、自分のナイフとサンダース

から貰ったナイフの二本を両手に構えて

反撃する!

互いの得物が交差して、得物を放つ速度を

互いに速める!ミッド星人の無数の攻撃を

両手のハイマンガンスチールナイフで高速

応戦する剣持、ミッド星人は、

額から光線を放つ!

那須「熊ちゃん、伏せて!」

空中に一回転してミッド星人の光線を

回避して、

光線はフォルクスワーゲンに直撃して緑色の

炎を挙げて、爆発炎上する!!!!

熊谷「危なっ!何て物を放つよ!」

苛立ちを隠さない言葉を言いながら、

身を下げて、孤月を両手で持ち、

そのまま下から上に斬りかかる!

ミッド星人はシザーアームで熊谷隊員の

孤月の斬撃を挟む事で防ぎ、そのまま

熊谷隊員と力比べ開始する。

ミッド星人は熊谷隊員に向けて

再び額から光線を連続発射する直前、

「足元がら空きだ!」

俺がスライディングキックして、ミッド

星人の足元を崩し、倒れる間際、

素早く移動して熊谷隊員は、

熊谷「!!」

滑るように相手の懐に入り胸に横一文字

に切り払い、

ミッド星人の身体を傷付ける!

熊谷「まずは一撃!」

目標を大きく外した光線は残りのフォルクス

ワーゲンに直撃して、同じく緑色の爆発炎上

する。

常に移動する装甲車、回避する場所が少なく

那須隊が二人もいる密の状態で、自分の足場

から相手の間合いの足場を把握して、

遠距離攻撃は、フレンドリーファイアに変わる

那須「チャンス!」

ミッド星人と追いかけるフォルクスワーゲン

2台に向かって、同時に流れる星々ように

トリオンキューブの変化弾を放つ!

トリオンの光はフォルクスワーゲンに全弾

命中して緑色の血を川のように流して、

停車、最後に黒いローブを纏った

暗黒星雲R星人がフォルクス

ワーゲンを黒い布に変化させて、装甲車の

下に潜る。

那須「下に潜られた!」

上から下に入り込んだブラックスター人は

金属のナイフを取り出し、

下を覗いた那須隊長の影に目掛けて、

ナイフを刺す!

那須「!!!!」

右肩から激痛が走り、片手で肩を抑える、

片膝を車の屋根(ルーフ)に置き、

熊谷「玲!」

那須隊長の異変に、熊谷隊員の意識は、

ミッド星人から離れて、その隙をミッド

星人は狙う。

「フォローに行って下さい!」

シザーアームの攻撃をナイフで防ぎ、

すかさず、ミッド星人に攻撃を加える俺は

ミッド星人と殴り合いを展開、

シザーアームを掻い潜り、熊谷隊員が

作ってくれた傷をピンポイントに狙う!

ミッド星人「!!!!!!!!」

激しく乱れる攻防戦!

熊谷隊員は急いで那須隊長に駆け寄る。

熊谷「大丈夫!?どうして攻撃を受けたの?」

下に潜り込んだカマキリの様な痩せた男は、

こっちに攻撃をして来ていない。

ミッド星人は熊谷隊員と剣持君が抑えてくれ

たから、那須隊長に攻撃をする暇はないのに

道路照明灯が続く道を装甲車が通り初めて、

照明灯の明かりが、装甲車の上に立つ俺達の

影を浮かばせる。

「痛て、!!影だ!影に気を付けろ……」

太腿に激痛を感じながら、ミッド星人の腹に

膝蹴りを叩き付けて、那須隊の近くに

移動する。

ダメージを抑えながら彼女は聞く。

那須「影!?」

「さっき下に潜った黒いローブの奴が、

俺の影の太腿に金属のナイフを刺したら、

実際に太腿が傷ついた。ローブの奴は、

相手の影に気付かれずに近付き、

相手の背後の影を金属ナイフで暗殺する

典型的なアサシンだ。」

熊谷「それってどういう原理よ。」

「論より証拠!黄金仮面に俺の膝は攻撃

されていないが、ご覧の有り様、」

剣持の左膝が何かに刺された傷が

出来ていて、それを見た那須隊は、

驚きながらも冷静に相手の戦法を理解する。

「上の奴は囮、メインは車の下に潜った

黒いローブの奴だ。頭や内臓やられたら、

シャレにならん。俺は下に潜った奴を釣り

揚げる!」

両手に持ったナイフを器用に使って、

ミッド星人ごと装甲車に飛び降りる!

暗黒星雲R星人「(゜∀。)アヒャハ

ハハハハハハハハハハハ……」

奇声を上げる暗黒星雲R星人は装甲車の

後部に魔法のように黒い布広げ、

ミッド星人と俺の落下を防ぐ、

肌に感じる布の感触ではなく、まるで金属

の硬い地面の感触を味わいながら、俺は

起き上がりナイフを構える!

新手の姿は、先程の連中と同じだが、

(貫禄ある奴だ。搦め手が得意そうな

感じで)

暗黒星雲R星人「3対1を卑怯と思わ

なければ、3対1、酷いよ(゜∀。)

アヒャハハハハ……」

突然黒い布の床から黒い槍や刃が飛び出し、

装甲車全体が激しく揺れる、体勢を崩した

那須隊長が、装甲車から吹き飛ばされる

熊谷「玲!」

空中からミッド星人とブラックスター人

を変化弾で狙い射つ!

ミッド「何だ?そりゃあ……」

全弾直撃するが、全然効いてない。

宙を飛びながら那須隊長は手を伸ばす

剣持はその手を掴もうとするが

暗黒星雲R星人「さぁ、楽しめ!」

金属ナイフで妨害される!

剣持は暗黒星雲R星人に応戦するが、

ミッド星人のシザーアームに首を挟まれ、

持ち上げる剣持。

「ぐっ!」

熊谷「この!」

熊谷隊員も影の刃を避けるながら、那須

隊長を助けようとするが、妨害される!

「このままじゃ!」

(うん?遅いぞ。漸くか……深紅の若獅子)

感知した反応に剣持は笑みを浮かべ、

那須「くっ!」

道路に落ちる直前に、

日浦「那須隊長!手を!」

那須「茜ちゃん。」

鳳「剣持君!暴力に屈してはいけない!!」

突然聞こえた知り合いの声の方向に、

視線を向けると、

道路の下から突然颯爽と飛び出す

サイドカーが出て来て、

那須隊長は咄嗟に現れたサイドカーの側車

に乗る日浦隊員の手を掴み、咄嗟にバイクの

後部に乗る。

鳳「弾圧を打ち砕き!!逆流をかわし!

!勇気を持って己の信念を守り抜くのだ

!!剣持君!!」高らか聞こえる知り合い

の声に、剣持は笑顔になりながら文句を

言う!

「遅いぞカンフー!てか何だその格好!?

【うる星やつら】のメガネのパワード

スーツでも着てきたのか!」

鳳ことカンフー「この日の為にハカセと

ポニーとグラサンと徹夜で作った重モビル

スーツよ!我が命を守りたまえ!」

「ふざけてるか!?天然なのかはっきり

しろ!」ツッコミがいない中剣持は、

ミッド星人から距離を離して、ナイフを

持ち変える剣持。

カンフー「おお!剣持君!こりゃあ白兵戦の

しがいがある相手だ!大丈夫か?少女よ。」

振り向き様に紅い眼光が尾を引くその姿に

那須「ヒッ!!あ、ありがとうございます

……」紅い丸眼鏡からブォンと紅い明かり

が付き、那須隊長も流石にビビる。

カンフー「これは俺の趣味の服だ。

特殊機動隊。略式で、特機隊の奴。

徹夜で作った。」

「まじかー。プロテクトなギアだな。映画

とかで、カメラ映り良いんじゃないか!?」

カンフー「話は終わりだ。やるぞ!剣持!」

暗黒星雲R星人「(*゚▽゚)ノやぁ、ティン

カーベル」

悠々自適に装甲車の後ろに張り付いて、

挑発するブラックスター人。

暗黒星雲R星人「こっちでござるよ。」

那須「あのカンフー?さん。サイドカーを

もう少し装甲車の近くに寄せられない

ですか?」

カンフー「生憎、この服を着て身体は軽いが

視界は重い。潜水服を着ている潜水夫にも

なったようだ。赤外線機能やら暗視

スコープ機能をしっかり

頑丈な物にし過ぎたかな?とにかく、

サイドカーの交通速度を守らねば、」

那須「……わかりました。茜ちゃん!

取り敢えず同時に攻撃しましょう。」

日浦「了解!」

狙撃手用のイーグレッドを速射の売りの

ライトニングに変えて構える。

那須隊長はサイドカーの側車とバイクの

両足を乗せて、小型トリオンキューブを

宙に浮かばせ回転させる。

暗黒星雲R星人「ヒヒヒヒヒ……」

身動きが取れない俺と熊谷隊員は、

咄嗟に、黒いローブの金属ナイフを持つ

手を、病的に死人の様な

細腕を、同時に掴む、

ブラックスター人「あっ蛆虫共が!」

イラついた顔に変わり、無理やり身動きを

封じる。

「種と仕掛けは割れてるんだ。離さないぞ!」

熊谷「コイツっ手冷たっ!茜。玲。

遠慮せずやって!」

日浦「はい!」スコープ越しに相手の心臓を

狙い。引き金を引く!

那須「変化弾(バイパー)!!」

しかし暗黒星雲R星人は焦らず、

ブラックスター人「しっかり狙えよ。

妖精さん。」

流れる様に放たれた変化弾と、狙撃される

トリオン弾は、全弾直撃するが、

暗黒星雲R星人の胴体の黒いローブに

吸い込まれ飲み込まれた!

まるでSF映画のワープの描写のように、

那須隊のトリオンの攻撃が、

ローブの闇に飲み込まれ黒い彼方に

消えた!

(やはり光線対策は持っていたか!?)

剣持(ベム)は冷静に相手の能力を観察

して内心舌打ちをする。

数分前サンダース隊員のレールガンは、

相手の光線銃を叩き落とした。

黒いローブがある場所は、トリオンの攻撃

もサンダースのレールガンも確実に効か

ない。

後こいつ、身体に無数の黒い布を巻いて、

変わり身の術のように姿を消す事が出来る

暗黒星雲R星人「ギャハハハハハ!!

!!」高い笑い声を上げる!

那須「!!!!」自分の戦い方に、自信が

ないと言えば嘘になる。

でも自分の攻撃をローブの彼方に飲み込む

敵なんて、どう対処すれば、そんな那須の

焦る気持ちを抑えながら、サイドカーの

運転手のカンフーは、

カンフー「スピードを上げる!交通法に

乗っとり!」

日浦「言ってる場合ですか!」

カンフー「だって~~もう赤信号だから

装甲車は止まるし、」

サンダースは信号前に、装甲車を止める。

カンフー「トゥ!南無阿弥陀仏!」

サイドカーを運転する。運転手は、

高らかに体操選手顔負けの空中回転ジャンプ

をして、

装甲車の上では、那須隊の攻撃手と剣持が、

ミッド星人のハサミをトリオンシールドと

両手のナイフで、ギリギリ防いでいるピンチ

に、強化装甲重モビルスーツを纏った。

カンフーが、ミッド星人に向かって、

飛び蹴りを放つ!

二人に注意を向けていた。ミッド星人は、

カンフーの飛び蹴りをまともに喰らい!

運転席の方に吹き飛ばされる。

カンフーは仲間の元に行き、安否を確認する

カンフー「無事か。剣持!と誰この人?

バスケ選手?」

男勝りの姉御のような黒髪ショートカットの

スタイル抜群の女性を見て、

「やっぱり。カンフーの飛び蹴りは

ハリウッドばりのアクションだ。後この人

は那須隊の熊谷 友子さん。攻撃手の人。」

淡白な説明をする剣持に、苦笑いをする

熊谷さん。

熊谷「この怪しいパワードスーツの人は、

あなたの知り合い?」疑いの目を交互に

向ける

「只の同僚。格闘技が天才の……」

熊谷「随分、変わった同僚がいるのね。」

「どうせ、その格好、複数人でカバーし

合うのが前提の装備だろ。単騎でどうにか

なるなら【アイアンマン】の

スーツを作ってもらった方が良かった

んじゃないか?」

そう意見を言いながら、携帯している。

電磁警棒をカンフーに渡して、

カンフー「【スパイダーマン】の敵の装備

をモチーフにしているんだけどな?」

小型のカボチャの形をした爆弾を見せて

「そっち?」

カンフーは二人に背中を向けて、

電磁警棒をトンファーモードに変形させて、

カンフー「文句も意見もこの危機を乗り

超えたからだ。それに!ここの信号は5分は

変わらないから俺の戦闘が出来る……」

あるリモコンを剣持の手に渡してしゃがみの

姿勢を辞めて立ち上がり、

『ブォン』

紅い丸眼鏡が光を発して、

『シュコー。シュコー。』

循環呼吸器から聞こえる音を夜の装甲車に

響かせ無言で少林寺拳法の構えを

取る!

熊谷隊員も構えようとしたら、剣持は手で

制する。

熊谷「ちょっ!加勢しないの。」

剣持は熊谷隊員に安心させる様に言う

「大丈夫。カンフーは格闘技の天才だし。

後、あのファイティングポーズはガチで、

戦う時ようだ。」

カンフーの全身からビートの音を鳴らし

初め、纏う雰囲気は威圧感と共に、

静かに……相手を見て動きを合わせて

空気が変わる!そしてその時は来た!

カンフー「『お化け屋敷』鳳レオ。参る!」

俊敏に動き、ミッド星人の攻撃を最小限の

動きで見切り、電磁トンファーを振り

下ろし、ミッド星人はシザーアームで

ギリギリ防ぎ反撃するが、それより速く

距離を下げて、カンフーとミッド星人は

攻守を変えながらシザーアームとトン

ファーの連続攻撃を、複数の格闘技術を

混ぜながら戦う。両者相手の装甲の隙間や

顔面や関節を重点に戦うが、戦い場を支配

していたのは、カンフーこと鳳レオ

だった。中国拳法の流れで、

ミッド星人の動きを翻弄させて攻撃を

加える!シザーアームの攻撃を回避と

防御を交互に代えて、

電磁トンファーをミッド星人に叩き付ける

ミッド星人「がはっ!」

息を吐く暇も与えないカンフーの連続

攻撃に、重い回し蹴りを放ち、肘打ちを腹

に叩き込み、ミッド星人は追撃に電磁警棒

のトンファーの突き出しを喰らい!

ブラックスター人の元に吹き飛ばされて

暗黒星雲R星人「ちっ!」

電磁警棒から変形させた電磁トンファーを

両手に装備した黒い強化装甲服を纏い

『ブォン』こちら振り向き紅い光が

尾を引く

 

カンフーは素早く走り出し暗黒星雲R星人

に向かって電磁トンファーを

振り下ろすが、影に潜って

これを回避、カンフーは、

カンフー「トゥっ!」

そのまま、サイドカーに戻る!

那須「あの人変な格好しているのに、

滅茶苦茶強い!」

日浦「本当に強いです、変な甲冑着て

ますけど、凄く強いです。」

志岐《なんてハチャメチャな!渾名は

ケルベロスに違いない。》

「おい!どこ行く。」

カンフー「青信号だから。」

ミッド星人は、装甲車の前の方に移動する

それに気付いた熊谷隊員は、

熊谷「逃がさない!」

孤月を持ってミッド星人を追いかける熊谷

隊員。

「このリモコンは……あれか。」

(えっ?)

(ここから暫く進むと設置されている

照明装置のリモコンだよ。)

(あ、成る程……)

「あっ!!待ってください。熊谷隊員。」

暗黒星雲R星人「……まずは奴から

始末するか。」目線の先にはカンフーの

姿が、

黒い布で出来た足場から離れる俺。

その黒い布を暗黒星雲R星人は操り、

それをカンフーに向かって被せる!

カンフー「ぐっ!!何だこれは前が!?」

カンフーは黒い布が生き物のように動き

始めてに包まれて、指パッチンの音と共に

何処かにテレポートされる。

那須「なぁ!」

日浦「カンフーさん。」

まるで最初からそこにいなかったかのように、

カンフーは剣持達の前から影も形も無く

なった。

「お前!カンフーを何処にやった!」

ナイフを構えて、暗黒星雲R星人に向かう

が、ミッド星人に阻まれる。

「どけ!」

装甲車は前に進むが、サイドカーの運転手は、

いない為、那須隊長と日浦隊員が置いて

きぼりになる。

熊谷「玲。茜。」

那須「こっちは、大丈夫。其より気を

付けてアイツの戦法は基本は……」

何か言っていたが、装甲車は前に進む。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

エジプト 西方砂漠。日本より時差が7時間

遅いエジプト。

三門市は夜ならば、エジプトでは夕方、

砂漠のど真ん中に落とされた黒い布。

カンフー(どうした!身体が動かない!皆

がピンチなのに!この地球の素材じゃない

黒い布をどうにかしないと、)

布越しで分かるのは、砂地にいること……

 

カンフー「皆、大丈夫かな。」

手足は勿論。

電磁警棒を持った腕を動かせない現状、

科学特別機動捜査隊の一員として、

この状況からどう脱出するか……

視界が闇しか見えない中で、鳳レオは、

これまで勉強した知識や経験から考える

……カンフー(海か?砂漠か?あのリモコン

は一応渡した……後は、この閉鎖空間を

どうにかするだけだ。)

カンフー「ガジェット起動。火炎放射機。」

音声認識で、装備に内蔵した物が稼働する

『ピポパピポ……』

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

三門市 お化け屋敷から三門市警察署

までの市街地の外れまでの道路にて

暗黒星雲R星人「ウフフフフ最早指の

一本も動かせはせぬ。ここのまま朽ち

果てるまでそこにおれ、影の蜘蛛の巣結界!」

熊谷「余所見するなんて余裕だね!」

金属ナイフとボーダーの孤月がぶつかり合い

 

暗黒星雲R星人「蛆虫共が、

うん?フゥー!」

熊谷「!!何、人の身体見て喜んでるんだ!」

邪な視線を感じて、距離を取る熊谷隊員は、

ミッド星人との戦いから距離を離した剣持

と背中合わせに会話する。耳元に小声で、

攻略方法を言い。

「いい加減決着付ける必要がありますね。」

熊谷「敵を一人に絞ろう。一対一だと、時間

がかかり過ぎる。」

「了解!」

剣持はミッド星人の元に走り出し、

熊谷隊員は、暗黒星雲R星人の元に走り出す!

暗黒星雲R星人「馬鹿の一つ覚え……

影の蛇締め!」

熊谷「あっ足が動かない!」

酷く驚く顔をしながら足元を見る。

熊谷隊員の両足に絡み付く影で、前にも後ろ

にも移動出来ない。

暗黒星雲R星人「終わりだ。」

金属ナイフを取り出し、勝利を確信して、

熊谷隊員の影の胴体に一気に近づく

熊谷はにこっと笑い。

熊谷「かかったね!」

突然、装甲車の360度に設置された照明

装置の電源が走り一斉に明かりを真ん中に

照らす。

熊谷隊員の動きを縛る影は消えて、

R星人が潜る影も消えた。

R星人「!!!!」

熊谷は咄嗟にその場をしゃがみ込み、

自分の真上を通過したハイマンガン

スチールナイフを見て、

熊谷「ナイス投擲……」

と小さく呟く。

相手の眉間に見事に刺さるが、

黒い布で、変わり身をして回避する。

(このリモコン。フュージ・キールの時に

用意した照明装置の遠隔リモコンだったのか

黒野先輩。照明装置を自分の建設企業に

そのままにしたって言ってたからな~~)

熊谷「!!しつこい奴は嫌われるんだよ。」

那須《熊ちゃん!聞いて……》

親友からの連絡に、

熊谷「何?影の方は仕留められ

なかった……」

志岐《ツタンカーメン星人の方は?》

熊谷が小さく振り向き、

熊谷「剣持がナイフ一本で、身動きを

止めている。でも長くはもたない。」

那須《熊ちゃんはそのまましゃがんでいて

、エジプト宇宙人さんは、私と茜ちゃん

が仕留める。》

志岐《現在の装甲車の上の立ち位置の

データと射程距離のデータを那須隊の

皆さんにお送ります。熊谷さんは、影の

宇宙人の注意を反らして下さい。》

熊谷「了解。頼むわよ。玲。茜。」

日浦《はい。》

那須《射手として…これでも場数は踏んでる

つもり、出水さんや二宮さんには劣る所は

あるけど、負けるわけにはいかない……》

確かに聞こえた彼女の射手の誇り。

仲間を信じられるのは、私達の人間の武器!

影から影に移動する敵に、

???「手間どっているな。R星人。」

サングラスを掛けた黒いスーツの男が、

突然剣持達の前に姿を表し、

志岐《誰?何処から現れたの?》

那須《どうしたの?》

熊谷「新手。黒いサングラスの黒いスーツ

の男。」

???「速く終わらせる。」

光線銃を取り出し、

「熊谷隊員。シールド!」俺が叫ぶと同時に

熊谷隊員はしゃがんだままシールドを

自分の後ろに出す!

志岐《那須隊長。ツタンカーメン星人の弾道

ルート確保しました。》

那須《ありがとう。小夜ちゃん。さっき

の攻撃は効かったけれどこれは、

どう!!!!》

ミッド星人「あっ!?また曲がる石礫か」

熊谷(通常弾(アステロイド)否、これは!)

「ひっ!」

レッドマン事剣持はトリオン弾に感じた

相手を生かしてなるものか!っと怨念の

ような気配を察知して、ミッド星人から

離れる。

((通常弾と通常弾の合成弾。徹甲弾

(ギムレット)!!)

熊谷隊員がミッド星人に付けた傷口に

遥か遠方から来た徹甲弾は直撃して、

ミッド星人「グギャアアアアアア!」

志岐《茜。那須隊長。頼みますよ。》

那須《変化弾に炸裂弾を合成して、目標に

向かって発射!!!!》

茜《得意なのはライトニングですけど、

ここは苦手を克服してこそ日浦 茜の那須隊

の狙撃手の腕が試される時!》

鋭角的な外見の狙撃トリガーから

対物ライフルに形を変えて、

射手と共に同時に放つ!!

弾速は遅いが威力は自分達が今出来る最高の

アシスト、

(アイビスと変化炸裂弾(トマホーク)!)

2つの弾はミッド星人の傷口に見事して、

ミッド星人「グギッガボ!!」

星人の身体は風船のように膨らみ爆発した。

「すげ!」

(那須隊を敵に回さないようにしよう。)

煙に視界を守りながら那須隊の怖さを

再確認する。

熊谷「撃破確認。流石は那須隊の狙撃手と

射手。お見事。」

爆風で装甲車が揺れるなか、剣持は新手に

向かって攻撃しようと動くが、

???「遅い!」

装甲車の周囲に設置された照明装置を

緑色のリング光線で破壊!

更に、装甲車をパンクさせる!

サンダース「うわっ!何だ!御手洗

博士!シートベルトとエアバッグは

しっかり、」

装甲車は横転して剣持と熊谷隊員は、

装甲車から離された!

熊谷「ねぇ怪我ない。」

甘い香りに一瞬、我を忘れそうになる

剣持は、咄嗟に抱き締められて

庇ってくれた熊谷隊員が安否確認の為

そう剣持に尋ねる。

「先輩こそ、良くあの状況化で良く助け

てくれましたね。」

互いに立ち上がり、横転した装甲車を見る。

「敵が増えました……」

熊谷「?あそこの駐車場、1台も車がない

からあそこで戦う?」

「博士をこのままにして置けません。

さっきの戦法はもう駄目なら那須隊長に

追い込みでもさせて、空中で仕留める

必要があります。」

暗黒星雲R星人「相変わらず、

荒っぽいねぇ。もう少しこう楽しめんか?」

???「だったら後始末は自分でしてくれ、

暗黒星雲R星人「ありがとう。キリキリ。」

サングラスの男はこの場から去り、

「何か知らないですけど、サングラスの

黒スーツ帰ったみたいですね。」

皆に気付かれないように身体を自己再生

させる。剣持。

熊谷「敵が一人減ったわね。どうする?」

志岐《さっきの剣持隊員のアイデア貰います。

要は、アイツに影のない場所で仕留めて

しまえば、良いんです。那須隊長。茜。

熊谷先輩。聞いて下さい。》

「なら、時間を稼ぎます。」

サンダース「博士!大丈夫ですか?」

 

サンダースは運転席から何とか脱出して、

御手洗博士の元に向かう!

暗黒星雲R星人は博士を狙いに走り出すが、

「おら!てめえの相手は俺だ!」

剣持隊員は大声を上げて、R星人に切りかかり

注意を自分に向けさせる。

R星人は、影に再び潜り移動して、

「……今の内に御手洗博士を……」

サンダース「あぁ。」

剣持は横転した装甲車に影のない方向に

走りながら、大声で叫ぶ

「おおう!完全に頭にキタぜ!出てこいやぁ!

お前の臭い口の匂いが、此処までプンプン

漂っているぜ!」

(カンフー隊員は?)

(居場所は感知した。エジプトの西方砂漠。

ワープを小さくして空間を外に吐き出そう。)

(ベムってそんな細かい事出来るの?)

(……普通は出来ない。念のために分身を

用意して正解だった。レッドマンに

変身させて、連れ戻そう。)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

エジプトの西方砂漠にて黒い布の内部から

聞こえる稼働音。

『ガシャン。ピポパピポ……』

カンフー「……神風ファイア。」

伊達に徹夜で制作した訳ではない!

両手首から備え付けた携帯火炎放射を

放ち密閉空間で酸素を燃やす荒業を

して黒い布の空間を自分事燃やす!

黒い布は燃え尽きて、

最後に残ったのは、少し焦げた匂いを

漂わせた。漆黒の装甲兵。

視界を確保して、周囲を見渡し日本

じゃない事知り、自分のスマホを確認して、

カンフー「Wi-Fiは繋がっているな。なら

あのグライダーを呼べるな。」手首にある

ボタンを押そうとした瞬間。

レッドマン「イヤッ!!!!」

カンフー「うん?」

(ワープ!!!!)

突然、隣に現れた宇宙人に日本の三門市に

戻されたカンフー事、鳳レオ隊員。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

カンフーが元の場所に戻った事は、

熊谷隊員と剣持は一歩も動かず周囲を見る

そんな中、R星人は

人知れずカンフーがあの結界から脱出した

事を知る。病的に白い指に巻いた黒い影

蜘蛛の糸がちぎれる。

R星人「!!!!こうしちゃおれん。

さっさと雑魚を片付けなければ、」

那須(……影に気を付けろか……)

志岐曰く

作戦は【ジョジョの奇妙な冒険】に出た

キャラクターのブラックサバスと似た能力

者の攻略法……

志岐意外ジョジョはそもそも読んでいない

からブラックサバスがどんなキャラなのか

那須隊は誰も知らない。

那須《熊ちゃん。そこを一歩も動かないで

…》

熊谷「…無茶を言わないで、一番私が苦手

な事を、」

「全員絶妙な距離にいるのは

良いですけど、サンダース隊員。

ランチャーモードにはした?」

サンダース《そんなに距離を離れてないから

聞こえるよ。変形させたよ。》

そんな会話している中、

志岐《ターゲットが生き餌に近づいています

。》

「生き餌って……」

熊谷「我慢よ。後輩。その苛立ちを黒いローブ

にぶつけて殺ろう!」

那須《あれ?あっ!》

熊谷「どうしたの?玲。」

日浦《カンフー隊員がちょっと焦げた

姿で戻ってきて、作戦エリアにサイドカーを

爆走させてます。》

志岐《また何で?!!!!那須隊長、茜、

攻撃準備を!》

日浦《もう狙撃の準備完了しています。》

那須《こっちも追い込み準備完了。》

影を水のように潜るR星人は、音を立てず

人知れず、気配も感じず、

剣持と熊谷の背後に回り、二人の影に

向かって金属ナイフを構え突き刺そうと

腕を振り上げるとると、

真上から自分に迫る無数の光の雨を、

連続バク転して熊谷と剣持から距離を離す

暗黒星雲R星人「危ない危ない。」

『ブォン』

紅い眼光が尾を引き片手に持った

ハイマンガンスチールナイフを

背後から突然投げ放ちR星人の首に突き

刺さるが、黒い布を大量にバラ巻いて、

R星人は咄嗟に空中に逃げる!そこに!

志岐《茜。》

日浦《了解!》

「サンダース!」

サンダース「喰らえ!」

「おりゃ!」

暗黒星雲R星人「ヒャア。」

別々に鳴り響く発砲音。

風を切り刺さる音が鳴る。

そして高い所から物が落ちる音が鳴り、

潰れる音が鳴る。

「那須隊の皆は見ないで下さい。」

カンフー「サンダースは御手洗博士の近く

に……」

カンフーはトンファーを構えて近づく。

「死んでるよ。」

死体は緑色の大量の血を流して、緑色の炎を

上げて最後は何も残らず……

 

戦い一旦終わり、集まる那須隊に近づく

剣持。

那須「どうしたの?」

「いえ、博士を始め、俺達を

助けてくれてありがとうございます。」

カンフー隊員と那須隊の皆さんに、

頭を下げて、礼の言葉を言う。

熊谷「まっ報告書を書く必要はあるか。」

日浦「動く乗り物越しで狙撃なんてランク戦

でもやらないことしました。」腰が抜けた

のかサイドカーに座りぱっなしの

日浦隊員。

那須「皆無事なら良かったわよ。」

安堵の表情をして周りを見回し、

「ところで、皆さん何で?あんな近くに…」

那須隊はその言葉に固まる

那須隊「そっそれは……」

志岐《あなたが怪しいから尾行したんです。》

はっきりと答える那須隊のオペレーター

熊谷「えっ(*゜д゜*)!」

那須「小夜ちゃん。言い方……」

那須隊が隠していた事をあっさり話して

しまった。

剣持は一瞬悲しい顔をするが、

すぐ笑顔になり

「そうか……でも助かった。俺と

サンダース隊員だけじゃ御手洗博士を守れ

なかった。本当にありがとう。」

志岐《えぇ。那須隊の活躍で、地球の頭脳

を守れたのですから、良かったです。》

あっさりこの話を終わらせて、

「カンフー。悪いけどサンダース隊員と

共に、御手洗博士をサイドカーに乗せて

三門市警察署にお送りしてくれないか?」

カンフー「了解。」

サンダース「後、その格好は脱げ。怪し

過ぎるぞ。」

御手洗博士「剣持君は?これからどうする

つもりだ。」博士はそう尋ねると、

「装甲車の修理業者に連絡と、東京の同一

犯人かの確認。後、現場保存。この事件を

警察署に連絡を頼むよ。」

カンフー「わかった。ナイフは?」

「とっくに拾ったよ。那須隊の皆さんも

近々ボーダーの上層部に質問責めされる

かも……説明が難しいなら『お化け屋敷』

の名前を言い訳に使っても構いません。」

志岐《そうしとく。影から影に移動する。

なんて魔法か妖怪の類いしか聞いた事ない

もの。》

熊谷「確かに……アニメやマンガの敵と

戦っている感じだった。」

冷静にさっきまでの戦いを思い出して……

那須「今日は皆疲れたからゆっくり休もう

よ。それじゃ、皆さん。さようなら。」

那須隊はそう言い、俺達の前から去った。

 

嵐のような夜の三門市の戦いは、終わった。

しかし剣持はジャンクで分析してわかった

事は黒いローブは地球の材質ではなく未知

の素材で造られた事、横転した装甲車に付着

した宇宙人の緑色の血が光に極度に弱い事。

レッドマンの敵対する星の傭兵達だった事

だけだ。

暫くしてからレッカー車が来て、横転した

装甲車を修理業者の所まで運んだのを見て

『お化け屋敷』の隊員達が現場保存して、

この道は暫く通行止めになる。

事情聴取は別の日にして貰い。

ジャンクのデータを『お化け屋敷』に

送って俺は自宅に帰り、貪るように寝た

……暗黒星雲R星人の太腿の刺突攻撃と

ミッド星人の攻撃が思いの他

効いたのだ。

(身体のあちこち痛い……)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

東京 時刻は深夜

剣持が家に寝ている間

秋月研究所の一階の廊下にて、

ムラマツ「そうか。博士を守ってくれて

ありがとう。」

サンダース《俺は運転していただけですよ。

戦ってくれたのは、剣持と偶然居合わせた

ボーダーの人隊と、カンフー隊員のおかげ

です。》

ムラマツ「ボーダーの皆さんに感謝を

…詳しい事はまた報告書を読んで

確認する。」

ホシノ「うん?黒野からメールだ。」

スマホのメールを見てみると、

ホシノ「…………」

『今日の昼、極東科学研究所の南原博士

を尋ねて連続殺人の容疑者に、烈破博士

の教え子の可能性が浮上しました。一年

前に学会に追放されて、行方知れずだった

んですが、数日前に最初の犯行予告を

烈破博士に直接電話して証言していた

らしいです。逆探知をしても公衆電話しか

見つからないず、容疑者の影も

見当たらない……烈破博士は南原博士に

相談して極東科学研究所にいて

貰っている。』メールの内容を確認して。

ホシノは溜息を吐き。明日にでも竹中博士

について調べる必要があると考えた。

 

秋月博士の研究所からかなり離れた場所で、

???「任務成功の知らせも帰還報告が

来ない……どうやら地球人にも手練れが

いるようだ。」

ホーン「R星人ノ彼ガ弱イ物虐メスル癖ガ

ナケレバ、恐ラクモウ戻ッテクルハズ。」

???は腕を組み換えて、億劫そうに言う

???「…人間の身体は面倒くさい。砂漠に

ある馬鹿デカイ三角形の建物に、俺の宇宙

昆虫怪獣の細胞をベースに器を

培養している。」

ホーン「フーン…目標発見。」

???「ホーン、やるぞ。」

互いに黒いローブを被り、影に潜む……

無数警察がいる中で、影が移動する。

影を遮る物など何もないように……

ホシノ「?」

ムラマツ「どうした?」

ホシノ「いえ、さっきそこの影が動いた

ような……」影をじっと見ながら、

ムラマツ「影が……」

互いに目で会話して、レールガンをホルダー

から取り出し、影に向かって射つ!

???「!!!!」

影から黒いローブを被ったサングラスの男

が現れて、『お化け屋敷』と向き合う!

ホシノ「悪いな。数分前に御手洗博士を襲撃

した連中の特徴をサンダース隊員に聞いてな

。秋月博士に頼んで、家具や研究器具の配置

を意図的に動かしたんだ。影に潜れる場所

を意図的に限定して……」

相手を冷静に見ながら、

ムラマツ「国田ゴンザレスではないようだが

、容疑者候補として署までご同行願う。」

???「…………」

サングラスの男は、両腕を交差して身体が

左右に2つに引き裂かれ、裂かれた部分が

再生して、一人から二人に分身する

ホシノ「なっ!」

廊下に展開する戦い。

ムラマツ「!!来るぞ!」

相手と睨み合い銃撃戦闘を開始する。

???「…………」

地球人より遥かに速く動き、ホシノチーフ

互いに銃を取り出し、研究所内部で、

銃撃戦を繰り広げる!

部屋を移動しながら、テーブルを倒して

遮蔽物の代わりにして緑色のリング状の光線

を放つサングラスの男に対してチーフは、

無数に放たれる敵の光線を移動して避ける。

花瓶が割れたり、攻撃が当たりそうになり

ながらも回避を繰り返して部屋の外に出る

ドアを蹴りで開けて、ムラマツキャップと

取っ組み合いになるもう一人のサングラス

の男の後頭部に頭突きをして、距離を取り

ながら、光線銃を手放させ、

ホシノ「キャップ。流れ弾に注意して

下さい。!!なんて威力だ。これは

当たったら間違いなく即死だな。」

ドアを盾にして、相手の視界を塞ぎ、ドア

越しにレールガンを射つ!

ムラマツ「この野郎!おりゃ!」

キャップはサングラスの男に果敢と迫り、

格闘戦を展開、

空手と柔道の応用で、サングラスの男を

放り投げる。

ムラマツ「どんな問題だい!」

ホシノ「!!」

射程距離を見比べながら、ホシノは、相手

が今いる部屋の家具の位置を改めて確認

して、

秋月研究所の家具の位置を改めて動かして

無数の鏡を廊下の壁に置いた。

特殊アダプターをレールガンの先端に装備

して、レーザー銃の機能を使用、

ホシノ「キャップ。そのまま伏せて下さい。

廊下の端の鏡に向かってレーザーを発射!

レーザーは鏡に反射して、別の鏡に向かう、

それを繰り返し、ホシノはドアを全開して、

レーザー光線が部屋に入り、

サングラスの男は咄嗟にテーブルに身を

伏せるが、

部屋の中に置いた鏡に反射して、

背中から直撃して姿は消えた。

ホシノ「キャップ。そっちが本人みたい

です。確保して下さい。」

ムラマツ「わかった。外にいる町田警部

に連絡しよう。」無線機を取り出し、

捜査一課に連絡する。

その間、ホシノチーフは2階に上がり、

秋月博士の研究室の扉を叩く。

ホシノ「秋月博士。報告する事が

あります。博士。」

暫く扉の前に立って博士を待つホシノ

チーフは部屋の向こうから人の気配や音が

聞こえない事に、疑問を覚え、

ホシノ「博士?博士!失礼ですが、扉を

開けます。」

扉を開けて研究室の中に入ると、

実験器具が滅茶苦茶に散乱して、

誰かと争った形跡があり、

窓が大きく開いていて、

ホシノ「!!やられた!!キャップ。

大変です。秋月博士が拐われました!」

事態は複数の入り乱れて混沌と化した

……

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

キリキリが囮になってくれている間に、

ホーンは秋月博士を連れ去り、

深夜のレインボーブリッジのお台場主塔に

博士の首を持ち上げながら、

ホーン「ドウシマシタカ?顔色ガ悪イ

デスヨ。」

秋月博士「誰が貴様らの思い通りなんかに

……」

ホーン「サテ、キリキリの作戦モソロソロ

大詰メデス。ユーノ為ニ素敵ナ惨殺ヲ用意

シマシタガ、急遽予定ガ変更シマシタ。

ミーハ予定ガアルノデス。サッサ

ト殺シマスカ。」

主塔から博士の首を掴む手を離し、

秋月「ああああああああああああああああ」

博士は下に落下する。

ホーンは下を覗き博士の死体の様子を見よう

と塔から顔を出すと、

一陣の風が真下から吹き荒れ!

ホーンの背後に着地した。

ホーンは背後を振り返りその存在をみる。

??????「ガイラットの連中もそうだが

本当に好き勝手に人の知的探求を邪魔する

奴らだよ。お前らは……」

額伸びた黒い甲虫の角

闇に輝く赤い一つ眼

黒い仮面にガスマスクのような口、

赤いスカーフと2つの白いマフラーが

風に靡き、

黄色い稲妻のラインが身体に描かれ

黒い西洋甲冑を身に纏う。

全身の関節から煙を発して、

ネクストシングに向き合う。

ホーン「……貴様ハ何者ダ。」

ディアヴォロス「……貴様らの敵だ。」

両腕に持っている秋月博士を床にゆっくり

降ろす。

ホーンはサングラスを外し

本来の戦闘体の姿に身体を変身して

静かに身構える。

ホーン「貴様ハ殺戮シガイハアルカナ?」

ディアヴォロスも構える。

風が両者の間を通った瞬間!

2つの姿は忽然と消える!

音が後に響く。

両者はレインボーブリッジから飛び出して

空中で拳をぶつける!衝撃が双方の身体を

軋ませながらも、

深夜の首都東京の摩天楼にカメラが

追い付けない速さで攻防する両者、

ディアヴォロス「…人間の身体に寄生する

宇宙人か…。」

左手同士ガッシリ掴みながら、パワータイプ

の相手と力比べをしながら、

ホーンの顔面に向かって、至近距離に右手

を突き出し

ディアヴォロス「喰らえ…」

『ウィーン。』

稼働音を鳴らし、発砲!

『ダダダダダダダダダダダダダダダダ』

右手の5本指からマシンガンを放ち、

ホーン「ソンナノハ効キマセーン!」

残った片手で、弾丸を全部片手で、止める

ホーン「手品ニシテハオ粗末デース!」

ホーンの伸びるロングパンチを顔面に直撃

してトリオンの炸裂弾より威力を受け

ながらコンクリートを粉々にしながら派手に

吹き飛ぶディアヴォロス。

吹き飛びながらも膝からマイクロミサイルと

膝の皿の部分を外した衝撃集中爆弾投擲

して、

ホーンに直撃して空中爆発する光景を見るが

敵の生死の確認をする暇もなく、

爆炎を突破して、マイクロミサイルを素手で

掴み握り潰して再び爆発に巻き込まれる

宇宙人のリーチの長い拳を食らい、

ディアヴォロス(今の爆弾やミサイルは

A級をベイルアウトするには充分過ぎる

兵器だぞ。無茶苦茶な奴だ。)

無様に瓦礫に埋もれながら、多目的トリオン

兵としての機能の使用する。

ディアヴォロス「!!!!エピタキンシ

ズモス!!!!」

奥歯を噛む音が鳴ると……ディアヴォロス

の姿はホーンの前から消える。

ホーン「ワッツ?」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

景色が、烏達が、水が、人が、車が、

全てがゆっくり動いている。

世界その物がスローモーションに感じる

この機能は、便利に見えて不便な一面もある

これを使っている間……自分は世界から

切り離されたように孤独感を酷く感じる。

 

だが、その分、

ディアヴォロス「!!!!」

加速した動きに相手は手も足も出ない!

ホーンは全方向から攻撃を食らい防御を

徹する!

ホーン「( ̄0 ̄)/オーマイガー!」

ホーン(瞬間移動?ノー。コレハ……)

目で相手を捉えるより速く、俺は加速する

ホーンは加速する攻撃を紙一重ブリッジ

してかわす!

ディアヴォロス「何!!」

ホーン「オ、オ、オ返シーロングパンチ!」

逆にしなる鞭の使い方で、ロングパンチを

ディアヴォロスの胴体に直撃させて、無様

に身体を回転させて地面に倒れるディア

ヴォロス。

ディアヴォロス(加速が仇になった!移動

先に拳を置くだけで、俺は自分のスピード

の反動で余計なダメージを受ける嵌めに、)

ホーン「ミーノ敵ニシテハイササカ役者不足

デース。」

ディアヴォロス「……流石に宇宙人は、始め

て闘うからな。役者不足かどうか良く確かめ

てみろ!」

腰のベルトから孤月(槍)を引き抜き、

構える。

ホーン「ミーモ加速シマース!」

互いに加速する!

ディアヴォロス(マジかよ!俺の加速より

早い!)

ホーン・デュアウトの加速した体当たりを

孤月でガードしてその場を飛び上がり、

『キーーーーン』

建物から建物に移動する!ビルの窓を割り

壁を砕き、鉄の扉を吹き飛ばし、

ビルの窓から外に出てくる。

宙に浮く感覚を覚えながら、脚部に埋め

込まれた機能を開き飛行ユニット出現

させて

両足からジェット噴射して空を飛ぶ

マッハ5の速度で移動する

ディアヴォロスに対して、

ホーン「ミーハユーノ捕食者デース。」

普通ビルを素早くよじ登る!

その様子を空中から見て悪態を付く。

後数秒でこっちに接近するな。

迫る敵に対してトリオンの変化弾と通常弾

の雨を放つが、敵はそれを全て回避しながら

とにかくこっちに来る!

ホーン「ソノ程度デスカ。遊ビマショー。」

天高きビルの頂上に到着して、脅威の

ジャンプ力で空を高く飛びあがる!

孤月(槍)を持って空中でぶつかり合う!

マッハ5の空中戦闘を展開する!

ディアヴォロス「!!!!変化弾!!」

音の速度で戦う両者!

速さも貫通も充分ある変化弾を

ホーンはビル群を盾にして、これを防ぎ

人間の速度は音速には耐えられない。

だがコイツの寄生した人間はバラバラに

ならず、寧ろ俺の装甲に、破壊は兎も角に

………内部機械がショート

を起こしている。複数のシステムも使用

出来ない。

孤月で凪ぎ払いながら、スコーピオンで

切りかかるが、大量のビルを足場に、

蛙のように

飛んで攻撃をするホーンデュアウト!

引き離せない。寧ろ先回りして、ビル

の壁に叩き付けられる!

ガラスが雨のように降り落ちる中で、

互いに睨みながら、向かい合う!

ディアヴォロス「…たくっどこのSF映画の

クリーチャーだ。速いし、強いし、見た目

以上に厄介な、」

膝からスコーピオンを生やしたが、

未来予知したかのように、身を引き、

距離を取るホーン。逆にディアヴォロスは

空中飛行の機能を使い、

敵から離れようと動いたが、ホーンは

両腕を伸ばしてディアヴォロスの頭部を

しっかり掴みゴムのように自分の身体を

引き寄せて両足を顔面に向かってキック

更に不安定な体勢を立て直し、

連続ニードロップを顔面に叩き込み、

ダブルスレッジハンマーを背中に叩き付け、

ディアヴォロスの胸に膝蹴り更に、

連続ラッシュ攻撃を浴びせて、

最後に垂直キックを決めるホーン。

ホーン「ロングキック!」

ディアヴォロス「ぐはっ!」

(コイツ本当に見た目詐欺だろ……)

衝撃が頭の後ろを通り抜け破壊力抜群の

蹴りを食らい、脳が衝撃に揺れる感覚

のままディアヴォロスは、

そのまま墜落する。

ホーン「口程ニモナイデース。」

落下する状況でディアヴォロスに追撃を

する。

ディアヴォロス「!!!!」

落下直前に意識を回復して、

墜落は免れる!

真上から接近するホーンに向かって、左手

を手刀の構えにすると、

ホーンは相手の左手の機能を幾つ物惑星を

破壊しつくした殺戮者として冷静に見切る

ホーン(右手ハマシンガン、膝ハミサイル

、連射、爆発物、ナラ左手ハ接近シタ物

ヲ両断可能ノレーザーナイフカ高周波

サーベルマタハ高振動ブレードット言ッタ

処デース。)

その時ホーンの脳波から通信が入る。

キリキリ《人間の奴らに俺の人間の器が

捕らわれた。マインドコントロールが解ける

前に、器は俺が処分する。そっちも任務を

遂行せよ。》

ホーン《ラジャー。ピースピース。》

脳波通信を終え、

戦闘を辞めて、

ホーンは黒いローブを身に付けて

ディアヴォロスを無視して、道路を走る

車の影に潜り姿を消す!

秋月博士の元に移動するつもりだ。

ディアヴォロス「ちっ!ラダル!」

マシンガンの機能レーザーナイフの機能も

戻し、黒い両腕を金色の両腕に替えて、

ディアヴォロス「マティラダル!」

音声認証を使いベルトのホルスターに収納

された小型偵察ロケットを両腕に装着して

空に向かって発射、500m上空に打ち上げて

10㎞四方の映像情報を探知、カブトムシの

形をした黒い角のアンテナを介して、

拳部分のレーダーに表示される。

更にこの両腕に替えている間は、

視覚と聴覚を強化される。紫外線や赤外線も

認識可能だが情報量の多さに脳の消耗が

激しい。聴覚の範囲は50㎞四方の物音を

感知できる。

ディアヴォロス「くそ!エピタキンシ

ズモス!!!!」

敵の現在位置がわかり、その場から

加速移動する仮面の怪人。

キリキリ「…………音と視界情報を一時的

上げてホーンの位置を読むとは、流石だな。

だが、俺達は地球の奴らとは違うぞ。」

キリキリがある装置を操作する。

キリキリ「ホーン。ターゲットは、」

ホーン「ミーガシクジルト?」

キリキリ「なら仕上げと行くか。如何に

スピードが速かろうと、救えない物も

ある。罠は既に張った。」

レインボーブリッジの主塔に加速移動して

到着したディアヴォロス。

ホーンは頭脳担当のキリキリに指示された

事を実行する。

ホーン「ゴーオブヘル&ヘブン。」

博士のいる場所だけが溶けて博士は重力に

従い落下する!

救出しようと身体を動かそうとした瞬間。

ホーンは両腕を伸ばして壁に叩き付ける!

ディアヴォロス「!!!!がっ!!!」

壁にめり込みながら

身体の各部に目に見えない特殊な透明

ワイヤーにディアヴォロスの動きを完全に

封じる!

 

ディアヴォロス「こんな物!」

感情が昂ると黒い仮面と黒い西洋甲冑に

赤い刺青が浮かび上がり

黒い両腕を赤い両腕に替えるがびくとも

しない。

ディアヴォロス(馬鹿な!ラービットを

片手で破壊出来るパワーがあるのに……)

キリキリ「見た目以上に哀れな程単純だな

。だが俺達はチームなんだよ。」

ホーン「ミー達ノチームワークノ勝利

デース。」

『グシャ。』

ホーン「ウ~ン着地ハイマイチダナ?」

下を覗き、博士の落下死体を見る。

キリキリ「帰るぞ。ゾークロンの馬鹿達の

船の浮上システムの修理もあるんだから」

ホーン「グッバイ!」

ホーン・デュアウトは姿を消して、

身体が自由になったディアヴォロスは、

両膝を床に付き、頭を垂れ、拳を力の

限り握り締め、

ディアヴォロス「うおおオオオオ

オオオオオオオオオオオオ!!!!!!」

力の限り、魂の限り叫ぶ!哀しみも怒りも

黒い仮面に深紅の一つ眼が空に向かって

睨む!

己の敗北を…………『お化け屋敷』の敗北

を……

 

ディアヴォロス「ゆるざん!!!」

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

〔推奨BGM W.l.N.R.休日〕

翌朝

東京 秋葉原駅の外

沢山の人達が歩く電器店の街。オタクの

聖地……秋葉原

 

志岐「オタクの聖地よ!私が来たーーー」

往来のど真ん中に高らかに叫ぶ!

サングラスをかけて白いマスクで口を隠す

少女。

黒野真琴「限定怪獣のコレクション!!

ゲットするぜ!!!!」

紫色と白いのカジュアルなジャケットを

着た少女が叫ぶ!!

「わかったから、静かにしろ。サプライズ

ゲストがサプライズしてない。ほらっ周り

がじろじろ見ているよ。」

志岐「ヒッ!!」

そう小さく叫び彼女は、俺の背中に密着する

「動きづらい。離れて…」

志岐「私をこんな所で見捨てるの!!」

迫真の声で答える。

「違うわ!俺とお前は同棲している

カップルか!?」

すると彼女は顔を真っ赤して、あたふた

してから照れ始めて

志岐「えへへカ、カップルだなんて…

そんな…(*/∀\*)照れるじゃない。」

「否定しろよ。ただの友達(フレンド)

だろ。」

真琴「おーい。イチャイチャするな。

夕方までには、私達の目的の物を運ぶん

だから、荷物持ちは任せたよ。」

「了解。」

新聞部長「ここが、電器店の街。秋葉原。」

記者子「さぁ特ダネをゲットしますよ。」

彼らの私服を見てみるとそれぞれ違う

オシャレな帽子を頭に被り、

それぞれの特徴が出て大変似合っていた

(俺達の服装って色違いのジャケットを

変えるくらいしか気にしないよな。)

(そうだな。部長さんの格好は青い

デニム生地のジャケットにオレンジの

Tシャツに黒いジーパンに動き安さを

イメージした服装だね。)

(カメラマンの人は、何故か……和服だし

袴って逆に動きずらいぜ。

金田一耕介っか?)

明治時代の文豪の服装をしているカメラ

マンから目を離して……

(記者子さんは、普通にこの三人の中で

一番オシャレだ。文句なし、)

 

「黒野先輩は、緊急の用事で、殺害現場周り

は夕方に向かいに来るって先輩が言って

いたからその間、現場の何処を見るか新聞部

の皆で決めてくれ、」

カメラマン「せっかくのオフの日に

すいません。」

「否、こっちも猫の手を借りたい程、事態は

悪い。」

朝刊の新聞を皆に見せる。

後ろに密着した志岐さんがひょっこりと顔を

出して一面を読む

志岐「何何……極東科学研究所の

秋月博士、自宅から失踪した

後、レインボーブリッジにて転落して死亡

を確認。極東科学研究所って……」

こっちをじっと見て静かに俺は首を縦に

降る。

新聞部長改め田端直人

「宇宙人の仕業か!?特ダネを

手に入れるぞ!」

記者子「うちの男二人がすいません。」

そういい彼らは何処か向かう。

「待ち合わせ場所は秋葉原駅の広場ですよ!」

新聞部「うおおー!」

真琴「……聞いてないな。まぁメールアドレス

は貰ったし、迷子に成ったら連絡がある

だろう。さて志岐ちゃん。私らも楽しもう。」

志岐「イエーイ。真琴先輩。楽しみ

ましょう。」俺の背中に密着しながら、

拳を上げて言う!

真琴「……いいの?」

「……テンパる位ならこうした方が彼女も

安心するでしょう。」

真琴「……こうして見ると兄妹みたいね。」

「本日の主役は貴方達だ。俺は只の荷物

持ち。」

真琴「本当なら休日を返上して、三門市に

滞在している博士の傍にいた方が良いん

じゃない?」

「その博士達に狙う人間のリストを用意し

た可能性の高い人物がこの秋葉原に住んで

いたらしい?」

黒野真琴さんと歩きながら、話す。

真琴「らしいって?」

真琴は目当ての店の途中にあるゲーム

ショップを物色しながら軽く聞き返す。

「一年前に竹中博士という人物が悪い実験を

強硬しようとして、学会から追放されている

……亡くなった博士達の友人で、自信家の

一面を持っているマッドサイエンティスト

って奴だ。人道的や論理に外れた実験で

世間にかなり非難されたらしい……」

真琴「動機は科学者として地位や面子

を失った復讐……または、挑戦?」

「だいたいそんな所だろう。」

志岐「でも昨日剣持君達を襲ったのは人間

じゃないよ?」

「共犯か……どちらにしても那須隊が

来なかったら車が横転して博士も俺と

サンダース隊員も終わってた……」

昨日の激闘は、那須隊もカンフー隊員も

皆協力して何とかなった感じだ。

俺達はまずゲームショップに足を運び。

志岐「おっこのゲーム。中古だけど、マニア

には凄い評価が高いゲームなんだよ。」

真琴「まっ難しい話は辞めて、この怪獣

ゲーム。589匹の怪獣を集めて怪獣使いの

頂点を目指す!新作の育成戦略シュミ

レーションゲームなんだよね。

古今東西の怪獣作品の

パクりやオマージュの揃っている。

【怪獣使いガウマの野望】

パッケージのイラストに映る赤い髪をした

狂犬みたい男性を中心に、何処かで観たこと

ある怪獣が所狭しに並んでいる

 

(何でこの赤い髪の人。身体に黄色い包帯

巻いているんだ?)

(5000年前に似た面の奴をチラっと見たな。

包帯じゃなく服装はしっかりしてたけど)

(怪獣を集めてお姫様と結婚する話らしい

……尚、仲間は怪獣だけです。同じ怪獣

使いは皆敵です。)

凄く主人公に孤独感を感じる……

(尚、ガウマは、戦闘戦略ではしっかりして

いるので雇用する人達は必然と文官です。

頑張って天下統一をしましょう。)

「何処の【信玄の野望】だ。」

……滅茶苦茶気になる。絵柄がFFの天野

さんなのも、個人的に気になる理由だ。

気が付けば、真琴先輩は会計を済ませて購入

していた。

真琴「怪獣使い……素敵な響き。」

志岐「……私は死にそうになったから、

RPGゲーム【料理の旅14】でもやるよ。」

帝国の料理人と反乱軍の料理人の世界を

かけた

料理勝負。世界をまたにかけて旅する様々な

コック達の涙あり感動あり笑いありの名作だ

……出てくる料理も現実の材料で再現できる

代物で、

(今回のモチーフはエジプトか?)

世界の料理の勉強になる。

志岐さんがゲームを購入している間に……

俺は、近々始まるパリ本部の創立20周年記念

パーティーの話を思い出していた。

あれは、連続密室殺人事件が起きる数日前

……

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

回想シーン

メインルームで今日も地球の知識を勉強

する俺。今回の先生は博識のあるベック

隊員。

チャールズ「キャップ。お食事をお持ち

しました。」自動ドアが開き、トレーを

中心のテーブルに置き、アーサー隊長を

初めトレーに置かれた品を見る。

サンダース「随分とエキゾチックな見た目

の料理だな、」

ジュリー「デザートにしてはインパクト

あるわね。」

アラシ「肉たっぷりだな。」

アーサー「食欲をそそるな。説明

したまえ。」

チャールズ「ヒアリのモーガニア風。」

ジャックは苦笑いしながら発言する。

ジャック「ソイツは学名か?」

チャールズの後ろからホシノチーフが

現れてアーサー隊長に報告書を渡す。

ホシノ「分析結果です。ここ最近現れ

た蟻は、ポイズンゴーストと同じ細菌が

使用された形跡があります。」

アーサー「うむ。」渡された報告書に目を

通す隊長。

ホシノ「それと……」

黒野「今度は問題なく本物の食事を持ち帰り

ました。皆さん。どうぞ!」

両手に持つ紙袋を自分のテーブルに置き、

チャールズ「ハンバーガーか?頂きます。」

大半は昼ご飯の方に向かい。

全員で昼休憩する中で、黒野先輩が思い

出してように言う。

 

黒野「そろそろパリの記念パーティーの

時期ですね。要人達が集まる大事な日。」

ベック「もうその時期が来てしまったの?」

サンダース「一般隊員には、関係ない

ですね。各支部の研究者や博士達と

チーフか隊長達が、

スポンサー達と今後も地球を守る為に結束

を強める。社交パーティーなのも俺は苦手

な一面があります。」

エドランド「参加するのは、私とムラマツ

。ホシノチーフとベックは、私達がいない

間は、指揮系統を一任する。一の谷博士と

協力しなさい。」

ホシノ、ベック「はい。キャップ。」

黒野「俺とアーサー隊長はスポンサーとして

このパーティーに参加しないといけない。」

アーサー「大事な催しだぞ。虚偽の報告を

する支部は即解散の、互いが互いに

しっかりと仕事が出来ているか?本部も支部

も信頼して怪奇案件を解決する。これを維持

しなくては、事件一つまともに解決出来ない

のだから……」

イデ「もう動力室の爆破で、復旧に12人

の支部長の命令を通達するのはこりごりです

……。」

警察の基本ルールに『お化け屋敷』憲章の

中には……

もしも秘密基地が敵に占領されたら、

自動で装備や兵器が使用不可能にする。

セーフティがある

勿論、イデ隊員が言うように

復旧に12人の支部長命令で解決するが、

皆基地の外で事件や捜査会議や、研究所に

移動しているだろうと、直ぐに解決は

しない。世の中そんなに人間に優しく

ないのだ。

アラシ「イデ。昼ご飯。置いとくぞ。」

イデ「ありがとう。」

ジャック「けど記念パーティーまでまだ

数日ある。こっちも出来る限りしっかり

留守番をしないとね。」

ジーン「その日の担当を今決めましょう。

要人が集まるパーティーと同時に基地の

隊長がいないから怪獣が現れてもその日は

隊長がいない私達で何とかする必要が

あるのよ。」

サンダース「こりゃ責任重大だな。」

ジュリー「嘘おっしゃい。」

「………………」

アラシ「どうした剣持?」

「……その日は要人が集まるねぇ……」

アラシ「あぁ。だから、その日は、敵が

各支部も本部も狙いたくなる日なんだよ。」

回想終了……

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当時は、その日の警戒はいつもより高い方

が良いと思うだけだったが……

考えてみると……偶然か?

記念パーティー数日前に起きた殺人事件。

しかも殺害された被害者は皆、

極東科学研究所に席を置く優秀な人達。

更に、殺された皆の共通点は

ゾークロン細菌の殺菌装置開発メンバー

…………まだ色々ヒントが抜けている、

志岐「ちょっと、男子。心ここに有らずは

推理アニメの高校生探偵だけにしてよ。

今は、デ、私の買い物の途中なんだから」

「悪い。目的の限定品はここの店か?」

ホビーショップの前に立ち後ろにしがみつく

志岐さんに尋ねる。

志岐「いや、ここは候補の一つ。数多くの

候補を調べてベストな奴を選んだ店の一つ

。後7つ候補があるよ。」

「そうか。」淡々と店に入る剣持。

真琴「掘り出し物はあるかな~~」

スキップしながら店に入る真琴。

志岐「待って。私を置いてきぼりに

しないで~~」必死に剣持の後を追いかける

志岐さん。

俺はホビーショップの歩きながら物を見回す

志岐「こういう店は始めて?」

「そうだな。家は、考古学教授の家だから

基本文字や写真で厳格な家だからな。

自室の特撮映画も、それを流していれば、

勝手にテレビの前に座って喜ぶって、

そんな理由。実際【東映】や【松竹】

【大映】の子供向け作品に助けられたな。

ジャンルが古い映画ばかりだから同世代

と話が合わないのも良い思い出だよ。」

志岐「ふ~~ん。ボッチだったんだ。」

多分にやり顔する志岐さん?

サングラスとマスクで表情は読めない。

「今はボーダーの皆も『お化け屋敷』の

皆もいる。1人じゃないよ。」

志岐「そっか。」二人で店内を歩く。

そんな二人の様子をチラッと見て、

真琴「何かあの二人の関係はアレとは、

少し違うのかな。」

「真琴先輩。荷物を持ちますよ。荷物持ち

なんですから。」

真琴「ありがとー。」素直に喜ぶ。

志岐「む~~」彼女は

頬をリスのように膨らませ

剣持を見る。そんな彼女をフォローする

黒野真琴先輩。

真琴「はいはい。可愛いねぇ志岐さんは。」

志岐「騙されませんよ。あっちのコーナー

を行ってみましょう。」

志岐さんは、剣持の手を引っ張り前に進む。

「あっ、待って下さい。志岐さん。

「待たない!」って、言い切ったよ。」

真琴「見てて面白いね。ボッチ故に、……

私を独りにしないで……」涙目になり、

気になる二人を見てて、孤独を覚えた

彼女は、急いで後を追う。お姉さんキャラ

はまだ私には速かった。

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剣持達が秋葉原に向かう朝、

三門市 玉狛支部

 

迅「うん?」

実力派エリート迅はここ最近の未来予知の

サイドエフェクトで、整合性を集めて見た

…………怪獣の出現を未来予知が出来ない

理由も剣持 夢想の未来が見えない理由も

未だにはっきりとしない。

特徴的なシルクハットを被った黒野賢人

の無数の未来が普通に見えるのに……

何故彼だけが、ここ数日色々な人達を見て

歩き色々調べて見ると、彼には二重人格

近い物があるらしい……彼本人にサイド

エフェクトは効かないが、彼と模擬戦闘

をした人達から見た未来予知は、SF映画

かはたまたパニック映画ような展開が、

未来予知で見えた。

事実、熊谷隊員の未来では、装甲車の上

で戦闘する剣持と背中合わせで近界民?

と対峙する姿も映った、特殊ナイフを

振り回して素早く動きまくる姿は、

地底怪獣サンドラーの時、邂逅した時は、

雰囲気が柔らかい印象があったけど、

予知で見た彼は、鋭い猛禽類のような

目付きで、影浦隊長より凶悪な顔付き

で敵と激しく戦っていたね。

暫くしたら、那須隊が、『お化け屋敷』

の御手洗博士達が乗る装甲車を襲った

敵と対峙した話を本部で聞いた。

『ぶー。ぶー。』

部屋で休んでいるとスマホがなり、

迅「はいはい。実力派エリートの迅 悠一

です。」

黒野「黒野だ。今日予定はあるか?」

迅「えっ?」

迅(珍しいな。彼が俺に電話なんて)

俺と黒野の接点は、以外に深くない。

彼がB級に昇格した時に神戸牛のサーロイン

ステーキをご馳走になった時に漸く接点を

持った。それからは、オススメ映画という

見る人間にボディーブローを食らわせる

恐ろしい趣味の餌食にしたり、されたり

、【ほの暗い水の底から】と言う夏に見た

ホラー映画で、玉狛支部のホラー映画禁止

令が発令されるレベルで質の悪い、

【未来忍者慶雲機忍外伝】は普通に面白か

ったけど、

普通とは違う距離感の人物なのだ。

そんな彼がこうして真面目に俺に尋ねてくる

とは、それだけ難しい問題が立ち塞がる

そう考えると協力した方が良いかも

しれない。

黒野「今、玉狛支部の玄関の前にいる。」

迅「えっ!」部屋の窓から玄関外を覗くと

特徴的なシルクハットを被った男と目と目が

合う。

黒野「……単刀直入に言う。俺と東京に

来てくれ。捜査協力を申し込む。」

迅「……本当に珍しいね。君が、俺を

何処かに誘うなんて…」窓から離れて

電話する迅。

電話越しの声から解るのは、悔しさと

自分への怒り、更に大きくはないが

焦りもある。

そんな声が、スマホから聞こえて来て、

迅も単刀直入に尋ねる。

迅「未来予知で、俺じゃなく影浦隊長、

菊地原隊員、村上隊員を誘う未来も見えた。

そこで俺は黒野さん聞きたい。どうして、

俺を……」

黒野「探しださなければいけない容疑者が

いる。お前のサイドエフェクトを

借りたい。」

迅は冷静に目を閉じて、未来予知をする。

無数に枝別れした可能性の未来を……

迅「……行くよ。東京。」

迅は自分が必要と言う事実に、どうやら

未来予知で剣持君だけでなくボーダーの

知り合いが関わる問題かも知れない。

そう思い行動に移す。

迅(にしても、この未来が確定した

ということは、あの未来も確定したのか?)

迅が前に何げなくボーダー本部を歩くと、

孤月を二刀流に扱う太刀川さんが、

光線銃を二丁を持って!EDF!!って

叫んでアラシ隊員と一緒に銃撃戦闘を

する姿と、

出水さんが、孤月じゃないトリガーではない

光る剣を滅茶苦茶に振り回し、何故かいる

レッドマンと剣持と一緒に映っている姿が

唯我隊員も、まるで昔買ったチョコ

ベーダーのシークレットの

【絶叫の実験台】みたいな

手術台に拘束されている姿を予知した。

……………………

迅(何がどうなったらそんな未来になる

!!!!)確定した未来とはいえ経過と過程

が全くわからない!!!!

全力で自分でツッコミをしてしまう程、

意味不明な未来に頭を抱える。

迅(もっとこう現実的な……想像で分り

やすい未来が望ましいのに、俺が黒野の

捜査を手伝って確定するなんて、いや、

ホント何がどうしてああいう未来に

なるんだ。手伝わないとボーダー本部は

瓦礫に変わるし、極端だな。ここ最近の

未来予知は……前は最悪から準最悪と段階で

最善と準最善みたいなのあったのに、うん?)

この極端の未来予知には傾向がある。

①剣持の未来は見えないが、彼が巻き込まれ

あるいは巻き込む場合。

②黒野並びに『お化け屋敷』関係、

前者はまだ確証がないが、基本必ずこういう

予知に彼の姿が見切れている。

後者は、確定。手伝わないと三門市と

ボーダー本部が壊滅する。

マシな目とかなく、ガチで、

迅は頭を空っぽし揚げ煎餅を食べて独り呟く

迅「┐(´д`)┌実力派エリートは本当に

モテモテだ。…………大変だけど

頑張ろう。」

彼は黒野と共に東京に向かう。

 

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現在 東京湾水上バス内

 

界境防衛機関ボーダー本部所属B級隊員兼

科学特別機動捜査隊員KURONO

 

界境防衛機関ボーダー玉狛支部所属

セクハラ実力派エリートJIN

 

迅「あの何か凄く不名誉な呼ばれ方された

気がするんだけど……」

黒野「そうか?セクハラ刑事(デカ)。」

迅「イヤ、そんな刑事(デカ)嫌だよ。婦警

が誰も目も合わせてくれないの絶対だよ。」

黒野「…セクハラをすることで未来予知が

可能になって、難事件を未然に防ぐエリート

じゃないのか?」

迅「警視庁の評判が高くても俺は女性から

の支持を犠牲にエリートを

名乗りたくないよ。城戸指令達に評価される

より女性隊員や職員、オペレーターに評価

された方がモチベーションが違うから、」

黒野「じゃあ、妥協してノーパン刑事

(デカ)」

迅「何処を妥協してそんな哀しい刑事がいる

男性刑事にも目を合わせてくれないよ。

事件解決しても、あっノーパンの奴が解決

したんだ。ノーパンの奴が、で全部台無し

だよ。もっとゴーグル刑事とか、揚げ煎餅

刑事とか色々俺の特徴ちゃんとあるだろう

~~」

黒野「ゴーグル刑事は、生駒さんにして

いるつもりだ。」

迅「イコさんのゴーグル刑事って言うか

よりモテナイ刑事(デカ)でじゃない。」

互いに軽い世間話をして思考を解す。

黒野「ハハハハ……真面目な話をしよう。

今回の事件については?」

声のトーンが変わり、迅も黒野も真面目な

表情に変わる。

迅と水上バスを降りて東京の浅草を歩く。

浅草の伝法院通りを歩き。

周りの浅草の下町店を見回しながら、

迅「ニュースや新聞。口コミっ程度なら

只、上層部も違和感を感じているし、

俺も主犯の奴らのやり方に違和感を

感じる。俺の考えを述べて良いかい?」

黒野「構わない。」

迅「まるで、こっちに謎を解き明かして

欲しがっているみたいだ。」

黒野「やっぱりか…あっ三色団子を

下さい。」

迅「でっ目的地は何処?只の観光じゃない

だろう。」

近くで団子を食べながら会話する二人。

黒野「勿論。まずは警視庁が用意した

この人物のプロフィールを、」

迅「捜査資料ってか?………………

竹中 凱(がい)27歳。ハーバード大学卒業後

科学連盟に所属して、

極東科学研究所の研究員に勤めるも筋肉

強化システム(スーパーソルジャー)の

開発を……ねえ。スーパーソルジャー

って?」書類を読みながら尋ねる。

黒野「…パリ本部の訓練隊員に投与される

予定があった超人血清だ。トリガーを

使わずトリオン体の身体能力が手に入る予定

の代物。」

迅は普通に驚く。

迅「そりゃ、凄い!」

しかし彼は、別の資料を目で読みながら、

黒野「実現しなかった計画だ。…………

パリ本部にも当然スポンサーがある。

その中には軍事産業も含まれる。

当時スポンサー達は、パリ本部と極東科学

研究所に一週間以内に研究成果を

発表するよう通告したが、

当時の極東科学研究所の功績は良くなく、

一年前の極東科学研究所は、正に研究所存続

の危機だった。」

迅「でも存続しているって事は、」

黒野「生物学、遺伝子組み換え得意な

天才科学者だ。只、科学連盟や極東科学

研究所に黙って非人道的な『放射能に

耐える人間』ってテーマに、罪のない貧困の

子供達を生体実験を繰り返して、やがて

マスコミがそこを追求、彼は学会に追放され

て、世間の荒波に極東科学研究所は

(スーパーソルジャー)計画を凍結して、

彼を解雇処分した。……更にスポンサー

軍事産業は、『お化け屋敷』から離れて行く

結果となった。あっすいません。会計を

お願いします。」団子屋を出て目的地

に進む。

迅は何とも自分が知らない所で、大きな

出来事があった事に素直に驚く。

迅「この男の今の住所は?」

黒野「剣持が向かっている。だがそこ

にもいないだろう。俺達が目指して

いる場所は、竹中博士が前に住んでいた

場所。ここから少し歩くが、全部は

回れる。」

迅「わかった。でも未来予知で知る事と

言うより、これは?」

黒野「痕跡から奴らの本当の狙いを

知る。道に過る人達の中には、お前のサイド

エフェクトで奴らに出会った奴も

いるだろう。」

迅「俺のは阿弥陀クジと同じ、無数の

可能性から高い奴を選ぶ。そんな能力だぜ

。確実はないからな。」

黒野「それでも大分狙いが絞れる。」

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迅「ここに住んでいたのか?」

迅達が着いた場所は、築数十年のオンボロ

アパートだった。もう誰も住んでなく、

今日取り壊す予定だったらしい。

黒野「取り壊される前に到着出来て

良かった。」

迅「許可は?」

黒野「昨日大家の人と業者には取った。

行くぞ。」

オンボロアパートの階段を上がり、

調べた引っ越しの情報を見比べて、

合鍵を使い入る。

ドアを開けた瞬間に舞う大量の埃。

迅「うわっ、」

部屋は一般的な独身暮らしの1LDKだが、

部屋に足を踏み入れる二人。

辺りを見回して、

迅「……ここに竹中博士は住んで

いたのか?」

黒野「正確には31日間なっ。」

迅「えっ?」

疑問の表情をする迅。

出張や旅行ならホテル暮らしは珍しくない

寮や下宿もある。現にボーダーはそうした

方法も取っているし、『お化け屋敷』は

職員や研究員達の居住区もある。

黒野「ここの月の家賃は4万円。独り暮らし

竹中博士は、友達や知り合いもいない。

ここに、何を考えて住んでいたのか…」

迅「確かに、謎がある人物だな。」

部屋の奥の窓をガタ付きながら

開けて、外を見る。

迅「極東科学研究所……」

白い大きい施設がしっかりと見えた。

黒野「東京の中心に建設してあるからそら

見ようと思えば見えるさ。」

迅「……基本は自炊はせず、家具も

其ほど持ってない。」

黒野「何かヒントがあれば良かったが、

駄目か。」

迅「身軽でお金はある人物って印象。」

黒野「研究資料や実験器具、ノートパソコン

位か、布団の類いも持ってない可能性も

あるな。」

解体業者「すいません。もう良いですか?」

玄関ドアから俺達を観にきた安全第一の

黄色い工事ヘルメットを被った痩せた中年

が確認しに来た。

迅「あっ、今出ます。黒野。ここは外れだ

。次に行こう。あれっ?」

黒野「何かあったか?」

迅「イヤ、押し入れに虫籠が、」

押し入れの中を確認した際に、空の虫籠

ケージが捨ててあり、

黒野「竹中博士の私物か?」

迅「…多分。にしても、この虫籠何か

変な匂いするなぁ~~」

黒野「亀虫でも育てていたのか?」

迅「イヤだよ。亀虫って匂いが結構残るん

だから。」

黒野と迅は彼がいたアパートを離れて、

ショベルカーで取り壊す様子を遠くから

見る。物の10分足らずに瓦礫に変わる

オンボロアパートを眺めながら、

迅「次は何処?」

黒野「墨田区の場所だ。へい。

タクシー。」

片手を上げてタクシーを止めて呼ぶ。

タクシーは止まり、俺達はタクシーの

後部座席に乗り

タクシー運転手「どちらまで?」

黒野「墨田区鳩の街通り商店街まで、」

迅「よろしくお願いします。」

タクシーは動きだす。

迅「何だか昼間のサスペンス物のドラマ

みたいな事しているな。俺達。」

黒野「ドラマ何かより地味な物だがな。」

俺達はグダグダなやり取りをしながら窓から

景色を見る。所狭しと並ぶビルの数を

他所に日はまだ高い。

調べられる物は調べる。

『お化け屋敷』の一員ではなく、黒野の自身

竹中に興味があるのだ。

黒野(人間を裏切り。奴らに手を貸す。

そんな男もいるのか?興味深い。)

この男は正義の味方ではない。

全ての観察者だ。

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志岐「この店にもなかった……およよ~」

ホビーショップから出て、目的の物が売り

切れで絶望の余り涙目になる志岐小夜子。

そんな彼女の頭を優しく撫でるのは、

美少女だけど怪獣大好きなオタク。

真琴「おお~( *´・ω)/(;д; )よし

よし。まだ5店目だよ。もう少し頑張って

志岐ちゃん。」

哀しみうちひしがれる志岐を優しく慰める

真琴先輩。

志岐「まごどぜんぱい!!!!」

そう涙声を出しながら強く抱き締め合う。

その光景を見て周りは何故か感動の涙を

流すオタクやら女の子達やらは気になるが

俺は両手に大量の荷物を持ちながら待つ。

「悲しみに押し潰される暇があるなら、

探すぞ。予約するタイプの限定ではなく

当日発表発売なら急ぐ必要がある。立て

志岐さん。まだ終わっていない。」

志岐「……剣持君。………………………

大丈夫。」

彼女は立ち直り剣持の様子を見る。

「ここの街は、主夫の味方の調理器具が

良い物が揃っているからな。」

真琴「だからって新しいフライパンに圧力鍋

とか良い物を買って重いでしょう。」

「問題ない。さて行くぞ。光陰矢の如く。

時間はあっという間だ。」

両手に荷物持ったままスタスタと人ごみを

入り進む。

志岐「ちょっと置いて行かないで!」

真琴「もう少し!女の子に気を使って!」

慌てて剣持を追いかける。

剣持の後ろに引っ付く志岐さん。

「今俺は、両手が塞がっている。何か

会っても直ぐに行動できないぞ。数秒後

通り魔が歩行者天国に現れるかも

知れないからな。」

慌てて剣持の横に引っ付く真琴先輩。

真琴「怖い事を言わないでよ!」

ビビる表情をしながら剣持に胸を押し

付ける真琴先輩。

志岐「いえ、先輩。この人は多分マジ

です。大人しくしときましょう。」

短い時間とはいえ剣持ことレッドマンの

冗談に聞こえないジョークに、

志岐は理解した。まずこの人は恐らく常に

何処でどういう戦闘が始まっても対処する

シュミレーションをしている。

志岐はネットでゲームもする。

常に敵と対峙する考え持つ人。

狩人や傭兵思考。

志岐(ボーダー本部は愚か、ボーダーに

絶対にいないタイプの人だよ。)

改めて普通の人とは違う一面を見た志岐。

そして、ボロを出さないか心配になる

剣持本人。

そんな地球人達の思考を容易読む宇宙人の

レッドマン。

志岐「にしてもホビーショップでどうして

圧力鍋とフライパンが買えたの?普通は

そういう専門店とかコーナーが有るのに、

あのお店にはそんなのないよ。」

真琴「あっ言われて見たら私達今日はホビー

かゲームか本屋しか訪れてないのに、」

「…珍しく三門市から引っ越した友人が、

さっきのホビーショップで店員をしていた

んだ。色々と話をしていたら、新品の商品

を割引で売ってくれた。」

志岐「へえ~~…………あれっ?」

やっぱり何かおかしい。……怪しいとか

じゃなく……本当に遠くいた友人と再会

した感じの……そんな表情を彼はしていた

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

子供の頃基本は特撮の映画か只の映画ばかり

見て育った俺。

数分前、ホビーショップにて限定品を

探す二人を見ながら流行りの商品を見る

俺。

同世代の友達が欲しくなりそうな物を

軽く眺めながら俺(達)は、二人の様子を

離れて見てみる。

両者ともに熱い語りを繰り広げており、

楽しそうだ。

(ベムはこういうホビーに興味はある?)

思い切って質問してみる。

(…俺は自分の部屋には基本最低限の物

しか置かない。何か物に興味を持つ事が

そもそも少ない……そういう生き方で、

今日まで生きて来たからな……)

(物欲が少ないの?)

(他の星の文化に興味を持つ知り合いなら

沢山いるけど俺は何処か遠くに…見ていた

な…………俺ばかりじゃなくお前は

どうなんだ?)

(……俺も興味は薄いな。関係者の映像

作品とか貴重な映像資料とかなら

興味の対象だけど…………)

周りの話題が季節ともに変化する為、

ガラクタに変わる物を集めたいとは、

思わない……

いや、親が男手一つで家族を育ててくれた

……親の迷惑になりたくない。

速く自立したい精神が無意識に合ったの

かもしれない……その精神が子供の頃から

強いせいか……俺は基本求めない。

(ベム。俺って思った以上に面倒くさい奴

だな。)

(自分一人で大きくなった気を持たない

なら……まだ大丈夫だよ。独り善がりは

、本当に……苦労するからさ。)

???「あれ、もしかして剣持?」

そんな一人物思いに耽っていると、

突然、後ろから声がかかり、

俺は振り返る。そこで俺は……

「貴方は……兄さんの友人の……

茶野田さん。」

昔出会った兄の友人と再会する……

???「……お客様?いや剣持夢想。

久しぶり。」

パッと見は眼鏡を掛けた日本人。

しかしその正体は、

「茶野田さん。貴方がこんな所で

何しているんですか?」

(知り合いか……夢想?)

(茶野田剛亡くなった兄の大学仲間。

渾名はチャールズ。大学卒業後、就職した

と兄に聞いたんだけどなぁ~~)

(俺達の職場のチャールズは、若き天才

なのに……女性にはモテない。)

(こら、ベム。失礼な事を言わない。)

「何でこの店に、」

茶野田「見て分かりませんか?ここウチの

店長の系列なんや。ここで就職してるだ。

まさか東京で再会する事があった

なんて世間は広いのか狭いのか分かり

ませんな。夢想。」

「会えて嬉しいです。」

茶野田さんを立ち上がらせて、握手する

茶野田「俺もだよ。家族の事は……

大変だったな。」

まさかここで兄の知り合いと会えるなんて

…………思っても見なかった。

炉井戸川「チャールズ。そろそろ店長達

の調理器具の宣伝の時間や、おやっ?

龍牙の弟の夢想じゃないか。」

店の関係者以外立ち入り禁止のドアから

現れたのも兄の大学仲間の炉井戸川太郎

……渾名はロイド。三門市では、模型屋

をやっていた人の息子さんで、家庭の事情

で東京に引っ越したらしい。、

茶野田「ロイド。サンダース。二人共に

友人の弟さんがお客様に来てくれたぜ。」

三田「二人共。仕事をしっかりしないと

店長に報告しますよ。」

真面目な雰囲気の人が現れる。

三田智幸……渾名はサンダース。

化石マニアで、東京の考古学の大学院生

で地質や化石が大好きな兄の親友。

炉井戸川「三田さん。龍牙の弟の

夢想だぜ。感動の再会じゃないか。」

三田「…………久しぶり。」

「久しぶりです。」

ぎこちないのは、兄の友人達とそんなに交流

していないからである。

でも仲は悪くないとは思う……

勝手にそう期待しているだけかもしれない。

三田「家族の事はニュースで知った。

忙しくて葬式にも香典と電報だけで

墓参りにも行っていないんだ。」

「良いですよ。寧ろありがとう

ございます。」

剣持は頭を下げながら彼らと握手する。

三田「何か困った事はないか?俺達、一応

大人だからさ。力になるぜ。」

チェン「ではレジに並ぶお客様達を捌いて

貰いましょうか。」

ニーナ「さっさと仕事しないと、お客様が

怒って帰ってしまうアルヨ。」

兄の三人の友人達は店長の言う通りに、

散り散りに仕事に戻っていった。

チェン「久しぶりアルヨ。ベム。」

「!!!!」

剣持は警戒する!

ニーナ「テレビや新聞で活躍は見てる

アルヨ。」

同じ顔をした双子のアジア人と意識して

いたら、あっさり俺達の正体を気づき。

気さくに話掛ける。この二人組は

地球人ではない。

(落ち着け、夢想。この二人は、商いの星

の住民。チェンとニーナの2人組だ。)

チェンニーナの二人組

1954年イタリアで目撃された宇宙人。

遭遇した女性の花束を奪って喜んでいた

『お化け屋敷』の資料に載ってた宇宙人!

(なまじ外見は地球人と変わらない

からな。こいつら、

アジア人で変な日本語で、)

チェン「まあ、せっかく再会できたし、

仕事終わりに、レストランでステーキ

でも食べに行かないか?互いに積もる話も

あるみたいだし、」

ニーナ「地球の料理も一部を目を瞑れば、

美味しい物ばかりアルヨ。」

「良い誘いだが、こっちも今日は大事な

用事でな、そもそもここはホビーショップ

なのに何で調理器具の宣伝を?」

チェン「ここは30年前は、只の肉屋だった

んだ。」

(秋葉原の街中に肉屋さん。)

(語りだした……)

ニーナ「でも1年で駄目になって、パソコン

の部品を肉屋の前に露店に並んで、」

チェン「ビタミンが欲しいから肉屋は卒業

して八百屋になったのが25年前、」

(4年持ったのか、肉屋!!!!)

ニーナ「20年前は、変な商品を扱い八百屋を

卒業して、」

チェン「そして……」

「現在に至る……」

チェン「いや、警察に営業停止を良い渡され

5年の間、刑務所で臭い飯を食べて

いたアルヨ。」

「何があったんだよ!お前らに!」

(ベム。この人達良くわからないけど

怖いよ。)

ニーナ「イヤー、地球のコンピューター

ネット社会が発展するから、催眠装置や

地球侵略の兵器をバラシテ販売していた

のが国際防衛組織HUMAにバレたアルヨ。」

チェン「土下座して靴舐めて、反省して、

金輪際そういう怪しい変な商品は扱わない

事を条件に、釈放されて、」

ニーナ「白い鳩が優雅に飛び美味しい

シャバの空気を吸いお日さまの光を浴びて

まず俺達が思った事は…………」

チェンニーナの二人組「「そうだ。よろず

や。ホビーショップを始めようっと」」

「何か天啓を得て悟る感じに言っているが、

中古や新品のオモチャやフィギュアには

何年経っても需要があるって事だろう。」

ホビー商品の棚を見ながら答える剣持。

チェン「そっからは、ホビー商品を扱い

ながら、肉屋に八百屋の顔を持ち、あっ

調理器具もいるやろうっと、コーナーを

作ったが、」

ニーナ「10年の間に調理器具のコーナーは

縮小して、5年の時が終わり我々は決断して」

チェンニーナの二人組「「八百屋と肉屋は別

にいらないな。っと悟ったのさ、」」

「おいっ、てめえら、」

チェン「さて、10割ホビー商品になっても

まだ調理器具の奴らは負けてない。」

(負けてるよ。確実にゲームセットだよ。)

剣持の呆れた声が聞こえる。

チェンニーナ「さぁさぁ!皆さん。寄って

らっしゃい。見てらっしゃい。本日の商品

は最新の耐熱素材を使って作られたフライ

パン。」

(自分の店のホビー商品コーナー蹴散ら

して調理器具の宣伝を初めやがった!)

そして、剣持の家フライパンも買い替えの

時期を思い出して、圧力鍋は、調理が速く

なる事を考慮して購入。

(あの二人は、商売は上手いんだよな。)

(ベム。あの二人にここ最近の事件について

聞かなくて良いの?)

(関与してない。あの二人。昔そういう

事を使用とした頃、俺と出会い、関与した

ら、命を奪うつもりで見逃したんだよ。)

チェン「そうそう。エジプトの知り合いが

ピラミッドにキリキリを目撃したアルヨ。

。アイツ、自分の器に宇宙昆虫の素体で

ボディを制作しているよ。

トカゲ星人と脳みそ星人が証言したから

間違いないアルヨ。」

「あいつらも地球に滞在しているのか、

変身能力もないのに凄いな。」

感心した表情をする。

ニーナ「後、昨夜東京のあちこちにホーン

と変な黒い奴が、バトっていたアルヨ。」

チェン「イヤー【スパイダーマン】

みたいなスタイリッシュなアクション

バトルだったアルナー。」

ニーナ「いやいや、ドラゴンフライマン

アルヨ。」

チェン「あぁ。B級の映画の、でも面白い

バトルだったアルナー。あっベム。

またな~~」

俺は二人の元を離れ志岐さんと真琴先輩の

元に向かうつもりだ。

二人の話が脱線するのも悪い。

(ホーン。キリキリ。ゾークロンの連中も

本格的に怪獣を使って侵略をしている。

面倒くさい怪獣が現れないように…)

(いや、確実に何か俺達に関わる事を目撃

したようだけどね。)

俺は立ち止まり質問する。

「……質問を変える。ヤバい宇宙人連中も

地球に迫るなら店を畳んで雲隠れした連中

もいるはずだ。何か知らないか?」

チェンは冷静に答える。

チェン「成る程、地球に暗躍していた

ケムール人って連中が、

ホーンに殺戮の限り殺されて地球を離れた

……でもあれは、」

ニーナ「故郷にある兵器を用意して地球を

帰ってくるつもりアルヨ。」

(ケムール……)

チェン「後、冥王星人の彼も地球を離れる

つもりある。数少ない店の用心棒だったの

に、」

ニーナ「でもアイツ。どうやって冥王星に

帰るつもりアルヨ。円盤が壊れて地球に

いたのに……」

「…………アイツ苦手なんだよな~~」

剣持の脳裏に過る顔のない黒い悪魔の姿。

(知っているの?)

(滅茶苦茶強い紳士な宇宙人。興味は持つ

な。奴は普通に危険な奴だ。)

何せパリ本部に保護を申し込み

安全確保の為、地球に自分の情報を売った

宇宙人だ。

本気になればパリ本部を破壊可能だった

はずなのに……

チェン「あっベムが地球に来た事を知って

店を去る時に冥王星人から伝言がアルヨ。」

「聞かなかった事にするよ。」

ニーナ「冥王星人曰く今回の敵の狙いは、

科学特別機動捜査隊の頭を潰す事……これ

は、ベムに絶対に伝えろ。確かに伝えた

アルヨ。」

 

チェンニーナの二人組「「それじゃあ!

またな~~」」

今度こそ二人から離れる。

「じゃあな。」

三田「またな。」

「はい。また。」

炉井戸川「店長達も剣持と知り合いだったん

ですか?」

チェン「昔ちょっとな。」

ニーナ「それよりもロイド。仕事仕事。」

地球人の中に宇宙人が混ざっている

様子を色々見て、何かそういう世界なんだ

と一人感心した剣持だった。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

〔推奨BGM 地には平和を〕

周囲を見渡し、殺風景な景色を見る。

ここら、一帯を眺めながら

更地になった場所を歩く黒野と迅。

子供が遊ぶ遊具が近くにあるが、

誰も遊ばず、錆びついたブランコが

風で少し動く。

人の気配がある商店街や住宅街と違い

ここには気配がない。

迅「半年前に取り壊したか。洋服屋の

人の言う通りだったな。」

黒野「これで8件め、後、6件か。」

墨田区から準備に引っ越した場所を

しらみ潰しに移動した二人。

元々ここに建てられたマンションは、

高度経済成長の時期に建設されて、

かなりの経年劣化の老朽化が問題になった為、

周辺住民が今年建設された新築に、

ほとんど引っ越したらしい。

管理人だった人と引っ越し先が別の人達

以外周辺住民は余り立ち寄らない場所で

元管理人さんから話を聞いて、漸くここ

に竹中博士が1ヶ月住んでいた事を知った

…………

迅「結構ここの元住民達に話を聞くと……

飛び降り自殺やら、首吊り自殺やら、」

黒野「殺人事件やら、色々あって……

入居者が怖がって近所の子供も立ち

寄らない『お化けマンション』と近所の

人達が呼んでいたようだな。」

迅「何か……分かるか?」

黒野「竹中博士は今いるA棟の一階の

突き当たり……俺達の目の前の更地に

部屋があったらしい

……」

迅は地面に座り込んで軽く眺める。

迅「いや、俺が言いたいのは、オカルト

の奴。」

黒野「うん?」

更地を眺めながら迅の方向を顔を向ける

と何故か冷や汗をかく迅。

迅「心霊現象とか事故物件とかそういう

奴。『お化け屋敷』なら何か……分かる

んじゃないかな~~」苦笑いする迅。

黒野「そういう噂は聞いてない。

もしかして怖いのか?」

迅「空気が淀むし、でも幽霊とか見える

霊感は全くないし、もし祟りな目に

あったなら……」

黒野「3年間……お世話になりました。」

淡々と迅にお別れの言葉を言い。

迅「(/´△`\)!やめて!縁起でもない。

お前も可能性はあるぞ。」

黒野「攻撃が通じるならチャンスはまだ

あるな。」

迅「実体のない存在と戦う気!何て奴だ

!」

黒野「美少女の幽霊とのラブコメディなら

どうだ?迅さんの好みのタイプの」

迅「…………………………………………

……………………黙されないぞ!!」

黒野「偉く考えたな。それより……

……見てください。」

迅「……またか。」

マンションは更地になったと言うが、

草が伸びている

マンションの公園に壊れた虫籠がある。

迅は近づき、

迅「……うわっ臭い。これも何か変な

匂いがする。これまで

訪れた竹中博士が住んでいたアパートとか

の部屋の中にあったのと同じ奴だ。」

黒野「剣持の高性能モバイルマシンを借り

ときゃ良かったな。」

迅「世界中にある情報がスマホ何かより速く

分析出来る奴だっけ?」

黒野「悪魔でも世界中で解析完了した奴

限定でな。化学薬品や危険な物なら不味い

……」

迅「毒物案件なら、警察に届ける必要

じゃない……」

黒野はジト目になりながら、

黒野「青酸カリが気化したら青酸ガスに

変わってその虫籠周辺が分かり安い反応

をするよ。後俺達も無事にすまない。」

黒野は特殊なケースをカバンから出して

壊れた虫籠を入れる。

「取り敢えず『お化け屋敷』に解析しに

………コレを持ち帰るよ。」

ケースをカバンに入れ直して、立ち上がり

黒野「…次の前の引っ越し場所に向かうぞ。」

更地を見て……

迅「竹中博士は……世間を…極東科学

研究所を……どんな目で見ていたのかな?」

迅は博士の経歴を見る。

黒野「さぁ。でも社会的地位を失ったり、

学会追放はやり過ぎな気がする。……

パリ本部の無茶なスポンサーの頼みで

極東科学研究所も迷惑をかけたし、

追い詰められてしまったから、非人道的な

人体実験を強硬したのかもね。」

マンション跡地を離れて商店街を歩く。

黒野「元々。博士は健康な肉体に憧れも

あったのも確かだ。……だが、」

タクシー乗り場を目指しながら移動する

途中で二人は会話する。

黒野「さっきのマンション跡地、大型

駐車場を建設するつもりらしい……」

迅「何か……東京って建てられては壊して

また建てて壊しての繰り返しなんだな。」

遠くのビル建設の鉄骨の骨組みを横見

をして答える。作業員達が汗水流して

仕事してる様子を見て、その建設作業に

必要な物が大型トラックに運ばれる。

土曜日

黒野「……三門市もそうじゃないか?

剣持の高校は校庭を直している最中だし、」

 

迅「……そりゃあ、人間の歴史なんて、

建てて壊しての繰り返しだけどさ。……」

迅「……でも考えちゃうだよね。」

黒野「何を?」

迅「人が住んでいた跡も残らない。

……警戒区域はまだかろうじて、

残っているけど近界民との戦いが

激化したら、いつか俺達の三門市が、

もっと寂しい感じになるかも

しれないって……俺達の育った場所が

只の防衛戦線からボーダーの本部と支部

しかない三門市になるかもしれない……」

道行く人々と横切りながら会話する。

黒野「未来予知で見えたのか?」

迅「いいや、未来予知に見えるのは、

色々な悪い結果や良い結果だけど、

将来的に、人がいない三門市を変化する

って考えちゃうのは……俺の思考

だよ。」

黒野「そうならないように、根付室長

には、頑張ってもらおう。」

迅「俺達もだろう。……最善の未来なんて

いつも外れている。2つ3つましな未来

ばかりだ。……必ず誰か傷付く。」

脳裏に過る旧ボーダーメンバーの皆の姿。

助けれたのに、敢えて助けずこの先の未来

の為に見捨てた未来。

迅「未来予知なんて……意味のないのかも

しれないな……あの跡地みたいに、そこに

人が居た事すら、時間共に忘れさられる

なら……」

少しノスタルジックな感じに喋る迅。

黒野「………迅さんは、ちゃんと出来て

いるよ。」

信号が待つ最中ぽつりと呟く。

迅「えっ?」

黒野「……本当に助けたい人を助けられ

なくても俺達がこれまで助けた人達にも

これから助ける人達の未来を守る為に…

……俺達は戦うんだ。旧ボーダーメンバー

のあんたが、らしくない弱音を言うなよ。」

迅「…………悪い。確かに城戸さんや

忍田さんや林藤支部長や小南にレイジさん

に叱られるな。吹っ切れたよ。」

信号が変わり二人は前に進む。

迅「とっととこの証拠探しを終わらせる

ぞ!飽きた……」

黒野「俺もだ。……出来るだけこの調査

が今回の事件の意味のある事を祈ろう。」

迅「にしても竹中博士って妙な人だな。

高給取りなのに、これまで調べた家を見る

限り大きな家はなく。

安いアパートやオンボロマンションばかり

…………何がしたいのかなぁ。」

黒野「足が付きにくくするには、悪くない

やり方だ。所轄や県警も協力して

調べているが、行方不明の天才遺伝子工学

の博士は、何を考えていたの

か?残り6件の借家から答えがあると良いが

…………」

迅「そろそろ昼ご飯食べる?」

黒野「なら、タクシー乗り場に急ぐぞ。」

二人は走る。昼ご飯の為、事件の調査の

為、

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

〔推奨BGM 大都会 昼と夜〕

志岐「歩きまくった甲斐が合った~~」

ハンバーガーショップで、テーブル席にて

向かいに座り戦利品を眺め

ながら呟く彼女。その表情はまさに満点の

喜びの笑顔だった……

真琴「最後の店の最後の一個……おめでと

さん。う~~んデリシャス。」

自宅から持ってきたトマトジュースを飲ん

で、店のポテトを頬張る真琴先輩。

「さて、二人の目的も無事完遂された事

だから、次は俺の仕事をやるか。」

志岐「ワーカーっモグモグ。チキン

ナゲットがとても美味しい。

あっワーカーホリックは、

感心しませんよ。モグモグ。」

「………………食べ終わってから喋って

下さいね。」

会話を終えてチーズバーガーを食べる剣持。

志岐「昨日の怪我はどう?

モニター越しで、生身の状態の剣持が

ツタンカーメン星人に、負けていたのを

見て、血も吐いていたし、」

「……現在回復していますよ。昨夜は

普通に素の身体能力に差が在りすぎた。」

真琴「……完治してないのはわかったよ。」

ポテトを頬張り、ハンバーガーを食べる

彼女はジト目のまま、剣持を見る。

「どうかした?」

真琴「いや~~こんな美少女が二人いる

のにドキドキの一つもしない君に何か…

ねぇ……」

「美少女のオタク二人組でしょ。ドキドキ

してますよ。社交辞令レベルで、」

真琴「えっーー最も視線を下の方とか向いて

も良いんだよ~~男の子でしょーー」

「本音は?」

真琴「私達のオタク性格に引かないで、

接してくれる貴重な存在よ。

もっとお姉さんに、

アタックしてちょうだい。」

志岐「真琴先輩。」

ニコニコ笑っているが、目は一切笑って

いない……

真琴「まっ冗談だよ。……4割は、」

志岐「それって6割本気って事じゃない

ですか!」顔を赤くしながら抗議する

志岐さん。

真琴「当たり前でしょ。私は基本、

学校では、完璧な成績優秀、人付き合いも

良い完璧な才女を面倒くさく

演じているの……地域にも!

素の私を知っているのは、義理の兄の賢人

兄さんとメイド長と執事のセバスの除くと

アルバイトの店長と同僚と『お化け屋敷』

の皆、そして貴方達二人よ!」

力強く言い彼女に、俺と志岐さんは、

テーブルに身体を寄せて顔を見合せ、

互いの心の中の気持ちが一致する。

(結構……皆知っているのでは……)

真琴「貴重は私の友達の貴方達二人には、

有りのままの私を見せているの。

それだけ私は信頼しているん

だから。」ぶつくさとトマトジュースを

飲む。

何故か彼女は自信満々にそれを言うが、

「それは光栄な事で、でも実際に

疲れるでしょう。演じるのは?」

俺がそう言うと彼女は「ぐでぇ~~」っと

テーブルに突っ伏して

力尽きる顔する。とても締まりがない

顔だ。

真琴「うん。凄く疲れる。お金持ちと再婚

したから育ちが良いように自分を演じてしま

って……今の私は心の翼を休める鳥。」

「詩的な表現ですね。」

志岐「チキンナゲット食べます?」

真琴「食べる。あ~ん。」

口を開けて、ナゲットを頬張る彼女。

「ポテトいる?」

首を左右に振り

真琴「ううん。トマトジュースを頂戴。

今日は歩き疲れた……帰りはおんぶか

抱っこで……」

「両手に貴方達二人の買い物荷物がある

から無理です。セバスさんに連絡したら?

……」

真琴「ええ~~。君の逞しい所見せてよ。

細マッチョ。」

志岐「怒りますよ。はい。姿勢をしっかり

!」

怒りのマークを露にして、

流石にふざけ過ぎたと自覚したのか?

真琴先輩は普通に座り直す。

トマトジュースを真琴先輩の手に渡して、

真琴「何だか私よりお姉さんが似合うなぁ

志岐ちゃんは、」

志岐は自分のハンバーガーを食べながら、

口元が汚れて気付いていない。

「ほらっ志岐さん。口汚れてるよ。」

俺は淡々と紙ナフキンを持って

志岐さんの口元に近づき拭き取る。

志岐「///なっあぁ。あああありりがとう

う///」

志岐さんは顔がりんごのように赤くなる

が礼の一言を言う。

「どういたしまして。」

そんなやり取りを見て彼女は両手で顔を守り

真琴「アオハル!!眩し!」

「?」

きょとんとした剣持を見て、

「普段こういう事しないの?」

真琴「友達とはしないの。

だから一度友達とわいわい買い物

して話したりご飯食べたり

したかったんだ。」

足をバタバタして子供のような事を言う。

(面白い反応だな。夢想。)

(随分と可愛い願いだな。)

志岐「それ分かります!那須隊の皆には、

趣味がバラバラだから、それぞれの趣味の

話に何かあると皆気が引けて、遠慮がちに

なってしまうから、剣持さんと真琴先輩

なら、有りのまま自分を

出せます。」

「那須隊の皆がお前と同じ性格なら何か

ヤバいだろ。もっと自分の欠点と向き合おう

……」

志岐「そっちにも弱点とかあるでしょ。」

「寒いの場所と夜戦が弱点。逆に熱がある

のと日が出てる間は、殆ど無敵。」

志岐「えっ!普通に何かサラッと暴露した

よ。」

「…弱点って克服できないのと出来るのは、

違う。俺は克服できないが、志岐さんは

克服できる物だ。」

二人が議論を始めようとするのを

真琴「まっ切っ掛けにしろ。自分のペース

で克服すれば良いんだよ。」

インターセプトする真琴先輩。

志岐「そういう事。でも、東京で買い物

とかご飯とか、少し前の私には考えられ

なかったな~~」

真琴「私も~~」

「…それだけ二人共前に進んだんだ。

成長とも言いますね。」

志岐「成長か……」

真琴「………………」

志岐「ねぇ。話を変えるけどさ、」

「うん?」

窓に映る景色を見る志岐さんは、ふと呟く

志岐「大人になるってどういう物だろう…」

俺も彼女と同じで視線を窓の方向に向け

道行く人や車を眺めて、建物から出入り

する人達を、それぞれが、

今日という日を必死に頑張る人達が見て、

「難しいな。大人が許された嗜好品…

煙草や酒……違うな。どちらかといえば、

子供のままで要られないって事なのかも

知れない。」

窓の方向に映る景色は平和その物だ。

それを優しい表情で見る彼女は静かに

言う。

志岐「…………今の私は那須隊の皆といる。

でも大人になったら皆とバラバラになって

しまうかもしれない。」

「それは……」

俺が何か言う前に志岐さんの話に返事する

のは真琴先輩。

真琴「…それぞれの未来がある。

ずっと一緒にいられる人達の絆は、

それぞれが違う場所にいても何処かで

確かに繋がっている…でも現実は5年

経ったら意味のない過去に変わったり、

…こうして出会った繋がり

が大きな意味に変わる場合もある……」

志岐「大きな意味……」

真琴「私も褒められた物じゃないけど、

気付かされたんだ。古い物を売っている店

に集った変わった人達に……大切な事、

聞かなかった事、見なかった事、」

「その人達は三門市の人ですか?」

天真爛漫な顔を二人に向けて

真琴「残念違うよ。でも私とっては……

ヒーローだったよ。」

三人は静かに食事を楽しむ。

真琴「私さ。大人になったら大きな家に

嫁ぐ可能性もあるんだ。一応財閥の娘出し

……」

気ままに凄い事を喋る真琴に驚きの声を

上げる志岐さん。

志岐「えっ?」

真琴「…まだ可能性。だって狙っている

なら高校は、名門のお嬢様学校に転校させ

られてもおかしくないし、

当主の賢人兄さんは好きな道を行きなさい

。但し人の道を外してはいけない。

…亡くなった俺達の

両親に申し訳ないから……だって。」

志岐「……良いお兄さんですね。」

「趣味が少々、嫌かなり酷いけどね。」

真琴先輩は笑い。

真琴「知ってる。兄がいつも迷惑掛けて

すいません。」

そう言うと彼女は俺と志岐さんに

向かって頭を下げる。誠心誠意に……

「頭を上げて下さい。ショック死する

ような映画はギリギリ避けているみたい

ですので、」

真琴「今度ガツンって言っておくよ。」

……………………

「皆色々な悩み事を持っているんだな。」

真琴「まぁこの世界は色々なしがらみが

複雑に絡む物だし、大きい問題も小さい

問題も人それぞれ持っている。だから

それを人生って言うのかな。」

志岐「…まだ良く分かりません。」

真琴「私も…」

「俺も…まるで影みたいに悩みは離れない。

志岐「……影は離れない物だよ。」

「……ボーダーは、この世界を守れる

のかな?」

志岐「『お化け屋敷』だってレッドマンや

その仲間のヒーローだって怪獣とか宇宙人

から地球をしっかり守ってくれていますよ。

」志岐さんは剣持の秘密を知っている為、

軽くフォローする。

「……いつも彼らが人の為に地球の為に

力を貸してくれるとは思わない……」

レッドマンは怪獣退治が基本であり、

人々の正確の被害は気にしないのである。

真琴「私は旧ボーダーの皆にはもう悪い

感情はない。知っちゃたからね。」

音を立ててトマトジュースを飲む真琴

先輩は、窓に映る青い空を見ながら言う。

「えっ?」

真琴「イポポの事件が終わって久しぶり

両親の墓参りにセバスと行ってきたら

……旧ボーダーのメンバーが

線香上げてくれたんだ。考えてみたら、

彼らも失った者が沢山あるのに……まだまだ

私は子供だな~~。」

真琴の脳裏を過るのは左眉辺りに

大きな傷を持つ人物と顎髭の眼鏡をかけた

人が、両親のお墓に両親が大好きな

カミツレの花を添えてくれた事、

セバスからその人達が旧ボーダーの人達と

教えてくれたから、自分の中から黒い物が

全部消えたから……

そんな心が軽くなった真琴の方に顔を向き

剣持は、ふと考えて口にだすのを基本に

しているのに、この時は、何故か自然に

口から言葉が出てきた。

「違いますよ……先輩。」

真琴「どういうこと?」

イポポ事件で真琴先輩の事情を知って

しまったから、自分も兄と父親を失った

のも理由になるかも知れない。

何の因果か?俺を殺した奴と共生してのか

いやもう俺はある意味死んでるから、

余計に質が悪い。そんなモロモロを心に

しまって、

「…………生きてくってことはさ、

無くす事ばかりじゃないぜ。」

俺はここ最近の出来事で色々な体験をして

学んだ事……出会いと別れを繰り返して

大人になる。怪我したりレッドマンの力が

有ってもどうにもならない事や

心が苦しい時もあるけど

「……真琴先輩は前に進んだです。過去の

しがらみを終えて前に未来を見る余裕が

できた。立派ですよ。」

真琴先輩は考え込み

「未来を見るか~~自信ないな~~さっき

の可能性の話もやりたい夢がないからな~

~~私。」

志岐「私は?」そう尋ねる志岐さん。

「進んでるよ。文句なしにね。後はそこ

から段階を踏むだけだ。時間は懸かる

だろうけどね。」

迷う真琴先輩に、俺は昔見たヒーロー物の

番組の台詞を言う。

「自分のやりたいことやれること、

やれば良いんだよ。少しずつさ。

それが強さになるんだよ。」

俺は二人に向かって真剣な顔で言った。

志岐「自分にやれる事……」

真琴「…………良いじゃん。何の映画の

台詞?」

「鬼のヒーローの台詞。」

真琴「自分がしてる物…

それが強さになるか…………あっ!!」

志岐「夢になる物何か思い付いたん

ですか?」

真琴「…まだ目標だけどね?挑戦して

みたい事が出来たんだ。まっ期待して

ね。」

 

そんな自分は満足してますよ~のホクホク

顔をする真琴先輩の視線を外し

俺はふと時計を見て、残りの予定を確認する

……

「二人の楽しい時間はそろそろお開きだ。」

志岐「新聞部の人達と調査の時間ですか?」

チーズバーガーを食べ終えて俺は首を縦に

降る。

真琴「あの妙に面白い事言う彼らは、大丈夫

なんですかね。東京の秋葉原駅で合流する

予定ですけど…」

「二人は念のためセバスに送り迎えして

貰ってくれ、じゃあ会計してくるね。」

そう言って俺は二人の元を離れる……

そんな剣持の後ろ姿を振り返り見て

真琴は言う。

真琴「ありゃ、女性を守るボディガード

にしては100点だけど、エスコートはまだ

まだ経験不足の性格だね。」

志岐「距離感が掴め難いんですよ。高校でも

友達はいないみたいだし、目上の方への対応

は上手いみたいですよ。『お化け屋敷』には

ほとんど自分と同じ位の同僚さんも

いないって本人確認して貰ってます。」

真琴「彼もまた一人ボッチか……ボーダーの

男友達くらいはいるのは、話せばわかった。

ただ……普通の一人ボッチとはまた違う何か

を感じる……一人なんだけど、ゴメンっ

説明が難しいやい。」そう話を終えて

彼女は背伸びしてスマホに登録した

セバスに迎えの連絡をする。

志岐(自分以外同じ存在がいない場所で

その場所の人に怪しまれないように

演じる。周りが守る対象であると同時に

敵にも変わる………まるで質の悪い

オセロゲームだ。白が一斉に黒に変わり

自分を狙う。そんな状況で、自然体にする

には尋常じゃない忍耐力が必要だろう。

彼はストレス溜まるだろうな。)

ちょっと心配してしまう志岐さんだった

そして数分考えると

志岐(そりゃあ~ないわね。彼は俺流

でそれらの問題解決してるし、心配する

必要はないわね。)

「終わったぞ。」

考えている為剣持の接近に気付かず、

後ろから肩を叩かれる。

志岐「///ひゃあああああああ///

いきなり後ろから声を掛けないで!

びっくりしたわ!」

顔を赤く染めて可愛い声で叫ぶ彼女に

「……もう一回同じ事して良い?」

とまんざらでもない楽しそうな笑顔で剣持

は言うのだった……

志岐「///何で!?///」

ギャアギャアするそんなやり取りを

真琴は見て思考する。

真琴(でもたまに私より経験豊富な大人

みたいな一面もあるなら、

こういう普通の一面もある不思議な奴

なんだよね。剣持 夢想君は?)

人生色々変わった奴がいるけど、こっちも

充分変わっているね。そんな二人に

やり取りを暖かい目で見守る黒野真琴先輩

だったのだ。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

剣持達が食事を終わる前……

東京

時刻は15:00くらい。

中華料理店や家族向け飲食店は客がある

程度いなくなり空いた時間になる。

たまにみる中華鍋から燃え上がる火柱や

ラッシュタイムの喧騒は息を潜め、

お店が静かな時間に俺と迅は、テーブル席

で中華料理を頼み食事をしていた。

しばらく待つと醤油の香りがする

ラーメンと味噌とバターの香りがする

ラーメンが俺達のテーブルに到着して、

俺達はハシを取りいただく。

更に注文をしたサイドメニューの品も

到着して、

黒野「旨い。」

迅「東京のラーメンも美味しいなぁ。」

炒飯と醤油ラーメンを食べる迅 悠一。

テーブルの中央に並べられた

青菜炒めに餃子に唐揚げを食べるのは

勿論黒野。

黒野「…そうだな。」

東京の小さな中華料理店で昼飯を食べる二人

黒野「迅。俺は立ち食い蕎麦食べたいって

言ったのに何で!?中華料理店!?」

味噌バターコーンラーメンとご飯大盛を

食べる黒野賢人。

迅「いや、だって探していたお店は駅の

近くにしかないってタクシーの運転手も

言っていたじゃん。」

黒野は餃子を食べ味わいながらタクシー

運転手の気さくなおじさんの姿が脳裏を

掠める。

黒野「この餃子は旨い。」

迅「だろ。これが最善の未来だ。立ち食い

蕎麦の店が8割で行列が出来た未来が見えた

から、俺達が立ち食いステーキの店で食べて

胸焼けは勘弁。」

黒野「成る程な。…なら向こうにある

ファミレスでも良かったんじゃ。」

そう言い向かいにあるファミレスを

ジト目で見る黒野。

迅「とっとと飯を食べよう!」

黒野「たくっ。わかったよ。」

食事を再開しようとする黒野。

迅「なぁ?」

黒野「どうした?」

迅「あの家が博士の実家なんだよな。」

黒野「あぁ。」

黒野は味噌バターコーンラーメンの麺を

すすりながら思い出す

━━回想━━━━━━━━━━━━━━

黒野と迅は残り6件の引っ越し前の場所を

尋ね移動していたが、廃屋同然や更地、

老朽化故に取り壊しが決定した

アパートなど、

例の虫籠の残骸で竹中博士が住んでいた

事がわかった……特殊ケースにしまった

虫籠から何かヒントが得られるよいが、

そして今回の本命の

竹中凱が生まれ育った家は市役所と不動産

会社を調べてあっさり見つかった。

竹中の表札を見て…普通の2階建ての建物

を見て周りの新築と見比べて

迅「普通だな。」

黒野「普通はこんなもんだよ。」

迅「家主は?」

黒野「5年前に亡くなった。相続人は、

竹中凱。だが一年前に不動産に返した。」

迅「けど誰も住んでないのか?」

表札を見て彼は言う。

黒野「家主竹中凱が犯罪者としてテレビに

出てから、誰も借り手のいない

空き家だよ。」

迅「確かに不動産の人も困っていたね。」

合鍵を玄関のドアに入れて、ドアに入る。

室内は生活感が残り、家具や竹中家の物に

溢れている。

迅「両親との中は良好。只ハーバード大学

に海外留学してから研究に集中して、

実家には余り帰る機会がなくなった

らしい。」

埃が舞う中に足を踏み入れながら、

黒野「大学にいる間で遺伝子工学と

生物学の博士号を取得。その頭脳を極東

科学研究所の室長の烈破 丈博士に認められ

て研究所に所属。寮暮らしが始まり

…うん?」

話ながら歩くと立ち止まり、

迅「どうした?画ビョウでも落ちて

いたか?」

黒野「床を見て見ろ。迅さん。」

迅は言われた通り見て見るとある事に気付く

 

迅「……どうやら先客がいたみたいだな。」

自分達が埃が溜まる床を歩いていたと…

自分達以外の足跡が複数。

黒野「…先週竹中博士の知り合いが、借りた

物を返しに不動産会社から鍵を借りた話を

聞いた。」

迅「その人は普通の人だったのかな~」

黒野「……とにかく行くぞ。」

この時点である程度確証はないが、連続殺人

事件に宇宙人が関与している為

既に黒野は、竹中博士を主犯として

見ていた。

黒野は無言でホルダーからレールガンを

取り出し、先客の足跡をたどりながら2階に

続く階段に登る途中に言う。

黒野「迅。援護頼む。」

迅「えっ?トリガー準備した方が良い?」

迅はズボンのポケットからトリガーを取り

出して利き手に持つ。

黒野「毒ガスだの。爆発だの。トリオン体

なら問題ないだろ。」

何を今更な表情をする黒野。

迅「でも最近の怪獣だの宇宙人だので緊急

脱出しているボーダー隊員が

いるんだけど?」

三輪隊の皆が脳裏を掠める。

トリオン体は同じトリオンの攻撃でしか

ダメージは与えられない。

それが基本だったのだが、宇宙から来た

凄い奴らは、その常識が通用しない

らしい。

俺達は足跡を辿ると、竹中の自室にたどり

着く。

黒野「ホレ。ゴム手袋。」

迅「用意が良いな。」素早く両手に付ける

迅。そして気付く。

「あれ???もっと早く

くれても良かったよ。」

黒野「開けるぞ。ドアのぶに毒針が仕掛け

られているかも。」

迅「例えが素直に怖いよ。」

そしていよいよドアのぶに手を掛ける。

『ガシャ』

黒野「指紋認証タイプの奴だな。」

迅「えっ~~ここまでスタンバイして

置いてそれはないよ。」ガッカリした

顔をする。

黒野「……………ちょっと待てって。」

黒野はそう言い一階に戻りおそらく竹中

博士の父親の部屋の引き出しを漁る黒野。

迅「何しているの?」

黒野はハサミと木工ボンドを持ちながら

言う。

黒野「【アントマン】で学んだ方法だ。

【ストュビードゥ2】のやり方よりこっちが

俺に合ってそうだ。」

迅は黒野の作業光景を見て、

迅「【アントマン】のDVD今度貸して。」

黒野「いいけど、さて完成。これで

どうだ。」

2階に戻りハサミの穴にボンドで指紋の型を

複製してドライヤーを使って乾かして、

ドアの指紋認証に複製品の指紋を張り付け

る。

『認証確認』

迅「すげっ。」素直に驚く。

黒野「えっ?」迅以上に驚いている人。

迅「いや何で賢人が、驚いて

いるんだよ。」

黒野「だってよ~~駄目だったらドアのぶ

破壊しようと算段してたのに、」

ドアが開き。慎重に部屋に侵入する。

難しい生物や人体の書物が本棚に勉強机が

置かれ必要最低限の物がある部屋だ。

黒野「人の部屋っていうのは、そこに住む

人となりが分かるって言うのが、

基本だ。」

迅「ゲームや漫画とかは一切なく、勉強の

本ばっかり。」

俺達は部屋を歩き、本棚の本を手に取る

黒野「世界の生物の遺伝子の構造に付いた

本だな。余程の勤勉な人間だったらしい。」

付箋紙や文字に赤ペンで線引きしてある

本を軽く読む。

迅「人間の進化について…難しい本だな。」

流し読みをする迅。

黒野は読んでいた本を本棚にしまい、

勉強机の引き出し等を調べる。

先客の足跡はあちこち床にあり、

黒野「ノートパソコンみたいな物は

ないな。」

子供用のタンバリンを拾い散らっと裏を見る。

『2年4組 竹中 凱』

彼の私物を見て戻す。別の引き出しを確認

して、

作文や感想文は生き物の生態についての内容

で大学の論文並にしっかりしている。

迅「黒野。ちょっと、」

論文のような感想文や作文を読んでいると、

世界の文明は繁栄と滅亡を繰り返して

いるが、猿人から原始人に原始人から新人

に進化しているのに……そこから進化を辞め

たのか…人間は、これからくる未来に

進化するのかと、昆虫や魚や鳥の生態にと

小学校の先生が頭を抱えそうな難しい話題

だ。

迅「黒野。」

迅の背後からの声に漸く気付いて振り返り

黒野「どうした?何か発見したのか?」

迅「…見てくれ。」

神妙な顔をして迅は本棚の方に目線を向ける

黒野は、本棚の奥にあるカレンダーの存在を

見る。

黒野はカレンダーを捲り、ある物を見た。

本棚の奥に彫刻刀で掘った文字だ。

迅「英語じゃないよな。まぁ俺英語は普通

に苦手なんだけど、」

黒野「ギリシャ語だな。最近掘った

ようだ。」

迅「なんて書いてあるか分かるか?」

黒野『『お化け屋敷』と極東科学研究所を

人類を許すな。必ず復讐する!悪魔に魂を

売ってでも!……私の研究は完成した。』

黒野は読み終えて…迅と向き直り、

焦った表情をする。

黒野「ヤバい事が起こりそうだ。」

 

━回想終了━━━━━━━━━━━━━━━

 

ラーメンを食べる二人は、冷静に会話する

迅「こっちも一応ボーダーに報告したけど、

どうやって犯人は、沢山いる中で、開発中の

装置のメンバーを探して現在地も見つけて、

犯行をしているのかだ。」

黒野「既に犯人は1年前に去った為、

研究者達も転属したり、こっちの情報

が漏れているか。」

迅「まず何処に犯人がいるか?しょっぴく

にしては、場所の目星を付けないと」

部屋のカレンダーを見て思い出した事は、

迅「にしてもあれ今年のカレンダーで、

今月の来週の水曜日に変な目印が書いて

あったな。蟻の絵が書いてあるけど」

黒野「変な目印?」

待て今月の来週の水曜日………………!!

創立20周年パーティーの日

蟻?そういえば、ここ最近普通の大きさ

じゃない蟻が出現し初めたのは、

ポイズンゴーストと同時期だ。

初めて出現した場所は……殺された緑川博士

の自宅の庭。待て待て、これってもしかして

黒野「蟻だ。」

迅「蟻?」

黒野「殺害された科学者の家や研究所周辺

は俺達が出動する位の大型の蟻の駆除が

先に発生した。」軽自動車のサイズや犬の

大きさ、光のレトロウイルスに感染した蟻

だ。そいつらは全部地面から出現したが、

俺達は当時、巨大怪獣のポイズンゴースト

の方が脅威の為と戦闘機やロボットなしでも

駆除できるレベルに弱い為に気にしなかった

……

迅「ならそのこれまで退治した大型の

蟻は、科学者達の現在位置を知らせる

マーカー。蟻は駆除されても出現した

場所には暗殺対象がいる可能性が高い場所

に彼らは現れた。」

黒野は味噌バターコーンラーメンを食べ

終えて、

黒野「……迅さんは三門市に戻ってくれ。」

迅「えっ?」

ラーメンを食べ終えた迅の手が止まる。

黒野「これから俺はキャップ達に今回の

調査を報告して剣持と合流して、事件

現場を廻るつもりだ。」

迅「それは、いいけど大丈夫か!?」

餃子を食べてながら話す。

黒野「……心配するな……」

黒野は唐揚げとご飯を食べ終えて、席に立ち

表情に一切変化はないが、声は怒りに満ちた

物に変わり、迅は、あっこれは相当キレて

いる事を知った。迅が知っている限り、

普通に怒りの表情する場合とその表情が、

怒りを通り越すとこのようなヤバい声に

変わる。

この状態だと太刀川さんが苦戦するレベルに

強い。尚その時は太刀川さんが勝ったが、

気配も表情も能面みたいになった黒野が

怖かった模様。動きも生き物と言うより、

機械的な動きになり、【シンドバットの

黄金の航海】のカーリーみたいな動きに

なる。

黒野「……奴ら『お化け屋敷』相手にオイタ

が過ぎたな。」

迅は素直に心配した……嘘偽りもなく……

剣持達を……

迅「鳥丸や小南にレイジさんや宇佐美や

陽太郎の為に東京観光してこう。」

黒野はバックからインスタントカメラと

5万円札を迅に渡す。

迅「何これ?」

黒野「…今回の報酬。流石にボーダーの全

関係者にお土産は買える金は、そうだ!

小切手で1000万…」

迅「イヤイヤ。これで良い。東京の写真とか

撮って皆に見せてくる。」

良くない未来予知が迫りそうになった為に

回避する。

迅「にしても今回の捜査協力に俺必要

だった?」

黒野は唖然な表情をして、

黒野「俺一人だと説明とか事情とか会話

とか変になるだろ。そこでコミュニ

ケーション能力が高い迅の出番だよ。」

迅「Σ(Д゚;/)/えええええ!!!!

俺の役割パイプ役!」驚愕の事実に唖然

する迅。

黒野「???サイドエフェクトでわかって

参加したのでは?」

迅「イヤ。心を読むとかじゃないから!

わからないよ~てかっ今回の捜査で何が

わかったの?」

黒野「博士の本棚の奥にあったカレンダーの

蟻の目印が書かれた日付は

創立記念パーティーの日なんだ。狙いは

そこに訪れる要人達だろう。そして

カレンダーに隠れたギリシャ語で書かれた

文字にこう書かれていた。」

『私の研究は完成した……』

迅「それって例のヤバい研究の事?」

放射能に耐えられる肉体。

その為に非人道的な実験を繰り返した

科学者は世間に糾弾され社会的地位も

失った男が研究を完成させたなら、

その男が最初にやるべき事は世間への

復讐……

黒野「そういう事だ。これまで俺達が

追いかけていた事件は囮。」

迅「こりゃあ……話のスケールが大きく

なったな。」

黒野「いつもの事だよ。優しさがないよ

全く。」

互いに呆れもしくは、諦めの表情をして

迅「その話を聞いて俺に出来る事は

ないな。俺はここまでだ。」

黒野「ここまでありがとう。」

握手をして迅は中華料理店を去る。

黒野(悪いな。ここからは俺のやり方で

戦う。)

心の中で迅に詫びる黒野。

 

迅(さて、まず観光するなら東京スカイ

ツリーだな。ここに来る途中一般人の未来

予知したけど、大型のカマキリの群れに

スカイツリーが

占領された未来なんてみたらな~

てか東京は怪獣が出てくる確率高いな。)

インスタントカメラを持ってスカイツリー

を目指す迅。

未来を変える為に行動すべき選択肢を

考え、迅は……

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

秋葉原駅の出入口は夕方から電車に乗り

自宅に帰る者。

これから秋葉原を堪能する者と別れていた。

こっちは夕方以降も東京を移動しないと

いけないのに…

夕陽が秋葉原を照らす中。

私達は合流場所の広場に向かっていた。

「おっとっと…」

両手両腕に荷物を抱え、人混みを掻き分け

前に進む剣持。その後ろにピタッとくっ

付いている真琴さんに志岐さん。

その動きは無駄がなく。妙に手慣れていた。

そんな様子を間近に見ていた志岐さんは、

志岐「こういう事って職場で良く

あるの?」

純真に疑問を投げる。

「まぁ割とな。二人共俺から離れるなよ。」

真琴「うん。私達の前後左右上下全方向を

危機から守ってね。」100%の満面の笑み。

「なんて面倒くさい注文を!だが了解。」

悪態の言葉よりも、自分がしっかりしない

と気概を感じさせる声。

志岐(……タイミング見て手を繋ぐくらい

したいと思ったけど、今回は迷惑になるから

辞めた方がいいわね。)

わかっていた事だが、今回の彼は私達のお手

伝い。買い物の付き添いなんだ。

男女の甘いやり取り何か欠片もする必要も

ない。

皆で楽しい買い物をして買い物した物の

皆で感想良い合う。とても素晴らしい

楽しい思い出だ。家に必要な時以外に

引きこもっていた私にとっても自慢にも

自信にもなる。

それで満足しないと……いけないのに…

告白もしてないけど、普段こういう時にしか

一緒にいられないんだからね。

これ以上我が儘は流石に駄目だね。

そう心の中で自分言い聞かせる

そんな志岐をちらっと見た真琴さんは

笑顔で、

真琴「剣持君。荷物重いなら一緒に持って

あげるね。」

「いいのか?重いぞ。」

真琴「大量に買い物をしたのは、私だよ。

まさかあんなに欲しい物があるなんて、

秋葉原は【魔界都市新宿】並に私の心を

掻き乱す。おっと、こりゃ大変だったね。」

気が付いたら、真琴先輩が自分の荷物を

持ち、剣持君の隣を歩く。

その光景を見た私は胸がズキンっと痛み。

同時に心の中でモヤモヤする気持ちに、

自分自身に嫌気が差す。

志岐「私も自分の荷物を持ちます。」

沈んだ声なのは、沈んだ気持ちのせいで

あるけど、自分には普通の男女の恋愛は

まだ速いと言う諦めに似た境地である。

「……いいのか?」

志岐「あなたに迷惑かけて申し訳

ありません。自分で買った物は自分で

持って帰る。当然の事です。」

少し刺のある言い方に自分自身が嫌になる。

「……わかった。」

そう言い彼は私に私の荷物をくれました。

本当は、映画館で映画を見るとか遊園地で

ジェットコースターや観覧車に乗るとか

水族館や動物園に剣持君

と行きたかった。

でも言う勇気が出なくて、自分自身に

必死に弁明と妥協した結果。秋葉原で

レア物の限定品を買い物するのに付き添い

に来て……なんてロマンチックのない誘い

だろう。

実際私も真琴先輩に負けじと沢山買い物を

してしまった。限定品が何処にも売って

なかったら……オークションやネット通販

の手があったけど……

自分にも言い訳するなんて本当に日陰者

なんだな~~

なけなし両手に力を入れて歩き出す。

この時の私は良く足元を見ていなかったから

躓くと気付いたのは、片足が何かに引っ掛か

った…両手が荷物で塞がっているから、

顔が諸にアスファルトに激突する。

志岐「あっ……」

前にいる二人は気付いてくれない。

それが無性に悲しい気持ちになった……

二人きりが恥ずかしくて、真琴先輩を前日

に誘ったけど……誘ってくれた真琴先輩は

『本当にそれで良いなら……良いけど……

何から何まで素直になっても良い相手なら

周りくどい事しない方が良いよ。」

…と意味深な返事を言ってくれたけど、

あぁその通りだ。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

〔推奨BGM 愛のテーマ〕

ガシャンと大きな音がなり響き、

真琴は後ろを振り返る。

志岐「あっ……あぁ……!!!」

「危なかったな。ギリギリ間に合って

良かった……」

志岐さんが転ぶの剣持君が自分の荷物を

捨てて彼女が倒れるより速く彼女の手を掴み

引っ張り上げた。

「何処か怪我してないか?大丈夫か?

志岐さん。」

志岐「……どうして……」

驚きの表情に、

「えっ?あっ!今日は荷物持ち兼護衛の

つもりで、後こんな楽しい日に怪我なんか

したら、志岐さんの仲間が悲しむし、

何よりこんな良い日に志岐さんが怪我したら

俺が…俺が悲しいから。」

志岐「!!!!ねぇ。聞いても良い?」

「なんだ?」

志岐「今日私と過ごして楽しかった……」

本当は聞くのも怖い。でも前に進むには

聞いた方が良い。そして彼は答える。

「勿論。楽しかったよ。始めての場所で

色々な物がある街で、誘いがなければ

俺は、志岐さんに

感謝しているんだ。ありがとう。

こんな楽しい思い出を俺は忘れないよ。」

剣持君はちゃんと私を一緒にいて喜んで

くれた。

それだけで私のモヤモヤは消えて前にいる

剣持君の顔を良く見れない。

涙が止まらない。

真琴「ほらっ時間は有限だよ。広場にセバス

が到着した見たいだから、急ぐ急ぐ。」

「ヤベッ!志岐さん走るよ。」

剣持君は自分の荷物を全て片手に持ち。

空いた右手を私に差し出す。

志岐「えっ?」

きょとんとする志岐さん。

「また躓くといけないから手を繋いで

走ろう。」

彼にそう言われて、

私は短く全身を震わせ、力いっぱい返事

をする。

志岐「///うん!!///」

私は彼の手を掴み走り出す。彼と一緒に

……

そんな二人を見る真琴先輩は…つまら

なそうな顔で、

真琴(今回は…黙ってお姉さんキャラを

してあげるよ。志岐さん……私達は友達

だもんね。怪獣の種が落ちてこないかな

~~インスピレーションの泉が沸き

上がるよ~~)

女の友情は紙一重。

何て恐ろしい心を再び出していると

真琴「おっと、すいません。」

二人に集中して誰かにぶつかって

しまった

私は慌てて相手の顔を見て

謝罪の言葉を言う。

ナイト「いえ。こちらこそ、すいません。」

その瞬間私の世界から色と音が消えた……

まるで時間が止まったように……

真琴「えっ?」

目の前の少年は、銀色の髪で、片方は

髪で隠れて見てないけど青い瞳をした

少年で…

私が失敗作って言った……怪獣だった少年

がこの時私は偶然にもアンチと再会した。

心がざわつき、冷静な私の状態じゃない…

そう自分の中で冷めた目で見る私が

そう警告するレベルでショックを受けて

おり、無意識に身体が震えていた。

2代目「ナイト君~~探したよ。」

アンチは後ろの方に振り返り、

後ろから変な臭いがするフードを被った

女の子が、ナイト君と呼ばれる少年に

駆け寄る。

ナイト「2代目。慌ててどうか

しましたか?」

2代目「君がまだ色々足りない知識を勉強

する教材を選んでたらいなくなっていた

から探したよ。」

息を切らして説明する。

ナイト「すいません。何故だが…身体が

勝手にこっちの方に向かってしまったん

です。」

2代目「懐かしい物か古い友人でも

いたの?キシシシシ」

八重歯を見せ特徴的な声を出す彼女に

ナイト「そんな友人。こっちには

いません。でも確かに…懐かしい匂いは

したんです。」

2代目「はぐれないように防犯ブザーも

買わないとね。ここの世界の怪獣は

私達が知っている怪獣とは根本的に

違う存在みたいだから、

あっお姉さん大丈夫。」

臭う格好をした女の子が話しかけて、

私の意識は覚醒した。

ナイト「大丈夫ですか?」

真琴「あっ大丈夫です。」

向こうは自分が誰かだと気付いていない

……それもそうか。

向こうではたまたま見つけた良さそうの

選んでモデルにしたから本当の私がどんな

姿か何てこの少年は知らないんだ。

真琴「それじゃあ。」

このままここに居ては不味い。

私は剣持君と志岐さんを追いかける。

少年に気付いて欲しい気持ちと

気付かないでいて欲しい気持ちが私の中で

ぶつかる。

でも…でも…元気で良かった……

あんな別れ方したから心配した。

無事な姿を見れただけでも私は満足だ。

 

 

自分達の前を走り去った女性に……

ナイトは懐かしい気持ちを持った。

外見は全く違うのに……

雰囲気が自分が良く知る彼女と同じだった

から……

ナイト「…………」

2代目「どうしたの?」

ナイト「…いえ。俺達のやる事を

しましょう。」

それぞれの目的の為……彼らは動く。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

秋葉原駅広場。

セバス「お待ちしておりました。」

駅の広場にセバスがいて、広場の外に黒い

リムジンをあり、黒野先輩と多分志岐さん

の迎えに来た那須隊の皆さん。

そして燃え尽きた新聞部の3人。

俺は志岐さんと手を繋いだまま。

「先輩。今夜はお願いします。」

黒野「おっ?手を繋いでるのか?」

志岐「///あっ///」

何故か慌てて手を離して、那須隊の方に

駆け寄る志岐さん。

暖かい目で志岐さんを見る那須隊長達との

やり取りを他所に、真琴先輩が合流して

真琴「それじゃ。私達は帰るねぇ。」

慌ててリムジンに乗り込む真琴先輩。

その様子に黒野と俺は何があったのか

気になった……

那須「それじゃあ私達も帰ろうか。」

志岐「はい。」

熊谷「じっくりと剣持君と何があったのか

話し合おうか。小夜子。」

志岐「何もない(ヾノ・∀・`)です!」

顔を真っ赤にして必死にテンパりながら

も弁明する那須隊のオペレーターの

志岐さん。手の動きが速く沢山振り弁明

する必死さがかえって怪しい~~

日浦「リムジンなんて私始めてです。」

素直に付き添いする日浦さん。

真琴「心配しなくても三門市に到着する

まで女子会と洒落混もう!」

那須隊(志岐さんを除く)「賛成ーー!」

志岐「剣持君~~今こそあの力で私を~」

リムジンの窓から頭を出して叫ぶ。

「往来があるのが駄目なのも理由の一つ

後は緊急の用じゃないから使わない。」

瞬間移動(ワープ)を始め超能力が使えから

ってそれに頼るのは良くない事だと

思います。

志岐「薄情者~~~~」

涙をちょちょぎらせ、怨みの言葉を叫ぶ!

俺はそんな志岐さんの頭を引っ込ませて…

リムジンのエンジンがかかる。

真琴「また学校でね~~」

手を振る真琴先輩に俺は手を振り返して、

黒野先輩が運転する赤い外国の自動車の

助手席に乗り込む。

黒野「義妹がすまないな。」

運転手は準備完了みたいで、

「楽しい時間でした。」

シートベルトをしながら裏表もなく言う。

にしてもこの車……

「タコの化け物に襲われそうな車ですね。

( ´∀`)(笑い)」

俺は軽いジョークを言うと、

黒野「あぁ、ウチの館に壁や窓を壊して

車にしがみついてショットガンを改造した

銃で額をカチ割った。超音波を放つ奴にも

顔面を射ち抜いたし、この車も一度爆発

させたよ。」

「アハハ( ´∀`)面白い冗談です。」

黒野「いや、マジで実際にあった事だぜ。

死人は出なかったが、怪我人は大勢だし

館を補修工事が必要になるくらいの被害は

あったぞ。」

「すいません。用事を思い出しました。」

(いや、黒野先輩!)

黒野「さて、仕事の時間だ。」

後部座席に新聞部の皆も乗り込み。

新聞部長「さあ!特ダネをゲットするぞ!」

カメラマン「やる気は満々何ですよ!」

記者子「それじゃお願いします。」

 

黒野「最初の目的地は緑川博士の自宅だ

。お前は今回の責任者だ。逃げるなら

窓ガラスを砕いて出ていくしかないぞ。」

満面な笑顔で言う先輩。

「降ろして下さい!降ろして下さい!

この車は怖い!何か怖い!!そして先輩が

怖い!!」

車の窓を叩いて叫ぶ剣持。

恐怖の車の中に閉じ込められた剣持。

黒野「さぁ、出発だ。」

新聞部「!!ヽ(゚д゚ヽ)(ノ゚д゚)ノ!!オオー」

喜ぶ新聞部の皆。

恐怖の余り叫ぶ剣持。

そんな気持ちも関係なく車は目的地に

向かう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

結果的にいうと……新しい証拠は発見は

なかった。殺害された殺人現場は、

警察関係者を始め鑑識や科捜研に日本の

科学的な調査は既にされており、

新聞部の皆が撮影に喜び記事つくりに興奮

するだけだった……

黒野「さて、どうしたもんか。」

時刻は夜……

車を警視庁に止めて、素直に悩む黒野。

俺は近くで警備をする警察官の視線を

気にせずに座れる所に座り、黒野先輩と

今日の出来事を会話した。

「隊長達やボーダーには……」

黒野「…報告した。巨大蟻を目撃したら、

駆除だ。それとまだこれは一部だけの

情報だけだが……」

「何ですか?」

この時俺は偶然にもマドンナ先生の考えが

当たっていた事を思い出した……

黒野「敵の真の狙いは来週にパリ本部に

開催される創立20周年パーティー。俺達

が追いかけていた事件は、俺達に挑戦だとよ。

只のついでだ

……どうしたもんか……」

「秋葉原の竹中博士の最後にいた自宅にでも

行きますか。」

黒野先輩は暫く考えて

黒野「……行くか?彼らも連れて…」

不意に視線を外して、喜んでいる彼ら新聞

部のメンバーを見る。

「彼らの安全は俺が守ります。」

黒野「聞きたい事があったんだがよ……」

「何でしょうか。」

黒野「真琴が慌てて車に乗った時の表情を

どう見る?」

剣持はその時の状況を良く思い出して……

「俺の仮説ですけど……いじめっ子に再会

してしまった感じではなく……」

黒野「続けて?」

「死んだと思っていた友人の無事な姿を見

たんじゃないですか?良く分かりません

けど」

黒野「友人の姿ね~~にしては気まずい

物を見た感じな表情をしていたな。」

「その友人が男性で女性とデートの最中

とかなら……」

黒野「あ~~あ。感動の再会をする暇は

ないな。気まずいわ。そりゃあ。」

「もしくは俺達が理解出来ない変な

関係とか?真琴先輩の方が申し訳なさが

あるみたいでしたし……」

黒野「……身内を疑うのは心が痛いが、

真琴がいじめていた加害者で被害者のその

子に恨まれているかもしれないから、

急いで俺達が待つ広場に走ってきたとか」

「心当たりは?」

黒野「ない。そっちはその子の姿は?」

「いいえ。志岐さんと先に広場に向かい

ましたからでも3分くらいで真琴先輩は、

俺達の近くに走って来たのは気付いて

ましたから……」

黒野「本人が話すのを待つしかないか…」

ため息を吐き。義妹の問題を保留にする。

「デリケートな問題の匂いがします。

それに…」

黒野は剣持と向き合い尋ねる。

黒野「それに…?」

「これから行く竹中博士の自宅から危険な

気配が強くします。」

黒野「俺もだよ。でも行こう。」

俺達は警視庁から再び、秋葉原の竹中博士

の行方不明となった自宅に車で向かった

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

浅草 雷門前にて

迅「ピース。」

カメラのフラッシュが照らし、

迅「写真ありがとうございます。」

近くの人にインスタントカメラを持って

貰い写真を撮ってもらいカメラ返して

もらい、夜の浅草を観光していた。

迅「あっ人形焼きを買わないとな。」

その時、迅の脳裏に光が『ピキーン』

と走り

迅「えっ?何このヤバい未来。急がないと

こりゃあ、ヤバい。速く高い建物に移動

しないと……」

黒野の未来予知にヤバい敵が現れた。

迅は浅草の和菓子屋に向かい

人形焼きを買い。急ぎ移動する。

(黒野と剣持が殺される未来なんて確定して

たまるか!?)

未来予知に見えた両腕から垂直型の宇宙

金属両刃を伸ばした。全身が西洋甲冑の

ような強硬の皮膚を持つ存在が、

黒野と剣持を斬殺して死体を足踏みしている

姿が見えた……片手に緑色の怪しい液体が

入っている細い容器を持っていた……

(恐らくA級の攻撃手レベルの実力者だ。

しかも太刀川さんレベルの、俺が加勢して

も俺が死ぬ未来も見えた………………

だがな今回は持ってきているんだ。

俺のとっておきを……)

(恐らくあの容器は、竹中博士関連の物

あれ敵に渡さない場合は全員

助からない……剣の腕なら東京にいる俺達

より奴が上だ……確定すべき未来は………

……駄目だ。両腕の筋が絶たれた未来なんて

マシな未来じゃない。トリガーも使えなく

なっちまう。俺の趣味も不可能だ!!!)

自分の煩悩に正直な男!それが実力派

エリート迅 悠一

(漸くか!?この未来なら、よしOK!

動きますか。)

懐にある黒い小太刀の形をしたトリガー

を持って、迅は急ぐ。風が吹けば桶屋が

儲かる……バタフライエフェクトみたく

幾つ物偶然をあわせて発動するから、

まずは迅がやるべきは、

アマチュア無線愛好家グループに会いに

行く為、

迅「へい、タクシー!」

タクシーを捕まえに行く事だ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

迅さんがタクシーを捕まえる間に……

東京 秋葉原にて、黒野先輩が運転する

赤い車は、無事に到着した……

黒野「到着したぞ。降りるぞ。」

「了解。家主の許可は?許可がないなら

俺私鉄で三門市に帰りますよ。」

黒野「貰えないだろう~~不動産に許可は

貰いましたよ。」

部長「ここは?」

新聞部長が、建物を見て尋ねる。

「さっきから移動した殺人事件の

主犯の家?」

新聞部「「「えっ?」」」

疑問も覚えながら淡々と答える剣持に、

黒野「ここは捜査から外れた場所で、

事件発生前に家主が行方不明になった

場所で、事前に警察が捜査し終えた場所

なんだよ……」

黒野は腕時計を見て時刻が既に20:00を

回ったのを知る……

記者子「主犯って、大丈夫な人なの?」

「実行犯は間違いなくヤバい奴ら、主犯

は殺人を頼む時点で間違いなく

滅茶苦茶ヤバい博士だ。」

カメラマン「怖くなってきた……」

「俺もだよ。」

新聞部長「引き返した方が良いのでは?」

黒野「ドアが開いたぞ。」

「ちょっと先輩。俺怖くて三門市に帰りた

くなりました。何でよりによって

事故物件!!」

俺達の前に立つ建物は以前

テレビで見た事ある

幽霊が出ると噂の秋葉原の心霊スポットだ

った……

カメラマン「カメラに変な写真とっても

祟られるのは部長ですね。」

部長「おい!怖い事を言うなよ!」

産まれたての小鹿のように足を震える新聞

部の部長。

(凄く親近感が沸くよ。)

「怖いのは嫌ですよね。」

俺は迫る心霊恐怖体験を忘れる為新聞部

部長と世間話をする。

恐怖は伝染するのを防ぐ為、世間話を

とにかくする。

「部長っていつも新聞部で何をやっている

んですか。」

部長「基本は企画編集とかね。オカルト

案件でSF系統は好きだがホラーと

パニック系統は滅茶苦茶嫌いです。

大嫌いです。」

「凄く親しみを感じるよ。お化けなんて

出ないよな。出ないよね。」

部長「落ち着け、俺の彼女曰く『お化けや

ホラーと認識するから怖いんなら、違う

物だと思えば、良いんだよ。』って名言を

残してくれたから、その通りに意識すれば

良いんだ。」

「素敵な彼女さんですね。」

(俺、この人と仲良くなれそう。)

部長と話が弾み、

部長「さて、俺は外を見張る。中は

頼んだ。」

カメラマン「さっバカな事言わないで、

取材しますよ。部長。」

部長「離せ!部長命令だ!田中。離して

くれ~~」

部長は竹中博士の自宅に連れ込まれた……

記者子「さぁ、出発です!さぁさぁ

進んだ進んだ!」

「ちょっと前に押さないで、うわっこの子

力凄っ!あぁ~~」

ドアのしがみついていた剣持を新聞部長の

記者子が引っ張り、

剣持は嫌々竹中博士の自宅に入った。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

ぱっと見た限り普通の1人暮らしの家だが、

暗い。立地的に窓に月明かりは入らない為

暗い……真っ暗闇だ。スマホの明かりと

部長が持ってきた懐中電灯で漸く周りが

見えるレベルにとにかく暗い……

突然

記者子「ここを出ましょう……」

と言い始めた。

「まさか、何か幽霊が、」

記者子「いえ、どちらかと言うと、ここの

建物はポルターガイスト現象で有名何です。

耐震設計なんてしてないですから地震に

弱いはずです。」

田端直人「皆、静かに……」

口に指を置き、周りに静かにさせる。

黒野先輩を先頭にカメラマン、部長、俺

記者子さんの順番で前に進むと、

突然足を止めた。

黒野「……何か聞こえないか?」

俺は黒野先輩にそう言われて……レッド

マンの聴覚で音を辿ると……無数の稼働

音が聞こえる。電気は止められている為

この家の家電が動くはずがない。

俺は床に耳を寄せて、

黒野「どうした?」

「下から音が聞こえます。」

カメラマン「変ですね。ここは賃貸。

地下なんてなかったはず……」

黒野「たくっ暗いし、何か出て

きそうだ。」

田端直人「鼠とかゴキブリとかか?」

人が住んでいない家に住む連中の名前を

あげる。

吉井「ひっ!」ビビって涙目になる。

黒野「ならいいけどな。取り敢えず、

調べ物は、ないしな。この辺り写真に

撮っておこうか。」

黒野とカメラマンが一階にいる間。

周囲をカメラマンが撮影する様子を

みながら、俺は暗闇の中で階段を探し

2階の方に上がる。部長と記者子も

勝手に付いてきた。

2階は部屋が3つあり、危険があると

いけない為、順番にドアを開けて中を

確認する。元々私物が少ない人なんだろう。

2つの部屋はそもそも使われた形跡がない。

新品の部屋ではないが、

掃除はいき届いた部屋っという印象だ。

『キシャ~』

剣持は構える。

吉井結花「部長。何か聞こえません

でした?」

田端直人「何か臭うな。酸っぱい

匂いが、」

「二人とも近くに寄って。」

(ゾークロン細菌怪獣の気配!!!!)

(間違いない。夢想!敵だ!)

探知能力に小さな反応が引っ掛かり

警戒する!通常のサイズにしては小さいが

怪獣の気配だ。

田端直人「どうした?」

「いいから、」

俺達三人は固まって行動して残りの…

最後の部屋の前に立つ。

ダイヤル式の変わった形のドアのぶだ。

「用心深い人物見たいだ。」

解除方法は決められたダイヤルの数字を

順番に回転させて回す必要がある。

田端直人「ちょっと見せてみ。」

「解けるのか?」

一抹の希望を見出だすが、

ダイヤル式のドアをじっと見て、

田端直人「うん。無理。」あっさり諦めた。

「……おい。貴様。」

田端直人「普通のドアならピッキングで開け

られたが、」

この人は何気に凄い特技を持っていた。

吉井結花「ここの家主の誕生日とかは?

どうかな?」

「ありきたり過ぎだ。せめてヒントでも

あるなら……」無い物ねだりは流石に

駄目だな。知略は使う物だが時間が惜しい。

「ドアのぶを破壊するか?」

田端直人「うわぉ!もっと知的なを頼む。」

(ベム。金庫を開けるダイヤル式なら

音で見分ける必要があるよ。)

「やって見るか?普通の方法で、」

探知能力と聴覚を研ぎ澄まして、

当たりの複数の数字を聞き分ける。

(バットマンの映画では補聴器で

金庫のドアの扉を解除したよ。)

(【バットマンフォーエバー】か……

今度借りに行くか……)

しぶしぶ挑戦して悪戦苦闘した結果……

何とかドアが開いた。

吉井結花「開いちゃったよ。」

驚愕な表情する二人。

田端直人「いい特技を持っているな。

708の秘孔を突いたの?」

満面な笑顔で尋ねる

「内部破壊はしてないよ。普通の方法で

開けただけだよ。耳が痛い。

ちょっと音に酔う。少し待ってて、」

音酔いに軽く苦しむが回復させる。

『キシャー!』

三人は顔を見合わせ考える。

田端直人「いるな。何か動物か何かが?」

吉井結花「特ダネですね。」そう言い

吉井さんは富士フィルム

のインスタントカメラを持ち……

両目に炎のマークを燃え上がらせてやる気

を見せる。

田端は汗を流しながら

田端「何処にも音楽フェスティバルの人

はいないから落ち着け!

。記事を作成する為……お前は待機だ。」

吉井「酷い!部長の癖に!」

田端「部長の癖にって、」

二人は言い争いになるが、

「オープン・ザ・ドアー。」

二人「「あっ!」」

ベムは面倒だから無視した。

ドアが開き……俺達の視界は部屋の中の

景色を見る。

デスクに押し入れのある……そして……

『キシャー!』

虫籠に入っている。錦鯉の大きさの蟻だ。

「…………テレビニュースにたまに目撃

された巨大蟻か?」

田端達はそれに怖がりながらも部屋に入り

部屋の中の写真を取る。

吉井「ここの人って何を考えてこんな事を

……」

蟻はチタンの檻に中に大きな水槽に土を

入れており、こちらをじっと見る。

吉井さんは蟻の姿をカメラで撮り。

田端部長はデスクの椅子に座り

デスクトップパソコンを操作

して……キーボードの良く使われた単語を

瞬時に見てパソコンのパスワードを

あっさり解除する。

新聞部の田端部長。

「スゲっ。」

俺は素直に感心する。

田端「へへへ。どうよ。」

ドヤ顔を決める部長。

吉井「田端部長は普段は勉強が壊滅的

ですがのんびりしているコンピューター

関係のクラッキングやハッキングや鍵開け

が滅茶苦茶特技なんですよ。」

吉井は呆れとも自慢ともいえる言葉を言う。

田端「おいおい。エレキギターなら

ベース演奏も特技だぜ。」

「そんな奴が何で新聞部にいるんだよ

!!!!」

純粋な疑問を言う。

田端「USBメモリーある?」

「俺は持ってきてない。」

田端「ならしゃあない。ノートに書き

写すか。10分、いや5分待ってくれ?

その間にこのパソコンの貴重な情報は

全部俺のノートに書き写すから。」

「5分で大丈夫か?」

田端「こういう几帳面な人間は、フォルダ

の中にだいたい決まった物を入れている

……任せてくれ。」

すると彼は凄い集中力で自分のノート

にパソコンの研究データを書き写す。

吉井「この状態の部長は本当に凄いん

ですから、ただ勉強に生かしていない

のは彼女さんの悩みらしいですけど、」

俺は竹中博士の

デスクの引き出しを開けて調べる。

そこで中を調べると

「日記か。ハーバード大学にいた頃から

行方不明になる数日まで……」

内容は長いが要約すると……肉体が健康では

なく学問に力を注いできた人生に、生きた

身体に人以上の身体能力を与える研究を

続けて……成功しなかった。

人間の身体は余計な物を入れると入れた量に

よっては、人間の細胞が敵と認識して攻撃

する。拒否反応と免疫力の話だ。

私の研究は行き詰まり、既存の生物の優れた

融合は難しいと判断。放射能について研究を

し始めたのは、放射能は地球上の

生物の細胞を殆ど破壊する事に興味を

持ったのだ。

やがて放射能を耐える強力な肉体を研究

テーマにして、人体を強化する薬を

製作する。

「肉体増強剤 CX.00009……グリーン

ゴブリンかよ!?」

そして当時の研究仲間が、今回発生した

連続密室殺人事件で殺された博士達だ。

日記には恨みつらみの言葉が書き殴っていた

……俺はそれを読み。日記をバックに

しまう。

吉井「どうですか?何かわかり

ましたか?」

田端「何か、難しい英語が多いな。」

何時の間にか5分経過して、

田端「はい。ちゃんと、そっちが欲しそう

な物を書き写した。問題は……この部屋

の電力がここの電気じゃない事だけどな。」

「!!どうして電気が止まった家なのに…

田端「どこかに自家用の発電機がある事

ってだろう?それよりその日記は?」

 

三人は再び顔を見合わせて会話する。

「内容はだいたい。ただあの蟻について

はこの日記には、書いていない。

主に放射能に耐えられる肉体増強剤の

開発についての記述だ。ご丁寧に地下室を

不動産に許可なく作り秘密の研究室の

存在も実験台も

地下の部屋のパスワードも書かれてある」

田端「この俺がパソコンで書き写した

観察レポートは?」

英語やら書かれているレポートを渡され

俺が地球で習った数学や理科では解析は

困難のようだ。流石に専門家の方式を

出されたら、レポート内容は、『この生物を

発見。日本の昆虫の蟻にしては、

異常な大きさで、調べて見ると…地球上には

ない未知の細菌が蟻の身体中に活動しており

、ここ最近に目撃された有害巨大生物と

関係があると考えた私は……生物の身体の

構造を変える細菌を研究して肉体増強剤に

調合した……臨床実験はまだだが、

レポートでこの生物は脳に当たる器官に、

このX細菌に寄生され支配されているのを

確認した。

「わかった事は……レポートを書き始めた

日付が……」

田端「どうかしたのか!?」剣持に滅茶苦茶

顔を寄せる田端部長。

「顔が近い!離れろ密着するな!」

この日は丁度、俺がレッドマンとして刺骨

竜怪獣トゲラと戦った日付だ。

志岐さんに俺の秘密を知った日でもある。

「この部屋警察は捜査してないのか?」

何で捜査の証拠品になる日記とかレポート

とか手付かずなんだ。

パソコンのパスワードだってパソコンの

メーカーに頼めば、解除できるし、

復元ソフトウェアで竹中博士の抹消した

データだって分かるだろうに……

『キシャー!』

「これらの情報は下の階を調べている

黒野先輩に共有しよう。」

田端「アレを放って大丈夫か?」

錦鯉の大きさの蟻は、大きな水槽に土を

入れて飼育しているようだが、

「放っておけ、既に数十㍍に成長した

個体をアメリカに生息しているのを

確認されている。餌も普通の蟻が食べる

物を食べない……排泄もない。生物にして

はおかしいが、生体兵器や生物兵器なら

話は別だ。」レポートを読みながら説明

して……

吉井「元は普通の蟻さんだったのに……

誰かに勝手に身体を作り変えられて

可哀想だよ。」

新聞部の皆は優しい性格の人の為、

今回の事実に人間の身勝手に翻弄される

この蟻に同情的のようだ。

「下の二人に合流しよう。」

田端「わかったよ。吉井。行くぞ。」

吉井「……はい。」悲しげな顔をこちらに

向けながら、この部屋を去る。

ドアを締める瞬間、蟻と目が合ったが、

俺達は一階に降りた……

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日本上空 夜

凄まじい飛行速度で飛ぶ透明な二機編隊の

円盤が東京都の秋葉原に向かっていた。

『お化け屋敷』の最新レーダーにも影も

形も捉えらず、自衛隊も気付かなかった

剣持達に危険が迫る。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

俺達三人は、真っ暗闇の部屋を移動する

1階の黒野先輩とカメラマンの井上一平と

合流して、2階にあった部屋の研究日記と

蟻の事が書かれたレポートを

渡した。

「椅子もないのか……この部屋は…」

思えば、さっきの部屋の机もやけにボロい

印象があったが……

井上一平「ここの家の家具は殆ど粗大ゴミ

を再利用しているらしい……電子レンジも

洗濯機もなかったし……」

田端は井上の隣に座り込み、吉井も体育

座りをして撮影した写真を確認していた。

「近くにコインランドリーが合ったし、

洗濯物はそこで洗濯していたんだろう~」

黒野先輩はレポートと日記を読みながら

事情を理解して

黒野「日記によると肉体増強剤は地下室に

厳重に保管してあるらしいな。」

田端「回収するのか?」

黒野「あぁ。ヤバい物には違いないから」

「なら、行きましょう。地下室の

入り口は?」

井上「調べといたぞ。畳の下にシャベル

で一から掘ったみたいだぜ。」

黒野「地下室の扉は最新性のだったが、

パスワードはわかった。お前のダウジング

のおかげだ。」

黒野先輩は井上の方を向きながら言う。

井上「どうも……」

調子良く返事をする。

「ダウジング?」

吉井「井上君は、L字形ロッドで物探し

する特技を持っているだよ。」

井上「おっと!?コンピューターで

プログラムの開発も得意だぜ!!!!」

「だからなんで新聞部にいるのお前ら!?

パソコン部とかもっと専門の部活動に

入部しなかったんだ!」

遂に突っ込んでしまった剣持!

吉井「井上君は女の子にモテる為に、

もう卒業した美人のOBにお願いされた

からなんですよ。井上君は美人の女の子に

弱いんですよ。」

井上「グハっ!結花さんのキツい言葉

ありがとうございます!」胸を抑えて呻く井上。

田端「しっかりしろ!?一平。」

井上「直人~~」

駆け寄るやり取りが自然に面白く見える

のは普段の彼らのやり取りだからかも

しれない。

田端君は企画を決めて吉井さんは記事を

考えて井上君は写真を始め情報集めに

行動する。

(良いチームだ。)素直に羨ましいと思う。

黒野「剣持?行くぞ。」

剣持を除いた皆は畳を動かして

特殊な金属の扉のパスワードを入力する。

『gaiatomo,radiactividad』

吉井「ガイアトモ……?後は何て読むん

ですか?」

黒野「原子力のギリシャ語だ。それから

スペイン語で放射能って意味の単語の

ラディアクティビダド…開いたぞ。」

剣持はこの時未知の敵が接近しているのを

感知した。

「新聞部。カメラを貸してくれないか?」

井上「どうしてだ?俺達も下を調べようと

同行するつもりだぜ。」

黒野「変な罠が仕掛けられているかもしれ

ないからだ。」

田端「な、やっぱり今月の部費で無人

ドローンも購入した方が良かっただろ?」

井上「変な操作で壊す場合もあるから

俺は辞めたけど…」

吉井は何か良くない喧嘩の気配を感じとり、

吉井「井上君。彼らにカメラを貸しま

しょう。」

井上「でも?吉井~。」

吉井「ここで言い争いになる方が時間の無駄

だわ。」

井上はそれを言われてしぶしぶ剣持にカメラ

を渡した。

井上「大事にしてくれよ。親に駄々こねて

やっと買って貰った良いカメラなんだから

な。」

「あぁ。大事にする。」

吉井「黒野さんもインスタントカメラを

……」

黒野「悪いな。壊さないように気を付ける

から……」

井上「使い方は分かるか?まずこのボタンを

……」っとなんだかんだ言いながら、

剣持にカメラ操作を簡単に教えてくれる

から井上君は良い人だ。

田端「頼むぞ!?次の週末までにウチの

学校の連中を驚かすような写真を取ってくれ

……」両手を合わせ祈るように言う。

田端部長。

吉井「ここに来る前に取った写真で、

だいたい書く記事は思いつきましたけど

……」ジト目でそんな部長を見る吉井さん。

黒野「行くぞ。」

「……了解。連絡はスマホで電話

してくれ。」

三人は「わかった。」と返事を聞き

俺達の姿は地下の闇の中に消える…

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

〔推奨BGM 咆哮する破壊者 〕

地下は狭くこじんまりとした空間だった

但し明かりがないと何も見えないと想定

していたが、

突然地下の明かりが付き部屋の全貌が露に

なる。

近くの壁にある電気のスイッチボタンを

黒野先輩が押したようだ。

黒野「1年間転々と引っ越していた男の

用意できる予算なんてやっぱりこんな物

か……」

無数の薬品が置かれた薬品棚を眺めて

俺は地下室の全貌を井上君のカメラで写真

撮影をする。

明かりはやはり田端部長の言っていた通り

自家用の発電機でこの部屋の電気と2階の

蟻の部屋の電気を賄っていたようだ。

ABCDと赤い薬剤や青い薬剤や黄色い薬剤や

緑色の薬剤を撮影する中、

電子顕微鏡や実験器具を撮影する黒野は、

迅と一緒に行動した際に見つけた虫籠を

発見した。

黒野「この家にもあったのか……?」

虫籠の中に変な匂いの原因を見る……

「それってカブトムシですか?」

脱皮の抜け殻だが形はカブトムシのソレだ。

黒野「コイツについての研究資料か?」

突然近くにあるパソコンが勝手に

起動し!暫く黒野はパソコンに出てくる

情報を見ていると……

虫籠にいた生物は……極東科学研究所に

あったアマゾン奥地の密林にいた昆虫怪獣

の卵から帰った存在で

研究所の人間は殺処分が決定していた為、

勝手に持ち出した事が判明した……

黒野「ここにいる間……肉体増強剤が

完成した日に脱皮して姿を眩ませた……

普通の昆虫ではあり得ない生命力を持ち

最後には金属の扉を紙のように破壊した

為、攻撃力も相当。もし元の親と同じ

大きさに成長したのなら、ロボット工学

の巨大ロボットも敵ではない……」

「極東科学研究所の連中に復讐する為に

怪獣まで育てていたのか?」

黒野「但し怪獣が勝手に行方を

眩ませた為に計画を

変更する必要が合った……」

「回収すべき例の肉体増強剤は…

…あれか?」

俺は壁にある厳重な金属の扉を鍵を壊して

開けて……細長い容器を両手で掴む。

「取り敢えず、これを『お化け屋敷』の

保管所にしまいますか?」

黒野先輩はパソコンから離れて、持っていた

懐中電灯で何気なく容器を照らす。

懐中電灯の明かりに照らされた容器の液体の

色を見て……

黒野「こりゃ……身体に良くない色してるな

……」

「そうですか?野菜ジュースと同じ感じ

ですよ。」

黒野はげんなりした顔色にしながら、

黒野「…これが野菜ジュースなら俺は毎日青汁

飲んだ方がまだマシだ。見ろよ。私、

怪しい銀河の怪しい星の怪しい国の

怪しい地方の怪しい県の怪しい市の

怪しい町の怪しい家怪しい家族の

怪しい人の怪しい液体ですって色だよ。

……間違いなく。」

不気味な緑色の液体にまともな感想を言う

黒野はげんなりした表情のまま

しぶしぶこんな危険な物を回収する

羽目になった経緯の竹中博士に憎みながら

も持ってきた特殊ケースに入れようと

バックのチャックを開けよう手を動かそう

としたその時……

剣持はレッドマンとしての危機探知能力

故に……

黒野は数多くの戦闘経験故に…

空高く来る敵意に警戒しながら、

頭上から天井を見る二人。

二人のいた地下室に、否竹中博士の家の

遥か上空から凄まじい速度で地下室に

向かう二体!

『ヒュゥーーーシャオ!!!!』

空気を切り裂く音が次々と切断音と共に

聞こえてきて、

地下室の明かりが突然消えて真っ暗な闇の

中になる地下室の天井を切り開かれて、

黒野「なっ!」

「離れますよ!」

頭上に迫る天井の瓦礫を咄嗟に回避した

黒野と剣持の二人。

天井の瓦礫はデスクパソコンと発電機を

潰れて……辺りは埃と煙に包まれる。

「黒野先輩。パソコンのデータが!」

黒野「問題ない。データはコピーした。」

剣持の前にUSBメモリーを見せる

「流石、先輩。頼りなる!」

黒野「感心する場合か!?」

真っ暗闇から天井から差す月明かりで

地下室が少し照らされる。

煙と埃の中に黄色い角ばった二つの光る目

と青い左右非対称の丸い目がこちらを見る

金属の稼働音を鳴らして奴らはこちらに

金属の甲冑のような手を差し出しこう

言った……

「それを渡して貰おうか。」っと

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

〔推奨BGM 戦闘母艦スカイハンター〕

ヴァルジオン「それを渡して貰おうか。」

風が地下室の煙と埃を吹き荒し!

俺達は相手の姿を確認する!

煙が晴れ姿を現す青い金属の甲冑を身に

付けた西洋の騎士の外見をした未知の

存在が俺達の前に姿を表した。

肌に感じる敵の闘気に呑まれながらも、

剣持は構える。

「宇宙人!!(エイリアン!!)」

剣持は……否レッドマンは相手の姿を見て

動揺した!

(エルヴィル星人だと!!)

(どんな宇宙人なんだ!?ベム!)

(星間連合の最強の武闘派集団だ。

ネクスト・シングとつるんでいる奴が

いるなんて……)

(どういうわけだ!!ベム!)

普段ベムにして余裕のない会話だ!

(エルヴィル星は宇宙剣士集団の星だ。

自分の所属する銀河連邦の5割の戦力を

ぶつけても落とせなかった修羅の星……

今の俺らじゃ相手が悪過ぎる……)

ヴァルジオン「大人しく渡してくれたら、

危害は加えない事を約束しよう。」

意外に紳士的な対応だ。

ヴァルジオン「どうした?返事を聞こう。」

互いに一歩も退かぬ状況で、

黒野「断る。トリガー起動!」

黒野先輩がトリオン体に換装する前に……

俺に容器を投げ渡す!

「ならば、力づくで君達から奪い

取るまで、ホーン!」

ホーンの拳が肥大化して、ホーンは

飛びあがり

剣持と黒野を間に拳を振り下ろす!

衝撃に吹き飛ばされた剣持を助ける

暇もなく騎士のような存在も高く

飛びあがり、左手にある備えつけられた

小さな金属の

塊から変化させた鋭い両刃の

流体の剣を作り上げて、

黒野に向かって振り下ろす!

黒野は咄嗟に顔面ギリギリに避けて

床に突き刺さった

金属の流体刃と相手の実力を

見比べて…自分より実力がある事実に

黒野「マジかよ!」

悪態を付きながら、相手の2撃目が

来る前に咄嗟にバク転して、回避する。

右側も流体の剣を生成する騎士の奴に

レイガストのシールドモードで攻撃を防ぐ。

黒野は、相手の頭を掴んで床に叩き付ける!

何度も!起き上がる騎士の顔面を

蹴り上げて

相手を吹き飛ばし、相手との距離を取る。

「少しはやるようだ。ではこういうのは

どうかな!!」壁と床にそれぞれ両腕を

突っ込ませ、

黒野「嫌な予感。」

凄まじい音と共に壁と床から出現する。

無数の金属の刃が黒野に迫り

黒野は走って攻撃を回避する。

金属の刃が出現しなくなると騎士の奴は、

両腕から金属両刃を伸ばして、接近!

黒野と2合、3合と斬り合い展開する!

壁や床が互いの刃で削りながら鍔ぜりあい

をしながら切っ先を相手の懐に近づき、

一気にレイガストで横凪ぎで切り払うが、

【ガキンっ!】

火花と共に弾かれる

黒野(硬い!何とかレイガストでも

切断できる場所を探さないと……)

ヴァルジオン「どうした。その程度か!?

黒野は相手の背後に回り込み、相手を壁に

激突させて、背後からレイガストを

振り下ろそうとするが、

「甘い!」

背中から無数の刃を生やして、

黒野はダメージを貰いながら

黒野「シールドモード!」

敵の刃に吹き飛ばされて壁や床に激突して

ダウンする。

しかし起き上がる前に敵は黒野に向かって

飛び蹴りを決めて、床に亀裂が走りめり込む!

黒野「ぐおっ!」

足を掴まれ放り投げられて

壁に叩き付けられる!

突進する騎士に防御も攻撃もできずに、

刃でトリオン体を斬り付けられる。

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一方剣持は……

【CX.00009】を持って地上に続く階段を

走っていたが、

「なっ!」

ホーン「ソレヲ渡シテモラウ!」

天井や壁に昆虫のように張り付きながら

追い掛けるくるホーンを見て……

足の速度を上げる。

「あいつはスパイダーマンかよ!?」

敵は自らの腕を伸ばして俺の場所から

先周りをして、

俺は階段から落ちないように、片手に

容器を持ったままホーンを相手する!

ホーンは壁に天井に足をくっ付けた状態

で剣持の攻撃に応戦する!?

(休日だから標準装備も持ってきて

いない。)

互いに間合いを気にしながら

相手の素早い伸びる拳を避けながら、

剣持は考える、

剣持のままだと身体能力に差が

ありすぎる。

渾身の攻撃もホーンには効かず、

剣持は逆に吹き飛ばされてそのまま1階

の地下出入り口まで投げされる。

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数分前

真っ暗闇の中でそれぞれ思い思いの時間

を過ごしている新聞部の皆。

井上「なぁ、直人。」

田端「どうした?一平?」

井上「暇だな?」

田端「待つ事も大事な事だぜ。」

井上「あ~~三門市に戻ったら冷蔵庫に

あるスペシャルドック食べよう。」

田端「良いな~~家には弟の大地の奴が、

リクエストしたからハンバーグカレー

なんだよな~~」

井上「旨いから良いんじゃないか?

にしてもお腹減ったなぁ……」

昼ご飯を食べずに取材やら聴き込みやら

写真やらで、新聞部の皆は空腹だった…

吉井「黒野先輩のお兄さんと剣持君

大丈夫かな?」

井上「にしても剣持の奴あんな良い奴

だったんだ。」

田端「??剣持とは違うクラスなのに

どうして分かるんだ?」

井上「前に校庭でキーホルダー無くした時、

一緒に探してくれたんだ。」

その時の思い出を思い出している井上。

吉井「確かにうちのクラスでも良い人とか

で噂になってますね……」

田端「お化けは苦手みたいだけどな。」

吉井「部長と同じですね。わかります。」

楽しく談話していると

「っーーーーー」

吉井「?」

吉井は辺りを見渡して

田端「どうした?」

吉井「…何か聞こえませんでしたか?」

井上「幽霊か?」

田端「ひっ祟られる!」怯える田端部長。

吉井「上から聞こえたようですけど……」

三人は天井を見る

田端の目はみるみる険しくなり初めて

カメラマンの井上はスマホをカメラモード

にして、

近付こうとすると……田端は力強く叫ぶ!

田端「吉井!井上!玄関まで

離れろ!!!!」

部長として声で二人は、その場を急いで

離れるギリギリで、はっきりと上から

聞こえてくる

「ヒュゥーーーシャオ!!!!」

天井を紙のように両断した存在が、落下

しながら床を切り裂き下に落ちて行く様を

吉井は落ちてくる天井の板や骨組みを

必死に避けながら、

……天井から侵入してきた存在を

目撃する!

吉井(金属の騎士と怪物、)

田端、井上「掴まれ!」

屋根裏の埃と煙が舞う中で、部長と

カメラマンが手を差し伸べて、それに

掴まり玄関口まで退避する。

田端「無事か!?結花。」

吉井「ごめんなさい。助かったよ。」

井上は陽気な顔を見せて、

井上「気にすんなって……それよりも、

地下室にいる二人が心配だ。」

田端「井上、写真は?」

井上「ばっちりだぜ!」

スマホにブレもなくしっかりと映る。

吉井「大変!?地下室の出入り口が、

塞がれているわ!」

地下室の扉が屋根の骨組みで塞がって

しまっている。

井上は焦った声を出して……

井上「このままじゃ不味いぜ直人。」

吉井「二人が危ないわ。」

田端「急いでどかすぞ!テコの原理だ。」

三人は骨組みを移動させようと、

骨組みを持ち上げようとするが、

井上「駄目だ。重すぎる!」

田端「しっかりしろ!こういう時は知恵と

道具を駆使して二人を助けるんだ!?」

井上「任せろ!念のため持ってきていた

バール。」リュックからバールを取り出し

田端「流石だぜ!一平。」

井上「へへまぁな。」

吉井「さっそく使いましょう。」

数分後

骨組みを取り除き地下室の

出入り口を確保して、

三人は安心した表情をするが、

「グハっ!!!」

剣持のうめき声と共に金属の扉は

吹き飛び!

一階から飛び出た剣持は長く伸びた腕に

捕まり、そのまま壁にめり込み

叩きつけられる!

「ガハッ」

意識を失い

剣持が持っていた肉体増強剤は、宙に舞い

吉井「へっ。」

彼女の両手に収まる。

地下から長く伸びる腕は縮みながら、

腕の持ち主を見る……新聞部は不気味に

赤い頭の形を蠢いた怪物の

姿を間近で丸い青い目と視線が合い。

ホーン「ゴキゲンヨウ。オ嬢サン。」

吉井「キャアアアアアアアアア!!!!」

悲鳴を上げる吉井さん声に、

剣持は一階にいる新聞部の皆を巻き込んだ

事実に、

(ベム!起きて!吉井さんが!?)

(……数秒間意識を失っちまった。)

田端「この野郎!俺の友達に

何してんだ!!!!」

無謀にも果敢にも

田端はバールを振りかぶり、剣持と吉井を

守る為に、ホーンに挑む。

ホーンは伸びた腕を戻して、剣持は散乱した

床に倒れる。

(このままじゃアイツに皆殺されるよ!)

剣持の声で危機を知ったベムは、

(わかっている。分身!変身!ワープ!)

新聞部の三人の意識が宇宙人のホーンに

向いている僅かな時間で、

(痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い

イヤッ!!!!)全身の細胞を活性化並びに

巨大化ではないから、痛いも少しマシ

程度だが、充分だ!!

剣持の分身を床に倒れたままにして、

本体はレッドマンに変身して、

ホーンに向かってレッドキックを放つ!

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始めて間近で目撃する普通の生物じゃない

存在に田端は震えていた。

だが大切な仲間が危険に晒されると

知ったら、沢山の家族の思い出が脳裏を

過るが、考えるより先に

身体が勝手に動いていた……

田端(大地。元気でな。ママとパパと幸せ

にな……)

俺は剣道なんかやった事なくあっさり

宇宙人にバールを片手で掴まれて

針金みたく簡単に折り曲げられた。

ホーン「ソレヲ渡シテモラオウ。」

吉井と井上が必死に何か叫んでいるが、

俺はもう駄目みたいだ、

宇宙人の拳が肥大化して俺に向かって

放たれる、

全てがスローモーションに感じるなか、

真横から何かが通り過ぎて

俺は目を閉じた。

いつまで経っても痛みがこない。

痛みを感じる暇もなく俺は死んだのか?

ゆっくり恐怖に怯えながら目を開けると

肥大化した拳を受け止めた赤い宇宙人が

俺の前にいた。

井上「何で……レッドマンがこんな所に

……」

俺は一平の声を聞くと腰が抜けて

気がついたら赤い宇宙人も不気味な

宇宙人も俺達の前で姿を消した……

後から駆け寄る二人に安堵する俺は

吉井が両手に持って離さなかった

怪しい緑色の液体が入った容器を

見る……

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

三門市 界境防衛機関ボーダー本部周辺

 

若村「モールモッド2体をこっちは

片付けた。そっちはどうだ?葉子。」

香取「こちら香取。異常なし。」

バムスター3体モールモッド2体を

ズタズタにしてその上に座り、

防衛任務を続ける。一緒にいる

三浦からみたら八つ当たりのように

見えたが実際は動きに無駄がなく……

これが彼女の実力が素人じゃないのは

香取隊のエースの香取の

いつも通りの好き勝手である

……若村も三浦も知っていた。

そしてトリオン兵を4体一人で片付けた

香取葉子はつまらなそうな目で、

警戒区域を眺めていた……

香取隊は今日は警戒区域の防衛任務の

日で、

同じ日に剣持は秋葉原で友達と買い物

らしい……ズルい。

染井《了解。引き続きお願い…葉子。》

業務する口調から優しい口調に替えて

親友が話かけてきた……

香取「何?華。」

染井《剣持君は楽しんでるのかしら》

香取「知らない。人が必死で防衛任務

してるのに……ズルい。」

染井《もし葉子が誘われても葉子なら

断るって思ったからじゃないの。》

流石親友……自分がめんどくさい言い訳

を考えて断るシークエンスを簡単に想像

してしまった。

香取「そういう華は?どうなの?」

剣持が剣持本人か否か、距離感が慎重に

なる相手だから良くわからない。

染井《私?勿論。応じるわよ。》

まさかのOK発言である。

香取「なっ!」

染井《彼…少なくとも女性には優しくする

ように心がけている見たいだし……なんな

らどこか行きたいって注文したら

連れてってくれる可能性あるわね。》

香取「ふん!!アイツが怪しいのに変わり

はないよ!」

染井《疑いはなくなったじゃ…》

香取「女の勘よ!あいつ本人の前じゃ

あぁ言ったけど……やっぱりあいつは

信用出来ないわ。」

はっきりとした拒絶の声に親友はただ

染井《葉子…………》

親友の声が哀しみを感じる声に変わるのが

心が痛いが、自分の家族や守りたい物の

周りにあんな怪しい奴がいたら、それこそ

迷惑だ……

三輪《無駄口を叩く余裕があるなら防衛

任務に集中しろ。》

冷たく低くはっきりした声が、通信機に

聞こえて香取隊は、びっくりする。

この区域は現在、香取隊と三輪隊の

2つが防衛している。

米屋《まぁまぁ、肩の力を抜こうや隊長。

いつ来るかわからないトリオン兵なんて

待ち続けるのに集中力も無くなるぜ》

マイペースな米屋の声に緊張は解けて

三浦「すいません。」

香取隊の三浦隊員が謝りの声を出して…

若村「葉子。お前も謝っておけよ。」

香取「……すいませんでした……」

イライラする。自分の周りが変化して

いるのに自分は置いてかれている気分

になって、出会うA級隊員達を見て

……やる気が抜ける。

自分達と実力が違い過ぎる

現実にムカつく……そしてそれを

見て……諦めの気持ちが日に日に大きく

なっている自分が一番腹が立つ!

【ドゴーン!!!!】

若村「何だ!?」

自分の事に悩んでいると突然聞こえた

大きな崩れる音が聞こえて来て

香取達は音の発生原を見る。

警戒区域のビルが崩れる様子を見て……

香取「華。今度は何?」

急いでオペレーターに連絡するが、

染井《周辺に門はない…トリオン反応

なし……トリオン兵じゃあないわ。》

香取「トリオン兵じゃあないなら…

…何が起こっているの」

染井《今確認する。葉子は若村君と

合流して》

香取「三浦。行くよ。」

三浦「うん。葉子ちゃん。」

短い返事を終え各員移動する。

A級の三輪隊は……崩れるビルをみながら

三輪は冷静に……指示を出す。

三輪「奈良坂。古寺。確認しろ。」

奈良坂《奈良坂了解。》

古寺《古寺了解。》

直ぐさま狙撃手の二人に連絡して返事が

帰ってきた。

米屋《秀次。準備は?》

米屋はやる気満々な返事をする。

三輪「問題ない。」

険しい目で現場を睨むのだった……

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

誰もいない警戒区域にて突然崩れたビル

奈良坂《古寺。何か見たか?》

古寺《奈良坂さん。赤い光が!ビルの周り

を飛び回っています!》

奈良坂は古寺が見ている方向にスコープで

見る……

確かに赤い光が見える……だが良く見ると

何かが闘っている。そしてそれは……

奈良坂《光じゃない。良く確認しろ。

あれは……》

《レッドマンだ……》

ビルの周りを赤く発光しながら、

半ズボンの一丁のムキムキの不気味な

怪物と闘うレッドマンの姿だった……

奈良坂《月見さん。視覚情報を共有して

下さい。それから……》

古寺《『お化け屋敷』に連絡を……》

事態が急変する。

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〔推奨BGM 神々の闘い〕

「「イヤッ!!!!」」

空を飛ぶレッドマンは全身を赤く発光させ

【スパイダーマン】の振り子移動する

ホーンと空中で殴り合う!

誰もいない建物の壁を破壊しつつ。

互いに攻撃の手を休まず、攻撃の主導権

を代えて、

(良くも好き勝手やってくれたな!相手に

なるぜ!!!!)

(ベム!何で三門市にワープしないと

いけないのさ!東京のどこかでも良かった

だろ!!)

(突然のワープ先なんて、そんなに思い

つかないよ!オラッ。くたばれ!)

「「レッドチョップ!!!!」」

空中で互いに向き合い!

レッドマンは赤く発光した手刀を!

ホーン「目ダ!耳ダ!鼻ダ!」

鍛え上げられた腕で放つ一撃を!

交差してぶつかり合う!!

互いに命を奪い合う!激しい空中格闘

戦闘を披露する。

ホーン・デュアウトを横に蹴り飛ばして

建物に激突して、そのまま

ホーンは壁に手足を張り付けて、這う

ような移動して

レッドマンが放つ突き刺すような拳を

回避する。

ホーンは両腕を伸縮自在に伸ばして移動

する……

レッドマンは縦横無尽に移動するホーン

を捕まえフルパワーで殴り飛ばす。

顔を仰け反り気絶しているホーンに、

肘鉄と膝蹴りを放つ道路をめり込ませ

アスファルトが砕けながらホーンに

集中攻撃をする!!!!

だが!

(ベム!ボーダーの皆が俺達がいる場所

に急行している。)

(『お化け屋敷』の連中もだ!次のワープ

が出来るまで約3分!)

ホーンが気絶から復活して、

レッドマンの片腕を足で押さえ付けて

フルパワーでアッパーカットをする!

顎を殴られて意識が軽く飛ぶが、

片腕が自由になりドロップキック

をお返しにホーンの顔面に放ち

レッドマンは距離を取る!

ホーン「コッチノ番ダ!」

両腕を鞭のようにしならせて、

風を切り裂き放つロングパンチの雨。

レッドマンに無数の殴打して、片足を

捕まえ家主なしの家の塀や道路に

何度も叩きつけて、

片手伸ばして大蛇の如くレッドマンの

身体を締め上げる

ホーン「少シハヤルナ!ダガ!」

空いた片腕を肥大化して

身動きを封じたレッドマンの顔面を

向かって振りかぶり連続ラッシュ!

鈍い打撃音が辺りに響き渡り……

「「イヤッ!!!!」」

顔面を強打させられて意識が飛ぶのを

何とか耐える!

身体の節々から嫌な音が聞こえて

無理矢理身体を動かして

昨日の傷が痛みながらも……

(不味いぜ!『お化け屋敷』の連中

ローバーに乗って準備しているぜ夢想。)

ベムは『お化け屋敷』に警戒しているが

と剣持は突然急接近する存在に気付く!

(この猟犬達とコブラ達の気配は………

…急ごうよ!)

自分達の知ってる人達が、こっちに来る

(こっちが不味い!!!!)

「「レッドナイフ!!!!」」

自身の身体に巻き付くホーンの二の腕に

両手を持ち手にして

両手から2本のレッドナイフを出現させ

そのままホーンの二の腕に突き刺して、

赤い鮮血が飛び散る!!

(すいませ~~ん国田ゴンザレスさんの

身体!)

心の底から近所の人に謝る剣持夢想。

激痛から拘束を離すホーンに向かって

「「レッドショット!!!!」」

レッドナイフを相手に向かって刃を

飛ばして、

ホーンは左肩と右膝にナイフの刃が

突き刺さり!

その状態からレッドナイフを戻して

レッドマンは身体を飛ばしトドメの技を

「「レッドキック!!!!」」

ホーンは両腕を伸ばして建物に手を掴み

勢いを着けて

身体回転しながらターンキックを放つ!

片足を発光させて飛び蹴りを放ち

両者の蹴りは交差する直前!

空気を切る音が遠くから聞こえて、

「「イヤッ!!!!」」

(狙撃!一発は回避!)

顔をずらして、道路に弾痕を残すが、

別の方向から放たれたもうひとつの狙撃は

レッドマン背中に直撃して、体勢が崩れ

どてっ腹にホーンの回転蹴りがまともに

直撃して民家を壊しながら何処かに

吹き飛ばされる……

(時間切れかよ……)

古寺《こちら古寺。対象に命中。しかし

良いんですか?管轄は『お化け屋敷』

に移る案件ですよ。》

三輪《『お化け屋敷』が対象を捕獲

並びに抹殺にしても駆除にしても、

弱らせる必要はある。その手助けだ。

観察対象なら手足を折って研究施設に

送りこめば良い……》

奈良坂《こちら、奈良坂。レッドマンを

見失った……》

米屋「派手に吹き飛ばされたのは確認

した……残った方は相手して良いか?」

ホーン・デュアウトの周辺の建物に着地

する音と共に……

ホーンの目の前に現れたのは、

A級部隊三輪隊。

ホーン「降参ダ!?」

両手を上げてゆっくり近づく。

三輪「黙れ、化け物。」

米屋「いや、秀次。相手が降参しているなら

……無理に戦う必要ないんじゃない。」

孤月を持ち相手を睨みながら、

三輪隊はホーンに挑む!

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

染井《三輪隊が交戦を開始したわ。

急いで!》

香取「急いでるわよ。本部からは?」

染井《『お化け屋敷』から隊員達が来る

までこの区域に足止めしてって》

若村「了解。」

三浦「了解。」

 

三輪隊が戦闘している区域に向かう香取隊

そんな途中、誰もいない民家の奥から物音

が聞こえて、

若村「全員止まれ!」

香取はイラつきを隠さず、

香取「何?」

若村「見ろ!?」

先頭を走っていた若村は、何かを発見した

みたいだ。

香取と三浦が若村が見ている視線の先を見て

見ると……驚く

「「………………!!」」

壁に蜘蛛の糸状の亀裂が広がりその中心に

ピクリとも動かないレッドマンが倒れて

いた。

若村「こちら若村。染井さん。

聞こえますか?」

染井《どうしたの?立ち止まって……》

若村「レ…レッドマンを発見しました。

……気絶しているようです。ピクリとも

動きません。捕獲しますか?それとも

……」

染井《!!》

短いが確かに動揺した声を聞き逃さない。

染井《……取り敢えず『お化け屋敷』の

人達が来るまでレッドマンを身動きを…

香取「その必要はないわ……」

今まで聞いた事ないくらい冷たく低い声

が聞こえて……

若村「……どういう意味だ?」

若村は振り返って自分の隊の隊長を見る。

香取は銃型トリガーを出して、

ピクリともしないレッドマンの頭に

トリガーを押し付ける!

三浦「葉子ちゃん!」

悲鳴に近い声を出す三浦を無視して

憎しみに満ちた目でレッドマンを

見る…

香取「…あんたには助けてもらった恩が

あるけどあんたが現れ始めた時期に

私の友達が別人見たくなった……優しい

アイツが好戦的な性格に変わって

しまった……」

若村「よせ!視覚情報が残るんだぞ!

それに通信記録も……」

香取「コイツと巨大怪獣との戦いで

何れくらいの人が死んだ?何れくらいの

人が家と仕事を失った?」

若村「そ、それは……」

香取隊もギャンブラーの渓谷 ラスベガス

でトゲラとレッドマンの戦いをテレビで

見ていた……

人助けより怪獣退治を重視して、周囲の

建造物が破壊されてもお構い無しのやり方

に忍田派の人達から非難の声もあった…

香取「これはある意味当然の権利よ。

コイツが今までやってきた……」

声を震わせながら引き金を……

染井《辞めて!葉子!》

親友の声に引き金を引く指がとまった

……

染井《お願い!葉子。》

香取「止めないでよ。逆の立場だったら

……華だってしてる事じゃない!」

染井《……それでも……それは駄目よ。

もしその通りだとしても、その時は……

葉子が私を止めるから……》

香取はハンドガンをゆっくりと下げて

染井《若村君。悪いけどここでレッドマン

の見張りお願い出来る。》

若村「…はい。」

今の香取の様子が心配だが

染井《葉子と三浦君は三輪隊長に加勢して

……敵さんに苦戦しているみたい。》

三浦「了解。葉子ちゃん行こうよ。」

香取は顔を前髪で隠れて表情は暗くて

見えないが、

香取「……了解。」

確かな返事が聞こえて……三浦と共に

三輪隊の元に移動した。

 

只ひとりその場で待機した若村は

レッドマンを間近にみながら、

独り呟くのだ

若村「お前がもっと自分の事をここの世界

の人に話さないから誤解が

生まれるんだよ。せめて対話が出来たなら

なぁ~~」

『お化け屋敷』の見学会で、レッドマンの

鳴き声?掛け声?を分析研究している

らしいが、完成にはまだまだ掛かりそう

だ。

若村「せめてこの地球に来て怪獣だの

宇宙人だの戦う目的が分かるなら……

そういえば……」

若村は香取が言っていた友達が別人

のようになった時期は世界中に謎の緑色

のオーロラが突然観測された時期だ。

世界各地に現れた怪獣もそれから直ぐだし

レッドマンが目撃されたのもそのくらいだ。

若村は考える。

若村「緑色のオーロラを追跡して地球に

来たのか?そもそもあのオーロラは自然

現象ではない?……俺も本気で興味が

沸いてきたな。お前にな、」

チラッとレッドマンを見て……

若村「宇宙は広い……地球の常識では考え

つかない神秘って奴があるのかねぇ~」

 

ふと上を見上げて夜空を見ると星が沢山

輝く様子を見ていた。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

三輪「くっ!」

ハンドガンタイプの銃型トリガーを連射

しながら、距離を維持するが、

ホーン「見事ダ!」

三輪の距離を縮め裏拳を放ち!

三輪はトリオン体がダメージを負う事実

に舌打ちをしながら孤月を振り上げる。

三輪(コイツもか……)

トリオン体はトリオンの攻撃以外に

ダメージを与える事は通常はない。

だが前に戦った半魚人か蛙の宇宙人は

トリオン体である俺と古寺を不意討ちとは

いえ緊急脱出させる程のダメージを

負わせた……

「降参だ!」っと言って油断を誘い、

米屋の腹に足を伸ばして勢いを着けた蹴り

を食らわせて、俺の顔面を掴み民家の門に

叩きつける!

両手を伸ばして振り子移動で仲間の

狙撃も当たらないし、米屋の攻撃を

余裕で対応出来ている。

月見《もう直ぐ香取隊が加勢にくるわ。》

米屋「そんな事言ったって!コイツ

一発一発がアイビス並みの破壊力をある

拳を持っているんだぜ。」

この化け物は前に戦った奴と違いパワー

に伸縮自在の手足で攻撃する攻撃手だ。

三輪は銃型トリガーと孤月を使い!

食らい付くが、ホーンは全て避ける。

追い込もうとするが、追い込めない。

ハンドガンのトリオン弾丸がホーンに

避けられている現状、孤月で斬り払うが

寸前に距離を取られる!

ホーン「フュージ・キールニ負ケタ連中ガ

ミーニ勝テルト?」

米屋「あの半魚人の事か?」

米屋は槍の孤月を振り回すが、

さっきから必要以上に……

ホーンは攻撃するより何かを観察している

気がする

ホーン「!!」

ホーンは後ろから発射された銃弾を

ジャンプして避ける!

香取「こちら、香取隊。現着した。」

電線から飛び掛かる三浦が孤月で

斬り掛かる。

ホーンは三浦の攻撃を仰け反りで回避

するが、

ホーン「!!!!」

三浦とホーンの間を通り抜けた影に

ホーンの胸元が斬られる!

ホーンは片手で流血する傷口を抑えて

相手の姿を見る……

香取「今私はとてもイライラしているの!

覚悟しなさい!化け物!」

怒りの表情を隠さず、攻撃手用トリガーの

スコーピオンを両肘鉄から出して、

ホーンに戦いを挑む!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

ホーンの正面にて対峙する香取は、

真っ直ぐにホーンに向かって走りだす。

ホーンは拳を振りかぶるが、

香取(もっと低く…もっと早く……)

香取は一撃を貰う前に相手の股下を

スライディングして、相手の背後に

回る直前にホーンの両足の太ももを

スコーピオンで斬りつける!

ホーン「グッ!」

ホーンは背後に回った香取を狙うが、

死角から突然で横っ腹をかすり傷を

負わされ視界を正面に向けるが相手の姿が

ない事実に、意識を取られている隙に、

香取「余所見とは余裕ね。化け物!」

香取は両肘にスコーピオンを生やし手裏剣

のように空中回転しながら、ホーンの背中

を浅く切り裂き!

飛び散る鮮血がアスファルトを濡らす!

ホーン「ヒャハハ……」

素早く香取は着地して、ホーンに再び

正面から斬り掛かる!

両腕を伸ばして香取を捕まえようと

するが、香取は綱渡りの芸当で相手の

伸びる腕に交互に乗り代えてそのまま

走る!

ホーン(さっきのソバカスの男は

何処だ?)

ホーンは片足も伸ばそうした瞬間!

その片足が剣か何かに突き刺さり

左右非対称の片目を別々に動かして、

気付く!

ソバカスの男が姿を風景と一体化した

事実に……

ホーン(そういうカラクリか……)

香取はレッドマンがレッドナイフで

刺したと思われる左肩にターゲットを

絞りこみホーンを足場に空中高く飛ぶ!

風に靡かせる彼女の長い髪が、月の光に

照らされ満月をバックにする香取の姿に

ホーン「…………」

何と感動したのだ!

香取は敵意むき出しの目を相手に向けて

そのまま空中停止と共に

急降下して、重力を込めたスコーピオン

の一撃をホーンの左肩に叩きつける!

ホーン「ノーーーーーー!!!!」

凄まじい流血が民家の塀に飛び散る中、

オプショントリガーのカメレオンを

解いた三浦の横に着地して香取は一言

述べる。

香取「ナイスアシストだったわよ。

雄太。」

三浦「え?///あっありがとう。///」

三浦は素直に驚いた今日の彼女は

機嫌が悪い方だが、何処か優しい……

香取「このまま無力化するわよ!

サポートは任せた!」

三浦「了解。隊長!」

 

風が幾つも切る音と共に民家の塀を蹴り

ホーンの周囲を素早く翻弄するのは

香取 葉子。

鞭のように伸びる腕や足を避けながら、

時折ホーンの肉体にかすり傷程度だが

ダメージを与えている事実に三輪隊は

感心する。

米屋「こりゃあ、秀次!負けてられ

ないな!」

三輪は体勢を整えて孤月を両手で握り

しめて、

三輪「陽介。行けるか?」

米屋「あぁ。」

万能手でなく攻撃手としてホーンに

斬り掛かる!

香取「足を引っ張らないでよ。」

米屋「言っとけ!おらっよっと!」

首筋に目掛けて孤月を振り回して、

合間に三輪がカバー並びに攻撃をする

ホーンの意識が別に裂く僅かな隙間に

拳銃型トリガーを撃ち、

オプショントリガーの『鉛弾』が

ホーンの左手に幾つも直撃して、

トリオンで生成した重りが左手に現れる。

ホーン「!」

香取、三輪「くたばれ!」

左手が確実に重くなったホーンは右手と

両足で迫りくる複数の連続攻撃を

対処する

ホーン(ちっ!)

自分の攻撃が当たらなくなってきた…

事実に内心舌打ちをするホーンは

四人の近接戦闘員を冷静に見て能力を

解析する!

ホーン(ザ・ショートカットの男は銃と

剣が使い分ける奴。ザ・カチューシャ

は槍使い。好戦的な性格で俺の頭部や首筋

を狙う傾向がある。ザ・ソバカスの男は、

遊撃にサポートに徹している。

そして……女は、俺の急所関係なく、

とにかく俺の身体の何処でも削りやがる!

本体はまだ大丈夫だが、気付かれたら

面倒だな。)

まず落とすべきは……ザ・カチューシャ!

戦う前にシルクハットを被った奴が、

片手で持てる妙な物を持っていた……

米屋「隙あり!」

上からザ・カチューシャ。

右から女。左からザ・ショートカット。

正面からザ・ソバカスの四方向からの

同時攻撃……

ホーン「確カメルカ。」ホーンは両足に

力を入れて跳躍する!

米屋は素直に嫌な予感がした。

高く跳躍して四人の真上を取り

そのまま鉛弾のモーニングスターとなった

左手を振り上げる。

三輪「古寺!奈良坂!」

直ぐ様指示を出す三輪に、

奈良坂《了解。狙いは赤い不定形の頭部》

古寺《了解。》

別々の方向から狙撃が放たれる。

ホーン「悪クハナイ……」

飛来する狙撃攻撃をモーニングスターの

左手で何と防ぐ!

ホーン「サテ……」

ホーンは獲物狙う大蛇の如く右手を伸ばして

米屋を締め上げる。

米屋「この!離せ!」

三輪と香取が拳銃型トリガーで狙うが、

米屋を盾変わりにされて攻撃出来ない。

ホーンは本体の不定形の触手を伸ばして、

米屋の身体を調べる。

米屋「こら!どこ触っている!変態!

辞めろって!くすぐったい!ワハハハ…」

『トリガー・オフ』

米屋「( ´∀`)ハハハ……( ゚д゚)ハッ!」

無慈悲に聞こえた機械音声に米屋から

笑顔と笑いは消えて漸く敵の狙いと

自分の嫌な予感の意味を知る……

米屋の姿がトリオン体から生身の身体に

戻される。

ホーン「ソノ姿デドンナ能力ヲ

見セテクレル?」

米屋に顔を近づき皮肉めいた言葉を言う。

米屋「小粋なお喋りトークは如何?」

苦笑いしながら答えると……

ホーン「……………間ニ合ッテマス。」

ホーンは捕まえた米屋を離して、

米屋「映画やアニメのジョークもいえ

ヽ(´Д`;)ノああああああああああああ

…………」

米屋はあっさり高い所から落下して、

三輪「陽介!」

寸での所で三輪隊長が米屋をキャッチする

米屋「キャアっ!秀次……」

互いに顔を見つめ合い。

モンカフェの曲が流れそうな雰囲気で、

三輪「とっととトリオン体に戻れ、」

淡々と米屋を地面に落として、短く地面に

落ちた音共に

米屋は生身で道路と頭を抑えて立ちあがり

米屋「さっきは良くもやってくれたな。」

ポケットをまさぐり自分のトリガーを探す

が……

三浦「どうしましたか?」

近くにより尋ねる香取隊の良心。

米屋「……ない。」

三浦「え?」

米屋は両手に頭を抱えて叫ぶ!

米屋「俺のトリガーがないーーーーー!」

ホーン「コレノ事カ?」

ホーンは全員に米屋のトリガーを見せて

米屋「あっ返せ泥棒ーーーーー!」

ホーン「返スサ。」

【グシャ】

ホーン「ホラ受ケトレ。」

米屋のトリガーを粉々に破壊して米屋の

元に返す……

米屋「俺のトリガーがーーーー!!!!」

ホーン「オ前達ノ武器ガワカッタ……

アノシルクハットニ感謝シナイトナ…」

三浦、香取、三輪(黒野(さん)の奴だな…

……)

全員の脳裏に過るシルクハットの奴……

独り悲しみにうちひしがれる米屋に

そんな姿に隊長の三輪は……

三輪「陽介。とっとと下がれ、盾変わり

にもならない!」

米屋「酷い!俺様の硝子の心は粉々だ!

俺のトリガーの仇を討ってくれ!」

膝を地に伏してOTLのポーズを取る。

香取「速攻でアイツを倒す必要がある

みたい……」

警戒レベルを上げて、

ホーン「サテサッキハ良クモヤッテ

クレタナ?」

ホーンは三輪隊長に目掛けて落下!

三輪は迎え討つつもりで構える!

米屋「秀次!気を付けろ!」

香取「雄太。その人をとっとと下がらせ

て……」

三浦「!!違う敵の狙いは!」

三輪にメンチを切るホーンは右手を伸ばして

香取「お?」

近くいた香取を大蛇の如く伸ばした

腕に捕まり、

香取は急いでスコーピオンで切断しよう

ともがくが、

『トリガー・オフ』

香取「なっ!」

トリオン体が解除されて只の口が五月蝿い

女の子に戻される。

ホーン「フン!」

【グシャグシャ】

香取のトリガーは香取の目の前で粉々に

されて、

染井《!!!!三浦君!葉子のトリオン

反応が消えたけど緊急脱出してないの!》

三浦「ヨーコちゃんはトリガーを

解除されて人質にされてます!」

染井《!!!!》

いつも冷静な香取隊のまとめ役の染井さん

のショック受けた声を三浦は始めて

聞いた。

ホーン「ヴァルジオンノ元ニ急イデ

戻ラネバ……」

三輪隊長は拳銃型トリガーをホーンに

向けて

三輪「戻るならそいつを置いていけよ。」

ホーンは香取を前にに突きだして言う。

香取「ちょっ待っ!撃つな!!銃を向ける

な。今私は生身だから、」

人質にされ慌てる香取。

三輪「ちっ」舌打ちしながら、奈良坂と

古寺に秘匿通信で、事態の説明をして

三輪《どうだ?狙撃ポイントから人質を

救出できるか?》

奈良坂《ポイント到着まで足止めさせて

ください。こっちは5分半。》

古寺《後4分いえ3分30秒で狙撃ポイントに

到着します。》

階段を登る音を最後に通信が切れる。

三浦「ヨーコちゃんを離せ!」

ホーンに斬り掛かろうとするが、

ホーン「今直グニコノ女ヲ挽キ肉ニ出来ル

ンダゾ!」

香取「ひっ!!」

三浦「なら!」

オプショントリガーを再び使って

香取を救出しようとするが、

ホーン「オ前ガ姿ヲ消シタ瞬間。コノ女ノ

首ト胴体ヲ引キ千切ル!!!!」

香取の目から涙がこぼれ、悲鳴すら上げる

余裕もない。

完全に場の空気を支配された。

三浦は秘匿通信で、仲間に連絡を取る……

三浦《若村君。ヨーコちゃんが……》

若村《こっちも聞いた……後…》

ホーン「シーユー!!!!」

香取を人質にしたまま高く跳躍して、

ボーダー本部の方向に向かう!

三浦「ヨーコちゃん!」

香取「モギャアアアアアアアアアア!」

恥もへったくれもなく涙を流して心の

底から悲鳴を上げる!

三輪「ちっ!奈良坂!古寺!まだか!」

古寺《こちら古寺。香取隊長が盾にされて

ここからだと人質に当たります。」

奈良坂《こちら奈良坂。相手に撃った弾が

隊長の鉛弾がモーニングスターの塊の

左手で防がれて狙撃が難しいです。

ポイントを移動します》

古寺《しかも人質を動かしてこちらの

狙撃に警戒しています。》

 

界境防衛機関ボーダー本部は緊急警報が

なり本部にいたボーダーのA級隊員達は、

持ち場に移動していた。

ホーンはボーダー本部の壁に

左手、両足を壁に張り付けながら上に登る

。香取は高い所から自分の履いている靴が

高い所から落ちる様子を見て……

絶句する。

真下には射手や銃手を中心に集まって、

銃型トリガーを構えるが射ってこない。

ボーダー本部では上層部は、現在の状況

によってはボーダー本部にある

全てのトリガーをこのまま破壊される前に

人質を救出するか……人質を見殺しにして

もボーダー本部のトリガーを守ると議論

している。

香取はキングコングに連れ拐われた

ヒロインの気分になっていた……

ボーダーが絶対助けてくれる信じる自分と

いざとなったら自分を見殺ししてでも

ボーダー本部を守ると信じる自分と葛藤して

いた……

香取は葛藤しながら走馬灯が次々と

頭の中に見え始めて……

自分の終わりの刻が迫る!

ホーン「!?」

何か知らないが化け物の行進が止まった。

諦めた顔でホーンの方向に視線を向けて

香取は固まった……

何故ならソイツは数分前に自分が殺そう

した存在だからだ。

それは化け物の前に重力を感じさせなく

宙に浮かびながら立ち塞がる!

(その子を離せ!)

香取の確かに頭の中に聞こえきた声。

香取「?」

自分の声ではない、自分が喋ったわけでも

化け物のカタコト言葉ではない。

まさか……

香取「レッドマン……」

答えは目の前にあったのだ。

(もう一度言う。その子を離せ!

ネクスト・シング!)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

レッドマンの意識が回復したのは、

香取がホーンに人質にされたと同時だった

巨大化しても強い相手だったが、2㍍サイズ

でも手強い相手で苦戦しながら追い込めた

はずだが三輪隊の狙撃手に背後を射たれて

ホーンの渾身の蹴りをまともに直撃して

意識が失ったのは思い出した……

若村「おい!気がついたのか?あっ

この国の言葉は分かるか?」

リムレス眼鏡のジャクソン事若村さん。

香取隊の作戦を作る戦略家ポジションで

染井さんの事が好きな眼鏡君。

真面目故に良く香取と喧嘩する。

そして空いた時間、両方の愚痴を聞くのは

俺の仕事……

(聞こえてるよ。眼鏡。)

若村「うわっ!」

ビックリして離れる。

若村「頭の中に声が……テレパシー?」

俺は全身の傷口を回復させて立ち上がり

(説明が楽で地球人は助かる……)

 

若村「素直に感心している場合か!

大変なんだよ!葉子が、俺の職場の

ムカつく上司がお前が戦っている

化け物に……」

(詳しく話せ……手短に、)

 

 

若村から事情聞いて、両手を垂直に合わせ

(お前達は手を出すな……その葉子よか

言うムカつく上司は救出するから……)

「「イヤッ!!!!」」

夜の空に高く飛び上がり!探知能力で

ボーダー本部の壁によじ登るホーンを発見

する人質を抱えて壁を這う姿はアメコミ

の悪役その者だ。

取り敢えず人質を無事に解放させないと、

レッドマンは空を自由に飛んで、

相手の前に立ち塞がり交渉する。

(もう一度言う。その子を離せ!

ネクスト・シング!)

 

香取は驚く表情をするが、そんなの

よりホーン・デュアウトは青い目玉を

瞬きして、

ホーン「良イダロウ……」

人質を掴んだ右手をレッドマンの方に

差し出して、

香取「ちょっ……」

レッドマンも人質を受け取る体勢にして

(優しくそっとだ……ゆっくり……)

香取の頭の中にレッドマンの言葉が聞こえ

てくる。

後一歩で彼女を掴もうとする手を差し出しす

レッドマン。

しかし彼女を掴めなかった……

香取「へっキャアアアアアアアアアア!」

後一歩で大切な友達を助ける直前彼女は

重力に従い落下していく。

「スマナイ……手ガ滑ッテシマッタ。」

「「イヤッ!!!!」」

激闘を再開する両者!

ホーンのロングパンチを掻い潜り、

レッドマンは、落ちる生身の香取を追って

救出する為に加速して飛ぶ!

香取「落ちてるううううううううう!」

涙をチョチョギらせて叫ぶ彼女を何とか

空中キャッチして、

香取を下にいるボーダー隊員達の所に

降ろそうと考察する僅かな時間背中に

重い衝撃がレッドマンを襲う!

ホーン「余所見スルナ。

ミーニ集中シロ!」

振り返り攻撃した相手を左手を見る……

鉛弾がモーニングスターのように振り

回す鈍器に、レッドマンは反撃せず!

香取を連れてボーダー本部の屋上まで

飛ぶ!

レッドマンの上で待ち構えているホーン

を無視して突破は無理だ!

考えた結果……

「「イヤッ!!!!」」

香取「ちょっと人を投げるなーーー!」

彼女を勢い着けて屋上に向かって放り

投げた……

香取「危なっ!」

香取の両手は屋上の端っこを掴むが、

手は痛いわ……高いわ……落ちそうだわ

文句の一言を言ってやろうと下を見たら

香取「落ちる!?」

下から引っ張られる。

予想以上に死闘を展開していた!

両手をフルパワーでとにかく殴るレッドマン

片手を伸ばして!香取の片足を掴むホーン。

その片手を離させようとレッドマンが

両足でホーンの顔面を蹴り飛ばして!

ホーンは鈍器となった左手を振り回し

レッドマンは回避しながら格闘する!

格闘しながら香取の頭の中に

(待ってて、直ぐ助けに行く!!)からと

声が聞こえて、レッドマンは

ホーンの頭を執拗に攻撃して、

よろめかせる。

ホーンが気絶したのを確認して、

(直ぐ行くから、)

空を飛びながら落ちそうになる

香取を助けようと手を伸ばすが、

香取「危ない!」

鈍い音と悲鳴が聞こえる!

「「イヤッ!!!!」」

(絶対に離さないで!!!!)

香取「分かってるわよ!!」

レッドマンは香取に集中して真下の敵から

のロングキックをもろに直撃して吹き飛ぶ

レッドマンは落下してホーンより真下に

落ちるが、

「「レッドナイフ!!!!」」

両手から赤い持ち手のナイフを2本を持ち

1本は落ちる自分の足元の真下に刺して

持ち手を足場にして、残りの一本は投擲

するが、ホーンは回避して

偶然にも香取の目の前の屋上の床にレッド

ナイフが刺さる!

香取「危なっ!!あんたもいつまで乙女の

足を引っ張るのよ。このこの!」

香取は片足で自分の足を掴んでいるホーン

の片手を足蹴りする!

突然香取のスマホから電話がなり、

香取はイライラしながら、片手で屋上の

端っこにしがみつき

片手でスマホを見て相手の名前を見る

【お母さん】

香取「もしもし……お母さん。」

そして無視せずに電話に出る。

香取のお母さん。「葉子。今テレビの

番組表を見たらあなたがいつも楽しみに

見ているドラマが野球の延長戦で

録画が失敗しちゃったから、

ダイレクト録画しても良い

……」

香取「…是非お願いします。後私今手が

離させない状況だから暫く電話かけて

こないでね。」

スマホをしまい目の前に突き刺さるレッド

ナイフに必死に手を伸ばす!

香取「届けー!後拳一つ分!っのわ!

落ちる!」

とうとう残り片足の靴も落ちて行った!

両手でしがみつくしか出来ない香取は

真下を見て絶句する。

ホーンの猛攻にレッドマンが劣勢の事実

に……

鉛弾(レッドバレット)まみれの鈍器を

レッドマンに何度も叩き付け!

レッドマンは諦めずにチャンスを待ち!

相手の左手を両手で抑えながら頭突きで

ホーンの本体を傷つける!

ホーン「楽シイイイイ!!!!」

殺戮に心から喜び笑い声を鳴らして

膝蹴りに左肘鉄の攻撃でレッドマンは

香取さんとの距離を離される!

(こいつ全身の肉体の肉を引き締めて出血

を抑えてるのか?)

ホーンには無数の斬撃の後があるが、

血はこれっぽっちも流れていない。

香取「落ちちゃう!」

上で必死に屋上にぶら下がる香取さんの

声を聞いて考えるのは後だ!

モーニングスターを真っ正面から直撃して

香取さんの位置から更に距離を離された

レッドマンは勢い付け加速する!

香取さんの位置はホーンの先、空で回り

込みしようとするなら、ホーンは一気に

香取さんを引き摺り落とすだろう。

それをしないのは……俺との戦いを

純粋に楽しんでいるからだ。

なら俺がやるべき事は、

更に加速するレッドマンはホーン

に向かって飛ぶ!

ホーン「ヒャアハー!!!!」

レッドマンは全身赤く発光しながら、

空気を切り裂き加速する!

赤い流星になり全身全霊の突進を

両膝両肘鉄をホーンの胴体に叩き込む

ホーン「!!!!」

香取「キャアアアア!」

衝撃波と音がここまで届き

軽く香取は屋上に浮かび、ナイフの持ち手

に手が届いた。

香取「あっ!」

レッドマンをさっき攻撃に確実な手応えを

感じる!

ホーン「キヒャハハハハハハハハハハ」

フルスイングで殴り飛ばされるレッドマン

ホーンはレッドマンを無視して、

香取の所に迫りくる、

香取「ちょっ、こっちくるなーーー!!」

ホーンは香取の首を掴んで叫ぶ!

香取「苦しい……」

ホーン「今日ハトテモ楽シイ!!最高ダ!

オ礼ニコノ女ノ身体ヲバラバラニシテ

コノ真ッ白壁ニ赤イ芸術ヲ

オ見セシヨウ!」

(殺戮者め!)

香取「ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!」

自分の背後から首を掴んでいる化け物が

テレパシーが聞こえてイカれた殺戮者

っと知って顔色を真っ青にして

恐慌状態になる香取。

だが、

レッドマンは三門市で戦って5分以上経って

いる……

(太陽が出てない場所だと30分しか活動

出来ない……)

徐々に追い込まれているのは相手より

レッドマンと知った香取は、

恐慌状態から復帰してレッドマンを

しっかりと見る……

(光線を始め遠距離攻撃がない奴が

ここまで強いとは、)

右手で香取の首を掴んだまま、

ホーンは左手を肥大化させて腕を伸ばして

鎖分銅のように回し始める。

(本体の宇宙人をせめて狙えれば…)

香取(本体の宇宙人……)

香取はレッドマンのテレパシーを聞いて、

自分の背後にいる赤い不定形に形を変える

青い左右非対称の目玉がある敵の頭部を

見る。

そして良く思い出して見ると米屋を捕まえ

た時は頭部から触手が伸びていた

あれがアイツの本当の身体なら……

今現在自分の首を掴んでいるムキムキ

マッチョなこのボディは何だ?

何よりレッドマンが死んだら自分も助から

ない……事態を落ち着いて整理整頓すると

かなり自分が邪魔じゃない?

香取(何とかチャンスを!)

香取は咄嗟に手に入れたレッドナイフを

掴み構える!

 

そしてレッドマンは、

「「レッドアロー!!!!」」

両手に2本のレッドアローをそれぞれ持ち!

ホーンに向かって飛ぶ!

ホーン「クタバレ!!!!」

左手を直線に伸ばして、加速する!

鉛弾のロングパンチだ!

ホーンの伸びる拳がレッドマンの顔面に

直撃する直前に、レッドマン壁を蹴り

直撃コースを回避。

ホーンは急いで腕を縮めようとするが!

「「イヤッ!!!!」」

レッドマンは左手に持つ1本のレッドアロー

を戻るホーンの左手の関節をボーダー

本部の壁ごと突き刺す!

足まで使い深々とホーンの腕を突き刺して

右手の残り1本のレッドアローを持ち

レッドマンはホーンと距離を詰めて、

ホーンは残りの片足を伸ばすが、レッド

アローで相手の膝を突き刺して、

ホーンは壁を這う為に足をもう離せない

レッドマンはホーンと目を合わせ!

拳を赤く発光させて

チャンスが到来したと直感した香取は

無理やりホーンの頭部にナイフの照準を

合わせて、叫ぶ!

香取「ボーダーB級部隊の隊長を嘗めるな

!!!!」

香取は両手に持ったレッドナイフを

振りかぶり!ホーンの本体の赤い不定形の

奴にブッ刺す!

ホーン「ノーーーーーー!!!!」

「「レッドパンチ!!!!」」

ホーンの顔面に向かってフルストレートで

殴り飛ばして、ホーンは気絶。だがその為

香取「また落ちるうううううう!!!!」

香取の首を掴んでいた手から解放されたが

首が自由になった変わりに再び香取は重力

に従い落下する。

ホーンの胸元を足場にレッドマンも落下して

香取が地面に激突する前に、

レッドマンは香取を空中でギリギリ

キャッチ。

ボーダー隊員達がいる中で、割れ物の

割れないように香取を優しく地面に

降ろす。

香取「…………あ、あ、」

自分がようやく危険な状況から解放され

た事に気づいたのか、涙目になり始めた

香取「……あり」

染井「葉子!」

香取さんはレッドマンに何か言う前に

親友の染井さんが香取さんに駆け寄る。

染井「全く…心配かけて、」

香取「華…ごめんなさい。」

感動の再会をしている二人を見て、

レッドマンは友達の安全を確保して!

空を飛ぶ!

「「イヤッ!!!!」」

荒船「たくっ暴れるなら余所で暴れて

欲しいよ。」

穂刈「全くです。半崎。」

半崎「了解。ポカリ先輩。」

加古「二宮君。城戸司令から指示出たわよ。

攻撃命令が来たから

現場指揮権は二宮君に譲渡されたわ。」

銃手達が集まって指示を黒いカウボーイ

の格好した保安官の三人が現れる。

黒カウボーイ保安官の二宮隊だ。

嵐山(今日はカウボーイなんだ彼ら…)

二宮「年功序列だ。諏訪さん。現場指揮

は任せた。」

諏訪「了解。譲渡確認。現場指揮は俺が

やる。命令だ!二宮。作戦を考えろ!」

自信満々に言う諏訪に嵐山隊はジト目に

なり、

柿崎「諏訪さん……」

柿崎隊は呆れて見る……

二宮「既に捕獲が最優先と『お化け屋敷』

の連中に『お願い』されている。俺様が

する事は射撃で奴ら足止めして、

無力化だ。

炸裂弾《メテオラ》変化炸裂弾

《トマホーク》は今回使用禁止だ。」

淡々と周りに作戦を説明して、

嵐山隊の木虎はある事に気付く……

木虎「あれ?嵐山さん。誰か忘れて

ませんか?」

嵐山「いや、嵐山隊は全員……佐鳥は

どうした?」

いつもいるのに忘れさられる嵐山隊の

三枚目の佐鳥 賢がここにいない。

時枝「トイレ行ってくるって言って

ました。」

木虎「全くあの人は何をしてるんだか

……」不満を隠さない顔で文句を言い。

全員で真上を見上げ空を飛ぶレッドマン

を見る……

時枝「……本当に攻撃しないといけない

んですか……」

嵐山「…本部長と司令の命令だ。人質が

無事に解放された今『お化け屋敷』の

任務のお手伝いをしてボーダーとの関係

を寄り良くしておかないといけない……」

木虎「点数稼ぎですよ。仕事です。

別に命を奪うわけじゃありません。」

時枝「……そうですね。」

そう言い終えて銃型トリガーを準備する。

 

一方嵐山隊の狙撃手の佐鳥は……

ボーダー本部の司令室内にて

城戸司令と向かい合っていた。

佐鳥「あの、何か俺悪い事しましたか?」

全霊に凄い威圧感を浴び冷や汗をかき、

尋ねる。

城戸「いや……呼び出して悪いが

剣持君に連絡して貰えないか?」

佐鳥「えっ?あっはい!只今……」

トリオン体を解除してスマホに登録した

番号を押して、耳にあてる。

コール音がなり、

佐鳥は司令室にあるモニターに映る

レッドマンを見る……

剣持「……もしもし。佐鳥先輩?」

電話から聞こえて来たのは確かに自分が

知っている剣持の声だ!

佐鳥「あっ剣持!」

城戸司令の目は鋭くなり、

忍田本部長も黙って聞く。

剣持「……どうしたんですか?」

佐鳥「あ~今、何しているだ。」

剣持の声は暫く静かになり、

佐鳥「剣持?おーい。剣持!」

剣持「崩落する民家から脱出している

最中です。……黒野先輩と民家の地下室に

色々調べ物して来たら宇宙人が襲来して

ソイツ殴り飛ばされて金属の扉ごと

壁がめり込んで気絶してました。

友達によるとレッドマンが助けに現れた

ようですが……滅茶苦茶お腹が

痛いです。」

佐鳥「そいつすまない。電話切る前に今

どこ?」

剣持「東京の秋葉原……」

そう言い終えると電話が切れる

城戸司令は小さくため息を吐き、

城戸「部隊に戻ってよろしい……」

佐鳥「分かりました。」

そう言い佐鳥は嵐山隊の元に戻る……

 

加古「成る程……誘導弾《ハウンド》」

二宮「通常弾《アステロイド》」

出水「変化弾《バイパー》!!」

ボーダーA級の恐怖の射手達が襲いにくる

!!!!

(ベム!ヤバい!東さんの狙撃だ!)

(追い込まれて溜まるか!)

空を飛べる利点があるが……

全然安心出来ない……

人質がいなくなったおかげで、

ボーダーの狙撃手や射手達は容赦なく

レッドマンとホーンに攻撃を開始する。

(Σ(゚ロ゚ノ)ノヒィー!!)

(光の雨が綺麗だな。夢想。)

(言ってる場合か!走れ!飛べ!とっとと

あのホーンを東京に返すの!)

 

トリオンの雨の如き弾丸を必死に

掻い潜りながら、

レッドマンはレッドナイフとレッドアロー

を回収。

そのままぶちギレたホーン・デュアウトを

掴みレッドマンは自分ごとワープする!

東「対象が消えた……」

遥か向こうからイーグレットを構えながら

事実を言う。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

「「レッドフォール!!!!」」

ホーン・デュアウトを東京の遥か上空から

叩き落として、

ホーンは隅田川に落下する!

 

「「イヤッ!!!!」」

(黒野先輩達が心配だ!急いで戻ろう!)

 

黒野「もう駄目だーーーーー!」

レッドマンがホーンと死闘をしている間に

黒野は迅の予知通り絶体絶命のピンチに

陥るのだった!

ヴァルジオン「これでおしまいだ!」

あの肉体増強剤は何なのか!

黒野とレッドマンはこの危機を乗り越え

られるのか……! 後編に続く!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




畜生……
せっかくの次回予告もファイル07と途中だから
特に書くことがない……
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