灰まみれの蒼い公文書保存庫   作:イエローケーキ兵器設計局

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日時:二日目(夜)〜三日目(朝)
場所:とある砂浜の小屋と海岸
会話相手:謎の兵士


二日目(6)〜三日目

 

『……それで……君たちは波に飲まれてやってきた脱走艦隊だと。』

「……そうだ。」

「どうします?指揮官。」

「……元の部隊に帰りたくはない。帰るくらいならここで沈んでやる。」

『……貴艦の名前は?』

「私は戦略空母12435型。こいつは特殊戦艦BB-113。」

「……歩く空母に戦艦……」

『まあ自分たちも近いようなものだから全否定はできない……な。戦艦に空母だというのなら装備はあるのだろう?』

「装備なら艀の上に……」

「……これか。」

 臨検をする副官。

「こいつは100cm連装火薬補助式電磁投擲砲が5基、20.3cm単装砲が12基、15cm高射砲が24基、57mm連装機関砲が30基、30mm機関砲が多数……といったころか。」

「全部教えるんですか?」

「しょうがないね。受け入れてもらえなければ死しかあるまい。信頼関係は情報がなければ築きようがない。」

『それで君の装備は?』

「装甲化飛行甲板、対空ロケット発射機、高射機関砲多数、大口径機関砲多数、艦載機50機以上……実は数えていなくて。」

『艦載機というのは……あのラジコンみたいな?』

「そう。あのラジコン。これでも発艦させると……おっと、武装解除しているから動かせないんだった。」

『前進翼機……』

「コルセアⅢには57mm高初速機関砲が2門、ズーニーロケットが16発、アトラスⅡには30mm固定機関砲とMk.XX航空魚雷、対艦ロケットラック、あとは……120mmガンポッド……かな?」

「指揮艦、自分の装備くらいしっかり覚えてくださいよ……」

『……ふむ。一つ質問だが、貴艦はどこから来た?』

「……この大洋のずっと先。津波に呑まれたからか航海記録は記録装置が壊れてしまっていて読めないのだけれど。」

「所属は?」

「銀翼財団、第11実験艦隊。護衛は沈まない程度に排除した。現状2隻のみだ。投降して可能なら指揮下に入りたい。」

『……参ったな……Cityに帰れたらどうするよ……何処の所属にしてやればいいんだ……』

「……新規開発のDOLLSとして編入すればいいのでは?」

『それだ、流石だ副官。』

「えへへー。」

「なあ、副艦。私達は何を見せられているんだろうな?」

「さあ……?」

『あ、そうそう……言わなくても分かっているとは思うが、我々は君たちをあくまで兵器とみなす。反抗は死に繋がると思っておいてくれ。』

『では、明日また会おう。0800にこちらが指定する座標へ来てくれ。それと武装解除はまだ解かないでくれよ?付近に特殊な機雷が沈んでいるからね。』

 細かい説明と尋問は明日からである。付近に機雷を沈めたのは嘘だが警備ドローンが水中にいるから脱走したらわかる。

 

 

翌日

 

「おはようございます。」

『よく眠れましたか?』

「付近に機雷が沈んでいる海域で眠れるとでも?」

『それもそうですな。』

 今日はレーダーなどの設備があるかの確認と、砲撃能力、艦上機の運用能力の確認を予定している。

『確か、100cm砲を搭載していると言ってましたよね。どこに搭載されているんです?』

「艀の中央寄りに前方3基6門、後方2基4門です。」

『……あれが100cm砲?』

「ええ。小さく見えるかもしれませんが、ああ見えて実寸の100cm砲と同等の性能を持ってます。」

「……これは恐ろしい。」

『当たるの?』

「演習弾での試験ではしっかりと。」

『それは良かった。』

 走り寄る音。誰だろう?

「先生!ハルペスが!ハルペスが活動を開始しました!」

『……なんだって?場所は?』

「ここより更に北に進んだ海上……あれです!」

 確かに海上にカマキリがいた。それは巨大なカマキリであった。

『まずいな……奴らはエネルギーに引き寄せられる……あいつの移動先に発電所はあるのか?』

「えーと……火力発電所があります。」

『火力か……ミレニアムのエンジニア部と連邦生徒会に連絡。各学校が保有する大質量兵器に関して所有していれば資料を集めるようにと。』

「……了解です!」

「大質量兵器……?」

「私が説明します。中佐は生徒を避難させてください。先生として。」

『わかった。説明は頼む。』『キリノ、応答せよ。』

「こちらキリノ。先生、どうされました?」

『エリアBからエリアDの住民を避難させられる?』

「あー……了解……やってみます。」

『よろしくーゲヘナ学園の風紀委員会と連携して海から離れるように伝えてー。』

 

 

 

 




YFA-36 "コルセアⅢ"
分類:艦上重多目的戦闘機
全長:5m
全幅:7m
全高:1.3m
空虚重量:不明
最大離陸重量:不明
航続距離:不明
動力:ターボファンエンジン"AL-32"×2(二次元推力偏向ノズル装備)
  :圧搾空気連続放出機×2(垂直着陸、空戦機動用)
   (AL-32より推力の一部を得ている)
兵装:57mm高初速機関砲×2
  :14式ロケットラック("ズーニー"ロケット×16)
前進翼と後退翼、逆ガル翼、可変翼、カナード翼を組み合わせて装備した歪な機体。大型攻撃機として開発されたが多目的戦闘機として運用されることになった。

XB-15 "アトラスⅡ"
分類:艦上爆撃機
全長:7m
全幅:10m
全高:1.6m
空虚重量:不明
最大離陸重量:不明
航続距離:不明
動力:ターボファンエンジン×2
  :ターボプロップエンジン×2
兵装:30mm固定機関砲×1(自衛用)
  :Mk.XX航空魚雷A型×2、もしくはMk.XX航空魚雷B型×4
  :6連装ロケットポッド×4、もしくは12cm砲ポッド×2











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