場所:連邦生徒会
会話の相手:七神リン 等
「それでここに便利屋の連中が居る、と。」
『ああうん……』
「……。」
「ゲヘナ学園の風紀委員会にでも引き渡しましょうか?」
「そ、それだけは!何卒お考え直しを!」
『……悪党とは一体。』
背後で扉が開く音がする。
「お呼びですか?うん?貴女は……」
「彼はニューマコーニオシス中佐。今朝墜落してきた被害者よ。」
「え?この容姿で男性!?胸があるのに!?」
『なんか失礼な事を言われている気がするけれど、いや、思いっきり失礼なこと言われてるけど、私がニューマコーニオシス中佐だよ。ずっと西の方から成層圏を飛んできたらここに辿り着いたんだ。性別に関しては本当のところ雌雄同株とさせてもらうよ。君の名前は?』
「……ユウカです。早瀬ユウカです。……先程の発言は失言でした。」
『なるほど……ユウカさんね。』
「……雌雄同"株"?」
『君はそこに噛み付いている場合じゃないよね?』
「ハイ、スイマセン。」
アルが頭を突っ込もうとしていた。押し戻したが。
「それで、副生徒会長、私をお呼びになった理由は?」
「彼を案内してあげて。」
そう言うと、七神リンはどこかに電話をかけだした。アルたちの顔が真っ青になっている。そういうことか。まあ放っておいても問題はないだろう。
「では、先生。こちらにどうぞ。」
『……了解。』
青髪のツインテール、身長は頭一つ分低いくらいかな。
これが早瀬ユウカとの初のコンタクトであった。
『会計さんなのね。』
「ええ。そうです。」「先生は?ここに来る前は何を?」
『話すとちょっと長くなるよ?』
「あー……聞きましょう。」
『じゃあどこから話そうかな……』
色々と話した。
「つまり……先生は西の方から海を渡って偶然やってきた、人間に酷似しているDOLLSという情報の塊で、ここに来るまでは同じようなDOLLSの指揮官を務められていた、ということになりますか?」
『頭の回転が速いね。うん、そうだよ。』
「更には現地ではリセッターと呼ばれる、岩石でできた敵が居て文明が衰退している……指導者は先生の所属していた組織と対立している……」
『うん、そこまでわかってくれたら……もう十分かな。』
「ところで先生。さっきから先生から少し熱を感じるのですが。」
『え?あっ……少し別室に移ってくれるかい?あとで検査してね。放射線関連のやつ。』
「え?」
『たぶんα線だから届いていないと思うけれど、私の身体は一部プルトニウム製でね。今の私に直接触れると多分被曝するからさ……少し対策しないと。』
「ええ……わかりました。別室に移ります。用事が済んだら呼んでくださいね?」
『わかった。』
早瀬ユウカが退室した。
参ったな……α線源だったのを忘れていた。
となると別の姿になっておいたほうが良いか……
『早瀬ユウカさん〜終わりましたー』
「先生、本当に対策したんですよね?」
『うん、ガイガーカウンター等に反応は無いよ。』
「で、では……」「せ、先生……!?」
『どうしたの?』
「身長は縮んでますし、服装も……さっきの便利屋のハルカみたいな……」
『似合ってる?』
「え、えぇ……」
『そっか、それは良かった。』