SEXFRIEND SS集   作:TANASOUKO

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今日のふたり

 

「今日のふたり」 03/06/12 by TANA

 

がらっ

 

「うわっ、やば……って高辺クン?」

 

「あれ、早瀬」

 

「いけないんだー。全校集会をサボるなんて悪い子だよ、うん」

 

「モシモシ? あなたは今、集会をサボってらっしゃるのでは?」

 

「にしし♪ 気が合うね」

 

「まぁ、全校集会といっても、なんか新任の先生が来るだけみたいだし」

 

「なんかねー、若い男の先生みたいだよ」

 

「おや早瀬さん、よくご存じで」

 

「やすりんが言ってたよ。結構かっこいいみたいよ♪」

 

「へー、ふーん」

 

「あれ、怒った?」

 

「いちいちそんなことで怒らねえよ」

 

「やっぱり怒ってるー」

 

「怒ってねえって」

 

「大丈夫だよ♪ 私は高辺クンひとすじだから♪」

 

「……よく真顔でそんなハズカシイこといえるな」

 

「愛のなせるワザだね♪」

 

「まぁ、そういうことにしとくか」

 

「うん♪ …ねぇ、ちょっとこれ見てよ」

 

「ん、どした」

 

「これ」

 

「…………」

 

「あれ? どしたの?」

 

「ええと、早瀬さん?」

 

「うん」

 

「オレの目に間違いがなければ、これはオレの現国のノートのようだけど」

 

「視力は安泰みたいだよ♪」

 

「どうしてアナタがそれを開いてみてるのかな?」

 

「ん、ちょっと何書いてるのかなーと思って」

 

「って、ああっ! お前が座っているのはオレの席!?」

 

「そうだよー」

 

「ひどい! 勝手にワタクシのプライバシーを暴き立てるなんて!」

 

「……誰?」

 

「ひどいわひどいわ! 早瀬さんがそんな方だとは思いもよりませんでしたわのココロ」

 

「お嬢言葉を使ってもごまかされないってば。あとココロって何」

 

「う」

 

「にしし♪ どうして現国のノートのすみっこに早瀬って書いてあるのかなー♪」

 

「いや、それはその……」

 

「なになに?」

 

「授業中にだな……こう、お前を見てたらつい……うっかりと……」

 

「あー、ひどいんだー。授業中に私のあんな姿やこんな姿を想像して股間をふくらませて

いたのね♪ 私照れちゃう」

 

「いや、そこは照れる所じゃないだろう」

 

「じゃあ怒った。高辺クンなんか許さないー!」

 

「なんでそう極端に移るんだよ」

 

「ちゃんと股間をふくらませたんなら私にむかって出してくれないと」

 

「そっちかよ! つかお前、下品すぎ……」

 

「とにかく私は怒ったの。ああ、この怒りを鎮めるには、清らかな高校生のくちづけしか

ないでしょう」

 

「すまないがオレもう清らかじゃないんだ。ドーテーは早瀬という名のとある女の子に

保健室で奪われてしまって」

 

「じゃあ仕方ないから高辺智弘という名前であればオッケーにしたげるよ」

 

「ああもう、……んっ」

 

「んふ……んっ」

 

「んん……」

 

「ん……」

 

「……」

 

「……」

 

「(さわさわ)」

 

「ぷわっ! 待てっ! 教室でこれ以上はまずいって!」

 

「えー、大丈夫だよー。まだ集会終わらないって」

 

「でも、教室だぞ…?」

 

「ああ、あんなに座位の好きだった高辺クンはどこ行っちゃったんだろう。キミは知らない?」

 

「座位ゆーな。あと股間に話しかけるな。……とにかく、今は教室はまずいって」

 

「時間は大丈夫だよ?」

 

「時間は平気かもしれないけど、においとか残るだろう」

 

「に、におい……」

 

「次の授業でアレの時のにおいが教室にたちこめて見ろ、授業にならないぞ」

 

「……」

 

「ん、どした」

 

「考えてみたんだけど」

 

「おう」

 

「男の子がみんなボッキしてる授業風景って、面白そう♪」

 

「面白くない、面白くない」

 

「それ見て女の子はみんな興奮しちゃったりして♪」

 

「しないって」

 

「いや、するかもよー。女の子だって、興味津々のお年頃ですから」

 

「……そうなのか?」

 

「まぁ、そんなことないけどね」

 

「ないのかよ!」

 

「まぁそこは人それぞれということで」

 

「そんなんで興奮するのは早瀬くらいじゃないのか?」

 

「うーん、そうかもね」

 

「いや、納得されても」

 

「で、そんな想像で興奮しちゃう私とふたりっきりで、高辺クンは興奮しないのかな♪」

 

「……そう来るか」

 

「んふふ……ね、またキスして」

 

「ん」

 

「……ん」

 

「んん……」

 

「…ん……ホント、うまくなったね……ん」

 

「ん……早瀬、すごいやらしい顔してる」

 

「……高辺クンも……ね、教室じゃなければいいんでしょ……?」

 

「……うん」

 

「じゃあ、廊下で」

 

「もっとやばいだろ!」

 

「大丈夫だよ、玉袋の駅前とか、みんなキスくらいしてるじゃん」

 

「ここは駅前じゃないし、駅前でもこんなに激しいキスはしてない」

 

「じゃあキスしながら集会に出ようか」

 

「なぜにしながら?」

 

「で、そのまま壇上にあがって、ついに……♪ きゃー、いやーん」

 

「なんかオレ、時々早瀬が遠く見えるぞ」

 

「気のせいだよ♪ ……じゃあ、トイレに行こうか」

 

「そうだな」

 

「あ、たいへん…」

 

「ん、どした」

 

「みんな戻って来ちゃう時間だよ、ほら」

 

「なにぃいい!」

 

「放課後までおあずけだね♪」

 

「ええと、このオレの高ぶりは……?」

 

「ひとりでトイレですませて来るというのはどうカナ?」

 

「カナいうな。…お前だって興奮してるくせにー」

 

「でも次の時間は英語だから私ぜったいサボらないよ♪」

 

「うー、わかった。我慢する」

 

「ん、そう言われたらちょっと気の毒になってきた」

 

「…でも、仕方ねえだろ。早瀬が英語好きなのは解ってるからいいって」

 

「ごめん。えと…じゃあ、昼休み」

 

「おっけ。それでいこう」

 

「うん。あ、そうだ」

 

「ん?」

 

「今日は座位にしようね♪ にしし」

 

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