アサルトリリィーPARASITEー   作:沼りぴょい

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おいおい、星五50パーセントはやべえって……七枚も当たったんだけど?ありがとう小林さん………。


十一話

「……相変わらず、不気味な形をしているな」

 

 だいぶHUGEの全貌が明らかになり、悠斗がポソりと呟く。そして次の瞬間、HUGEが飛んだ。

 

「と、飛びましたよあれ!」

 

「大丈夫だ。白井様が既に懐へ飛び込んでいる」

 

 二水がHUGEを指さしているが、既に懐には夢結が飛び込み、一撃を与える。

 

「…………あのHUGE、レストアか?」

 

「損傷を受けたHUGEがネストに戻ってその傷を修復したHUGEの事ですね」

 

「その通り。よく知っているな二水さん」

 

「情報収集は基本ですから!」

 

 と、一瞬胸を張ったものの、すぐさま不安な表情になった二水。

 

「で、ですが、レストアは様々な戦場を乗り越えたため、強い個体が多いと聞きますが、大丈夫でしょうか……」

 

「大丈夫だよ。何せ、白井様がいるしな」

 

 その時、HUGEの後背部から爆発が二度ほど。

 

「…………っ!!!」

 

「悠斗さん……?」

 

 急に立ち上がった悠斗を見上げる二水。悠斗の顔は、口を少しだけ開けており、手をわなわなと震わせていた。

 

 一体何が見えたのか気になった二水は、レアスキル『鷹の目』を使い、HUGEを見たが────

 

「……っ! あれは────」

 

「……CHARMだ。かつて、リリィが使っていたものだ」

 

 あのHUGEの背中には、アステリオンやブリューナク、グングニルなどなど、様々なCHARMがぶっ刺さっていた。

 

 それを見た悠斗は、ギリっ! と歯を鳴らした。

 

「あいつ……どれだけのリリィを……っ!!」

 

 悠斗にとって、リリィはとても大切な存在である。

 

 天葉と依奈に救われ、また自分を受け入れてくれたリリィという存在に感謝をしている。

 

 例え、顔を知らないリリィであろうと────リリィが殺されているのならば、悠斗が怒る理由は充分である。

 

 だかしかし、それで理性をなくしてあのHUGEに襲いかかるなど言語道断。自身を押さえつけるように手で顔を覆い、ゆっくりと深呼吸をする。

 

「だ、大丈夫ですか……?」

 

「……ごめん、二水さん。見苦しいもの見せたな」

 

「いえ、それはいいんですけど……手が」

 

「手……? あ……」

 

 見れば、悠斗の左手からは血がぽたぽたとと溢れ出ていた。

 

「心配ない、この程度なら()()()()

 

「治る…………? え?」

 

 二水が手に目を向ければ、先程まで血が出ていたのにすっかりと治っていた。

 

(嘘……! Z(ラストレーター)なら分かりますが、悠斗さんのレアスキルはルナティックレッドアイズだったはずです!)

 

「二水さん」

 

 グッ、グッ、と調子を確かめるように二度三度手を握りこんだ悠斗は、持ってきた悠斗専用CHARMである『アロンダイト』を握りこんだ。

 

「俺もちょっと行ってくる」

 

「は、はい! お気を付けて!」

 

 そして悠斗は跳躍し、楓の胸に突っ込んだ梨璃の元へと向かった。

 

「梨璃さん! 何なさいますの!?」

 

「バカかお前は!」

 

「梨璃さん!」

 

 数秒も経たずに梨璃の元へと合流した悠斗。周りには梅の姿もあった。

 

「おう悠斗」

 

「ごきげんよう梅様」

 

 この事態なので、挨拶も簡潔にした二人。肝心の梨璃は、ボーッと楓の顔を見た。

 

「……私……今、夢結様を感じました」

 

「白井様を……?」

 

「何をおっしゃいますの!?」

 

「マギだわ」

 

 コツコツと百由が近づいてくる。その後ろにはミリアムがミョルニルを持ったまま近づいてきた。

 

「CHARMを通じて、梨璃さんのマギと夢結のマギが触れ合って……」

 

「そんなCHARMの使い方、聞いたことありませんわ」

 

「じゃが、有り得るのう」

 

(……白井様)

 

 遠目からは、夢結が苦しそうに息をしているのが見えた。

 

「……私、前に夢結様に助けて貰ったことがあるんです。今度は、私が夢結様を助けなくちゃ!」

 

「……フッ、いい意気込みだな、梨璃さん」

 

「悠斗くん……? わっ!」

 

 その言葉を聞いて笑った悠斗は、梨璃に近づくとわしゃわしゃと頭を撫でた。

 

「俺だって、ある意味白井様に救われてるんだ……道は俺が切り開く。梨璃さんは、自分の気持ちを白井様にぶつけてこい!」

 

「っ! うん!」

 

「! 正気かおぬしら!」

 

 飛んだ梨璃と悠斗を見て、ミリアムが叫んだ。

 

「後でお背中流させてもらいますわよ!」

 

 次に、梨璃を追うように楓が飛ぶ。

 

「しょうがないな!」

 

 そんな後輩を見て、今度は梅が飛んだ。

 

「……参りますか? 雨嘉さん」

 

「……、うん!」

 

 それを見ていたオッドアイの少女、郭神琳(くぉしぇんりん)と翡翠色の瞳の少女、王雨嘉(わんゆーじあ)が目線を合わせて頷いた。

 

「私もCHARM持ってくれば良かったかな」

 

「──―っ! わしもいけばいいんじゃろがぁ!」

 

 ミリアムが、この空気に逆らえないようにやけくそ気味に叫んだ。




「わしもいけばいいんじゃろが!」←これ好き


主人公プロフィール更新
名前:浅野悠斗
年齢:15歳(今年で16)
レアスキル:ルナティックレッドアイズ
CHARM:蛇腹剣アロンダイト
所属レギオン:アールヴヘイム(スーパーサブ)
スキラー数値:92


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