コンコン
「どうぞ」
「失礼します、理事長代行」
結梨が正式にリリィであることが認められ翌日。悠斗は理事長代行である咬月の元を訪れていた。それは、世界で初めて見つかった男のリリィがいるという情報を得て、各方面の反応が気になったからである。
「む、悠斗くんか」
「ごきげんよう理事長代行。各方面の反応、どうなってます?」
「まだ分からないというべきじゃろうな。何せ、男のリリィでありながら、体内にHUGEが寄生しているという嘘か誠か分からない状況じゃ。各ガーデンの方も、どう対応すればいいのか分からないのだろう」
「そうですか……」
「誰か、気になる人でもいるのかね」
「……えぇ、まぁいるっちゃいますね……」
悠斗はボリボリと後頭部をかいた。
「昔からよく一緒に遊んでた────昔馴染みというんですかね? 一つ年上の友達が御台場女学校に通っていまして……彼女達は、俺の事を死んだと思ってるはずですから、少々そちらが気になりますね」
「ふむ、御台場に……」
その後も話を続ける悠斗と咬月。
(……年上の昔馴染み?)
(気になる……誰だ?)
(とほほ……まだまだライバルは多いわね)
その話を、扉に張り付きながら聞き耳を立てている三役がいたそうな。
「「…………」」
東京地区萩壺に拠点を構えているガーデン、神庭女子藝術高校。リリィひとりひとりの人生を大切にしており、ヒュージ討伐の活動も最低限しか強制しないという理念を持つ、ガーデンからしてみればかなり特徴的な学校だ。
そこの学校に存在する、トップレギオンである『グラン・エプレ』に所属している二年生の
「…………こ、これって本当なんですか……?」
「えぇ。確かに彼のパーソナルデータがもキチンと存在しているものよ叶星さん」
震える口で、事実かどうかを確かめる。それは今、叶星の目の前で証明され、叶星の足から力が抜ける。しかし、その前に何とか高嶺が叶星を支えたが、彼女も同様に足が震えていた。
「そんな……まさか、生きてるなんて……っ!」
叶星の目から大粒の涙が出てくる。本当は高嶺も外聞を気にせずに一緒に泣き叫びたいところだが、今は叶星の番と必死に涙をこらえる。
「……知り合い、なのですか」
その言葉に、二人は返事を返せるほどの余裕はない。
「良かった……良かったよ……! 悠斗くん!」
「えぇ、そうね……本当に……」
オマケ、悠斗がもしラスバレに実装されるなら? 浅野悠斗紹介動画(風)
「…………え? 取材? 俺に……? そんなの聞いてないけど……いや、待って。この前依奈様も天葉様も受けたって言ってたな……まぁいいか。
知ってると思うが、浅野悠斗だ。世界で初めての男のリリィ、そして唯一のHUGE寄生者として百合ケ丘にありがたいことに籍を置かせてもらっている。
所属レギオンの方はアールヴヘイムと、特別に一柳隊にも所属させてもらっている。
……え? どうして二つのレギオンに所属しているかって? ……まぁ、色々とあるの色々とね……。
何か聞きたいこととかあるか? ……ん? 交友関係について? まぁ確かに男一人の環境でキチンと友達がいるかとか気になるよな。
それで、交友関係についてなんだが、皆優しいからたくさん友達はいるよ。
同じレギオンの樟美や壱、亜羅椰もそうだし、汐里やルイセ……。
上級生の方はロザリンデ様とか、眞悠理様とか、聖様とか、結構これでも充実してる。
本当に、ここは意心地がいいよ。俺はそんな百合ケ丘の皆が大好きだし、命を賭して守り抜く覚悟もある。
……なんか重い感じになったな。ごめん。他に聞きたいことはあるか?
…………へ? 異性として気になる人?
あー……その、悪いが俺は、HUGEに寄生される前に一度死んでてさ……生き返ったのはいいけど、感情とかが色々抜け落ちててそういうのが感じられなくなったんだ。
期待した答え出せなくてごめんね。でも、言葉通り気になる人というのはいるよ。神庭にいる、グラン・エプレに所属している叶星ねぇと高嶺姉さん
そう。呼び名から分かると思うけど、昔は家が近所で幼馴染だったんだ。御台場に行ったことは知ってたけど、まさか転校しているとは思わなかったよ。
…………他にも色々と聞きたいことがあるかもしれないけど、今日はごめんね。
この後、結梨……あぁ、義妹的存在なんだけど、その子と散歩をする約束をしててね。
また取材がしたくなったらいつでもおいで。時間があれば対応しよう。
それじゃ、ごきげんよう」
リリカルなのはとコラボ……一体どんなストーリーになるのか、楽しみでごわすね!
ついに出てきた結梨ちゃん!分岐ですが………?
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結梨ちゃん生存ルートに決まってんだろ!
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ゲンサク、ダイジ