愛嬌∞は伊達じゃない   作:Nanashi9029

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さぼりました。ごめんなさい。

そして無料10連でダイヤちゃん2人来ました。ごめんなさい。


生徒会室にて

生徒会室にて

 

 

 「あぁ、今日も各施設・各チームの巡回をよろしく頼むぞ!ハル総括トレーナー!」

 

 

 

 「うん、承まわったよ」

 

 

 賑やかな朝食の時間を過ごし、義姉からのいつもの巡回を任された。

 

 

 本日の実務開始である。

 

 

 ・・・の前に、本日の大まかな打ち合わせをするために、彼はまず生徒会室へと赴いた。

 

 

 このトレセン学園ではトレーナー・教員はもちろんのこと、生徒会役員の存在も大きく、行事・大会の企画立案や広報活動などを通して、ウマ娘に関わる業界を広く、大きく周知し、今では多大な人気を博している。

 

 

 なので発足当初から多忙を極めながらも、業界の一手を担っている大黒柱とも言える組織である生徒会とは、毎日入念な打ち合わせが必要不可欠であるのだ。

 

 

 「さて、と」

 

 

 生徒会室前に着き、書類内容に軽く目を通し、頭で打ち合わせ内容を整理する。

 

 

 終えたと同時に、扉をノックする。

 

 

 「入るよ」

 

 

 するとすぐに、凛とした声色が扉の奥から返ってくる。

 

 

 「ああ、構わないよ」

 

 

 それに応じ、彼は扉を開けた。

 

 

 「おはようルドルフ。今日もよろしくね」

 

 

 「おはようハル。君も元気で何よりだ」

 

 

 奥には、

 

 

 ー曰く「無敗の三冠馬」。

 

 

 ー曰く「皇帝」。

 

 

 トゥインクルシリーズの頂点に君臨するウマ娘、シンボリルドルフがそこにいた。

 

 

 「・・・ふむ」

 

 

 「・・・?」

 

 

 仕草のどれをとっても絵になる程の容姿を持つ彼女は、

 

 

 「・・・あぁ、やっぱり無理。我慢できないな」

 

 

 「おうっ」

 

 

 例にもれず、すでに彼の虜である。

 

 

 「この容姿、この体格、この髪の質、この香り、そして君の口から伝わる声色・・・まさに愛でるに相応しい」

 

 

 「皇帝」のオーラは何処へやら、今はただの「ハルくんとにかく愛でるmachine」へと変わり果てている。

 

 

 「ルドルフ?撫でてくれるのは嬉しいけど、髪型が乱れちゃうよ」

 

 

 「・・・む?すまない。毎日会っているつもりだが、嬉しさのあまりについ我を忘れてしまったようだ」

 

 

  彼女の欲求を満たせたのか、心做しかルドルフの調子が「絶好調」になったように見える。

 

 

 そこへまた一人、二人とウマ娘が生徒会室へとやってくる。

 

 

 「おはようございます、会長。ハルもな」

 

 

 「「おはよう、エアグルーヴ」」

 

 

 容姿端麗、学業優秀。まさに「文武両道」を体現している彼女、「女帝」エアグルーヴ。

 

 

 「おはざーす、会ちょ・・・っ!!」

 

 

 そして、硬派の孤高のウマ娘。「シャドーロールの怪物」ナリタブライアン。彼女の走りは他の追随を許さず、見るものを魅了する。

 

 

 「おはy「ハルっ!!」」

 

 

 そんな彼女は、

 

 

 「うーん、やっぱりハルは抱き心地抜群だなぁ・・・落ち着く」

 

 

 「ブライアンもいつもどおりだねぇ・・・」

 

 

 やっぱり例にもれず彼に夢中である。

 

 

 普段は孤高を貫いている彼女であるが、ハルの前ではそんな威厳は微塵もなく玩具のように撫で回している。

 

 

 「はぁ・・・」

 

 

 「ブライアン、そのへんにしておけ。ハルが潰れるぞ」

 

 

 「ん・・・わかったよ」

 

 

 その変わりようを横から見ていたシンボリルドルフとエアグルーヴは苦笑し、エアグルーヴに軽く諭される。

 

 

 「はは、ぼくは嬉しいからいいけどね」

 

 

 「・・・そうか」

 

 

 そっけない態度のように見えるが、耳と尻尾がブンブンと振り回されているあたりからみて、とても満足そうだ。

 

 

 「ふふ・・・それじゃあ、そろそろ打ち合わせを始めようじゃないか」

 

 

 「うん。じゃあ、まずは今日を含めての当面の活動内容だけど・・・」

 

 

 雑談もここまで、ここには決して遊びだけで来ているわけではないので、そろそろ本題の業務をこなさなくてはならないと各面々は切り替える。

 

 

 トレセン学園の一日が幕を開ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「・・・うん、これである程度は詰められたかな」

 

 

 「うむ、あとは追々調整するとしよう」

 

 

 大まかな打ち合わせは終了し、各々肩の荷が下りる。

 

 

 「じゃあ、そろそろ出るよ。他にも顔を出さないと」

 

 

 「では、私が少しばかり見送ろう」

 

 

 他の場所にも用があるので生徒会室から出ようとすると、エアグルーヴが同行を申し出てくる。

 

 

 「・・・うん、じゃ頼もうかな」

 

 

 心做しかエアグルーヴの尻尾がさっきより揺れている。

 

 

 「ああ、では行こうか」

 

 

 「エアグルーヴ、彼を頼むよ」

 

 

 「承りました」

 

 

 生徒会室をあとにしようと大仰な扉を開け、見送ると言ってくれたエアグルーヴとともに退室する。バタンと木製の扉が閉まる音がすると同時に、突如ハルに横から衝撃が入ってきた。

 

 

 「うぁ」

 

 

「ああ、この感触がたまらん・・・」

 

 

 まるで今まで我慢させてきたものをすぐにでも発散させようといわんばかりの俊敏さである。これには幾多のウマ娘たちをも置いていくといわんばかりの俊敏な速度で差していく。この技術を彼女には是非ともレースに生かしてほしいものである。

 

 

 「ふふ・・・」

 

 

 言うまでもないと思うが、あえて言おう。

 

 

 ーエアグルーヴのやる気が上がった。

 

 

 「・・・そろそろほかにも顔を出さないといけないから、エアグルーヴ」

 

 

 「む、そうだったな。すまない、時間を取らせるつもりはなかったんだ」ナデナデ

 

 

 「女帝」の名を轟かせている彼女ですらも、この有様である。この男、恐るべし。

 

 

 

 

 

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