やはり俺がソードオブロゴスにいるのはまちがっている。 作:断空我
短編の好評次第で続きは考えます。
目安としては五話くらいまで載せる予定です。
俺は高校二年生になり、作文の書き直しと共に奉仕部というわけのわからない部活へ強制入部させられる。
文化祭であることを行ってから学校一の嫌われ者だ。
ぼっちなので、大したダメージではない。
そんな嫌われ者になってしまっている俺に変わらず接してくれる人達がいる。
同じ部活の雪ノ下雪乃、由比ヶ浜結衣。
クラスメイトの戸塚。
あと、一応、非常に認めたくはないが材木座だろう。
雪ノ下雪乃、品行方正、成績優秀、絵にかいたような美少女。ただし、毒舌をもつ。
彼女も俺同様にぼっち体質、かといって俺と仲良くできるような相手ではない。
俺が文化祭で嫌われた後も変わらずに接してくれる。
マゾではないが、いつも通りに接してくれるので内心、嫌いではない。毒舌を毎日、繰り出されるのは色々とキツイが。
由比ヶ浜結衣、俺と同じクラス。見た目ビッチでスクールカーストの上位にいるが優しい奴だ。
前は人に流されて自分の意見を飲み込んでいたが、雪ノ下の影響でそれがなくなった。
文化祭の後は俺のことを心配して距離を詰めているのだが、妙に近い。
ぼっち体質で過去に色々とやらかした俺は勘違いなど絶対しないが、他の奴が受けたら絶対に勘違いする。それは断言できる。
戸塚彩加、見た目は美少女けれど、中身は男。本当に残念だ。テニス部に所属して強くなりたいということで奉仕部の扉をたたいてきた。それから教室でよく話をするようになった。
数少ない俺の癒しになりつつある。
材木座……一応、説明しておくなら同じ学年でぼっちだ。いろいろなことがあり、懐いてしまい。何かと俺に絡んでくるウザイ奴。まぁ、悪人というわけではないので多めにみよう。正し。戸塚に色目を使うことは許さん。
そんな彼らが数少ない俺の周りにいる人達、付け加えるとおそらく大事に思っている人達だ。
彼らに俺は秘密を抱えている。
その秘密は。
「よっ、と」
目の前で振るわれる刃を最低限の動きで躱す。
相手は短剣と銃が一体化した武器“ロット”を構えてゆらゆらと気持ち悪い動きをしている。
顔は鉄仮面のようなものに覆われ、体はぼろ布を纏っただけの姿。
はっきりいって人間ではない。
奴らはこの世界を脅かそうとする怪物の手下。
特撮番組が好きな人へ簡単に説明すれば、戦闘員という枠組みが正しいだろう。
ドラマとか捜索の世界で戦闘員は主人公にあっさりと倒されてしまう。でも、現実は違う。
コイツらは普通の人では絶対に勝てない。
勝てなくてもまぁ、逃げて生き延びることはなんとかできることが関の山だろう。
そんな奴らが大勢いる場所に俺は一人でいた。
逃げ遅れた?
巻き込まれた?
そういうわけではない。
「……いきますか」
俺はこの場所へ自分の意志できていた。
目の前の尖兵、シミーを倒すためにいる。
右手にワンダーライドブックと呼ばれる本型のアイテム。
左手に剣と鞘が一体型したデバイス。
腹部にデバイスを装着してワンダーライドブックをはめ込む。
「変身」
デバイスから一気に聖剣を引き抜く。
瞬間、俺の体は鎧に身を包む。
ワンダーライドブックと聖剣の力を用いて戦う剣士。
“仮面ライダー”と呼ばれる存在へ俺は変身する。
「行くぞ」
聖剣を構えて目の前のシミーの群れへ振り下ろす。
一撃で吹き飛ぶシミーの群れたち。
連中が弱すぎるというわけじゃない。
集団による攻撃を得意とするシミー達の力は一般人以上のものがあり、知り合いの剣士の言葉を借りるなら普通のホモサピエンスならまず、勝つことはできない。
そんな相手と戦うために用いているのがワンダーライドブックと聖剣。
この二つの力を用いて戦う剣士、つまり、仮面ライダーのことを指すのだがその力であればシミーがどれだけ集まっても苦戦することはない。
嘘である。
最初のころは聖剣に振り回されてまともにシミーの相手などできなかった。
成長したなぁ、と自分の事でありながらしみじみと思ってしまう。
不意打ちを仕掛けようとするシミーの刃を受け流して顔に一撃を叩き込む。
少し前の俺のパンチならリア充にも大したダメージを与えられないものだが、仮面ライダーの力のパンチはシミーを数メートルほど吹き飛ばすことなど造作もない。
これをみると、俺が超常的な力を持っていることを思い知らされる。
仮面の中で顔を歪めつつも、目の前の敵に集中。
聖剣の力を使って目の前の敵を一掃する。
ワンダーライドブックをデバイス、いや、これはドライバーっていうんだったか。
ドライバーからワンダーライドブックを外す。
俺の体を覆っていた鎧が消えて変身が解除される。
同時にやってくる疲労感。
「はぁ……はぁ……」
乱れた呼吸を整える。
変身すると疲労に襲われてしまう。
少し前は変身した後は一時間ほど気絶していたが師匠のめちゃくちゃな鍛錬のおかげで気絶することはなくなった。
「敵はもう、いないよな?」
周囲を確認しながらワンダーライドブックをしまって、ポケットからブックゲートと言われる茶色の本を取り出す。
【ブックゲート】
ブックゲートのページをめくると、目の前に巨大な本型の門が現れる。
「疲れたぁ」
ため息をこぼしながら目の前の門を潜り抜けた。