一応モデルがありますがまあそれはそれとして頑張ろうと思います。
誤字とか脱字とかあるかもしれませんが、生暖かい目で見て下さい。
ガチャ
「ただいま~」
一応声を掛ける
「遅っそいわよ!何してたの!」
部屋の奥の方から声がする
やっぱめっちゃ怒ってますやん・・・
「ごめんごめん、残業で遅くなっちゃったんよ」
終業時間ギリギリに面倒な仕事押し付けられてこのザマよ
お陰で2時間の残業よ!
・・・しかしコイツは
「そんなの私には関係ないし!」
全くなんてやつだ!
労働で疲れた俺に労いの一言くらいあってもいいやろ!
・・・とまぁよくある俺の日常の一コマだ
ここだけ聞けば、気の強い彼女と暮らしてる気の弱いサラリーマンだ
そう見えるはずなのだが・・・実は違う
「ハイハイすんませんでした」
ガチャ
玄関からリビングのドアを開ける
「早くガラスケース取って!」
タンスの上に置かれた日本人形が声を上げる
そう、この声の主はこの日本人形なのだ
「息苦しい!死ぬ!呪い出る!早く!」
「・・・それガラスケース取ったら俺がヤバいのでは?」
「比喩よ!早く取って!」
「・・・ハイハイ」
カポッとガラスケースを取る
大きく伸びをする人形
「あー!スッキリした!」
「これ自分で取れないもんなの?」
「取れてたらやってるっての!」
・・・何言っても怒られる僕可哀想
つか怒られすぎな気がしてきたんだが!?
「悪かったよ市子」
市子「ホントよ!全く」
コイツの名前は市子
市松人形だから市子
物凄く安直だが本人が気に入ってるのでそう呼んでる
名ずけ親は俺
市子「ねぇねぇ、ガラスケース要らないよね?」
「何でよ」
晩飯の袋を台所に置きながら尋ねる
市子「だって動けないし息苦しいし良い事ないし」
「・・・でもホコリ付いちまうだろ」
正論を言ってみる
市子「・・・・・・ふん」
何故そっぽ向くし
市子「・・・まあ!それだけ私が大事ってことよね!」
「・・・まあハイ」
市子「まあって何よ!」
ビールとカップ麺を置く俺
いやはや健康もクソもない晩飯でございますよ
市子「・・・ちょっと、何よその貧相な晩ご飯は」
「給料日前でちょっとキツイんよ」
市子「アンタねぇ、そんなのばっかりだと死ぬわよ?」
お前はカーチャンか
「じゃあお前が作ってくれよ」
市子「材料くれれば作ってあげるわよ」
あら、案外可愛いこと言うじゃない
しかしその身長で何を作るのかと
シル〇ニアファミリーの様なミニチュア作られても困るぞ
市子「・・・アンタ今バカにしたでしょ」
カップ麺を吹き出す俺
「NONONO、馬鹿になどしておりませんよハッハッハッハー」
市子「・・・アンタいつか呪ってやるからね!」
「洒落にならんからやめてください」
・・・何と言うか、はたから見たらこの異質な空間
だが、俺にとっては少なくとも昔より幸せであることには違いない
彼女が居たから俺はここにいる
こうして生きている
市子「・・・ねぇ、ショウ」
ショウは俺のあだ名
市子は俺をそう呼ぶ
「・・・なんだよ」
ビールを呑みながら視線を彼女に送る
市子「アンタは私を・・・捨てないでよね」
「・・・何だよ急に」
市子「・・・別に!」
・・・・・・・・・・・・・・・
まあ、色々あったからな、お互い
でもまあ
「安心しろよ」
市子「?」
「俺がお前を捨てる理由なんてこれっぽっちも無いから」
市子「!」
後ろを向く市子
長い黒髪
・・・というか前より伸びてるなオイ
市子「・・・・・・当然よ!」
どんな表情してるか分からんが、少なくとも喜んでいる様子だな
自然と俺も表情が柔らかくなる
「さーて風呂でも入るかな~」
市子「!なら私もーーー」
「アホか、人形と風呂入るとかどんな恐怖映像だよ!」
市子「髪は女の命なのよ?ケアしなさいよ!」
「いやいや、人形の髪にシャンプーはマズイだろ!」
市子「私の髪、人間の髪よ?」
お?サラッと怖いこと言う子ね
「・・・マジ?」
市子「あれ?言ってなかったっけ?」
「多分初耳や」
市子「じゃあ今言った」
ホントコイツは
ん?てことは・・・
「じゃあ尚のことガラスケース外せないやんけ」
市子「ちょっと!何でよ!」
「ゴキブリつくぞ?」
市子「!!!!!」
ゴキブリは人間の髪の毛を食べるって聞いた気がするからな
「・・・・・・まあそれでもいいならーーー」
市子「ガラスケースは付けといて!!!」
1つ問題は解決したな
市子「でもそろそろトリートメントはしてよ」
「・・・分かったよ、風呂入ってからやってやるから」
着替えとバスタオルを持って来つつ、風呂場に向かう
しかし人毛だったとは・・・
アイツがトリートメントに拘る理由がわかったわ・・・
髪に良いやつ買っとくか
そんな感じなのが俺の日常である
まあこんなのはいつもの一コマだ
忘れかけてた日常なんだ
呪いの人形がくれた日常
・・・・・・まあ普通ではないけどね
ダラっと書いてはいますが、ほぼ自己満足化しております。
モデルがあると言いましたが、内容はオリジナルです。
モデルの話はいつかしようと思います。
では次話でお会いできればです。