走るその先に、見える世界 作:ひさっち
トウカイテイオーがウォーミングアップを終えた。コースを走るのをやめ、彼女は軽くストレッチをしながら温まった身体の調子を確かめる。
「なんかいつもより……調子が良い感じがする」
そして自分の身体から感じる調子の良さに、トウカイテイオーが思わず小さく呟いた。
麻真に指示をされて渋々ながら始めたウォーミングアップだったが、トウカイテイオーはウォーミングアップを終えた途端、自分の身体の調子が良くなっていくような感覚があった。
今までは走る前に軽い柔軟をするだけだったトウカイテイオーは、これまで意識したことがなかった。いや、どちらかと言えば意識する為の知識がなかったというのが適切だろう。
走る前に
トレセン学園に入学する前まで独学で自分の身体を鍛えてきたトウカイテイオーにとって、ウォーミングアップという行為はあまり馴染みがなかった。
過去に何かで運動する前に柔軟をすると良いと聞いて、なんとなく走る前に柔軟を軽くする程度。それが今までのトウカイテイオーの準備運動だった。
そんな温まっていない身体で全力で走り、動きが悪い状態から筋肉が次第に温まり、身体の調子が良くなっていく。それがこれまでのトウカイテイオーの走る練習の一連の流れだった。
その流れにトウカイテイオーは、ただ走っていると身体が少しずつ動かしやすくなっているという安直な感想しか思っていなかった。
それは麻真が聞くと怒り狂うような話だったが、今まで誰の指導も受けずに成長してきたトウカイテイオーにはそれが当たり前だった。
しかし今回、麻真に指示されて初めてトウカイテイオーは全力で走る前にしっかりと身体を温めた。その結果、彼女の身体は完全に全力で走る為の準備が整っていた。
ウォーミングアップには身体を温めることで怪我の防止や身体のパフォーマンスを上げる以外にも、もうひとつの利点がある。
それは、心の準備だった。
これから自分は全力で走る。身体を温める運動の中で心がそれを認識し、精神的な準備を行う。この行為が無意識に全力で走るイメージを当人に生み出す。
身体の準備に加えて心の準備も完了したトウカイテイオーは、今までに感じたこのない走る前の高揚感を感じていた。
「なんだか……いつもより速く走れそう!」
そう呟いて、トウカイテイオーが楽しそうに足踏みをする。
太腿を軽く上げて、まるでステップを踏むような軽快な足踏みをトウカイテイオーが無意識に行う。
ぎこちなさが一切ない滑らかな足の軽々とした動き。柔軟性のある柔らかい足を持つトウカイテイオーだからこそできる独特な足踏みを見て、メジロマックイーンは彼女がウォーミングアップを終えたことを察した。
メジロマックイーンも、トウカイテイオーと同じく麻真に指示を受けていたウォーミングアップを丁度終えていた。
コースを二周、決して全力で走らない。軽くなった足の調子を確かめる程度で走ること。それが麻真から受けた指示だった。
「分かっていましたが、やはり足が軽いと走りやすいですわ」
軽くコースを走った後、メジロマックイーンが軽くストレッチをしながら走った感想をぽつりと呟く。
メジロマックイーンがストレッチの最中、その場で思わず数回だけ軽く跳んでみるが、不思議といつもより足が軽いと感じてしまう。
この一週間でようやく慣れたと思っていた重りが無くなった反動だった。足首にあった重りが無くなったことで、メジロマックイーンの足は本来の軽さを取り戻していた。
まだ全力で走っていないが、この感覚なら早く走れる気がする。メジロマックイーンはそう思っていた。
勿論、重りの付いた特別製の靴を脱いだからと言ってもメジロマックイーンは足の動かし方を忘れたわけではない。
ウォーミングアップの最中、メジロマックイーンは感じていた。この一週間で編み出した自分だけの走り方を軽くなった足でも自分ならば問題なく再現できるだろうと。
重い靴を履いている状態で走っていたフォームを軽くなった足で再現するのに感覚の僅かな誤差はあるだろう。だが先程のウォーミングアップで軽く走った時に感じた感覚を信じるなら、問題なく再現できるだろうとメジロマックイーンが判断していた。
足の先から足首、ふくらはぎから太腿までの一連の足の力の使い方をメジロマックイーンは忘れてはいない。この一週間、速く走ることだけを考えて変化した自分の走り方を簡単に忘れるわけがない。
しかし走る姿勢に関しては、メジロマックイーンは麻真から嫌になるほど何度も指摘を受けていたことから無意識ではまだ姿勢が崩れることがある。その点に関しては、走る際に注意深く意識すれば問題ないだろう。
あとは全力で走った時に、どう変わるか。メジロマックイーンには正直なところ“それ”が一番の気になるところだった。
速く走る為に麻真から受けた指導。その成果がどう出るかが楽しみで仕方ない。トウカイテイオーとの勝負も負けるつもりはないが、それと同じくらいメジロマックイーンはこれから分かるはずである自分の走りの変化を楽しみにしていた。
「マックイーン」
そう思いながら伸び伸びと身体をメジロマックイーンが伸ばしていると、ふと麻真が彼女に声を掛けていた。
メジロマックイーンが声を掛けられて麻真に振り向く。小首を傾げる彼女に、麻真は徐に訊いていた。
「軽く走ってみた足の調子はどうだ?」
「問題ありません。むしろもっと走りたいと思うくらい調子が良いですわ」
即答したメジロマックイーンに、麻真が思わず苦笑いする。しかし彼女の気持ちを察していたことから、どこか納得したような表情も麻真は見せていた。
「そうか、なら良い。お前も見た感じかなりリラックスしてるみたいだから、その辺は心配はしなくてもよさそうだ」
麻真が目の前のメジロマックイーンを見る限り、今の彼女はとても落ち着いた様子に見えた。緊張などで肩に力が入っている様子もなく、ストレッチをしている動きにぎこちなさもない。
「その心配は不要ですわ。そもそも私は、麻真さんが私に相談もなく勝手にテイオーと私がレースをすると約束したことに不満があるだけです。私、レースに負ける気はありませんもの」
「お前、まだそれを言うか? まったく……根に持つ女は嫌われるぞ?」
「なら自由奔放な殿方は女性に見放されますわ。ウマ娘に見境のない麻真さんには分からないでしょう?」
メジロマックイーンが目を細めて麻真を見つめる。
麻真は不満気に話すメジロマックイーンに今日一番の“嫌そうな顔”を作っていた。
「だからお前な……誤解を生む言い方をするなって」
「事実ですわ。そう言われたくないのなら、初めから私に相談することを覚えてください。あまり勝手の過ぎた行動は甲斐性のない殿方と思われてしまいますわ」
そう言いながら、不満そうにメジロマックイーンがぷいっと顔を背ける。
「口が達者なのも考えものだなぁ……まったく……」
不貞腐れるメジロマックイーンに、麻真が面倒そうに心底困った表情を作っていた。
そんな風に顔を顰めている麻真を横目に見て、メジロマックイーンは仕返しができたと満足そうに頬を緩めていた。
「自分の行いを改める良い機会と思ってください。まぁ今回は、貴方のその困り果てた顔が見れたので許して差し上げることにしますわ」
「はいはい。悪かった」
「はい、は一回ですわ」
呆れた顔で雑に答える麻真に、メジロマックイーンが瞬時に目を座らせる。
メジロマックイーンの顔を見て、麻真は面倒と思うながら深い溜息を吐いた。
「……はい、これで良いか?」
「えぇ、よろしいですわ」
そして麻真が珍しく素直に自分の言うことを聞いたことに、メジロマックイーンはまた満足そうに笑みを浮かべていた。
メジロマックイーンの表情を見て、麻真が肩を落とした。不思議とここ最近、自分に対してメジロマックイーンの圧が強くなって来ていると麻真が内心で思ってしまう。
自業自得としか言えなかった。麻真が今までメジロマックイーンに対してやってきた行いが生んだ結果としか言えない。
こうして色々と正直に自分に話してくるメジロマックイーンに、麻真は言わない奴よりはマシだと思っていた。
メジロマックイーンは、内心で言いたいことを溜め込むタイプのウマ娘ではない。ある意味では、麻真はそれは良い傾向であると判断していた。
溜め込んでストレスなどを作れば、体調に影響を与える。故に、メジロマックイーンのように正直に話してくるタイプは麻真は嫌いではなかった。
しかしメジロマックイーンからすれば、自分のストレスを生む原因の一端を担っているのは麻真本人だけであり、彼女はストレス発散で彼に当たっているという面があるのだが――それに麻真が気づくことは今のところないだろう。
「そういえば少し気になってたが、お前……なんでそんなにリラックスできてるんだ? 少しくらいは緊張しててもおかしくはないと思ってたんだけどな?」
満足そうに笑うメジロマックイーンを見て、麻真は少し疑問に思っていたことを訊いていた。
麻真から見る限り、メジロマックイーンがトウカイテイオーに負ける可能性はない。しかしメジロマックイーン本人に麻真がそれを話すことはない。その為、それを知らない彼女からすれば負ける可能性のあるレースに挑むという緊張があってもおかしくはない筈だった。
しかしメジロマックイーンは、先程から随分と落ち着いてリラックスした状態を保っていた。
麻真に訊かれたメジロマックイーンが首を僅かに傾ける。そして彼女が少しだけ肩を竦めながら答えていた。
「緊張などはしませんわ。私が負ければテイオーに麻真さんを一日取られるという不安要素はありますが、どちらにせよメジロの名を汚す気はありませんので負けるつもりはありませんわ」
そしてメジロマックイーンが「それに……」と続ける。そう言って、彼女は麻真の少し後ろにいるハナとシンボリルドルフを一瞥していた。
麻真が途中で言葉を止めたメジロマックイーンに僅かに首を傾げる。
そんな麻真に、メジロマックイーンは誇らしげに告げていた。
「麻真さんに育ててもらってるんです。簡単に負けるわけには行きませんわ。後は麻真さんの元担当ウマ娘さん達に、貴方の今の担当ウマ娘である私は貴方が育てるのに相応しいウマ娘だと見せなくてはなりません」
そう答えたメジロマックイーンに、沸々とやる気が満ちていくのが麻真には見て取れた。
麻真本人が予想していなかった部分で、メジロマックイーンがやる気を出している。そのことに麻真が少し意外そうに眉を上げた。
「そうかい……なら勝って来い」
「はい。お任せください」
麻真の言葉に、メジロマックイーンは穏やかな表情ではっきりと答えていた。
◆
「テイオー、調子はどうだ?」
ストレッチをしているトウカイテイオーに、シンボリルドルフが声を掛ける。
その声の主がシンボリルドルフと瞬時に理解したトウカイテイオーは、嬉しそうな表情を作るとすぐに彼女の方を向いていた。
「カイチョー! 急に来てどうしたの? 練習は?」
「練習はもうひと段落しているよ。テイオーがメジロマックイーンとレースすると麻真さんに聞いたから見に来たんだ」
シンボリルドルフがそう答えると、トウカイテイオーは納得したように頷いていた。
「そっか! じゃあカイチョーも見てくれるなら絶対に勝たないと!」
「ははっ、やはり勝つ気満々だな」
トウカイテイオーのやる気にシンボリルドルフが思わず楽しそうに笑ってしまう。
子供のような一面を見せるトウカイテイオーの無邪気なところは、シンボリルドルフは好感を持っていた。それは可愛い後輩と思っている所以だろう。
「勿論! マックイーンに勝って麻真さんにボクのことを認めてもらって走りを見てもらうんだから!」
「ん? メジロマックイーンにテイオーが勝ったら、麻真さんに走りを見てもらえるのか?」
「うん! 麻真さんがそう言ってたから絶対に勝たないと!」
シンボリルドルフはこの時、初めてトウカイテイオーがメジロマックイーンと走る理由を聞いた。
麻真とハナが話していた一部始終を聞いていなかったシンボリルドルフは、単にメジロマックイーンとトウカイテイオーがレースをするという認識しか持っていなかった。
しかしトウカイテイオーとメジロマックイーンの二人が走る理由を聞いて、シンボリルドルフは僅かに目を細めた。
北野麻真という人間を知っているからこそ、やる気に満ち溢れているトウカイテイオーのことを案じていた。
麻真はメジロマックイーン以外の担当を持つ気はない。故にトウカイテイオーが話していた“勝てば走りを見てもらえる”という条件を麻真が出すとはシンボリルドルフは思えなかった。
もし仮に麻真がその条件を出すとすれば、間違いなく相手にやる気を出させる為だけの条件で――麻真本人はそれを“ありえない”と判断していると。
そして先程、麻真がトウカイテイオーの走りを見て話していたことを思い出して、シンボリルドルフの中で話が繋がった。
麻真は、トウカイテイオーが勝てないと判断したからメジロマックイーンとレースを組んだと。おそらく勝てれば走りを見て、負ければ噂にもなっている麻真に纏わりつく行為をやめるという条件にしているとシンボリルドルフは察していた。
「そうか……だが、手強いぞ?」
シンボリルドルフが、トウカイテイオーに静かに告げる。
正直なところ、シンボリルドルフからしても麻真に鍛えられているメジロマックイーンの方が勝算が高いと思ってしまった。
麻真のことをよく知るからこその考えだった。それは実際に育てられたシンボリルドルフが誰よりも知っていることだ。
「うん。わかってるよ」
それをトウカイテイオーも理解していないわけがなかった。
シンボリルドルフの言葉に、トウカイテイオーは頷いていた。
「マックイーンは、ボクが見てきた新入生のウマ娘の中で一番強い。だからボクはマックイーンをライバルだと思ってるよ」
トレセン学園に入学して、トウカイテイオーもメジロマックイーンと同じだった。
トウカイテイオーも、入学してからメジロマックイーンをよく見かけていた。入学した新入生の中で彼女は自分と同じくらい速いウマ娘と言われているのを知っていた。
よく見かけていた。トレセン学園の練習場で遅くまで練習していた時、メジロマックイーンも自分と同じくらい遅い時間まで練習していた。思わず、彼女が練習をやめるまで練習していたことも数えきれないくらいある。
不思議と自分の心にメジロマックイーンには“負けたくない”という気持ちがトウカイテイオーに芽生えていた。それが自分のライバルという存在だと気づくのに、時間は掛からなかった。
だからこそ、そのライバルと言えるウマ娘が北野麻真に育てられているということがどういう意味なのかをトウカイテイオーは理解していない訳がなかった。
「それでもやるつもりなのか?」
「もちろん。だってカイチョーも麻真さんに鍛えてもらったんでしょ?」
トウカイテイオーの質問に、シンボリルドルフが頷く。
「麻真さんは凄い人だからな。私が最も尊敬してる人だ」
「だよね。カイチョーと麻真さんがレースした時から知ってたけど……ちゃんと自分の目で走るのを近くで見たら分かっちゃった。あの人、めちゃくちゃ走るのが上手いんだなって」
トウカイテイオーが近くでメジロマックイーンと話している麻真に視線を向ける。
ここ数日、麻真に付き纏って嫌でもトウカイテイオーは分かってしまった。走る姿を後ろから間近で見て瞬間、思わず鳥肌が立った程だった。
尊敬しているシンボリルドルフの走りを、トウカイテイオーは綺麗だと思っていた。そしてそれと同じ、いやそれ以上と思った走りがあるとは思ってもいなかった。
麻真の後ろで見た瞬間、トウカイテイオーは思っていた。彼の走りが異常だと。
綺麗だった。足の運び、力の使い方、走る姿勢。全てが尊敬しているシンボリルドルフのように綺麗に整っていた。
自分にはできないとトウカイテイオーが察してしまうほど、麻真の走りは感動を覚えるほど美しく見えた。
「だからあの人の走りを見て、ボクは思ったよ。カイチョーを育てた凄い人っていうのもあるけど、あんなに走るのが綺麗なあの人に走り方を教わってみたいって気持ちが強くなってるのが分かっちゃった」
トウカイテイオーが麻真を見つめる目は、心から尊敬している目だった。
その目を見て、シンボリルドルフは少し目を大きくした。トウカイテイオーの目を、彼女もよく知っていたからだ。
自分と同じ目をしている。そんな気がシンボリルドルフにはしていた。
初めて麻真の走り方を見た時の自分と同じ目をしているような、そんな直感をシンボリルドルフは感じていた。
トウカイテイオーの姿を見て、シンボリルドルフは少し懐かしい気持ちになっていた。
麻真を見つめる目。それは初めて麻真と出会った自分と同じだと。
シンボリルドルフも、運良く麻真に育てられたウマ娘である。しかしトウカイテイオーには、今はそのチャンスが来ることがない。それを察して、シンボリルドルフは少し心が痛んだ。
こんな目をしている後輩であるトウカイテイオーに、少しでもチャンスを与えたい。勿論、自分も麻真に鍛えてほしいという気持ちはあるが――それよりも優先したいという気持ちがあった。
「テイオー、ひとつ聞いても良いだろうか?」
「ん……? どうしたの?」
小首を傾げるトウカイテイオーに、シンボリルドルフが言い淀む。しかし意を決したように、彼女はトウカイテイオーに訊いていた。
「今まで、走っている時にふくらはぎが痛んだことはあるか?」
シンボリルドルフに訊かれて、トウカイテイオーが急に訊かれたことに怪訝な顔を作る。
しかし訊かれたからには答えようとトウカイテイオーが考える素振りを見せて、少し考えた後に答えた。
「うーん。たまに夜遅くまで走り込んでた時に痛かったことあるかも?」
「それはもしかして加速の時に足に力を込めた時だったりするか?」
シンボリルドルフの言葉に、トウカイテイオーは驚いた表情を見せた。
「すごい! カイチョーよく分かったね! でも練習のし過ぎだと思うからボクもあまり気にしてないんだけどね!」
そんなトウカイテイオーのあっけらかんと答える姿を見て、シンボリルドルフは背筋が凍るような感覚が走った。
間違いなく、先程麻真が話していた通りだった。やはりこと走りに関して北野麻真を超える人間はいないとシンボリルドルフは確信を持ってしまう。
そして同時に、麻真の予想が現実になる可能性があるとシンボリルドルフは震えていた。彼が話していたことが本当なら、近い将来にトウカイテイオーは足の骨を折ることになる。それはつまり選手生命を絶つ可能性が出てしまうことになる。
まだ新入生、未来のある可愛い後輩にそんな道を進ませたくない。シンボリルドルフはそう思ってしまった。
だからだろう。トウカイテイオーの言葉を聞いた瞬間、シンボリルドルフは決心したように彼女に語り掛けていた。
自分自身の気持ちを捨ててでも、目の前の後輩を救ってあげたい。そう思いながら、シンボリルドルフは口を開いた。
「テイオー。私からの助言、良ければ聞いてくれないだろうか?」
「えっ‼︎ カイチョーからっ⁉︎ 聞く聞く! 教えてよ!」
目の前に近づいてくるトウカイテイオーに、シンボリルドルフが耳元で言葉を告げる。
これがどんな結果を生むかは分からない。しかし少ない勝機が上がると信じて、シンボリルドルフはトウカイテイオーに語ることを決めた。
北野麻真が育てているメジロマックイーンに勝つ。それができるとすれば、少ない可能性に賭けるしかないと。
読了、お疲れ様です。
夜になるといつも以上に眠たくなることが多くなってきました。
書くのが遅くなり、大変申し訳ありません。
投稿が遅れてる中でお気に入り、感想、評価を頂けて本当に感謝しています。書こうという気持ちが湧いてきます。
はてさて、今回はトウカイテイオーの出番が多めでしたね。
メジロマックイーンとトウカイテイオーのレースは次の話になるかと。
そして少しだけトウカイテイオー側の話を書かせて頂いています。
でもメジロマックイーンが主役ですから、その点はご安心を!
あと、次回の話の後書きで少しご報告があります。
大きな話ではないので、作者が何か言ってるな程度に見て頂ければと思います。
ではまた次回の話でお会いしましょう!それでは!