作者「何でしょう?」
シンジ「お前メインも更新遅いのに弐作目ってマジか!?」
作者「いやだって、たまには気分転換もしたいじゃん」
シンジ「あっそ(もう考えんのやめよ)はあ…第壱話、どうぞ」
ープルルルルルル プルルルルルル…ツー…ツー
ガチャッ
???「ま、繋がるわけないよな。」
繋がらない公衆電話の受話器を置き辺りを見回すリュックを背負った中性的な容姿の少年、碇シンジは無人の街をまるで懐かしむように眺めていた。
シンジ「(自分の記憶の中だと、もう何年ぶりか…)」
彼はこの街、第三新東京市に来るのは勿論初めてである。では、何故彼がこの街を懐かしんでいるのか、それはまた別の機会にでも話そう。なぜなら彼はこの街、というよりこの世界に違和感を感じいていたからだ。
シンジ「海が赤い…それに月にも何か気配がする。もしかして別の世界なのか?」
彼が言うようにこの世界の海は赤かったのだ。ついでに言えば彼自身も
シンジ「まあいいか」
そういうとシンジは、一通の手紙と三枚のメダルを取り出した。
シンジ「いい加減まともに手紙ぐらい書けんのかねあの親父は…取り敢えずは取り敢えずはミサトさんを待つか、初号機と…あと
彼は空を見上げてつぶやいた。
シンジ「待ってろよ、親父」
その直後、
ドカアアァァァン!!!
何かが爆発する音が聞こえ、そこを見ると
シンジ「来たか」
黒い巨人とそれを攻撃する戦闘機の姿だった。
黒い巨人、第三使徒サキエルは、ミサイル等の通常兵器は全く効いておらずむしろ次々と撃ち落とされていた。
~第三新東京市、某所、指令室~
薄暗く慌ただしい指令室、そのモニターには例のサキエルとの戦闘機がレーダーに映し出され、状況報告と指示が飛び交っていた。
「正体不明の移動物体は、以前本所に向かって進行中!」
「目標を映像、メインモニターに回します!」
メインモニターに映し出されたサキエルと戦闘の状況を見て、戦自の喧騒は更に激しいものになった。
そんな喧騒を他人事のように見ていた者が2人いた。
1人は白髪の初老の男、冬月コウゾウ、もう一人は、
コウゾウ「15年ぶりだね」
ゲンドウ「ああ、間違いない…使徒だ」
サングラスを掛けたヒゲおやじ、碇ゲンドウ。
彼らは
「目標は依然健在!本書に向かって進行中!」
「航空隊の戦力では足止めできません!」
「総力戦だ!厚木と入間も全部上げろ!」
「出し惜しみは無しだ!何としても目標を潰せ!」
将校達の指示で戦自は最大戦力をもって攻撃していくが、サキエルにはまるで効いておらず、逆に自分たちのダメージを大きくしているだけだった。
「何故だ!?直撃のはずだ!」
「戦車大隊は壊滅…誘導兵器も砲爆撃もまるで効果なしか…」
「駄目だ!この程度の火力では埒があかん!」
戦自の攻撃を意に介さずサキエルのワンサイドゲームになっていた。
コウゾウ「やはりATフィールドか」
ゲンドウ「ああ、使徒に対し通常兵器では役に立たんよ」
一方戦自は、何かしらの決断をしたようだった。
「分かりました…予定通り発動いたします。」
~第三新東京市~
シンジ「うわ~、いつ見てもすげ~迫力だな。あ、落ちた…ってこっち来たー!!!」
サキエルに落とされた戦闘機が一機、シンジに向かって落ちてきたが、間一髪避けた。それと同時に、青いルノーが物凄いスピードでシンジの前に止まり、中から写真に写っていた女性、葛城ミサトが出てきた。
ミサト「乗っt「了解!」…早!」
シンジ「こっちも死にたくないんでね。あのデカ物に潰される前にいきましょう。」
ミサト「りょ、了解」
そういってミサトは再びエンジンをかけた。
ミサト「遅れてごめんなさいね…言い訳するつもりじゃないけど、電車があそこで止まるなんて予想外だったの。しかも緊急事態宣言で情報伝達もなかったからあなたの居場所が分かったのもついさっきなの。」
シンジ「…」
ミサト「シンジ君?」
シンジ「…Zzz」
ミサト「寝てるし!」
シンジ「ウェイ!…すんません寝てました。」
ミサト「だ、大丈夫よ…中々に精神図太いのね…」
シンジ「まあ、昨日蚊が酷くて寝不足だっただけなんですけどね。あと、1分しない位でN2落ちますね。」
ミサト「あはは、そりゃあたいへn…ってN2!?」
シンジ「はい、さっきから戦闘機が離れていってますし、あいつのATフィールドを破るほどの火力は今の戦自にはN2位しかないので。」
ミサト「へぇ~ってなんで貴方がATフィールドのこと知ってるの!?」
シンジ「そんなことより伏せてください。もう爆弾投下されますよ。」
ミサト「!?、まずい!」
シンジ「え、ちょ、まっ」
ミサトがシンジに覆いかぶさる形でかばったコンマ数秒後、強烈な熱と衝撃波を放ちながらN2爆雷が爆発した。
~例の指令室~
「やった!」
部屋中に将校の声が響く。当然だ、戦自の持つ最大の火力をぶつけたのだ。いくら巨大な生物でも生きているはずがないと本気で思っているのだ。
「残念ながら君たちの出番はなかったようだな」
1人の将校がゲンドウとコウゾウのいる方に向かって言い放った。将校の顔には先ほどまではなかった余裕が見える、それほどN2の威力に自信があるのだろう。
「衝撃波、来ます!」
その報告とほぼ同時に、モニターの映像が砂嵐に変わる。
「その後の目標は?」
「電波障害のため、確認できません。」
「あの爆発だ、ケリは付いてる」
彼らの余裕はすぐに消えることとなる。
「センサー回復します。」
「…!爆心地にエネルギー反応!」
「何だと―!!!」
三日天下とはよく言ったものだ。この場合は一分も持たなかったが。せめて三日は持ってほしかった。
「映像、回復します!」
砂嵐から回復したモニターには、所々火傷を負っているがなおも健在な、しかも顔が二つに増えた姿のなで肩巨人が映っていた。
「我々の切り札が…」
「なんてことだ…」
「化け物め…」
彼らが戦意を喪失するには十分だった。
~第三新東京市、道路(だった場所)~
ミサト「イタタ…シンジ君大丈夫?」
シンジ「ガラガラガラガラ…っペ…あ、はい大丈夫ですよ。ミサトさんもゆすぎます?」
そういってシンジはさっき使っていたコップに水筒の水を注いでミサトに渡した。
ミサト「あ、ありがとう。でもこれって間接キスじゃ///」
と、顔を若干赤らめて言うが
シンジ「いい歳して
シンジは呆れ顔で一蹴した。
ミサト「い、いい歳って!私まだ私29なんですけど!」
と、言いつつもちゃんと口は漱いでいた
シンジ「あ、そうですか。取り敢えず出ましょう。車体は起こしてバッテリー等はそこら辺の廃車からテキトーにパクって繋げたので一応動くはずです。」
ミサト「は、はあ。というかきみ、この状況で全く動じないのね。」
シンジの先程の行動の速さに感心しつつも彼の年齢に似合わないほどの冷静さに驚いていた。
シンジ「いや、普通に驚いてますよ。今でも発狂しそうですし。」
ミサト「それにしては冷静過ぎない?」
シンジ「慌てても何も変わらないと思ってるだけですよ、はぁ~今すぐ馬鹿になって発狂したい…」
ミサト「あはは…あなたも大変ね、っと時間がないから出発しましょ。」
2人は車に乗り込み、再び出発した。
~あの指令室~
「碇君、本部から通達だよ。」
受話器を置いた戦自の人間にそう告げられ、ゲンドウは静かに立ち上がる。
「今から本作戦の指揮権は君に移った。お手並みを拝見させてもらおう。」
「だが碇君、君なら勝てるのかね?」
ゲンドウ「ご心配なく、そのためのネルフです。」
その一言だけを言いサングラスを直したゲンドウは、コウゾウと共に静かに部屋を後にした。
~???~
ミサトとシンジはミサトの
ミサト「シンジ君、お父さんからIDカード預かってない?」
シンジ「これですか?」
シンジはポケットからボロボロの手紙とIDカードをミサトに渡した。
ミサト「ありがと、これ読んどいて」
ミサトはシンジからIDカード受け取ると、一冊のパンフレットを渡した。パンフレットには「極秘」というハンコが押され、おまけにタイトルには『ようこそネルフ江』と堂々と書かれていた。
シンジ「…」
ミサト「シンジ君?」
シンジ「極秘なのにようこそと書いてるのはあえてツッコまないが、これが親父の仕事で合ってんだな…」
ミサト「ええ、そうよ」
シンジ「ふ~ん…まあ知ってるけど(ボソ…)」
ミサト「シンジ君何か言った?」
ミサト「いや、なんでも」
ミサト「苦手なの?お父さんのこと」
シンジ「そうだな、嫌いってわけじゃないが一発殴り飛ばしたくはある。」
シンジの言葉にミサトは絶句した。一見優しそうな少年が真顔で父親を「殴りたい」と言えばそりゃ驚くだろう。
ミサト「それはどうして?」
シンジ「こっちにも色々あるんだよ」
ミサト「そ、そう」
その言葉にミサトは押し黙る。
ミサト「ところでシンジ君、お父さんの仕事って何か聞いてる?」
シンジ「国連直属特務機関NERV総司令、仕事内容は知らん」
ミサト「なんでそこまで知ってんの?」
シンジ「ネットに載ってたそれ以外は知らん(まあ嘘だけど)」
ミサト「最近はすごいわね~」
そんな会話をしつつ車はジオフロントに入ったが、シンジは興味なさそうに寝てしまった。
~NERV本部、廊下~
ミサト「あれ~こっちだったかな?」
シンジ「迷ったんですか?」
ミサト「あはは、ゴミンネー私まだ配属されたばっかで不慣れなの。」
ネルフ本部の廊下で、ミサトとシンジ(ミサトのみ)は盛大に迷っていた。
シンジ「(道を教えるべきかな…でもこれ以上怪しまれたくはないし…)」
シンジは道を教えるべきか悩んでいた。だが教えた場合、何故知っているか怪しまれ最悪目的を果たせない可能性があるためになかなか言い出せなかった。
シンジ「(あ、そういえば)ミサトさん、この施設って連絡用の回線とかないんですか?」
ミサト「あ、そういえば…」
数分後
???「予定時刻を12分もオーバー、あんまり遅いから迎えに来たわ。葛城二佐、人手もなければ時間もないのよ。」
ミサト「ゴミン!」
エレベーターの扉が開き、金髪に白衣の女性が出てきた。女性は不機嫌そうにミサトに遅刻を咎めた。
???「ふう、例の男の子ね」
ミサト「ええ、マルドゥック機関から選出されたサードチルドレン。」
リツコ「初めまして、碇シンジ君。技術局一課・E計画開発責任者、赤木リツコよ。よろしく」
シンジ「どうも、碇シンジです。よろしく(あ、この世界だとミサトさん二佐なんすね)」
リツコ「碇シンジ君、あなたに見せたいものがあるわ。」
そう言われ、シンジ達はリツコの案内でさらに進んでいく。
更に数分後
リツコの案内で現在シンジは真っ暗な部屋にいた。
リツコ「今照明を付けるわ」
明るくなった部屋の中にいたのは、体長数十メートルを超える巨大なロボットの顔だった。だが、シンジに驚く様子はない。
リツコ「これが、人の創り出した究極の兵器はn「汎用ヒト型決戦兵器・人造人間エヴァンゲリオン・試験初号機、ですよね」な、何故それを?」
シンジはエヴァのことを知っていた。これにはリツコも驚いた。何故ならそれを知っているのはネルフ及び一部の国連軍の人間以外、ありえないことだからだ。
シンジ「そうだな、それより…いるんだろ!親父!」
シンジが見上げる先には、ガラス越しに見下ろすサングラスと髭のマダo…碇ゲンドウがいた。
ゲンドウ「久しぶりだな、シンジ」
シンジ「ああ、久しぶりだな。10年ぶりぐらいか。」
ゲンドウは正直何考えているか分からない顔してるが、シンジは明らかに不機嫌な顔をしていた。
ゲンドウ「…出撃」
何の前触れもなくゲンドウは出撃を命じる。
ミサト「出撃!?零号機は凍結中でしょ!?…まさか、初号機を使うつもりなの?」
ミサトはリツコに詰め寄るが、
リツコ「他に道はないわ、碇シンジ君」
シンジ「んあ?」
リツコ「あなたが乗るのよ」
シンジ「乗るって、これにか?」
シンジはわざとらしく質問する。
ゲンドウ「そうだ…」
シンジ「何故俺だ?」
ゲンドウ「他にいないからだ。」
シンジ「…」
シンジは俯いて黙り込む。
ゲンドウ「乗るなら早くしろ、でなければ、帰れ!」
シンジ「あっそ、じゃあな」
そう言ってシンジは踵を返す。
ミサト「待ってシンジ君!」
シンジ「あ?」
帰ろうとするシンジをミサトが止めるが、シンジはめんどくさそうな顔をして答える。
ミサト「シンジ君、何のためにここに来たの?」
少し考え、シンジは口を開く。
シンジ「さあな」
そう言ってまた歩き出すシンジ。
シンジ「(まずは槍だな、そして目の前の初号機っと)」
その間にゲンドウは司令部へ通信を開く。
ゲンドウ「冬月…レイを起こしてくれ。」
コウゾウ『使えるかね?』
ゲンドウ「死んでいるわけではない」
コウゾウ『…わかった』
通信をしてすぐ(と言っても1分程)にストレッチャーに乗せられ、全身に包帯を巻かれた、色白で蒼髪の少女、綾波レイがシンジの前を通り過ぎ運ばれてきた。
ゲンドウ「レイ、予備が使えなくなった。もう一度だ。」
レイ「了解…しました…」
レイは包帯に血を滲ませながら起き上がる。
シンジ「まさかこの世界でもこんなことするとはな…堕ちるとこまで堕ちたな、クソ親父」
ミサト「(え!?…)」
シンジが小声で悪態をつくが、ミサトには聞かれていたらしい。
ドスン・・・
シンジ達のいるケージ内が小さく揺れる。
ゲンドウ「奴め、ここに気付いたか…」
シンジは出入り口の前まで来ていた足を止めた。
シンジ「(ッチ少し計画が狂ったな…言うて碌な計画じゃなかったけど…まあいいや)次で来るな…」
その言葉の数秒後、さらに強い揺れが起き、ケージの天井部の一部が崩壊、レイの頭上に落下する。またレイも強い揺れでストレッチャーから落下する。
シンジ「ッチ間に合え!」
シンジは文字通り目にも留まらぬ速さで移動し、レイを地面に触れる直前で抱きかかえる。そして、
ビィィィンッ‼ ドガンッ バシャバシャバシャ
落下してくる瓦礫を拘束していたはずの初号機の腕が防ぐと同時に、視認できるほどの強力なATフィールドが
「エヴァが動いたぞ…どういうことだ!?」
「右腕の拘束具を引きちぎっています!」
リツコ「まさか!?ありえないわ!エントリープラグも挿入していないのよ!動くはずがないわ!」
ミサト「リツコ…そ…そんなことより…な…何あれ!…」
リツコ「何って何g…っ…ひぃ…な…何あれ…」
ミサトが怯えながら指をさす方向を見たリツコは戦慄した。そこにはレイを抱きかかえ、ATフィールドを展開しているシンジがいた。それだけではない。彼の腕は右腕が銀に黒いラインが入り、左腕が黒に紅いラインの入った異形の腕になっており、顔の左側の上半分がアーモンド形に縦ラインの入った紅い目の銀の鉄仮面の様なものに変化し、胸はワイシャツの奥でY字に光る何かが埋め込まれ、右の肩甲骨辺りからは銀色の翼の様なものが生えていた。
そして、ミサト達の驚愕は、整備していた他の職員やゲンドウ、そして何より抱きかかえられている本人であるレイも驚きで目を見開いていた。
レイ「あ…あなたは、何者?」
驚愕しながらもシンジに質問するレイに、シンジは優しく微笑む
シンジ「さあ、自分にもよく分からない。」
レイの質問に分からないと答えるが、直後にだけどと付け加える。
シンジ「だけど、少なくとも今はヒトのつもりだ。どちらかと言ったら使徒やエヴァの方に近い存在だけどな。あ、そうそう
レイ「え…(なんで私の苗字、知ってるの?)」
シンジ「あ、そうだ…おい親父!あんたの願いもついでに叶えてやるよ。ありがたく思え。」
ゲンドウ「な!?…(シンジ…何をする気だ!?)」
動揺するゲンドウをよそに、シンジは初号機の前に立つと、3つの円形の窪みのある青色のブレードに四角いカード挿入口があり、持ち手の近くにZの文字が彫られたデバイス、「ウルトラゼットライザー」をバッグから取り出し、トリガーを押す。
トリガーを押した瞬間、シンジの目の前に巨大なNの文字のゲートらしきものが現れ、それは部屋全体に広がると、何事もなかったかのように消える。
リツコ「あなた、一体何をしたの?」
思わずリツコが叫ぶが、
シンジ「さあ、そもそもこれ自体使うの初めてだからな。」
シンジがめんどくさそうに答えると、いきなりシンジの目の前に彼の顔写真と謎の文字が書かれた一枚の紫にライトグリーンのグラデーションのかかったカード、「ウルトラアクセスカード」が現れ、それをライザーに挿入する。
-Shinji access granted-
シンジ「
シンジは3枚のメダルをポケットから取り出すと、
シンジ「ウルトラマンノア、ダークザギ、リリス」
ライザーの窪みに挿入した。そして、メダルの入ったブレードを扇状に展開する。
-NOA,ZAGI,LILITH-
そして、
シンジ「絶望のシナリオは…俺が変える!」
最後にトリガーを押した瞬間、シンジの身体はLCLへと還元され、魂はゼットライザーごと初号機に吸い込まれるように消えていった。
今回、ゼットライザーでインナースペースが生成されなかったのは、ウルトラマンになるのではななく、エヴァにダイレクトエントリーするためだったのでいらなかったからです。
あと、ゼットライザーは今後ほぼ登場しません。理由はウルトラマンの変身アイテムは別のアイテムが生成される予定だからです。
二作目の投稿で更新頻度も遅いですが、感想などもどんどん送ってください。