ウルトラマンノーザ   作:NS-105

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難産過ぎて時間飛び飛びΩ\ζ°)チーン


第玖話:ヤシマ作戦・死力を尽くして

ネルフ中央総合病院、その病室の一室に先程第五使徒ラミエルにぼろ雑巾のムニエルにされた碇シンジが絶賛意識不明で眠っていた。その横で碧髪紅目の少女、綾波レイが座っていた。今の彼女を他の職員が見たら驚愕するだろう。なぜなら、今彼女は心配そうな表情でシンジを見ていたからだ。普段無表情で無機質な彼女が今にも泣きそうなほど瞳を震わせている。その光景は一種の芸術的な魅力があった。

 

レイ「(この気持ちは何?胸がざわつく…碇君の側から離れたくない…心配してるの?彼を…分からない…)」

 

直後、寝ているシンジの身体から眩い光が溢れ出した。

 

 

ノーザを粗大ごみと生ごみのサラダLCL和えにした戦う数学Bこと第五使徒ラミエルは、戦いの後、ネルフ本部直上で停止し図形問題でいう点F辺りを螺旋状に伸ばし、ドリルの様に地面を掘り進めていた。

 

マコト「現在目標は我々の直上に侵攻、ジオフロントに向けて穿孔中です」

 

ミサトは戦術作戦部作戦局第一課に職員を招集し、使徒殲滅に向けた作戦会議を行っていた。

 

ミサト「奴の狙いは、ここネルフ本部への直接攻撃か。……では各部署の分析結果を報告して」

 

「先の戦闘データから、目標は一定距離内の外敵を自動排除するものと推察されます」

 

男性職員がプリントアウトしたデータを見ながら報告する。

 

ミサト「近接戦闘は無理というわけね。ATフィールドはどう?」

 

ミサトがマヤの方を見る。

 

マヤ「健在です。おまけに位相パターンが常時変化しているため、外形も安定せず、中和作業は困難を極めます」

 

リツコの隣に座ってノートパソコンを開いているマヤは、ミサトの方に体を向けて分かっている事を告げる。続いてミサトの後ろに立っていたマコトが発言する。

 

マコト「MAGIによる計算では、目標のATフィールドをN2航空爆雷による攻撃方法で貫くにはネルフ本部ごと破壊する分量が必要との結果が出ています」

 

リツコ「松代のMAGI2号も同じ結論を出したわ。現在日本政府と国連軍が、ネルフ本部ごとの自爆攻撃を提唱中よ」

 

リツコは眼鏡を掛けてデータの書かれた紙をめくる。

 

???「マジで対岸の火事みたいに好き勝手言うな、ここ消えたら人類詰みだろ」

 

???「仕方ないわ、人は時に命よりお金と利権だもの」

 

居ないはずの声が聞こえ全員がバッと視線を移す。そこには、何故か黒髪に暗青の瞳、パシャる前の姿のシンジとレイが一緒になって資料を見合っていた。

 

ミサト「ええッ!?シンジ君!?なんでシンジ君!?死んだはずじゃ!?」

 

シンジ「まず落ち着け俺は使徒で基本死なないし本体は病室で仮死だし今の発言じゃお前が殺したみたいになるぞ」

 

ミサト「ご、ごみん」

 

ユイ「シンジ、それより本体が仮死状態ってどういうこと?今目の前にいるシンジは?もしかして幽霊?」

 

ユイの質問に一部から短い悲鳴が上がる。

 

シンジ「んあ、まあ似たようなもんだな。精神体(アストラル体)っていう、本体は今心臓(コア)の起動も最小限で呼吸もなく血流も微弱にしてせっせと修復に励んでる。」

 

ユイ「そう、それで一応部外者のあなた達が何故この場にいるの?」

 

夫に負けず劣らずの迫力、その場の職員の殆どが息を呑むプレッシャー、シンジはそれを柳に風と受け流す。

 

シンジ「あの正八面体殺すには今の俺の光線じゃ力不足だ、今から鍛えるのも現実的じゃない。現状であれを殺るには一つしかない。」

 

リツコ「戦自の陽電子砲ね。あなたの記憶にあった。」

 

シンジ「そういうこと、けどそれを借りるにしてもコミュ力を酒に流した作戦課長と理詰め開発責任者だけで波風立てずに借りれると思うか?」

 

ミサト「でも、強制徴収すれば!」

 

シンジ「それじゃ後々面倒なことになる、明日の友は多い方が良いからな。」

 

ユイ「じゃあどうするの?」

 

ユイの質問に当の彼は何でもないように答える。

 

シンジ「俺とレイも交渉に参加する。」

 

ユイ「勝算は?」

 

シンジ「何の為にせっせと戦自やらなんやらに挨拶回りしたと思ってんだ?」

 

実は、サキエル撃破後に戦自やらなんやらに挨拶回りをして、ついでに手作りのお菓子などで彼らの胃袋を掴んでいたりする。

 

ユイ「分かったわ、でも何でレイちゃんも?後呼び方変えた?」

 

シンジ「実際に戦場に行く奴らが出向いた方が有利に進むだろ?レイの呼び方については…」

 

レイ「思い出しました。色々と」

 

ユイ「…はい!?」

 

 

時は大体数十分前、シンジがHP1で病室に横たわり、精神体と肉体を分離する過程でピカピカ光った頃まで遡る。

 

レイ「(碇君が光ってる…先生を呼ぶ?)」

 

こんなことで呼ばれても対処しようがないのだが、今の彼女はかなり混乱していた。

 

直後、ベット横のサイドテーブルに置かれたシンジの持ち物が入ったカゴ、正確にはその中の1枚のメダル、リリスメダルも光りだした。

そして、そのメダルに触れる。

 

レイ「キャッ‼」

 

刹那、メダルの光がレイの中に入っていく。それと同時に、あの時と同じ、夢で見たのと同じ靄のかかった光景が映像の様に頭の中に映し出される。そして、それは徐々にはっきりと鮮明になっていく。

 

レイ「…これは。」

 

レイの頬を温かな液体が伝う。朝のような理由の分からないものではない、歓喜の涙が。

 

 

シンジ「後は俺がこんなんになって目覚めると同時に抱き着かれたり、告白しあったりしてイマココってなわけだ。」

 

ユイ「なるほど全く分からないわ。そもそもなんでシンジのエーテル化と同時にメダルが光ったのよ。」

 

シンジ「ぶっちゃけ特に因果関係無いぞ、完全に偶然だ。」

 

ミサト「なんだ~ロマンチックな展開だと思ったのに…」

 

シンジ「ご都合展開なんてロンギヌスだけで十分だ。」

 

ユイ「そうね、じゃあ交渉担当はシンジとレイちゃん、念のために葛城二佐がついてもらうわ、他の職員はそれぞれの指示で」

 

「「「「了解!」」」」

 

 

シンジ「と、いう訳で急な要請でありながら此度の陽電子砲の買い取り、協力感謝します。神永さん」

 

神永「問題ない、人類を救うのが我々の仕事だ、私達のポジトロン砲がその手助けになるのなら喜んで手を貸そう。うちの技術者も何人か派遣しよう。」

 

シンジは現在自走式陽電子砲の試作機を買い取るために戦略自衛隊つくば技術研究本部で陽電子砲等の指向性エネルギー兵器の研究に特化した部隊、「科学特別研究部隊」通称、科特隊と呼ばれる部隊の副主任である神永シンジ(紛らわしいので以下神永)と交渉していたのだが、シンジが以前顔見知りになっていた為、半ば雑談で終了しようとしていた。

 

シンジ「重ね重ね感謝します。今度またおから豆乳ドーナツでも送ります。」

 

神永「それはありがたい、楽しみにしている。」

 

ミサト「シンジ君…いつの間にあの人と仲良くなってたの?彼、つくば一の不愛想って有名なんだけど…

 

レイ「前に戦自に挨拶回りに行ったときに仲良くなったってシンジ君が

 

神永「そういえば、君が変身する巨人、ウルトラマンノーザだったかな。」

 

シンジ「そうですが、どうかしました?」

 

神永「いや、ウルトラマンって単語が何処か懐かしい感じがしてね。」

 

シンジ「今でもTVでやってますし前にどこかで見たのでは?」

 

神永「そうか…そうかもしれないな。ただ、どこか別の世界ではと思ったのだがな。ハハ…」

 

シンジ「…」

 

 

場面は変わって現在作20:00手前。肉体の回復を終えたシンジは、セントラルドグマ最深部のリリスの封印部屋に来ていた。

 

ミサト「ここにいたのね、もうそろそろ集合時間よ。」

 

シンジ「…」

 

ミサト「シンジ君?」

 

シンジ「…そういえばレイってリリスの魂と人間にエヴァ成分が少し混ざった肉体なんだよな…だとしたら今俺は実質レイのヌードグラビアを見ているのと同等になるのか?いやそれ以前にエヴァと融合してる俺は実質リリンよりリリスに近い存在なわけでそう考えるとレイは実質母親に!?レイママ?レイママですか!?なんというバブみ、アンチATもないのに溶けそうブツブツ…

 

ミサト「これ以上は駄目よシンジ君‼」

 

シンジ「っは、ここは何処?俺は人外…ってミサトさん?なんでこんなLCLとリリスしかいないところに?」

 

ミサト「もうそろそろ集合時間だから呼びに来たのよ。」

 

シンジ「もうそんな時間なのか…」

 

ミサト「そんじゃ行くわよ」

 

シンジ「ウィー」

 

ミサト「(さっきのは聞かなかったことにしよ…)」

 

 

時刻は21:00を過ぎたころ。神永が派遣した技術者たちの協力もあり、陽電子砲を突貫工事で作り上げたポジトロンライフルは前回よりも時間に余裕を持ち、設備も充実した状態で完成した。

尚設備運搬の手伝いで見事なジョジョ立ちを披露し、偶然目撃した一般人が拡散して全世界でトレンドをかっさらった紫の巨人が居たとか居なかったとか。

今は作戦開始前の最終確認が行われていた。

 

ミサト「では、本作戦における、各担当を伝達します。シンジ君」

 

シンジ「はい」

 

ミサト「あなたはノーザで砲手を担当。」

 

シンジ「根拠は?エヴァの方が融通が利くと思うが。」

 

リツコ「それは私が説明します。理由はあなたとレイの狙撃能力を比較して前者が向いていると判断、そしてあなたの命中精度はMAGIのそれを凌駕していると判断しました。」

 

シンジ「スコープ位はあるよな…」

 

リツコ「浮いた予算で高性能なものを付けたわ。」

 

シンジ「なら問題ない。」

 

ミサト「それなら上々。レイは、」

 

レイ「前回同様盾でのガード、ですね。」

 

ミサト「その通り、前回より硬くて丈夫だから安心してね。」

 

レイ「了解」

 

ミサト「シンジ君、レイ、本部宛てにあなた達へ届いた伝言よ」

 

プラグスーツに着替えていちゃついてたシンジとレイは、ミサトからレコーダーを受け取り、それを聞く。

 

トウジ『あの、鈴原です。先生、綾波、頼むで。』

 

ケンスケ『えー、相田です。碇、綾波、頑張れよ。』

 

ヒカリ『洞木です。碇君、綾波さん、応援してるわ頑張って。』

 

シンジ「絶対に失敗できない理由が出来ちまったな。」

 

レイ「ええ…」

 

友人達からの激励を聞いたシンジとレイは、作戦の為に全国規模で停電し、避難やら野次馬やらで停車している車(一部マスコミやインフルエンサー気取りを含む)のヘッドライトで一種の絶景となっている街外れの山道を眺めながら月明かりの下で、

 

レイ「シンジ君、頑張りましょ…」

 

シンジ「ああ、レイ」

 

ッチ、案の定いちゃついてたよ。

 

レイ「変わったわね、シンジ君。お別れした時よりかっこよくなった。」

 

シンジ「そりゃあ、あれから長いこと経ってるからな…かっこよくなったのかは自覚無いがな。」

 

レイ「かっこよくなってる。私が保証する。」

 

シンジ「ありがと…」

 

爆発してくんねぇかなマジで

 

レイ「時間ね」

 

シンジ「ああ」

 

レイ「さよなら、またあとで」

 

シンジ「心得た。」

 

頑張れー!ラミエル頑張れー!

 

 

『ただ今より、午前0時、丁度をお知らせします』

 

マコト「時間です。」

 

時刻00:00遂に作戦の刻となった。

 

リツコ『シンジ君。分かっていると思うけど、陽電子は地球の自転、磁場、重力の影響を受け、直進しません。その誤差を修正するのを忘れないでね。正確に、コアの一点のみを貫くのよ』

 

ノーザ「問題ない、その対策もばっちりです。泥船に乗ったつもりで任せてください。」

 

マヤ『それ駄目じゃないですか?』

 

ミサト『んんッ…ヤシマ作戦、発動!陽電子砲狙撃準備。第1接続開始』

 

マコト『了解、各方面の1次及び2次変電所の系統切り替え』

 

ミサトの号令と共に、マコトをはじめ各々が動き始める。

 

『全開閉器を投入、接続開始』

 

『各発電設備は全力運転を維持。出力限界まであと0.7』

 

『電力供給システムに問題なし』

 

『周波数変換容量、6500万kWに増大』

 

『全インバータ装置、異常なし』

 

『第1遮断システムは順次作動中』

 

マコト『第1から第803管区まで送電回路開け』

 

『電圧安定、系統周波数は50Hzを維持』

 

ミサト「第二次接続」

 

『新御殿場変電所、投入開始』

 

『新裾野変電所、投入を開始』

 

『続いて、新湯河原予備変電所、投入開始』

 

『電圧変動幅、問題なし』

 

ミサト『第3次接続』

 

マコト『了解、全電力、二子山増設変電所へ』

 

『電力伝送電圧は、最高電圧を維持』

 

『全冷却システムは、最高出力で運転中』

 

『超伝導電力貯蔵システム群、充填率78.6%』

 

『超伝導変圧器を投入、通電を開始』

 

『インジゲータを確認、異常なし』

 

『フライホイール回転開始』

 

『西日本からの周波数変換電力は最大値をキープ』

 

大量のケーブルでつながれた機材に電力が供給されていく。尚ゲンドウとコウゾウとユイは発令所で成り行きを見守っている。

 

マコト『第3次接続、問題なし』

 

ミサト『了解、第4、第5要塞へ伝達。予定通り行動を開始。観測機は直ちに退避』

 

 ミサトの合図で、地上に設置されていた攻撃ポッドから大量のミサイルが発射される。ミサイルは群れとなってラミエルへ一直線に向かっていく。だが、射程範囲内に敵を捕らえたラミエルは、複数の細かい結晶に分裂したと思ったらスクリュー状になり、荷電粒子砲を発射しながらぐるりと一回転させてとびだせミサイルの森を蒸発させる。ついでに発射場もお釈迦。

 

マコト『第3対地攻撃システム、蒸発!』

 

ミサト『悟られるわよ、間髪入れないで。次!』

 

 それでもミサトは怯まずに次の攻撃を指示する。続いて、丘の上に設置された砲撃要塞から長距離射撃が実行される。砲弾はラミエルの至近距離まで到達するも、六角柱型に変形したラミエルのATフィールドによって弾き飛ばされてしまう。ラミエルは近未来SFものに出てくる割と洒落にならないタイプの兵器の砲台のような形に変形すると、強力なエネルギーを一点に集中させた荷電粒子砲を放つ。もちろん、

 

マコト『第2砲台、被弾!』

 

要塞は瓦礫に変わる。メインモニターに映し出された攻撃用マップが次々と塗り替えられていく。おいそこ、こっちの世界観もろ近未来SFとか言うんじゃない。時代設定こっちの方が昔やぞ。

 

『第8VLS、蒸発!』

 

『第4対地システム、攻撃開始』

 

『第6ミサイル陣地、壊滅!』

 

『第5射撃管制装置、システムダウン!』

 

『続いて、第7砲台、攻撃開始』

 

まあ見ての通り、通常兵器は使徒に対して全く歯が立たなかった。事前に分かっていることとは言え、NERV本部の焦りは強まっていく。

 

『陽電子予備加速器、蓄電中、プラス1テラ』

 

『西日本からの周波数変換電力は3万8千をキープ!』

 

『電圧稼働指数、0.019%へ』

 

『事故回路遮断!』

 

『電力低下は、許容数値内』

 

『系統保護回路作動中。復帰運転を開始』

 

『第4次接続、問題なし』

 

通常攻撃で使徒の目眩まししている間に、ノーザのポジトロンライフルにつながれた充電装置に湯気が立ち込めてくる。

 

ミサト『最終安全装置、解除!』

 

マコト『撃鉄を起こせ!』

 

マコトの指示で、ヒューズが装填され、うつ伏せの体勢でポジトロンライフルを構えたノーザはスコープに顔を近づける。

 

マヤ『射撃用所元、最終入力開始!』

 

マヤがポジトロンライフルのステータスを報告する。

 

『地球自転、及び、重力の誤差修正、プラス0.0009』

 

『射撃は、目標を自動追尾中』

 

『陽電子砲、加速磁場安定』

 

ノーザ「スコープ、調整完了。標準、問題なし」

 

ノーザ側も準備が整った。

 

ミサト『第5次、最終接続!』

 

続いて、ミサトが次の段階へ進めるように指示を出す。

 

マコト『全エネルギー、超高電圧放電システムへ!』

 

マコトが現場へ指示を回す。

 

『第1から、最終放電プラグ、主電力よし!』

 

『陽電子加速管、最終補正パスル安定。問題なし』

 

外で慌しく準備が進められる中で、ノーザは視線を一点に集中する。

 

ノーザ「(この感覚、久しぶりだな。スナイパーライフル握るのは確か2万年位前に惑星バラージでアントラーに青い石詰めた弾丸を遠距離狙撃した以来だな)」

 

マコト『13、12、11、10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、、、』

 

ミサト『発射!』

 

ミサトの合図でノーザは引き金に手をかける。直後、複数の小さな四角い障壁、カード形に成形したATフィールドを複数、円柱状に、回転させる。早い話がディメンションシュートのような見た目である。

そして、そのATフィールドで重力やらなんやらを制御し、

 

ノーザ「…ッ」

 

引き金を引く。

日本中からぶんどった電力で放たれたエネルギーの塊がラミエルをぶち抜く。

だが、

 

ノーザ「(外した!?、違う、あの数学Bギリギリで回避しやがった)」

 

ミサト『やったk』

 

ノーザ「やれてない!全員衝撃に備えろ!」

 

直後、ノーザ達に向けて超高エネルギーのビームが放たれる。

実はポジトロンライフルが放たれた瞬間、自分の身の危険を察したラミエルは、自身のコアをギリ死なない程度にずらした(因みに一度ずらすと暫くずらせなかったりする奥の手)、ついでに体を逆ヒトデ○ンみたいにして荷電粒子砲ぶっぱしてきた。辛うじてATフィールドで軌道を逸らしたが、衝撃は防ぎ切れず、変電施設の一部が消し飛ぶ。

 

ミサト『エネルギーシステムは?』

 

マコト『変電所一部消滅』

 

ミサト『陽電子砲は?』

 

マヤ『健在です、ですがあと一発撃てるかどうか。仮に撃てても残りのエネルギーで目標を撃破できるかどうか…』

 

ミサト『どうすれば…』

 

先のラミエルの攻撃による変電所の一部消滅の影響で、ポジトロンライフルの威力が約半分まで落ちている。そのため、作戦を成功させる可能性はほぼ0に近い。

 

ノーザ「エネルギー関係ならこっちに手があるけど」

 

人類だけの力ならの話だが。

 

ミサト『出来るの?』

 

ノーザ「まあな、来い!サキエル、シャムシエル!」

 

ノーザのインナースペース内、ブラストショットNのY字マークに何処からか生成された2枚のカードがスキャンされる。

 

『モンスロード サキエル、シャムシエル』

 

現実世界では、ノーザのエナジーコアから青色の光球が二つ飛び出す。そして、

 

マヤ『パターン青!新たに使徒が二体出現!…それにこれ、これまでに倒された第三使徒と第四使徒です!』

 

ペストマスク使徒こと第三使徒サキエルと、噛めばうま味が出てきそうな使徒こと第四使徒シャムシエルが出現した。

 

ミサト『ちょっとシンジ君!これどういうこと!?』

 

ノーザ「説明は後!バックアップよろしく!」

 

ミサト『分かったわ、今使える日本中のエネルギーと一緒に、私たちの願い、人類の未来、生き残った全ての生物の命、今一度あなたに預けるわ。頑張ってね』

 

シゲル「敵先端部、本部直上、ゼロ地点に到達」

 

ミサト「第2射急いで!」

 

ノーザ「ヒューズ交換、銃身の冷却も完了した。エネルギー充填に合流する。」

 

直後、ノーザのエナジーコア、いつの間にかポジトロン用の充電ケーブルを掴んでいたサキエルとシャムシエルのコアが紅く輝きだした。

 

ミサト『いったい何が…』

 

マコト『エネルギー充填率が急速に上昇しています。これならあと20秒で再度発射出来ます。』

 

まあ何をやってるのかと言えばモバイルバッテリーの代わりである。しかも3基同時接続の半永久機関仕様でただそんな目立つことをすれば敵にはもろバレなわけで、

 

マヤ『目標に、再び高エネルギー反応!』

 

ミサト『やばい!』

 

案の定反撃に出るラミエル。しかし、

 

レイ「任せて…!」

 

ビィィィンッ‼ ドガアァアーーー!

 

レイの乗った零号機がそれを防ぐ。かつてのそれとは比べ物にならない程強固な盾と、彼女の意志からくるATフィールドで、

そして、

 

マコト『エネルギー充填完了!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ノーザ「終わりだ(THE END)…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

静かに引かれた引き金は、ラミエルのコアをその身体と荷電粒子砲ごと貫いた。

 

 

ラミエルの身体が原子崩壊してエナジーコアに収まり、緊張が解けたのかよろめいた零号機を支えて排出されたエントリープラグを地面に降ろすとノーザは変身を解除した。使徒2体は既に収納済み。

 

シンジ「んんーーはぁー疲れたー」

 

シンジが疲労から伸びをする。

 

レイ「お疲れ様」

 

シンジ「おお、レイもお疲れ」

 

レイ「ねえ、作戦中に出て来た二体の使徒ってもしかして。」

 

シンジ「ああ、あれh…『ミサト「シンジ君!さっきのは何だったの!?早くこっちに来て説明しなさい!」』ってな訳だから続きはその時に。」

 

レイ「分かった」

 

シンジ「いや、ちょっと待ってくれ」

 

2人が移動しようとしたら、ブラストショットNが突如光りだした。

 

レイ「一体…」

 

光がブラストショットNから分離して、徐々に人型を形成する、そして…

 

???「パパ!ママ!」

 

シンジ、レイ「「パパ(ママ)!?」」

 

現れたのは、毛先が碧色にグラデーションのかかった紫髪に、コバルトブルーのメッシュ、左眼はライトグリーンの虹彩に紅い瞳孔、右眼は瞳全体が紅の少女だった。




一応言っておく、非リアに恋愛描写を期待するな!
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