エヴァちーと(さよならEVA ver)   作:支城

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エヴァちーと 第壱話 使徒、襲来 Bパート

 

 

「私は負けませんわ!完結までどんな苦難に遭おうとも!ブルジョワのスルー能力を甘く見ないで欲しいですわね!どうぞ皆様感想板でたこ殴りにしてくださいまし!!」

 

「・・・あやかぇ・・・お主、いきなり立ち上がって何を叫んでおるのじゃぁ??」

 

「ダメです美羽様、あやかさん(某サイトのネギま禁止)のせいで追い出されてしまったなんて言ってはいけません。この小説は理想郷住人の方々が大嫌いなジャンルの作品です、無茶苦茶肩身が狭い思いを神様とご主人様がしているというのも指摘してはいけませんよ(ニコリ)」

 

「・・・恋姫は『なろう』でもセーフじゃったんじゃがのぅ・・・・・・」

 

「ですねー、書き直しをしようにもこの作品は『友人さんが話を進めた通り』に書き起こしていくのがテーマなので、あやかさんをアリサさんや揚羽さんに代えるわけにもいきませんし、そもそもポイントが全然足りませんしね・・・」

 

「なんとも残念なのじゃー」

 

「残念ですねー(これであやかさんの株は大幅値下がり~♪)」

 

まあ、そもそも後にエヴァも禁止になったので削除は避けられなかったのだが(神)。

さらに言うと理想郷のエヴァ板は閑散としているので迷惑もたいしたことなかろう(おい

 

シンジは賑やかにしている彼女たちを見ながらのんびりとお茶を楽しんでいた。

 

(美味しいなぁこの紅茶・・・いろいろごたごたしてるけど、自分たちのできることをやっていくしかないよね・・・。アヤカさんが悪いんじゃ無い、悪いのは僕だ・・・※1)

 

「お嬢(あやか)様、ネルフよりシンジ様を引き取りたいと連絡がありました」

 

壁際に控えていたメイドさんが一歩前に出てアヤカに伝えた。

メイドさん他屋敷で働く人達にはインカムが支給されており迅速に情報を共有化することができるのだとか。

 

「きましたか・・・思ったよりも早かったですね。さすがはマギということですか」

 

「アヤカさん、ネルフって・・・」

 

「ええと私が説明してもよいのですが・・・いえ私もそれほど詳しい情報は持っておりませんし正しいかどうかも疑わしいですわ、シンジ様そのチートシステムを使ってはいかがでしょうか?確か様々情報が取得できると神様の記憶にあるのですが」

 

アヤカはシンジの左手首にあるチートシステム(Gショック)に目をやった。

 

「そうだね・・・。じゃあ早速起動してみるよ」

 

シンジはチートシステムを起動し『情報』画面へと移動させた。

 

「あれ?電車の時に見たときよりもポイントが下がってる・・・」

 

「おそらくこれまでにシンジ様がいろいろ見たり聞いたりしたことで情報価値が下がっているのでしょう。それがポイントに反映されているのではないですか?」

 

「なるほどね・・・それでもネルフだけで2万ポイント、えっとマギで5000ポイントか、ん?第三使徒サキエル?これは前に見たときは無かったような・・・使徒ってことは外の化け物のことだよね。なんで第三なんだろう・・・」

 

「・・・大方一と二はアダムとイヴですのような安易な決め方なのではないですか」

 

アヤカは鋭い指摘をしたのだが、聖書に詳しくないシンジはちんぷんかんぷんだった。

 

「シンジ様、とりあえずその第三使徒が外にいる化け物のことだと思いますわ」

 

「うっうん。そうか、そうだね。ありがとう」

 

「どういたしまして」

 

「む・・・」

 

とてつもない失態を犯したアヤカだったが、少しでも挽回しようと一生懸命だった。

黙って見ているほか無い七乃は少々面白くないが、召喚時に15年この世界で生きて来た知識を付与されたアヤカに勝てるわけもなく、じっと雌伏しているのだった。

 

美羽はのんきに蜂蜜水(雪広特製)をおかわりしてご機嫌であった。

 

「じゃあ、ネルフとマギと第三使徒の情報を得ます。全部で5万5千ポイント、残りは8万ポイント・・・だいぶ減っちゃったなぁ・・・」

 

シンジが画面でそれぞれ選択すると、新たに3つ画面が飛び出してきた。

 

「なになに・・・国際連合直属非公開組織『特務機関NERV』、使徒殲滅を主要任務とする国連直属の超法規的組織で・・・長い・・・父さんが司令なんだね。ここの地下に本部があって・・・E計画とアダム計画、人類補完計画の3つのプロジェクトを進めていると・・・」

 

シンジの知力はチートによって高まっているが、未だ大卒レベル。大卒レベルと言っても知らないことは知らないので勉強しないと『知識』は高まらない。つまりは情報を読んでも先ほどと同じようにちんぷんかんぷんなわけである。

 

「でも・・・この人類補完計画って情報を知るのに、まだものすごいポイントが必要のようだし、他の二つはそれの半分くらいだけど・・・とりあえずわかるところはネルフはあの使徒と戦うために存在している組織ということかな??」

 

「そうですわね。それも一つ・・・しかし、『それだけではない』ということですわね」

 

「じゃあ、マギも・・・赤木ナオコ博士が作ったスーパーコンピューター・・・市政にも利用されてるってあるけどいいのかなコレ・・・なるほど監視カメラなどは全て掌握されているから僕たちの動きもネルフには筒抜けになっているわけか・・・便利だね」

 

「のんきすぎますよーご主人様。ということはご主人様がシステムを使っているのばれてるんじゃないですか?」

 

「うっ・・・そうだね・・・でも何をしているかまではわからないと思うけど(汗」

 

「それでも、シンジ様がそのような謎のハイテクを所有しているのはおかしいですから不審に思われているかもしれません・・・」

 

「・・・とりあえず最後の第三使徒サキエルを・・・ふむふむ・・・長距離攻撃と・・・えっ光線まで使えるの!それに自爆攻撃!?うーん」

 

シンジは戦闘についての知識がなかったので七乃の意見を求めた。

 

「そうですねー近距離の攻撃が苦手のようですから、間合いを詰めてその『こあ』ですか?その弱点を刃物で・・・短い短剣が良いと思いますが、それで突いて、自爆攻撃が怖いのですぐに離れるというのが良いと思います」

 

「ヒット&アウェイですわね」

 

「・・・なるほど・・・というかさ、さっきのネルフの情報に使徒と戦う兵器『エヴァンゲリオン』を作っていて、それに乗って僕が戦うみたいなんだけど・・・なんで僕なんだろう??今日きていきなり乗って戦うなんて無茶すぎると思うんだけど・・・司令の子供だからかな?」

 

「・・・それはわからないです・・・申し訳ないですわ」

 

「あっごめん、アヤカさんに聞いたわけじゃないよ。独り言!というわけでネルフに行かなきゃだめだよね。向こうで聞いてみるよ」

 

「行かなきゃだめということはありませんが・・・」

 

「ご主人様があの化け物を倒さないといけませんからねー頑張れ男の子ですよ!」

 

すでにシンジはあの化け物と戦うということから逃げるつもりは無かった。

 

もし自分一人だったら逃げ出していたかもしれないが、今ここには美羽、七乃、アヤカの自らが召喚した少女達がおり、この3人はもはやシンジの家族同然なのである。

 

物心ついて以来、半ば一人暮らしを強制されていたシンジは人一倍愛に飢えており、無条件で好意を寄せてくれる彼女たちに強く依存し始めていた。

 

思春期男子特有の英雄願望(厨二病)も発症し始めており、使徒に勝つことができたら七乃やアヤカと×××できるかも・・・と心のどこかで思ったりもしていたのだ。

 

それが最低だと言うだろうか!いや、それが普通であり、正しい。

可愛い女の子の太ももをスリスリ、おっぱいモミモミは青少年の憧れなのだ。

 

七乃とアヤカはそういうシンジの心中をあっさり見透かしていたが、美羽にはそういう男の子の心はまだまだわからないようだった※2。

 

「それで、とりあえず残った8万ポイントだけど・・・これは全部使いたいと思うんだ」

 

「それは良いと思いますわ。それでどのように使うのですか?」

 

「みんなの意見を聞いて特に無いようなら僕の強化に使おうと思うけど・・・」

 

シンジがそう言うと七乃がばっと手を上げた。

ちなみに美羽だがずいぶん前の段階からソファの上でうたた寝中である。

 

「ご主人様、軍師を一人呼んで欲しいです」

 

「軍師??」

 

「はい、ご主人様はその『ねるふ』にお一人で向かうことになるのでしょう?私たちもただただ待っているだけということはできません。実際に外に出てというのは難しいかもしれませんが、今後のことを考えたり、なにか火急のことがあればすぐ行動がとれるようにしておきたいと思います。それに必要なのが軍師なのです」

 

「なるほど・・・3人寄れば文殊の知恵ともいいますし・・・あとお一人いても良いかもしれませんね」

 

アヤカも同意する。さりげなく美羽を除外しているが。

 

「わかったよ・・・でも8万ポイントだから・・・

 

恋姫 陳宮(音々音)・・・呂布軍軍師、政務能力はある(らしい) 3万ポイント

 

   呂蒙(亞莎)・・・呉軍軍師見習い 眼鏡無しVer そこそこ強い 5万ポイント

 

   公孫サン(白蓮)・・・白馬長史 普通になんでもできる 5万ポイント

 

バカテス 霧島 翔子・・・Aクラス代表 召喚獣無し 5千ポイント

 

     姫路 瑞希・・・Fクラス(Aクラス2位) 召喚獣無し 5千ポイント

 

ゼロ魔 イザベラ・・・北花壇騎士団団長 諜報部隊指揮 6万ポイント

 

この6人が一応神様からピックアップされているよ※3」

 

「霧島さんと姫路さんは普通の高校生?のようですわね・・・ハーレムの一員として愛でるのにはいいでしょうが、現状ではどこまで役に立つでしょうか・・・」

 

自分が年下の中学生であることを棚に上げてアヤカがそう意見する。

 

「陳宮さんなら私の方が優れていると思います。呂蒙?さんは聞いたことがないです。戦場で軍を指揮した経験は無いのではないでしょうか?公孫サンさんは・・・太守としてそつなく治めてましたし、戦場でも武将として頑張っていましたが、、、今必要かと言えばそうではないと思います」

 

「となると、残るはイザベラさんか・・・プロフィールを見る限り昔はちょっと悪かったみたいだけど反省して頑張っているみたいだよ。どうだろう??」

 

「良いと思いますよ(また女の子が増える~~仕方が無いとはいえ複雑です)」

 

「良いと思いますわ(どんぞこまで落ちた私には這い上がるしかありません)」

 

二人の同意を得て、早速『召喚』画面でイザベラを選択する。

 

すると、今度はシンジの目の前に大きな扉が現れ、ゆっくりと開く。

 

扉からは広いおでこを露わにし、腰ほどまである蒼いロングの髪を揺らす、多少目つきが鋭い凛とした美少女がゆっくりと中から出てきた。

 

「はじめまして、シンジ。私はイザベラ・ド・ガリア、以前はガリア王国の王女だったんだけど、今の肩書きは北花壇騎士団団長っていうもののみさ。といってもここではそれも意味ないんだけどさ。できる限り力を尽くすから、まあ期待しておいてよ」

 

「うん。よろしく」

 

シンジはまたタイプの違う美少女の登場に胸を高まらせていた。

イザベラをじーーーっと見つめるシンジに他の少女達はやきもきしている。

 

「えっとじゃあ、僕は残りの2万ポイントで自分の強化をしてるから、みんなはそれぞれ自己紹介しててよ」

 

「ちょっと待ちなよシンジ。その前にさらに召喚すれば力になる人物を探さないかい」

 

「えっ・・・でも2万ポイントじゃ七乃さん以下の人たちになっちゃうよ?」

 

「ご主人様の私の評価がよくわかりました(怒」

 

「ちっ違うよ。ポイントの話だよ(汗、そっそうだね低いポイントでも優秀な人ってたくさんいるよね!早速調べてみようよ(大汗」

 

というわけで、再度シンジは召喚画面を開いた。

美羽を除く3人がシンジに密着して座り、画面を覗き込む。

 

(うう、3人とも近いよ・・・)

 

「じゃあ、2万ポイント以内で召喚できる人を検索で絞ってみよう!」

 

画面上で検索条件を操作してみると、思ったよりもたくさんの人たちが表示された。

 

「無能力者『佐天涙子』・・・メイド『シエスタ』・・・えっ!!!」

 

「どうしましたシンジ様?」

 

「い・・・碇ユイ・・・かっ・・・母さんが表示されてる・・・」

 

シンジは慌ててリスト内の碇ユイを選択した。すると碇ユイの詳しいプロフィールが表示される。

 

「ええと・・・『碇シンジ育成計画』・・・という世界の人で、碇シンジの母親で人口進化研究所の副所長・・・ふぅ・・・」

 

シンジは力なくため息をついた。書かれている情報は所謂『別世界』の話で、この碇ユイは自分では無く『碇シンジ育成計画』の中の『シンジ』の母親なのだ。

 

「これじゃ別人じゃないか・・・」

 

「なにが問題なんだい?シンジが呼べばその人物はこの世界の住人になる。というか、この世界に『碇ユイ』という人物が存在していたというなら好都合じゃないか!」

 

「そうですわね、この世界の碇ユイ博士は若くしてお亡くなりになったという話ですが、真相は隠されています。ここで全くの別人だとしても『碇ユイ』が存在しているというのは強力なカードです。少なくとも今のシンジ様の『保護者』として大いに役立ちます」

 

「保護者・・・そうか、今は父さんしかいないから、父さんが僕を引き取りたいと言ったら断れないけど、母さんが実は存命ということになれば断ることも可能なんだ!!」

 

「それはいいですねー。ご主人様のお母様にはぜひお会いしたいです」

 

シンジはみんなの同意に力を得て、碇ユイを召喚することに決めた。

 

「よし!じゃあ母さんを呼ぼう。えーと、オプションは・・・?って、あれ??」

 

「どうしたんですかご主人様?」

 

「えっと・・・注意書きがあってS○Xは禁止、解除は1000万ポイントだって」

 

「・・・・・・当たり前ですよねーいくら別世界でも母と子には違いがないですし」

 

「かっ・・・解除出来る方が問題ですわ!!」

 

「いいじゃないか、神はシンジが好きなように楽しんでくれればいいんだからさ」

 

「しないよ!母さんとそんなこと!!」

 

シンジは顔を真っ赤にして叫んだ。そして照れ隠しにさっさと召喚ボタンを押した。

 

すると今回は天井付近に光の輪が現れ、一人の女性が輪の中からふよふよと降りてきた。

 

「・・・碇ユイです・・・。シンジ・・・もう大丈夫よ。あなたが置かれている状況は把握しました。これからはお母さんがしっかり守ってあげるわ」

 

「お・・・お母さん」

 

もちろん、この碇ユイは本当の母親ではない。しかし、これまで母親の姿は写真すら残っておらず、母の愛に飢えていたシンジにとってもはや関係ないことだった。

 

シンジはユイに抱きつき泣いた。その直後いきなりファンファーレが鳴り響いた。

 

 

<<原典破壊特別ボーナス(隠し)>>

『おめでとう。君は今見事に原典を破壊した。その行為を讃え1000万ポイントを進呈する。今後もどんどん破壊してくれたまえ※4』

 

 

・・・え?

 

 

 

「なあ日向、雪広側からどうやってシンジ君を迎えに来るのか問い合わせが来てるぞ」

 

青葉は隣の席で上司からの電話の応対をしているメガネに問いかけた。

 

「はい、葛城さん・・・え?バッテリーは盗んじゃマズイですよ・・・はい、わかってますマギの監視は外しておきます・・・ん?なんだ青葉?」

 

「だから、どうやって迎えに来るんだと言ってる。ビルはジオフロントに格納されているだろ。上に出そうにも使徒がうろついてるし危険じゃないか」

 

「葛城一尉が車でビルの近くにいるみたいだ。出すしかないんじゃないか?」

 

「おいおい、ビルの中には雪広のお嬢様もいるんだぞ・・・そりゃ無理だ」

 

「じゃあ・・・ジオフロント内からヘリで飛んで迎えに行くとか」

 

「・・・それしかないか・・・副司令、かまいませんでしょうか?」

 

青葉は上の段に立つ冬月に許可を得る。どうでもいいが、いちいち振り返りながら上を見上げるので首が痛い。あんな上にいる必要があるのだろうかと小一時間・・・。

 

「ああ、そうだな。そうしてくれ。それと葛城一尉は早く戻るように伝えろ」

 

「「了解」」

 

 

 

ポイントがゼロになったと思ったら、1000万ポイントに増えた件について

 

「・・・とりあえず、まだ迎えがこないみたいだから、このポイントの使い道を考えようか?なんかこんなことばっかりやってるけど」

 

「飽きられてないといいのじゃがなぁ・・・※5」

 

うたた寝から復活した美羽がユイの膝の上でそう呟いた。シンジのお母さんということで早くも懐いたようである。ユイの方も可愛い美羽を抱けて嬉しそうである。

隣に座る七乃が若干寂しそうにしているが、さすがに主人の母親には文句は言わない。

 

現在、イザベラとアヤカがシンジより画面の操作を委託されていろいろ検討しているようだ。まあ、このあたりは軍師のイザベラとこの世界に詳しいアヤカのコンビに任せるのが良いだろう。七乃は美羽を通じてユイと親しくなることにしたようである。

 

(美羽様が抱けないのは残念ですが、将を討つにはまず馬からといいます。本来の母親とはユイさんは違うとはいえ、すでにご主人様はユイさんを母親として扱うようですし・・・ふふふ。ユイさんを味方に引き入れてあの二人に差をつけちゃいますよー)

 

まあ、人生経験豊富であるユイはそんな七乃の策略は容易く見破っていたが。

 

(ふふ、可愛いわね・・・それにしてもこちらもあちらもシンちゃんはもてるわねぇ・・・この世界にもレイやアスカちゃんはいるのでしょうけど、どうしてるのかしら?)

 

 

「お嬢様・・・10分後にネルフよりヘリにて迎えを送るとの連絡がありました」

 

「そう。ありがとう・・・イザベラさん決めまして?」

 

「ああ、といっても正直内容がちんぷんかんぷんなんだよ。ただ、いつの時代も戦争は数だよ。ネルフは使徒に対してシンジが操る巨大人形で対抗するみたいだけどさ、私たちもそういう兵器が必要さ。それと諜報員だね。北花壇騎士団じゃないけど情報を制するものが戦争を征する。だから諜報員が欲しい。もちろん戦闘員も不可欠だ」

 

「・・・では・・・」

 

「ああ、まずプラント建設、兵器研究、諜報・戦闘部隊の3つをお願いしたいよ」

 

イザベラはそういうとシンジにシステムの操作を戻した。

 

いや、そんなこと言われてもシンジにはこれからどうすれば良いのかわからないが。

 

するとアヤカがシンジの横に座り直した。

 

「シンジ様、まずプラントですが、生産画面の雪広重工業を開いて下さい」

 

「え?そんなのあったっけ・・・本当だいつの間に・・・これを選択すればいいんだね」

 

「はい。その中の長崎造船所を選択して下さい。はい、そうです。次にそこに研究所を作って下さい。次に何を研究するかを選んで下さい。さすがにEVA関連は無理がありすぎますから、別の機種にしましょう。現代の科学水準で無理のない範囲ですと『戦術歩行戦闘機/戦術機』はどうでしょうか?では、これで、次に開発機種ですが一番最初の『77式戦術歩行戦闘機/撃震』を選んで下さい。生産ラインは後回しですね」

 

アヤカの言うがままに画面を操作していく、研究所作成に100万、戦術期開発で300万ポイントを消費した。相変わらずポイントの量は恣意的な印象を受ける。

 

「次に開発を加速させる人材を登用・・・召喚しましょう。検索画面で『戦術機開発』で絞れば・・・え??香月夕呼さんは800万??しまった・・・ポイントが足りませんね。なんでこんなにポイントが高いんでしょう・・・ではかなり少ないですが次点のイリーナ・ピアティフさんにしましょうか・・・一応技術士官みたいですし・・・彼女は3万ポイントですから・・・あとはパイロットですが・・・困りましたねみんな高い(汗・・・とりあえずテストパイロットは一人でいいので、ポイントが低めの神代巽さんをって・・・えっ?この人他の2人と3人セットなの(汗・・・じゃあ、それで15万ポイントを使って呼び出しましょう。とりあえず4人は長崎の研究所に待機ということで・・・※6」

 

「・・・お嬢様、ネルフの迎えが来ておりますが・・・」

 

「今忙しいのです!!待たせておきなさい!!」

 

微かに外からプロペラ音が聞こえてくる。その場に待機って結構ヘリって難しいんじゃないかな?

 

「さあ、シンジ様まだまだやりますよ!次は諜報・戦闘部隊です。美少女召喚で私の欄を呼び出して下さい。そしてオプション画面へ、雪広財閥の項目の+ボタンを押して下さい」

 

すると雪広財閥のグループ会社がずらずらと出てくる。

 

「その中の雪広セキュリティサービスを選択して下さい。そこの諜報部門の予算をお願いします。とりあえず10億あればいいです。ポイントでは10万ポイントですね。次にSP部門の予算は5億でいいです。あと、雪広第二東京銀行にシンジ様の口座を作って下さい。そこに・・・そうですね1億振り込んでおきますか。私の口座もお願いします。こちらには百億お願いします。もちろんすべてシンジ様のために使うことを誓いますわ」

 

・・・いままで数十、数百円で苦労してきたシンジにとっては考えられない丼勘定なのだが、セレブであるアヤカにとってはそこまで大きな買い物では無いようである。

まあ、今のシンジに出現させた研究所の人員の給料だの、経費だのを采配できるわけがないので、アヤカが代わりにやってくれるのであればありがたいの一言である。

 

ちなみに、とりあえずシンジ自身の強化もちょっとだけやった。変にたくさんポイントを使って強化してマッチョになったりするのも怖かったのでレベル3ずつUPだ。

(ちなみに残り486万ポイントのうち1万8千ポイントしか使っていない・・・)

 

「ねぇシンちゃん。私の仲間達は呼び出せたりするかしら?」

 

様子を見ていたユイからそう言われ早速確かめたが、残念ながら『碇シンジ育成計画』の中のリストの女の子達は名前が灰色で選ぶことができなかった。

 

「・・・そう」

 

「ごめん」

 

「いいのよ。多分、この世界に同じ人物が存在しているんでしょうね」

 

「・・・っとちょっと待って、選べるよ!惣流・キョウコ・ツェッペリンさんだって」

 

「本当!!彼女も優秀よ!!できれば呼んで欲しいわ。彼女が大丈夫なら赤木ナオコ博士はどうかしら・・・」

 

「・・・・・・残念だけど名前が載ってないよ・・・・・・」

 

「そう、・・・まあ、ナオコ博士じゃさすがに美少女でも嫁!って感じでもないから仕方ないわよね・・・私や惣流博士が呼べるというのは喜ぶべきなのか・・・」

 

「お母様はお若いですし、十分資格(エロい)があると思いますよー」

 

「ありがとう、七乃ちゃん。じゃあシンちゃん、惣流博士をお願いね」

 

「うん、2万ポイント消費で惣流・キョウコ・ツェッペリンさん召喚!!」

 

ユイの時と同じように光の輪から白衣を着た金髪の女性がふよふよと降りてきた。

なぜかその女性はぐっすりと寝ており、そのまま床の上で横になってしまった。

 

シンジが心配したが、ユイはこれで問題ないとメイドから渡されたタオルケットを彼女にかけてあげていた。

 

「シンジ様、さすがにそろそろ行かないとマズイです。シンジ様が向かったあとは私たちは早速動き出そうと思います。いろいろ工作も必要になりますし・・・」

 

「そうだね、本来であればもっと準備して使徒ともネルフとも相対したいんだけど、とにかく今回は時間が無い。悔しいけどネルフの兵器でこの使徒は倒すしかないよ・・・シャルロットをシンジに付けれたらいいんだけどね」

 

「ガンバですご主人様!!美羽様といっしょにここで応援してます!!」

 

「うむ、がんばるのじゃぞシンジ」

 

「シンちゃん・・・」

 

「Zzzzzzzzzzzzzzz」

 

ユイは胸が張り裂けんばかりであるが、今はシンジを信じるほかないのだ。

キョウコもきっと夢の中でシンジを応援しているに違いない※7

 

「大丈夫だよ!怖いけど・・・僕、頑張って来るよ!!」

 

 

 

「・・・青葉三尉・・・サードチルドレンはまだ出てこないのかね」

 

「はい・・・まだ・・・のようです」

 

ネルフの迎えのヘリはジオフロント天井部に収納されている雪広ビルの周りをクルクルともう二〇分以上飛び続けていた。その様子を第一司令部では上の使徒の状況とともに画面に映し出されており、司令、副司令、オペレーター達はぼーっとその様子を眺めていたのだ。

 

「あっようやく出てきたようです。・・・確認が取れました。サードチルドレンに間違いありません」

 

「ふぅ、ようやくか。着き次第ケージへ案内しろ」

 

「・・・冬月・・・ここは頼む」

 

ゲンドウは冬月にそう言うと立ち上がり司令部を後にした。

 

「ああ、・・・三年ぶりの再会か・・・。そういえば葛城一尉は到着したのか??」

 

「はい、先ほど・・・三〇分前に・・・なんでここに来ないんですかねぇ・・・」

 

「知らん!アナウンスで直接ケージへ向かうように連絡しろ!!」

 

「はい!!了解しました!!」

 

日向は慌てて愛する上司に連絡をする。愛する上司は大変不機嫌であったが、なんとかケージへと向かうように伝えることができた。

 

(まさか、ケージにはちゃんと遅刻しないでいけますよね・・・葛城さん・・・)

 

 

 

シンジを載せたヘリはジオフロント内、ネルフ本部(ピラミッド)のヘリポートに到着、シンジはそのまま保安部の人たちに連行されるように地下の第一ケージ前に連れて行かれた。そこには金髪で黒眉、水着に白衣という怪しげなオバさんが彼を出迎えた。

 

「赤木リツコよ。よろしく、碇シンジ君」

 

「はい、よろしくお願いします・・・ええと赤木さん」

 

「リツコで結構よ。私もシンジ君と呼ばせてもらうわ」

 

「はい、リツコさん(しかしスゴイ格好だなぁ)」

 

精神力が強化されているシンジはリツコの格好をしげしげと眺めた。

リツコもシンジを観察するように見ていたのでお互い様なのだが、シンジの遠慮の無い視線に年甲斐も無く少し頬を染めてしまった。

 

(この子・・・シンジ君よね・・・ずいぶん報告書より図太そうだけど・・・やっぱり報告書と実物じゃ違ってくるものなのね、当てにできないわね)

 

リツコのなかでシンジを監視していた連中の評価が下がったが、致し方なかった。

 

「さあ、シンジ君ついてきて」

 

リツコがシンジを伴ってケージの中を進む。

 

「ここよ」

 

リツコが合図をすると暗かったケージに照明が一斉に点いた。

 

「顔・・・これがエう゛ぁじゃなくて(汗、きょ巨大ロボット!!」

 

シンジはつい情報画面で名前が出ていたエヴァンゲリオンの名を言いそうになったが、なんとか踏みとどまった。リツコもシンジが動揺している様子に満足したのか、特に気付くことなく不審には思っていないようである。

 

(危ない、危ない。今回は僕一人で頑張らないといけないんだがら気をつけないと)

 

『久しぶりだな。シンジ』

 

ケージを見下ろす管制室、そのガラス板の前に一人のヒゲ親父が登場した。

 

「(逆光でよく見えないや)父さん(だよね)・・・」

 

『ふっ、出撃』

 

シーンと静まりかえるケージ内・・・。

 

「えっと父さん・・・それは誰に言った言葉なの?リツコさん?リツコさんが出撃するの??※8」

 

「わっ私じゃ無いわよ!!シンジ君、そう、シンジ君が乗るのよ」

 

「何に乗るんですか?」

 

「これ、エヴァンゲリオン初号機に!!それで上の化け物を倒すのよ」

 

リツコが指で初号機を指す。つまりシンジがコレにのって出撃し、化け物、使徒を倒せということらしい。

 

「えっと、それはかまいませんが、なんで僕が乗るんです?他にパイロットがいないのですか?軍人さんとか、そもそも子供ですよ僕??その上ケンカもまともしたことがないのに化け物と戦えるとか思えないのですが??」

 

『早くしろシンジ!!乗らないのであれば帰れ!!』

 

ヒゲがわけのわからないことを怒鳴る。

 

「・・・いや、別に乗らないなんて言ってないじゃないか・・・理由を聞いているだけで・・・まあ、いいや、どのみち乗らないと話が進まないんだろうし(ボソっ)、リツコさんそれじゃ操作方法のレクチャーをお願いします」

 

「ええ、こっちよ」

 

シンジはリツコの後に従って初号機に近づいていく。

 

(うーん、なんで僕なんだろう??神様もこういう運命になってるって言ってたけど、理由は絶対あるはずだよね・・・自分で見聞きすれば情報のポイントが下がるし、できるだけ頑張って情報は集めていきたいんだけど・・・)

 

逞しいシンジ君はリツコにあれやこれやとエヴァのことについて質問していく。

元来説明好きなリツコはもちろん隠すところは隠すが、喜々としていろいろ教えた。

 

こうして初号機の発信準備が着々と整っている頃、未だ某作戦課長はケージを目指してネルフ内を彷徨っていたのだった。

 

 

※1 悪いのは神です。あっという間に半年が過ぎましたね(泣

※2 美羽は一八歳です。

※3 これはちょっと余計だったかな・・・。

※4 改訂部分の一番大きな所です。もはや別物(汗

※5 それを言ったらおしまいよ。

※6 「え?私たちの出番ここでおしまいなの??」

※7 間違いない(長井)

※8 リツコが乗ったSSってあるんですかねぇ。

 

追伸:シンジがあやかをアヤカと呼んでますが、それは彼女が魔改造『あやか』だからです。今後どんどんかけ離れていきます(爆)

 

 

 

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