メジロマックイーンとお兄様と愉快な元極道たち   作:ライステイオー

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実はお粥食べたことない()おじやならあるんですけどねぇ。何が違うのか誰か教えてください


お粥

マックイーンが寝ついた後、気づけば俺もベッドにもたれて寝ていた。目を覚ました時、時刻は2時を少し過ぎたところ。例の子はまだ起きない。トレーニングの内容でも考えようかとスマホを取ろうとした瞬間例の子が目を覚める。

 

「ここは...」

 

「俺の家だ。自分がだれかわかるか?名前は?」

 

その子は少し黙ってこっちを見た後に自分の名前を言った。

「私は、マヤノトップガン...です。」

 

「そうか。ならよかった。俺は桐生実だ。」

 

「桐生、さん... 私、あの時何が起きたの?」

 

「お前、先頭の子が走った跡を踏んで滑りこけそうだったんだよ。そこを俺が助けたってわけ。」

 

「実さんは、マヤを叱らないの?」

 

「叱る要素ないだろ。第一俺は好きでやったんだ。だからこれは俺の自己満足。君に非は何もないよ。」

 

そういってスマホをいじる。しかしマヤノはまだ腑に落ちないようだった。そこで俺はその子を見つめてこういう。

 

「マヤノ、というかダービートレノのメンバーがひどい環境に置かれているのは知ってる。お前もその被害者だろ?よく頑張って生きてたな。えらいよ。君は。」

 

そういうと緊張がどっと取れたのかマヤノは急に泣き始めた。泣き終わるまで俺は待つ。少ししてマヤノは落ち着いてきた。

 

「マヤノ。腹減ってないか。軽い食事でもと思っておかゆを準備している。よかったら食べてくれ。」

 

「うん。」

 

そういってマヤノは起き上がり、立とうとする。しかしベッドから離れた瞬間に前へ倒れ始める。

 

「おっと。」

 

俺はとっさに足でマヤノを受け止め。ベッドに座らせる。

 

「そりゃそうだ。過度なトレーニングで無理していたところをさらに高負荷な運動をしたんだ。筋肉が完全に痛んでいてもおかしくない。仕方ないから俺がテーブルまで運ぶよ。」

 

「あ、ありがとうございます。」

 

そういって俺はマヤノをしょって部屋を出る。マヤノを席に座らせて俺はコンロに火を入れて、事前に作っていたおかゆを温めなおす。するとおかゆのにおいがしてくる。それに気づいたのかタキオンが起きる。

 

「んん。今何時だい…」

 

「まだ2時半だ。マヤノが腹減ってるみたいだからおかゆ温めなおしてる。」

 

「マヤノ... あぁ、例の子か。」

 

タキオンが起き上がってマヤノを見る。するとタキオンは察する。

 

「足がもうボロボロみたいだね。」

 

「ご名答。お前の観察眼はほんと気持ち悪いな。」

 

「君の目よりかはまともだよ。それより、その足の様子だと足の筋肉は刃物に切り刻まれたかのようにボロボロになっているね。修復不可能だろうね。」

 

「そ、そんな...」

 

マヤノは絶望する。

 

「タキオン肝心なこと言ってないだろ。」

 

「はは、何のことかね?」

 

「一般的な外科医からしたら修復不可能。だろ?どうせお前のことだ。マッサージと薬で完全復活させることができるだろ。」

 

ネギを切りながらそういう。

 

「はは、それを言ったら面白くないだろう?まぁどっちにしても簡単な処置で足は元通りになるだろうね。モルモット実君が彼女が転倒して地面に当たる前に救い上げたのが幸をそうしたね。」

 

「そりゃどうも。タキオンも食うか?おかゆ。」

 

「少しいただこうか。」

 

茶碗におかゆを盛る。その上にネギと梅干しを添える。テーブルに運んでいくとマヤノの顔がおかゆにくぎ付けなのが分かった。

 

「おいしそうだろ。お代わりもあるからな。たくさん食べて体力回復させとけ。」

 

「いただきます!」

 

元気そうに熱さに気を付けながらゆっくり食べる。その姿は子供のようだった。対照的にタキオンはゆっくりと食べる。それを見ていて俺はつい笑みを浮かべる。マヤノが食べ終わるまでその姿をコーヒーを飲みながらゆっくり見ていた。マヤノは食べ終わるとこう聞いてきた。

 

「私、これからどうなるんでしょうか。」

 

少し不安げな顔をして聞いてくる。おそらくこの先が不安なのだろう。

 

「この件についてはルドルフも把握している。あいつに直接説明して寮にでも行ってもらうよ。」

 

するとマヤノは安堵の表情を浮かべる。俺は当時の状況を聞き出そうと思ってこう言った。

 

「あそこはどんなことしてたんだ?」

 

するとマヤノは再び暗い顔になって説明を始める。

 

「あそこは常にトレーニングを無理やりやらされてたの。やらないと殴られたりひどい事された。食事もトレーニング量には少なすぎるものを出されてたし、休む時間ももらえなかった。」

 

その後もマヤノの告白は続いた。一部のウマ娘はあいつらの道具にされているという話も聞いた。そのあたりからマヤノは泣き始めたため、話をやめざるを得なかった。最後に俺はこう聞く。

 

「ダービートレノのアジトってかいつもトレーニングとかしていた場所とかわかるか?」

 

マヤノは下を向いたまま答える。

 

「わからない。いつも登下校時にはバスに乗せられてたから...」

 

「そうか。話してくれてありがとう。」

 

その後マヤノはタキオンに支えられてベッドに向かった。俺はコーヒーを飲みながらニュースを見る。やはり今日のレースの記事ばかりだった。「音速!正体不明の男が選手を誘拐!」「カメラでさえも顔はわからず。」どれも俺に関する記事ばかりだ。

 

「これはまた理事長にこっぴどく言われるなぁ。」

 




理事長なんか出るたびに実が何かやらかしてませんか?実君はいつになったら普通に理事長に呼ばれるのでしょうか
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