これは質問と回答に関する一話です。
もうじき次のスレがDL完了致しますので、その繋ぎにでも。
感想返信で掲示板の向こう側、異界に関する質問を前回のQ&A以降もたくさん頂きまして、それらの回答文字数がまたまた4万文字を超えたため皆様にも共有したく、その質問と回答のまとめで一話使わせていただきます。
質問と回答は太文字になっており、更に質問は青く強調するようにしました。
太字を見ながら流し読みして、気になる質問が見えた時に一読頂けると楽しめると思います。
また、ご質問の内容を短くまとめるなど、少しばかり手を加えさせて頂いた部分もあります。ご容赦ください。
感想欄にてご質問をくださった読者の皆様に、心より感謝申し上げます。
共生界について
Q1.今って幾つくらい異界があるんでしょうか?
いやまあ百は越えてる気がするけど(星一つで異界一個みたいだし)。
A1.異界であれば一万以下らしいです
調べてみたのですが、雑にいってしまえば誰かが生存できる環境下を異界としているので、それを踏まえた上での接続先異界は10000に満たないそうです。
凄まじく多いですね。どこかの異界を一つとってみれば、地球の数十倍の面積を誇る可能性もあり、数で表してもふわっとしか想像できないと思います。
ついでに言えば共生界は岩石惑星である、と言うだけで、他の異界が物質的でない場合もあります。
ガス状、液体状、平面状、概念上…それら全てを踏まえた上で、誰かが生存できればそれが異界なのです。
面積で考えると頭バグりそうですね。
私は来訪したことがないのでよくわかりませんが、大地を“折り畳む”ことによって、平面上に2倍の面積を持たせている異界もあるそうです。
しかしそのほとんどは繋がっているだけであり、共生界との関わりは浅く、共有資源の恩恵を受けながら発展している異界も少なくないそうです。
ついでに言えば、単純にゲートで繋がっているだけという条件で言えば、ゲート先は20000は超えているらしいです。
それが養殖地、栽培地、廃棄物集積場なのかどうかはともかく、資源確保のためだけに繋がっている世界もあるようです。
Q2.この世界には我々人類のように純粋な科学文明はあるのでしょうか?
A2.純粋な科学文明は、あると言えます。
この世界では、というと全異界中の共生界をピンポイントで指している事になってしまうので、この世界ではなく全異界として、記述で確認できる異界をザッと見た上での回答を致します。
それでは浅い部分の答えから言えば、例えば非魔力種族が元来住んでいた世界の科学発展は我々と似たものになっていますし、それは確かに地球に近い科学文明と言えるでしょう。
が、“純粋な”科学文明とはどこまでを指すべきなのか定義が難しいので、深い部分の答えのためにどこまでを純粋と言うのかを論点として更に掘り下げていきましょうか。
それでは私が愉悦部様の仰りたい事を推測した上で、まずは魔力と呼ばれるものの解説から始めたいと思います。
魔力、こちらは私の意訳によってそう呼んでいますが、本来は体内に存在する変換可能なエネルギーの総称です。
それらは総称であるため、原子から発生するものでもあり、原子自体であり、非原子的である可能性を含みます。
我々で言えば筋肉に対して脳が発する電気信号に近く、それを体外で別のエネルギーに変換できればそれは魔力と呼ばれます。
そしてそれらは何より、その異界においてはなんら珍しくない、普遍的な原子によって構成されたものである場合があり得ます。
各異界で魔力と呼ばれるものの正式名称を読みで記せば、【ラボドモスフィア】や【メハ】、【コスアタリエン】などと本来の性質が大きく異なる全く別の物を指している場合が殆どで、魔力という意訳がすごく大雑把に纏められた言葉であることがわかります。
それを踏まえた上で純粋な科学文明……これをおおよそ第二次産業(機械など)と第四次産業(電子機器やインターネット系)の一部を指し示す場合、私の翻訳する魔力はその一部が原子的、物質的であるため簡単に言えば地球と同じ純粋な科学文明に含まれる事になると思います。
我々の地球には存在しないと言うだけで、スピリチュアルなオカルトや実在しない形而上のエネルギーを用いたものだけでは無く、我々が電気を使うように、翻訳では魔力と呼んではいるものの確かに存在するエネルギーを用いている場合があるのです。
雑に説明してしまいましたが、この辺りを更に詳しく掘り下げると原子と電気の関係性…電荷の移動や相互作用によって発生する様々な物理現象を電気と呼ぶのに対し、何故異界では原子から魔力が発生しているのかについての話になっていく訳ですが、本題とズレるのでこの辺にしておきましょう。
地球というより我々の知る地球外宇宙において観測できる原子を基に考えてしまいがちですが、異種婚掲示板の向こうの世界には、我々の世界には存在しないため翻訳不可能な物質もあれば、現象もあります。
純粋な科学文明があるか、と言われれば、どこまでをそう呼ぶのかの定義が曖昧のため、多分ありますと言うのが答えになります。
そして私の見解では、たとえ有魔力異界であろうとも、魔力を用いた文明はその実我々の世界で言う科学文明と原子、使用エネルギーが異なるだけで、確かに科学文明の一種ではあるのです。
言いたいことが伝わっていれば良いのですが、少し難解になり過ぎましたね。
簡単に言えば、魔力を使っていても我々の世界で言う電気のような性質の場合があるので、魔力文明の発展結果と言えど我々と同じような科学文明であると言えてしまうものもあると思うよ。という事です。
Q3.言語において口調とかは似通っているんですか?
共生語、でしたっけ? ってあまり個人差や口調が出にくい種族なのか、みんなでスレのノリとして合わせているのか、翻訳の都合なのか、よければ教えてください!
A3.翻訳の仕方に依るものが大きいです
では基礎として共生語の解説から。
これはまず異言語間の話からするべきなのですが、こちらでわかりやすく例えると……英語の「I」は、自己を指す一人称の基本形で、日本語においては「私」「俺」「僕」という異音ながら同義である意味と同じですよね。
それと同じように、各異界において、違う言語で同じ意味を持つ単語が無数に存在しています。
それらをひとまとめに新ワードとして意味をもたせたものが共生語になります。
これは説明が難しいのですが、多くの言語は成り立ちにおいてそれを指し示す言葉がないから新たに言葉を作るのに対し、共生語は既にある言語の性質をまとめるために作られた言語となります。
これはどの言語にも似通っておらず、逆にどの言語においても意味は元に戻せる言語ということですね。
これを正確に表す単語が思い浮かべる日本語の中に無いのですが、頑張って表現するとPCの複数データを圧縮ファイルにできるように、多くの類似言語を正しく圧縮した言語が共生語ですね。これ以上はなんとも言い難いです…
そんな共生語なので、文脈には口調や個人差が出づらく、文中に【親しげ】【親愛】【朗らか】といった柔らかいワードを含め、口調を優しくするなど、そういった技術によって上手くコミュニケーションを図っている節が共生語にはあります。
これは喜怒哀楽や状況、老若男女などのワードを含めてそれっぽいニュアンスの喋り方にすることもできるというわけですね。
そして新異界に繋がり、新言語が出るたびにデータの振り分けを行い、圧縮データとの類似性を見直して再圧縮していくのが共生語自動翻訳対応です。
と、ここまでが前情報として、本題と参りましょう。
共生語というものは多くの類似した概念を含む単語を並べて意味を示します。
そのため口調や一人称などはどこか無機質的であり、自動翻訳においてもそれらは変わりません。
当然、元言語での口調が女性調だったり詰問調だったり、強い特徴があれば自動翻訳する上でそれらのワードを拾うことはありますけどね。
なので、それらのワードから逆算するように相手の元言語を想像しつつ、私が口調や文脈を日本語訳する上である程度わかりやすく付け加えたり、意訳に近い事を行っています。
これは地球における翻訳者様方の技術の一つでもあり、柔らかい口調で言われたビジネス的な文章を翻訳する際に、原文のまま
「良いものは良いものにのみ宿る」
とだけ翻訳されて伝えられるとどう受け取るかわからないものですが、口調から汲み取って
「これは良いものであり、良いものが宿るだろう」
と翻訳すれば、話し手の言いたいことを汲み取った上で、聞き手の受け取り方を柔らかくすることができるようなものに近い行為と言えるでしょう。
職業として翻訳を行う方々とは比べ物にならないほど小さな範疇ではございますが、単純な機械翻訳では汲み取れない話し手側の意図を絡めた文章を上手く日本語訳に落とし込むのが私の役目であり、そのように直しております。
なので、日本のスレっぽくなっているのは私の意訳ですね。本物のスレらしく精巧に翻訳はできていませんが、向こうの世界のスレを楽しんでほしい一心で翻訳しております。
この翻訳を、皆様がお楽しみいただけているなら嬉しい限りですね
さて、ではそんなスレの翻訳の例文をちょっとだけご紹介していきます。
スレの共生語原文翻訳
「【二人称】【状況】【疑問】」
原文ママ翻訳
「貴方の状況はおかしい」
意訳
「そんなことある???」
となるわけです。
ちなみに豆知識として、慣用句は圧縮言語によって組立っている訳ではないんですね。それそのものがワードとして使われます。
掲示板内で紹介した慣用句、「大翼を持つ龍」は、「【巨大】【翼】【所持】【龍族】」で表されず、「【大翼を持つ龍】」で「【無駄】【豪華】【必要】【否定】」と同じ意味を持ちます。
しかし「【巨大】【翼】【所持】【龍族】」を日本語翻訳すると「大翼を持つ龍」になりますが、それはただの大翼を持つ龍を示すもので、慣用句として用いることはできません。
雑にわかりやすく書くと、
「【巨大】【翼】【所持】【龍族】」≠「【無駄】【豪華】【必要】【否定】」
「【大翼を持つ龍】=「【無駄】【豪華】【必要】【否定】」
「【巨大】【翼】【所持】【龍族】」≠「【大翼を持つ龍】」
ってことですね。
こういう訳分からんのが共生語で、長文になればなるほど圧縮言語を解いて翻訳するのが高難度なんですよね…
Q4.掲示板世界は3次元だと思うんですが、異次元(2次元や4次元)世界との交流はあるんですか?
そっちとも、何らかの接触があると面白いですね。
A4.あります
まず前提として。
我々の世界を何次元と定義するかですが、3次元と仰っている理論も一理あるものの、説明の関係上、わかりやすい方は、縦横奥行きに時間の流れを加えて4次元と言う理論ですので、ひとまずは我々の存在するこの次元を4次元と仮定してみましょう。
その前提を持った上で先に簡単な答えを言ってしまえば、縦+横+奥行き+時間という4次元以外の次元にいる生命体と交流があるかといえば、“ある”と断言できます。
それでは異次元に関する詳細説明です。
・そもそもが異次元の異界
・異次元異界の種族
・異界の中で異次元が混在している話
の説明をしていきますね。
まず前提の整理から。
0次元は広がりを持たない無に等しく、その状態を表すには点と表現せざるを得ないもの
1次元は一方向の座標を持つもので、その状態を表現すると一本の直線になる
2次元は縦横といった2方向への座標を持つもので、これより縦横に広がる空間によりある程度の自由な形を表せるものとする
3次元は縦横奥行きといった3方向への座標を持つもので、2次元に対して奥行きを持っているため立体的、実物的な形状を持っている
4次元は縦横奥行きの座標点では現せないが、そういった実物的とは異なるものであり、観測できている時間という観点を付け足したもの
解説が粗雑ではあるものの、これが我々の認識するオードソックスな次元の雑な説明ですね。
では、掲示板の向こう側で観測できる、次元はどうか。
実は同じ4次元でも、それが内包するものが異なる場合があるんですね。
では縦横奥行き時間の我々がリアルタイムで観測している次元を【地球次元】と仮称して、向こうの異次元を説明していきます。
まず、共生界はその一部を除いて基本的には【地球次元】と同じ次元であると言えます。
一応、共生界は惑星状ではありますが、その一部が折り畳まれている(翻訳が難しいので意訳)ので、その部分を除いて共生界は【地球次元】と同じですよ、というわけですね。
ただし、大多数が認識している次元が4次元だよ、というだけで、正確に言い表しにくいのですが、共生界には4次元以外の次元に住む種族も重なっています。
では最初に、【地球次元】と異なる次元を前提とした異界の話をしていきます。
例えばそれは限線界。
この異界は時間が流れていますが、異界そのものが平面……この場合の平面は地面が平らである表現ではなく、世界そのものが2次元的で横に広がっており、それを客観視した場合は平面であるとしか表現できないためそう称していますが、その異界自体を俯瞰することは不可能ですので平面としか言いようがない、というものです。
平面が故に重なることはできず、どこまでも横に拡がり重力が存在しようのない異界です。
これは縦横に時間という我々の世界では擬似的なものを除いて観測不可能な3次元の異界と言えますね。
そこに住まう種族は我々の言語で表現すると絵画に近いと言えるでしょう。ただしその姿は我々の知る生き物から大きく外れた姿形をしているものですが。
例えばそれは紋延界。
縦横奥行き時間の【地球次元】に足して、原文の説明をどう日本語に直していいのか困りますが、ほぼ原文のまま訳せば、わずかにズレて重なっている座標が存在する、縦横奥行き×2+時間の7次元異界。
そこにあるものと、同じ場所にあって違う次元に同時存在し、異なる動きを行うがそれらは同一存在であるという縦横奥行きが二重になっている特殊な異界。
そこに住む種族はそれらを当たり前とし、我々四次元とは異なる暮らし方をしています。
ではそんな非【地球次元】の異界に我々が降り立った場合、どうなるか。
答えは簡単、互換性の無い肉体、精神、情報の場合、その異界へは【安全に】移動できない、です。
ゲート、異界間接続技術は非物質的、非実在的異界との接続を明確な境界……断絶され、繋がっていない場所と場所の距離、座標などの情報を曖昧にしてその間を限りなく薄くし、明確な境界は消せないが移動できる位置まで圧縮させたものがゲートですので、互換性が無い異次元への移動は何らかの異常が生じる訳ですね。
例えば平面世界の限線界に我々……なんの能力も持たない基人族が行くと、立体的な状態が保てないのでそれらの情報が平面的に分解され、奥行きがなければ存在できない部分が……なんて言えばいいんですかね、そう、平面状に拡げられていきます。
例えば……そうですね、体内の内臓や血管などは人間を前面から見たとき、重なっているため、それらは平面化できずに拡げられることになります。前面から平面化する場合、見えなくなる箇所、おおよそ真横辺りからパカッと開きになり、頭または足先辺りが接続部となって背中側が前面から全て見えるようになり、それらからまた内臓や血管などの厚みを持つものが同様に開きになって全てが前面から見える状態となるようです。
このような、異次元異界への変換現象を日本語訳すると【適応変換】となるようですが、これらが異次元異界に対する互換性の無い者に起きると、強い痛みや自我の喪失、元の次元への帰還不可能状態に陥ることもあるようで、我々と同じ共生界の次元、【地球次元】以外の異次元を前提とした異界への初移動は、非常に数多くの書類と検査が必要になると書かれていました。
ただし、不死族の多くはこの適応変換能力がずば抜けており、異次元の異界へ移動できることから、異次元の異界との初接触、ゲート開通、恒常的なやり取りを行うことができています。
ちなみにこれらの説明が、ちょっと前に書いた【同じ4次元でも、それが内包するものが異なる場合がある】という答えでもあります。
異なる4次元の異界を説明するのが難しかったので限線界を挙げましたが、縦横奥の立体を3次元と定義したものと、限線界の縦横時の3次元が同じ3次元ではないように、座標数だけで〇次元と括ってしまっても、それらが同じものではない可能性がある、ということなんですね。
では次に、共生界の次元と異なる次元を前提とした種族の話をしていきます。
我々が当然のように立体的であり、縦横奥行きを持つ種族であるように、異次元的な異界に適応した身体を持つ種族も当然のようにいます。
例えば屈折族。
複数の直線で体が構成された平面種族であり、限線界における原住種族の一つです。
その体は個体差によりますが、平面において細かったり太かったりする、各色の直線を幾何学的な形であることもあれば、乱雑な形であることもある、そういった直線が一部に纏まっているという種族です。
言語は存在しませんが直線を細かく動かすことが言語の代わりとなっており、魔力と言える特殊なエネルギーを内包しているためネットで時折見ることもできます。
例えば映影族。
姿形は生物的であったり非生物的であったりする種族で、その肉体が非実在的かつ非次元的な位置に存在しており、それらが異次元を通り抜ける魔力によって実在的異界に投影されており、そこに実在はしないが存在していることが確認できて、異次元を通り抜ける魔力によって実在的なものを非実在的な肉体の存在する箇所に持ってくることができる、原文を見てもよくわからない種族もいるようです。
ではそんな異次元に居る種族とのコミュニケーションについてお話ししていきます。
適応変換は、あくまで異次元異界へ足を踏み入れた場合に起こる現象で、異次元に住む種族が魔力を持っていれば、その魔力を共生界指定魔力に変換、出力調節する機構が完成次第、ネットへの接続が可能になります。
また、言語、言語を持たないのであればコミュニケーションに用いられる動作などの共生語翻訳が大方終われば掲示板へ書き込めたり、自分からの発信が可能になっていきます。
そのため、共生界に住む普通の種族と異次元に住む種族のコミュニケーション……異次元異界との交流と言うにはだいぶ個々間という色合いが強いものの、実際面してなどといった直接的なやりとりではないものを含めれば、割と普通に行われています。
それでは最後に、共生界などの【地球次元】環境に暮らす異次元種族の話をしていきます。
最初で挙げた、異界の中で異次元が混在している話のことですね。
これは先程の話にあった適応変換をした上で、異次元環境下での活動を行える種族の話でもあります。
例えば屈折族が【地球次元】に来て環境適応したとき、地面や壁に描かれた絵画が動くような形となって、4次元空間の中で3次元適応しているようなものです。
この話が先の2つと違う点は、そもそもの土台となる異界でベースに観測されている次元とは異なる次元である、という点です。
その異界は【地球次元】と同一であるが、【地球次元】ではない次元の生命体もいる、という話ですね。
では解説していきます。
まず【地球次元】を噛み砕くと4次元となりますが、これは我々が観測している視点での話であり、ズレた座標や観測外領域での座標を観測できないがゆえに含むことができず、この次元を4次元だと解釈していることはなんとなく同意していただけると思います。
その上で、例えばズレた次元に生命体がいても、同地球状に存在はしているが観測できていないため、現代では4次元だと表現することしかできない、という事まで繋がります。
それが向こうの異界においても起こります。
意訳:観測外領域と呼べるそれに、例えば共生界という一つの異界において“最初から”はたまた“途中から”入ってきて生活していた種族が暮らしていたとして、誰も観測ができない次元での話のため、やりとりができません。
無いものを有ると仮定し、それらを観測する事ができない限りは、どうしようもない話です。
ベースが4次元の場合、例外を除き既にその環境下に生息する生命体はその環境に基づいた適応変換をしているため、前提が異次元である異界とはコンタクトの方法が大きく異なるわけですね。
こういった観測外領域とのやりとりは、発見や観測ができ次第、それらを大きくまとめ、文化文明を言語化していくことで新種族新文化新観測領域と定義できるようになってから始まっていきます。
なので、共生界の中で新観測領域が見つかったよ〜! となってそこから新種族発見! となる状態と、異界適応した結果がそこのベースとされている次元と異なる次元の状態になった! という状態の2つが、一つの異界内に異次元が混在している状態になるよ、という話に繋がっていく訳です。
ちなみにちょっとした話ですが、異次元異界へ移動したとき、適応変換されたら観測外領域に変換されてしまい、そこから新観測領域の発見に繋がった、なんてケースもあったりするらしいです。面白いですね…
ということで、質問頂いた【掲示板世界は3次元だと思われるが、異次元(2次元や4次元)世界との交流はあるのか】の次元に関する詳細な説明をまとめた回答としては、
①掲示板世界とは全ての異界を含むので、それぞれ多次元と言えるため3次元とは言えない
②共生界一つに絞っても、おそらくのベースは【地球次元】と言えるが、共生界内で異次元の観測もされているため、厳密にその異界が4次元であるとは言えない
②異次元間でも異界単位、種族単位といった大小を含む繋がりは存在する
となります。
我々の住む【地球次元】を前提とし、恐らくは我々では実観測のできていない異次元の解説なので、どうしても話が難解になってしまいますが、これが精一杯の詳細な解説となります。
Q5.資格などの通信教育といったサービスはあるのでしょうか?
資格とか免許とか技術認定とかが結構多くて非常に大変そうで勉強する前から心が折れそうな人(?)割と多いと思うんですけれど、我々の世界で言うところの塾ですとか通信教育ですとか、そういったサービスはあるのかなぁ、と……
あと資格や免許取得に向けて頑張ってる人(?)の質問に答える掲示板とかってあるんでしょうか?
A5.あります
資格や免許、技術認定についてですが、当然そういったサービスは充実しています。
まず必要資格の確認も、種族名や危険指定の理由、何を目的としているのかなどを入力するだけで教えてもらえるサイトがありますね。
勉強や塾などは資格難易度により規模の違いはありますが、異種との共生にあたって必要な、我々で言う国家資格……向こうで言えば共生界制定資格と呼ばれる資格は通信講座などがありますし、複数の資格の役割を兼ね備えた総合検定や、比較的難易度の高い資格は勉強会なども開催されています。
どうしても困ったときの質問には、総務省サイトに資格についてよくある質問というページがあり、そこで解決しなければ予約を取ることで対面応対もしてくれます。
ただし、共生界制定資格のみですけどね……
ちなみに、共生界以外で取得できるマイナーな資格は、そこの異界でしか取得できない上に、共生界では必要資格という枠にカウントされません。
長寿種族特有の暇になってきたしわけわからん資格でも取るかなという謎の現象によって支えられている文化でもあります。
そういう資格でわからないところがあれば、適当に種族お悩み相談板とかに書き込めば、掲示板のご老人がワラワラ寄ってきて助けてくれます。
と、回答としてはこんなところでしょうか。
Q6.この世界の食糧事情ってどうなっているのですか?
種族種族が人権? みたいなのを持っているのでそいつを喰う事ができないのではと疑問に思ってしまいました
A6.種族外を食べることは罪に問われません
食糧事情と種族ごとの権利についてお話ししていこうと思います。
まず第一に、種族とされる存在は意思の疎通が可能である事が前提になっています。これは共生界における種族法に記載されており、意思の疎通とは発声、魔力伝達、ジェスチャーなどによる特有の言語、意思の確立が第三者から認識できる状態を指します。
噛み砕いて言えば、発声ならこれはなんらかの意味を持った言葉であると他種族からわかる事、魔力伝達であればこの魔力波長は規則性があり言語の代わりとなる信号であることが他種族からわかることなどなど、自種族以外からの非接触アプローチに対して明確な意思を感じさせるアクションを返せる存在を種族と呼び、それ以外は種族外として非種族【翻訳元:種族の外】と呼んでいます。
それらを踏まえた上で食糧事情、主に気になっているであろう肉については、非種族から肉を得ているというのが答えです。
それ以外にも、日本語で言えば合成肉と呼称できるような、動物性タンパク質を再現した肉も存在していますし、現代ではそちらが主流ではありますけどね。
非種族については共生界近隣異界において自己権利が発生しておらず、無闇に殺傷することは倫理観において問題視されることはあれど、己が所有している、または誰も所有していない場合において殺傷して食べることは法律違反になりません。
地球上で例えるならば、動物というより虫の扱いに近いです。
非種族がどんな形をしているのかは答えにくいですが、我々の知る動物に近いものもあれば、形容し難い形状の存在もいます。
例外として、己を法律上種族外として扱う種族放棄申請をした上で誰かに食べられる事は種族法の違反になりません。
例えば誰かに食べられたいという願望を持つ者が種族放棄申請をし、法律上種族外として扱われるようになった状態で望んだ者に食べられた場合は食べた側が罪に問われる事がありません。
他にもウロボロスのような、特殊な肉食を行う場合は種族申請によって種族法の適用を一部免除されています。
ちなみに被食願望を持つ不死族が共生界に存在しており、その者は種族放棄申請をしたうえで飢えた者に己の肉を削ぎ渡す事を趣味としている、といった話もあります。
そして遠方異界……共生界における種族法外環境においては、上記の限りでは無く、その異界の法律に則った措置が敷かれています。
意思の疎通ができても食べることが禁止されていない異界もあれば、逆に合成肉以外を禁止している異界もあるということです。
これは合成肉が出来る前、遥か昔に制定された法が残っていたり、合成肉の出現に合わせて調整した法が適用されていたりと各異界のアクションがズレた事が原因です。
仮に地球が繋がったとしても、新規異界は共生界近隣に置かれることは無いため、牛豚などが種族法により規制されると言ったことは無い筈です。ただ、彼らと意思疎通ができる種族は、決してこの異界に立ち入ろうとはしないと思いますけどね。
我々の地球に存在するような、非肉食を主張する者もいることにはいますが、異種族への配慮が足りない差別的主張であるという認識が強いため、あまり良い目では見られていません。
以上により、例外を除けば共生界近隣異界、種族法適用範囲内であれば、非種族からの肉を得ることは禁止されておらず、適用範囲外であればその環境に依る、というのが答えになります。
我々で言う人権は共生界近隣において種族法適用者、種族と呼ばれる者にのみ存在しており、種族外に主張できる権利はありません。
以上が回答となります。
Q7.異種婚が盛んになったことによって強伝や繁殖方法などで最も繁栄している(というか、広く分布するようになった?)種族固有特徴などがもしあれば教えてください!
A7.強い遺伝と、確認数の多い種族固有特徴について解説します。
まず遺伝ですね。
それでは弱遺伝と強遺伝の傾向からお話ししていきます。
第一に、実体種族と非実体種族の遺伝傾向から。
これは比較的ではありますが、前者が強く、後者が弱い傾向にあります。
魂や核を欠いて繁殖する種族は基本的に弱遺伝なので、非実体種族の殆どは強遺伝に該当しません。
これは私達で言う精子と卵子が1個体を作成するために作られた一対の細胞だとすれば、上記の欠片はその一対の片側に足りない情報を補うもの、という程度の役割しか持たないからですね。
同種間であれば互いが互いの欠片を補完しあって1個体と成りますが、異種間であると補完という性質から遺伝が弱くなりがちです。
第二に、寿命という観点から見た傾向。
短命種族と長寿種族を比べたときに、その性質が強ければ強いほど特徴の遺伝が強くなっています。
これは短命であればより種を残そうという遺伝情報と、対して長寿になればなるほど生涯出生数が減るために子への遺伝情報が濃縮されるような形になるためだと言われています。
中央値がなんの種族かは置いておいて、よりその値から遠ざかるほど遺伝は強くなっていきます。
ただし、逆に殆どの不死族はほぼ遺伝確率が無に等しい弱遺伝になっています。
第三に形状。
姿形は種族ごとに大きく差がありますが、まずご理解していただきたいのは、例えば地球上において人類と一部のウイルスで比べたとき、そのウイルスは体内という限定下ですら時として人間の総数より遥かに多くなる個体がいますが、専有体積においては人間に勝りません。これはそういった種族的な総数と種族的な総体積はイコールではないという前提を元にお話ししていきます。
遺伝として強いのは、我々の世界で言う体に足または手が生え、頭が出ているという形状です。
これは我々の世界でよく見られる生物的な形状です。虫や動物を含めて、頭があって体があって手足がある、という形状が強遺伝と言えます。
理由としてはシンプルに、体積として数多くの異界において進化・繁殖した数が最も多い形だから、です。
結果ありきの結論ですが、多くの異界で生物が進化した結果が我々地球でもよく見るような形になったから、その形状の遺伝が強いということです。
Q&Aにおいて、向こうの基人族が我々の普通とは異なると言った理由がここです。我々が遺伝として受け継いだ形状は、向こうの世界において数多く見られる形状に内包された一つであるということですね。
要するに、生物らしい形というものが強遺伝となります。
第四に、生命活動における働き。
例えば私が魔力と翻訳している体内エネルギー。
これは基本的に親から引き継ぐことが多いですが、それらにも順番があります。
地球上における人類が血管に血液を循環させて生存しているように、中には魔管と呼ばれるものに気体状の魔力を循環させていたり、電気エネルギーの循環によって生きている種族、個体もいます。
そしてそれらとは別に、同じ有魔力だとしても血液循環していながら魔力を持っている、生命活動に直接関わっていない器官としてそれらを持っている種族、個体がいます。
それらを遺伝という目線で比べたとき、より魔力の遺伝をしやすいのは前者である魔力を生命活動の根幹に備えた種族です。
これは私達人間の子が血を通わせているように、生命活動として魔力を循環させているから有魔力である、という当たり前のようなことです。
親の生命活動を行っている方法は遺伝しやすく、それらの働きは子の生命活動に強く影響します。
第五に種族固有特徴と呼ぶものの遺伝傾向。
龍族の角、人魚族の半人半魚、鉱生族の皮膚岩石など、それを遺伝したらその種族であると言われるものの中でも、特に遺伝として強いものは前述した遺伝する何らかの生命活動における器官、働きに紐付いたものが多いです。
例えば魔力核や魔臓などといった器官によって影響される、またはそういった器官の役割を持つものは、遺伝によって引き継いだ些細なものに影響されて発現するため、遺伝しやすいというより形状より顕在化しやすいという特徴があります。
一応追記として、サイズの遺伝はバラバラで傾向はありません。足して2で割るにしては個人差が大きすぎるので、これは傾向すら出せませんでした。
これらをまとめると、実体があり、短命または長寿であり、形状は生物らしく、親の生命活動方法を元とし、それらの働きによって顕在化する固有特徴が強遺伝です。
なので、
・実体があり、長寿であり、形状は遺伝の強さが普通であるが、魔力が生命活動に含まれており、それに影響されて角が宝石化する龍族or龍人族
・実体があり、長寿であり、形状は人型で遺伝強さがそれなりに強く、魔力が生命活動に含まれていないが長耳がほぼ確定で遺伝し、それに伴って魔力器官が遺伝される森人族
などの2例は非常に強遺伝であると言えると思います。
森人の方は、だから強遺伝なのか、元々そうで後から理由ができたのか不明ですがそんな感じですね。
そして最も多く体積を占めている種族固有特徴を持つ種族は、平面種族を除けば恐らく獣族になります。
これはシンプルで、二足歩行を表す単語に共生語で人(と私は翻訳している)、四足歩行を表す単語に獣(と私は翻訳している)ために、獣族として内包されている種が多すぎるため、体積的に最も繁栄していると言えるでしょう。
逆に数だけで言えば、平面上に生き、繁殖法は細菌に近いがコミュニュケーションを図れる秘顕族など、分類の難しい種族が該当することになると思います。
回答としてはこんな感じでしょうか…
Q8.長寿族の時間というか時計が気になる。
A8.翻訳する上で明確にわかりやすく出てきたものが共生界基準時間のため、それのみを詳細説明させていただきますね。
まず、共生界における基準時間から。
説明の前提として、以下、共生界という環境についてQ&Aより抜粋です。
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表面積……と言っても向こうの端は“曖昧になっている箇所が存在する”ので、不死姫様の記録を参考に算出された恐らく正しい計算結果として、おおよそ木星より少し大きい程度のサイズです。地球表面積の約122倍以上なので私達からするとかなり大きいですね。
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時間も自転、公転周期が違うため1日と括る範囲が違います。
それに伴い私たちの基準……SI単位での秒【second】とは時間単位が大きく異なっていますね。自転や公転が地球と違うため、時間単位が秒【セシウム133の原子の基底状態の二つの超微細準位の間の遷移に対応する放射の周期の9,192,631,770倍の継続時間】である必要が無かったためです。
■■■
これらを踏まえ、向こうの世界におけるSI単位の一秒の扱いと同等、基準とされる最小単位を共生秒【本来の単位発音はリィメ】とすれば、概算として
1共生秒=357.14秒
程度になります。
逆に言えば
1秒=0.0028共生秒
なので、大体1/400という刻み方をされているということですね。
小数点以下の計算は省いているのでなんとも言えませんが、おおよそはこれぐらいの等式になります。
この基準は単なる自転や原子類に拠るものではなく、原文の訳し方が不安ではありますが、無時次元環境下間移動において歩かぬ者達の能力使用による往復時間平均値の約69,118,891,719倍らしいです。
この解説は翻訳者の私でも正直よく分かりません。なぜそんな中途半端な秒数なのか、なぜそのような決め方をしたのか、解説が難解すぎてよく分からなかったんです。
ただ、そういったものだよ、という定義がされていることは確かですので、そういうものなんだ、程度に覚えておいて頂ければ幸いです。
さて、そんな1共生秒ですが、実は各種族の寿命差によって倍率が掛けられて使用されています。
とある超短命種においては約1/2倍
とある短命種においては約200倍
とある長寿種においては約5000倍
などなど、種族独自にそれらを使い分けているんですね。
そして他種族との時間について相互確認を行う際には、基準の共生秒を使用して待ち合わせなどの時間を合わせているわけです。
なので時計には、〇〇族向け時計などと銘打たれ、相応の進み方をする多数の針によって時間が刻まれているわけですね。
共生秒針、共生分針、共生時針、種族秒針、種族分針、種族時針、共生界自転針、などなど、そういった多数の針が時計にくっついている訳です。
それで異種婚している方などは、配偶種族の針だったり、義父母在住異界の針だったりをカスタマイズして付けていたりするんですね。
ちなみに追記として、翻訳において掲示板に記載されている時間は独自に倍率されたインターネット世界共通時間ではなく、共生界自転針(地球とは自転一周の時間が異なる)をむりやり地球の24時間に照らし合わせた大凡の時間になっています。
なので、実は共生界という惑星が一周しておらず、こちらの認識では日が変わっていないにも関わらず、スレの日時では日が変わっている、などというときもあります。
まあ、ここはあんまり気にする人はいないと思いますが、一応追加の情報でした。
調べた感じですと、時間という概念に対し、種族ごとにあまりに乖離した認識、感覚を所有するため、一つの基準を定め、それを各種族ごとに便利にn倍して使っている、というのが実情のようです。
また、時間の照らし合わせにおいて、基準の共生秒そのものを使うことで、異種族との時間認識乖離をある程度緩和している、という役割もあるようです。
代わりに、向こうの時計はこちらの時計に比べて非常に針が多く、時計をカスタマイズするって感覚が一般的に普及しているようです。
種族について
Q1.界外にいかずに同種同士ならばほぼ無資格で生きられるのでしょうか。
結婚するにも異種族相手だと資格試験が必要だったり大変そうですねぇ。
でも危険な特性を持つ種族でも、界外にいかずに同種同士でくっつくならばほぼ無資格で生きられるのでしょうか。
A1.その条件であれば仰る通りです
異種婚に関する資格のシステムなどに触れながらそれらについてお答えしていこうと思います。
【危険な特性を持つ種族でも、界外にいかずに同種同士でくっつくならばほぼ無資格で生きられるのか】ということですが、先に言ってしまえば共生界の近隣異界外であればそうなりますし、その条件であれば資格の不要は同種に限りません。
そもそも資格とは何か…というのは説明するほどでは無いのですが、一応お伝えしておくと向こうの資格はそれを持ってないとここから先に入れないよ〜とか、ここに住めないよ〜といった、こちらでイメージする資格より少しばかり権限の大きなものです。
それではまず説明の前提として、一部の特殊指定種を除く国家指定四種……幻獣指定や危険指定などの種族が、自身の種族を理由に自分で該当資格を取得するケースからお話ししていきます。
とはいえある程度方向性を決めて、【指定種族自身で資格を取る理由】という大雑把な面で語りますね。
資格を取得することになる大きな要因は、各異界による法律です。
これは例えば共生界であれば、そこに住むために共生界居住免許を取得する必要があるように、そこの異界で暮らす、はたまた働くなどといった、その異界で一定以上の行動や活動を行う場合はその異界で定められた法律に則り資格や免許の取得を義務付けられているため、自身の種族を理由に取得します。
これはゲートルート3以内で共生界の近隣異界と呼ばれる異界は法律を共有しているため、そこの内側にいるのであれば資格を取得しなければいけませんし、逆に言えば取得しないのであればその外側に行く必要があります。その場合はその場合で、申請すれば引っ越しに必要な補助金などをもらえる制度がありますけどね。
話は戻って、例えば体の構成が毒物……こちらの世界における毒物の判定は経口での致死量が50mg/kg以下ですが、向こうの世界での毒物と言われるものは経口で示す場合、10種族以上を対象体積の1/1000程度の量で死に至らしめる物質を指すのですが、そういった物質で体が構成された種族がいます。
そしてその種族は、資格さえ取れば共生界での活動を行うことができますし、共生界の近隣異界以外、法律によって行動や活動にあたり資格の所持を条件とされていない異界であれば、資格のあるなしに関わらず活動しても良いものです。
これはあくまで一つの考え方であり、向こうの世界の常識ではありますが、遠方異界、共生界の法律が共有されていない異界へ赴くということは、本来遭遇するはずのない危険種族と遭遇する可能性を孕むということなんですね。
はてさて、ここまでが資格を取らなければならない前提です。
では次に、配偶者のために資格を取るケースをお話ししていきます。これらは共生界の法律ではありますが、その内容は他者のためであるということから、条件が緩かったり同じだったりと個人差があります。
それはなぜか。まず異種族との関わり合いにおいて、共生界の法律では指定種族との関係性によって必要な資格が段階的に変化するからです。
最上位は同棲または婚約者など、長期間かつ長時間において指定種族との接触を伴う生活を行う者。
次に職場での接触やカップルの性的接触など、指定種族と長期間を共にはしないが時折ある程度の接触が考えられる者。
次に友好関係や取材など、ある程度の短時間での親しい程度な付き合いに限定される者。
最下位は一時的な面会など極めて短時間の関わり合いを行う者。
この4つによって必要資格の数は異なり、当然ながら試験難易度が違う上位資格が必要だったり、関係によっては簡単なものでも問題がないということもあります。
これを拒む場合、共生界内での指定種族との同棲や結婚などに制限が掛けられたり、書類を受理されないなどといったことになりますね。
例えば先程挙げた、体が毒物で構成された種族との関わり方が結婚するなど最上位にあたるのであれば、
特定毒物劇物構成指定種検定
有毒性物質構成指定種
体構成物質危険指定総合検定
などなど、毒性による中毒を防ぐためのものから
分離別離魔法習得検定
非外気性着用器具装着作業主任者
といった生活の補助的に知っておいたほうが良い資格なども要求されます。
では関わり合いが下から2番目の友好関係程度だとどうなるか。例に出している種族であれば、有毒性物質構成指定種検定一つで問題ありません。
自身は自分の危険性や特殊性を完全に把握していなければいけませんが、他者はその性質を関係に応じて段階的に知っていれば良いというのが現在の法です。
なので、本人は自分に関する資格をすべて持っており、他者はその一部を持っているというものになります。
と、ここまでが共生界における、【結婚するのに資格が必要】というシステムの前提ですね。
さてさて、長い語りとなってしまいましたが、この前提を元に【危険な特性を持つ種族でも、界外にいかずに同種同士でくっつくならばほぼ無資格で生きられるのか】という題を紐解いていくと、
・共生界とその近隣異界では在住や活動において資格が必要であり、結婚や仕事に関わらず無資格では活動することすら許可されない。
・共生界で危険指定の同種同士が結婚する場合、必要資格は互いに全て持っていることが確定しているので新たに取得が必要じゃない分、手続きなどが非常に楽になる。
・遠方異界であれば、結婚に資格が必要という法律が無いため同種異種に関わらず自由に結婚しても良いが、それにおける事故は自己責任である。
という回答になるわけですね。
共生界は全ての種族が暮らせるようにというコンセプトの元で法律が制定されている節があるので、事故を防ぐために割とそういった縛りが多いです。
それを嫌うなら、どうしようもないので遠方異界で暮らしてね、というのが実情です。
ただ、指定種が無資格者の家に転がり込んでいたり、無資格者が指定種であることを知りながらそれを許容している場合。それは見咎められない限り黙認されています。が、万が一があったとき、被害を受けた側の証言や筆跡がない限り指定種側が明確に罪を負うことになったりだとか、ちょっとした緩さもあったりはするんですけどね……
と、長くなってしまいましたがこの辺で回答を終わりにしたいと思います。
Q2.特殊指定…分類学のゴミ箱分類群みたいな感じ?
分類出来るようになるまで取り敢えず入れとく感じの。
A2.そうとも言える部分があります
それではご質問の特殊指定種について、深掘りしていきたいと思います。
まず答えを最初に。
特殊指定…分類学のゴミ箱分類群みたいな感じ? ということに関しましては、
似通っている部分はあるが、特殊指定はゴミ箱分類群の一部を除く性質を含んでいるだけで、違う役割も持っています。
なので答えはイエスとも言える、となりますね。
さて、それではこれから回答内容についての解説を始めます。
とりあえず比較のために、ゴミ箱分類群はこちらの世界で明確に定義されている概念なので、情報をサラッとまとめていきましょう。
これは一部から情報を抜粋しつつ私の言葉でまとめたものですが、動物分類学の中でもアルファ分類学…自然の中において、種と呼ばれる個体の集合を見つけていく最も原始的な分類において、この分類に入れるにはちょっと外れ値っぽくて、どこに振り分けていいかわからない…といったものをとりあえず仮として分類しておくのがゴミ箱分類群、というのが私の認識です。
この分類群の性質を簡素に箇条書きすると、
・分類的にわからないものとりあえずここ
・その後の詳細な調査でどこかに分類される
・場合によっては再度ぶちこまれる
・時と場合によっては条件を絞られ、新しい学名が生まれたり既存の概念が破棄される
といった具合になるのでしょうか。翻訳者であって分類学者ではない私からすると、これが正しい認識かどうかは自信がないのですが、ひとまずはこうである、としましょう。
次に特殊指定の情報を整理していきます。
特殊指定種について、Q&Aよりそれに関する文章を抜粋していきますね。
【特殊指定種とは
①幻獣×危険、希少×危険などの指定種が被っている場合
②ほぼ危険指定種だと思われるが種調査が終わりきっていないため臨時的に与える場合
③種の中でも群を抜いて異様な特徴を持つ者を単体指定する場合。二種族以上を死に至らしめる特徴ならば危険指定種に分類され、種単位での特徴であれば幻獣に分類される。
の上記三つに該当する種、または単体を指定するもの】
【一応初発見時、超大型ともなればそれだけで特殊指定入りはほぼ確定ですが、種の調査が終われば大きいだけで危険種と扱われる事は無く、指定種解除か別指定種に振り分けられます】
【先祖返りなどで三種族以上の種族固有特徴が均等に強く発現した場合は“混種族”という扱いになります。
種族として言われますが、無限に近い掛け合わせの種族固有特徴が故に種分けが非常に多く、そして一代限りである事も少なくありません。
その特異性から国家指定四種の内、特殊指定種として登録されています】
と、以上がQ&Aで記されていました。
これらの情報の断片を寄せ集めると、
・分類的にわからないものとりあえずここ
・その後の詳細な調査でどこかに分類される
・場合によっては再度ぶちこまれる
という、ゴミ箱分類群の性質を持っていることがわかります。
まあ最後の【場合によっては再度ぶちこまれる】というのは、時として正確に言えば異なる場合もありますが、それは後述の説明後のほうがわかりやすいので後にしましょう。
これが、最初の言葉で言う、特殊指定種がゴミ箱分類群の性質を含んでいるという部分ですね。
ただし、ゴミ箱分類群の条件と比較した上で、そもそもその性質を持っていないのではなく、条件が違うのが、
・時と場合によっては条件を絞られ、新しい学名が生まれたり既存の概念が破棄される
という分類学的な点ですね。
特殊指定種は【指定】なので、未分類の新種族は指定できない状態のため該当しません。
上記の種族は種族庁の元で種族名が確定してからゲートが開通するようになっているため、ゴミ箱分類群の最も分類学らしい、そこから全くの新しい種族が出てくるという事が無いんですね。
これを噛み砕いて説明するために、まずは新種とされる種族が発見されるおおよそのケースを挙げていくのですが、大体は3つで、
・新規異界に接続したとき、原住種族が今まで発見されたどの種族とも異なる種族固有特徴を持っており、かつその原住種族が種族と呼べる程度に個体数が確認できる場合
・異種族間での子孫、種族固有特徴が混ざり合う特殊な個体が種族と呼べるほどの数になった場合
・既存未観測領域に住む種族との意思疎通が可能になった場合
のどれかにあたります。
これら3つは特殊指定種という枠組みから新種、新分類することができません。たとえば2つ目が特殊指定種族だった、ということはあるのでしょうが、そこから新種族にする、という手順にならないため、新しい学名が生まれたり〜というゴミ箱分類群の性質を持っていないと言えるのです。
ちなみにその性質を持つのはその上の枠組み、種族庁による総種族分類によって決まります。
そのため新種から特殊指定入りへの順番が、
新種族発見!!
→種族庁の総種族分類により、その種族に新種族名を与える
→調査が足りなくて性質がよくわからないけど、デカかったりなんか強かったり能力がすごそうだったりするから新種族名を特殊指定として指定し、とりあえず一部に制限を設けておく
→新種族を改めて詳細調査し、該当する指定種に振り分ける。
となるわけです。
ちなみにこれがだいぶ前に話した、特殊指定の【場合によっては再度ぶちこまれる】性質が正確に言うと違うよ、というものの答えにもなります。
わからなかったからゴミ箱分類群→またわからなかったからもう一回ゴミ箱分類群
というのがゴミ箱分類群の再度ぶちこまれる条件だとすれば、特殊指定は同様のケースもあれば
わからなかったから特殊指定→わかったけど性質的に考えてもう一回特殊指定
になることもあるので、正確には違う可能性もあったりする、ということですね。
さて話は戻って、新種族のふりわけは特殊指定の仕事ではないので、
・時と場合によっては条件を絞られ、新しい学名が生まれたり既存の概念が破棄される
というのだけは、その上の総種族分類の仕事になると言えるでしょう。
これが最初に言った答えの、ゴミ箱分類群の一部の性質を除く、という部分です。
さて、これが特殊指定種とゴミ箱分類群の、ゴミ箱側を基礎に似通った部分を見比べた結果ですね。
そしてこれとは他に、抜粋中で書いた希少と危険の2つが重なっている種族なども分類されるという性質を含むので、回答が似通っている部分はあるが、特殊指定はゴミ箱分類群の一部を除く性質を含んでいるだけで、違う役割も持っています。となるわけです。
これで回答の解説は以上となります。
ついでにこれは個人的な話ですが、ゴミ箱分類群、大雑把な投げっぱなしネーミングがすごく好きです。
とりあえずわからん! って感じで捨てといて、後からそれを取り出してまた調べ始めるって手順が特に良いですね。ナイスネーミング。
Q3.単体というか一個人だけの種族とかいるんかな…
種族? ってなりそうだが
A3.いません
それでは種族法を参考に回答していきますね。
まず種族とは、って話ですが、明確に定義して言えば、分類の順番として最も大きなものが〇〇族、次に〇〇科や〇〇種や〇〇目、その更に下に〇〇系、〇〇性などと続くものを全て含めた総称が種族です。
その上で回答すれば、〇〇系などと呼ばれる細分化されたものに該当する者が1名しかいないものもあるため、一個体を示す種族名は存在します。
例えば“精霊族水種沸騰信仰”、水の沸騰を信仰する精霊族は1個体のみのため単体を示す種族名となります。
逆に、“条件に該当する個体数が一定を超えていなければ当てはめられない”とされる〇〇族や〇〇種などは、一個体を指し示しません。
これはそういう決まりであり、ある程度の数がいないと一纏めとして呼称されないからですね。
なので…わかりやすく言えば、種族名として単体を指し示すものも中にはありますが、種族という枠組みはそもそも単体を指し示すものではない。
というのが回答になるのでしょうか。
Q4.そういえばあまりにも危険な種族……種族? そういうのの対処ってどうなるんやろな。
殲滅か、あるいは世界丸々使って隔離とかかな。
A4.居住地のゲートルートが遠くなります
まず大前提として、あまりにも危険な種族はいます。
ただしそれはゲートルートと呼ばれる異界接続の中継数が多い場所などにいることがほとんどです。
それでは何故そういう状態になっているのか、という点からお話ししていきます。
まず、共生界と呼ばれる箇所は、元々は数名の不死族が居たのみであり、危険な種族がいない場所でした。
正確に言えば、不死族しかいないので危険という枠組みそのものが存在しないのですが…
そして異界接続をしていき、多くの異界と接触していくにつれ、あるタイミングでかなり危険な種族と接触する事になったわけですね。
まず第一回目と呼べるタイミングは、旧危険指定種の制定時です。
Q&Aの指定法に関する解説より、
【故に共生界で結構な権力者である不死族が、当時ゲートで毒性種の存在する異界と繋がった時に基人族と獣人族が亡くなった事を受け、当時最も身体的に弱かった私達と同じ姿である種族が命を脅かされず暮らせる様に、危険指定種法を制定していったんです】
とありますね。
この時点で、危険指定種がその異界の大多数を占める場合、不意の事故が発生する危険性から、共生界に直接繋ぐのでは無く、耐性または適性を持つ異界を中継させていこうという案が出たそうです。
つまりあまりにも危険な種族が普通に暮らしている異界は、そこの中継に幾つかの異界を挟んでいるため、実質的な隔離状態にあると言っても過言ではありません。
中継異界が存在しない場合は一時的にゲートを封鎖し、接続待機状態として異界の接続を限定しています。
これが向こうの世界における、超が付くほどの危険指定種に対する扱いです。
関わる機会がそもそもとして無く、悪意が確認できたら即座にゲート封鎖からのゲート破壊という手順を踏むことになります。
接続しているだけで技術や資源の恩恵に与れるため、基本的にそういったことを企てる者はいないものですけどね…
そして例外の話、その危険な種族が意思の疎通を拒み、別の種族の絶滅や、その異界を滅ぼすことを目的としている場合。
要するに、異界そのものの敵性存在である場合ですね。その場合は共生界における種族庁の決定において、該当種族を裁定します。
何らかの怨恨など事情がある場合にはその異界の行く末に任せ、理不尽な行いにおいては介入して界外追放や絶滅処置を行い、どうやっても意思の疎通がとれないのであればそれは無機物と見なされ解体・破壊・種族引き上げの後に異界放棄などといった処置が選択されることもありました。
種族としてあまりに危険であっても、ただ危険なだけであれば居住地が共生界から遠くになるというだけで、これといったデメリットは存在せず、敵対位置、絶滅や滅亡を目的としているのであればそれ相応の対処が施されます。
回答としてはそんなところでしょうか…
Q5.異種族の恋愛の基準はなんですか?
我々人類は異性を見る時外見や性格、社会的地位などを参考にして恋愛などをしますが異種族の方々は何を基準にしているんでしょうね。勿論種族によって何を重視するか千差万別なのでしょうがどうにも掲示板を見る限り地球人と変わらなそうな気がします。
A5.色々、と表現する他ないですね
向こうの世界の恋愛観ですが、遺伝がはちゃめちゃに入り乱れているので、好きなタイプというものを言語化するのが難しいよ〜って方が多いようです。
我々の世界で言う野生動物のように強い者に惹かれたり、人間のように容姿に惹かれたり、はたまた鳥さんのように求愛の上手さに惹かれたり…そういった認識が種族の遺伝として混ざっているので、端的に言えばよくわからないけど好きになったから一緒にいたい! 子を作りたい! ぐらいの感覚の方々も多いと思います。
条件より感覚、それが異種混合遺伝子の恋愛基準と言えるのかもしれません
Q6.(幽霊嫁スレの件について)もうこれ有機物で嫁さんの肉体精巧に再現したやつ作ってそこに憑依してもらえばいいんじゃねえかな…
それだと>>1は満足しないかな…唾液云々言ってたしな…
唾液腺まで再現すれば…いやこれ人体錬成か? 流石に法に引っかかるか?
A6.一応、法には引っかかりません
というわけで早速ですが種族法における生命精製における禁止事項とイッチの要望との相違についてお話ししていきますね。
まず翻訳に間違いが無ければ、種族法において人体錬成は禁止されておりません。
これは人体錬成が何か、という定義が非常に難しいからなんですね。
例えば私達の世界で想像する人体錬成は、元素を準備して人体と相違無い物体を創り出すことですが、向こうの世界における認識では、卵子と精子を意図的に合体させて受精卵とし、細胞分裂させることも一種の人体錬成に当たります。
これはまだ我々が“人体”を明確に錬成したことが無いからこそ、技術的規制が追いついてないようなものとも言えるのですが、人工筋肉を作るのも、幹細胞によって臓器を作り出そうという研究も、これらは向こうの世界において人体錬成に当たります。
これら技術において唯一禁止されているのは、意に反する既存生命の永続的融合です。
無から生命の精製においてはそれを禁止すると広義でみたときに非実体種族の繁殖方法を禁止する事にも繋がるため、それらは禁止されていません。
当然、クローンもこの世界においては倫理的に問題とされません。クローンであっても、それは単なる個の命として捉えられます。当然、クローン精製においては幾つかの制限がありますが、倫理という側面での議論は既に向こうでは終わった話です。
さてさて、その上で向こうの世界において肢体を再現しておきながら生命の宿らぬ完全に近い人形、我々の世界で言う人体錬成に該当する技術ですが、存在するといえば存在します。
ただし、その体は高価です。
医療用や、業務用といった用途が多数であり、私的利用で使用するには要求機能が多数で値が張りすぎますね。
なので掲示板ではそもそもその選択肢が出ませんでした。個人利用するにはハードルが高めなので。
それにそれは再現であっても本人ではないため、イッチは幽霊の姿である嫁をそのまま愛したかったわけですから、今回のような要求になったのだと思います。
ここは価値観の相違ですね。
代替で良いものを選ぶか、そのままを選ぶか。
愛の形はそれぞれですが、イッチはそのままを選んだ。当スレはきっとそういうことなんだと思います。
Q7.そしてこんな世界ならドラゴンカーなんとかみたいな特殊性癖の極みも普通にメジャーな性癖になってそうね
A7.全く否定できないです
DCSも向こうじゃ普通というか全然現実として有り得るので、なんとも言えないところですね…
向こうの掲示板を覗いた感じ、最近特殊性癖として盛り上がりを見せていたのは多重次元物質塗付け亜空間口移しフェチとか魔力臓器変質眼球印鑑化フェチとかですかね。翻訳すると何だこの文字面って感じです。
そんなこんなでこちらの特殊性癖は向こうではメジャーで、向こうの特殊性癖は大体がこちらでは理解不能ですので大当たりです。ナイス慧眼!!
Q8.交配について異種間でも可能と言うことは、染色体数が同じと言う事でしょうか。
偶然の一致と言うのも考え難いですし、何か上位存在(創造主?)の作為的な(生めや増やせや的精神)ものを感じますが邪推でしょうか?
A8.染色体数のようなものは同種族内でも大きくバラつきがあります
ご質問の
・異種間の交配について
・染色体数などの解説
・共生界における上位存在という概念
についてお話していきます。
まず第一! 異種間の交配について!
これは答えから言ってしまいますが、天然での異種間交配はほぼ不可能ですし、なんだったら祖先異界が異なれば同種族間であっても交配できないケースがあります。
それではここから解説
まず、他感想返信から抜粋です。
■■■
植生族のみならず、他の同種族間においても、加工済み、変換済みではない生殖細胞や魂の欠片によって子を成すことが出来ない場合があります。
これは遺伝子が遠縁だったり、糖鎖が違ったり、繁殖のシステムが違うなどといったことが原因のようですが、例えばこれは基人族と呼ばれる種族でも当てはまるんですね。
そのため向こうの基人族と、向こうにおいて基人族と分類される我々の間では、そのままだと子を成す事が出来ない可能性がある、ということです。
さて、ではそれが何故か、という点から説明していきましょう。それが答えに繋がりますからね。
何故、同種族間で子供ができないのか。
これは、人と猿が99%遺伝子を同じくして自然交配による子を成すことが不可能とされているように、姿が類似してDNAに類似点が見られても、先祖発祥の異界が違えばその進化過程が違うため、糖鎖の認識結合が生じないからです。
糖鎖の話を簡単に言ってしまえば、卵子が纏う膜を同種ではない精子は突破できず、受精卵になることができないため、ですね。
まあ……稀に受精することあるそうですが、異種間での受精卵は細胞分裂が止まってしまうため、子供にはならないようです。
逆に糖鎖を突破できる近縁の交雑はできるので、ライガーなどは存在していますけどね。
こんな異種間での受精話をしましたが、逆に言えば地球において自家不和合性、一側性不和合など同種植物の繁殖が不可能なケースもあるため、こういった現象がそうおかしくない事をご理解頂けるかと思われます。
■■■
上記で記載したように、異種間での受精や受粉などは、基本的には難しいです。
これを魔法などにより精子や卵子などを加工し、糖鎖を同じものとすることで異種間の交配ができるようになっているんですね。
仰られた染色体数だけで言えば、同じ生命体は割といますが、ネックなのが糖鎖であり、それを合わせることで生殖活動を可能としています。
また、逆に非実体種族、主に魂の分化、結合、融合などを行う種族は例外を除いて加工をあまり必要とせず、簡素に異種間での交配を可能としています。
次、染色体数について。
これは実のところ繁殖、異種間交配においてあまり重要視されることはありません。
染色体数が違う種族で交配した記録は地球でもありますし、糖鎖を突破できる近縁種であれば子を成すことはできるんです。
ただし異種間での子は生殖機能を失っていたりするケースがあるので、妊娠後でもその先天性異常を治すような治療法が確立されていたりします。
さて、ここからがおもしろポイントなのですが、異種婚掲示板の向こう側の世界においては、同種族内でも染色体数が大きく異なりを見せている場合が多くあります。
これはQ&Aより抜粋ですが、
■■■
他異界の類似種族にDNAの共通点があるのか否か。
これは非常に面白い点なのですが、“あります”。
類似した姿形であるという事は、近い進化経路を辿ったという事。
祖の発生から進化中において一度として関わる事の無かった、姿形が似ているだけの異界の種だというのに、何故か互いのDNAに共通点が多く見られるんです。
始祖を辿ると確実に違う点に辿り着くのに近い遺伝子を持つというのは、ある意味では始祖母体が同一ではない可能性を持つ私たちと同じようなものですがね。ここが面白い点です。
■■■
とあります。
この話の面白い点は、類似形状へと至る進化過程が似通っていて、DNAの一部が類似しているのに染色体数が違うという事です。
地球上での人と猿ですら染色体数が違うのですから、多くの種族、多くの異界で似通っているからという理由のみで同種族と枠内に入れられた2個体が全く同じ遺伝子情報を持っている訳がないんですね。
ちなみに異種間の子供は染色体数が大きくバラける傾向にあり、父母の染色体数が違えばその間の数字のいずれかでありながら、どちらかと全く同じということはないんです。
それによって染色体異常を引き起こしたケースは過去にありましたが、現在では数多くの検証を重ねられた正しい加工により、そういった事は起こらずに双方の種族の特徴がある程度発現するようになっています。
ちなみに余談ですが、森人族の長耳は必ず遺伝するとされています。
それは生殖細胞の魔法加工という、魔力による干渉によって、森人族の変化しやすく不安定な魔力が生殖細胞に作用し、より濃く魔力を残すような形へと変化してしまうから、とも言われているんですね。
色々論文は出ていますが、確実にそうだ! とはまだ言い切られていません。
これも個人的には面白い点です。
そして最後! 共生界における上位存在という概念について。
これは神聖視という概念が知れ渡っていないほど、神などの存在が明確に否定されています。
不死姫様や不死族の多くはそういった創造神に近い存在を居ないとしており、共生界との繋がりが多い異界ほどそういった存在を否定します。
不死族の数もそれなりにいるため、特別感はなく、そういったものを自称する不死族は田舎者だと微笑ましい感情を向けられるものです。
不死族……特に不死姫様ですね。
姫様は己の細胞を研究にかけたり、生物である事への証明を積極的に行った過去があり、不死族と呼ばれる全てを種族法において明確にただの種族だと定義しました。
そのためその存在そのものが神などといった上位存在を否定しているのですね。
ちなみに遠方異界では普通に宗教という概念が一般にありますが、不死族がそれをわざわざ否定する事はありません。
昔にそういった不死族や特殊な種族がいて、今なおも敬われている事は間違ったことではないと考えられているため、それに対して否定的にはならないんですね。
もしかしたらその世界を作ったのはその単一個体である可能性はありますし、それを生成物側が創造主と崇めるのはあながち間違っていない可能性を含むからですね。
ただし、共生界においては共生界を創り上げた不死姫様などの不死族からそういった概念は強く否定されております。
まとめの回答としては、共生界では種族という概念外の上位存在は強く否定されており、異種間の交配は自由選択と善意によって推し進められております。
Q9.今までに誰かが突如性転換したみたいな事例って有るんですか?
A9.多分あるとは思います
突如…というとそれが原因不明で本当に突然雌雄が切り替わったのか、はたまた理由ありきで突如入れ替わったのかは分かりませんが、長い歴史を見れば多分一件ぐらいあるとは思うのですが、いくら検索しても私たちで言う魚類の性転換事象が億単位でヒットしてしまうためちょっとわからなかったです……
魔力詰まりによる変態や進化過程で性別が変化するようになった種族もいるので、そう考えればいると言えばいますね。
ただしその殆どが有魔力種族であり、非魔力種族が物体的に雌雄転換するケースは稀です。
転換するより雌雄同一種族の方が多く見られるので、その辺が豆知識といったところでしょうか。
Q10.粘性だったらプルプルじゃなくてネバネバの奴もいるのでは
A10.います
粘性科のスライムは個体差が大きいので、スベスベぷるぷるのスライムじゃないのも当然います!!! いますがそういった性質の者は大体危険指定だったりするのでメジャーな体質状態ではないんですね。
なので液生族のスライム種と言えば、スベスベぷるぷるというイメージが大きくなっています。
そんな感じです。
TNTNコイルニキについて
Q1.まぁそりゃ、電界の真っ只中(意味深)に金属棒(意味深)を突っ込んでピストン(ピストン)したら電磁石状態にもなるわなって
A1.意味深の結果として電磁石と化したイッチのTNTN、そりゃそうなるよなといった結論ですよね。
ただ性交中の通電→電磁石化は挿入中という通電時のみの一時的なものなので、最終的に悪さをしたのはやはり魔力発現して電気を自己生成し始めたところだと思われます。
ただ冷静に考えると一度目の性交中はまだ自己生成しておらず、前述した通り電気が一方的に流れて既にその時点で電磁石化していたので、特定条件下での性交は危険種族に判定される状態になるってことなんですよね…事故ですよ事故。行為中に金属がすっ飛んでくる可能性もあったわけですし……
また別視点で見れば、イッチ本人が電気質魔力を発現する程度に電気耐性があることを恐らく性交前から自己構成物質の把握により自覚しているだろうから良かったものの、無知な金属質種族が金属質TNTNを帯電しているナカに突っ込んでいた場合、普通に通電して下手すりゃ股間から感電死ですからね……
どちらも恐ろしい話ですし、ちゃんと話し合わないととんでもないことになるのが異種婚なんですよ……怖……
Q2.嫁さんとマグネタイザー(隠喩)してイッチのコイル(隠喩)が着磁(直喩)したかと思ったが、嫁さんから電気貰ってイッチのコイル(隠喩)がフレミングの左手しちゃったのね。
健康診断の時にTNTNの先端に接地取らないといけないイッチ可哀おもろ。
しかし、そうなると電気質を持つ種族は電気資格各種に精通してる医者にかからないといけないのか。
A2.違う部分もあれば正しい部分もありますね……
イッチの生態、属性が多すぎて向こうの世界の広さを感じますよね…
電磁石と化したTNTN理論、すごくすごい()
ちなみに実は隠喩のお話は少しだけ正確ではなくて、マグネタイザー(隠喩)して無通電状態のコイル(直喩)を帯電部分(隠喩)に突っ込んだため、その時点でイッチの無自覚に通電して電磁石化していたため、強磁力によって金属を磁石化する着磁という表現はちょっとだけ違うんです。そして一時的にフレミングの左手(隠喩)状態になり、マグネタイザー(隠喩)が終了したらコイル(直喩)が通電部と非接触状態になるのでフレミングの左手(隠喩)タイムが終了しました。これが掲示板を読み解く限り、前日夜の状態です。
次に前日に帯電部分(隠喩)へコイル(直喩)をぶち込んだことにより一度体内が通電され、それに作用された魔力発現によって体内から電気がコイル(直喩)に流されてフレミングの左手(隠喩)のボーナスタイムがスタートしたのが掲示板の日ですね。
つまり、フレミングの左手状態は2回起きているんですね。
ここが隠喩のお話の修整ポイントで御座います。
次いで、魔力の電気質は基本形質であれど、意図的、技術的に変質させることもできる上に、それができるまでイッチは病院に拘束されますので次の健康診断で困ることは無いはず…です。多分。
さてさて…それでは、ウッキウキで電気質を持つ種族は電気資格各種に精通する医者にかかる必要があるのか、というお言葉にお答えしていきましょう。
まず第一に、共生界という条件下において医者という職業がどれほどの技術、知識を要しているのかという細分化から始めていきます。
まずこちらの世界では医者は非常に大きな分け方として外科と内科に分類することができるのですが、向こうの世界ではそれに追加して在科というものがあるそうです。共生語で(在るもの 分類)という単語なので、在科と訳しました。
外科は手術で治し、内科は薬剤などで内側から癒やすという部分は変わらず、在科は手術や薬剤による治療が困難な非実体で特殊な種族のためにある科、というのが資料から読み解けたので、向こうの医者という大枠は3つあります。
そして次に、各科は魔力治療専門と非魔力治療専門に分かれており、それらは類似した基礎知識のもとに、全く異なる学問と技術を習得し、免許もそれぞれ別のものが6つあります。
つまり、内科、外科、在科という3つのそれぞれが、魔力性と非魔力性という2つに分かれているので、向こうの世界で非常に大雑把にここに行けばいい! と言える病院の枠組みは6つになる、ということですね。
ちなみに電気は名称こそ違えど、向こうの世界では厳密な分類上は魔力に分類されるため、電気質を持つ種族が電気による不調等により医者にかかる場合は内科外科在科を問わず、とりあえずは魔力治療専門のほうに受診する必要があります。
そして向こうの医師免許は医療にのみ特化した資格であり、例えば治療に必要なため電気資格各種の一部を内包してはいるのに、その免許自体は電気資格各種として扱うことは出来ないようになっています。
これは医療に必要な知識と技術を有しているが、医療外技術の習得をしているかどうかを証明するものではない、ということからそうなっています、
逆に非魔力質医師免許と電気資格各種を持っていても、電気による不調を訴えた者を治療してよいということにはなりません。電気という魔力性の治療が必要な症例に対し、電気の資格を持っているからといってそれが治療に必要な知識と技術を有しているか証明するものではないからですね。
少なくとも共生界の医師免許とはそういうものであり、他の資格で習得したと認識されるような知識や技術を内包している医師免許ではあるものの、免許を他の資格として扱うことはできない、とされています。
ただし、そういった内容があるため、こちらに比べて一部の法律が緩くなっていたりはします。
例えば電気という視点であれば、〇〇Vまでの電圧であれば医師免許でも取り扱って良い、など、類似資格と同等として取り扱うことはできないが、医師免許であれば〇〇までならOK! といったルールもあります。
これはどの資格もそうで、その資格が違う資格の知識や技術を習得する場合、本当の資格として扱うことはできないけど、ある程度だったらいいよ! といった制限付きの許可が出ることもあるんですね。
さて、話が逸れました。
魔力治療側の医師免許の一部が電気資格を含んでいるため、その免許があれば電気質を持つ種族の電気に関する治療が必要な場合はその資格だけで全てを診ることができます。
特別と称せるようなあまりにも例外的な特殊個体がいた場合は並の医者では治療が難しいかもしれませんが、こちらの世界のように、その道で有名な医者というものがどこかにはいるもので、そちらを紹介されるケースもあります。
なので、魔力治療の医者は、一応ある程度は治療に必要な分の電気に精通していると言っても過言ではありません。受診する病院に困らなくていいですね。
ちなみにTNTNが電磁石化した例の論文を向こうのネットで見つけましたが、著者を見る限り、イッチはその魔力治療の中でも電気界隈ですごく有名な医者に見てもらっていたのだと思います。
さて、私の回答はこれぐらいとなります。
Q3.現実でもケツ穴ブラギガスとかいるわけだし、異種族とかそういうのがいる世界ならTNTNがコイルになっても何らおかしくは無い.か.
A3.全然おかしいらしいですよ
初症例として論文が出されたので向こうの世界でも突然TNTNが電磁石化するのはおかしいらしいです。
おかしいの基準が…基準がわからない…!! これが異文化……!!!
Q4.医者も困惑だろこんなん…
って思ってたけど、むしろ医者側の方がノリノリで草。
A4.向こうの世界の有能医者は大体そんなものです…
向こうの世界のお医者さん、治療対象の他種族さに求められる知識量が多すぎるため免許の難易度が非常に高く、それにより不死種族や長寿種族のお医者さんが多いため、未知に対する食いつきがすごいんですよね…
向こうの慣用句で、長生き退屈未知娯楽ってものがありまして、長生きをするほど知らないものを追い求めるようになる性質が多数派のため、イッチのような未知に対して過剰反応になってしまったんでしょうね。
Q5.チューチューの件
>TNTNの先端から放電してる
>おやつの電気代浮くじゃん!!
つまり、イッチの嫁はおやつ感覚でイッチのTNTNの先端をちゅーちゅーするのか。
なるほど、続けて??
A5.私も続きが見たいです
おっしゃるとおり、イッチの嫁さんはイッチのTNTNをおやつ感覚で吸うのだと思われます。
思われるのですが、体表が岩石状で頭が3つのブタさんのTNTNを、体内に電気が流れているヤギさんが吸っている光景は果たして大衆の需要を満たす画になるかどうかは審議の余地がありそうです……
まあ、私の需要は大いに満たされるのですけどね。最高!!
植生族等について
Q1.しかしミント……ミントかあ……
多分このミントも翻訳だから地球のミントとはちょっと違うんだろうけど……大丈夫? なんかこう、地球のミントより更にヤバい特異性質とか持ってない?
A1.お気づきになられましたか
今回の話で出てきたミントと訳した植物。
地球上においてのミントはハーブとして用いられ、強い繁殖力と違うミントとの交雑を行うことで香りが変化したりするのが特徴ですね。
しかし向こうのミント(翻訳)は、まず第一の特徴として、元々は木として育っていた実態があります。
下記、後書きより抜粋ですが、
【過去、香森界を侵食型植物で覆い尽くした時は、最初は激情に駆られてたった一つの木の種を魔力で変質させてしまったことが原因とされている】
とあります。
これは木の種、大まかに言えば樹木として育つ種ですね。それを変質させ、全く新たな草植物を作り出してしまったことを意味しています。
生物学においては木(樹木等の植物類)を木本、草(草花等の植物類)を草本と呼ぶようですが、私がミントと訳したそれ(以下【ミント】とする)は、長い時間を掛けてではなく、その場においての変質によってその生態が木本から草本へと一部分離してしまった種なんですね。
次に、その性質。
木は成形層が木質部を作っていき、幹を太くしていくというのが草と違う点ですが、【ミント】はツル植物が如き茎(最初はアサガオの茎に近く柔らかい)によって横に伸びていき、他樹木に根を張ると、その植物から養分を吸い上げつつ、木本の性質を持っているため徐々に成形層によって木質部を増やし、絞め殺し植物に近い成長を行います。
更に元々が樹木のため、土に根を下ろして太く成長し、ときとして地下茎により地上による遮りを無視し、遠くの位置へ茎を出すこともあります。
何より最悪なのが、光合成による自生を可能としているため、他植物に依存する寄生植物ではなく、ただ単に己の成長において都合が良いので他の植物から養分を吸い取っている、という生態が伺えることですね。
地球上のミントは地下茎やこぼれ種を用いて広く繁殖し、周りの植物の栄養を奪い取り成長するものの、【ミント】の必要じゃないけど都合がいいから幹などに根を張ってまで直接吸い取る、というよりかはまだ可愛く感じられる気がします。
そして、被害等の追加情報です。
まず判明している特殊な点として、幹が太くなる速度が非常に早いです。
日本においても家屋等の壁面にツル植物が茂っているのはそう珍しいものではありませんが、【ミント】も同様に、構築物へ根を張り、壁面を伝いながら成長する様子が確認されています。
これは壁面で幹を成長させていくことに他ならないため、見た目は植物でできた家と言える様相になるかもしれませんが、現実的には該当面に相応の負担、重量が掛かるため、時として構築物の破損、破壊に繋がっています。
また、横伸びで茎を伸ばしてから幹となるよう太く成長していくいるため、例えば下水配管などの管状のものに茎が侵入した場合、対処しなければ茎が幹として太く成長し、それを破壊する可能性をもっています。
仰られたような、植物という範疇を超える特異性質は持ち合わせていませんが、植物という範疇の中で普通に最悪な性質を持っています。
これが【ミント】ですね。
その情報から、加工済みの葉、抽出したエキス等のゲート間輸出は認可されていますが、例えば繁殖可能な幹、種子等は加工済みであっても香森界外に出すことは、ゲート使用に関しては例外的に全ての界で共生界の法律が適用される、通称ゲート法において違法となります。
葉は良い香りを持っているためハーブとして用いられており、繁殖力が強い植物だったら、わかりやすい翻訳はミントかなあ、と思い、訳させて頂きました。
Q2.植物種族の天敵がミントのような繁殖力の強い植物ってことは竹、葛、八仙花、十薬あたりも天敵ですかね?
A2.そうなると思います
植物種族にとって繁殖力の強い植物は……我々で言うとどう表現すれば良いでしょうかね、こう、素行のヤバさが滲み出てる隣人みたいな感じなんですよね。
なので仰った植物に近い植物が向こうにあるとすれば、それもまた同様に忌避されていることと思われます。
繁殖力が強いっていうのは、我々で言えば近所の人がパーソナルエリアにズカズカ踏み込んでくるようなものですからね。話が通じなさそうで怖いっていう気配があるんでしょうね……
Q3.樹生族って受粉とかどうしてるんですか?
歩いてて花粉引っ付いちゃうと受精しちゃうから、木が生えてる空間を移動するのも無理な感じがするけど。
A3.共生界においては各自受粉しない、させないように努めております。
樹生族と呼ばれる種族の受粉、せっかくなのでその種族の繁殖についてお話ししていきましょう。
デリケートな話題ではありますので、そういったお話が苦手な方であれば読み飛ばしてくださいね。
それではまず、植生物の大本とされる植物の生殖についてお話していきましょう。
これは主に有性生殖、受粉を指すものですが、その実、植物は受粉と種子によってのみ子を成す訳では無い事はご存知の事だと思われます。
例えば根や枝などの挿し木による成長、他には胞子による無性生殖など、植物の繁殖方法は有性生殖に限らないんですね。
それを踏まえた上で、植生族の大雑把な価値観をお話ししていきます。
植生族の多くはその繁殖方法を植物と同じくしていますが、その大半を自主的に制限している者が多いと言うのが現状です。
法による繁殖制限は無いのですが、多くとの種族による交流により、価値観が中心に引っ張られているのが大きな要因となっているそうです。
逆に言えば、多くの種族との価値観を共有できていない植生族は、植物的価値観、とにかく繁殖して生息域を広げていこうという思想を持つ者が多いため、大体が危険指定種になっています。
これは例えば共生界との繋がりを完全に断っている異界に住んでいる、価値観の共有が成されていない種族などが危険指定種として指定されているのと同じ理由ですね。
ではそれを前提に、繁殖制限の方法についてお話していきましょう。
まず1つ目、受粉制限法。
これは自家受粉、他家受粉に関わらず、雄しべ側には花粉の生成を抑える制限、雌しべ側には受粉を防ぐ制限を設ける方法です。
魔法によるもの、薬品によるものなどそれらは多くの種類がありますが、その全ては意図的ではない受粉を防ぐ目的として種族全体の常識になっています。
意図的に解除する事もできれば、受粉後にそれそのものをなかった事にすることもできるものもあります。
我々の感覚で近いのは服を着る行為ですね。
コミュニケーションを明確に図ることのできる、生命体としての植物と遭遇したことのない殆どの地球在住のヒトではぱっと理解し辛いものですが、長い時間をかけて他の種族とコミュニケーションを取ると、その価値観は平均化されていくものですし、植生族もまた繁殖における認識を文化的に尊重しつつ、普遍的なものへと変化させていきました。これは一部の共生界接続前の異界でも見ることができた価値観の変化です。
意思や理性は、時として繁殖にブレーキを掛ける例とも取れるんですね。
受精制限法を服を着ると例えたのは、有害的に意志に反して生殖活動を行いませんよ、という無害のアピールに近いと表現したかったのです。
そう考えれば、原始的植生族のバンバン繁殖! という価値観は全裸で襲いかかってくるみたいな認識とも取ることができますね。これは危険指定待ったなし。
そして次の方法、2つ目は発芽停止法。
これは挿し木、根等の株分けなどを制限する方法です。
主となる存在を明確にし、分かたれたものを角質や老廃物として枯らす方法です。
これは魔法による方法で、その主たる使用目的は、【自身の分体抑制】です。
挿し木などによる繁殖は、簡素に言ってしまえば出産よりクローンの生成に近く、更に挿し木などの繁殖は本体と比べて若返りの効果を持っています。
分体であれどその権利は同等のものと認められるため、結婚制度や親権などの分体が同等の権利をもっているからこその問題を想定してそれを制限しておくのがこの方法の一番使われている理由です。
地に根を張った後にそこから動いた際、根が残っていてそこから株分けしてしまった、枝を剪定していた(爪切り感覚)らその枝で挿し木が成立してしまった、などという想定外が起こり得ると考えれば、この方法が重要である理由をお察し頂ける事かと思われます。
ちなみに両者の同意によって、分体を別存在として扱うことができるようになる法律もありますが、結局は同じ思想同じ嗜好なので、夫婦関係などが拗れたりするケースが多いのも種族的な問題とも言えることでしょう。
そして最後、3つ目が種子阻害法です。
これは単純に、受粉して果実ができても種子が出来なくなる、というものです。
これは薬品でも魔法でも実現可能ですが、薬品の場合は後に取り返しがつかないため、この方法を好む大体の者が魔法によってこれを行っています。
これがなぜかと言えば、この種子阻害法が1つ目の受粉制限法より古い方法で、受粉制限法が確立してから殆ど発展していないため、このような中途半端な効果状況になっているんですね。
主な使用目的としては、果実は作りたいけど繁殖はしたくないかなっていう者向けですね。
大体は夫婦向けです。植生族が恋人に、己が実らせる果実を与えるのは淫らな愛欲を表明する行為、という内容を含む映画が大昔に流行り、その価値観が形成されて以来、己が互いの行為で受粉して実らせた果実を与える行為を行いたい一部の者がこの方法を使っています。
追記として、種子ありなしの果実についてですが、受粉制限法解除などによる種子ありの果実を渡す、食事として出すなどは深い愛情の表現。
逆に種子なしの果実は前述した通り淫らな愛欲表現となってしまうのが一般的なため、ちょっとエッチな誘いなどにこの方法が用いられていたりします。
さて、そして他種との交配についてですが、役所に申請すれば魔道具によって精子と花粉を相互変換することが可能で、受精、受粉においては雄側を変換させることで他種との繁殖を可能としています。
ご質問の回答としてはこんなところでしょうか。
ここまで書いたのでおわかりかと思いますが、共生界に花粉は飛んでいません。天国ですね。
逆に日本は向こうの植生族にとってとんだハレンチ国家です。
Q4.意志がない樹木の花粉は漂ってるのでは?
樹生族側で受粉ガードしてるから大丈夫って事?
いざ意図的に受粉しようと思うと、知らない花粉が混じってきちゃう問題も起こりませんか?
この世界には明確な意志を持たない植物が居ないのでしょうか?
A4.異界によっては普通に漂ってはいます。
この質問に関しまして、ご質問の文脈から植生族は変換変化無くおおよそ全ての植物、植生族との交配交雑が可能かと考えられている気がしましたので、まず明確に一つの答えを先に出してから、ご説明していきましょう。
それでは最初に答えを。
樹生族は大体の樹木、草木などから受粉できません。
また、樹生族も樹生族から受粉出来ない場合があります。
それでは解説へ参りましょう。
まず前提として、植生族のみならず、他の同種族間においても、加工済み、変換済みではない生殖細胞や魂の欠片によって子を成すことが出来ない場合があります。
これは遺伝子が遠縁だったり、糖鎖が違ったり、繁殖のシステムが違うなどといったことが原因のようですが、例えばこれは基人族と呼ばれる種族でも当てはまるんですね。
そのため向こうの基人族と、向こうにおいて基人族と分類される我々の間では、そのままだと子を成す事が出来ない可能性がある、ということです。
さて、ではそれが何故か、という点から説明していきましょう。それが答えに繋がりますからね。
何故、同種族間で子供ができないのか。
これは、人と猿が99%遺伝子を同じくして自然交配による子を成すことが不可能とされているように、姿が類似してDNAに類似点が見られても、先祖発祥の異界が違えばその進化過程が違うため、糖鎖の認識結合が生じないからです。
糖鎖の話を簡単に言ってしまえば、卵子が纏う膜を同種ではない精子は突破できず、受精卵になることができないため、ですね。
まあ……稀に受精することもあるそうですが、異種間での受精卵は細胞分裂が止まってしまうため、子供にはならないようです。
逆に糖鎖を突破できる近縁の交雑はできるので、ライガーなどは存在していますけどね。
こんな異種間での受精話をしましたが、逆に言えば地球において自家不和合性、一側性不和合など同種植物の繁殖が不可能なケースもあるため、こういった現象がそうおかしくない事をご理解頂けるかと思われます。
では、こういった前提を踏まえて、質問に答えさせて頂きます。
まず、意志がない樹木の花粉について。
これは共生界近隣異界においては意志のない樹木が存在しません。正確に言えば存在はしていましたが、植生族の訴えにより、種族外の植物は花粉飛散を封じられ、緩やかに枯れて無くなったというのが事実です。
植生族がいれば植物の代わり足り得ますし、わざわざ植物を残す理由も無いので、花粉や胞子を飛ばすタイプの植物は共生界近隣にはいません。
また外部からの流入についてはゲート通過前において花粉などの本人外生殖細胞は全て洗浄されるため、共生界近隣ではそれらを確認することができません。
逆に言えば、共生界近隣じゃないエリアの樹木は花粉飛ばしたい放題となっています。
しかしこれらの花粉によって樹生族は受粉するかと言われれば、一部がそうで、一部はそうなりません。
これは前提でお話ししたことが理由ですね。
そのため、意図的に受粉する際には交雑の可能性がある花粉が付着していないかチェックする必要があります。
ただし、普通にこちらの産婦人科に近い向こうの病院では、密室内清浄化の魔導具などが売られていますので、あまりそのあたりを気にする者は多くないとは思われますね。
ちなみに交配、交雑できないとはいえ、花粉が飛んでいる状態を植生族の目線で見ると、我々の感覚で言えばヒト以外の動物の精液が空気中に飛び散っているような物なので、たとえ受粉しなくても不快ですね。それは訴えもする事でしょう……
これをまとめると、
植生族は花粉を受粉ガードで互いに配慮
受粉できるできないに関わらず、花粉が舞ってると感覚的には単純に不快
受粉する、させる場合、受粉に適していなければ魔力変換などによって受粉に適したものにする
といったところですかね。
Q5.自主的に受粉を防ぐ文化や技術があるなら神樹が花粉ばら蒔いても問題はなさそうだけど。樹木が花粉を出すのは生態だから怒るのもおかしいのでは?
A5.悪意があったか否かが論点になります
神樹の受粉行為が何故咎められたのか。
これは樹生族側の客観性を欠いた主張ですが、神樹が自身の花粉を魔力変質させてトレントウッド側に適した物へ変化させたのだという記述がありました。
スレではトレントウッド側からの主張が大きく書かれていたため、スレ住民が神樹をボロクソに言っていましたが、その実、神樹が種族である可能性もありますし、無い可能性もあると前回お書きしましたよね。
よくよく考えてみれば、種族間対立の原因として、トレントウッド側が森人族へ吹っ掛ける口実であった可能性も出てくるんですよ。
なので可能性としては、
・神樹は意志のない樹木だった。樹生族側が虚偽の発言によって森人族へ吹っ掛けようとしていた。
・神樹は意志のある樹木だった。受粉ガードしてるとはいえ、明確な繁殖の意志を持って花粉を飛ばしてきたためそれを咎めた。
のどちらかかと思われます。
いろいろな質問など
Q1.これ、ラップ応用して幽霊族に触れる手袋とか作れば売れるのでは?
オナホ角カバーの件といい、種族が多すぎる弊害か隙間産業があんまり無い感じだよね
A1.既にあるにはあるんです
良いところに気が付きましたね…
正確に言えばあることにはあるんです。
細かいところに手が届く隙間産業的商品。
あるんですが、それは〇〇界の零細企業が作成したものだったり、〇〇界の職人が手作りでおろしているものだったりと、専門性が強すぎるためにその分野を必要とするその異界の小さな範囲でしか販売されておらず、共生界で販売の手を広げられる企業のものではどうしても隙間ができてしまう、というのが実情なんです。
隙間産業のような、特定の需要を満たす商品は狭い範囲で販売されているものの、通販対応であっても検索すると共生界規模の類似商品群が大量に出てきて、その中から引き当てるのが高難度っていうのが問題なんですよね…
しかも魔法で代用できる技術だから無魔力者用の道具や器具の開発は進んでなかったなどという事例も時折上がりますし、多種多様が故のニッチすぎる問題に対応するものが無いということもしばしば…
そしてそのあたりの異種間において必要とする情報を雑に教えてくれたり、問題を解決できる相談板のような需要が異種婚掲示板にはあるわけですね。
Q2.ブラックオパール………
黒いだけなら見間違いの可能性あるからなー
検索
いや、あからさまな宝石な色合い!!
イヤでも本人?? 本龍? から否定されたら違うかーってなる………のかなぁ?
A2.化粧品への理解度の違いから来るすれ違いのようなものなんです
それではまず龍鱗堂の角磨き粉について解説致します。
特殊魔力を微かに含むその粉で磨いた角は、魔力作用により僅かばかり宝角…宝石のような煌めきを得るというものが龍鱗堂の角磨き粉です。
汚れ落としと艶出しと飾り気を同時に手に入れるものなのですが、それは透明化作用を持たないため、どれほど使ったとしてもダイヤモンドやルビーのように、透明感を持つ宝石のようにはなりません。
また、角への着色もあまり強くないため、精々が乳白色や仄かに青っぽい色が馴染む程度で、オパールのような色は再現が難しいです。
しかしそれは、龍鱗堂の角磨き粉を使用する者や、角磨きについてある程度知っている者しかわかりません。地球で言えば、化粧についてよく知らない者が化粧用品の名称こそ知っていれど、その使い方をよく知らないようなものです。
人馬族は遺伝しない限り非有角種族ですので、その大半は有角ケア用品についてよく知らない者…地球で言う化粧についてよく知らない者に該当します。つまり龍鱗堂の磨き粉に対して、宝石のようになるという情報しか知らない者が多いという事です。
そのため非角種族で角ケアに疎い者は、透明感のある宝角やブラックオパールなどの超宝石っぽい宝角持ちの者を見ても龍族なのか否かが判別できないんですね。
逆にスレで「非透明系かつわかりにくい宝角ならマラカイトとかラピスラズリとかじゃないの?」と書いた者は龍鱗堂の磨き粉によって角は透明化しない事を理解している上での発言なので、角ケア用品について知っている人です。
人馬ネキは以上の理由により、竜族であると自称した龍ネキを龍族だと判別できなかった訳です。
と、そんな感じですね。化粧に詳しくない者が化粧用品を十全に把握できていないように、非有角種族の大半が角ケア用品をよく知らないが故の大事故でした。
Q3.基人族の中にも念動力や発火能力みたいな特殊な能力を持った一族? 一派? とかもいるのですか?
中には他の危険種並の力があり被害の拡大を嫌って特定の世界に引きこもってる奴らもいたりします?
A3.存在しますね
答えから言ってしまえば、基人族にも特殊能力を持った者は存在します。一派と呼ばれているグループもあることにはありますね。
そしてそれらは、能力によっては個別に特殊指定が適用されています。
【Q&A 神族はいるのか? より以下抜粋】
追加情報として、明らかに同種と比べて異様に強かったり、妙な能力持ちの種は時折産まれてきます。そういった個人、個体は、世界に愛された者と言われる事があります。それが私達の世界で言う神族に近いです。わかりやすい例えは竜王ですね。権力は持っていませんが、平和な世界に生きる身としては異常に強いその存在は、太古から残されている不死族の備忘録に残っているほどの存在でした。
種族単位で呼べるほど多数で生まれてこないため、神族はいませんが、そういった存在はいると言うのが答えになりますね。
■■■
という事を他の質問回答で書きましたが、おおよそどの種族にも、個人として同種族から抜きん出た能力を持つ者はいます。
それらの能力は透視能力であったり不老であったり、特殊魔力を有していたりと違いはありますけどね。
そして特殊指定に留まらず、危険指定と呼ばれるまでの能力を持つ者はいますし、己の能力を嫌って種族申請を出さずに遠方異界の奥地に引き篭もる者もいます。
逆に種族申請をした上で給付金を得て、細々と暮らす者もいます。
それは各々の自由ですし、強制力を以て干渉する事はほぼありません。
それらが答えとなります。
基人族にも世界に愛された者はいますし、己の能力を嫌って引き篭もる者もいます。
Q4.ちなみに荒らしとかってどうなってるんだろ?
翻訳段階で弾いてるだけ? それとも管理者が完全常駐で0コンマ秒BANでもしてるのかな?
A4.ライトニングニキの業務内容の一つです
荒らしですが、荒らしと思われるレベルの書き込みはライトニングニキがさっさと消して投稿先に忠告orアクセスブロックするのでほとんどいないんですよね…
いてもすぐに消されてレス番が詰まるので、居た痕跡すら残らないという状態です。
翻訳する上でレスを引っ張ってくる時点で既にライトニングニキの手が入った後なので、この異種婚掲示板で荒らしを見る機会はほぼないと思います。
Q5.この世界のホラースレ覗いてみたいな
A5.怖さのツボが違うのでそれはそれで面白いかもですね
この世界のホラースレ、ちょっと気になって覗いたんですが、こちらで言う怖いという概念を持つものが非種族に集中しているため、ホラージャンルがこちらではあまり理解しにくいものでした。木の枝が4つに分かれていたとか、椅子の足が3本だったとか…
種族に対しては死を与えるもの、苦痛を与えるもの、あとはゾッとする話などはありましたが、それはホラーに書いてる場合じゃないケースが殆どで、向こうのホラースレは私にはよく分からなかったです。ツボがどこなんだ…って感じで。
いつか覗いたときは、私の言葉を実感していただければ幸いです。
Q6.この世界の性癖晒しスレとか覗くととんでもない混沌が広がってそう
A6.広がってますね…
今パッと見た感じ、性癖晒しスレみたいなとこにあったスレタイを雑翻訳しますが、
・株分け分身体ロリショタ化NTRすこ
・スラ嫁を飲み込んで体内破裂したい
ならまだしも、
・一次元生命体の脈動に口内妊娠する
・速度って27km/s(単位概算)から純愛を感じるよね
・内蔵機関9μm(単位概算)以上はババア
みたいな感じの我々の価値観外のよく分からん世界で本当にカオスです。いつか…気が向いたら翻訳するかもしれません。理解できない言語が飛び出してきそうで怖いな…
以上、Q&A Part2でした。
聞かれたことは真剣に答えるスタンスは変わらず、気付けば前回のQ&Aからの返信解説が4万文字を超えていたというのはちょっと驚きを隠せません。
質問をしていただけるほど楽しんで頂けて、嬉しい限りで御座います。
ここで一点。私は翻訳者であり、学者ではありません。
人類学、生物学、環境化学、天文学、などなど、その道を志す方がQ&Aを見て、「これはどういう事?」「私の見解だとこうなると思う」といった感想を抱きましたら是非感想欄にお書きください。
場合によっては翻訳の解釈ミス、または取り違えとして修正致します。
その他にも新たに気になることがあるよ!という方は是非ご質問ください。よろしくお願い致します。
もうじき次のスレが来ます!お楽しみに!!