それは、松雲町へ迫る深海棲艦の危険を知らせるものであった。
村民がシェルターへ避難する中、主力を欠いた状態の松雲町海防団の戦いが始まるが、攻撃艦隊の中に揚陸艦が含まれている事が発覚。
支援を待てば、松雲町は火の海になるのは避けられぬ。
叢雲と卯月は揚陸艦だけでも排除する為に、決死の攻撃を敢行する。
しかし、傷つき追い詰められていく、彼女達のあずかり知らぬ所で、思わぬ救いの手が動き始めていたのであった。
硝煙と潮が鼻をつき、血生臭いオイルがどろりと舌に絡みつく。
切れ切れに閃く思考を必死に掴む。
『うびゃあ!!……あたたた』
伸び上がる水柱と激しい水しぶきが視界を奪う。
水面と海中を乱反射する衝撃が、海面をしっかり“掴んだ”脚から全身へ広がり、正常な物理法則を無視して、艤装を凹ませ、引き裂く。
海面を“離して”しまえば、解放される。
だが、“擬体”と“艤装”を合わせた程度の重量、砲撃の一発でもまともに食らえば、何処まで飛ばされるか分かったものではない。
『卯月、しっかりついてきなさい!こんなデタラメな撃ち方、そうそう、当たんないわ!』
沈むまでにあと一隻落とせば、上陸だけは防げる。
生きのこった砲はあと一門。
魚雷を再装填している暇はない。
『……卯月、あんたが決めなさい』
『魚雷は残ってるぴょん!』
背後を必死についてくる卯月へ囁く。
発射の時期を逸した彼女の61cm三連装魚雷は、まだ装填されたままだ。
『それしか……ねぇか』
雷撃位置を確保するまで、好き放題に撃たれる。
護衛艦隊が深追いしてきている以上、生還の可能性は低い、が、それを突破して揚陸艦を落とそうとすれば…………不可能。
『そろそろ“内線”切っときなさい』
『できねぇよ』
『……馬鹿ぴょん』
通った思念は数瞬。
そびえる水柱の間を縫い、うねる波を跳ねた叢雲と卯月がつかの間、滞空する。
海面を離し、つかの間、人と同じ重量を取り戻した体に機銃弾が弾け散り、僅かに彼女達の着水バランスを崩させた。
『びゃあ!!えぇい!』
『邪魔よっ!』
海面を掴み損ねて蹈鞴(たたら)を踏む卯月の側面に滑り出た駆逐イ級に、叢雲は思い切り左手のマストを突き刺す。
大きく開けられたイ級の口に突き込まれたマストは一瞬震え、次の瞬間、相対速度に耐えきれず、真っ二つに折れ飛んだ。
だが、その一瞬で体勢を立て直した卯月は速度を上げ、雷撃体勢に入る。
『私達の前を遮る愚か者め!』
叢雲は雷撃コースに割り込もうと動き始めたロ級に直進し、砲撃するが止まらない。
卯月の足が急に、ぴん、と伸び、見る見るうちに速度が落ちた。
俯いた体が、じわりと左傾斜しながらコースを外れ、3条の軌跡が波間に溶ける。
『ぅゅ~……や、やってやった……ぴょ、ん』
『当たれ!』
卯月の魚雷が直撃コースに乗ったのを見た叢雲は、目線を上げ、海の上に散らばった、それ、を見て、目を見開いた。
『……や、やだ……ありえない……』
波間に広がり、速度を上げ始めている小さな影。
多数の揚陸型PTボートが波に逆らい、蜘蛛の子のように散って行く。
卯月の放った魚雷が炸裂する音をどこか、遠い感覚で聞きながら、機銃を乱射。
不安定な射撃に捕らえられたPTボートが数隻動きを止めて漂流を始めるが、とても何とかなる数ではない。
『……けろ!』
強い思念に叩かれ、叢雲の意識に、急に音が戻ってきた。
轟音と共に揚陸艦が爆発し、青い炎を噴き出す。
同時に、叢雲の艤装を、これまでとは比べものにならない衝撃がぶっ叩く。
『っ……!』
『走れ、動けって!』
口から火が出そうな程、肺が熱い。
艤装が燃えている。
船足が出ない。
『やっぱり、夜は、あまり好きではないわね……あんたたち……逃げなさい』
意識が飛んだ卯月の艤装が又、大きく揺れる。
ガタガタと不安定に揺れているフレキシブルアームを持ち上げた叢雲の視界を横切る、駆逐イ級の横腹に、ぼっ、と穴が生じた。
『おい!……なんだ?』
『いたっ!』
急激に速度を落とした駆逐イ級を避けきれず、叢雲は激しく衝突する。
ぬめっとした独特の手触り。
深海棲艦を構成する装甲の手触りを押しのけ、手のひらを襲う灼熱感に慌てて手を離す。
『なによ……これ?』
激突したイ級のど真ん中に、溶けた様な大穴が開いている。
金属の灼けた臭いに、未だ白熱した穴の縁は、余りにも異様だった。
到底、艦娘や深海棲艦の兵器が残した跡ではない。
遅れて届いたささやかな砲撃音を感じた時、今度はロ級の一隻に穴が開いた。
又、数秒遅れて届いた砲撃音の元を求めて首を巡らせると、叢雲の目に、文字通り、波を貫いて突っ込んでくる何かが飛び込んでくる。
あり得ない速度で距離を詰めたそれの全体像を認識出来たのは、軽巡ト級に肉薄したそれが、巨大な斧を振り下ろした時だった。
蛍光色を帯びた光の軌跡が、あっさりと、軽巡ト級の船体半ばまで食い込み、引き抜かれ、くるり、と軽いターンから、今度は横薙ぎにざっくりと船体を割り割く。
身の丈程もありそうな巨大斧を、重量を感じさせずに振り回した人影は、ひらひらとしたゴスロリ服を身に纏っていた。
そして、その腰の後ろ辺りから左右に艤装らしきものが突き出している。
『艦娘……?』
『……あんな動きする艦娘、居ないわよ』
~Side Operator:松雲町沖合~
『流石に駆逐級だと、一発当たれば充分だな……真ん中に当てさえすればよさそうだ』
“軽巡ト級”から引き抜いたアークウィング用近接兵器の巨大斧、“ONORIX”をvoidの鞘へ格納する。
まだ、残っている“駆逐イ級”へ“VELOCITUS”を向け、中程度のチャージで弾体を射出。
アークウィング用のレールガンから音速の数倍速で射出された弾体は素直な低伸弾道を描き、易々と“駆逐イ級”の側舷に穴を穿った。
『どうじゃい、儂の“GERRIDAE”は?』
今、“YARELI”の腰部背面に増設されているのは、“Warframe”用空間機動ユニット、“アークウィング”。
型式名“ODONATA”の海洋改装型、“Stain”謹製の“GERRIDAE”だ。
『急ぎで改造した割には、大分いい』
地上で“VELOCITUS”をフルチャージ射撃すると、反動がかなりキツいのだが、“GERRIDAE”は射撃の衝撃を海面へ効果的に逃がす様調整された為、大分取り回しが良くなった感じがする。
わざと足を止めた状態で少し待つと、おあつらえ向きに砲撃が飛んできたので、“Energy Shell”を展開。
前面に展開された力場に幾つか砲弾を当ててみると、力場に捕らえられた砲弾が弾け、光に変わる。
そのまま撃ち返すと、最後の“駆逐ロ級”の眉間に大穴が空き、静かに燃え始めた。
『充分防げるか……』
『オペレーター、新しいおもちゃで遊ぶのは楽しいかと思いますが……ただ、そろそろ、あの小さいドローンの掃除にとりかかりませんか?』
Ordisの指摘を受け、散らばって港を目指している小型の“深海棲艦”へ注意を戻す。
『“PTボート”だったか……問題無い、試すには丁度良い的だ』
軽く速度をつけて“PTボート”の追跡を開始。
海面滑走に適する様に調整された力場が前面の波を穿ち、“GERRIDAE”が通り抜けられる平坦な海面を提供、そこを100ノット、およそ時速185キロメートル程度で疾走する。
“PTボート”も35から、40ノット程度は出している様だが、追いつくのは難しくは無い。
その中で“Seeking Fire”のシステムを起動し、散らばった“PTボート”のアイコンが手近から次々とロックオンされるのを確認しながら、ミサイルを発射。
水上・水中戦様に特化改造されたミサイルは射出されてすぐに海面下に潜ると、航跡も出さずに追尾し、次々に“PTボート”を潰し、へしゃげさせ、元来た海底へ沈めてゆく。
『追尾の調整が必要だな……』
『修正しとるわ……次は、当たるぞぉ!こいつぁ、痛いぞぉ!』
『いや、別のを試そう』
『なんじゃ、つまらん』
逃げ切れないと悟ったのか、“PTボート”達が反転してきている。
敢えて速度を緩めて緩く回頭、足下へエネルギー回復装置“MEDIUM TEAM ENERGY RESTORE”を落として、静止したまま、残存する“PTボート”を近くへ招く。
小さな機銃から発射される弾丸が、断続的に“GERRIDAE”を覆うシールドへ当たり、質量を奪われた弾丸が海面へ降り注ぐと、ぱちゃぱちゃとささやかな着水音が奏でられた。
『グリニアの設置タレット程でも無いな』
攻撃を加えられている限りシールドは復旧していかないが、この程度なら無視してもいい。
周囲を囲んで円形に回り始めた“PTボート”の輪が縮まると、“PTボート”の口がかぱっと開き、意外な程長い火焔が吐き出された。
どうやら、化石燃料の混合物らしい。
流石に、機銃よりは効きがいいが、グリニアの“Hyekka Master”が振り回す“IGNIS”に較べればぬるま湯程度だ。
もう少し動けば、手が届きそうな距離。
(頃合いだ)
満タンにチャージされたエネルギーを注ぎ込み、“Repel”のパワーを解放。
“GERRIDAE”が発振した強力な電磁パルスと衝撃波が、“PTボート”の表面に泡立つ様な火花を散らせながら弾き飛ばし、海面を瞬時に沸騰させる。
あとは、幽かに痙攣しながら水面を漂うボート達へ“ONORIX”を振るうだけで事足りた。
『……討ち漏らしはないな』
『はい、オペレータ、周辺に敵反応は見られません……ナンダコリャ、モノタリナイナ』
『もうちょっと、稼働情報が欲しいんじゃが……ほれ、限界までかっとばしてみたいじゃろ?じゃろ?』
調整を含めての試運転程度の予定だったのが、ぶっつけの実戦になってしまった訳だが。
ちょっとあっさりし過ぎて、“Stain”翁には物足りなかった様だ。
Ordisは、何時もの事だ。
とは言え、確かにもう少し何か……という、食い足りない気持ちは分かる。
『ああ、もう少し馴染ませたい所だ……だが、少し後片付けをしてからにしよう』
“GERRIDAE”を反転させ、再度加速する。
流石に他から介入される前に、終わらせておいた方が良いだろう。
~Side 叢雲・卯月:松雲町沖合~
『保安庁の増援、あと15分位で現着するってよ……なんか、静かになったな』
『い、痛いぴょん……』
叢雲と卯月の艤装は、妖精さん達の手により無事消化が終わっていたが、受けた損傷は小さくなかった。
叢雲は擬体の片腕で肘から先を失い、卯月は頭部の半分を失っていた。
『しばらく、こうしときなさい』
叢雲は意識を取り戻してうんうん唸りはじめた卯月の頭部を、制服からとったスカーフで包み込み、脳漿や目玉等が零れ落ちない様に苦労しながら片手で固定してやり、自分の腕の断面を結束バンドで強く締め上げて適当に止血する。
『さっきのが、PTボートを片付けてなければ、もう港に上陸してるわね……』
『いまんとこ、動きはねぇな……講習で聞いたやり口なら、もうとっくに火事になってる筈だけどよ』
基本、上陸した“深海棲艦”は建物を更地にし、“艦娘”居れば殺し、人間は適当に追い散らして海へ戻る。
例外は陸上型に率いられた設営艦隊位だ。
だが、最近確認された機銃と火炎放射機を備えた揚陸仕様の“PTボート”は、建物と人間を焼き払い、機銃掃射を加えながら、海に戻る事無く、内陸へ浸透する。
小型だが危険な艦種だった。
『取りあえず、港へ戻って様子見を見てくれ、何も無さそうなら、急いで入渠して修復しよう』
『了解ぴょん、早くお風呂入りたい……いたたぁ』
『そうね……取りあえず港へ行くわよ』
母港へ針路を取った叢雲達は、落ちた船足が許す限りの速度で帰港を急ぐ。
二人が受けた傷は人間なら重体、特に卯月の方は即死だが、“艦娘”にとっては致命的ではない。
“艤装”が死ななければ、“艦娘”は死なないのだ。
『司令官、なんか後ろからきてる、きてるぴょん!』
『なんだ、噴水か?』
卯月が発見したのは、遠目にもかなり目立つ水のアーチだった。
叢雲が横にずれて、背後を確認する間にも卯月が発見した水のアーチはジグザグに巻き上がり続け、そこに何かがいると主張している。
『あれ、かなりはええよな……アレじゃねぇか?』
叢雲達の速度が落ちているとは言え、無駄なジグザグな進路をとりながら、それはじわじわと近づいてきている。 それを実現するには、途方もない速度が必要だ。
『でも、アレって、うーちゃん達に見つけて欲しいからやってるんじゃないかぴょん?』
『それなら、通信してこればいいじゃない』
『どのみち、逃げ切れねぇな』
“深海棲艦”を蹴散らした正体不明の“艦”。
敵対するのであれば、間違い無く生きて帰れないだろう。
海保からも、どこからも、単艦でそんな援護を送った事実は無いと回頭されている。
『あいつが居なきゃ、どのみち沈んでたわ、覚悟決めなさい』
『だな、しっかしよ……正直無事に済んでも、どっか、“大本営”か、“憲兵”の関係者に俺等連れてかれるんじゃね?……なんか、X-FILEとかみてぇに』
『解剖はいやぴょん!』
動きを止め、反転した叢雲達の様子を確認したのか、そいつはジグザグ走行を止め、真っ直ぐこちらへ向かってきた。
後方に噴き出ていた噴水は止み、“深海棲艦”や“艦娘”が立てる発動機の音は全く聞こえない。
全体像が見える程に近づいた時、ぴろろろとも、ぴゅるるるともつかない、電子音じみた音が辛うじて聞こえた程度だ。
「松雲町海防団所属の叢雲よ、アンタ何者かしら?」
目の前にしてみると、それは、かなり小柄に見える。
しかし、それは余りにも“深海棲艦”、それも“姫級”や“鬼級”じみた造形をしていた。
ひらひらしたゴスロリに見えたものは、そういう造形が人形の様な本体に直接取り付けられており、金色の鈴の様に見えるボタンも、単なる飾りとして埋め込まれた物のようだ。
白いストッキングを履いた様に見える足は、足先が同色系の靴になっている。
そして、ベール状の意匠で隠されていた顔部分は、およそ人の形をしていなかった。
仮面の様にも見える顔は、額から鼻の部分まで、二重のVの字が刻まれた黒いプレートになっており、鼻下から顎は口の無い、のっぺりした黒いマスクになっている。
アクセントなのか、耳下から唇がある辺りまでは白い素材で覆われていた。
“深海棲艦”で仮面を身につけている個体は確認されているが、フルフェイスタイプの仮面を身につけた個体は、少なくとも教材には無かった筈だ。
不意に、それが両手を胸元に挙げた。
「……ふざけてるの?」
一瞬身を固くした叢雲は少々むっとした声色で息を吐く。
目の前のそれは、両手の指で可愛らしくハートマークを作っていたのだ。
ご丁寧に、どうやって作ったのか、水のリングで大きなハートマークまで浮かんでいる。
それは手を下ろすと、今度は腰の後ろから殆ど真っ二つになった“PTボート”を一つ取り出し、軽くチョップして下に落とした。
「ん~、全部片付けたった事かぴょん?」
覆面みたいになったスカーフの下から、もごもごと卯月が呟くと、それは、肯定する様に一つ頷いた。
そして、今度はまたどこからともなく、人が乗れそうな円盤型の機械を二つ取り出す。
『手品師かよ……』
そして、左手を軽く円盤をもった手に寄せると、しゃきん、とナイフが飛び出し、叢雲達が身構えるよりも早く、右手を切りつけた。
息を詰めて動きを見ている叢雲達へ浅い切り傷が出来ている事を見せた後、円盤を一つ、自分の足下に落とし、それにのった。
装置からふわふわと何かの力場と光る輪が立ち上り、ついた傷が見る見るうちに消えてしまう。
それは、手をじっくり見せてから、今度は叢雲達の足下へ同じ機械を落とした。
『治してやるって言ってんのか?……つーか、ありゃなんだよ』
『……みたいね』
「えーい、うーちゃん、いっきまーす!」
ひそひそと相談している保と叢雲を尻目に、突然卯月が機械へ跳び乗った。
「あ、アンタねぇ!」
「うぎゃーっ!ぅあっちゃっちゃっちゃー!……いだだい!……いったぁい!」
呆れた様に呟いた叢雲の前で、卯月が絶叫した。
凹んだ艤装が復元し、穴が埋まり、スカーフが中から盛り上がる。
『……ってぇな!気絶スッかとおもったぞ!』
「もう!馬鹿卯月!」
額を抑えて膝を曲げていた叢雲が、うづくまったままの卯月から頭のスカーフを毟り取ると、元通りふさふさに髪が生えた頭が出てくる。
「あたま、われるかと……思った、ぴょん……」
「割れてたのよ!……たく」
叢雲が目を上げると、それは、胸前で水平に伸ばした指に、垂直に伸ばした右腕の肘を乗せるという、微妙なスペ○ウム光線の発射ポーズの様な姿勢で二人を見ていた。
小首を傾げ、“あなたは良いの?”とでも言いたげな様子を出してくるそれに、叢雲は顔を顰めながら、止血帯代わりの結束バンドを毟り取り、機械の上に乗る。
覚悟して乗ったが、確かに相当な激痛だった。
だが、失われた腕が見る見るうちに伸び、指先まで再生されてゆく眺めは、入渠して使う修復材の効用そのままだ。
『……出先で……治る、なら……確かに便利、かしらね』
『いや、毎回やられちゃ、オレが保たねぇよ……』
『うーちゃんは……もう、二度と使いたくないぴょん……』
それぞれの感想を“内線”で呟いている姿をじっとみていたそれは、満足げに頷くと円盤をひょいと拾い、何処かへ消してしまった。
「まちなさいよ!所属位、名乗りなさい!」
明らかにそのまま立ち去りそうな気配に、慌てて叢雲が呼び止めると、それは一瞬立ち止まり、艤装の横を指さした。
良く見ると、そこには、蛍光色に光るエンブレムが浮いていた。
上と左右に、真ん中が尖った波紋の様な線が重なったエンブレム。
特に見覚えのある紋様では無い。
「詳しくは言えないって事ね……いいわ、上陸部隊片付けてくれた事には礼を言うわ……ありがとう」
『ま、それについては、オレからも礼を言っとくぜ、聞こえねぇだろうけどな』
「痛くしなけりゃ、もっと良かったぴょん」
そのまま行きかけたそれは、一瞬、素早く振り向き首を捻ったが、すぐにうんうんと頷きながらきびすを返し、凄い勢いで立ち去って行った。
『……そろそろ、海保からの応援つくよな、なんて言やいいかな』
『ある程度、正直に答えるしかないでしょ、もう、所属不明の“艦娘”の照会は出しちゃってるんだから……まぁ、面倒な事にはなるわね』
『どうせ大変な事になるんなら、お茶にして一休みするぴょん!』
『お前、図太いよなぁ……まぁ、そうだな、これから田澤さんもつれて“漁協”へ移動するわ……相談させてくれ』
To Be Countinued...
ここまで読んで頂き、ありがとう御座います。
いつもアクセス解析を見ているんですが、ぽつぽつとお気に入りが増えていて驚かされます。
Tennoって、一杯居るんですね。
そう言えば、9/8にWarframeのパッチが入りますね、YARELIちゃんの調整が入るそうで……Merulina乗った状態で室内をスムーズに移動できる様にいつかなるんでしょうか?
個人的には、今度、追加されるNidusPrimeが凄く楽しみ。
艦これも、夏イベが2周目ですね……全然手を付けてませんが。
乙とかで、さっさとクリアしちゃわないとなぁ。
次回は、戦い終わって夜が明けて、みたいな感じになる予定です。
宜しくお願い致します。