ハリー・ポッターと灰の魔女   作:アストラマギカ

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第40章 ~骨、肉、そして血~

「ぐえっ」

 

 あまり可愛くない悲鳴をあげて、私は前のめりに倒れるのを感じました。

 

「イレイナ、大丈夫かい?」

「一応、怪我はありませんけど……」

 

「ここはどこだろう?」

 

 ハリーの言葉を受けて、私とセドリックも周囲をキョロキョロと見回します。

 

「サプライズ……ってことは無さそうですね」

 

 もし優勝杯が移動キーになってて掴むと同時に移動する仕掛けになっていたとしても、移動先はホグワーツ城のどこかのはず。しかし、私たちの周囲には城はおろか禁じられた森も湖も山もなく、草ぼうぼうの墓場が広がっていました。

 

「サプライズ用の移動キーの故障とか?」

「あー、そういう可能性なら」

 

 もっともらしい事を言ってきたセドリックに答えると、ハリーが気味悪そうに墓場を見回しながら聞いてきます。

 

「これからどうしよう?」

「とりあえず、元いた場所に戻りましょうか」

 

 可能性として一番ありそうなのはセドリックの言う通り移動キーの故障か設定ミスで、だとしても改めて移動キーを握れば元の場所に戻れます。そこで3人同時に花火でも打ち上げれば、すぐ先生たちも気づくでしょうし、そこで事情を説明すればいいだけです。

 

 

 

「待って、誰か来る……」

 

 突然、暗がりに目を凝らしていたハリーが硬い声を出しました。念のため3人で杖を取り出すと、ハリーの視線の先から誰かが近づいてくるのが見えます。

 

 小柄でフード付きのマントを被った誰かが、小さな赤ん坊的な何かを抱えているような……。

 

「ッ――!?」

 

 すると何の前触れも無しにハリーが苦しげな声をあげ、額の傷跡を押さえました。指の間から杖が滑り落ち、がっくりと膝を折って呻き声をあげるハリー。

 

 

「捕まえろ!」

 

 

 冷たく恐ろしい声が響き、もう一つの甲高い声が夜の闇をつんざきました。

 

 

「ステューピファイ‐麻痺せよ!」

 

 

 赤い閃光が放たれ、まっすぐにセドリックの胸を貫きました。セドリックは少し驚いたような表情を浮かべて地面に倒れ、私は反射的に呪文を唱えました。

 

「エクスパルソ‐爆破!」

 

 しかし相手はあっさりと『盾の呪文』を展開して私の反撃を防ぎ、甲高い叫び声をあげました。

 

 

「動くな!」

 

 

 私が動きを止めると、セドリックが倒れた方向からシューッと蒸気が漏れるような音が聞こえてきました。

 

「そうだ、それでいい……大人しくしろ。さもなくば、その男がナギニの餌になるだろう」

 

 動ける私はともかく、苦しんでいるハリーと失神中のセドリックは完全に無防備です。

 

(ナギニというのは何だか分かりませんが、2年生の時に戦ったバジリスクと似たような音を出していますし、下手に動くと死人が出ますね……)

 

 目の前にいるフードの男にしても、代表選手のセドリックを一発でノックアウト出来る程の手練れです。人質を取られて手足の出なくなった私は、相手の言うことに従うしかありませんでした。

 

「杖を捨てろ」

 

 言われるがままに杖を地面に落とすと、フードの男が呪文を唱えました。

 

「インカーセラス-縛れ!」

 

 杖先から縄が飛び出し、グルグル巻きにされた私はバランスを失って地面に倒れこみました。相手は私をその辺に転がしておいたまま、痛みで動けずにいるハリーの方へと向かっていきます。

 

「急げ!」

 

 おどろおどろしい声に急かされ、男は抵抗するハリーをぶん殴って引きずっていくと、死神みたいな形の石像に縄で縛りつけます。自分を縛るフードの男の顔を見た途端、ハリーが大きな声をあげました。

 

「ワームテール、お前だったのか!?」

 

 しかしワームテールは答えず、液体で満たされた大鍋をぐつぐつと茹でていきます。表面がぼこぼこと沸騰し始めると、小さな包みのようなものを持ってきて、その中身が露わになりました。

 

 それは酷く醜い赤ん坊のようで、のっぺりした蛇のような顔には赤い瞳がギラギラしており、鱗に覆われたような赤むけのドス黒い()()

 

 ワームテールはその生き物を大鍋に入れると、震えながら大きな声で夜闇に向かって唱え叫びました。

 

 

「父親の骨、知らぬ間に与えられん! 父親は息子を蘇らせん!」

 

 

 するとハリーの足元にあった石の棺の蓋がぱっくりと開き、一本の骨が浮かんで静かに鍋の中へと落ちていきました。ダイヤモンドのような液面が割れてシューシューと音がし、火花を散らしながら液体は鮮やかな毒々しい青色へと変わっていきます。

 

 

「しもべの肉――よ、喜んで差し出されん! しもべは――ご主人様を――蘇らせん!」

 

 

 ワームテールは恐怖に凍り付いたすすり泣きのような声で唱えると、鍋の上に出した自分の右手をナイフで切り落としました。切り落とされた腕は大鍋にバシャッと落ちていき、苦痛に呻きながら再び叫びます。

 

 

「敵の血――力ずくで奪われん――汝は――敵を蘇らせん!」

 

 

 そして今度はハリーに近づいていくと、銀色のナイフでハリーの右肘の内側を切り裂き、滴り落ちる鮮血をガラス瓶に集めていきます。ハリーの血を集めたワームテールはよろめきながらも大鍋に戻り、中身に血を注ぐと液体はたちまち目も眩むような白に変わりました。

 

 任務を果たしたワームテールが崩れ落ちてすすり泣く中、大鍋はグツグツと煮え立ち、やがて目も眩むような閃光を放ったかと思うと、火花が消えて白い蒸気が立ち上ります。

 

 

 そして靄が晴れた時、大鍋の中からゆっくりと立ち上がったのは、骸骨のようにやせ細った背の高い男の影でした。

 

 

「ローブを着せろ」

 

 蒸気の向こうから聞こえてきた甲高くて冷たい声は、呻くワームテールにそう命令します。その横顔には見覚えがありました。本や新聞で何度も見たことのある顔。

 

 

 ――骸骨よりも白い顔、細長く不気味な赤い瞳、蛇のように平べったい鼻。

 

 

 その恐ろしい風貌の人物は、いったい誰か。

 

 

 

「ヴォルデモート……」

 

 

 

 そう、闇の帝王ことヴォルデモート卿でした。

  

 

 **

 

 

 復活したヴォルデモートは、大きな青ざめた蜘蛛のような手で、自らの身体を愛おしむように撫でていました。赤い瞳孔は猫の目のように縦に細く切れ、骸骨よりも白い顔には勝ち誇ったような笑み。

 

「腕を伸ばせ、ワームテール」

「おお、ご主人様……ありがとうございます……」

「別の方の手だ」

 

 嘲笑うようにヴォルデモートが告げると、ワームテールは「どうか……それだけは……」と絶望顔になりながらも、苦悶の表情で無事な左手を差し出します。ヴォルデモートが屈みこんでローブの袖をまくり上げると、そこには口から蛇が飛び出した髑髏の刺青――『闇の印』が刻まれていました。 

 

「戻っているな……全員がこれに気づいたはずだ」

 

 するとハリーが苦痛の表情を浮かべ、ワームテールも叫び声をあげました。ヴォルデモートの手が離れると、ワームテールの腕には黒く変色した闇の印が刻まれていて。

 

 

「今こそハッキリする……戻る勇気のある者が、果たして何人いるのか。そして、離れようとする愚か者が何人いるのか」

  

 

 それからヴォルデモート卿は赤い瞳をギラギラさせ、残忍な笑みでハリーを見下ろしました。

 

 

「ハリー・ポッター、丘の上の館が見えるか? 俺様の父親はそこに住んでいた。母親はこの村に住む魔女で、父に恋していたが、正体を打ち明けると同時に捨てられた。そして母は俺様を産むと死に、残された俺様はマグルの孤児院で育った……」

 

 ヴォルデモートは墓地を見回し、低い声で言いました。

 

 

「だが、今ここに……俺様の真の家族が戻ってきた」

 

 

 墓と墓の間から、林の木陰から。暗がりという暗がりから、次々と「姿現し」した魔法使いがマントを翻す音が響き渡りました。

 

 

 ――死喰い人(デスイーター)

 

 

 全員がフードを被り、不気味な模様の刻まれた仮面を被っています。一人、また一人と近づき、まるで我が目を疑うようにヴォルデモートを見つめていました。

        

 

 30人ほどが集まった頃、1人の死食い人がヴォルデモートに這い寄って、黒いローブの裾にキスをしました。

 

「ご主人様……」

 

 それを見て他の死喰い人も我先にと続き、やがて退くと私たちとヴォルデモートを囲むように整列します。ヴォルデモート卿はフードを被った顔をぐるりと見渡し、静かに告げました。

 

「よく来た。あれから13年……そう、我々が最後に会ってから13年だ。だが、お前たちはそれが昨日の事であったかのように、俺様の呼びかけに応えた。さすれば、我らは未だに闇の印の下に結ばれている……違いはないな?」

 

 ヴォルデモートは恐ろしい顔をのけぞらせ、蛇のような鼻腔を膨らませます。

 

 

「だが、ここには罪の匂いがするぞ……」

 

 

 死喰い人の間に震えが走り、誰もが逃げ出したくて堪らないというのに、金縛りにあったように縮こまっていました。

 

「お前たち全員が、無傷で健やかだ。魔力も失われていない。だというのに、なぜ誰も永遠の忠誠を誓ったはずのご主人様を助けに来なかったのか?」

 

 

「「「「「………」」」」」

 

 

 しかし、誰も口をききませんでした。

 

 一様にパワハラ上司を前にビビってる社会人の如く、自分がババを引かないよう少しでも集団に埋没できないかと、仮面の下であれこれ模索しているのが伝わってきます。

 

「お前たちは、俺様が敗れたのだと信じたに違いない。そして手の平を返して俺様の敵の間にするりと寝返り、無罪と無知を申し立てた……」

 

 じろり、とそこで初めてヴォルデモートの視線が私を捉えました。

 私も、反射的に目が合わないよう視線を下に落とします。

 

 私のお母さんが大勢の死喰い人の弁護と社会復帰を担当していたのは、この業界では有名な話です。恨まれてもおかしくありません。

 

 とばっちりで八つ当たりされないかとヒヤリとしたものの、ヴォルデモートはすぐに死喰い人たちへと向き直ります。

 

「ここに疑問が生まれる。何故お前たちは、俺様が再び立つとは思わなかったのか? 俺様がとっくの昔に、死から身を守る手段を講じていたと知っておきながら……生ける魔法使いの誰よりも俺様が強かったとき、その絶大な力を見てきたお前たちが、いかなる理由で?」

 

 死喰い人の間に動揺が走り、小さく息を吞む者や震えが止まらなくなる者が現れ始め、私までいたたまれない気持ちになってきます。

 

 

「俺様は失望した……ああ、失望させられたと告白しよう」

 

 

 すると一人の死喰い人が突然、輪を崩して飛び出し、ヴォルデモートの足元に震えながらひれ伏しました。

 

「ご主人様、お許しを! 我ら全員をお許しください!」

 

 何気に自分だけじゃなくて同僚たちの赦免までお願いしてる辺り、ちょっといい人そうです。全く空気は読めていませんが。

 

 案の定、他の死喰い人の間から「オイオイオイ」「アイツ死んだわ」みたいな空気が漂い、期待を裏切らずにヴォルデモートは笑いながら『磔の呪文』を唱え、哀れな死喰い人は悲鳴を上げてのたうち回りました。

 

 

「起きろ、エイブリー」

 

 拷問されたエイブリーさんは息も絶え絶えに横たわり、ヴォルデモートが低い声で嘲笑いながら言いました。

 

「許しを請うだと? 俺様は許さぬ。忘れぬ。お前たちには13年分のツケを払ってもらう。既にその一部を返したワームテールを除いてな」

 

 するとヴォルデモートは、泣いているワームテールを見下ろして言いました。

 

「貴様が俺様の下へ戻ったのは、忠誠心ではなく古い仲間の復讐を恐れたからだ」

 

 しかし、と告げるヴォルデモート。

 

「貴様は俺様が復活するのを助けた。虫けらのような裏切り者だが、助けた事実に変わりはない。そしてヴォルデモート卿は助ける者には褒美を与える……」

 

 ヴォルデモートが杖を空中でくるくる回転させると、そこから溶けた銀のようなものが輝き始め、やがてそれは人の手の形になってワームテールの手首にはまります。ワームテールは信じられないという面持ちで銀の腕を見つめ、泣き止んで輝く手や指の感触を確かめるように曲げ伸ばししました。

 

「すばらしい……ご主人様、ありがとうございます……ありがとうございます……」

「ワームテールよ、貴様の忠誠心が二度と揺るがぬよう」

「我が君、決してそのようなことは」

 

 

「………」

 

 うーん、典型的なDVとかブラック企業の洗脳手口ですね。

 

 基本レシピを説明すると、まずは「家族」とか「仲間」みたいなワードで帰属意識を植え付けてから、徹底的に突き落として本人の自尊心を完璧に叩きのめします。

 次に言葉で精神的に追いつめて不安な気持ちにさせ、さらに肉体的な苦痛を与えることで正常な判断力を奪います。

 そして無力感と恐怖に苛まれているところに、親切に助け舟を出すのです。

 

 すると「普段とても厳しい人が自分を褒めてくれた」というギャップが、「自分は受け入れられている」「集団に属していて孤独じゃない」という社会的欲求と「自分は価値ある存在だと認められた」的な承認欲求を満たします。

 

 その興奮と感動体験が「たまには優しいとこあるし……」と組織からの離脱を躊躇させ、前述のサイクルを繰り返すことで精神的に依存しやすい状況が生まれる……というのが、マインドコントロールの流れになります。

 

 

 ちなみにハーマイオニーはドビーやウィンキーといった屋敷しもべ妖精の聞き取り調査を通じて、「屋敷しもべ妖精が魔法使いに忠誠を尽くす背景には、ブラック企業やDVと同様のマインドコントロールがあるのでは?」という仮説を提唱しており、更なる研究蓄積が待たれますがそれはまた別の話。

 

 

「ルシウス、抜け目のない友よ」

 

 ヴォルデモートは次に、ルシウスさんに近づいて囁きました。

 

「守銭奴のセレステリア家を使って表の世界に舞い戻り、世間的には立派な体面を保ちながら、裏では今でもマグルいじめを楽しんでいるようだな? されど、お前は一度たりとも俺様を探そうとはしなかった……」

「我が君、私は常に準備しておりました」

 

 ルシウスさんが素早く答えます。

 

「ヴィクトリカ・セレステリアを利用して、死喰い人のアズカバン送りを妨害し、13年にわたって政財界に同志たちのネットワークを張り巡らせております。あなた様のご消息が少しでも耳に入れば、すぐに傍に馳せ参じ、お役に立てるよう――」

「にもかかわらず、お前は夏に俺様の忠実なる死喰い人が空に打ち上げた印を見て、逃げたというのか?」

 

 ルシウスさんが黙り込みました。

 

 たぶん心の中では「だって、そんなことして容疑者扱いされたら、今までの苦労が水の泡じゃん……」とか思ってるんでしょうけど、この場で正論を言っても逆ギレされると察したのでしょう。こういう空気が読めるとこ、ブラックな職場では大事です。

 

「俺様は全てを知っている。ゆえにルシウス、お前には失望した……これからは、もっと忠実に仕えてもらうぞ」

「もちろんでこざいます、我が君……お慈悲を感謝いたします」

 

 ヴォルデモートが去った時、微かにほっとしたような溜息が聞こえたような気がしました、

 

「マクネア、今では魔法省の危険生物の処分をしているとか。だが、俺様がもっといい犠牲者を与えてつかわそう」

「ありがたき幸せ……」

 

 マクネアが呟くように言った後、ヴォルデモートは大柄な二人の前に移動しました。

 

「クラッブ、ゴイル……今度はマシなことをしてくれるのだろうな?」

 

 2人はぎこちなく頭を下げ、のろのろと「はい、ご主人様……」と呟きましたが、ヴォルデモートはあまり期待していないようでした。

 

「お前もそうだ、ノット」

「我が君、私はあなた様の前にひれ伏します。もっとも忠実なる――」

「もうよい」

 

 それからヴォルデモート卿は、死喰い人の間にあるぽっかりと空いた空間へ移動して、虚空をじっと見つめます。

 

 

「本来であれば、レストレンジたちがここに立つはずだった」

 

 

 ヴォルデモートが静かに言いました。

 

「忠実な者たちだった。ゆえに、あの二人はアズカバンに葬られている。俺様を見つけるよりもアズカバン行きを選んだ……解放された時には最高の栄誉を得る」

 

 忠誠を選んでアズカバンに放り込まれたら元も子もないような気もしますが、たぶん気持ちの問題という奴でしょう。

 

「吸魂鬼も我々に味方するであろう。追放された巨人も呼び戻そう。忠実なる下僕の全てを、そして誰もが震撼する闇の生き物たちを、俺様の下へ帰らせようぞ……!」

 

 

 それからヴォルデモート卿は自分語りを始めました。

 

 ハリーに向けて放った呪いが自分自身に跳ね返ったあと、ゴーストよりも弱い存在となって彷徨っていたとのこと。

 魔法は使えなかったものの、人や動物の肉体に憑りつくことは出来たため、クィレル先生に憑りついて『賢者の石』を奪って復活しようとしたこと。

 

 それが失敗に終わって再び潜伏していると、今度はワームテールがシリウス・ブラックの復讐を恐れて戻ってきたため、入念に準備して今日の舞台を整えたのだと――。

 

 

「クルーシオ-苦しめ!」

 

 ヴォルデモートが出し抜けに『磔の呪文』を放つと、ハリーの絶叫が墓場中に響き渡ります。

 

「見ろ! この小僧がただの一度でも俺様より強かったなどという勘違いが、いかに愚かなことか。ハリー・ポッターが俺様から逃れたのは単なる幸運に過ぎぬ」

 

 墓石に縛り付けられたまま、ぐったりと縄目にもたれるハリーをヴォルデモートは真っ赤な双眸で見据えます。

 

「だが、今夜は違う。今度は身代わりになってくれる母親も、忌々しいダンブルドアもこの場にはいない」

 

 それとも、とヴォルデモート卿はせせら笑いました。

 

「そこの小娘にでも、縋ってみるか?」

         




 ヴォルデモートの復活パワハラ会議、なんだかんだワームテールにちゃんと銀の腕プレゼントしたり、ルシウスたちに「2度目は無いからね?」って念押しするだけで許したり、せいぜいエイブリーが「磔の呪文」で八つ当たりされたぐらいで、どこぞの鬼に比べればマイルドな件。
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