いらっしゃいませー。って、デジタル先輩、昨日ぶりですねー。大丈夫でした?
あぁいつもの事なんですね…。いやそれはどうかと思いますが…。
アッハイ。で、えーとどこまで話したんですっけ…。
私がネイチャさんにお持ち帰りされたとこまでじゃなかったですっけ…?
ソウデスネー。どこぞの悪酔い先輩がべろんべろんになって潰れたとこまでデシタネー
……ネイチャが意地悪です。
で、続きでしたっけ。んー、でもアタシが話すよりカフェが話したほうがいんじゃない?
それもそうですね…。ではお店の方お願いします…。
はいはーい
とりあえず注文のキリマンジャロコーヒーとチョコケーキです…。では、少し恥ずかしいですがお話しますね…。
「………やらかしました。盛大にやらかしました。いったいどうやってネイチャさんにお詫びをすればいいものでしょうか…。」
後輩の営むBARに持参したリキュールで酔いどれ愚痴りまくり、そのまま潰れて介抱という名のお持ち帰りされた女、マンハッタンカフェ*1。*2
あれから今日で5日経つのだが…、この女、未だに謝罪に行っていない。
仕事だなんだといって誤魔化し続けて今日までズルズルと、ついに
「……そろそろ、いい加減しっかりとした謝罪をしなければ…。えぇ、頭の中ではわかっています。わかっていますが…。」
カフェがここまで渋ってしまう唯一の懸念事項はただ一つ。ズバリ
「誰か教えてくれないものでしょうか……。私はネイチャさんと……」
「うまぴょいしてしまったのでしょうか」
説明しよう!マンハッタンカフェは酔っ払ったときの記憶はあるが、その先の記憶が残らないのであるっ!!
そして肝心の一部始終を見ていたであろう『あの子』は何も語らないっ!!
即ちっ!! 彼女がうまぴょいしたのか、それともネイチャが布団に入れてくれただけなのか、まったくわからないのであるっ!!
その羞恥心こそがっ!! ネイチャの店に謝罪に行くことを躊躇わせているのだっ!!*3
「とりあえずお詫びのお菓子だけでも先に買って…」
「おや、カフェじゃないか。奇遇だねぇ!」
▷あ、カフェさんお久しぶりです。
「 ((((;´゚Д゚)))………」
その声に嫌な予感を覚えつつも振り向くカフェ。そこには___
彼女らしからぬ乙女乙女した、かつ違和感のないファッション*4に身を包み
そう、運悪く出会ってしまったのだ。デート中の二人に。
「………ハハッ、オヒサシブリデスネ。」
~~~それからどした~~~
「っと、少し話すぎたね。そろそろ行かなくては間に合わなくなってしまう。」
「エエ、ソウデスネ」
「それじゃあ、またどこかで会ったら話そうじゃないか、カフェ君。行こうか、あなた。」
▷タキオンがすみませんカフェさん・・・。偶には遊びに来てくださいね。スカーレットも喜ぶと思うので。それでは。
「エエ、ソレデハ。」
「……………………………」
「リキュール」
―――ネイチャのBAR―――
「でよー、そん時にコイツが…」
「はぁ?あのときはお前だって…」
「あはは、本当仲いいよねぇお二人。」
「いやいや、腐れ縁なだけですって!それよりさぁ…」
チリンチリーン
「あ、いらっしゃー……い……」
夜は22時を回り子供たちは寝て、大人の時間。
今日は天気も晴れ、ナイスネイチャの営むBARは程々の客*6とでのんびり静かに賑わっていた。
そんな中に一人の来店客。それを見て固まるネイチャ。思わず入り口の方を見る客。
「ネ゛イ゛チ゛ャ゛さ゛ぁ゛~゛ん゛( TДT)」*7
「何やってるんですかカフェ先輩……」
「タ゛キ゛オ゛ン゛が゛…タ゛キ゛オ゛ン゛が゛…ま゛た゛…」
「えぇ…。てかまたお酒飲んできたんですか先輩…。」
マンハッタンカフェ3X歳。後悔はしても反省はしなかった模様。
これにはネイチャさんも苦笑い。
「あうあうあ~~( TДT)」
「はいはい、アタシで良ければ愚痴位聞きますから…。先輩も元のキャラ取り戻してください~。じゃないとマックイーンみたいになっちゃいますよ~。」
「私ワイバーンズ派*8なので。( ー`дー´)キリッ」
「知らんわ!!」
(オイみなみ*9、あの子とネイチャ…)
(ますお*10、皆まで言うな。俺たちは…)
(あぁ、そうだな。)
「あーもー、ほらお水ですよー。ゆっくり飲んでくださいねー?」
「やだ。リキュールがいいです。リキュールじゃないと嫌です。」
「自分で抱えてるじゃないですか…」
「あ、ネイチャさんお会計置いとくね。」
「あ、俺も置いておきます。ごちそうさまでした。」
「あー…なんかすいません。」
「いえいえ、俺たちここにいたら邪魔でしょうし。」
「カフェさんはゆっくりしていってください。」
んん?…あぁなら俺もかな。
俺もそろそろ帰るかぁ、カミさんにどやされちまう。
邪魔しちゃぁ悪いな。
百合に挟まる男は蹴られて死ねってな!!*11 ガハハハッ!!
ガヤガヤゾロゾロガヤガヤゾロゾロ
「うえぇ?皆急にどうしたのさ…?」
「ネイチャさん…聞いてるんですかぁ?」
「いやぁ…だって、なぁ。」
「ネイチャんにも春が来たんだし、邪魔しちゃ悪いだろ!!」
「今度赤飯炊いて待ってるからなー!」
「・・・・・」
「ハァァ!?!? ちょ、皆何言ってるの!?!? ってカフェ先輩腰!抱き着かないでくださ…あぁぁ皆帰っちゃった…」
「私がいるじゃないですか。私では不満なんですか!ネイチャさん!!」
「酔い癖めんどくさいなこの先輩!!」
「うわぁ…絶対明日には広まってる奴だこれ…どうしよう…」
「ネイチャさん…」
「その、迷惑…でしたか…?」*12
「……えーーと…」
「そうですよね…迷惑でしたよね…。ウフフフフフ」
「そもそも今日はネイチャさんに先日の謝罪をしようと思ってたんですよ。それがこの様ですもん。カフェはダメな子だ…」
「それライス先輩のやつですよカフェ先輩。あと、先日のことは別に…特に気にしてないですよ?」
まぁ確かに言われてみれば駅前にあるケーキ屋の紙袋を持ってきているし、間違ってはなさそうである。
酔っていることと酒瓶抱えているのが台無しにしているが。
「でも……買いに行く途中にタキオンさんとそのトレーナーさんが…」
「デートしてるとこに会っちゃいましたか…」
「すいません…2回も迷惑かけて本当にすいません…」
「あーーもーー、本当ですよカフェ先輩。お客さんいなくなっちゃうし。」
「誠に申し訳ありませんでした」土下座
「………反省してますか?」ジト目
「してます…。」
はぁ、とため息1つ吐いて土下座しているカフェを引っ張り立たせ
「今日はもう店じまいにしますから、カフェ先輩も閉めるの手伝ってください。」
「あ、はい…」
2人静かに店を閉める作業が続く。最後にネイチャが『closed』の看板を吊り下げると、カフェの腕を引っ張り二階へと上がっていく。
「あ、あの…ネイチャさん…?」
「今日は飲みたい気分なので、カフェ先輩はお客さん帰らせた罰として付き合ってください。」
「……ありがとうございます。」
~~~次の日~~~
「やらかしました・・・」
一度寝たベッド、一度見た天井、となりで自分の腕を枕にして眠る後輩と、取っ散らかった部屋の惨状。
いつも傍にいた『あの子』は今日もどこかに行っているようで。
マンハッタンカフェ、二度目の朝チュンである
「とりあえず、お部屋片づけましょうか…」
それでその後……あ、「限界がヤバイ」ですか…?
えーと…どうすれば…
あ、今日は一旦帰られるんですね…。
ええ、ではまた…。ありがとうございました。
………今夜の夕食は何にしましょうか。
カフェ~。コーヒーおねがーい!!
あ、わかりました。すぐ行きますね、ネイチャ。
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カフェ「で~~~、が~~~だったんですが、ネイチャが~~~」
タキオン「ウンウンソウダッタンダネェ」
ダスカ「カフェさん、まだ話してるわね…。もう3時間くらいあぁじゃない?」
タキオン(甘い…ブラックコーヒーがはちみー濃いめ並みに甘い…)
タキオン(トレーナー君…ヘルプ…!ヘルプを…!)メクバセ
▷スカーレット、お母さんたち楽しそうだし買い物に行こうか
ダスカ「はーい、今日は夕ご飯何にするの?お父さん。」
▷オムライスとかどう?
ダスカ「!! ま、まぁいいんじゃない?ほら、早く行くわよ!!」尻尾ブンブン
タキオン(あぁお父さんのオムライス好きだもんねぇスカーレットは。本当に私の愛娘は可愛い…じゃなくて!!裏切ったなトレーナーく)
カフェ「聞いてますかタキオンさん。」
タキオン「」