純情ハートとウマ娘(凍結)   作:ゲーミング

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 後書きにて報告が一つあるのでお楽しみに。後感想欄で体調の心配してくれた皆様、ありがとうございました!とりあえず作者は大丈夫です!
 今回は幕間みたいな感じになりましたけど、許して。

 前置き終わり!本編だよどーぞ!


第百三話

 菊花賞に向けたトレーニングを行いつつ、新人達はミニライブの準備を進めていた。トレセン学園もファン感謝祭の準備で所々施設が使えない中で、トレセン学園が使えないなら他の場所でやれば良いじゃないと言う単純な思考で現在行っているのは初めの頃使っていた神社の階段ダッシュトレーニングだった。

 とは言えイベントをやらなければならない以上、トレーニングをし続ける訳にも行かず、適当な所でミニライブ練習を行うのが『流れ星』のルーティンとなっていた。

 

「曲は決まった……圧倒的に時間が足りないけど、取り敢えず何とかなりそう」

 

「そうだね、振り付けも決まったし」

 

「意外と簡単なのでマヤ達は嬉しかったけど、トレーナーちゃんやテイオーちゃんは良かったの?」

 

「あんまり難しいのだと覚えるので時間掛かっちゃうでしょ?だから簡単めの物でいーの」

 

「……僕も踊る事にされてたからね、なんでウマ娘のミニライブに僕が出なきゃ行けないんだろう……」

 

トレーナーだからだと思うけど(トレーナーちゃんだからだよ)?」

 

 階段ダッシュを終えてオグリとゴルシ、バクシンオーの三人は軽く汗を流しにチーム部屋にて着替えており新人とテイオーとマヤノの三人で今後について話を続けていた。

 季節は秋になったと言うのに、未だ残暑は残りつつも風は涼しくなり夏に感じていた暑さはマシになっていた。

 チーム部屋の外の壁にもたれ掛かり腕を組むテイオー、壁を背にしてしゃがみこむ新人、そしてそんな二人を見るように新人と同じくしゃがみこんだマヤノ。

 

 三人の考えは珍しく完全一致していた。

 

 

 ——早く部屋開かないかなぁ——と。

 夏程暑くは無いが、やはり部屋の中に居た方が涼しいのは確かなもので、オグリとゴルシにバクシンオーの三人が着替えを終わらせなければ入れない事実に変わりなかった。

 

「……暑いね」

 

「9月なんだからもっと涼しくても良いと思うんだけど。朝は涼しいのに昼間暑くてヤバいよ」

 

「テイオーちゃん額に汗流れてるもんね……トレーナーちゃんもだけど」

 

「……今朝さ」

 

「うん?」

 

「寝汗凄かったからお風呂入ってたんだけど、出て来たらスマホから何件か通知が来ててさ……」

 

「それでそれで?」

 

「…………秋川理事長とたづなさんからのメールだったんだよね」

 

「……あっ」

 

 ミニライブと言うイベントを許可し、最大限の助力をすると言う言葉を残して最早新人の手すら離れてイベントの告知や体育館をライブ会場に改造をしたりと、学園のツートップが好き放題やっていた。

 そしてそれに振り回されるのは教員達と、新人だった。

 

「なんで告知時点で体育館のミニライブの待機場所みたいなのが出来てるの!?しかも其れが完成した事僕に言われてもどーしようもないんだけど!?しかも、しかもだよ!ミニライブの観客席埋まっても更に予約が止まらなくて最低でも5回踊らないといけないとか言われたからね!?どうなってんのさぁ!?」

 

「……曲とダンス増やさないと、むり……だね」

 

「うわぁ……二人の顔が……」

 

 決めていた曲は二曲、そしてダンスの振り付けは新人とテイオーが覚えており、それを二つのグループに分けて教えていたが、秋川理事長の告知が強過ぎて期待値が跳ね上がってしまったが故に起きた悲しい事件だった。

 ファン感謝祭まで残り2週間余りしか無いのだが、果たして間に合うのか。

 

「うーっす待ったか?」

 

「待ってたよッ!!」

 

「うおっ!?すげぇツッコミ、更年期かな?」

 

「僕は男だよバーーッカ!!」

 

「なんでトレーナーはあんなにゴルシに噛み付いてるんだ……?」

 

「……まぁ、焦ったりしてる時にあんな事言われたら……ねぇ?」

 

「テイオーさんも空を眺めてますけど、今日そんなに綺麗な空ですかね?」

 

「バクシンオーちゃん、今トレーナーちゃんとテイオーちゃんに触れてあげないであげて……」

 

 事の顛末を知らない三人はひたすら翻弄されていた。そしてこの後説明を受けてオグリはやる気に充ち、バクシンオーはよく分かって居なかったが楽しみと言い、ゴルシと新人はキャットファイトを繰り返していた。

 

「どうしよっかマヤノ」

 

「いっその事午前の部、午後の部って感じで分けちゃう?今回見に来れなかった人はしょーがないけど、来年もやれば良ーんだよ♪」

 

「……はは、そうだね。意外とダンスの振り付け考えるの楽しいし……来年もやろっかな!」

 

「そーしようそーしよう♪トレーナーちゃんにも踊ってもらいたいし!」

 

 ——こうして新人の知らない場所で来年のファン感謝祭のイベントも決まり、また新人が踊る未来が確定したのだった——。




 お気に入り登録1000件超えましたー!!!作者の小説を読んで下さってありがとうございます!感想や評価、そしてお気に入り登録、とても嬉しく思っています!
 100話超えて1000件!いいねいいね!なんか記念として書きたいけど、今は書けないのでもう少し後ですかね。
 アンケートだけ作っておきましょうか。

 何はともあれ、ありがとうございました!
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