純情ハートとウマ娘(凍結)   作:ゲーミング

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 一昨日は仕事休みで昼夜投稿出来ると思ってたら夕方18時まで寝てたせいで投稿間に合わなくて、昨日は話の構図とか出来てたのに筆が進まなかった。以上投稿休んでた言い訳でした!

 前置き終わり!本編どーぞ!


第百七話

 タキオンがチームに加入し、メンバーは六名となった。新人トレーナーが抱えるには多過ぎる担当数だったが、新人は初めからチームを作る気満々だった故に負担と言うのは差程感じてはいなかった。初めから自身の能力が足りないのを理解していた訳では無かったが、足りなければ足りる様に補えば良いとさえ思える様になっていたのだから。

 

「じゃあミニライブはタキオン含めて六人でやろうね!」

 

「ナチュラルに自分の事抜いたよこのトレーナー。アレだけ二人で振り付けとか考えてたのに。トレーナーのばーか」

 

 開口一番テイオーの機嫌を損ねるのは或る意味新人だから当然と言うか。何とも情けない話ではあった。元々人前に出るのが苦手、というか不慣れである新人は未だにミニライブに出るのを嫌がっていた。覚悟は決めても決意は決まらない所が新人らしい。

 

「テイオーちゃんが拗ねちゃうからトレーナーちゃんも出ないとダメだよ♪」

 

「それにもうお前の服用意出来てっからな」

 

「なんで!?早いよッ!」

 

「仕事は早く熟すのが社会人として生きて行く秘訣だとゴルシが言っていた」

 

「未成年だろ……ゴルシ……」

 

「良いじゃないか、聞いたよモルモットくん。女装して舞台に立つんだろう?うっかり付け耳なんかが外れたら行けないからね、どうだろう。いっその事生やしてみないかい?」

 

「イヤだ、僕はトレーナーとして生きて行くって決めたからね」

 

 タキオンの話は新人としても魅力的だったが、即座に拒否した。子供の頃夢見たウマ娘になるという夢は姿形を変えて、トレーナーになると言う夢に変わり、そして叶えている最中だったから。

 夢見がちな事は認めるが、最後までやり通そうとしている夢を投げ出してまで過去に囚われる事は無かった。

 前までの新人だったら悩んでいただろうが、今では踏ん切りが着いた故の回答となったが。それを聞いて笑うのはゴルシだったが。

 

「重い、重いよトレーナー……」

 

「私達全員でライブするんですよね!だったらタキオンさんも歌の練習しなくちゃいけないんじゃないんですか?」

 

「そうだよ。だから今日は歌とダンス、両方練習出来る場所を取ったんだ」

 

「……何処それ、トレセンの中じゃ無いでしょ」

 

「テイオーせーかい!皆好きでしょ?……カラオケ!」

 

「……トレーナーちゃんぜんっぜん歌わないけどね!」

 

「だって知ってても歌えないんだもん!」

 

 この男悲しい事に歌詞は暗記出来ても産まれてこの方歌った事が学校の授業以外では存在しない為に、音程等がグチャグチャなのである。最早口パクで歌っている様に見せた方がマシなレベルで。ダンスはゴルシのメイクデビューの際に一通り踊った事により、そこそこやれるのだが如何せん今まで手を出した事が無い分野に関しては雛鳥の様な物だった。

 

「練習しようよトレーナー!どうせ自分の歌パートタキオンにあげる気満々だったでしょ!」

 

「そ、そん、そんな事無いよ?」

 

「分かりやすい反応で嬉しいんだが、トレーナーは嘘を付くのも何かを誤魔化すのもヘタクソだな」

 

「そこが良い点じゃないか。モルモットくんらしいよ。それに練習もやった回数は少ないのだろう?ならこれから伸びる可能性は大いにある。これはそう言う話だよモルモットくん」

 

「……そう言われてもなぁ。足引っ張るかもしれないって思うとね」

 

 自分が笑われるのは構わないが、担当であるテイオーやオグリ達が笑われてしまうのが心底嫌なので躊躇ってしまう新人だった。

 

「だが練習すれば何とかなる筈だ。元々トレーナーの声は良いと思うぞ。私個人の感想なんだが」

 

「そうですね!トレーナーさんの声は良いと思いますよ!私も個人の感想ですけど!」

 

「全肯定学級委員長、サクラバクシンオーか……ぬいぐるみにしたら売れそうだな。つか誰もツッコまねぇけど新人のモルモット呼びってもう定着してんだな」

 

「モルモット呼びはもう良いんだ、無理して変える必要もないから。まぁ……頑張って練習するよ、付き合ってよ?」

 

「勿論、トレーナーの為なら」

 

「ミニライブやるって言ったのボク達だからね。そこら辺はしっかりやるよ!」

 

 メンバーは増えたが、チーム内に流れる空気は悪くならなかった、寧ろ良くなったと言える。賑やかなチームである『流れ星』にとって、メンバーが増えるのは新人に対する負担よりお互いに影響し合い向上して行く力の方が強いのだから。

 

「じゃあ早速行こうか、カラオケ」

 

「アタシに続け!新人最後にしてペナルティで初めに歌わせようぜ!」

 

「はい!?」

 

「ボクさんせー!」

 

「ついでにご飯も頼んでおこう。お腹が減って来た」

 

「マヤ甘い物食べたいな〜♪」

 

「糖分の補給は大事だからね。マヤノくんが良ければお互いに別々の物を頼んでシェアといかないか?」

 

「アイ・コピー♪」

 

「学級委員長として最速で、最短で……真っ直ぐに行きますよっ!」

 

「じゃあ行くぜ!チーム流れ星!ファイ!」

 

おー!

 

 そう言ってゴルシを先頭にチーム全員が部屋から飛び出して行った。取り残されたのはやはり新人。一瞬呆気に取られ、惚けていたが直ぐに持ち直し。

 

「待ってよ!待って!僕が初めに歌うのはいいよ!もうこの際良いから!何回だって歌うからさ!せめてオグリのご飯については僕が居る時にやってよ!ねえ!話聞いてよッ!!!何処のカラオケかも聞いてないでしょーーッ!!!」

 

 もう駆け出してしまった担当達を追い掛けて走るのだった。

 

 




 そう言えば歌詞の使用ってなんかタグ付けなきゃいけないんでしたっけ?そこら辺確認するの怠ってたわ。

 明日は昼夜投稿目指すぞ!えいえいむん!
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