純情ハートとウマ娘(凍結)   作:ゲーミング

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 オリキャラである新人くんのごはん係りイッセイくんの評価が順当に苦労人ってされてるの笑ってしまう。
 ……後さ、誤字が多い作者だけどどうして皆作者の迫真のはんぺんに突っ込んでくれないの……?余りにもくだらなかったから?ちくしょう!前書きで読者をニコらせたかったんだよ!もういいよ!

 という訳でいつもの前書き終わり!本編どーぞ!
 凡ミスは後書きにて


第百十七話

 そこはとある空き教室だった。実際の所はタキオンの実験室なのだが、トレセン学園の空き教室を勝手に実験室にしているので何も問題は無かった。そんなタキオンの実験室と言う名の空き教室なのだが、タキオン以外にも出入りする人は少なからず居る。

 

「よっすそうアタシだ」

 

「やぁゴルシくん」

 

「今朝四時に起きたぜ」

 

「そうかい?随分早起きしたね」

 

「午後四時」

 

「今朝って言ったのに!?と言うかその流れで言うとキミ、トレーニングの最中寝てた事になるんだが……」

 

「今日の午後四時が空いてるじゃねぇか」

 

「未来だねそれは」

 

「それはそうとここ最近アタシの出番薄くねぇか?」

 

「……急になんだい?と言うか話の流れ……いや出番って……」

 

「あぁ、こっちの話だ、気にすんな。そう、そうだよ。アタシここ最近新人と遊んでねぇんだ、どうしたらいいと思うゲーミングタキオン」

 

「ふぅン……実に不名誉な渾名だね?と言うかモルモットくんと遊びに行きたいなら行けばいいじゃないか。とは言えオグリくんの最終調整もあるし菊花賞も控えているから、そう言った事が終わってからの方が良いと思うがね」

 

「お前囲碁とチェス交えたボードゲーム出来る?」

 

「どうして普通に会話しようとしてくれないんだい?キミそんなに意思疎通が難しかったかな?」

 

「だよなぁ。タイミング見てやらねぇと折角の遊びも楽しめねぇからな」

 

「……何処から話が続いていて、何処から話が飛んでるのかな……?」

 

 或る意味お悩み相談室の様な物になっているが、実際の所此処はタキオンの実験室であり空き教室だ。間違っても二人して授業を抜け出して来ていい場所では無い。後出番云々で言えば現在進行形でバクシンオーがエアグルーヴに補習地獄を受けているのでゴルシよりも少ないのだが。因みに補習を地獄だと思っているのはバクシンオーでは無くエアグルーヴだ。

 

「ま、タイミング図らねぇと行けねぇってのは面倒臭いな」

 

「そこはちゃんと考えているんだね。てっきり私は勝手にモルモットくんを連れて行くものだと」

 

「そっか、じゃあ勝手に連れてきゃいいんだ」

 

「今の話聞いてたかい!?」

 

「取り敢えず新人がやりたがるであろうトレーニングメニューはアタシが纏めておいたから。じゃそゆことで!」

 

「ちょっと!?待ちたまえよゴル……行ってしまったよ」

 

 タキオンが追い掛けようとした頃にはもう遅かった。最早慣れた手付きで窓ガラス退出したゴルシを見送る事しか出来なかった。タキオンの実験室に来た際は何も持っていなかった筈なのだが、何故か両手を叩いたら何処からかトレーニングメニューなる物が湧いて出てきた事にタキオンは疑問が尽きたなかった。

 

「……それにしても、話が通じないと言うかなんと言うか。いつかゴルシくんの思考を読める人は出て来るんだろうか」

 

 トレーニングメニューに目を通しながら呟いた言葉はそこで終わった。

 

 

◆❖◇◇❖◆

 

 

「……ふぅ、なんで昨日あんなにイライラしてたんだろ。タキオン愛飲の紅茶を飲めばこんなに落ち着くってのに」

 

 チーム部屋にて自宅の様に寛いでいた新人だったが、突然の来訪者によってその時間も終わりを告げた。そう、それは最終戦争を告げるラッパの様だった。正確には窓ガラスを開けられる音だったが。

 

「扉から入りなさいよ!……あれ?」

 

「そう言うと思ったからちゃんと扉から入ったぜ!」

 

「……なんで窓ガラス開けたの?」

 

「新人がびっくりすると思って」

 

「……或る意味成功したね。また僕のお給料が減るかもって本気で焦ったから」

 

 既に割られた窓ガラスは三枚に達している。小さなチーム部屋に付けられた小さめの窓だと言うのに、何をどうしたら入ってこれるのか。最早物理法則を捻じ曲げて居るとしか思えない新人だった。しかし今日はちゃんと扉から入って来たので余り言わずに居ようと思い、タキオンの持ち込んでいる紅茶をまた一口口に含んだ。

 

「それはそうと今から新人、お前を」

 

「行かないからね」

 

「……まだ何も言ってねぇし、お前に拒否権はね」

 

「やったら本気で一週間口聞かないから」

 

「………………なんでそんなにイライラしてんだ?」

 

「別にイライラしてる訳じゃないよ?朝からゴルシに会えて割と嬉しい」

 

「じゃあ行こうぜ!南国辺に!」

 

「泳いで行くの!?と言うか今そんな余裕無いんだって。お願いゴルシ、僕と遊びたいのは分かるけど、あと少し待ってて?大丈夫。ちゃんと約束するから……ね?」

 

 まるで子供に言い聞かせる様な口調で優しく微笑む新人に、ゴルシは俯いてしまった。自分勝手な行動をしようとした事が割りとショックだったのだろうか。次第にゴルシの身体は震え始めた。

 

「ご、ゴルシ……?」

 

「……しんじんの、ばかぁ!」

 

「泣いた!?え!?なんで!?」

 

「ふえええん!こうなったら腹いせで窓から出て行ってやる〜!」

 

「は!?ちょ、お前ぇ!!」

 

 宣言通りゴルシは窓から出て行った。ご丁寧に出て行った後にちゃんと窓を閉めて。尚閉めた際に力強く閉めた所為でまたしても窓ガラスが割れてしまったのだが。新人の給料がまた下がった。バクシンオーの補習をするであろうエアグルーヴのやる気も恐らく下がるだろう。

 

「……えぇ、これ僕悪いの?」

 

 仕方なく散らばった硝子片を掻き集め、それ等をセロハンテープで止めていく。何と言うことでしょう、この新人これ以上給料から天引きされたくないからと自力で窓ガラスを直し始めました。初期の頃怒られるのが怖くてゴルシに壊された扉をセロハンテープで何とかしようとしていた頃となんの成長も見受けられません。せめてガムテープで補強すべきです。

 

「……何してんのトレーナー」

 

「見て分かんない?日曜大工」

 

「いやわかんないよ!?」

 

「トレーナーちゃんおっは……何してるの?」

 

「見て分か」

 

「もういいよそのくだりは!」

 

「え、でも聞かれてるし……」

 

「大丈夫だよトレーナーちゃん。分かったから。マヤもう聞かないよ」

 

「そう?じゃあいいかな」

 

それでトレーナーちゃん何してるの?マヤには割れたガラスをセロハンテープで補強してる様に見えるんだけど

 

その通りだよマヤノ。本当にその通りなんだよ

 

「何か言った?」

 

「えっと、今日のトレーニングは何するのかなーって。ね?テイオーちゃん」

 

「え、あうん。そうそう今日のトレーニング何かなーって」

 

 ゴルシが出て行った後に現れたのはテイオーとマヤノだった。日曜大工とは名ばかりの偽装工作なのだが、テイオーもマヤノも触れてはいけないと察したのか既に話題にあげなくなった。

 

「今日はね」

 

「そこから先は私が言おうじゃないかモルモットくん!」

 

 そう言って部屋に入って来たのはタキオンだった。手には何やら書類の様なモノがあったのだが、勿論ゴルシが考えた新人のやりたいであろうトレーニングが書かれた紙である。

 

「今日のトレーニングはオグリくんの最後の調整として私達全員での3000mの疑似レースだろう?」

 

「そうなの?」

 

「……当たってるんだけど。なんでさ、等々僕トレーニング考える事も担当してるウマ娘に取られちゃった……?」

 

「……トレーナー、大丈夫。トレーナーはそこに居るだけでボク達皆の役に立ってるから」

 

「やめてよ!そんな事言われたら本当にそうなんじゃないかって勘違いしそうになる!え、もしかして本当なの!?僕要らない子!?」

 

「ふむ、私がトレーナーかぁ。確かに少し興味はあるね」

 

「じゃあ未来の三冠ウマ娘の担当して見る?」

 

「テイオー!?」

 

 そうしてテイオーはタキオンの元へと歩いて行く。流石の新人も硝子をテープで止める作業を辞めて引き留めようとするも、残念ながら距離が空いてしまい引き留められなかった。このままテイオーはタキオントレーナーに取られてしまうのだろうか。

 

「タキオンちゃんがトレーナーかぁ。マヤも今から担当にして貰おうかな〜♪」

 

 そう言ってタキオンの元に行こうとするマヤノだったが、その足は止められた。勿論新人の手によって。

 

「トレーナーちゃん?」

 

「やだぁ!行っちゃヤダ!ずっと僕の担当で居てよ!」

 

「え、やだ、泣かないでよトレーナーちゃん!?うそだよ!?マヤのトレーナーちゃんはずっとトレーナーちゃんだから!」

 

「ほ、ほんと?本当に……?」

 

「うん!例え誰に勧誘されてもトレーナーちゃん以外の担当になんてならないから……ね?」

 

「うっ、うぅ……マヤノぉ……」

 

 必死に足にしがみついている新人の頭を優しく撫でるマヤノだったが、内心は物凄く焦っていた。勿論まさか冗談のつもりで言った事でここまで取り乱すとは思っていなかった事もそうだが、トレセン学園の制服はワンピースの様な形状をしている。しかも足にしがみ付いていると言う事は。

 

「……ボクあんなに必死で止められてなかったんだけど。ちょっとトレーナーとお話して来ても良いかな」

 

「……そうだね、行くといいよ。主にマヤノくんの為に」

 

「マヤノぉ」

 

「と、トレーナーちゃん、あの……流石にマヤ恥ずかし」

 

「マヤノォ!」

 

「あっ!?ちょ!まや、マヤね!流石にそれ以上掴まれるのイヤかな!?せめて!せめてお腹とかじゃダメなのかな!?ねぇ!トレーナーちゃん!?」

 

 徐々に上に登って行く様な形で体制を変えて行く新人。そしてその際に生じる布ズレである。最早マヤノに余裕は無かった。

 

「トレーナー!ちょーっとボクとお話」

 

「やだ!テイオーは僕を捨てたからいやだもん!」

 

「はぁ!?別に捨ててないよ!ボクがトレーナーを捨てる訳無いでしょ!?」

 

「どうでもいいからマヤのスカート掴んじゃダメだよぉ!?」

 

「……はは、流石にこのカオスを纏められる程、私の能力は高くないかな……」

 

 新人をマヤノから引き剥がそうとするテイオー。そして引き剥がされない為に布、スカートに掴むってしまう新人。顔を真っ赤にして何とかしたいが出来ないマヤノ。それを静観するしかない現在進行形で紅茶を飲んでいるタキオン。

 

 今日も『流れ星』は騒がしかった。

 

「……これは、なにがあったんだ?」

 

「なにも?別に普段通りさ」

 

「そ、そうか?と言うか私が来る前に大体何かしら起きてる気がするが……後なんで窓ガラスがまた割れてるんだ?」

 

「それもまたいつも通りだろう?」

 

「……確かに。なら私がトレーナーに抱き着きに行くのもまたいつも通りで通るな」

 

「そうだ……いや違うだろう!?」

 

 最近何がいつも通りなのか分からなくなってきたオグリも参戦し、更に現場はカオスとなった。




 作者の凡ミス、それは……書き終えた小説を保存せずにTwitter見に行った事です。途中までは保存されてたのに、その先が消えてました。
 はい、完全に私の落ち度です。腹切って詫びようかと思いましたがこの小説の続きが気になってくれてるであろう読者の方々に申し訳ないので仕方なくゲーミングラーメンとして生きて行く事を決意しました。

 初めまして、ゲーミングラーメンと申します。
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