純情ハートとウマ娘(凍結) 作:ゲーミング
予約投稿のアンケ結構バラつくのね。
毎日投稿は継続して行くから、此処から2、3話様子見て決めます。
今回のお話はトレーニングという名の初めての育成回。
因みに作者が初めて育成してURA優勝したのはトウカイテイオーです、よろしくお願いします()
またしても時は放課後、他のウマ娘達がトレーニング等に行く時間帯がやって来た。
何時もなら新人トレーナーはこの時間にチーム『流れ星』への勧誘を行うのだが、今日は違った。
マヤノトップガンと言うウマ娘がチームに加入した為にメイクデビューレースの為のトレーニングが始まったのだ。
「いっくよー!テイオーステーップ!」
何故かトウカイテイオーがトレーナー室にカチコミを掛けに来てトレーニングを受けに来た以外は新人トレーナーにとって喜ばしい一日だった。
新人トレーナーの目から見てもやはりトウカイテイオーはずば抜けており、見れば見る程目を奪われていた。
鮮やかなコーナー、巧みなコース取り、そして最後の競り合いの強さ。
凡そ粗と言う粗が見つからなかった、新人トレーナーの目でも既にメイクデビューに出走しても確実に2着と2バ身、3バ身離してのゴールを決めれる、そう幻視してしまう程。
勿論マヤノトップガンの走りも決して悪くは無い、今回は競走して貰ったのは芝2400の中距離コース。
マヤノトップガンとトウカイテイオーの殆ど変わらない走りから始まり、距離が1200を切った辺りでトウカイテイオーがスパートを掛けて来たのだ、それを必死に追い縋るマヤノトップガンだったが、パワーが足りなかったのか上手くスパートを掛けれていない様子だった。
トウカイテイオーの脚質は恐らく先行なのだろうと新人トレーナーは宛を付け、来たるべきトウカイテイオーをチームに迎え入れた後のトレーニングに役立てる事にするのだった。
「どうだったトレーナー!」
「う、うん、凄かったよ。流石トウカイテイオー、だね」
気持ち良く一着を取れたトウカイテイオーがキラキラと汗を流しながら、新人トレーナーの元へと走り寄っていた。
「えっへん!後もうボクの事テイオーって呼んでいいんだよ?ずっとトウカイテイオー、トウカイテイオーって呼ばれるのくすぐったくて……」
「……ごめん無理」
「えぇー!」
大きく口を開けて驚愕するトウカイテイオー。
いきなり略称で呼ぶ事が出来ない理由が恥ずかしさの一点で有ると自覚して、鼻から込み上げてくるものを抑え込む新人トレーナーだった。
そしてそれを面白がらないウマ娘が一人。
「はぁ、はぁ……むぅ……思ってたのとちがーう!トレーナーちゃん!」
浅く息を吐きながらマヤノトップガンが新人トレーナーへと詰め寄る。
その頬を若干膨らませながら。
「……はい」
「マヤちん怒ってます!」
それは当然の怒りだと新人は飲み込む、何せマヤノトップガンの脚質を把握出来ずに勝利を逃してしまったのだから。
「ごめんなさい……」
「テイオーちゃんだけ褒めちゃダメー!」
「え……」
「マヤ負けちゃったけど、頑張ったもん!マヤの事も褒めなきゃダメー!」
想像していた言葉が飛んでくる事は無かった、けれど新人にとっては何方にせよ反応に困る物であった。
何せ責められるなら謝って次に繋げば良いのだが、褒めて欲しいと言われると言い淀んでしまう。
「仕方ないよマヤノ。トレーナーはボクを見てたんだからさ!」
「むむむ、トレーナーちゃん!」
レース中のマヤノトップガンの様子を見て作戦の不備等も考え、最終的に至った結論は。
「……良く、頑張ったね」
「ぶーぶー!トレーナーちゃんそれだけなの?マヤちんもっと褒めて欲しーいー!」
「褒める、褒める……ね」
「競走に勝ったワガハイ、テイオーサマの事ももっと褒めるべきだと思うよ!」
新人トレーナーは今まで読み聞き知った言葉達を総動員させ、二人を褒めようとしていたが、はたして頭が良いのか悪いのか。
軽く息を吸い、口を開いた。
「トウカイテイオーの良さは兎に角膝が柔らかい事だと思う。トレーナーになる前から今まで見て来たウマ娘の中でもトップクラスだと思う程、でも見てて思ったのは少し仕掛けるのが遅いんじゃないかなって所かな、最後の直線からスパートを掛けてるのを見てたけど、少し踏み込みが甘くなってた所も有ったしコレから伸ばすとしたらスタミナ面と瞬間的に出せる力強い踏み込みだと僕は考えてる。でもそんな物を抜きにしてもやっぱりトウカイテイオーは凄かったと思うよ。」
「マヤノトップガンだって凄かったよ、僕が上手く君の脚質を見極められなかったから今回は負けちゃったけど、今回で分かった。マヤノトップガンは先行や差しと言った作戦より、初めから最後まで皆の前に立って走り続ける。だから君に似合う走り方は逃げだったと思う。今回で分かった、だから次はきっと一番になれる。もっとキラキラになって、ワクワク出来る……と思う、自信が無いけど。」
「1対1の競走だったからこそ良く見れたし、今後の改善点も少し見えてきた……と僕は思ってる。でもやっぱり僕はトウカイテイオーもマヤノトップガンの走りも好きなんだ、大好きだって言える。なんてったってカッコイイと思ったんだもの、短い時間だったけど沢山考えた、けど今まで聞いたどの褒め言葉を送ろうかも迷ったんだ、でも出て来たのは上手く纏められないこんな言葉だけど……やっぱり、そ、の……二人共カッコよかったよ」
途中早口になったり噛みそうになったが、新人トレーナーの熱い想いは吐き出された。
僅か数分と言った所だったが兎に角喋った、心做しかその顔は赤くなって居たが、何処か
そんな予想の斜め上の言葉を伝えられたウマ娘二人は、両者共に顔を俯かせていた。
そんな自体に新人トレーナーにとってとても平常心を保つ事は出来ず。
「……ご、ごめん気持ち悪かった!?ごめんね!?僕なんかが褒めてっ、が、頑張ったんだよ!?色々思い出して自分なりに言葉を変えて言って見たけど……やっぱりだめ、だった……んだよね……ごめん」
やがて身体を震わせながら二人のウマ娘が新人トレーナー目掛け突っ込んで行った。
瞬間過る、今まで生きて来た22年といった新人トレーナーの人生の走馬灯。
思えば中学に上がり始めた頃から周りとのコミュ力に差が付き初め、それでもいいやと思ったが故にコミュ力最底辺まで落ちてしまった過去。
夢を諦めなければ成らなくなり、どうしようも無くなった時の事、そして突然の別れと新たな夢へと彼の心をを掻き立てた思い出達が——。
「トレーナー!」「トレーナーちゃん!」
「ごめんなさいッ!」
『ありがとう!』
新人トレーナーの胸に暖かいモノが二つ飛び込んで来た。
トウカイテイオーと、マヤノトップガンの温もりだった。
「……?」
「ボクの事ちゃんと見ててくれてありがとう、でもコレからはもーっと見てくれなきゃダメだからね!トレーナーがもっと褒めてくれる様にボクももっと頑張るからね!絶対チーム完成させようね!」
「一番は取れなかったけど、トレーナーちゃんはちゃんとマヤの事見ててくれたんだね♪次はぜぇったいにマヤが一番を取るよ☆ユーコピー?」
右からはマヤノトップガン、左からはトウカイテイオーと言った形で新人トレーナーの身体を抱き締めていた。
マヤノトップガンもトウカイテイオーも新人に見て貰いたかったのだ、走る自分を。
その結果は確かに優劣が着くものだったが、新人はそんなものに拘っては居なかった。
ただ、二人の走りを見ていた、そうして求められたが故に感情の暴走と熱い想いを二人に送った。
ただそれだけの話。
「……トレーナー?」
「トレーナーちゃん?」
なんの反応も無い事を不思議に思い、二人は声を掛ける。
「……っ……っ……!」
小さく新人トレーナーの身体が二度跳ねた。
二人は顔を見合せ、もう一度トレーナーの顔を見ようと上を向いた、瞬間新人トレーナーは大きく仰け反りながら
「トレーナー!?」
「トレーナーちゃん!?」
感情制御のリミッターが外れ、感極まった新人トレーナーは鼻血を吹き出し気絶していた。
新人トレーナーの吹き出した鼻血によって、小さな虹がかかっていたのだが、そんな事知る由もなかった。
「……なぁにやってんだ新人は?」
「小脇に将棋盤とオセロ持った娘が来てるよ!」
「ゴールドシップ!ゴールドシップじゃん!手伝って!トレーナー保健室に運ぶの手伝ってぇ!!」
「いやこの間そこで寝てる奴とオセロ将棋やる約束してたから来たんだけど……仕方ねぇこのゴルシちゃんが運んでやるよ!取り敢えず片手に将棋盤持ってるから此奴の片足掴んで引っ張ってけば良いか?」
「オーバーキルだよ!将棋盤なら預かるから!!」
「トレーナーちゃん起きてぇ!勧誘のチャンスだよ!テイクオフするのはその後にしようよ!トレーナーちゃーん!」
この後保健室には将棋盤を抱えたトウカイテイオーと、新人トレーナーを搖すって起こそうとするマヤノトップガン、ゴールドシップに
あと感想、評価ありがとうございます。
お気に入り登録して下さってる方々も大変嬉しい限りです。
モチベが上がる、もっとくれ。ください。
因みに新人トレーナー君の脳内↓
暖かいし良い匂いするイイニオイする!?アッタカイ!?
何で僕抱きつかれてダキツカレテル!?ナンデ!?分からない!あ、まってかわいカワイイ!?はなれ、離れて!やだ、え、あ、む
コミュ障で女の子に免疫の無い新人トレーナーくんがマヤちゃんとテイオーの抱擁に耐え切れる訳ないだろいい加減にしろ。
Q、なんでこんなオチにした!言え!何でだ!
A、ゴルシ出したかったから。
あ、マヤちゃんとうまぴょいして来ました。
追加で三回育成して何となくキャラは理解したんですけど、何あの子可愛い曇らせたい。
予約投稿の理想時間
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昼の12時
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夜の22時
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どっちでも良い