純情ハートとウマ娘(凍結)   作:ゲーミング

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 魅せるは帝王、映えるはトップガン、圧倒するなら黄金の船と言うお話。


第三十四話

 トウカイテイオーのデビュー戦が始まった。

 

 解説はトレセン理事長秘書の駿川たづな、実況はベテランのナナシのトレーナーが行っていた。

 

『各ウマ娘一斉にスタートを切りました。芝2000mのデビュー戦果たしてどのウマ娘が先頭に立つか!』

 

『デビュー戦ですから、先頭に立つウマ娘は目立ちますね。……先頭はゼッケン番号2番のブジンキヤマト(オリジナル)ですね、続いてゼッケン番号1番と3番が追走してます。3番から二バ身程離れて内に5番がいまして、外に7番のトウカイテイオーが居ます。やや後方に4番と6番、その外から8番。9番最後尾です』

 

 メイクデビューに出走しているのは9人。

 新人に宣戦布告のような物をして来たトレーナーがデビューさせたのは2番、ブジンキヤマト。

 2000mと言う中距離でありながら、後続を引き離しながら走る姿は見事だった。

 そうして第1、第2コーナーを抜けて、依然列は崩れていなかった。

 

『先頭を走る2番、ブジンキヤマトですが、このペースで大丈夫なんでしょうか?』

 

「……チッ……大丈夫に決まっているだろうが、私の育てたウマ娘だぞ

 

『彼女の脚質には合っていますし、問題は無いと思います。この先のペースに注目したいですね。それについ先日作られたチームから7番トウカイテイオーさんも出ていますから、それにも注目です』

 

『なるほど。と、此処で先頭は2番ブジンキヤマト、続く1番、5番、3番です。7番のトウカイテイオーはまだ先頭のブジンキヤマトからは少し離れた位置に居ますね』

 

『7番トウカイテイオーの後ろに付いていた4番と6番が前に出ようとしてますね』

 

『早くも先頭の2番ブジンキヤマトが第3コーナーに入ります、此処から動きます!』

 

 歓声が湧き始める。

 それは差程大きいものでは無いが、着順が決まれば大きくなるだろう。

 今はまだその時では無いとデビュー戦を見に来ていた人間達全員が思っていた。

 

 第3コーナーに入り、動き出したのは最後方に居た9番。

 7番トウカイテイオーを追い越そうとしていた4番と6番はややバテ気味なのか、位置が動かない。

 

『第4コーナーを抜けます!抜けて来たのは……抜けて来たの先程まで最後尾だった9番です!』

 

『最後の直線です、日頃の鍛錬の成果がここで出ます!』

 

 

 7番トウカイテイオーは現在6着に居た。

 その空色の瞳には前を走るウマ娘達の背中()が立ちはだかる。

 

「……ここから、追い上げるからねっ!」

 

 そう言って大きく外に抜け出した。

 

 

『残り800m、先頭は9番!競り合っているのは2番ブジンキヤマト!前を狙うのは1番、5番!3番は少し遅れてしまっています!後方に居た娘達は差し替えせるでしょうか……っ!お、追い上げてくるウマ娘が居ます!』

 

「……がんばれ、がんばれテイオー、僕は見たいんだ……!」

 

『追い上げて来たのは7番!トウカイテイオーだぁ!外から上がってきた!今3番を抜き、5番、1番も抜いた!残り600m!』

 

「む、むり!」

 

「なんで、なんで!」

 

(努力は嘘をつきません、新人さんが行って来た競走トレーニングだって、立派なトレーニングの一つですから。)

 

 全力で前に突き進むトウカイテイオー。

 他のウマ娘達もまだ諦めていない。

 トウカイテイオーから3バ身程離れた前方に位置して2番ブジンキヤマト、更に1バ身足して9番が居た。

 

 トウカイテイオーが1着になるには、後4バ身前に出れば良い。

 

「トウカイテイオー……いっくよぉ!」

 

 芝を踏み込んだ。

 

『速い!速いぞ7番トウカイテイオー!2番ブジンキヤマトと並び立つ!残り400m!今、今2番ブジンキヤマトを抜きました!』

 

 脚質は先行、けれど前を塞がれてしまい、更に不良バ場状態と言うのもあり、トウカイテイオーは後方に下がる事になってしまったが、トウカイテイオーにそんな事は関係無かった。

 帝王の走りに、帝王の前に背中()が在ってはならない。

 

『残り200m!9番に7番トウカイテイオーが追い付いた!ここから!ここから抜けるか!追い抜けるのか!?』

 

 いつか、シンボリルドルフ(夢を叶えるために)

 これはその為のレースなのだから——。

 

「抜かせない、抜かせない!抜かせなぃぃい!」

 

「……!」

 

 そうして、ゴールバーを駆け抜けて行った。

 

 

『確定しました!1着はトウカイテイオー!所属しているチームは『流れ星』です!芝2000mメイクデビューの勝者はトウカイテイオーだぁ!』

 

 

 

「———っ!やった、やったぁぁああ!!」

 

 

 拳を握り締め、ジャンプを決めるトウカイテイオーの姿が、新人の瞳に焼き付いた。

 

「トレーナー!取ったよ!」

 

「……おめでとう、テイオー」

 

 大きくピースサインを送るトウカイテイオー。

 

 

 こうしてチーム『流れ星』の1番手トウカイテイオーは勝利を収めた。

 

 

 

 

 




 モブウマ娘の名前が思いつかなかった。
 活動報告欄にて、募集掛けようかな。
 いきなりキャラ紹介のコーナー。
「なにこのコーナー」

「んっとね、分かるけど分かんないかな?」

「マヤノが分かんないならボクもっと分かんないじゃん!」

「取り敢えず、トレーナーちゃんの紹介をしていくね☆」

「すごい、何が取り敢えずなのか訳わかんないよ」

「トレーナーちゃんは、東京生まれ東京育ちで、家族はお父さんとお母さん、それと妹ちゃんも居るみたいだね!」

「へー?トレーナー東京生まれなんだ」

「その割には人馴れしてないよね!因みに小学校は自分のお家から近い所に行ってたけど、トレーナーになる為に中高は受験して少し遠い所に行ってたみたい!」

「ふんふん、それで?」

「おしまい!」

「これで終わり!?トレーナーの紹介薄過ぎない!?」

「これ以上書く事無いんだってぇ、コミュ力よわよわなのが特徴の夢見がちぼーい、っていうのがトレーナーちゃんの個性らしいよ。かわいいね♪」

「……うん、もういいや。トレーナーのコミュ力はボクが上げてあげるからね……!」

「それじゃ、おしまーい!」
「またね!」
 こんな感じで後書きでキャラ紹介して行きたい。
 紹介するキャラは気分。
 明日はマヤノちゃんが主役だから、サイリウム両手両足に付けて口にも加えて待っててね。

新人トレーナーの妹ウマ娘予測アンケート

  • 1番人気ライスシャワー
  • 2番人気キタサンブラック
  • 同じく2番人気メジロドーベル
  • 大穴カレンチャン
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