純情ハートとウマ娘(凍結) 作:ゲーミング
時は夕暮れ、何故か担当ウマ娘達にやらされる羽目になったダンストレーニングを上手くこなせない事に我ながら腹が立ち、意地でもこなしてみせると思い自主トレを開始しようと思った矢先。
「アタシも行くぜ!」
なーんてゴルシに突撃されたのが数分前の事だった。
いや、嬉しいんだけどね、1人で走るより誰かと走った方が良いと思うからさ、ゴルシが来てくれた事に関しては有難いんだ。
でもさ、ただの人間の僕が、ウマ娘であるゴールドシップとのランニングって。
「成り立たないと、おも、うんだよ、ぼくは、さぁ……!」
「ほらほら、ペース落ちてんぞ〜?ノリは良くなって来たよなぁ。3日目の佃煮位にはな!」
「かん、けいない、じゃん!」
「アタシも頑張ってる!おめぇも頑張んだよ!」
たった数分走っただけなのに、呼吸がマトモに出来なくなってる自分の体力の無さが恨めしい。
トレーナーになる為に体力を付けるなんて知らなかったんだ、もしも僕がもう少し身長高くて威厳があってカッコイイ感じのトレーナーだったら、テイオーやマヤノトップガンからの無茶振りは無かったんだろうか。
「どうだー?そろそろ諦めて歩いちゃうか?スタミナ足りてないんじゃねぇかぁ?おっおっお?」
「絶対、あるっ、歩かない、から、な、!」
「出来ないことは言っちゃいけないんだぜ?しーんじーん♪」
こ、このゴルシ腹立つ……!
呼吸荒らげてる僕の隣で、余裕でニヤニヤ笑いながら走ってるのが悔しい……!でもウマ娘だからとか、そんな事で諦めるのはヤダ……!
「ご、ゴルシこそ、途中で……はぁ、バテるんじゃ、ないの!」
「……はぁ?このゴルシちゃんがバテる訳ねーじゃん。何叶わぬ夢見てんだよ新人くーん」
「はぁ、ふっ……スルメの飲み込むタイミングが、わかっ……分かった程度の、ゴルシに、負ける訳……ない、じゃん!」
「…………はぁぁあ!?お前!お前は分かったのかよ!あぁん!?」
「はっ……ぉぇ……ふ……そん、そんな、しゃ、べってて……体力、持つ、の?」
「………………やってやろうじゃねぇかよ!!!」
へへ、やってやったよ……隣でニヤニヤしてたゴルシのニヤニヤを止めてやった……。
その変わりゴルシとの無限耐久ランニングになってるけど……。
もう体力は限界、だけどゴルシは僕と同じペースで走ってるから、自分のペースで走れてないからこそ勝ちはある……筈だと思う。
でもやっぱり言い過ぎちゃったかな、目を見開いたカッ開いたゴルシがちょっと怖かった。
◆❖◇◇❖◆
アレからどれくらい走ったんだろう。
河川敷の端から端を繰り返し走る事、数回目。
「ぁ……っ……っ……ふ……」
「お、おい、大丈夫かよ?新人?しんじーん?」
流れ出る汗の量が少なくなって来た、呼吸も上手く出来ない。
隣から珍しく優しい声色をしたゴルシの声が聞こえるけど、頭が上手く働かず何言ってるか聞こえない。
吐き気がする、足が痛い、足元が覚束無い。
「な、なぁ?もう終わりでいいんじゃねぇか?お前は充分やったって、な?」
「……ゴルシに……」
「んあ?」
「かち、たい」
喧嘩売ってきたのはゴルシだったけど、ソレを売り返したのは僕だから。
でも、ゴルシと走るのは楽しい。
もっと体力つければ長く走れる、ゴルシと2人でもっと長く、もっともっと。
「いやムリだろ」
「いじ、が……あるの……おとこ、のこ……には、さ……!」
「それ言ったらアタシもウマ娘として、スタミナ勝負で負けちゃいけないっていう意地みたいなのあんだけど!?」
ウマ娘とのスタミナ勝負、勝てないなんて誰が決めた!
僕が今決めました、隣で走ってるゴルシ息切らしてないもん、勝てるわけ無いじゃん。
でも負けたくはない、諦めたくないんだ。
意地があるから。
「おい、おい新人」
「いじ、が」
「あんだろ!男の子には!だぁああ!アタシの負けでいいよ!負け負けゴルシちゃん迫真の負けぇええ!」
「ヤッターー!!!……あっ」
余りにも情けない勝ち方だったけど、嬉しくて残った体力を振り絞ってバンザイをしたけど、膝から力が抜けて河川敷の芝へ身体が落ちて行く。
受け身取れない、やばい、どうしよ。
もう疲れた、横になりたい……。
ゴルシに勝ったと言う事実だけ持って、僕は河川敷の芝へと身を放り出した。
新人くん迫真の煽り。
ゴルシとのデート(煽り合い河川敷)
ここ最近小説短くねぇかぁ??
もちっと続くんじゃよ。
新人トレーナーの妹ウマ娘予測アンケート
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1番人気ライスシャワー
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2番人気キタサンブラック
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同じく2番人気メジロドーベル
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大穴カレンチャン