純情ハートとウマ娘(凍結)   作:ゲーミング

45 / 128
 友情トレーニング(物理)


第三十九話

 いつの間にか寝ちゃってたみたいで、気付いたら視界いっぱいに紫色のソレが居た。

 

 ソレの中には、僕が映っていて、咄嗟に。

 

「ヤダ怖い!」

 

「へ?あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛!?」

 

 指を指してしまった。

 うん、ゴルシだったみたい、良かったゴルシで他の人やウマ娘だったら事件だったよコレ。

 

「ふぅう、ふぅ、んんん……この、ば、うぅ……」

 

「ご、ごめんゴルシ……でもいきなりゴルシの顔面ドアップ超えて眼球ドアップは流石に、その、怖かったんだ」

 

「許すか許さないかはアタシが決めるが、果たしてアタシが許すと思うかな!!」

 

 目元を赤く腫らしてちょっと涙目の状態で目を見開きながら詰め寄ってくるゴルシ。

 こっち来ないでよ、怖いよゴルシ。

 

「あぁん!?このゴールドシップ様がちょーっとやり過ぎたと思って膝枕とかしてやろうと思ったらテメェとんでもねぇ事やらかしやがったな!」

 

「……?なんで膝枕する為に眼球ドアップする必要があったんですか」

 

「………………」

 

「………………」

 

「………………」

 

「いや喋りなさいよ!?」

 

「うるせぇ鼻にわさび突っ込むぞ」

 

「急だね!?いや、でも、あの……ごめんなさい」

 

「いや、アタシも膝枕してやろうかと思ったけど魔が差して額にゴルシ命って書いちまったからおあいこだろ」

 

「……はぁ?」

 

 ゴルシの一言によって完全に謝る気が失せたんだけど、と言うかそれよりも額に落書きしたって言ったよね!?

 スマホを取り出して内カメで見てみる、うん、確かに書いてあるわ。

 

 ゴルシ命、夜露死苦って。

 

「………………」

 

「………………」

 

「…………落として」

 

「何処に?」

 

「どこ、何処に!?この落書きを落としてって言ったの!穴とかに僕を落とせとは言ってない!」

 

 立ち上がる事が出来ない、筋肉痛が想像以上に酷い。

 足がプルプルするんだ、河川敷の芝生を転がりながら進み、川の水を手に付け何度か擦る。

 コレ落ちてる?

 

「ごめん、いや、ホントにごめん。実はそれ油性なんだわ」

 

ゴールドシップ!

 

「今度からはちゃんと水性持ち歩くからさ、今回は可愛い担当ウマ娘のイタズラって事で。帰ろうぜ」

 

「こんな状態で帰れる訳ないじゃん!それ、それに筋肉痛が、その……ヤバくて歩けないんだよ!」

 

 良い笑顔と言うか爽やかな笑顔を浮かべてマジックの油性って所を見せて謝ってきた時点で、もうダメだと思ったけど。

 お風呂入ったら落ちるかな、ゴルシのバカ。

 

「じゃあ抱えて行くかぁ、ゴルシちゃんに抱き抱えられてうれしー?とれぴっぴ♡」

 

 そう言ってジリジリと距離を詰めてくるゴルシ、抱き抱えられるってどうやるの?

 まさか横抱きにするの?トレーナーを横抱きにして寮まで送るウマ娘とか聞いた事ないし今後聞く予定も無いんだけど。

 

「近付くな」

 

「おいおい、逃げんなよ抱き抱えらんねぇじゃねぇか。大人しくしろ、大人しくしろって!」

 

「やだ!ねぇ、ね、やだ!ね?話し合おう!あわ、あ、ちょ、やぁあ!!」

 

「人間とはこんなにも弱い……閃いた」

 

「通報するぞこら!と言うか降ろして、おーろーしーて!」

 

「とれぴっぴは顔が可愛いから横抱き、通称お姫様抱っこが良く似合うなぁ!」

 

「あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛!!」

 

 どうして!どうして!!逃げれない!勝てない!ゴルシに勝てないよ!

 凄く複雑だけどゴルシのお姫様抱っこ凄く優しいんだよ!筋肉痛で身体辛いって言ったからか極力揺れない様に、衝撃が僕の方に行かない様にされてんの!

 そんな気遣いするキャラだったっけゴールドシップ!?

 

「もー、なんだよとれぴっぴ〜。あんまり暴れるとあすなろ抱きに変えちゃうぞ?」

 

「なにそれ」

 

(アタシ)(新人)を背後から抱き締めんだよ。それの持ち運びバージョン」

 

「絶対やめて」

 

 ただでさえ今凄く恥ずかしいのに、これ以上恥ずかしい目に合わされたら僕にもどうなるか分かんないんだからね!

 

「せめてお姫様抱っこは辞めてよ!恥ずかしいよ!」

 

 と言うかさっきから膝裏とか太ももとか、直々揉んでくるのなんでなの?

 

「仕方ねぇなぁ、よっと。これでいーか?」

 

「……これさ、俵持ちだよね?ゴルシ頭おかしいの?」

 

 しかもしっかり膝裏をゴルシに拘束されてるから暴れられないし……。

 

「はぁ?お前がお姫様抱っこ(笑)辞めてくれって言うから辞めたんだろ。感謝して後で木星に行く為のドーナツ買ってこい」

 

「絶対ヤダ……はぁ、さっきよりか、はっ!?」

 

 お姫様抱っこより羞恥心は少ないからいいかな、とか思い始めたら急にお腹が、ゴルシの肩に乗っけてある僕のお腹が揺らされた。

 え、なんで走ってんの!?さっきまで凄く優しかったじゃん?

 なか、中身、中身出ちゃうから、出て行っちゃうから!!

 

「ごる、ご、し」

 

「んー?なんか言ったかぁ?ゴルシちゃん耳遠いから聞こえねぇんだよなぁ……」

 

 こ、コイツ楽しんでやがる。

 声色が楽しそうに笑ってるんだよ、と言うか目の前でブンブン尻尾揺れてるし……ん?尻尾……!

 

 意を決してゴルシの尻尾を握り締めた。

 

「ふぎっ!?お、おい!なにアタシの尻尾掴んでんだスケベ!」

 

 すけべ!?なんで尻尾を掴んだだけですけべ呼ばわりされるのさ!

 だったらお前だって僕の事お姫様抱っこしてた時に色々触って来たじゃん!

 

「うるさい!だれが、誰がすけべだ!」

 

「ちょ、おま、ひっぱ、引っ張んなよぉ!」

 

「人で遊んだバツだよゴールドシップゥ!」

 

「このやろ、バカ新人!」

 

「バカって言った方が、ばか、バカなんだよばーか!」

 

 そうしてゴルシが揺れて僕のお腹を攻撃してきたら、ゴルシの尻尾を引っ張るっていう仕返しをしながら僕達はいつの間にか帰路に着いていた。

 

 

 もうすっかり外は暗くなってたし、この時はまだ気付いてなかったけど夜空は満点の星空で、流れ星が2つ流れてたとか……。

 




 ゴルシちゃんかっわいい。

 ウチの闘技場ゴルシが毎回2着と大差付けてゴールするのに未だに慣れない。
 スタミナ青3因子3個とパワー青3因子2個、スピード青3因子1個の育成した時のB+ゴルシがAランクルドルフとか潰して勝ってくんのホント笑う。

 今日からイベントですね、ジェミニ杯用のウマ娘作って来ます。
 マヤノトップガンの花嫁衣装は……僕のだぞッ!
 何処のサイト見てもBランクの基準値が公開されてなかったのが、余りにも腹立ったので自分で10数回育成して、基準値を叩き出してやった。
 周りの友人達に軒並みガチ勢って言われて距離置かれそうになったけど、絶対作者悪くない。

新人トレーナーの妹ウマ娘予測アンケート

  • 1番人気ライスシャワー
  • 2番人気キタサンブラック
  • 同じく2番人気メジロドーベル
  • 大穴カレンチャン
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。