純情ハートとウマ娘(凍結)   作:ゲーミング

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 マヤノ的ファッションショー!

 なんか、ふと思ったんだけど読者の中で新人くんについて知りたい事とかあったりすんのかな。単にコミュ力よわよわな新人なんだけど。
 偶に覚悟キメてチャレンジするだけの、22歳の男の子よ。


第五十話

 蹄鉄を変えて1日目のトレーニングは、それはもう酷かったと思う。初めに慣らしで芝の上を3000mのランニングして貰ったんだけど、1200mでバクシンオーがバテ初めて、2000m超えた辺りでオグリが前に出れなくなった。

 ゴルシ?なんかよく分かんないけど最後は全力疾走して、勢い余って側転しながら芝の上に寝転んでた。

 流石に疲れたのか、オグリ達激重蹄鉄組はダウンしたからテイオー達通常蹄鉄組のトレーニングをして、その日は終えた。

 

 2日目のトレーニングなんかはオグリ達にミニハードルを各々のペースで走って貰って、単純な足腰を鍛えて貰った。

 トレーニング中に軽く食べて貰うおにぎりが有るんだけど、オグリとゴルシがやたら食べてたのは記憶に新しい。

 なんでオグリと張り合ってたんだ彼奴は?軽くって言ったのに2人ともお腹出ちゃってたし。テイオーは2人を見て苦笑いしてた。

 

 3日目……つまり昨日なんだけど、先ず初めに激重蹄鉄組と通常蹄鉄組でまた3000mのランニングをして貰った。

 バクシンオーは何とか1600mまで意地でやりきって、その後は早歩きまで落ちてたけどやり切った。オグリは3000mフルでやり切って、ミニハードルもやりたいって言い始めてた。と言うかオグリとゴルシに関してはランニングじゃなくて、本気で走ってたから。

 流石に2人共休憩させた。テイオーとマヤノトップガンもちょっと激重蹄鉄に惹かれてるのか自主トレでスクワットとかやってるみたい。

 2人共ちょっと足の筋肉周りが膨らんでた気がするから、多分合ってると思う。記憶力は良い方なんだ、オーバートレーニングしない様に注意したけど。

 

 

 そして今日、バクシンオーが明日エプソムCに出る予定だからトレーニングは休みにしてる。だけどオグリからトレーニング表が欲しいって言ってたから、取り敢えず渡して置いたけど。

 

「……良いのかなぁ」

 

 僕はマヤノトップガンと2人でお出かけとか。皆真面目に自主トレだったりしてるのに、ソコに僕が居なくても良いのか不安になってくる。

 僕が居なくても別にどうって事ない……って言う事実を突き付けられてしまいそうで、どうにも不安感が強くなる。

 

 ふと空を見上げると、空は曇っていた。

 まるで僕の心を映し出しているみたいに……いや自意識過剰過ぎる。僕が居るのはトレセン学園の校門前で、マヤノトップガンを待っていた。

 何でも、お出かけ用の服に着替えたいから先に帰るって、LINEが飛んで来た。

 

 かくいう僕は変わらず、白いYシャツに黒いズボンとスニーカーと言ういつも通りの服装。強いて言うなら肩掛けカバンを持ってきた事位だ。

 本当に、それだけ。外に誰かと出掛ける経験とか、家族以外全く無かったから服装なんて考えた事無かったんだ。

 

 アスファルトに目線を落としながら、ジッとマヤノトップガンを待っていた。

 

「トレーナーちゃーん!」

 

「ぁ、おはよう」

 

「ごめんね、ちょっと待たせちゃった?」

 

「大丈夫、オグリにトレーニング表送ったりしてたから」

 

 そう言って若干呼吸を早くしたマヤノトップガンが来た。

 何時もの制服やジャージとは違う、完全な私服姿で。一瞬呼吸を忘れて見入っちゃったけど、大丈夫?不自然じゃなかったよね……?

 オグリへのトレーニング表なんて、もうとっくに終わってるけど、上手い言い訳が思い付かなかった……。

 

「む、女の子とお出かけする時は、他の女の子の話はしちゃダメなんだよ?」

 

「……そうなの?」

 

「うん!」

 

「あー……その、ごめんなさい」

 

「いーよ♪今日はマヤと2人でお出かけするから、ゆるーす!」

 

「うん、ありがとう……じゃあ行こうか」

 

「テイクオフ!だね♪」

 

 そうして僕とマヤノトップガンとのお出かけが始まったんだ。

 空模様は曇りだったけど、隣でキラキラ笑っているマヤノトップガンを見たら、そんな事は気にならなかった。

 

 

 

◆❖◇◇❖◆

 

 

 

 マヤノトップガンと2人でユ〇ニクロにやって来た。

 店内は意外と人が多くて、若干酔いそうになりながらも、なんとかマヤノトップガンの後ろにピッタリとくっつきながら歩いていた。

 

「んー、取り敢えず今日はトレーナーちゃんの上着買おうね♪」

 

「……取り敢えず?今日は?次もあるの?」

 

「どーせ今着てる様な服しか持ってないんでしょ?」

 

「……そうです」

 

 私服、部屋着なんてTシャツと適当ならズボンで事足りてたから……最低限の身嗜みしてたらもう良いと思ってたんだよね。

 だから流行とか知らないし、知る理由も無かった。

 

「トレーナーちゃんって、細いからどんな服着ても基本は合うと思うんだよね〜」

 

「ちょっと自分でも探して来るね?」

 

「アイ・コピー♪」

 

 そう言ってマヤノトップガンと別れた。いや、単に自分の着る服なんだから、自分でも選ばなきゃいけないと思っただけで、離れたかった訳じゃ無いんだ。

 取り敢えず来たのはメンズコーナー。色々見て行くけど、どうもピンと……?

 

「……これ、いいな」

 

 見付けたのは1枚のTシャツ、白いTシャツにデカデカと『必勝』って書いてある物だった。

 こういうTシャツっていいと思うんだよね。なんだかカッコよくない?

 

 一先ずカゴに入れて置く。これはきっとマヤノトップガンも良いって言ってくれると思う。だってこんなTシャツ見たら買うしかないじゃない!

 

 次に目を引いたのは、1枚のジャケット。真っ赤で変な板?見たいなのが敷き詰められてる奴。動かすとガチャガチャ言ってて、良い感じがする。

 これがお洒落って奴でしょ?少しは勉強して来たんだよ!

 

「……こんなもんでいいかな」

 

 2枚しか見つけられなかったけど、もう良いかなと思いマヤノトップガンの元へ歩き始めた。

 マヤノトップガンは意外とあっさり見付かったけど、不思議とカゴの中身は無かった。

 

「ただいま?」

 

「あ、おかえりなさい♪トレーナーちゃん早いね、もう選び……?」

 

「どうかした?」

 

「……えっと、それ着たいの?トレーナーちゃん正気?」

 

 そこまで言われるの!?え、カッコよくない!?だって真っ赤なジャケットだし!何だったら板見たいなのが張り付いててカッコイイし、それにTシャツだっていいモノだと思うんだよ!

 必勝だよ!?必勝なんて書いてあるTシャツがカッコ悪い訳が無いんだよ!

 

「いや、そうじゃなくて……Tシャツはうん、良いと思うよ?でもジャケットは……なんだろ、前衛的過ぎてどこにも需要が無い……ぁ、トレーナーちゃんには需要があったんだよね。でもその、ダサいと思うよ?」

 

 

 ゆっくりと僕は崩れ落ちた。

 僕の服センスって、もしかして低い……?




 感想くれると大分モチベ上がるからありがたいんだよ。
 読んでくれてる証拠だからね、作者は読んでも感想送るのが恐れ多くて送れないけど。

 だから高評価と感想くれ(ヨクバリス)


 新人くんの服センスは小学生の時代に成長終わってるので、これ以降も新人くんが選ぶのはクソダサTシャツと前衛的姿勢な服達だけです。
 腕にシルバー巻き始めそう。

新人トレーナーの妹ウマ娘予測アンケート

  • 1番人気ライスシャワー
  • 2番人気キタサンブラック
  • 同じく2番人気メジロドーベル
  • 大穴カレンチャン
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