純情ハートとウマ娘(凍結) 作:ゲーミング
パワー3逃げ3固有1ura2なのが悔しい。
尚育てたのは逃げマックイーンな模様。
サクラバクシンオーのレース日がやって来た。
先日マヤノに選んで貰った服を着て、バクシンオーを迎えに行った所好評だったのは記憶に新しい。って言うか本当についさっきだったから、新しいも何も無いんだけどね。
「トレーナートレーナー」
「なにテイオー?」
「バクシンオーがレースに出るのって初めてだよね?」
「そうだよ。チームが変わってからのバクシンオーのレースは、今日が初めてだと思う」
正直今でも急にチームを変えたのは分からないけど、バクシンオーがオグリと走るのが楽しかったから来ましたって言ってたし、多分その通りなんだろうなって。
今日は先日の雨も有ってターフは若干の湿り気を帯びていて稍重バ塲になってる。出走者は13名で、バクシンオーのゼッケンは2番だった。
簡単な実況が入り、バクシンオー達がゲートインを完了した。
「大丈夫かなバクシンオー、いきなりコケたりしないかな」
「ケンカ売ってんのか?」
「
「誰もゴルシだなんて言ってないよ?」
「いや、アタシって聞こえたぞ」
「なんでさ?」
「大体コケた所で、全員抜けば良い話なんだから気にしたらハゲるぞ?お前髪の毛薄そうだし」
「は?ふっさふさですけど!?今年50になる父さんだってフサフサなんだぞ!僕がハゲる訳ないだろ!」
お前があの大事なレースの時にゲート難発動させてコケたのが悪いんだからな!僕は別にバクシンオーの心配してただけで誰もゴルシだなんて言ってないもん!いや、確かに一瞬頭に過ったけどさ。
後若干身長勝ってるからって、顎上げて見下すな。身長低いの自覚してるけど、余計に低く感じちゃうだろ!分かっててやってるから腹立つ。
いや、まぁ……ある意味やり返されてるんだろうけどさ。
「マヤは分かっちゃった」
「
「なにが!?え、なにを!?」
「もう!3人とも漫才してたらレース始まっちゃったよ!」
「「「あ」」」
下らない事話してたらレース始まっちゃったよ。
これ僕が悪いの?……僕が悪いんだろうなぁ……。
「
「オグリがいつも通りで安心してるボクがいるよ……」
◆❖◇◇❖◆
エプソムCのレースが始まったけど、バクシンオーは圧倒的だった。
『2番!2番が先頭に飛び出して、後続が続いて行きます!速い、速すぎるぞ2番!!』
目測だけど初めのコーナーを抜けて、既に後続と5バ身離してるの凄くない?競走して貰ってた時より速いって言うか、単純に距離が短いからかも知れないけど初めから全速力出せてるの凄い。
蹄鉄を激重にして大体3日しか経ってないから、そんなに効果が出てるとは思って無かったけど、これはさすがに速過ぎるって言うか。
『先頭を譲らない、2番がそのまま最終コーナーを抜けて行く!変わらない!先頭は2番、後ろの娘達は差し替えせるのか!?残り400m!』
「……おい、バクシンの奴滅茶苦茶速くなってねぇか?アタシの目が可笑しくなってるのか?新人、ちょっと頬引っぱたかせてくれよ」
「自分にやって。でも確かにバクシンオーが滅茶苦茶速いのは分かる」
「実はバクシンオーちゃんって、夜とか早朝にこっそり自主練してるのマヤ知ってたんだよね〜」
「そうなの?……トレーニング足りなかったかな……」
「まぁ、ボクもちょっと物足りなく感じたりはするけど……」
限界の見極めが出来てないから、少し軽めにしてたけど、今回に限っては良い結果になってる。でもコレが、自主練が原因で怪我とかしちゃいそうで怖いな……トレーニング内容もう一回練り直そう。
そうこうしていたら、バクシンオーが目の前を通り過ぎていった。
それと同時に、背後から大きな歓声が湧き上がった。
気付かない内にゴールしたんだ、バクシンオーはかなり早くゴールバーを通過していて、2着との差は3バ身になっていた。短距離やマイルはその距離の短さから、差は開きにくい。皆初めから全速力で走り始めるから、差は開き辛いんだ。
「やりました!やりましたよーッ!」
「良くやったバクシンオー!帰りはトレーナーが晩飯奢ってくれるってよー!」
「言ってない!言ってないよ!でもおめでとうバクシンオー!」
聞こえてたんだと思う、苦笑いしながら、それでも力強く右腕を突き上げて笑っていた。
圧倒的速さ、コレは中々に観ていて胸が踊るもので、短いレースって言うほんの少し寂しい気持ちと合わさって、とても終わるのが名残惜しいレースになった。
コレがマイルなら、短距離はもっと速くなる。サクラバクシンオーなら、きっとスピードの向こう側へ行けそうだ。次のレースでも、先頭を駆け抜けるバクシンオーを見るのが今から楽しみになっていた。
「ご飯が食べれると聞いて」
「だから言ってないって!」
「ボクはね、カツ丼食べたいよトレーナー!」
「だから」
「マヤもカツ丼食べたくなってきちゃった♪」
「だか」
「しゃあ!新人の奢りでカツ丼食べに行くか!」
「「「おー!!」」」
「……ぼくの、僕の話を聞いてッ!」
悲しい事に未だに湧き上がる歓声で、僕の声は掻き消されてた。
悲しいね……尚この後言葉通りお財布がペタンコになるくらいカツ丼食べられました。
「……次のお給料まで500円……後何日あるんだよ……」
僕の視界は真っ暗になった。
そこ、レース描写手抜きとか言うな。
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