純情ハートとウマ娘(凍結)   作:ゲーミング

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 夏と言えば海、海と言えば水着、ウマ娘と言えば合宿。

 じゃあコミュ力よわよわ系新人トレーナーは?

 作者は体調が崩れる夏です()汗かいて倒れるし、寝起きは悪くて倒れるし、仕事中でさえ倒れかけるし。夏はヤバいっす。

 投稿遅れて申し訳ない。


第七十三話

 テイオーに言われた通り、楽しそうなトレーニングを考えていたけれど、上手く纏まらない。夏に行う遊びならいくらでも出て来るけれど、それをトレーニングと合わせるとどうしても重り系トレーニングになってくる。テイオーは多分ずっと重りを付けた状態のトレーニングは嫌だって事で言ってきたと思うから、何とかして脱重りをしたいけれど。

 

「……思い浮かばないぃいい……はぁ、そもそも重りを付けたトレーニングって本来なら足に……下半身への負担が凄いからトレーナー達の間でも新人はやらないって形を取ってるってスクールの先生が言ってたっけ……」

 

 少しの変化に気付くのが難しい初めの頃は、兎に角基礎をウマ娘と共に学ぶべし。それがスクールで1番口酸っぱく言われていた事だったけれど、ほんの少しの変化なら気付ける自信があったもんだから、色々段階をすっ飛ばして来たけど。ここに来て初心が出来てない事に気付かされた。少しの変化なんて、僕からしたらとんでもなく大きな変化で、歩き方や呼吸のリズムでも分かるんだ。かってに頭が覚えちゃうから。トレーナーになってからは色々助けられて……来たとも言えないか。

 

「……たづなさんに……いや、理事長……はもっとダメだ。考えなきゃ、思い出せ、思い出せ……」

 

 芝と砂浜何が違う?芝は海外に比べれば硬いけれど、柔らかい。後はなんだろう?水を含んだら重くなるのは同じだけど砂浜は元々蹄鉄を付けて走る様な物じゃ無いから、その分足への負担は大きい。そうなると激重蹄鉄を外した方が良いのかも。砂は水を含むと重く、硬くなるから普通の靴でやった方がいいとは思うけど蹄鉄を付けてない状態での疾走は余りさせたくない。どちらにせよ怪我の可能性は0じゃない事を考えれば蹄鉄を通常の物に替えて置くのが良いのかも知れない。そこまで考えて、ノートパソコンの文字を打つのを止めた。来客の合図が聞こえてきたから。

 

「……どーぞ」

 

「ん、私だ」

 

「オグリ……どうしたの?」

 

 やって来たのはオグリだった。前に来たゴルシと同じようにホカホカしてた。湯上りに僕の部屋に来るの禁止にしようかな……。明日の朝刊に乗らない為に思考を外に追い出して行く。

 

「立ちっぱなしは疲れるでしょ?座っていいんだよ?」

 

「……そうさせてもらおう」

 

 オグリの目の前に座布団を置いて、対面する形にしたけれど、唐突にオグリは僕の敷いた座布団を持って僕の隣に座布団を敷いた。なに、え?急に隣から甘い匂い……甘い!?

 

「オグリキャップさん?!」

 

「……?パソコンをやってても良いんだぞ?」

 

「いや、あ、な……近い……」

 

「気にするな。私も気にしていない」

 

「気になるよ!?」

 

「……それは私だからか?」

 

「いやそうじゃなくてさっ!」

 

 オグリだから気になるとか、そんなレベルの話じゃないよ。テイオーやバクシンオー、マヤノにゴルシだったとしてもいきなり隣に座られたら動悸がどーきどきしちゃうから!……動悸がどーきどき、ふふ。

 

「私は気にならない。パソコンに打っていたのは……明日のトレーニングか?」

 

「僕は……もう、良いや……そうだよ。テイオーが楽しいトレーニングがいいって言ってたからね。何をやるか考えてる所」

 

「どうりで。視線がまた弱く感じた訳だ」

 

「……そんなに気になるの?」

 

「正直トレーナーに見られてるのは気分が良い」

 

「……あっはい」

 

 真顔でそんな事言われると、色々困るんだけど。まぁ、いっか。まだ時間には余裕が有るし、コレが22時とかだったら寝なさいって言ったけど、まだ21だからね。許容範囲無いだ。

 隣から漂ってくる微かな香りと、湯上り特有の温かさがすごい、あの。凄いです……。

 

「トレーナー」

 

「……はひ」

 

「……大丈夫か?」

 

「ん、だーじょぶ。んん、大丈夫」

 

「それなら良いんだが。トレーニングなんだが、1度お休みして海水浴にしたらどうだろうか」

 

「……海水浴?」

 

「あぁ、水泳のトレーニングの際にまた海に入るのだろうが、トレーニングで入るのと遊びで海に入るのでは感覚が違うからな。夏合宿ももう10日が過ぎた。そろそろテイオーやマヤノ達にお休みという名のご褒美はどうだろうか」

 

「……海水浴かぁ」

 

 もう少ししたらトレーニング休みにしようとは思ってたけど、今か……新しいトレーニングも考え付いてないし、タイミングとしては良いのか。態々お風呂上がりに僕の部屋に来たのって、これ言う為だったりする?一応僕男の子だからあんまりやって欲しくないんだけど……恥ずかしいから。

 

「取り敢えず明日軽くトレーニングして、明後日のトレーニングはお休みにしようか」

 

「……そうか、トレーナーは」

 

「……?どういう事?」

 

「……トレーナーは休まないのか?私達と一緒に海水浴はしないのか?」

 

「んー、僕居て邪魔にならない?」

 

「邪魔になど成るものか。寧ろ楽しくなる」

 

「あ、うん、分かった。分かったから肩掴むのやめよ?痛いよ」

 

「……すまない、つい」

 

 オグリが僕の肩を掴んで力説するから、若干肩が痛い。でもそうか、海水浴で1度気分をリセットするのも……アリだな。オグリありがとう、やっぱりオグリが居てくれると色々助かるし、嬉しいよ。

 言葉で伝えるのが少し恥ずかしくて、でもどうしても伝えたくて。僕が起こした行動は——。

 

「……トレーナー?」

 

「……何時もありがとうね」

 

 オグリの頭を撫でて上げる事くらいだった。お風呂上がりのオグリの髪の毛は、とてもサラサラしていたって事だけ覚えておこう。

 じゃ顔が熱くなるのが分かったけれど、オグリは特に気にした様子も無く僕の部屋から出て行った。明日の朝刊やニュースに乗らない為にも、思考をリセットしなきゃ。良し、寝よう。

 

「……おやすみなさい」

 

 そうして僕の意識は沈んで行った。

 

 

 




 今回のエルとグラスのイベントもう終わった?作者まだ20万しか稼げてねぇよ……助けて。

新人トレーナーの妹ウマ娘予測アンケート

  • 1番人気ライスシャワー
  • 2番人気キタサンブラック
  • 同じく2番人気メジロドーベル
  • 大穴カレンチャン
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