純情ハートとウマ娘(凍結)   作:ゲーミング

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 もう12時投稿じゃなくて、22投稿になっとるやんけっ!!!
 12に間に合わなくなると22投稿になるのヤバい。更新頻度上げなきゃ……。


第七十四話

 オグリと話をした次の日予定通り軽めのトレーニングを行っていた。重り系は全て外して、オグリとバクシンオーは海岸沿いの潮水を吸った砂浜の連続ダッシュ1600mを無限耐久。1回やったら必ず5分の休憩を挟んませてるけど、大丈夫だよね?コレ軽めだよね?バクシンオーが毎回僕の所まで戻って来て倒れ込むから、膝枕して上げるんだけど5分経つとしっかり海岸沿いに戻って行く。あれ逆に疲れないのかな。

 残っているゴルシ、テイオー、マヤノのジュニア3人組は通常の蹄鉄を付けて道路——アスファルト——を走って貰ってる。僕は直々ジュニア組とクラシック組のトレーニングを交互に見ながらやってる。日が照ってる所為で汗が止まらない。それはみんなも同じで、というか僕よりも汗をかいてるからタオルやスポドリの補給を欠かさずに行わせてる。

 夏合宿が始まって既に1週間、そろそろ2週間が経ちそうな頃だった。ここら辺で1度トレーニングは休んでも良いと思ったから、今日はコレでトレーニングは終わりにしようと思う。明日はお楽しみの海水浴を予定してるし。

 

「……そろそろかな。しゅーごー!」

 

 僕が集合を掛けるとまず初めにオグリが駆け出してきた。いや速いな!?なんでその速さを砂浜ダッシュで出ないで今出すの!?その次はテイオーだった。さっきまでヘロヘロだったのになんだその速度は……。僕の集合でそんなに加速する!?

 

「トレーナー、例の件だな?」

 

「あ、うん、はい」

 

「ふぅ、ふー……例の件……って?」

 

「テイオーちゃん早すぎぃ……」

 

「おぉーい!誰か手伝ええええ!!」

 

「……なんだ?」

 

 突然海岸の方からゴルシの叫び声が聞こえて来た。何してんのあいつ……と言うかなんでテイオー達が居た場所から海岸沿いに移動してんの?ゴルシワープでもした?取り敢えず視界を海岸沿いに向けると、バクシンオーが倒れてた。……バクシンオーが、倒れて……?

 

バクシンオォオオオオ!!!?

 

「うるさっ!?」

 

「み、耳が……」

 

「トレーナーちゃんのそんな声初めて聞いた……」

 

「バクシンオー、待ってて!」

 

「トレーナーが行くよりボクが……って早!?」

 

 倒れてるなんて何があったの!?もしかしてこっちに来る時に転んだ!?だめ、ダメだよそれは、けが、怪我しちゃってるかも!?砂浜を踏み込み勢い良く飛び出して行く。1回転けそうになったけど、問題なくバクシンオーの元へ辿り着きゴルシと共にバクシンオーに肩を貸した。あれ、転んだウマ娘って肩貸して大丈夫だったっけ?

 

「バクシンオー!バクシンオォオ!!!どうした!大丈夫、大丈夫!?バクシンオー!バクシンオー!!しっかりしてバクシンオー!」

 

「お前うるせぇ!ちょっとは落ち着けよ!」

 

「バクシン、バク、バクシンオーが、たおれ、ころ、けバクシンオー!」

 

「……トレーナーさん」

 

「バクシンオー!?生きてる、いきて、生きてるぅ!?」

 

「勝手に殺さないでいただけますかトレーナーさんッ!」

 

「……アタシもう要らないんじゃねぇ」

 

「この状態のトレーナーさんだけ置いて行かないでください」

 

「……それどーゆう意味?」

 

「そういう意味です……はい」

 

 バクシンオーがちゃんと生きてる事を確認出来てちょっと冷静になって来た。いやそんな恐ろしい事は起きてないって思ってたけど、一瞬でも焦るとだめだね。脳ミソがまともに働かなくなる……。

 

「取り敢えず全員集合だな。んで、新人くんはなーにを言うんだぁ?」

 

「……まさか、重り付け直せとか……言わないよねぇ……?」

 

「テイオーは僕にどんなイメージ持ってるの……?」

 

「トレーナーちゃんは目の前に海があるのに、それには一切触らせないで重りを付けさせて砂浜とアスファルトの上を走らせるトレーナーって思われてるんだよ〜?」

 

「……あ、あながち間違ってない……」

 

「……よしよし」

 

 テイオー達の評価は本当に間違ってない。寧ろその程度ですんでるのって、テイオー達が優しいからだと思うんだよね。夏合宿なのに未だに海に触ってないのはまだ早いと思ってたのと、そもそもタイミングを掴もうと思っても初めての経験すぎてタイミングなんて分からないってのがあったし。オグリに頭を撫でられて情けなく感じた。

 

「新人」

 

「……うん、まぁ、今日まで良く頑張ったね……って事で」

 

「チーム解散ですか!?」

 

「バクシンオー!?え、なにそれホントなのトレーナー!」

 

「え?」

 

「トレーナーちゃん、何か不満があるなら言って欲しいの。マヤね、トレーナーちゃんの事分かってるつもりだけど、もしかしたら足りないかも知れないから……だから解散はヤダよ……」

 

「ちょっと」

 

「いやー、このチームも解散かー。早かったなー」

 

「わかってて言ってんだろゴールドシップゥ!」

 

「……取り敢えず、トレーナーの言葉を最後まで聞いて欲しい。大丈夫か?」

 

「……オグリが言うなら」

 

「オグリキャップさんなら」

 

「アイ・コピー♪」

 

「まぁオグリが言うんならなぁ」

 

「……なんだよこの扱いの差は……取り敢えず、今日のトレーニングはコレでお終いにするよ!後……明日はトレーニングをお休みして海水浴しよう!因みにチームは解散しません!僕が死ぬまでつきあ、付き合って貰います!」

 

 ……噛んだ、すっごく大事な部分で噛んじゃった。テイオーは苦笑してるし、マヤノは微笑んでるし、バクシンオーは……バクシンオー何その顔。どうして無表情なの?オグリに至ってはジッとガン見してくるし……ゴルシは腹抱えて砂浜の上で転げ回ってんな。お前は後で覚えてなさい……。

 

「……大事な部分を噛んだな」

 

「……オグリちょっと黙っててくれる?」

 

「………………」

 

「ごめん、やっぱり何か話してて」

 

「取り敢えず水着はどうする?」

 

「……学校指定のは持って来てるよね?あ……でも気分変えるなら……じゃあ今日は明日の海水浴の為に買い物にでも行こうか」

 

「なんにせよ……ヤッター!トレーニングおっやすみー!」

 

「トレーナーちゃんと海水浴!むふふー♪」

 

「重り付けての海水浴ですか?それとも海に入って走らされるんですか?トレーナーさん、どっちですか?」

 

「バクシンオー、帰って来いバクシンオー」

 

「じゃあ皆で買い物に行こうか!取り敢えず着替えようね!」

 

「「「おー!!!」」」

 

「この人誰でしょう?トレーナーがこんな事言う筈ないですもん」

 

「だぁめだこりゃ。バクシンオーの目が死んでやがる」

 

 僕は何も聞いてないし、何も知らない。バクシンオーの呟きも光のない瞳もなんにも知らないから。取り敢えず車動かす為に色々準備しよーっと。

 

「トレーナーさん、トレーナーさんはどこでしょう……」

 

「バクシンオー!気をしっかり持てっての!バクシンオー!バクシンオー!!」

 

「あぁ……お母様が見えます……」

 

「……なんか面倒になってきたな。アタシもあっちに合流しよーっと」

 

「ちょわ!?まって、待ってください!ごめんなさいちょっと巫山戯過ぎましたぁ!!だから置いて行かないでぇええ!」

 

 取り敢えずお金は理事長から貰った奴から10万程持って行けば足り……足りるよね……?

 遠くで聞こえるバクシンオーの悲鳴を知らん振りして僕は停めてあるクルマの元へと急いだのだった。




 次回、お買い物。

 水着の描写面倒くさそうだけど頑張るから、見捨てないでぇえ。
 明日は12時投稿したい。

新人トレーナーの妹ウマ娘予測アンケート

  • 1番人気ライスシャワー
  • 2番人気キタサンブラック
  • 同じく2番人気メジロドーベル
  • 大穴カレンチャン
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