純情ハートとウマ娘(凍結) 作:ゲーミング
隙あらば自分語り、隙を見せたのが悪い理論。
自分語り終わり!本編どーぞ。
尚今回のお話は大分作者の好みが入っている模様。
マヤノとの遊びと言うなのトレーニングっていうか、デートは無事に終了した。やった事と言えば2人でトゥインクルシリーズのGIレース等の実況を見たり、森の中を散策したり、2人で遊泳したり。ほんとうにこれだけ。でも実の所狙いは有った。実況を見たのは実際のレースは違うけれど、こう言ったコースの取り方が有るとか、後は単に僕の勉強だったり。2人で泳いだりしたけど、意外と僕は泳げないって事が分かった。知識はあったし子供の頃は1人で泳いでたから気にしてなかったんだけど、マヤノと2人で泳いだら全然動き違うの。マヤノはキレイなクロールなんだけど、僕はもがきみたいな感じ。いや、この話はよそう。自信が無くなってきた。
ついでに言うと女将さんが僕の部屋に訪ねてくるようになった。理由は分からないけど、監視なのかな。
「あーあー、トレーナーちゃんとのデートも終わっちゃったなぁ」
「1週間お疲れ様。次は……テイオーやる?」
マヤノとのマンツーマントレーニングも終わったし、次にやる相手を考えてみた。チーム全員が集まっている部屋の中を見回した結果として現場ならテイオーかバクシンオーの何方かだったから、部屋の隅でうつ伏せで
死んでるバクシンオーは流石に可哀想に思えた。ちゃんと休憩してるのかな?消去法でテイオーになっちゃったけど。取り敢えずテイオーの方を向いてテイオーと目を合わせた。
「ボク?」
「うん、テイオー。トウカイテイオーだよ」
「なんでフルネームで呼んだのか分かんないけど、まぁ。良いよ?トレーナーとデートすればいいの?」
「……デートしたいの?」
「……疑問文に疑問文で返すのは卑怯だと思うんだけど……」
「「…………」」
なぜだか気不味くなって2人で目を合わせながら無言が続く。なんでマンツーマントレーニングが=デートになってるの?マヤノとのトレーニングがデートって言ったのは単にそう言った方がモチベになると思ったからなんだけど……勘違いさせちゃってるのかな。それは訂正するとして、何この空気。
「なら私が」
「「
「……2人して悲鳴を上げる事は無いだろう?」
「ご、ごめんよオグリ、別にオグリだったから悲鳴を上げた訳じゃないから……ね?」
「突然話し掛けて来られたらビックリするよ……」
「トレーナーは許す。だがテイオー、お前は許さない」
「なんでさっ!?」
「来い、走るぞ」
「え!?まって、え?ほんとに行くの!?」
「お前は私と競走だ。追い込みをかけてやろう。覚悟しろ」
「ワケワカンナイヨォ!?」
そう言って2人は部屋から出て行ってしまった……何でこんな事になってんだろ。僕の所為じゃないよね?テイオーの悲鳴を聞きながら、今後どうしようかと悩んでいると、バクシンオーの介抱をしていたマヤノがこっちにやってきた。
「トレーナーちゃん」
「なに?どうかしたの?」
「バクシンオーちゃんと2人でトレーニングして上げて?バクシンオーちゃんちょっと疲れてるみたいだから、お願い」
「……疲れてるのにトレーニングさせるの?」
「も〜トレーニングじゃ伝わらないの?」
「あっ……うん、分かった。僕が出来る事は?」
「んー、取り敢えずバクシンオーちゃんの傍に居てあげる事と、1週間ゆっくりトレーニングして上げる事位じゃない?トレーナーちゃんならもっといい考えが浮かぶと思うし、マヤからはあんまり言わないよ♪」
そう言ってマヤノも出て行ってしまう。最後にウインクされて、やっぱりマヤノ可愛いとか思いつつ、倒れてるバクシンオーの傍へと寄っていく。取り敢えずバクシンオーをうつ伏せから仰向けに変えてあげて、枕代わりに座布団を使おうと思ったけど、色々考えて僕の膝を枕代わりにしてあげる。良く見るとバクシンオーは静かな寝息を立てていて、その顔を眺めながら今後やって行くトレーニングを考えたかったから。結局僕のエゴだね、流石僕。
「……あれ、そう言えばゴルシどうしたんだろ」
チーム全員が集まってると思ったけど、色々ちゃちゃ入れてくるゴルシが居ない事に今気付いた。探そうかと思ったけど、バクシンオーに膝枕しちゃったし、今更動いて起こすのも忍びない。まぁゴルシだから、いっか。バクシンオーの頭を撫でながら、今後のトレーニングを練って行った。
「……余っ程疲れてたんだろうね。この一週間、お疲れ様」
僕が見てなかったけれど、それでも自分のできることを最大限やって来たんだろう。そう思うと見てあげられなくて申し訳なくなるけど、同時にどうしようもなく嬉しく思った。
◆❖◇◇❖◆
新人の探し人ならぬ探しウマ娘はと言うと、旅館の中を何をする訳でもなく歩いていた。けれど目は動いていて、何かを探しているようだった。
「……お、いたいた」
「……あら、おはようございます、ゴールドシップさん」
「ドーモ。女将=サン、ゴールドシップです」
両手を合わせて直角90度に腰を曲げながら挨拶をするゴールドシップ。腰は曲げても視線は女将から外さなかった。ゴールドシップと女将の間には約五歩間が空いていた。
「どうかしました?また新人さんが甘えた事でも言い始めたんでしょうか」
「……いいや?単にアンタに用があっただけだよ」
「私に?ふむ、心当たりがありませんね」
「そうだろうなぁ、でもアタシにはあんだよ。取り敢えず……」
そう言ってゴールドシップは女将との間を詰める。先日あった際には無かった違和感を覚えた女将は数歩後ろに下がると、壁に背が当たった。そうして女将とゴールドシップの間は殆ど0になった。
「話、しようぜ?」
「っ!?」
壁に勢い良く手を出したゴールドシップ。その手は女将の直ぐ横に辿り着き大きな音を出した。その後女将が逃げ出さない様にする為か、女将の足の間にゴールドシップは片足を入れた。壁ドンと股ドンだ。
「……何がしたいんですか?まさかとは思いますが……」
「あんたアタシをなんだと思ってんだ!?違ぇよ、あんたとアタシが持ってる共通の話なんてさ……それこそ
「……で、なんでしょう?貴方はコレからトレーニングが有りますよね?私も仲居さんたちのお手伝いとして食事の準備があります。新人さんのお話を長々とするつもりは」
「あん?アタシもあんたと好き好んで長話なんてしねぇよ。単に……ウチのトレーナーに手ぇ出してんじゃねぇって話だよ」
ゴールドシップの目が細められた。女将は変わらず立っていたが、指先が若干震え始めていた。
「トレーナーからお前の匂いがすんだよ。毎日な?何か話してんのかと思って黙ってたけどよ、別に何も話して無さそうだったじゃねぇか。どういうことだよ」
「……監視してたんですね」
「いや?ゴルゴル星から定期的に出される信号をゴルシちゃんレーダーで受信してただけだけど?」
「はい?え、は?」
「いやだから」
「説明されても理解出来ないんですけど」
「理解力が足んねぇな」
「今ので理解できたらその人が頭可笑しいだけですからね!」
事実その通りである。
「ホントはもっと早くに話したかったんだよなぁ。感謝もしてんだけどさ、アタシは彼奴の弱い所とか他の奴よりずっと知ってっから。だからソレを治す為にもアタシは此処にいんだよ。それなのになんだテメェ、何勝手に人のトレーナーボロクソに言ってんだ?お前じゃトレーナーの、新人の抱えてるもんも分かんねぇ癖に、マヤノに言って見て貰って無かったら今頃彼奴は壊れてたと思うぜ?」
ゴールドシップは正しく新人を理解していたただ一人のウマ娘だった。悩みも知っていたし、心に負った傷や、その痛みも知っていた。何も知らなかった出会った当初からちょっかいを出していたし、それが功を奏して今の所新人の1番の理解者となっていた。
その為誰よりも早く新人のサポートをしていたし、何だかんだ居心地も良かった。故にソレを壊そうとした女将に対して、ゴールドシップは憤っていた。本来なら有り得ない話だったが、それ程ゴールドシップは新人の事を考えていたのだ。
「……別に?それは貴方が心配し過ぎてるだけですよ。事実成長したじゃ無いですか」
「……成長に見えてんのか、テメェ」
「えぇ。お陰で貴方達のトレーニングの質も上がったのでは?とは言え
「……はぁ、何言っても通じなさそうだな。たった一つだ。コレだけ覚えて行けよ……」
そう言ってゴールドシップは女将の耳元へ口を寄せ……。
「アタシのトレーナーだ。あんたが手を出して良い奴じゃねぇよ」
それだけ言い残してゴールドシップは立ち去って行った。その背中を呆然と見詰める女将だけがその場に残された。
「誰とでも仲良くなれるのは良いかも知んねぇけど、コッチとの時間が減るのはヤなんだよ。アイツには毎日会いに来てもらうし、構って貰わねぇと詰まんなくて堪んねー……ま、もう無理はしてないみたいだし、アタシもこれ以上気を使う必要も無さそうだけどな」
重苦しい話が終わった後は、いつも通り今日はどんな事をしてあの新人トレーナーで遊んでやろうか。そんな事ばかりゴールドシップは考えていたのだった。
何このゴールドシップ、イケメン過ぎるでしょ好き。
という訳で次回からはバクシンオーとのマンツーマントレーニングとなります。
正直新人くんの育成に関しては一足飛びで行いましたが、正直成功するか失敗するかは作者の気分でしたからね。
プロットつくって、後はダイスで決めてましたから()
んでアンケート凄いですね、めちゃくちゃ接戦じゃないですか。凄まじいわ。
新人トレーナーの妹ウマ娘予測アンケート
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1番人気ライスシャワー
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2番人気キタサンブラック
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同じく2番人気メジロドーベル
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大穴カレンチャン