純情ハートとウマ娘(凍結)   作:ゲーミング

90 / 128
 ゲリラ投稿じゃーい!


第八十三話

 無事にバクシンオーとの1週間も経過出来た。改めて思ったのはやっぱり皆仲が良いって事と、テイオーが日に日にやつれて来てるって事。後はバクシンオーが結構難しい頭してるって事くらいだった。いや、だってバクシンオー学級委員長って連呼しておきながら、勉強出来ないなんて思わないじゃん。算数は割り算とか出来なかったし、漢字……も惜しい間違えばっかりしてた。一画足りなかったり、逆に増えてたり。春はあけぼのも、春は眠くなりますね!てか言ってた。違うって言ったら、天皇賞も有りましたか!とか言ってたけど、そうじゃないんよ。バクシンオーだけ夏合宿って名のお勉強会にした方がいいかな……。ちょっと不安に思って皆の学力も調べてみた。取り敢えずバクシンオー以外平均点取れてた。マヤノやオグリ達は良いとして、ゴルシが1番点数良いのはビックリした。まぁ正解数だけならゴルシがトップだけど、彼奴名前の欄に【浮沈の黄金船】って書いてんだよね。0点だよバカ。なんでソレで丸つけてんのさ先生方。

 

「つっかれたぁあ……」

 

「お疲れ様テイオー」

 

「……トレーナー居たんだ」

 

「居ちゃダメだった?」

 

「……そうは言ってないもん」

 

「そっか」

 

 今日もオグリのトレーニングを受けていたのか、倒れ込みながら畳の上に寝っ転がるテイオーを見ながら僕も座った。何故か癖になった正座で。何もしない時間が過ぎて行く。バクシンオーとほのんびりゆったりトレーニングは終わっちゃったし、もう次に僕とトレーニングをやるウマ娘を決めなきゃいけないんだけど……あぁ、目の前に居たよ。

 

「という訳でテイオー、トレーニングやろっか」

 

「……どう言う訳か分かんないけどさ、今ボク倒れてるの知ってる?」

 

「仰向けで大の字に倒れ込んでるね。勇ましいと思う」

 

「……ダラしないの間違いだと思うよ?」

 

「分かってるなら辞めればいいのに……」

 

「だから!疲れてる!の!」

 

「倒れてるって言ってたけど、疲れてるとは言ってなかったよ」

 

「……ボクトレーナーキライ」

 

「嫌われちゃったか……んー、じゃあオグリとのトレーニングに切り替え」

 

「呼んだか?」

 

 名前を呼んだだけで何処からともなくやって来るオグリ。呼ばれるの知ってて待機でもしてたの?ずっとスタンバってたの?タオルとスポドリ持ってるから休憩しに来たんだろうけどさ。

 ふとテイオーを見ると、顔が青ざめてた。

 

「ウソウソウソ!ウソだよトレーナー!ボクねトレーナーの事だーいすき!だからお休みさせてよぉ!!」

 

「でも嫌いって言われちゃったしなー」

 

「そうか、テイオーはトレーナーの事が嫌いか」

 

「ジリジリ寄ってこないでよオグリキャップゥ!トレーナーもボク虐めて楽しい!?ねぇ!楽しいの!?オグリもだからね!」

 

 正直表情がコロコロ変わって面白いと思う。可愛いし。でもそんな事言ったらテイオーに怒られそうだし……オグリはどう思ってんだろ。

 

「…………」

 

「…………」

 

「……なんで2人して黙って見詰め合ってるの!?」

 

「「いや別に見詰め合ってるって言うか(ふむ、何と言おうか迷ってたと言うか)」」

 

「僕としては」

 

「そのままのテイオーでいて欲しいと思っている」

 

「どういう事!?ワケワカンナイヨォ!」

 

 そういう事だよ。最早聞き慣れたテイオーの悲鳴を聞きながら、オグリとまた目が合って2人して笑ってしまう。その事に対してまたテイオーが叫ぶんだ。それの繰り返しが続いた。

 

 

◆❖◇◇❖◆

 

 

「全く……ボクをなんだと思ってるのさ。2人してさー」

 

「……テイオーちゃん、それ話す為にマヤのとこに来たの?」

 

「ん?そだよ?」

 

「……そうなんだ」

 

 ボクの愚痴を聞いて貰う為に態々暑い炎天下の下でトレーニングをしていたマヤノに会いに来た。って言うかホントに暑いんだけど……ボク良くこんな炎天下の中頑張って走ったと思う。もっとトレーナーはボクを褒めるべき。褒めるべし!

 

「それでさ」

 

「なに?」

 

「マヤノのトレーニングって……何してんの?」

 

 目の前でスキップしてるマヤノのトレーニングが良く分からない。それに付いて行くのにボクも小走りになってるし。暑い中動いてるからよけーに暑いよ、もう。

 

「んーとね、足を上げるトレーニングかな?」

 

「……マヤノも分かって無いじゃん。トレーナーの指示?」

 

 激重蹄鉄だったり、重り重りのオンパレードトレーニングからかなり変わったけど、トレーナー何考えてんだろ。それに2人っきりでトレーニングって言ってたけど、マヤノもバクシンオーも休んでる様にしか見えなかったしさ。あ、でも筋トレとかはしてたからトレーニング……なのかな?トレーナーも一緒にやってたけど。

 

「トレーナーちゃんからは別に何も言われてないよ?」

 

「……何も?」

 

「うん、マヤのセンスに任せるーって♪」

 

 なにそれ、トレーナーとしての仕事放棄してるじゃん。はー、全く。トレーナーはボクが付いてないとトレーニングの指示も出せないんだね。しっかたないなぁ!今度はボクがお休みさせてもらおーっと。そう思ってマヤノにバイバイして、トレーナーが居るであろうボク達『流れ星』に割り当てられたミーティングルーム?見たいな部屋へと急いだ。

 それにしてもほんっっっとに暑いんだけど……。

 

「……多分テイオーちゃん勘違いしてるんだろうけど……ま、いっか☆面白そうだし♪」

 

 

 

◆❖◇◇❖◆

 

 

 

 オグリが横に居る。いや、別にそれだけなら別にいいんだけどさ。

 

「……オグリさん?」

 

「今更さん付けは止してくれ。むず痒くなる」

 

「……近くない?」

 

「そうか?」

 

 そうだよ、なんで横にピッタリくっ付いてるの。暑いし、トレーニング終わりのオグリの身体から発せられる熱気で僕も汗かいて来るじゃん。もー。別に良いけどね。取り敢えずオグリから発せられる熱気は後回しに、ノートパソコンに文字を打ち込む。

 

「何をしてるんだ?」

 

「ん、皆の目標リストをせーさくちゅーです」

 

「目標リスト……か」

 

「うん。マヤノはキラキラしててワクワクする様なウマ娘に。バクシンオーは中距離も長距離も走れるオールラウンダーなウマ娘。そしてテイオーは常勝無敗無敵の三冠ウマ娘だね。オグリは中央から故郷まで名が轟く程の人気ウマ娘だよね?」

 

「……そこは空白にしててくれ」

 

「え?もしかして夢が変わった?」

 

「いや、単にそれを目標にしたくないだけだ」

 

「……そっか、なら分かった。マンツーマントレーニングする時に聞かせてくれる?」

 

「……聞かせられるだろうか」

 

 目を伏せるオグリ。ついでに耳も垂れてる。なんだろうなー、何処かで見覚えがあるんだよね……なんだろ、どこだろ……あー。思い出した。妹だ、そう、妹が僕に構って貰えなくて拗ねてる時の表情そっくりなんだ。なるほどね、僕1人だけだけど理解した。そう言う時何してたっけ……特に何もしてなかったと思うけど、頭撫でて上げれば少しは直るかな?そう思いオグリの頭を撫でて上げる。そうすると耳が段々とピーン……と立って行った。

 

「……トレーナー、少し恥ずかしい」

 

「そう?僕は見てて楽しいよ」

 

「……わ、私で遊ばないでくれ……そういうのは、その、ゴールドシップだけで充分だ」

 

「……僕もしかしてゴルシと同じ分類にされた?」

 

「最近は……うん、そうだな。最近はトレーナーがゴルシとダブる時がある、気がする」

 

 それは心外だ、なんて思いながら、思えば家族の次に長く時間を過ごしたのはゴルシだったなと思う。そっか、僕ちょっとゴルシに似て来たのか……後でゴルシのノリに付いて行って見ようかな。皆がどんな反応するか楽しみだし。

 

「……なにしてんの2人は」

 

「ん、テイオーか」

 

「なに!してん!の!」

 

「……何を怒ってるんだ?」

 

「オグリはちょっと黙っててよ!ほら、トレーニングに行ってきてーッ!」

 

「お、おい、押すな……あ、トレーナー、行ってきます」

 

「……うん、行ってらっしゃい」

 

 そうしてオグリはテイオーに背を押されて出て行ってしまった。なんでそんなに怒ってるんだろ、取り敢えずノートパソコンの電源は落としておこう。これを見せるのはオグリとゴルシだけって決めてるし。あの2人は見たとしても別に何も思わないだろうし。いや別に隠す必要も無いんだけどね。

 

「ねぇトレーナー」

 

「なにテイオー」

 

「返事ははい!」

 

「……は、はい」

 

 なんだ、え?なんでそんなに怒ってるの?え?怒らせる様な事したっけ……?もしかしてさっき揶揄ったから?だとしたら謝らないと。

 

「テイオー」

 

「トレーナー!」

 

「はい!……ぇぇ」

 

「トレーナーは弛んでるよ!」

 

「……僕の身体そんなにヤバい?」

 

「ちっがう!そうじゃなくて!……オグリと2人でくっ付いたり、マヤノのトレーニングは指示しなかったり、テキトー過ぎる!」

 

「……うん?」

 

 何か勘違いしてない?僕別に好きでオグリとくっ付いてた訳じゃないし、マヤノってコレ!って言うトレーニングが無いから周りのトレーニングに混ざったり、マヤノ主軸に皆でやるトレーニングを考案していいよとは言ったけど、もしかしてダメだった?マヤノのセンスを磨く良いトレーニングだと思ったんだけど……。

 

「と、言う訳で」

 

「はいはい」

 

「……はいは1回」

 

「はーい」

 

「もうトレーナーってば……決めたよ、ボクは今決めた!」

 

「……なにを?」

 

「ボクはトレーナーを真っ当なトレーナーに育てて上げるよ!覚悟してよね!」

 

「……へ?」

 

「返事は」

 

「はい!……いや、えぇ……」

 

「ふふん、無敵のテイオー様のトレーナーだから、無敵のトレーナーになるんだよ女の子ですし楽しみだなー……えへへ」

 

 なんか楽しそうだし、まぁ……良いか。

 そうしてテイオーによる僕と言う新人トレーナー育成トレーニングが始まろうとしていた。

 

 今回のマンツーマントレーニングはテイオーに決めたっと。尚僕はそのトレーニングを真面目に受ける気は無い模様。




 良し、ゲリラ投稿成功!

新人トレーナーの妹ウマ娘予測アンケート

  • 1番人気ライスシャワー
  • 2番人気キタサンブラック
  • 同じく2番人気メジロドーベル
  • 大穴カレンチャン
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。