---ツバサ---
最近の日課のルーティンは、砂の除去を二日して、翌日はセーリュー市の観光という名の調査をしていく。俺のメイン作業は発掘だし。セーリュー市の悪意持ちを人知れず灰にしていくと。大部人口が減った気がする。悪意持ちの多い街だったのだろうか。
「ツバサ氏が魔王じゃないのか?」
などとサトゥーや伯斗に言われたり。悪意の掃除から分かったことは、この大陸には悪魔がいて、魔王の復活を狙っているってことだ。悪魔は撲滅の一手だな。見つけ次第、灰にしていく。と思ったのだが、悪魔は灰にならずに塩になっている。そう言えば、神の浄化の結果人間が塩化するとか言うラノベがあったけ。
手に入った塩は、シガ王国で売り払う。悪魔の塩化できた塩。口にするのをはばかれるし。それに、塩は伯斗の処から無限に貰えるし、困っていない。
マイルの名付けたリザ、ポチ、たまは、アイリス母の元で剣を鍛えられていた。と、いうかアイリス母が、伯斗の温泉旅館に長逗留していた。理由は悠による痩身術を学んでいるらしい。コゼットと共に…
◇
アルファ達の調べで、伯斗達のいる聖光国の聖都に悪魔によるテロが起きるらしいことが分かった。マイル、ユナ、ケーナに探査を任せ、俺、セイ、伯斗サトゥーで警戒をし、そして悪魔達を退治していく。悪魔との戦い、伯斗が聖属性でない為、苦戦しているが、底地からで完勝していた。ユーナは相変わらずのオーバーキルで、街を破壊していく。俺は街中に塩と灰を撒いていた。騎士達に見つかる前に退散だな。
◇
『以前、何者かにハッキングされて消されたコンテンツの「ソード・アンド・ソーサリス」の世界が臨界したようだ。黒幕は、この世界の本来の神を邪神に落とした精霊達らしい。神の間への侵入を試みているところだよ。ツバサは、あのゲーム世界が臨界した大陸へ向かってくれ』
と義父から指示が入った。サトゥーが召喚された世界が臨界したどさごさに紛れて臨界したのか、義父にもわからなかったらしい。
妖精系は質が悪い。無邪気な性質だが、悪意無き悪事を働く。こいつら、善悪の判断が出来ないのだ。楽しければ良いって種族である。
◇
俺は義父に強制転移され知らない森の中に移動させられた。ここが臨界した新たな大陸かな。向かってくれ、じゃなく、向かえだったようだ。
目の前にオッサンがいる。このアバターは…有名人じゃないのか?
「ここは何処ですか? 確か、僕は部屋でゲームを……」
「ここは異世界だよ、殲滅者の いや、ジョブは大賢者だったかな、ゼロス・マーリン君♪」
一番、魔王らしいヤツが召喚されていた。運営サイドではなく、最強最悪のプレイヤーのゼロス・マーリンこと廃人の大迫 聡を召喚したようだ。はぁ~
「って、異世界転生ですか?あれ?もしかして運営さんですか?」
「いや、開発者サイドだったが…俺は神野翼だ」
「あぁ、メインプロデューサーの。ここって、ゲームではない?」
「ゲームシステムを取り込んだ現実世界だよ。何をしていて、ここに?」
「イベントでラスボスの邪神を倒したら…
「なるほど、この世界の偽神質は、自分で倒せないからゲーム内イベントで本来の神を消したのか」
「はぁ?どういうことですか」
コレまでの経緯を説明した。
「じゃ、一緒に冒険しますか?」
廃ゲーマーは異世界召喚程度では驚かないようだ。ここをゲームの様な現実と受け止めているようだ。まぁ、コイツと俺ならば、ラスボスでも倒せそうだけど。
「じゃm一緒にこの大陸を探索する?」
「お願いします」
---ゼロス・マーリン---
この世界に来て一週間が経った。ツバサさんと一緒で、環境に慣れるのが早かった。異世界で一部の問題であるトイレ問題も、ツバサさんの携帯トイレにより何も問題はない。まさか、乾燥機能付きの洗浄便座設置の個室を亜空間収納して持ち歩いているとは。異世界の旅のプロはひと味違うな。
ツバサさんの戦闘力は高い。触れれば、どんな魔物も灰になっていくし。問題は、食料にする場合は、武器で倒して、解体しないといけないらしい。
リアルで解体っておもったが、解体スキルがあれば、亜空間に収納すれば、自動解体してくれるらしい。
「しかし、ここはどこだろうな」
「森の中ですよね?」
「いや、国の名前とかだよ」
森以外に見えない。マップにはファーフランの大深緑地と表示されているが…あっ、道らしいものが見えた。道にでると、マップに魔法王国ソリステアと国名が表示されたのだった。
「これで、国名が分かったな。転移で移動できそうだ。後は、街に行って冒険者ギルドに行って、大陸地図をリンクすれば、一緒にいなくても大丈夫だよ。ゼロスくんはゼロス君のやりたいように冒険していいから。困った時は呼んでくれれば、飛んで来るよ」
ツバサさんからは、当面の資金を貰った。この世界の共通通貨らしい。
「冒険者ギルドに行ったら、ウチに一度来るか?当面の必要の物を渡すよ」
「ありがとうごございます」