---セーラ・オーユゴック----
目が醒めると、お爺様、お父様、お母様の顔とミト様の顔があった。
「セーラ…よくもどってきてきれた」
お爺様に優しく抱き付かれた。
「ここは?」
「病院じゃよ」
病院?私は病気だったのか?
「1年くらい寝ていたのよ」
と、笑顔のミト様。
「再発の危険があるから、巫女職には戻れない」
戻れない?え、ぇぇぇぇ~
「今後は、教皇領で猊下の元で働くことになるのよ」
もう、神殿長にはお会い出来ないのだろうか?
「ここにいれば安全だから」
安全?何に対して?
---ツバサ---
最近は悪魔狩りをしている。悪魔を強奪で引き寄せ、お触りして塩にする簡単なお仕事である。トキオ共和国のある大陸では出来ない仕事である。あそこですると、魔王国の国民を引き寄せてしまう。魔王国の魔王を引き寄せたこともあった。あれは危なかったなあ。俺の尋常では無いオーラを見て泣き叫ぶ魔王陛下…龍王を呼んで宥めて貰った。
そんな魔王国の禁書庫で探していた書物を見つけた。アレクシアの件の答えである。
英雄・勇者の血筋の者の血液は肉塊の成長を促すとあった。もし、アレクシアの血が身食い者に輸血されると、ヤバい状況になるらしい。この事は、アレクシア、アイリス姉妹に報告をした。もしかすると王族の先祖は勇者なのかもしれない。ミトが建国したように、勇者達が健康したのかもしれない。
魔王化するのは女だけのようだ。男は魔王化しないらしい。そう言えば、肉塊になったのは女ばかりである。その辺りの理論は書かれていない。が、男の身食いは人間爆弾として利用すると書かれている。爆発する運命しかないのか、男だと…
調べ物を終え、森の館に戻ると、見かけない種族がいた。セイに話を訊くと、指名手配されていた吸血鬼の女を捕らえ、それを追っ手来た天使の女を捕らえて、巨乳の天使達にサトゥーがメロメロに…で、ミトは嫉妬を爆発させ、天使をボコボコにしたらしい。
これ、国際問題になるんじゃ。
「奴隷紋を描き込んでね」
って、ミトが俺に迫って来た。サトゥーにせがまれ天使を飼いたいらしい。奴隷にすれば、問題を隠滅出来るのか?ミトに押し切られ、吸血鬼1匹と、天使3羽を奴隷にした。紋はアンダーヘアの中に埋め込みましたよ。って、天使にもアンダーヘアがあるのね。
しかし、美人さんの天使の全裸を見たのに、そそる物が無いとは…なんか、損した気分である。今夜は、セイに添い寝をしてもらうか。
◇
サーバー問題、閃いた。そうだ、あぁいうのは都内には無かったはずだ。千葉県とか神奈川県とか沖縄県じゃ無いだろうか。この地下移籍って、都内しか無いのかなぁ。まだ、山の手線の内側すら補記起こせていない。新宿のデパート街まではいけたんふぁよね。中野を目指して貰うか。
「もしかて、大学のあった辺りを掘り起こすとか」
と、隼人。それは良い考えだな。有栖川を掘ったよな。246を目指せば、大学があるはずだ。A学院とか…
奴隷にした吸血鬼ルールーシー・ルーにアレクシアの血液の解析を命じ、天使のティア、グランマリア、クーデル、コローネにはサトーのお守りを任せた。ミトはセーラのお守りにしよう。
俺はベータと共に、オーユゴック公爵領の公都へ向かった。エチゴヤの支店を設置しに…本当ならサトゥーに行商人をしていもらうはずが、天使族を配下にしたものだから、連れ歩けない事態。あの国、亜人排斥と言うか、亜人は奴隷にしたがる風習があうので、羽を隠せに天使は連れ回せないことに…
公爵と交渉し、土地を手に入れ…あぁぁ、エルフもダメなのか…じゃ、駐在員はセーラとミトにアリサとアリサの妹のルルにするかな。孫娘なら、便宜をはかってくれるかな。
大都市であるあから、生活雑貨を中心にするか。後はスパイダーシルクのオーダーメイドドレスとか。
ティーナの実家の改修工事を終え、公共工事用のパーツを揃えないと、公都で公共事業を受けられない。生産が追いつかないのだった。
◇
久しぶりにゼロス君の家に行くと、あの教会のシスターと良い感じになっていた。いいなぁ、アレがへたれていないやつは…
「バイクのエンジンはできているよ」
「ゴムの代用になるか分からないけど、ジャイアントスネイクの皮はどうだろうか。タイヤ状に錬成してみたよ」
サンプルの蛇タイヤを出して見た。
「あぁ、良い感じですね。弾力もあり、耐久性も有りそうだけど、量産はどうなのかな?」
「肉が結構上手いよ。小骨が多いけど、強奪で抜けば問題は無い」
自転車のパーツを出し、二人で組上げていく。売れるといいなぁ。